JP2855038B2 - めっき用金属性原料の溶解方法および装置 - Google Patents

めっき用金属性原料の溶解方法および装置

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  • Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不溶性陽極を用いる電
気亜鉛めっき設備において消費される亜鉛等の金属イオ
ンをめっき液中に補給するためのめっき用金属性原料の
溶解方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、不溶性陽極を用いる電気亜鉛めっ
き設備において消費される亜鉛等の金属イオンをめっき
液中に補給するやり方としては、粒状の金属体あるいは
金属化合物をめっき液に溶解させることが行われる。溶
解性を主体として考えると、原料の粒径が小さいことが
望ましいのであるが、これらの原料の搬送時における取
扱い易さ、空気輸送が可能であること、スクリューコン
ベヤ、ホッパ等における目詰まり、こぼれ、切り出し、
移送の際の発塵等の起こり難さ等の観点からは粒径が大
きいことが好都合である。亜鉛イオンの場合を例にとる
と、搬送性の観点から、酸化亜鉛粉末の場合は粒径 300
μm 以上のもの、金属亜鉛粒の場合は粒径 1mm以上のも
のが原料として使用される場合が多い。しかし、こうし
たいわば粒径の大きいものは、めっき液に溶解する場合
に溶解速度が低いという問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、原料の搬送
性と溶解性をともに満足するようなめっき液原料の溶解
方法および装置を実現することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のめっき用金属原
料の溶解方法は、受入れる金属性原料(M)としては搬
送性にすぐれる粒径の大きいものを使用し、めっき液に
金属性原料(M)を溶解させる直前の段階で、粉砕手段
(3)により前記金属性原料の粒径を小さくすることを
特徴とする。
【0005】また、本発明のめっき用金属原料の溶解装
置は、消費される金属イオンをめっき液中に補給するた
めのめっき用金属性原料の溶解装置において、めっき液
に金属性原料を溶解させる溶解槽の直上部に、金属性原
料の粒径を小さくする粉砕機を設置したことを特徴とす
る。
【0006】
【作 用】本発明によれば、原料としては搬送性にすぐ
れた粒径の大きい状態のままのものを使用し、溶解直前
にこれを粉砕して微粉状態に変えることにより、溶解槽
における大きい溶解速度を実現することができる。
【0007】
【実施例】
実施例1 図1に本発明の第1の実施例の溶解装置を示す。1は原
料ホッパ、2は切り出し装置、3は粉砕手段、4は溶解
槽、5は攪拌機、6は循環タンク、7はラインタンク行
き配管、8はラインタンク戻り配管、9は液送ポンプ、
10は空気搬送車、11は原料受入れ配管、12は防塵のため
のバグフィルタ、Mは原料で、この実施例においては酸
化亜鉛粉末である。
【0008】この実施例におけるめっき液の組成は、硫
酸浴中に、亜鉛イオン 35 g/l を含有しpHは 1.7、
液温50℃である。空気搬送車10は、車上にコンプレッサ
を搭載し、タンク内の粉流物を地上の受入れ設備へ直接
空気輸送できる特殊ローリ車である。この空気搬送車10
に搭載された原料の酸化亜鉛粉末の平均粒径は 800μm
である。空気搬送車10の空気輸送設備を原料受入れ配管
11に結合し、原料の酸化亜鉛粉末を空気輸送により原料
ホッパ1に受入れた。
【0009】スクリューフィーダ等の切り出し装置2に
より適宜原料を切り出し、粉砕機3を経て平均粒径 100
μm程度にまで粉砕した原料を溶解槽4に投入し、攪拌
機5で攪拌しながらめっき液中に溶解させた。従来の粉
砕しないままの場合と比較すると、約30%の溶解速度の
向上が見られた。なお、溶解槽4の上澄み液は自然流下
により循環タンク6に流入し、ラインタンク行き配管
7、ラインタンク戻り配管8により図示しないラインタ
ンクとの間を循環し、また循環タンク4内のめっき液の
一部は原料溶解のため液送ポンプ9により溶解槽4に戻
される。
【0010】粉砕手段3としては、粗粒を細粒に粉砕す
ればよいので軽度の粉砕を行えればよく、かつ連続的に
処理できる種類のものであればいかなる粉砕機でもよい
が、例えばスクリュークラッシャ、インペラブレーカ、
ローラミル、ジェットクラッシャなどが適当である。粉
砕後の原料はただちに溶解槽へ投入されるから、粒径が
小さいことによる目詰まり、発塵等の問題は全く発生し
ない。
【0011】実施例2 本発明の第2の実施例における溶解装置を図2に示す。
装置の構成ならびにめっき液の組成は第1の実施例とほ
ぼ同様なので、共通する部分についての説明は省略する
が、この実施例においては亜鉛イオンの原料として金属
亜鉛粒を使用している。フレキシブルコンテナ等の袋詰
めされた原料金属亜鉛粒の平均粒径は 1mm以上ある。コ
ンテナ底部を開いて中の原料を原料ホッパ1に受入れ、
切り出し装置2により適量を粉砕手段3により平均粒径
300μm程度にまで粉砕した原料を溶解槽4に投入し、
めっき液中に溶解させる。この場合においても、溶解速
度は約30%の向上が認められた。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、搬送段階では粒径が大
きいままであるから搬送性がよく、発塵等の問題も発生
せず、溶解の直前に破砕するので溶解槽内では高い溶解
速度が得られるというすぐれた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す構成図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 原料ホッパ 2 切り出し装置 3 粉砕手段 4 溶解槽 5 攪拌機 6 循環タンク 7 ラインタンク行き配管 8 ラインタンク戻り配管 9 液送ポンプ 10 空気搬送車 11 原料受入れ配管 12 バグフィルタ M 原料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C25D 21/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消費される金属イオンをめっき液中に補
    給するためのめっき用金属性原料の溶解方法において、
    受入れる金属性原料(M)としては搬送性にすぐれる粒
    径の大きいものを使用し、めっき液に金属性原料(M)
    を溶解させる直前の段階で、粉砕手段(3)により前記
    金属性原料の粒径を小さくすることを特徴とするめっき
    用金属性原料の溶解方法。
  2. 【請求項2】 消費される金属イオンをめっき液中に補
    給するためのめっき用金属性原料の溶解装置において、
    めっき液に金属性原料(M)を溶解させる溶解槽(4)
    の直上部に、金属性原料の粒径を小さくする粉砕手段
    (3)を付設したことを特徴とするめっき用金属性原料
    の溶解装置。
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JP6767243B2 (ja) * 2016-02-10 2020-10-14 株式会社荏原製作所 めっき槽にめっき液を供給するための装置および方法、並びにめっきシステム
JP6932634B2 (ja) * 2017-12-28 2021-09-08 株式会社荏原製作所 粉体供給装置及びめっきシステム
JP6416435B1 (ja) * 2018-08-22 2018-10-31 株式会社荏原製作所 基板のめっきに使用される酸化銅固形物、該酸化銅固形物を製造する方法、およびめっき液をめっき槽まで供給するための装置

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