JPS5998193A - 水中における石炭の分散体およびその製法 - Google Patents

水中における石炭の分散体およびその製法

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JPS5998193A
JPS5998193A JP58184331A JP18433183A JPS5998193A JP S5998193 A JPS5998193 A JP S5998193A JP 58184331 A JP58184331 A JP 58184331A JP 18433183 A JP18433183 A JP 18433183A JP S5998193 A JPS5998193 A JP S5998193A
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  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 残油の代わシに燃料として水中または油中における石炭
の分散体を使用することは周知である。
このような分散体を使用する目的は、容易に輸送でき且
つ燃焼のために噴霧化できる液体燃料としての石炭の経
済性および入手可能性を利用することである。もちろん
、この目的は燃料油の代替にあるので、このような分散
体が重大な燃料価値を低下させないように充分な石炭で
充填されているならば、水中における石炭の分散体は特
に有益なものである。
石炭の分散体は静止時に沈降し、沈殿物を生じ易く、こ
のような分散体を収納している貯蔵タンクの底部に粒状
石炭が沈降し、このためタンクから抜出す時に分散体は
不均一となる。このような不均一な分散体は効果的に燃
焼させることが困難である。なぜならば燃料価値は分散
体の容量中に存在する粒状石炭の量によって変化するか
らである。従って、石炭の分散体は沈降の問題を避ける
ために連続的に攪拌され、または使用する直前に製造さ
れる。これらの両方の方法は完全には満足なものではす
く、実際沈降した石炭をかなりの労力なしに再分散させ
ることは時々不可能なことがある。
石炭の分散を安定化させるだめに、且つ多量の機械的エ
ネルギーを消費せずに石炭を再分散させるために、種々
の方法が利用されてきた。例えば、より微細に粉砕され
た石炭はより粗大な石炭よりも分散し易いというけ公知
であり、壕だ一度そのように微細に粉砕された石炭が分
散されると、沈降しにくいということも公知である。従
って、石炭の分散を安定化させる1つの方法は、石炭を
非常に微細な平均ね度まで粉砕することであった。
激しい粉砕操作には非常に大量の機械的エネルギーを必
要とし、従って残油または燃料油の代わシに石炭分散体
を使用する経済的利点がある程度減少される。即ち、ボ
イラーおよび他の燃焼手段において燃料油の代わりに石
炭の分散体を使用することが望ましい主な理由は、石炭
が燃料油より経済的であシ且つ広範囲に人手できるエネ
ルギー源であるということである。それ故、石炭をより
微細に粉砕するだめにエネルギーを要求する工程は、前
記の趣旨と矛盾している。
また、石炭分散体の粘度を増加させることは沈降を防ぐ
ということも公知である。しかしながら、粘度の高い分
散体は取扱いおよび燃焼が困難である。即ち、成る粘度
以上では貯蔵容器と燃焼設備との間で石炭分散体を輸送
することは困難であり、このことは周知である。さらに
、効果的に燃焼させるためには、燃焼領域における完全
な噴霧化が要求される。高い粘度はこのような噴霧化を
妨げるものである。従って、高い粘度の石炭分散体は沈
降を防ぐけれども、このように高い粘度によって引起さ
れる問題は前記の利益より大きなものである。
前記問題点を解決するために、さまざまな研究者達が添
加剤の使用を提案している。例えば、米国特許第4,1
01,293号のクラウス(Krause)等は、不飽
和脂肪酸および脂環式カルボン酸の混合物をアルカリ金
属の水酸化物またはアミンと反応させることにより製造
される安定剤を混入させることによって、燃料油中にお
ける石炭の分散体の貯蔵性を安定化することについて教
示している。このような特許において教示されている分
散体は、本発明の水中における石炭の分散体と異なり、
すべて油連続分散体であり、且つ前記特許の分散体には
50重量%以下の石炭が充填されている。さらに、後記
から明らかなように、(アルカリ金属の水酸化物および
アミンのそれぞれからの)アルカリ金属または窒素部分
の混入は、灰分の取扱いおよび汚染の観点から望ましい
ことではない。
米国特許第4,130,400号のマイヤー(Maye
r)は、汚染および灰分取扱いの問題を引起こす添加剤
の使用を避け、アルキルスチレンの共重合体から成る添
加剤を使用している。しかしながら、このような添加剤
は水中における石炭の分散体を安定化する場合には有効
ではない。なぜならばその添加剤は水に不溶だからであ
る。実際、特許権者が述べているように、この発明の目
的の1つは開示された分散体に水が混入することを避け
る仁とである。
米国特許第4,330,301号のヤマム、l (Ya
man+ura)等は、スルホン化多核分散剤が水中に
石炭を分散させる場合に有用であるということを開示し
ている。また、これらの特許権者によって教示されてい
るように、イオウ部分およびナトリウム、カルシウム、
アンモニウム塩中和剤の利用は汚染および灰分処理の点
から望ましくない。
米国特許第4,242,098号のブラウン(srau
n)等は。
水性石炭スラリーに少量の水溶性ポリマーを加えること
により、石炭を78係マで含有する移動スラリーが生成
できることを教示している。使用可能な水溶性ポリマー
としては、ポリ(酸化エチレン)、部分的に加水分解し
たポリ(アクリルアミド)、ヒドロキシエチルセルロー
ス、i四窒素!換セルロースエーテル、キサンタンガム
、ヒドロキシプロピルグアーガム、およびカルボキシメ
チルヒドロキシプロビルグアーガムがある。この特許は
連続的に攪拌されている分散体の状態で石炭を輸送する
ことにのみ関係しておシ、多成分添加物を使用し貯蔵安
定性のある、燃焼の容易な、さらに輸送し易い水中にお
ける石炭の分散体を提供することについては考慮してい
ない。
最後に、米国特許第4,304,573号のバーゲス(
Bur−gess)は、従来のものと異なる石炭分散体
製造技術を指摘している。この指摘された方法では、石
炭の表面上におけるモノマーのグラフト重合が要求され
、その表面を疎水性および親油性にする。
このような方法は本発明の工程では意図されていないも
のである。
本発明は、次の多成分添加剤: (a)  水溶性非イオン性湿泗剤、 (b)  水溶性低分子量ポリマー、および(0)水溶
性中間分子量〜高分子量ポリマーを含む水溶液中に分散
された粒状石炭から成る水中における石炭の分散体を提
供する。
好ましい具体例の場合、水中における石炭の分散体は、
水溶液中に分散された約60〜約80tiチの粒状石炭
を含んでいる。
好ましくけ、前記水溶液は、この水溶液に可溶な次の多
成分添加剤を含んでいる: (2L)  アルキルラジカル置換フェノールとエポキ
シドとの反応生成物から成る約0.1〜約2゜5重量−
の水溶性非イオン性湿潤剤(置換フェノールの前記アル
キルラジカルは約8〜約12個の炭素原子を有し、前記
エポキシドは酸化エチレン、酸化プロピレンまたはこれ
らの混合物であシ、且つ前記反応生成物は約10〜約1
9のHLBを有する);(b)  次の一般式 %式% (式においてRは独立し水素またはメチルであυ、Xは
約400〜約1200の分子量を有するポリマーを生成
するように選ばれた整数である)によって表されるポリ
オールから成る約0.01〜約0.3重量%の水溶性低
分子量ポリマー;および(、)  エトキシル化セルロ
ース、フロポキシル化セルロース、アクリル酸ポリマー
、澱粉、キサンタンガム、グアーガム、ポリビニルアル
コールおよびその混合物から選ばれる約0.01〜約0
.4重量%の水溶性中間分子量〜高分子量ポリマー。
好ましい具体例の場合、水中における石炭の分散体は次
の段階から成る新規な方法によって製造される: (−)  (+)水溶性非イオン性湿崗剤と低分子量ポ
リマーから成る水溶液; (II)約6〜15μmの重
量平均粒度を有する第1部分の粒状石炭から成る水中に
おける石炭の第1分散体:および(11+1)約35〜
約75μmの重量平均粒度な有する第2部分の粒状石炭
を混合して、水中における石炭の第2分散体(この第2
分散体は約10〜約33重量%の前記第1部分の粒状石
炭を含む)を生成し: (b)  水溶性中間分子量〜高分子量ポリマーを含む
水溶液を前記第2分散体と混合して、水中における石炭
の第3分散体を生成すること(この第3分散体はポンプ
輸送およびバーナーノズルにおける噴霧化に望ましい粘
度を有し、且つ長時間にわたって沈降せず、また充填し
易い状態を保持するものである)。
さらに好ましくは、水中における石炭の前記第2分散体
は2つの部分に分けられ(第1部分は前記第2分散体の
約10〜約33重量%の石炭を含んでいる)、この第1
部分は粉砕機にかけられ、その中に分散している粒状石
炭を約6〜約15絹の重量平均粒度まで粉砕し、且つこ
の粉砕された分散体が前記第1分散体として作用させる
ために再循還される。水中圧おける石炭の前記第2分散
体の残分け、水溶性中間分子量〜高分子量ポリマーの水
溶液と混合された後、生成物として回収される。
本発明はさらに添付図面に従って説明され且つ開示され
る。
本発明による水中における石炭の分散体の製造は、第1
図に表された方法で好都合に行われる。
直径が75x(3インチ)より通常小さな粒子を有する
石炭11は、例えばトラック12のような手段によって
供給ホンパー13に運ばれる。この供給ホッパーは石炭
をコンベヤベルト14に送るために使用され、またこの
コンベヤベルトは石炭をクラッシャー15に運ぶ。この
クラッシャーにおいて、石炭は通常直径が1(h+m 
(3/8インチ)より小さな粒度に破砕される。破砕さ
れた石炭はクランシャー15から搬送手段、例えばコン
ベヤベルト16に送られる。ここにおいて、石炭は磁石
分離器17の磁界と接融しながら通過される。この磁石
分離器は混入鉄を除去するために利用されるものでおる
。付加的な磁石分離器18はコンベヤ14に利用するこ
とができ、破砕に先立って鉄を除去する。
粒状の鉄が除去された破砕状の石炭は計量され、微粉砕
機19に送られる。この微粉砕機はボールミルまたはロ
ールミルまたは多数の周知の微粉砕機のいずれかのもの
であり、この微粉砕機において石炭は約75fim〜3
5μmの重量平均粒度まで粉砕される。微粉砕機19に
おけるそのような粉砕は不活性ガスの存在の下で行われ
る。例えば、空気と燃料が不活性ガス発生器21に送ら
れ、ここで燃料は燃焼され、二酸化炭素と水から成る気
体生成物を生じる。この気体生成物は発生器に供給され
た過剰の酸素および未燃焼の皇素を一緒になって搬送す
る。発生器21の不活性ガス生成物は、圧縮機20を経
て微粉砕機19に供給され、石炭と共に供給された空気
および他のものからの空気を希釈するために使用される
。これによシ微粉砕機19における酸素濃度は、新たに
粉砕された石炭を急速に、または爆発的に酸化しない程
度に設定される。
粉砕された石炭は微粉砕機19からサイクロン22に送
られ、ここで微細物質はバッグハウス23のような微細
粒子収集装置にオーバーヘッドとして搬送される。バッ
グハウス23からの底流は廃棄される。バッグハウス2
3からの溢流は、石炭を微粉砕機19からサイクロン2
2に搬送するために利用した空気および不活性ガスを含
む殆んど粒子のない気体流であり、この気体流は圧縮機
24を経て石炭微粉砕機19に再循環される。サイクロ
ン22からの底流は貯蔵用石炭箱25に送られる。
約75pm〜約35μmの重量平均粒度を有する石炭箱
25からの石炭は、秤量供給装置26のような秤量域に
送られ、ここで本発明の分散体を製造するのに望ましい
石炭の量が計量され第1ミキサー27に送られる。この
第1ミキサー27には混合手段28および加熱/冷却手
段28aが取付けられている。水は2イン27bを通っ
て第1ミキサー27に供給される。さらに、一連の添加
剤タンク30a 、 30bおよび30cが設けられて
おり、これらのうちタンク30aおよび30bは第1ミ
キサー27と連絡している。添加剤タンク30aにおい
ては前記湿潤剤の溶液が生成され且つ溶液を作るだめの
水と共に保持されている。前記湿潤剤の溶液はポンプ3
0’aによって第1ミキザー27に送られる。例えば、
好ましいエトキシル化アルキルフェノールの7吋水溶液
が添加剤タンク30a内で生成され、且つ石炭分散体を
作るだめに、ミキサー27に送られる。
同様に、添加剤夕/り30bにおいては、ポリプロピレ
ングリコールな水と混合し、10重量係の低分子量ポリ
マーを含む溶液を生成することによυ低分子量の水溶性
ポリマー溶液が作られ且つ保持される。この溶液はポン
プ30′bによりミキサー27に送られる。また、第1
ミキサー27には、下記のような微細粉砕機31から戻
される微細な粉砕状石炭の水性スラリーが加えられる。
秤量供給装置26からの計量された石炭、ライン27b
を通過してきた水、添加剤タンク30aおよび30bか
らの添加物および微細粉砕機31からの微細な粉砕状石
炭のスラリーは、ミキサー27の中で混合され、約70
重t&%の石炭を含む混合物を生成する。前記原料は均
一な分散体を得るのに充分な時間ミキサー2フ内に保持
される。第1ミキサー27からの分散体は、ライン27
aおよびポンプ39を通過し、流れ分割装置40によっ
て2つの流れに分割され、これら2″:)の流れはライ
ン27′aおよび27′aをそれぞれ通過する。ライン
27′aはこれらの流れの1つを微細粉砕機31に供給
する。
水および湿憫剤並びに低分子量の水溶性ポリマーのよう
な追加の添加剤は、ライン27′aを経て微細粉砕機3
1に導入される流れに、ライン31aを通過する溶液と
して加えられる。好ましくは、流れ分割装置40におけ
る流れの分割は、ライン27a内を流れる水中における
石炭の分散体のうち10〜33重量%が微細粉砕機31
に送られ、残シがライン27′aを経て下記の状態調節
ミキサー32に送られる。
微細粉砕機31において、石炭の粒度は6μm〜15μ
mの範囲内の平均粒度までさらに減少される。
約50重量%の微細粉砕石炭から成る微細粉砕機31か
らの分散体即ち流出物は、ライン31bによって第1ミ
キサー27に戻され、ここでミキサー27内で形成され
たスラリーと混合される。微細粉砕機31からの流出物
を第1ミキサー27内のスラリーと混合する目的は、非
常に小さな粒度を有する少址の粒子を秤量供給装置26
からミキサー27に誘導された大きな粒子の石炭と混合
させるためである。一般に、ライン27′aを経て状態
調節ミキサー32に供給される第1ミキサー27からの
流出液は、石炭部分が微細粉砕機31を通過する石炭の
約25重i%であるスラリーから成るように、計量が行
われる。例えば、重量平均粒径6μm〜15μmの石炭
を約17.5重量%および重量平均粒径35μm〜75
頭の石炭を52.5重量%含有するスラリーが状態調節
ミキサー32に供給される。この状態調節ミキサーには
混合手段33および加熱/冷却手段33aが取付けられ
ている。
添加剤タンク300では、ヒドロキシエチルセルロース
のような水溶性中間分子量〜高分子量ポリマーの水溶液
が生成される。この溶液(以下「添加剤C」と訂う)は
約1重ft%の前記ポリマーを含んでいる。
状態調節ミキサ・−32はポンプ手段30′Oおよびラ
イン30′Cを介して添加剤タンク300と連絡してい
る。あるいは、添加剤Cの水溶液は、状態調節ミキサー
32に到達する前にインラインミキサー38内において
ライン27′aを通過している石炭分散体と混合される
。ここで注意すべき重要なことは、中間分子量〜高分子
量のポリマーが石炭分散体における添加剤Cの完全な分
散を妨げる、ということである。従って、添加剤タンク
30cからの溶液を直接ミキサー32に供給するよりイ
ンラインミキサー38を経由する態様の方が好ましい。
また、前記中間分子量〜高分子量のポリマーは微細粉砕
機31を経由しない添加剤Cから生成されなければなら
ない。なぜならば添加剤Cが微細粉砕機を通過するなら
ば、添加剤Cの分子量は@細粉砕売件により低下されて
しまうからである。
25℃において約1000〜6000センチポアズの粘
度(通常のパイプ流剪断速度において、例えばB型粘度
計またはハーク(Haake )粘度計を使用して測定
)、25℃において1.20〜1.28の比重および3
0日以上の沈降安定性を有するスラリーを得るまで、状
態調節ミキサー32において混合が続けられる。
好ましいスラリーは、グイラタントスラリーとは異なり
、剪断減粘性、即ち疑似塑性および/壕だけチキソトロ
ープである。
このスラリーは流体連通手段32′aを経由して貯蔵タ
ンク34に送られる。この貯蔵タンクには混合手段35
が取付けられておシ、スラリーを分散状態のまま保持す
る。しかしながら、本発明の分散体はそのような混合手
段を必ずしも必要としない。なぜならばそれは沈降に対
して安定であるからでちる。タンク34内に蓄えられて
いる水中における石炭の分散体は出口手段36を通過し
、燃料として利用される。
別な態様として、第2図に示されているように、第1ミ
キサー27からの分散体は流れ分割装置40′により前
記の好ましい割合に分割され、且つミキサー32を通過
する流れは、このミキサー32を通過する前にインライ
ンミキサー39′において添加剤Cの溶液と混合される
。第2図の別な態様は、また分子量を減少させることな
しに、石炭分散体中に添加剤Cを確実に分散させる方法
として好ましいものである。
前記ミキサーおよびタンクのそれぞれは、この技術分野
において公知のものであシ、例えばタービンミキサー等
が使用できる。望ましい流体連通手段、タンク、ミキサ
ー等の製造方法および材料は、この技術分野において周
知のものであるので、ここでは割愛する。
得られた水中における石炭の分散体は、6000センチ
ポアズ以下の粘度を有し且つ疑似塑性および/またはチ
キントロープであり、このことはポンプ輸送およびバー
ナーノズルにおける噴務を可能にする。また、このよう
な分散体は、長期間、例えば30℃以下の温度で蓄えら
れる時、30日以上の間、沈降および硬化バンキングを
防ぐことができる。
本発明は新規な非イオン性3成分添加剤を利用しており
、この3成分添加剤はナトリウム、カリウム、カルシウ
ムおよびアンモニウムイオンを含んでいないものである
。これらイオンは燃焼中に石炭の灰分特性により有害な
物質となり灰分燃焼生成物をより多くスラグとなし、よ
シ多く汚染しおよび/まだは自然においてよシ腐食し易
いものにする可能性のあるものである。これらの塩の部
分は灰分をより多く生成させる。なぜならばこのような
塩は通常灰分の成分として作用するからである。さらに
、窒素成分が不存在であるということは、周囲の影響を
あまシ受けない石炭分散体を製造することができる。
3成分添加剤は水中における石炭の最終分散体の性能特
性を独自に調節することができる。湿潤剤、即ち非イオ
ン性表面活性剤は主に剪断のあらゆる速度において且つ
中間的な、および長い時間の剪断の場合、ポンプ輸送に
影響を及はすものである。低分子量水溶性ポリマーは沈
殿物を容易に再分散させるために作用し、且つ長期間の
ポンプ輸送中における流動性の低下を防止するものであ
る。中間分子量〜高分子量水溶性ポリマーは粒状石炭を
網状構造の状態に接着させるように作用し、低速度の剪
断時における安定性を確実にするが、中間的速度および
高速度の剪断時、並びに中間的期間および長期間の剪断
時におけるポンプ輸送能力については、効果が比較的小
さい。さらに、湿旧剤と低分子量水溶性ポリマーとの組
合わせは剪断低下を防止し、従って第1ミキサー27お
よび/または微細粉砕機31において使用できる。これ
に対して、中間分子量〜高分子量水溶性ポリマーは剪断
に対して抵抗力が低い。従って、このポリマーは、剪断
の速度および時間が前記高分子量ポリマーの分子量を低
下させるには不充分である状態調節ミキサー32に加え
られる。
種々の割合で種々の大きさの細かい粉砕物および粗大な
粉砕物を混合することにより生成される粒状石炭の粒度
分布を制御することによって、前記分散体の安定性およ
び充填量がさらに増加できる。数細な粒状石炭は粗大な
粒状石炭間の空間域に混入するので、充填量を増加する
ことができる。
さらに、微細な粒状石炭は、大きな石炭粒子の通路に注
油することにより大きな粒状石炭の移動度を増加するこ
とができる。
次に本発明の好ましい具体例が例示される。
実施例 1 68重量%の石炭を有する石炭と水の分ル゛体が前記の
方法により生成される。微細粒状石炭に対する粗大石炭
の重量比は3:1である。粗大石炭の重量平均粒度は4
5711+1であり、微細石炭の重量平均粒度は8μ風
である。乾燥粗大石炭の51部は、(1)微細石炭の5
0チスラリーの34部、(11) 40モルの酸化エチ
レンを有する70重量%のノニルフェノールエトキシレ
ートを含む水溶液の1部、(till)約400の分子
量を有する10重量%のポリプロピレングリコールの水
溶液の一部、およびGV)追加の水の8部と混合される
。得られたスラリーは第1ミキサー27のような混合タ
ンクまたは他のミキサー内で混合され、次に状態調節ミ
キサー32のような混合タンクまたは他のミキサーに送
られ、ここで25℃で約5000 opの粘度を有する
2重M%のヒドロキシエチルセルロースの水溶液の5部
が、攪拌しながらスラリーに加えられる。ポリシロキサ
ン、例えばポリジメチルシロキサンのような脱泡剤、即
ち消泡剤が第1ミキサーにさらに加えられる。1.2−
ベンゾイソチアゾリン−3−オンのような殺生剤が約0
.1重量係の負でこのような分散体に加えられる。
得られた水中における石炭の分散体は次の特徴を有して
いる。B型粘度計またはハーク粘度計を使用して測定し
た分散体の粘度は、25℃において且つ100(秒)の
剪断速度で1200〜1800センチポアズである。分
散体は剪断速度の増加と共に且つ剪断時間の増加と共に
粘度が減少する。即ち、分散体は、剪断速度が増加する
につれて増粘する一般的なダイラント分散体とは異なシ
、疑似塑性およびチキソトロープである。粘度は25℃
よシ充分低い温度および充分高い温度で増加するが、分
散体は1〜60℃の間でポンプ輸送が可能である。
分散体の比重は25℃で1.25である。分散体は、2
5℃で攪拌しない状態で実験室において保存された時。
最低90日間沈降せず安定であった。これらの条件の下
で前記期間を越え少なくとも120日の間に生成された
沈殿物は、容易に再分散する。分散体は、長時間(2時
間以上)の高速剪断の後においても流体のままであシ、
沈降しない。分散体は凍結および融解を多数回繰返しだ
後においても殆んど変らぬ流動性を有する。この構成か
ら得られた分散体は、適格な態様に従って操作される試
験炉において好適に噴霧し且つ燃焼する。この分散体は
、このような試験炉において適切な燃焼条件の下で高い
燃焼効率(99チ炭素完全燃焼)および溝足な燃焼安定
性を示す。
実施例 2 比較のために、他の水中における石炭分散体が前記分散
体と同様な方法で生成される。ただしこの場合、充填率
は45μmの重量平均粒度な有する単一粉砕石炭の65
重量%である。消泡剤は分散体に対して0.05 %の
量で加えられる。粘度は100(秒) の剪断速度で1
800〜2100センチポアズである。しかしながら、
微細石炭が不存在のだめに、室温における貯蔵安定性は
約60日にすぎない。
2つの試料の安定性は、直径が少なくとも10cmのび
んに保持された非攪拌試料において石炭が底部に堆積す
る傾向を観察することにより測定された。
安定な期間とは、石炭の2重量%が沈殿するまでの期間
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従って水中に詮ける石炭の分散体を製
造する概略系統図であり;および第2図は第1図の方法
に組込まれた別の配列の概略図である。 11・・・石炭、19・・・微粉砕機、27・・・、第
1ミキザー、30a、30b、30cm添加剤タンク、
31・・・微細粉砕機、32・・・状態調節ミキサー、
38・・・インラインミキサー、40・・・流れ分割装
置。 ほか1名 手続補正書(方式) 昭和58年12月27日 昭和58年特許願第184331号 2、発明の名称 水中における石炭の分散体およびその製法3、 補正を
する者 事件との関係 出願人 4、代理人 住所 東京都港区南青山−丁目1番1号ム、 補正命令
の日付(自発)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)次の多成分添加剤: (a)  水溶性非イオン性湿問剤、 (b)  水溶性低分子量ポリマー、および(c)  
    水溶性中間分子量〜高分子量ポリマーを含む水溶液中に
    分散された粒状石炭から成る水中における石炭の分散体
    。 (2)石炭が約60〜約80重8%の割合で含まれるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の分散体。 (3)前記石炭の粒度分布は、大部分の前記粒状石炭が
    約75μm〜約35μmの平均粒度を有し、わずかな前
    記粒状石炭が約6pm〜約15μmの平均粒度を有する
    ように制御されていることを特徴とする特許請求の範囲
    第2項記載の分散体。 (4)前記わずかな粒状石炭に対する前記大部分の粒状
    石炭の割合が、重量で約2:1〜約10=1の範囲内に
    あることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の分散
    体。 (5)前記水溶性非イオン性湿潤剤はアルキルラジカル
    置換フェノールとエポキシドとの反応生成物であり、こ
    の置換フェノールのアルキルラジカルは約8〜約12個
    の炭素原子を有し、前記エポキシドは酸化エチレン、酸
    化プロピレンまたはこれらの混合物であり、且つ前記反
    応生成物は約10〜約19のHLBを有することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項から第4項のいずれかに記
    載の分散体。 (6)前記水溶性非イオン性湿潤剤は、ノニルフェノー
    ルの1モル当シ約40モルの酸化エチレンかう成るノニ
    ルフェノールの酸化エチレンアダクツまたはオクチルフ
    ェノールの1モル当シ約9モルの酸化エチレンから成る
    オクチルフェノールの酸化エチレンアダクツであること
    を特徴とする特許請求の範囲第5項記載の分散体。 (力 前記水溶性低分子量ポリマーは次の一般式(式に
    おいてRは独立し水素またはメチルであシ、Xは約40
    0〜約1200の分子量を有するポリマーを生成するよ
    うに選ばれた整数である)によって表されるポリオール
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第6項
    のいずれかに記載の分散体。 (8)Rがメチルラジカルであることを特徴とする特許
    請求の範囲第7項記載の分散体。 (9)前記水溶性中間分子量〜高分子量ポリマーは、エ
    トキシル化セルロース、グロポキシル化セルロース、ポ
    リアクリル酸、澱粉、キサンタンガム、グアーガム、ポ
    リビニルアルコールおよびその混合物から選ばれること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項から第8項のいずれ
    かに記載の分散体。 0@ 前記水溶性中間分子量〜高分子量ポリマーはヒド
    ロキシエチルセルロースであることを特徴とする特許請
    求の範囲第9項記載の分散体。 aυ 水溶液に可溶な次の多成分添加剤:(、)  ア
    ルキルラジカル置換フェノールとエポキシドとの反応生
    成物から成る約0.1〜約2.5重量%の水溶性非イオ
    ン性湿潤剤(置換フェノールの前記アルキルラジカルは
    約8〜約12個の炭素原子を有し、前記エポキシドは酸
    化エチレン、酸化プロピレンまたはこれらの混合物であ
    り、且つ前記反応生成物は約lO〜約59のHLBを有
    する):(b)  次の一般式 (式においてRは独立し水素またはメチルであり、Xは
    約400〜約1200の分子量を有するポリマーを生成
    するように選ばれた整数である)によって表されるポリ
    オールから成る約0.01〜約0.3重量%の水溶性低
    分子量ポリマー;および(c)  エトキシル化セルロ
    ース、フロボキシル化七ルロース、アクリル酸ポリマー
    、澱粉、キサンタンガム、グアーガム、ポリビニルアル
    コールおよびその混合物から選ばれる約0.01〜約0
    .4重量%の水溶性中間分子量〜高分子量ポリマーを含
    む水溶液中に分散された約60〜約80重量係の粒状石
    炭から成る水中における石炭の分散体。 (13(a)  (1)水溶性非イオン性湿潤剤と低分
    子量ポリマーとから成る水溶液; (II)約6〜15
    μmの重量平均粒度を有する第1部分の粒状石炭から成
    る水中における石炭の第1分散体;および(tlli)
    約35〜約75μmの重量平均粒度を有する第2部分の
    粒状石炭を混合して、水中における石炭の第2分散体(
    この第2分散体は約10〜約33重量%の前記第1部分
    の粒状石炭を含む)を生成し; (b)  水溶性中間分子量〜高分子量ポリマーを含む
    水溶液を前記第2分散体と混合して、水中における石炭
    の第3分散体を生成することから成り、この第3分散体
    はポンプ輸送およびバーナーノズルにおける噴霧化に望
    ましい粘度を有し、且つ長期間にわたって沈降せず、ま
    た充填し易い状態を保持することを特徴とする水中にお
    ける石炭の分散体の製法。 (13)前記第2分散体を2つの部分に分け(第1部分
    は前記第2分散体の約10〜約33重量係の石炭を含ん
    でいる)、前記第1部分を粉砕機にかけて、その中に分
    散している粒状石炭を約6〜約1571111の重量平
    均粒度まで粉砕し、且つこの粉砕された分散体を前記第
    1分散体として段階(a)に再循還させることをさらに
    含む特許請求の範囲第12項記載の方法。
JP58184331A 1982-09-30 1983-09-30 水中における石炭の分散体およびその製法 Pending JPS5998193A (ja)

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