JP2854739B2 - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JP2854739B2
JP2854739B2 JP3277548A JP27754891A JP2854739B2 JP 2854739 B2 JP2854739 B2 JP 2854739B2 JP 3277548 A JP3277548 A JP 3277548A JP 27754891 A JP27754891 A JP 27754891A JP 2854739 B2 JP2854739 B2 JP 2854739B2
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薫 枝村
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)
  • Calculators And Similar Devices (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子レンジの改良に
関し、特にマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略
称する)を内蔵して、予めメモリに格納された調理プロ
グラムに従っ加熱調理を行う電子レンジに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子レンジの加熱機能の拡大によ
って実施可能な加熱調理法が増大し、それに伴って調理
可能なメニュー数も増大している。具体的には、加熱手
段としてのヒータの採用や電源へのインバータ導入によ
って、加熱機能が拡大されている。そして、この拡大さ
れた加熱機能を活用することによって、マイコンによる
シーケンス制御の下に、グリル加熱,オーブン加熱,マイ
クロ波加熱とヒータ加熱とが交互に実施される複合加
熱,マイクロ波加熱とヒータ加熱とが所定の割合で時分
割されて実施される同時加熱等の加熱調理法が生み出さ
れている。
【0003】さらに、上述のように増大した調理メニュ
ーにマイクロ波調理,ヒータ加熱調理,複合加熱調理およ
び同時加熱調理等の種々の加熱調理法が適応されて、加
熱調理の自動化が実現されるようになっている。
【0004】従来、上述のように自動化された加熱調理
法をユーザが容易に利用できるように、通常の電子レン
ジでは次のようになっている。すなわち、メモリに格納
されている種々の調理プロクラムの中からユーザが所望
する調理プロクラムを選択して読み出すためのメニュー
キーが加熱調理を制御するコントロールユニットに設け
られている。
【0005】図45は、一般的な市販電子レンジの外観
図である。この電子レンジは、アウターケースキャビネ
ット1,コントロールユニット2,オーブンドア3,ドア
ハンドル4,オーブンキャビティ5,グリルヒータ6およ
びオーブントレイ回転受台7から概略構成される。
【0006】図46は、上記コントロールユニット2に
おけるパネル部の拡大図である。このパネル部は、加熱
スタートキー10,自動加熱メニューキー11,パンメニ
ュー選択キー12,グリルメニュー選択キー13,炊飯キ
ー14,表示部15,タイマ用ダイヤル16および手動加
熱設定キー17等を有している。さらに、上記表示部1
5の下側には、上記パンメニュー選択キー12およびグ
リルメニュー選択キー13の押圧に呼応して表示される
領域を有し、更にこの領域はパンメニュー名表示領域1
8およびグリルメニュー名表示領域19に区分されてい
る。
【0007】この電子レンジでは、上記コントロールユ
ニット2における限られたスペースのパネル部における
より良い操作性を確保しつつ、より多くの調理プロクラ
ムの選択/指定を可能にするために、以下のような工夫
がなされている。一つには、特定の調理プロクラム(あ
るいは、特定の調理メニュー)を指定するための専用キ
ー(以下、特定メニュー専用キーと言う)を設けている。
上記自動加熱メニュー選択キー11(特定の調理プロク
ラムを指定)および炊飯キー14(特定の調理メニューを
指定)がそれに該当する。
【0008】今一つには、予め用意された複数のメニュ
ーの中から所望するメニューを一つのキーの操作によっ
て指定するメニュー選択キーである。上記パンメニュー
選択キー12およびグリルメニュー選択キー13がそれ
に該当する。このメニュー選択キーは、以下のように操
作して所望するメニューを指定するする。
【0009】すなわち、上記パンメニュー選択キー12
を押圧すると、それに呼応してパンメニューに属するメ
ニュー名が表示部15におけるパンメニュー名表示領域
18に表示される。また、グリルメニュー選択キー13
を押圧すると、それに呼応してグリルメニューに属する
メニュー名が表示部15におけるグリルメニュー名表示
領域19に表示される。図46の場合にはパンメニュー
名が表示されている様子を示しており、以下このパンメ
ニュー名の中から所望のメニュー名を選択する場合を例
に説明する。
【0010】上記パンメニュー選択キー12は、ステッ
プスイッチ構造を有している。そして、一回押圧する毎
に、上記表示部15のパンメニュー名表示領域18に表
示されたパンメニュー名のうち選択されているメニュー
名を示すシンボル“◇"が順次エンドレスに移動する。
したがって、パンメニュー選択キー12を操作して、シ
ンボル“◇"を所望のメニュー名の先頭に位置させるこ
とによって、所望のパンメニューを特定できるのであ
る。
【0011】ここで、上記二つの調理プロクラム選択/
指定手段には以下のような問題がある。すなわち、上記
特定メニュー専用キーの場合には、予め用意されたメニ
ューに応じた専用キーが設けられているため所望するメ
ニューの選択性やキーの操作性には優れている。ところ
が、これらの特定メニュー専用キーの場合には、メニュ
ー名が標記されている箇所が取りも直さず上記専用キー
そのものであるから、専用キーの操作性の確保とメニュ
ー名の視認性確保の点からコントロールユニット2のパ
ネル部に設け得る専用キーの数(すなわち、上記パネル
部の単位面積当たりの選択可能なメニュー数)にはおの
ずと限界がある。
【0012】そこで、上記特定メニュー専用キーを上記
パネル部に最大限設けると、確かにユーザが選択できる
メニュー数は増大する。ところが、それに連れて不必要
な専用キーも増大するのでユーザは多くの専用キーの中
からのたった一つの専用キーを選択することを迫られ、
所望するメニューの選択動作が非常に煩わしくなると言
う問題がある。
【0013】これに対して、上記メニュー選択キーの場
合には、上記パネル部の単位面積当たりの選択可能なメ
ニュー数が多い点では優れている。ところが、メニュー
選択キーであるパンメニュー選択キー12はステップス
イッチ構造を有しており、ユーザは表示部15における
パンメニュー名表示領域18を見ながら同じパンメニュ
ー選択キー12を何度も押圧しなければならず、キー操
作性の点で劣ると言う問題がある。また、上記パンメニ
ュー名表示領域18に表示されるパンメニュー名は、そ
の視認性の確保の点から一度に表示し得るパンメニュー
名数に一定の限度があると言う問題もある。
【0014】そこで、上記特定メニュー専用キーにおけ
る利点(すなわち、所望するメニューの選択性およびキ
ーの操作性)を確保しつつ、より多くの調理プログラム
の搭載を可能にするために、本発明者は次に述べるよう
な電子レンジを提案した(特願昭63−274239号
公報)。
【0015】この電子レンジは、調理可能な多くのメニ
ューを調理モード(例えば、マイクロ波調理モードおよ
びグリル調理モード等)によって分類し、コントロール
ユニットの操作部には上記調理モード毎にメニュー名を
切り換え表示する。こうすることによって、コントロー
ルユニットに一度に表示されるメニュー名数を少なく
し、メニュー選択性,キー操作性および視認性の向上を
図ったものである。
【0016】図47は上記電子レンジの外観図であり、
図48は図47における上記コントロールユニット20
における表示部の拡大図である。この表示部にはディス
プレイ21,メニュー名表示部22,メニュー選択スイッ
チ23,動作モード選択スイッチ24および動作モード
名表示部25を有している。
【0017】上記メニュー名表示部22には、上述のよ
うに調理モードによって分類されたメニュー名が各調理
モード毎に表示される。このメニュー名は、上記コント
ロールユニット20内に設けられて、図49に示すよう
な各領域を有するオペレーションコントロール用メモリ
26におけるメニュー名情報エリア26dに格納されて
いる。その際に、上記オペレーションコントロール用メ
モリ26に格納されるメニュー名情報は、コンテンツ情
報,調理プログラムおよびメニュー映像情報等の他の情
報と共に、メニューのカテゴリ(例えば、“中華料理"や
“スペイン料理"等)等に従って分類されて、外部記憶手
段であるICカード27やRAMカード28に格納され
る。
【0018】図50は、上述のようにコントロールユニ
ット20のメニュー名表示部22に表示された複数のメ
ニュー名の中から所望するメニュー名を選択する際の手
順を示したものである。例えば、ユーザによって中華料
理用のICカードが選出されて電子レンジ本体のスロッ
ト部に挿入され、コンテンツ情報がオペレーションコン
トロール用メモリ26のコンテンツ情報エリア26a
へ、調理プログラムが調理プログラムエリア26bへ、
メニュー映像情報がメニュー映像情報エリア26cへ、
メニュー名情報がメニュー名情報エリア26dにロード
される。
【0019】そして、コンテンツ情報エリア26aに格
納されたコンテンツ情報に基づいてディスプレイ21に
表示されたコンテンツ情報の内容(例えば、挿入された
ICカードにおける上記メニューのカテゴリ名や調理モ
ード別のメニュー数等)が表示され、ユーザによって確
認される。そうした後、図50(a)に示すように動作モ
ードがクロックモードとなり、ディスプレイ21に現在
時刻が表示される。
【0020】この状態で動作モード選択スイッチ24が
2回押圧されると、動作モードが図50(b)に示す“マ
イクロ波加熱モード"を経て図50(c)に示す“グリル加
熱モード"となる。ここで、メニュー名“G−3"を表示
しているメニュー名表示部22に対応するメニュー選択
スイッチ23が押圧されると、図50(d)に示すように
選択されたメニュー名“G−3"のメニュー映像がディ
スプレイ21に表示される。
【0021】その結果、メニュー名“G−3"が気にい
れば再度上記メニュー選択スイッチ23が押圧されてメ
ニュー名“G−3"が確定され、上記オペレーションコ
ントロール用メモリ26における調理プログラムエリア
26bに格納されたメニュー名“G−3"の調理プログラ
ムが電子レンジ本体における調理制御部(図示せず)にロ
ードされる。そして、図50(e)に示すように、ディス
プレイ21および動作モード名表示部25に、メニュー
名“G−3"に係る調理準備が終了したことが表示され
るのである。
【0022】このように、複数のメニューをメニューカ
テゴリ毎に分類してICカード27あるいはRAMード
28に格納し、所望するメニューカテゴリに係るICカ
ード27あるいはRAMカード28の情報をオペレーシ
ョンコントロール用メモリ26にロードする。そして、
ロードされた情報におけるメニュー名をモード毎に表示
することによって、多くのメニューの調理プログラムを
搭載しながらメニュー名選択時における選択性,操作性
および視認性の向上を図ることができるのである。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、複数の
メニューをメニューカテゴリ毎に分類してICカード2
7あるいはRAMード28に格納することによって、調
理プロクラム選択/指定手段における所望するメニュー
の選択性及びキーの操作性の良さを確保しつつ、より多
くの調理プログラムの搭載が可能になる。しかしなが
ら、このような電子レンジにおいては、ユーザが食した
いメニューが決まっていない場合には、どのようにして
そのユーザの好みを満足させて、尚且つユーザがおかれ
ている時間的制約等の条件下で調理可能なメニューを選
び出すかという新たな問題が発生するのである。
【0024】このような問題は、先に述べた通常の電子
レンジの場合においても生ずる問題である。ところが、
このような問題は、後で述べたメニューをカテゴリ毎に
ICカードやRAMカードに格納した電子レンジの場合
に、より一層顕著に表れることになる。つまり、上記通
常の電子レンジの場合には、専用キーの操作性およびメ
ニュー名の視認性から選択可能なメニュー数に限界があ
るため、ユーザは特定メニュー専用キー上に刻印された
メニュー名や表示部15の限られた領域に表示されるメ
ニュー名を見れば比較的簡単に食したいメニューを選択
できる。特に、上述のようなメニュー数が比較的少ない
場合には、メモリに格納されているメニューは大略ユー
ザの知っているメニューであることが多く、ユーザは比
較的簡単に食したいメニューを選択できるのである。
【0025】これに対して、後者の電子レンジでは、調
理プログラムをICカード27やRAMカード28等の
外部記憶手段に格納することによって、ユーザが選択し
得るメニュー数が飛躍的に増大している。ところが、こ
れに対してユーザのメニューに関する予備知識(例え
ば、メニューイメージ,調理所要時間および好み等)は、
調理経験を通して徐々にしか増大しないのである。その
結果、食したいメニューが決まっていないユーザは、メ
ニュー名表示部22に次々切り換え表示される予備知識
の全くないメニューの洪水に、ただ戸惑うばかりとなる
のである。
【0026】ところで、上記後者の電子レンジにおいて
は、予備知識の全くないメニューに挑戦してみようとす
る前向きなユーザは、複数のICカード27やRAMカ
ード28を使用して試行錯誤的にメニュー選択を実施す
ることになる。そして、長期間経過するうちにユーザの
好みと制約条件を満足するが故に、何度も反復して選択
されるメニューが存在するようになる。このような過去
に選択されたメニューに関するデータは、ユーザおよび
その家族にとっては非常に“有意な"データであり、こ
のような電子レンジの期待寿命が10年であることを勘
案すると、この10年間におけるデータは量,質共に優
れたメニュー選択の参考データとなり得る。
【0027】そこで、ユーザのメニュー選択結果を記録
し、この記録からユーザが採択する可能性の高いメニュ
ー名を選別して表示すれば、ユーザのメニュー選択を有
効に支援できることが期待できるのである。
【0028】そこで、この発明の目的は、メモリに格納
された多くのメニューの中からユーザが選択する可能性
の高いメニュー群を選別してディスプレイ表示する電子
レンジを提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、予めメモリに格納された各
種調理情報に基づいて選択されたメニューの調理プログ
ラムに従って、食材に対する加熱調理を実施する電子レ
ンジにおいて、上記予めメモリに格納された各種調理情
報に基づいて、所定の手順によって1つのメニューを選
択指定するメニュー選択指定手段と、上記メニュー選択
指定手段によって選択指定されたメニューに関する少な
くともメニュー名称を表す選択メニューデータが格納さ
れる選択メニューデータ格納手段と、上記選択メニュー
データ格納手段に格納されている上記選択メニューデー
タの中から所定の手順に従って特定の日付及びこの日付
と季節的に同一性を保てる日付に選択された選択メニュ
ーデータをサンプリングし、そのサンプリングされた選
択メニューデータを発生頻度を基準として分類する選択
メニューサンプリング手段と、上記選択メニューサンプ
リング手段によってサンプリングされた選択メニューデ
ータのうち発生頻度の墓い順に所定数の選択メニューデ
ータを選出し、この選出された選択メニューデータによ
って表される上記所定数のメニュー名称を提案メニュー
としてディスプレイ表示する提案メニュー表示手段を備
えたことを特徴としている。
【0030】
【0031】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載の電子レンジにおいて、時刻を計測して、計測した
時刻に基づいて日付を表す日付信号を出力する計時手段
を有すると共に、上記選択メニューデータ格納手段には
所定期間の日付に対応した番地が付与され、各番地が付
与された領域の夫々には日付コードエリアおよび撰択メ
ニューデータエリアが設けられて、上記選択メニューデ
ータ格納手段の任意の番地が付与された領域における上
記日付コードエリアには、その番地に対応した日付を表
す日付コードが格納される一方、上記メニュー選択指定
手段によってメニューが選択指定された場合には、当該
メニューが選択指定された際に上記計時手段が出力して
いる日付信号に基づく日付コードによって特定される番
地が付与されている上記選択メニューデータ格納手段の
領域における上記選択メニューデータエリアに、上記選
択指定されたメニューに係る上記撰択メニューデータが
格納されるようにすると共に、上記選択メニューサンプ
リング手段は、上記サンプリングを実施する日の日付コ
ードと所定の関係を有する複数の日付コードによって構
成されるサンプリングパターンを設定するサンプリング
パターン設定部を有して、上記選択メニューサンプリン
グ手段は、上記サンプリングパターン設定部によって設
定されたサンプリングパターンを構成する各日付コード
によって特定される番地が付与されている上記選択メニ
ューデータ格納手段の各領域における上記選択メニュー
データエリアに格納された選択メニューデータをサンプ
リングするようにしたことを特徴とする。
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【作用】請求項1に係る発明では、予めメモリに格納さ
れた各種調理情報に基づいて、メニュー選択指定手段に
よって所定の手順で1つのメニューが選択指定される。
そして、この選択指定されたメニューの少なくともメニ
ュー名称を表す選択メニューデータが、選択メニューデ
ータ格納手段に格納される。こうして、過去に選択され
たメニューの選択メニューデータが上記選択メニューデ
ータ格納手段に蓄えられるのである。そして、提案メニ
ューとして季節的に同一性を保てる期間における発生頻
度の高いメニュー名称がディスプレイ表示される。
【0041】請求項2に係る発明では、メニュー選択指
定手段によって所定の手順で1つのメニューが選択指定
される。そうすると、計時手段からの日付信号に基づく
日付コードが、選択メニューデータ格納手段における当
該日付コードによって特定される番地の日付コードエリ
アに格納され、これを利用して選択メニューデータが格
納される。上記選択メニューサンプリング手段によっ
て、上記サンプリングを実施する日の日付コードと所定
の関係を有する複数の日付コードによって特定される番
地が付与されている上記選択メニューデータがサンプリ
ングされる。
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】こうして、上記選択メニューデータ格納手
段の領域のうち上記所定の領域に、新たに選択メニュー
データを格納する領域が確保されるのである。
【0061】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。図1はこの発明の電子レンジの外観図であ
る。この電子レンジは、電子レンジ本体31の前面を開
閉するオーブンドア32の上部にコントロールユニット
33を設けている。このコントロールユニット33は、
図2に示すように、電子レンジ本体31の全幅に渡るの
長さを有する横長肉薄の函体を成している。また、上記
電子レンジには、オーブントレイ上の加熱調理用の食材
にマイクロ波を照射するマグネトロンと上記食材を加熱
する電気ヒータが設けられて、マイクロ波加熱あるいは
ヒータ加熱によって加熱調理を行うようになっている。
【0062】図3は上記コントロールユニット33の構
成図であり、このコントロールユニット33はディスプ
レイユニットとコントロールユニット制御部39とから
概略構成される。また、上記ディスプレイユニットは、
図3(a)に示すような透明に形成されたオーバーレイ3
4と、図3(b)に示すような透明電極スイッチシート3
5と、図3(c)に示すようなカラー液晶ディスプレイ3
6およびディスプレイ制御部37とを順次積層して構成
される。その際に、上記ディスプレイ制御部37の一端
に設けられた端子に一端が接続されたリード線40の他
端は、透明電極スイッチシート35の一端に設けられた
端子に接続される。
【0063】そして、上述のように構成された上記ディ
スプレイユニットは、図3(d)に示すように上記コント
ロールユニット制御部39上に設けられたコントロール
ユニットパネル38内に収められる。その際に、ディス
プレイ制御部37の底面の一端に設けられたターミナル
(図示せず)とコントロールユニットパネル38の一端に
設けられたターミナル41とが接続される。こうして、
上記コントロールユニット制御部39からの映像信号や
文字信号に基づくディスプレイ制御部37の制御に従っ
て、映像情報や文字情報がカラー液晶ディスプレイ36
に表示される。一方、透明電極スイッチシート35に設
けられた透明電極スイッチからの選択/指示信号がディ
スプレイ制御部37を介してコントロールユニット制御
部39に送出されるのである。
【0064】図4(a)は図3における(イ)部拡大図であ
り、図4(b)は図3における(ロ)部拡大図である。図4
(a)に示すように、上記ディスプレイ制御部37の他端
には、後に詳述する外部記憶手段が挿入されるためのス
ロット42が2個設けられている。また、図4(b)に示
すように、コントロールユニットパネル38の縁44に
おける上記スロット42,42側の側面44aには、上記
スロット42,42に向けて上記外部記憶手段を通過す
るためのスロット43が2個設けられている。
【0065】図5は上記コントロールユニット33のブ
ロック図であり、図中左から順に入力部,制御部,記憶部
および出力部に区分して記載されている。上記入力部は
上記オーバーレイ34が積層された透明電極スイッチシ
ート35から構成される。また、上記制御部および記憶
部は上記コントロールユニット制御部39によって構成
され、さらに詳しくは、上記制御部はCPU(中央処理
装置)45,ROM(リード・オンリ・メモリ)46およびI
/O(入出力インターフェース)47から成るマイコンに
よって構成される。ここで、上記ROM46には、制御
用プログラムおよび各種ディスプレイ表示用データが格
納される。
【0066】また、上記記憶部はRAM(ランダム・アク
セス・メモリ)48および上記外部記憶手段としてのIC
カード(またはRAMパック:以下、ICカードで代表
して説明する)49,50によって構成される。さらに、
上記出力部は上記カラー液晶ディスプレイ36およびデ
ィスプレイ制御部37によって構成される。
【0067】ユーザが、上記入力部を構成するオーバー
レイ34を介して透明電極スイッチシート35の透明電
極スイッチを押圧すると、この透明電極スイッチから選
択/指示信号が出力される。そして、この出力された選
択/指示信号がI/O47を介してCPU45に入力され
る。そうすると、上記制御部を構成するCPU45は、
ROM46の制御用プログラムエリア46aに格納され
た制御用プログラムに基づいて、上記記憶部を構成する
ICカード49,50に格納された種々のメニュー情報
の中から入力された選択/指示信号に応じたメニュー情
報を選出し、この選出したメニュー情報をドライバ51
でディスプレイ制御信号に変換して上記出力部を構成す
るディスプレイ制御部37に出力する。上記RAM48
は作業領域等として使用される。そして、上記カラー液
晶ディスプレイ36には、上記ディスプレイ制御信号に
基づくディスプレイ制御部37の制御に従って、上記R
OM46に格納された各種ディスプレイ表示用データに
基づいて上記選出されたメニュー情報が画像表示される
のである。
【0068】以下、上記記憶部に格納されるメニュー情
報の詳細について述べる。上記ICカード49における
調理プログラム検索用データエリア49aにはカードコ
ードおよびメニューコード等の調理プログラム検索用デ
ータが格納され、調理プログラムエリア49bには調理
プログラムが格納され、各種ディスプレイ表示用データ
エリア49c,…,49iには各種のディスプレイ表示用デ
ータが格納される。以下、このメニュー情報が格納され
たICカードをメニュー情報ICカード49と言う。
【0069】上記ICカード50には、過去6年間にユ
ーザによって選択されたメニューのメニュー名称等の選
択メニューデータが各日,各週,各月,各年別に格納され
る。以下、この選択メニューデータが格納されたデータ
バンクとしてのICカードを選択メニューデータICカ
ード50と言う。すなわち、この選択メニューデータI
Cカード50で上記選択メニューデータ格納手段を構成
するのである。
【0070】図6は、上記選択メニューデータICカー
ド50における各エリアの説明図である。図6(a)は1
日分の選択メニューデータを格納する1日分選択メニュ
ーデータエリア52を示す。この1日分選択メニューデ
ータエリア52には3つの番地が付加された領域が用意
される。そして、各領域には夫々選択メニューデータが
格納される。上記番地は6桁の数列から成り、上3桁で
年・月・週を表す一方下3桁で上記ICカード上における
実際の番地を表す。すなわち、上記6桁の番地のうち最
上桁の数字は“1〜6"の数字で年(本実施例における選
択メニューデータICカード50は6年分の選択メニュ
ーデータを格納する)を表す。また、2桁目の数字は
“1〜Z"の数字で月を表す。さらに、3桁目の数字は
“1〜5"の数字で週を表すのである。
【0071】ここで、上述のように、1日分選択メニュ
ーデータエリア52として3つの領域が用意されてい
る。したがって、4つ以上のメニューが選択された場合
には、4つ目以降のメニューデータはリジェクトされ
る。また、1日分選択メニューデータエリア52に空き
領域があっても、上記マイコンが有する上記計時手段と
してのクロック機能が日付を変更した後に選択されたメ
ニューの選択メニューデータは、上記CPU45の制御
の下に自動的に次の1日分選択メニューデータエリア5
2に格納される。
【0072】図6(a)において、上述のように設定され
た1日分選択メニューデータエリア52には、日付コー
ド,カードコード,メニューコードおよびメニュー名称か
ら成る選択メニューデータが格納される。ここで、例え
ば本電子レンジの使用開始が1991年1月1日である
とした場合には、上記クロック機能が1990年12月
31日の“24:00"を計時した時点で、番地“11
1001〜111003"の1日分選択メニューデータ
エリア52における日付コードエリア52aに自動的に
日付コード“91.01.01"が格納されるのである。
【0073】そうして、後に詳述するようにしてメニュ
ーが選択される。そうすると、その選択されたメニュー
のメニュー情報が格納された上記メニュー情報ICカー
ド49を表すカードコード“CM−01"が、番地“1
11001"におけるカードコードエリア52bに格納さ
れる。同様に、選択されたメニューのメニューコード
“M−03"が、番地“111001”におけるメニュ
ーコードエリア52cに格納される。また、上記選択さ
れがメニューのメニュー名称“ROAST BEEF"が、番地
“111001"におけるメニュー名称エリア52dに格
納されるのである。さらに、次に選択されたメニューの
カードコード“CM−02",メニューコード“G−0
7"およびメニュー名称“SIRLOIN STEAK"が、夫々次の
番地“111002"におけるカードコードエリア52
b,メニューコードエリア52cおよびメニュー名称エリ
ア52dに格納されるのである。以下、同様にして、1
日に3メニュー分の選択メニューデータが1日分選択メ
ニューデータエリア52に順次格納されていく。ここ
で、上記カードコードエリア52b,メニューコードエリ
ア52cおよびメニュー名称エリア52dを総称して選択
メニューデータエリアと言う。
【0074】図6(b)は1週間分の選択メニューデータ
を格納する1週間分選択メニューデータエリア53を示
す。この1週間分選択メニューデータエリア53は上記
1日分選択メニューデータエリア52が7個で構成され
る。すなわち、1週間分選択メニューデータエリア53
は、(3×7=)21個の番地が付加された領域で構成さ
れる。つまり、第1週目の1週間分選択メニューデータ
エリア53は、番地“111001〜111021"が
付加された領域なのである。
【0075】図6(c)は1箇月分の選択メニューデータ
を格納する1箇月分選択メニューデータエリア54を示
す。この1箇月分選択メニューデータエリア54は上記
1週間分選択メニューデータエリア53が5個で構成さ
れる。すなわち、1箇月分選択メニューデータエリア5
4は、(3×7×5=)105個の番地が付加された領域
で構成される。つまり、第1箇月目の1箇月分選択メニ
ューデータエリア54は、番地“111001〜115
021"が付加された領域なのである。
【0076】ここで、上記第1箇月目の1箇月分選択メ
ニューデータエリア54領域における最終番地“115
021"は、その月の第5週間目に入っているので上記
番地の上3桁目の数字は“5"になっている。上述のよ
うに、上記1箇月分選択メニューデータエリア54領域
における第5週間目の領域には、21個の番地が付加さ
れた領域が用意されている。しかしながら、この第5週
間目における日数は高々3日(その月が大の月の場合)で
ある。したがって、上記第5週間目の領域のうち、実際
に使用される領域は高々9個の番地が付加された領域ま
でである。
【0077】図7(d)は1年分の選択メニューデータを
格納する1年分選択メニューデータエリア55を示す。
この1年分選択メニューデータエリア55は上記1箇月
分選択メニューデータエリア54が12個で構成され
る。すなわち、1年分選択メニューデータエリア55
は、(3×7×5×12=)1260個の番地が付加され
た領域で構成される。つまり、第1年目の1年分選択メ
ニューデータエリア55は、番地“111001〜1Z
5021"が付加された領域なのである。ここで、上記
第1年目の1年分選択メニューデータエリア55領域に
おける最終番地“1Z5021"は、その年の12月に
入っているので上記番地の上2桁目の数字は“Z"にな
っている。
【0078】図7(e)は6年分の選択メニューデータを
格納する6年分選択メニューデータエリア56を示す。
この6年分選択メニューデータエリア56は上記1年分
選択メニューデータエリア55が6個で構成される。す
なわち、6年分選択メニューデータエリア56は、(3
×7×5×12×6=)7560個の番地が付加された
領域で構成される。つまり、上記6年分選択メニューデ
ータエリア56は、番地“111001〜6Z502
1"が付加された領域なのである。ここで、上記6年分
選択メニューデータエリア56領域における最終番地
“6Z5021"は、6年目であるので上記番地の最上
桁の数字は“6"になっている。
【0079】尚、上述の説明は、1991年1月1日か
ら使用開始されて、選択メニューデータICカード50
の先頭の番地から選択メニューデータが格納される場合
について説明している。ところが、実際には使用開始日
に応じて選択メニューデータICカード50の途中から
選択メニューデータが格納されて行く。例えば使用開始
日が1991年8月20日であれば上記6年分選択メニ
ューデータエリア56における番地“183016"〜
番地“183018"に日付コード“91.08.20"が
格納されるのである。
【0080】上述のように、本実施例における選択メニ
ューデータICカード50における6年分選択メニュー
データエリア56の番地は、通常の自然数ではなく、年
数を示す桁,月数を示す桁,週数を示す桁および日数を示
す桁を有する数字列によって“暦の構造"に対応して構
成されている。このように、上記番地を表す数字の各桁
夫々を独立させて所定の範囲の数字を当て嵌めることに
よって、任意の年・月・週・日に選択された選択メニュー
データが格納されている領域の番地の算出を容易にする
のである。すなわち、ある日付けの1週間前,1箇月前,
1年前,3年前等に相当する番地を算出する際に、対応
する桁のみを対象とする計算をすればよいので、非常に
簡単に番地計算を実施できるのである。
【0081】次に、上記カラー液晶ディスプレイ36お
よび透明電極スイッチシート35の機能について詳細に
述べる。図8は上記カラー液晶ディスプレイ36におけ
る後に詳述する操作キーモード時のレイアウトである。
このカラー液晶ディスプレイ36は、図3に示すように
14個の矩形の表示領域に区分され2列に配列されてい
る。
【0082】図8において、カラー液晶ディスプレイ3
6の一側部における4個の表示領域で、蓄積データ日数
インジケータ部を構成する。この蓄積データ日数インジ
ケータ部における最上部には年単位に蓄積データ日数を
表示する年単位インジケータ57が設けられ、その下に
は月単位に蓄積データ日数を表示する月単位インジケー
タ58が設けられる。上記年単位インジケータ57で
は、選択メニューが蓄積された年数に応じて点灯したセ
グメント数が増大する。また、上記月単位インジケータ
58には、選択メニューが蓄積された日数に対応した長
さで棒グラフが表示される。
【0083】また、上記カラー液晶ディスプレイ36の
中央部における8個の表示領域で、選択メニューデータ
ICカード50の選択メニューデータエリアにおける選
択メニューデータの格納経時時間に応じた情報が表示さ
れる経時対応表示部59を構成する。さらに、カラー液
晶ディスプレイ36の他側部における2個の表示領域
で、常時情報が表示される常時表示部60を構成する。
そして、各表示領域には上記透明電極スイッチシート3
5における透明電極スイッチの夫々が対応する。
【0084】上記入力部を構成する透明電極スイッチシ
ート35は、上述のようにカラー液晶ディスプレイ36
上に積層される。したがって、透明電極スイッチシート
35における各透明電極スイッチの箇所を通して、カラ
ー液晶ディスプレイ36の対応する表示領域に表示され
た文字情報あるいは映像情報が見えるのである。そこ
で、カラー液晶ディスプレイ36における上記経時対応
表示部59および常時表示部60に表示された文字列の
箇所を押圧することによってその文字列が表示された上
記表示領域に対応した透明電極スイッチが“オン"とな
り、その文字列によって表される内容の指示信号が出力
されるのである。
【0085】つまり、上記カラー液晶ディスプレイ36
と透明電極スイッチシート35とは一体となって各種操
作キーを備えた操作パネルを形成するのである。以下、
上記カラー液晶ディスプレイ36と透明電極スイッチシ
ート35とが一体となったものを操作パネル61と言
い、上記各表示領域と透明電極スイッチとが一体となっ
たものを操作キーと言う。そして、上記カラー液晶ディ
スプレイ36における経時対応表示部59および常時表
示部60における各表示領域には、上記CPU45の制
御に基づいてその表示領域が構成する操作キーのキーガ
イダンスが表示されるのである。
【0086】上記カラー液晶ディスプレイ36における
各表示領域が操作キーのキーガイダンス表示領域として
ではなく通常の表示画面として機能する場合には、カラ
ー液晶ディスプレイ36の表示画面における14個の表
示領域のうち上記常時表示部60における表示領域を除
く12個の互いに隣接した表示領域には、必要に応じて
複数個が連なって1つの表示領域を形成してユーザへの
メッセージが表示される。さらに、上記12個の表示領
域全体が一体となってメニューの仕上映像表示画面を形
成することも可能である。その場合には、その仕上映像
表示画面には、後に詳述するようにしてメニューが選択
された際に、その選択されたメニューの仕上映像が表示
される。さらに、本実施例とは関係ないので詳述は避け
るが、上記12個の表示領域の夫々には必要に応じて主
材料映像あるいは副材料映像等の情報が表示される。
【0087】上述のようにカラー液晶ディスプレイ36
に表示される文字情報の文字データおよび映像情報の映
像データは、上記メニュー情報ICカード49における
上記各種ディスプレイ表示用データエリア49c,…,4
9iに格納されている各種のディスプレイ表示用データ
あるいは上記ROM46に格納された各種ディスプレイ
表示用データを上記CPU45によって読み出すことに
よって得ることができるのである。そして、この読み出
された文字データあるいは映像データがドライバ51
(図5参照)を介してディスプレイ制御部37に送出さ
れ、ディスプレイ制御部37の制御に基づいてカラー液
晶ディスプレイ36に文字や映像が表示されるのであ
る。
【0088】次に、上記操作パネル61の各操作キーに
表示されるキーガイダンスの内容について詳細に説明す
る。本実施例に係るキーガイダンスとしては、上記選択
メニューデータICカード50に格納された選択メニュ
ーデータをサンプリングする際に表示されるキーガイダ
ンスと、提案メニューを表示する際に表示されるキーガ
イダンスとがある。
【0089】先ず、上記サンプリング時におけるキーガ
イダンスについて説明する。このキーガイダンスの内容
の組み合わせは選択メニューデータICカード50に格
納された選択メニュー数に応じて変更される。図9(a)
は上記選択メニューデータエリアに6箇月未満(図9(a)
では2箇月半)分の選択メニューデータが格納されてい
る場合の操作パネルの表示例を示す。この場合には、上
記年単位インジケータ57は表示されず月単位インジケ
ータ28は2箇月半分の選択メニューデータが蓄積され
ていることを表している。また、上記常時表示部60に
は2個の操作キーが割り当てられる。すなわち、図中上
側の操作キー60aには“LOCK/CANCEL"なるキーガイダ
ンスが表示される一方、下側の操作キー60bには“MAN
UAL 選択"なるキーガイダンスが表示される。その結
果、上記操作キー60aは“LOCK/CANCEL"キーとして機
能する一方、上記操作キー60bは“MANUAL 選択"キー
として機能するようになるのである。
【0090】その際に、上記経時対応表示部59におけ
る上記表示領域にはキーガイダンスは表示されていな
い。したがって、計時対応表示部59における透明電極
スイッチは操作キーとしては機能しないのである。この
ように、上記操作パネルにおける操作キーはキーガイダ
ンスが表示されている際にのみ操作キーとして機能し
(以下、この操作パネルモードを操作キーモードと言
う)、キーガイダンスが表示されていない場合には単な
る表示画面として機能する(以下、この操作パネルモー
ドを表示画面モードと言う)のである。
【0091】上記“LOCK/CANCEL"キー60aは、上述の
ような表示画面モード時に上記カラー液晶ディスプレイ
36における12個の表示領域によって形成される上記
仕上映像表示画面に仕上映像が表示されたメニューの選
択の判断を入力する操作キーである。この“LOCK/CANCE
L"キー60aは、1回押圧することによって上記仕上映
像表示画面に表示されているメニューを確定するように
なっている。こうして、食したいメニューが確定される
と、この確定されたメニューに係る上記カードコードや
メニューコードを上記調理プログラム検索用データとし
て、CPU45によって上記メニュー情報ICカード4
9における調理プログラム検索用データエリア49aが
検索される。そして、検索された調理プログラム検索用
データに対応する調理プログラムが調理プログラムエリ
ア49bから読み出されて、電子レンジ本体における調
理制御部(図示せず)にロードされて、調理準備が完了す
るのである。
【0092】一方、上記“LOCK/CANCEL"キー60aが2
回押圧された場合には、上記仕上映像表示画面に対する
メニューの仕上映像の表示が終了し、そのメニューがキ
ャンセルされて上記操作キーモードに切り替わるのであ
る。すなわち、上記操作キーモード時における操作キ
ー,上記表示画面モード時における仕上映像表示画面お
よび“LOCK/CANCEL"キー60aで上記メニュー選択指定
手段を構成するのである。
【0093】図9(b)は上記選択メニューデータICカ
ード50に6箇月以上1年6箇月未満(図9(b)では1年
1箇月22日)分の選択メニューデータが格納されてい
る場合の操作パネルの表示例を示す。この場合には、上
記年単位インジケータ57は1年以上2年未満分の選択
メニューデータが格納されていることを表示し、月単位
インジケータ28は1箇月22日分の選択メニューデー
タが格納されていることを表している。また、上記常時
表示部60には、上述場合と同様に“LOCK/CANCEL"キー
60aと“MANUAL 選択"キー60bの2個の操作キーが割
り当てられる。さらに、上記経時対応表示部59におけ
る操作キー59aには“現在/過去"なるキーガイダンス
が表示される一方、操作キー59bには“加速サンプリ
ング1"なるキーガイダンスが表示される。その結果、
上記操作キー59aは“現在/過去"キーとして機能する
一方、上記操作キー59bは“加速サンプリング1"キー
として機能するようになるのである。その際に、上記経
時対応表示部59におけるその他の表示領域は操作キー
としては機能しない。
【0094】図9(c)は上記選択メニューデータICカ
ード50に1年6箇月以上2年6箇月未満(図9(c)では
2年1箇月10日)分の選択メニューデータが格納され
ている場合の操作パネルの表示例を示す。この場合に
は、上記年単位インジケータ57は2年以上3年未満分
の選択メニューデータが格納されていることを表示し、
月単位インジケータ28は1箇月10日分の選択メニュ
ーデータが格納されていることを表している。また、上
記常時表示部60には、上述場合と同様に“LOCK/CANCE
L"キー60aと“MANUAL 選択"キー60bの2個の操作キ
ーが割り当てられる。さらに、上記経時対応表示部59
における操作キー59eには、キーガイダンス“加速サ
ンプリング2"が表示されて、“現在/過去"キー59aと
“加速サンプリング1"キー59bとに加えて、“加速サ
ンプリング2"キー59eが新たに割り当てられる。
【0095】図10(d)は上記選択メニューデータIC
カード50に2年6箇月以上3年6箇月未満(図10(d)
では3年4箇月半)分の選択メニューデータが格納され
ている場合の操作パネルの表示例を示す。この場合に
は、上記年単位インジケータ57および月単位インジケ
ータ28によって3年4箇月半分の選択メニューデータ
が格納されていることが表される。また、上記常時表示
部60には、上述場合と同様に“LOCK/CANCEL"キー60
aと“MANUAL 選択"キー60bの2個の操作キーが割り当
てられる。さらに、上記経時対応表示部59における操
作キー59cには、キーガイダンス“先3年サンプリン
グ"が表示されて、“現在/過去"キー59a,“加速サン
プリング1"キー59bおよび“加速サンプリング2”キ
ー59eに加えて“先3年サンプリング"キー59cが新
たに割り当てられる。
【0096】以下、同様に、図10(e)に示すように、
上記選択メニューデータICカード50に3年6箇月以
上4年6箇月未満(図10(e)では4年3箇月25日)分
の選択メニューデータが格納されている場合には、上記
計時対応表示部59における操作キー59dにはキーガ
イダンス“旬メニューサンプリング"が表示されて、新
たに“旬メニューサンプリング"キー59dが割り当てら
れる。また、図10(f)に示すように、上記選択メニュ
ーデータICカード50に4年6箇月以上5年6箇月未
満分の選択メニューデータが格納されている場合には、
上記3年6箇月以上4年6箇月未満の場合と同じように
キーガイダンスが表示される。さらに、図10(g)に示
すように、上記選択メニューデータICカード50に5
年6箇月以上6年分の選択メニューデータが格納されて
いる場合には、上記計時対応表示部59における操作キ
ー59f,59gにはキーガイダンス“後3年サンプリン
グ"および“後・先6年サンプリング"が表示されて、新
たに“後3年サンプリング"キー59fおよび“後・先6
年サンプリング"キー59gが割り当てられるのである。
【0097】図11は、上記CPU45の制御の下に実
施される上述のようなサンプリング時におけるキーガイ
サンス表示処理動作のフローチャートである。以下、図
11に従ってキーガイダンス表示処理動作について説明
する。ステップS1で、上記クロック機能が“24:0
0"を計時したか否かが判別される。その結果、“24:
00"が計時されればステップS2に進み、そうでなけれ
ば“24:00"が計時されるのを待つ。
【0098】ステップS2で、上記選択メニューデータ
ICカード50に選択メニューデータが格納されている
日数DNがカウントされる。この場合の日数は、上記1
日分選択メニューデータエリア52用に確保された3つ
の番地が付加された領域のうち、1つでも選択メニュー
データが格納された領域があれば1日としてカウントす
る。ステップS3で、上記ステップS2におけるカウント
数DNが6箇月以上であるか否かが判定される。その結
果、6箇月以上であればステップS6に進み、そうでな
ければステップS4に進む。
【0099】ステップS4で、上記マイコンのROM4
6における操作キー表示データエリア46bに格納され
た操作キー表示データ(キーガイダンス・データ)の中か
ら、カウント日数が6箇月より小さい場合に対応した操
作キー表示データの組み合わせが読み出される。ステッ
プS5で、上記ステップS4において読み出された操作キ
ー表示データに基づいて、図9(a)に示すように、上記
常時表示部60における操作キー60aには“LOCK/CANC
EL"なるキーガイダンスが表示される一方、操作キー6
0bには“MANUAL 選択"なるキーガイダンスが表示さ
れ、サンプリング時におけるキーガイダンス表示動作を
終了する。
【0100】以下、同様にして、ステップS6,ステップ
S9,ステップS12,ステップS15およびステップS18
で、上記ステップS2におけるカウント数DNが18箇
月以上,30箇月以上,42箇月以上,54箇月以上およ
び66箇月以上であるか否かが判定される。そして、そ
の結果に応じて、ステップS7,ステップS10,ステップ
S13,ステップS16,ステップS19およびステップS21に
進む。
【0101】そして、上記ステップS7,ステップS10,
ステップS13,ステップS16,ステップS19およびステッ
プS21で、上記ROM46における操作キー表示データ
エリア46bから、カウント日数DNに対応した操作キ
ー表示データの組み合わせが読み出される。さらに、ス
テップS8,ステップS11,ステップS14,ステップS17,
ステップS20およびステップS22で、上記ステップS7,
ステップS10,ステップS13,ステップS16,ステップS1
9およびステップS21において読み出された操作キー表
示データに基づいて、図9(b),図9(c),図10(d)〜図
10(g)に示すようにキーガイダンスが表示され、サン
プリング時におけるキーガイダンス表示動作を終了する
のである。
【0102】上記経時対応表示部59における各操作キ
ーのサンプリング時での機能は、いずれも上記選択メニ
ューデータICカード50に格納された選択メニューデ
ータの中から必要な選択メニューデータをサンプリング
して表示する際に使用するサンプリングパターンを指定
するものである。ここで、上記サンプリングパターンと
は、上記選択メニューデータICカード50から選択メ
ニューデータをサンプリングする際におけるサンプリン
グの対象となる日付を表す日付コード群を暦に従って配
列した際に形成されるパターンのことである。この日付
コード群のパターンは、上記選択メニューデータICカ
ード50の各番地における日付コードエリア52aに格
納された日付コードを各番地の特定手段とするために一
定の関係式で指定され、本実施例においては、視覚上三
角形(特に二等辺三角形)を基本パターンとしている。
【0103】さらに、本実施例においては、上記サンプ
リングパターンの重み付けの方向を選択可能にしてい
る。すなわち、上記計時対応表示部59における“現在
/過去"キー59aを1回押圧することによって、サンプ
リングパターン(二等辺三角形)の底辺が現在サイドに設
定されるのである(以下、このようなサンプリングパタ
ーンの設定の仕方を“現在中心"と言う)。一方、上記
“現在/過去"キー59aを2回押圧することによって、
サンプリングパターンの底辺が過去サイドに設定される
のである(以下、このようなサンプリングパターンの設
定の仕方を“過去中心"と言う)。
【0104】以下、上記計時対応表示部59に割り当て
られる各操作キーの操作によって設定されるサンプリン
グパターンについて詳細に説明する。 (1) 加速サンプリング1(現在中心) 選択メニューデータ格納期間=6箇月分以上3年6箇月
分未満 このサンプリングパターンは、上記選択メニューデータ
ICカード50に6箇月分以上3年6箇月分未満の選択
メニューデータが格納されている場合に、“加速サンプ
リング1"キー59bおよび“現在/過去"キー59a(1回
押圧)によって指定される。上記加速サンプリング1(現
在中心)は、図12(a)に示すように、サンプリングパタ
ーン指定日の1箇月前の同日,2箇月前の同日,3箇月前
の同日,4箇月前の同日をサンプリングパターン決定の
基準日となる日(以下、基準日と言う)とする。そして、
各基準日を二等辺三角形の底辺の中心の日(以下、中心
日と言う)とする一方、2週先の基準日に対応する日(以
下、対応日と言う)を二等辺三角形の頂点となる日(以
下、頂点日と言う)とする4個のサンプリングパターン
である。そうして、サンプリング時には、この4個のサ
ンプリングパターンを構成する日(以下、単に構成日と
言う)に選択された選択メニューデータをサンプリング
するのである。ここで、図中◎印は上記基準日を表し、
×は構成日を表す。
【0105】このように、上記選択メニューデータIC
カード50に格納された選択メニューデータをサンプリ
ングする際のサンプリング対象となる日をサンプリング
パターン指定日と関連付けることによって、サンプリン
グパターン指定日と同じ日付の付近に選択されたメニュ
ーの選択メニューデータをサンプリングできるのであ
る。
【0106】尚、図12(a)における5箇月前および6
箇月前におけるサンプリングパターンは、上記4つのサ
ンプリングパターンを構成する日付コードに対応する選
択メニューデータICカード50の領域からサンプリン
グされた選択メニューデータ数が所定数に満たない場合
に、サンプリング領域を広げるための第1補助サンプリ
グパターンおよび第2補助サンプリングパターンであ
る。
【0107】要するに、上記加速サンプリング1(現在
中心)によるサンプリングは、過去4箇月における同日
を基準日として現在サイドに二等辺三角形の底辺を置い
たサンプリングパターンを設定してサンプリングを実施
する方法である。つまり、上記サンプリングパターン指
定日から過去数箇月間における同日付近に選択されたメ
ニューの選択メニューデータをより現在サイドを中心と
してサンプリングするのである。
【0108】(2) 加速サンプリング1(過去中心) 選択メニューデータ格納期間=6箇月分以上3年6箇月
分未満 このサンプリングパターンは、上記選択メニューデータ
ICカード50に6箇月分以上3年6箇月分未満の選択
メニューデータが格納されている場合に、“加速サンプ
リング1"キー59bおよび“現在/過去"キー59a(2回
押圧)によって指定される。上記加速サンプリング1(過
去中心)は、図12(b)に示すように、サンプリングパタ
ーン指定日の1箇月前の同日,2箇月前の同日,3箇月前
の同日,4箇月前の同日を基準日とし、各基準日を二等
辺三角形の頂点日とする一方基準日の2週先の対応日を
底辺の中心日とする4個のサンプリングパターンであ
る。そして、サンプリング時には、この4個のサンプリ
ングパターンの構成日に選択されたメニューの選択メニ
ューデータをサンプリングするのである。尚、5箇月前
および6箇月前におけるサンプリングパターンは、上記
第1補助サンプリングパターンおよび第2補助サンプリ
ングパターンである。
【0109】要するに、上記加速サンプリング1(過去
中心)によるサンプリングは、上記サンプリングパター
ン指定日から過去数箇月間における同日付近に選択され
たメニューの選択メニューデータをより過去サイドを中
心としてサンプリングを実施する方法である。
【0110】(3) 加速サンプリング2(現在中心) 選択メニューデータ格納期間=1年6箇月分以上4年6
箇月分未満 このサンプリングパターンは、上記選択メニューデータ
ICカード50に1年6箇月分以上4年6箇月分未満の
選択メニューデータが格納されている場合に、“加速サ
ンプリング2"キー59eおよび“現在/過去"キー59a
(1回押圧)によって指定される。上記加速サンプリング
2(現在中心)は、図13(a)に示すように、サンプリン
グパターン指定日の1年前における(4n−2)(n=1,
2,…,9)日前を基準日とし、各基準日を二等辺三角形
の底辺の中心日とする一方基準日の1年先の対応日を頂
点日とする9個のサンプリングパターンである。そし
て、サンプリング時には、この9個のサンプリングパタ
ーンの構成日に選択されたメニューの選択メニューデー
タをサンプリングするのである。尚、上記第1,第2補
助サンプリングパターンとして、サンプリングパターン
指定日の1年前における(4n−2)(n=10,11)日
前を基準日とする2個のサンプリングパターンを当て
る。
【0111】(4) 加速サンプリング2(過去中心) 選択メニューデータ格納期間=1年6箇月分以上4年6
箇月分未満 このサンプリングパターンは、上記選択メニューデータ
ICカード50に1年6箇月分以上4年6箇月分未満の
選択メニューデータが格納されている場合に、“加速サ
ンプリング2"キー59eおよび“現在/過去"キー59a
(2回押圧)によって指定される。上記加速サンプリング
2(過去中心)は、図13(b)に示すように、サンプリン
グパターン指定日の1年前における(4n−2)(n=1,
2,…,9)日前を基準日とし、各基準日を二等辺三角形
の頂点日とする一方基準日の1年先の対応日を底辺の中
心日とする9個のサンプリングパターンである。そし
て、サンプリング時には、この9個のサンプリングパタ
ーンの構成日に選択されたメニューの選択メニューデー
タをサンプリングするのである。尚、上記第1,第1補
助サンプリングパターンとして、サンプリングパターン
指定日の1年前における(4n−2)(n=10,11)日
前を基準日とする2個のサンプリングパターンを当て
る。
【0112】(5) 先3年サンプリング(現在中心) 選択メニューデータ格納期間=2年6箇月分以上 このサンプリングパターンは、上記選択メニューデータ
ICカード50に2年6箇月分以上の選択メニューデー
タが格納されている場合に、“先3年サンプリング2"
キー59c及び“現在/過去"キー59a(1回押圧)によっ
て指定される。上記先3年サンプリング(現在中心)は、
図14(a)に示すように、サンプリングパターン指定日
の(6n−3)(n=1,2,3,4)日前を基準日とし、各
基準日を二等辺三角形の底辺の中心日とする一方基準日
の2年先の対応日を頂点日とする4個のサンプリングパ
ターンである。そして、サンプリング時には、この4個
のサンプリングパターンの構成日に選択されたメニュー
の選択メニューデータをサンプリングするのである。
尚、上記第1,第2補助サンプリングパターンとして、
サンプリングパターン指定日の(6n−3)(n=5,6)
日前を基準日とする2個のサンプリングパターンを当て
る。
【0113】(6) 先3年サンプリング(過去中心) 選択メニューデータ格納期間=2年6箇月分以上 このサンプリングパターンは、上記選択メニューデータ
ICカード50に2年6箇月分以上の選択メニューデー
タが格納されている場合に、“先3年サンプリング2"
キー59c及び“現在/過去"キー59a(2回押圧)によっ
て指定される。上記先3年サンプリング(過去中心)は、
図14(b)に示すように、サンプリングパターン指定日
の(6n−3)(n=1,2,3,4)日前を基準日とし、各
基準日を二等辺三角形の頂点日とする一方基準日の2年
先の対応日を底辺の中心日とする4個のサンプリングパ
ターンである。そして、サンプリング時には、この4個
のサンプリングパターンの構成日に選択されたメニュー
の選択メニューデータをサンプリングするのである。
尚、上記第1,第2補助サンプリングパターンとして、
サンプリングパターン指定日の(6n−3)(n=5,6)
日前を基準日とする2個のサンプリングパターンを当て
る。
【0114】(7) 旬メニューサプリング このサンプリングパターンは“旬メニューサンプリン
グ"キー59dによって指定される。上記旬メニューサン
プリングは、図15に示すように、サンプリングパター
ン指定日の1年前の同日を基準日とし、この基準日およ
びその前後合わせて8日間を一辺とする一方基準日の2
年先に対向辺を有する1個の矩形のサンプリングパター
ンである。そして、サンプリング時には、このサンプリ
ングパターンの構成日に選択されたメニューの選択メニ
ューデータをサンプリングするのである。尚、上記第
1,第2補助サンプリングパターンとして、上記サンプ
リングパターンの後3日間および前3日間における2個
の矩形のサンプリングパターンを当てる。
【0115】(8) 加速サンプリング1(現在中心) 選択メニューデータ格納期間=3年6箇月分以上 このサンプリングパターンは、上記選択メニューデータ
ICカード50に3年6箇月分以上の選択メニューデー
タが格納されている場合に、“加速サンプリング1"キ
ー59bおよび“現在/過去"キー59a(1回押圧)によっ
て指定される。上記加速サンプリング1(現在中心)は、
図16(a)に示すように、基本的には(1)の加速サンプ
リング1と同じサンプリングパターンである。但し、
(1)の加速サンプリング1(現在中心)の場合には、サン
プリングパターン指定日と同じ年の1箇月前乃至4箇月
前の同日を基準日としているのに対して、(8)における
加速サンプリング1(現在中心)では、サンプリングパタ
ーン指定日の4年前あるいは5年前における1箇月前乃
至4箇月前の同日を基準日とするのである。つまり、選
択メニューデータICカード50における後半分の選択
メニューデータエリアのみをサンプリング対象とするの
である。
【0116】(9) 加速サンプリング1(過去中心) 選択メニューデータ格納期間=3年6箇月分以上 このサンプリングパターンは、上記選択メニューデータ
ICカード50に3年6箇月分以上の選択メニューデー
タが格納されている場合に、“加速サンプリング1"キ
ー59bおよび“現在/過去"キー59a(2回押圧)によっ
て指定される。上記加速サンプリング1(過去中心)は、
図16(b)に示すように、サンプリングパターン指定日
の4年前あるいは5年前における1箇月前乃至4箇月前
の同日を基準日とする点以外は、(2)の加速サンプリン
グ1(過去中心)と同じサンプリングパターンである。
【0117】(10) 加速サンプリング2(現在中心) 選択メニューデータ格納期間=4年6箇月分以上 このサンプリングパターンは、上記選択メニューデータ
ICカード50に4年6箇月分以上の選択メニューデー
タが格納されている場合に、“加速サンプリング2"キ
ー59eおよび“現在/過去"キー59a(1回押圧)によっ
て指定される。上記加速サンプリング2(現在中心)は、
図17(a)に示すように、選択メニューデータICカー
ド50における後半分の選択メニューデータエリアをサ
ンプリング対象とする点以外は、(3)の加速サンプリン
グ2(現在中心)と同じサンプリングパターンである。
【0118】(11) 加速サンプリング2(過去中心) 選択メニューデータ格納期間=4年6箇月分以上 このサンプリングパターンは、上記選択メニューデータ
ICカード50に4年6箇月分以上の選択メニューデー
タが格納されている場合に、“加速サンプリング2"キ
ー59eおよび“現在/過去"キー59a(2回押圧)によっ
て指定される。上記加速サンプリング2(過去中心)は、
図17(b)に示すように、選択メニューデータICカー
ド50における後半分の選択メニューデータエリアをサ
ンプリング対象とする点以外は、(4)の加速サンプリン
グ2(過去中心)と同じサンプリングパターンである。
【0119】(12) 後3年サンプリング(現在中心) 選択メニューデータ格納期間=5年6箇月分以上 このサンプリングパターンは、上記選択メニューデータ
ICカード50に5年6箇月分以上の選択メニューデー
タが格納されている場合に、“後3年サンプリング2"
キー59f及び“現在/過去"キー59a(1回押圧)によっ
て指定される。上記後3年サンプリング(現在中心)は、
図18(a)に示すように、選択メニューデータICカー
ド50における後半分の選択メニューデータエリアをサ
ンプリング対象とする点以外は、(5)の先3年サンプリ
ング(現在中心)と同じサンプリングパターンである。
【0120】(13) 後3年サプリング(過去中心) 選択メニューデータ格納期間=5年6箇月分以上 このサンプリングパターンは、上記選択メニューデータ
ICカード50に5年6箇月分以上の選択メニューデー
タが格納されている場合に、“後3年サンプリング2"
キー59f及び“現在/過去"キー59a(2回押圧)によっ
て指定される。上記後3年サンプリング(過去中心)は、
図18(b)に示すように、選択メニューデータICカー
ド50における後半分の選択メニューデータエリアをサ
ンプリング対象とする点以外は、(6)の先3年サンプリ
ング(過去中心)と同じサンプリングパターンである。
【0121】(14) 後・先6年サプリング(現在中心) 選択メニューデータ格納期間=5年6箇月分以上 このサンプリングパターンは、上記選択メニューデータ
ICカード50に5年6箇月分以上の選択メニューデー
タが格納されている場合に、“後・先6年サンプリング"
キー59gおよび“現在/過去"キー59a(1回押圧)によ
って指定される。上記後・先6年サンプリング(現在中
心)は、図19(a)に示すように、サンプリングパターン
指定日の12日前を基準日とし、この基準日を二等辺三
角形の底辺の中心日とする一方基準日の5年先の対応日
を頂点日とする1個のサンプリングパターンである。そ
して、サンプリング時には、このサンプリングパターン
の構成日に選択されたメニューの選択メニューデータを
サンプリングするのである。また、上記第1,第2補助
サンプリングパターンは、サンプリングパターン指定日
の6日前および18日前を基準日とし、夫々の基準日を
直角三角形の直角部とする一方基準日の4年先に頂点日
を有する2個のサンプリングパターンを当てる。
【0122】(15) 後・先6年サプリング(過去中心) 選択メニューデータ格納期間=5年6箇月分以上 このサンプリングパターンは、上記選択メニューデータ
ICカード50に5年6箇月分以上の選択メニューデー
タが格納されている場合に、“後・先6年サンプリング"
キー59gおよび“現在/過去"キー59a(2回押圧)によ
って指定される。上記後・先6年サンプリング(過去中
心)は、図19(b)に示すように、サンプリングパターン
指定日の前日を基準日とし、この基準日を二等辺三角形
の頂点日とする一方基準日の5年先の対応日を底辺の中
心日とする1個のサンプリングパターンである。そし
て、サンプリング時には、このサンプリングパターンの
構成日に選択されたメニューの選択メニューデータをサ
ンプリングするのである。また、上記補助サンプリング
パターンは、サンプリングパターン指定日の1年前の同
日の5日後および同じく7日前を基準日とし、夫々の基
準日を直角三角形の鋭角部とする一方基準日の4年先に
底辺を有する2個のサンプリングパターンを当てる。
【0123】ここで、上記操作パネル61の計時対象表
示部59に設けられたサンプリングパターンを指定する
ための各操作キーをサンプリングキーと総称する。
【0124】上記各サンプリングパターンにおける構成
日数は、(7)の旬メニューサンプリング以外は総て36
日と同数になるようにしている。すなわち、選択メニュ
ーデータICカード50における選択メニューデータ格
納期間が長いほどサンプリングパターンを成す三角形の
底辺の日数を少なくして、よりサンプリングパターン指
定日に近い月日における選択メニューデータをサンプリ
ングするようにするのである。こうして、サンプリング
パターン指定日と季節的同一性を保てるように配慮して
いる。これに対して、加速サンプリング1では、サンプ
リング範囲をサンプリングパターン指定日と同じ年に限
定して異なる月における同日付近の選択メニューデータ
をサンプリングするようにしている。こうして、月単位
の周期性を保てるように配慮している。このサンプリン
グ方法は、生活リズムが月単位の周期性を持つサラリー
マン家庭等において有効性を発揮できる。
【0125】また、旬メニューサンプリングでは、過去
3年間におけるサンプリングパターン指定日と同月日付
近のみの選択メニューデータをサンプリングするように
している。こうして、サンプリングパターン指定日を旬
とするメニューのみをサンプリング可能にしているので
ある。
【0126】<提案メニュー表示動作>以下、上述のよ
うに構成された選択メニューデータICカード50およ
び操作パネル61によって実施される提案メニュー表示
動作について詳細に説明する。ここで、上記提案メニュ
ー表示動作とは、上記操作パネル61におけるサンプリ
ングキーを操作して選択メニューデータICカード50
に格納された選択メニューデータの中から選択メニュー
データをサンプリングしてディスプレイ表示し、ユーザ
が選択する蓋然性の高いメニューを提案する動作であ
る。
【0127】図20〜図22は上記CPU45によって
実施される提案メニュー表示処理動作のフローチャート
である。以下、図20〜図22に従って提案メニュー表
示処理動作について説明する。ステップS31で、上記サ
ンプリングキーのいずれかが押圧されたか否かが判別さ
れる。その結果、押圧されていればステップS32に進
み、そうでなければサンプリングキーが押圧されるのを
待つ。
【0128】ステップS32で、押圧されたサンプリング
キーに応じたサンプリングパターン(第1,第2補助サン
プリングパターンは含まず)が設定される。そして、選
択メニューデータICカード50における上記設定され
たサンプリングパターンの構成日に係る各番地のメニュ
ーコードエリア52cからメニューコードが読み出され
て、上記RAM48の作業領域の一つであるサンプリン
グデータ格納領域62(図24参照)に格納される。こう
して、基本サンプリング動作が実行されるのである。
【0129】ステップS33で、上記ステップS32におけ
る基本サンプリング動作で得られた基本サンプリングデ
ータのソーティングが実施され、このソーティングされ
た基本サンプリングデータがRAM48の作業領域の一
つであるソーティングデータ格納領域63(図24参照)
に格納される。ステップS34で、後に詳述するような重
複データ抹消サブルーチンが実行される。ステップS35
で、上記ソートされた基本サンプリングデータにおける
メニューコード数がカウントされる。ステップS36で、
上記ステップS35においてカウントされたメニューコー
ド数が5個であるか5個未満であるか6個以上であるか
が判定される。その結果5個であればステップS45に進
み、6個以上であればステップS44に進み、5個未満で
あればステップS37に進む。
【0130】ステップS37で、上記基本サンプリングの
結果得られた選択メニュー数が5個に満たないので、上
記第1,第2補助サンプリングパターンのうちいずれか
の補助サンプリングパターンが設定される。そして、上
記基本サンプリングデータの場合と同様にして補助サン
プリングパターンの構成日に係るメニューコードが読み
出される。こうして、追加サンプリング動作が実行され
るのである。尚、最初の追加サンプリング動作の場合に
は第1補助サンプリングパターンを用いる。ステップS
38で、上記追加サンプリング動作によって得られた追加
サンプリングデータが、上記RAM48のサンプリング
データ格納領域62に格納された基本サンプリングデー
タに加えられる。
【0131】ステップS39で、上記基本サンプリングデ
ータと追加サンプリングデータから成るサンプリングデ
ータがソーティングされる。ステップS40で、再度重複
データ抹消サブルーチンが実行される。ステップS41
で、上記追加サンプリング動作が2回実施された否かが
判定される。その結果、2回実施されていない場合には
ステップS37に戻って2回目の追加サンプリング動作が
実施される。その際における補助サンプリングパターン
は第2補助サンプリングパターンである。一方、2回実
施されている場合にはステップS42に進む。
【0132】ステップS42で、上記ソートされたサンプ
リングデータにおけるメニューコード数がカウントされ
る。ステップS43で、上記ステップS42においてカウン
トされたメニューコード数が5個以下であるか否かが判
定される。その結果5個以下であればステップS45に進
み、5個より多ければステップS44に進む。ステップS
44で、ソート順位第6位以下のデータがリジェクトされ
る。
【0133】ステップS45で、上記ディスプレイ制御部
37のスロット42に、得られた5つのサンプリングデ
ータ(提案メニュー)のメニュー情報の総てが格納された
上記メニュー情報ICカード49が装着されているか否
かが判別される。その結果装着されていればステップS
46をスキップする。上記判別は次の2つの動作によって
実施される。すなわち、まず上記スロット42にメニュ
ー情報ICカード49が装着されているかを判別する。
そして装着されている場合には、上記RAM48のソー
ティングデータ格納領域63(図24参照)に格納されて
いるソート済みの提案メニューの各メニューコードと、
上記スロット42に装着されているメニュー情報ICカ
ード49における上記調理プログラム検索用データエリ
ア49aの内容(メニューコード)とを照合することによ
って実施される。
【0134】ステップS46で、上記ソーティングデータ
格納領域63に格納されている提案メニューのうち現在
装着されているメニュー情報ICカード49に登録され
ていない提案メニューの各メニューコードを、現在装着
されているメニュー情報ICカード49の調理プログラ
ム検索用データエリア49aに基づいて検索し、この検
索された提案メニューのメニューコードに対応するカー
ドコードが選択メニューデータICカード50のカード
コードエリア52bから読み出される。こうして、現在
装着されているメニュー情報ICカード49に登録され
ていない提案メニューのメニュー情報(調理プログラム
等)が格納されたメニュー情報ICカード49のカード
コードが得られるのである。尚、本実施例においては、
カードコードが“No.1"と“No.2"なる2枚のメニュ
ー情報ICカード49,49に総てのメニューに係るメ
ニュー情報が格納されているものとする。
【0135】ステップS47で、上記ROM46のフォー
マット表示データエリア46cからフォーマット表示デ
ータが読み出される。ステップS48で、上記RAM48
のソーティングデータ格納領域63に格納されている提
案メニューのメニューコードが読み出される。さらに、
この読み出されたメニューコードに基づいて上記選択メ
ニューデータICカード50におけるメニュー名称エリ
ア52dから提案メニューのメニュー名称データが読み
出される。ステップS49で、上記読み出された各提案メ
ニューのメニューコードおよびメニュー名称が、上記ス
テップS46において読み出された現在装着されているメ
ニュー情報ICカード49に登録されていない提案メニ
ューに係るカードコードと共に、上記ステップS47によ
って読み出されたフォーマット表示データに基づくフォ
ーマットで表示されるのである。
【0136】図23は、上述の結果上記操作パネル61
に表示された提案メニューの表示例を示す図である。操
作パネル61における7個の上記操作キーが一体となっ
て形成された領域61aには標題“Your Choice Best
5"が表示される。そして、他の5つの操作キーの夫々
には一つの提案メニューに係るメニューコードとカード
コードとメニュー名称から成る提案メニュー表示におけ
るキーガイダンスが表示される。その際に、上記操作キ
ー61bにおいてはメニューコード“M−5"およびメニ
ュー名称“×××"のみが表示され、カードコードは表
示されていない。このことは、この提案メニュー“××
×"の調理プログラムは現在スロット42に装着されて
いるメニュー情報ICカード49に登録されていること
を意味しているのである。
【0137】このように、メニューコードおよびメニュ
ー名称のみから成るキーガイダンスが表示されている操
作キーは、メニュー選択キーとして機能できるのであ
る。そして、このメニュー選択キーを押圧することによ
って、当該メニュー選択キーにおけるキーガイダンスと
して表示されたメニュー名称のメニューが選択されるの
である。
【0138】これに対して、操作キー61cには、メニ
ューコード“G−2"およびメニュー名称“△△△"の外
に、カードコード“No.2"が表示されている。このこ
とは、この提案メニュー“△△△"の調理プログラムは
現在スロット42に装着されているメニュー情報ICカ
ード49には登録されてはおらず、カードコード“No.
2"が付与された他のメニュー情報ICカード49に格
納されていることを表しているのである。このように、
メニューコードおよびメニュー名称の外にカードコード
がキーガイダンスとして表示されている操作キーは、そ
のメニューに係るメニュー情報ICカード49が装着さ
れていないのでメニュー選択キーとして機能できないの
である。
【0139】こうして、上記カラー液晶ディスプレイ3
6に提案メニューを表示して、提案メニュー表示処理動
作を終了する。以後、後に述べるメニュー選択/確定動
作に移行するのである。
【0140】次に、上記提案メニュー表示処理動作にお
けるステップS34およびステップS40において実行され
る重複データ抹消サブルーチンについて詳細に説明す
る。ここで、上記重複データ抹消とは、サンプリングさ
れてソーティングされたサンプリングデータのうち、上
記RAM48における選択済みメニューデータ時限格納
領域64に格納された選択済みメニューデータに係る選
択メニューデータをリジェクトすることである。
【0141】ここで、上記RAM48における選択済み
メニューデータ時限格納領域64について詳細に説明す
る。図24は、上記RAM48の内容を模式的に表現し
た図である。上記選択済みメニューデータ時限格納領域
64は、RAM48における上記サンプリングデータ格
納領域62およびソーティングデータ格納領域63とは
異なる作業領域に設けられる。そして、この選択済みメ
ニューデータ時限格納領域64には、上記操作パネル6
1の常時表示部60における“LOCK/CANCEL"キー60a
を1回押圧することによって選択/確定されたメニュー
のメニューコードおよび日付コードが格納される。
【0142】上記選択済みメニューデータ時限格納領域
64は、3つの選択済みメニューの夫々のメニューコー
ドが格納される連続した3つの番地が付加された領域か
ら成る1日分の格納領域が7日分で構成されている。そ
して、1日分における最初の選択済みメニューのメニュ
ーコードが格納されるに先立って、その日の選択済みメ
ニューのメニューコードが格納される総ての領域に日付
コードが格納されるのである。そして、上述した選択メ
ニューデータICカード50の選択メニューデータエリ
アの場合と同様に、1日分の格納領域が満杯になる前に
上記クロック機能によって日付が変更されると次の1日
分の格納領域に日付コードが格納されるのである。
【0143】また、上記選択済みメニューデータ時限格
納領域64における1つのメニューコードが格納される
領域の夫々には1001〜1021の番地が割り付けら
れている。さらに、1日分のメニューコードの格納領域
にはI〜VIIの大番地が割り付けられており、その1日分
のメニューコードの格納領域に属する各1つのメニュー
コードが格納される領域には夫々小番地i,ii,iiiが付加
されている。ここで、上記小番地が付加された大番地を
日別番地と称することにする。したがって、上記最初の
メニューコードが格納される領域の番地“1001”は
日別番地“I−i"に対応し、番地“10015"は日別
番地“V−iii"に対応するのである。
【0144】図24では、上記選択済みメニューデータ
時限格納領域64に1991年8月18日から1991
年8月24日までの選択済みメニューのメニューコード
が格納されている様子を示している。そして、番地“1
003",“1009",“1018"の領域は空き領域と
なっており、8月18日,8月20日,8月23日には3
つ目のメニューが選択されなかったことが分かる。
【0145】図25は重複データ抹消サブルーチンのフ
ローチャートである。上記提案メニュー表示処理動作に
おけるステップS33あるいはステップS39においてメニ
ューコードのソーティングが行われた後、重複データ抹
消サブルーチンにおけるステップS51に移行する。
【0146】ステップS51で、図24に示すように、上
記RAM48の選択済みメニューデータ時限格納領域6
4に格納されている一つの選択済みメニューデータが読
み出される。ステップS52で、上記ステップS51におい
て読み出された一つの選択済みメニューデータ(メニュ
ーコード)と上記RAM48のソーティングデータ格納
領域63に格納されているソート済みのサンプリングデ
ータ(メニューコード)とが照合される。ステップS53
で、照合の結果重複するメニューコードが在るか否かが
判別される。その結果重複するメニューコードが在れば
ステップS54に進み、そうでなければステップS54をス
キップする。
【0147】ステップS54で、上記重複するメニューコ
ードがRAM48のソーティングデータ格納領域63に
格納されているサンプリングデータから抹消される。ス
テップS55で、上記RAM48の選択済みメニューデー
タ時限格納領域64に未照合の選択済みメニューデータ
が存在するか否かが判別される。その結果、未照合の選
択済みメニューデータが在ればステップS51に戻り、次
の選択済みメニューデータとサンプリングデータとの照
合が行われる。一方、未照合の選択済みメニューデータ
が無ければ重複データ抹消サブルーチンを終了してメイ
ンルーチンへリターンする。
【0148】こうすることによって、最近1週間以内に
食したばかりのメニューが提案メニューとして表示され
てユーザの食欲を失うことが防止される。したがって、
ユーザは表示される提案メニューを有効に活用して、季
節にマッチしたメニューを選択できるのである。すなわ
ち、RAM48における選択済みメニューデータ時限格
納領域64によって上記メニュー情報時限記憶手段を構
成するのである。
【0149】上記提案メニュー表示処理動作において
は、設定されたサンプリングパターンの内容に関係なく
一律2回追加サンプリング動作を実施するようにしてい
る。ところが、図12乃至図19を比較すれば分かるよ
うに、各補助サンプリングパターン1つの構成日数は各
サンプリングパターンによって異なる。したがって、追
加サンプリング動作を一律2回実施すると、追加サンプ
リング動作によって得られる選択メニューデータ数がサ
ンプリングパターンによって異なることになってしま
う。したがって、次のようにサンプリングパターンの内
容に応じて追加サンプリング動作の上限回数を変えて、
ソーティング前のサンプリングデータ数を揃えて各サン
プリングパターン間におけるサンプリング条件を同じに
するのが好ましい。
【0150】すなわち、後・先6年サンプリング(現在中
心)/(過去中心)の場合の追加サンプリング動作の限度値
を1回とし、加速サンプリング2(現在中心)/(過去中
心)の場合の限度値を4回とし、その他のサンプリング
パターンの場合の限度値を2回とする。そうすると、上
記追加サンプリングの対象となる補助サンプリングパタ
ーンの構成日数は後・先6年サンプリング(現在中心)/
(過去中心)の場合は“15"、加速サンプリング2(現在
中心)/(過去中心)の場合は“16"、その他のサンプリ
ングパターンの場合は“18"と大略等しい限度値に設
定できるのである。
【0151】図26は、上記提案メニュー表示処理動作
のフローチャートにおけるステップS41において実施さ
れる追加サンプリング動作回数判定を、上述のように追
加サンプリング動作の限度値をサンプリングパターンの
内容に応じて実施する場合のフローチャートである。以
下、図26に従って、追加サンプリング動作回数をサン
プリングパターンの内容に応じて変更する際の追加サン
プリング動作回数判定処理動作について説明する。ここ
で、説明を簡単にするために、上記サンプリングパター
ン“後・先6年サンプリング(現在中心)/(過去中心)"を
サンプリングパターンAと称し、サンプリングパターン
“加速サンプリング2(現在中心)/(過去中心)"をサンプ
リングパターンBと称する。
【0152】図21に示す提案メニュー表示処理動作フ
ローチャートにおけるステップS40からステップS41-1
に進む。ステップS41-1で、上記提案メニュー表示処理
動作フローチャートのステップS31において押圧された
と判別されたサンプリングキーによって設定されたサン
プリングパターンは、サンプリングパターン“A"であ
るか否かが判別される。その結果サンプリングパターン
“A"であればステップS41-2に進み、そうでなければ
ステップS41-3に進む。ステップS41-2で、追加サンプ
リング動作回数の限度値に“1"がセットされてステッ
プS41-6に進む。
【0153】ステップS41-3で、上記ステップS31にお
いて押圧されたと判別されたサンプリングキーによって
設定されたサンプリングパターンは、サンプリングパタ
ーン“B"であるか否かが判別される。その結果サンプ
リングパターン“B"であればステップS41-4に進み、
そうでなければステップS41-5に進む。ステップS41-4
で、追加サンプリング動作回数の限度値として“4"が
セットされてステップS41-6に進む。ステップS41-5
で、追加サンプリング動作回数の限度値として“2"が
セットされる。
【0154】ステップS41-6で、上記追加サンプリング
動作が上記セットされた限度値の回数だけ実施されたか
否かが判定される。その結果、上記限度値の回数だけ実
施されていない場合には、提案メニュー表示処理動作に
おけるステップS37に戻って追加サンプリング動作が繰
り返される。一方、限度値の回数だけ実施された場合に
は上記提案メニュー表示処理動作のフローチャートにお
けるステップS42に進み、提案メニュー表示処理動作が
続行されるのである。
【0155】尚、このように追加サンプリング動作回数
をサンプリングパターンの内容に応じて変更する場合に
は、各サンプリングパターンにおいては追加サンプリン
グ動作回数の限度値と同数の補助サンプリングパターン
を設定する必要がある。
【0156】次に、上記RAM48における選択済みメ
ニューデータ時限格納領域64に格納されたメニューデ
ータの更新について説明する。図27,図28は、上記
CPU45の制御に基づいて実施される選択済みメニュ
ーデータ時限格納領域64に対するデータ更新処理動作
のフローチャートである。以下、図27,図28に従っ
て選択済みメニューデータ時限格納領域のデータ更新処
理動作について説明する。
【0157】ステップS61で、クロック機能が時刻“2
4:00”を計時したか否かが判定される。その結果時
刻“24:00"を計時すればステップS62に進み、そ
うでなければ時刻“24:00"を計時するのを待つ。
ステップS62で、時刻“24:00"に上記選択メニュ
ーデータICカード50における日付コードエリア52
aに格納された当日の日付コード(以下、当日日付コード
TDCと言う)が読み出される。ステップS63で、定数
ADに選択済みメニューデータ時限格納領域64におけ
る最初の番地“1001"がセットされる。
【0158】ステップS64で、上記選択済みメニューデ
ータ時限格納領域64における番地“AD"の領域に日
付コードが格納されているか否かが判別される。その結
果格納されていればステップS65に進み、そうでなけれ
ばステップS61に戻って再度番地“AD"の領域に日付
コードが格納されているか否かが判別される。こうし
て、日付が変わって番地“AD"の領域に日付コードが
格納されるのを待つ。ステップS65で、上記選択済みメ
ニューデータ時限格納領域64における番地“AD"の
領域に格納された日付コードが読み出される。ステップ
S66で、上記ステップS65で読み出された日付コードの
値“DC"に“6"が加算され、その結果得られた値が定
数Rにセットされる。
【0159】ステップS67で、TDC=Rであるか否か
が判定される。その結果TDC=Rであれば、すなわ
ち、当日が最終の番地“1021"に格納される日付コ
ードに係る日であればステップS68に進む。一方、そう
でなければステップS61に戻って再度TDC=Rになる
のを待つ。こうして、日付が変わり、当日が選択済みメ
ニューデータ時限格納領域64における最終番地“10
21"に格納される日付コードに係る日になるのを待
つ。
【0160】ステップS68で、上記選択済みメニューデ
ータ時限格納領域64における番地“AD"の領域に格
納された日付コードおよびメニューコードが消去され
る。ステップS69で、上記定数ADの内容がインクリメ
ントされる。ステップS70で、番地“AD"の内容が
“1004"(すなわち、最初の1日分の格納領域を越え
た領域の番地)であるか否かが判別される。その結果
“1004"であればステップS71に進み、そうでなけ
ればステップS64に戻って更に番地“AD"の領域に格
納された日付コードおよびメニューコードが抹消され
る。
【0161】ステップS71で、上記大番地BNの内容が
“II"にセットされる。ステップS72で、上記小番地の
内容が“i"にセットされて、日別番地“BN−i"の領域
内にメニューコードが格納されているか否かが判別され
る。その結果格納されていればステップS73に進み、そ
うでなければデータ更新処理動作を終了する。
【0162】ステップS73で、日別番地“(BN−I)−
i"の領域に格納されている内容が日別番地“BN−i"の
領域に格納されている内容に書き換えられる。ステップ
S74で、上記小番地の内容がインクリメントされて、日
別番地“BN−ii"の領域にメニューコードが格納され
ているか否かが判別される。その結果格納されていれば
ステップS75に進み、そうでなければステップS78に進
む。ステップS75で、日別番地“(BN−I)−ii"の領域
に格納されている内容が日別番地“BN−ii"の領域に
格納されている内容に書き換えられる。ステップS76
で、上記小番地の内容がインクリメントされて、日別番
地“BN−iii"の領域にメニューコードが格納されてい
るか否かが判別される。その結果格納されていればステ
ップS77に進み、そうでなければステップS78に進む。
ステップS77で、日別番地“(BN−I)−iii"の領域に
格納されている内容が日別番地“BN−iii"の領域に格
納されている内容に書き換えられる。
【0163】ステップS78で、上記大番地BNの内容が
インクリメントされる。ステップS79で、上記小番地の
内容が“i"にセットされ、日別番地“BN−i"の領域に
メニューコードが格納されているか否かが判別される。
その結果、格納されていればステップS73に戻って次の
大番地の格納領域に対する処理が実行される。一方、そ
うでなければデータ更新処理動作を終了する。こうし
て、クロック機能の日付を変更する毎に、最先頭の大番
地の格納領域の内容が抹消され、以下の大番地の格納領
域の内容が順送りに1つ前の大番地の格納領域に転送さ
れ、最後尾の大番地の格納領域を空き領域とするのであ
る。
【0164】こうした後、上記操作パネル61の常時表
示部60における“LOCK/CANCEL"キー60aの押圧によ
って選択/確定されたメニューのメニューコードおよび
日付コードが、空き領域となった最後尾の大番地の格納
領域に格納されるのである。このように、常に最新の1
週間分の選択済みメニューのメニューデータを格納して
おくことによって、上述の提案メニュー表示動作におい
てサンプリングされたメニューの中から上記重複データ
抹消サブルーチンによって1週間以内に食したメニュー
を抹消して、最近食していないメニューのみを提案メニ
ューとして操作パネル61に表示できるのである。
【0165】<メニュー選択/確定動作>以下、上述の
提案メニュー表示動作に続いて実行されるメニュー選択
/確定動作について詳細に説明する。図29,図30はメ
ニュー選択/確定処理動作のフローチャートである。以
下、図29,図30に従ってメニュー選択/確定処理動作
について説明する。
【0166】上記提案メニュー表示処理動作(図20〜
図22参照)で説明したように、上記操作パネル61の
サンプリングキーが押圧されて設定されたサンプリング
パターンに基づいて選択メニューデータがサンプリング
され、ソーティングされて5つの提案メニューが得られ
る。そして、提案メニューがディスプレイ表示された後
に、メニュー選択/確定処理動作に入る。
【0167】ステップS81で、ユーザによって、スロッ
ト42に装着されていたメニュー情報ICカード(カー
ドコードNo.1)49が差し替えられたか否かが判定さ
れる。その結果差し替えられた場合にはステップS82に
進み、差し替えられていない場合にはステップS85に進
む。ステップS82で、上記スロット42から抜き出され
たメニュー情報ICカード49のカードコードが、上記
提案メニュー表示処理動作におけるステップS46と同様
にして、新たに装着されたメニュー情報ICカード49
に登録されていない各提案メニューに係るカードコード
を読み出すことによって読み出される。そして、この読
み出されたカードコード“No.1"に係る画像情報がビ
デオメモリ(図示せず)に追加される。ステップS83で、
上記スロット42に新たに装着されたメニュー情報IC
カード49のカードコードが上記調理プログラム検索用
データエリア49aから読み出され、この読み出された
カードコード“No.2"に係る画像情報が上記ビデオメ
モリから消去される。
【0168】ステップS84で、上述のように再編成され
たビデオメモリに基づいて、提案メニューのメニューコ
ードおよびメニュー名称が再度表示される。図31は、
上述の結果上記操作パネル61に再表示された提案メニ
ューの表示例を示す図である。この場合、操作キー61
bにおいてはメニューコード“M−5"およびメニュー名
称“×××"に加えてカードコード“No.1"が表示さ
れ、操作キー61bはメニュー選択キーとして機能でき
ないようになる。これに対して、操作キー61cにおい
ては、メニュー情報ICカード49の交換に伴ってカー
ドコード“No.2"が表示されなくなり、この操作キー
61cはメニュー選択キーとして機能できるようにな
る。
【0169】ステップS85で、上記提案メニュー表示処
理動作のフローチャートにおけるステップS49あるいは
本フローチャートにおけるステップS84において提案メ
ニューを表示している状態で操作パネル61のいずれか
のメニュー選択キーが2回押圧されて、任意のメニュー
が選択されたか否かが判別される。その結果選択されて
いればステップS86に進み、選択されていなければメニ
ュー選択キーが2回押圧されるのを待つ。ステップS86
で、メニュー仕上映像切換表示サブルーチンが実行され
る。ステップS87で、上記操作パネル61の状態が、上
記メニュー仕上映像切換表示サブルーチンを実行する前
における提案メニュー名表示状態に戻る。
【0170】ステップS88で、ユーザによって所望する
メニューのメニュー選択キーが1回押圧されてメニュー
選択が実施されたか否かが判別される。その結果押圧さ
れていればステップS89に進み、そうでなければいずれ
かのメニュー選択キーが1回押圧されるのを待つ。ステ
ップS89で、上記スロット42に現在装着されているメ
ニュー情報ICカード(カードコードNo.2)49の仕上
映像データエリア49cに格納された選択メニューの仕
上映像データが読み出される。このように、上記メニュ
ー選択キーは、2回押圧することによって対応するメニ
ューが借り選択され、1回押圧することによって本選択
されるのである。
【0171】ステップS90で、上記操作パネルモードが
表示画面モードに変更され、上記読み出された選択メニ
ューの仕上映像データに基づいて、カラー液晶ディスプ
レイ36における12個の表示領域全体が一体となって
形成されるメニューの仕上映像表示画面に選択メニュー
の仕上映像が図32に示すごとく表示される。この場合
においても、上記常時表示部60における表示領域60
aは“LOCK/CANCEL"キーとして機能し、表示領域60bは
“MANUAL"キーとして機能するようになっている。ステ
ップS91で、上記“LOCK/CANCEL"キー60aが1回押圧
されたか2回押圧されたかが判別される。その結果、2
回押圧された場合には現在仕上映像が表示されている選
択メニューがキャンセルされたのであるから、ステップ
S84に戻って提案メニューのメニューコードおよびメニ
ュー名称が表示されてユーザに選択メニューの再確定が
促される。一方、1回押圧された場合には現在仕上映像
が表示されているメニューが確定されたのでステップS
92に進む。
【0172】ステップS92で、上記スロット42に装着
されているメニュー情報ICカード49における調理プ
ログラムエリア49bから、上記選択メニューの調理プ
ログラムが読み出されて上記調理制御部にロードされ
る。その際に、上述のように、選択するメニューの調理
プログラムが格納されたメニュー情報ICカード49が
スロット42に装着されていることが確認されているの
で、選択メニューの調理プログラムが確実にロードされ
るのである。
【0173】ステップS93で、上記選択メニューデータ
ICカード50における上記クロック機能に基づく日付
コードが格納された当日の1日分選択メニューデータエ
リア52に空き領域があるか否かが判別される。その結
果空き領域があればステップS94に進み、そうでなけれ
ばステップS94をスキップする。ステップS94で、当日
の日付コードが格納された1日分選択メニューデータエ
リア52の空き領域における最も若い番地が付加された
領域のカードコードエリア52bには、現在装着されて
いるメニュー情報ICカード49のカードコードが格納
される。また、メニューコードエリア52cには選択メ
ニューのメニューコードが格納され、メニュー名称エリ
ア52dには選択メニューのメニュー名称が格納され
る。
【0174】ステップS95で、上記RAM48の選択済
みメニューデータ時限格納領域64における当該日付コ
ードが格納された領域(すなわち、上記大番地“VII"の
格納領域)に空き領域があるか否かが判別される。その
結果空き領域があればステップS96に進み、そうでなけ
ればメニュー選択/確定処理動作を終了する。ステップ
S96で、大番地“VII"の格納領域における最も若い番地
の空き領域に選択済みメニューのメニューコードが格納
されてメニュー選択/確定処理動作を終了する。
【0175】次に、上記メニュー選択/確定処理動作の
フローチャートにおけるステップS85の後に実行される
メニュー仕上映像切換表示サブルーチンについて説明す
る。図33はメニュー仕上映像切換表示サブルーチンの
フローチャートである。上記メニュー選択/確定処理動
作におけるステップS85において、表示されている提案
メニューのうち複数メニューに係る上記メニュー選択キ
ーが2回づつ押圧されると、図33に示すメニュー仕上
映像切換表示サブルーチンに移行する。
【0176】ステップS101で、上記メニュー選択キー
の操作によって選択された複数メニューのうち一つのメ
ニューに係る仕上映像データが、メニュー情報ICカー
ド49における仕上映像データエリア49cから読み出
される。ステップS102で、上記操作パネルモードが表
示画面モードに変更され、上記読み出されたメニューの
仕上映像データに基づいて、カラー液晶ディスプレイ3
6に上述のように形成されるメニューの仕上映像表示画
面に上記メニューの仕上映像が表示される。ステップS
103で、メニュー選択キーが2回押圧された複数メニュ
ーのうち、まだ仕上映像が表示されていないメニューが
在るか否かが判別される。その結果在ればステップS10
4に進み、なければメニュー仕上映像切換表示サブルー
チンを終了する。
【0177】ステップS104で、上記ステップS102にお
ける仕上映像の表示が終了してから所定時間が経過した
か否かが判別される。その結果、上記所定時間が経過し
ていればステップS101に戻って次のメニューの仕上映
像の表示に入る。一方、経過していなければ上記所定時
間が経過するのを待つ。こうして、選択された複数メニ
ューの仕上映像が所定の休止時間を挟んで所定時間づつ
切り換え表示される。以下、このように最終的なメニュ
ー選択に先行して仕上映像を表示するモードを“プレビ
ューモード"と言う。
【0178】<選択メニューデータリフレッシュ動作/
サンプリング対象限定動作>以下、上記選択メニューデ
ータICカード50に格納された選択メニューデータの
リフレッシュ動作、および、ユーザの発意に基づく提案
メニューサンプリング対象限定動作について詳細に説明
する。上記動作を必要とするのは次のような理由によ
る。すなわち、本実施例における選択メニューデータI
Cカード50には6年分(すなわち、2190日分=6
570メニュー分)の選択メニューデータが格納できる
ようになっている。これに対して、電子レンジの期待寿
命は業界の通念上10年となっている。したがって、電
子レンジの使用期間が6年以上になる場合には、選択メ
ニューデータICカード50に格納された選択メニュー
データの消去あるいは新規格納エリアの創出等のリフレ
ッシュ動作が必要となるのである。
【0179】また、上記選択メニューデータICカード
50に選択メニューデータの蓄積を重ねて行くうちに、
ユーザの嗜好の変化や家族構成の変化等によって、日々
選択されるメニューの傾向に変化が徐々にあるいは急激
に発生する場合が十分考えられる。このような場合に
は、過去長期間に蓄えられた本来有用なサンプリングデ
ータであるべき選択メニューデータが逆に有害なノイズ
として作用することになるのである。したがって、この
ような場合には、ユーザの発意によって不必要な選択メ
ニューデータを除去する機能が必要となるのである。
【0180】図34,図35は選択メニューデータリフ
レッシュ/サンプリング対象限定処理動作のフローチャ
ートである。以下、図34,図35に従って選択メニュ
ーデータリフレッシュ/サンプリング対象限定処理動作
について説明する。ステップS111で、上記クロック機
能が時刻“24:00"を計時したか否かが判定される。
その結果、時刻“24:00"を計時すればステップS11
2に進む。ステップS112で、後に詳述するサンプリング
キー状態判定サブルーチンが実行される。
【0181】ステップS113で、上記選択メニューデー
タICカード50の使用状況がチェックされる。この使
用状況チェックは、選択メニューデータICカード50
における6年分選択メニューデータエリア56のうち、
3年目の選択メニューデータおよび6年目の選択メニュ
ーデータが格納される1年分選択メニューデータエリア
55,55の所定番地“315001"(図7(e)における
(ハ)の領域)および“615001"(図7(e)における
(ニ)の領域)の各領域に選択メニューデータが格納され
ているか否かをチェックすることによって実施される。
ステップS114で、後に詳述する選択メニューデータリ
フレッシュ・サブルーチンが実行される。
【0182】ステップS115で、既に詳細に説明したよ
うにして、図27,図28のフローチャートに従って選
択済みメニューデータ時限格納領域のデータ更新処理動
作が実施される。ステップS116で、既に詳細に説明し
たようにして、図11のフローチャートに従ってキーガ
イダンス表示動作が実行される。その結果、図9,図1
0に示すように、選択メニューデータICカード50に
おける選択メニューデータの蓄積量に応じてキーガイダ
ンスが表示される。ステップS117で、ユーザによって
サンプリングの際におけるサンプリング対象を限定する
か否かが判定される。その結果サンプリング対象を限定
すると判定された場合にはステップS118に進み、そう
でない場合には選択メニューデータリフレッシュ/サン
プリング対象限定処理動作を終了する。ここで、上記サ
ンプリング対象の限定とは、図9,図10に示されるサ
ンプリングキーの種類を減らすことである。
【0183】ステップS118で、ユーザによって、上記
操作パネル61に“先3年サンプリング"なるキーガイ
ダンスが表示されているか否かが判別される。その結果
“先3年サンプリング"のキーガイダンスが表示されて
“先3年サンプリング"キー59cが機能状態になってい
る場合にはステップS119に進み、そうでない場合には
選択メニューデータリフレッシュ/サンプリング対象限
定処理動作を終了する。ステップS119で、上記“先3
年サンプリング"キー59cが2回押圧されたか否かが判
別される。その結果“先3年サンプリング"キー59cが
2回押圧されていればステップS120に進み、そうでな
ければ“先3年サンプリング"キー59cが2回押圧され
るのを待つ。
【0184】ステップS120で、選択メニューデータI
Cカード50に選択メニューデータを蓄積している期間
が3年6箇月未満における各時点に表示されるキーガイ
ダンスの表示が終了される。そして、キーガイダンスの
表示が終了されたサンプリングキーのサンプリングキー
モードが“BLOCKED"モードに設定される。ステップS12
1で、選択メニューデータICカード50に選択メニュ
ーデータを蓄積している期間が5年6箇月以上であるか
否かが判別される。その結果5年6箇月以上であればス
テップS122に進み、そうでなければステップS122をス
キップする。ステップS122で、選択メニューデータI
Cカード50に選択メニューデータを蓄積している期間
が5年6箇月以上である際に表示されるキーガイダンス
“後・先6年サンプリング"の表示が終了される。そし
て、キーガイダンスの表示が終了されたサンプリングキ
ーのサンプリングキーモードが“BLOCKED"モードに設定
される。
【0185】ステップS123で、上記ROM46におけ
る操作キー表示データエリア46bに格納された操作キ
ー表示データ(キーガイダンス・データ)の中からメッー
ジ“BLOCK-ED"の操作キー表示データが読み出される。
ステップS124で、上記ステップS120及びステップS12
2において“BLOCKED"モードに設定された操作キーに
は、上記ステップS123において読み出された操作キー
表示データに基づいてキーガイダンス“BLOCK-ED"が、
図36に示すように表示される。ここで、図36(a)に
おいては、上記サンプリングパターンの重み付け方向を
指定する必要のあるサンプリングキーは総て“BLOCKED"
モードに設定されているので“現在/過去"キー59aを
操作する必要がない。したがって、“現在/過去"キー5
9aのキーガイダンスも“BLOCK-ED"になっている。
【0186】ステップS125で、上記“BLOCKED"モード
に設定されていないメニュー選択キーに基づいて、既に
説明した提案メニュー表示動作(図20〜図22参照)お
よびメニュー選択/確定動作(図29,図30参照)が実施
されて、所望するメニューが選択される。ステップS12
6で、ユーザによってサンプリングの際におけるサンプ
リング対象の限定を解除するか否かが判定される。その
結果解除すると判定された場合にはステップS127に進
み、そうでない場合には選択メニューデータリフレッシ
ュ/サンプリング対象限定処理動作を終了する。
【0187】ステップS127で、上記“先3年サンプリ
ング"キー59cが2回押圧されたか否かが判別される。
その結果2回押圧されていればステップS128に進み、
そうでなければ2回押圧されるのを待つ。ステップS12
8で、再度上記サンプリングキー状態判定サブルーチン
が実行される。ステップS129で、上記キーガイダンス
表示動作(図11参照)が実行されて、図9,図10に示
すような通常のキーガイダンスが表示される。こうし
て、“現在/過去"キー59a,“加速サンプリング1"キ
ー59b,“先3年サンプリング"キー59c,“旬メニュ
ーサンプリング"キー59d,“加速サンプリング2"キー
59e,“後3年サンプリング"キー59fおよび“後・先
6年サンプリング"キー59gのすべてのサンプリングキ
ーが機能可能となり、選択メニューデータリフッレッシ
ュ/サンプリング対象限定処理動作を終了する。
【0188】次に、上記選択メニューデータリフッレッ
シュ/サンプリング対象限定処理動作におけるステップ
S112およびステップS128において実行されるサンプリ
ングキー状態判定サブルーチンについて説明する。図3
7はサンプリングキー状態判定サブルーチンのフローチ
ャートである。上記選択メニューデータリフッレッシュ
/サンプリング対象限定処理動作におけるステップS111
においてクロック機能が時刻“24:00"を計時した
後、又は、ステップS127において“先3年サンプリン
グ"キー59cが2回押圧されたと判別された後に、サン
プリングキー状態判定サブルーチンに移行する。
【0189】ステップS131で、上記操作パネル61に
おけるサンプリングキーの中に、上述のようにキーガイ
ダンスの表示が終了されてサンプリングキーモードが
“BLOCKED"モードに設定されているサンプリングキーが
存在するか否かが判別される。その結果存在する場合に
はステップS132に進み、そうでなければサンプリング
キー状態判定サブルーチンを終了してメインルーチンへ
リターンする。ステップS132で、“BLOCKED"モードに
設定されているサンプリングキーが特定され、そのサン
プリングキーのサンプリングキーモードが通常モードに
リセットされる。こうして、“BLOCKED"モード状態にあ
るサンプリングキーが再びサンプリングキーとして機能
するようにモード変更されてサンプリングキー状態判定
サブルーチンを終了し、メインルーチンへリターンす
る。
【0190】このように、上記クロック機構が24:0
0を計時する(日付が変更する)毎に選択メニューデータ
リフレッシュ/サンプリング対象限定処理動作における
サンプリングキー状態判定サブルーチンが実行されて、
サンプリングモードが自動的に通常モードにリセットさ
れる。したがって、サンプリングモードが“BLOCKED"モ
ード状態のまま放置されたとしても、日付が変わると自
動的に通常モードに戻るのである。
【0191】次に、上記選択メニューデータリフッレッ
シュ/サンプリング対象限定処理動作におけるステップ
S114において実行される選択メニューデータリフレッ
シュ・サブルーチンについて説明する。図38は選択メ
ニューデータリフレッシュ・サブルーチンのフローチャ
ートである。上記選択メニューデータリフッレッシュ/
サンプリング対象限定処理動作におけるステップS113
において上記選択メニューデータICカード50の使用
状況をチェックした後、選択メニューデータリフレッシ
ュ・サブルーチンに移行する。
【0192】ステップS141で、上記選択メニューデー
タICカード50における3年目の選択メニューデータ
および6年目の選択メニューデータが格納される1年分
選択メニューデータエリア55,55の所定番地“31
5001"および“615001"の各領域に選択メニュ
ーデータが格納されているか否かが判別される。その結
果格納されている場合にはステップS142に進み、格納
されていなければ選択メニューデータリフレッシュ・サ
ブルーチンを終了してメインルーチンへリターンする。
ステップS142で、上記1年分選択メニューデータエリ
ア55,55の所定番地“315001"および“615
001"における領域の上記日付コードエリア52aに格
納されている日付コードが読み出される。そして、両日
付コードが比較される。
【0193】ステップS143で、上記番地“31500
1"に格納された日付コードが表す日付の方が、番地
“615001"に格納された日付コードが表す日付よ
りも古いか否かが判別される。その結果古い場合にはス
テップS144に進み、そうでなければステップS147に進
む。ステップS144で、1年目〜3年目の各1年分選択
メニューデータエリア55に格納されている選択メニュ
ーデータが消去される。ステップS145で、上記メイン
ルーチン(即ち、選択メニューデータリフレッシュ/サン
プリング対象限定処理動作)におけるステップS111にお
いて時刻“24:00"が計時されて更新された日付(当
日)の日付コードが読み出される。ステップS146で、1
年目の1年分選択メニューデータエリア55における最
初の1日分選択メニューデータエリア52の日付コード
エリア52aに、上記ステップS145において読み出した
当日の日付コードが格納される。こうして、1年目〜3
年目の1年分選択メニューデータエリア55に新たな選
択メニューデータを格納する準備が終了すると、選択メ
ニューデータリフレッシュ・サブルーチンを終了してメ
インルーチンへリターンする。
【0194】ステップS147で、4年目〜6年目の各1
年分選択メニューデータエリア55に格納されている選
択メニューデータが消去される。ステップS148で、上
記当日の日付コードが読み出される。ステップS149
で、4年目の1年分選択メニューデータエリア55にお
ける最初の1日分選択メニューデータエリア52の日付
コードエリア52aに、上記ステップS148において読み
出された当日の日付コードが格納される。こうして、4
年目〜6年目の1年分選択メニューデータエリア55に
新たな選択メニューデータを格納する準備が終了する
と、選択メニューデータリフレッシュ・サブルーチンを
終了してメインルーチンへリターンする。
【0195】このように、選択メニューデータICカー
ド50に格納された6年分の選択メニューデータを前後
3年分ずつ交互に消去することによって、選択メニュー
データリフレッシュ・サブルーチンを実施するのであ
る。
【0196】<サンプリングパターン形成動作>次に、
上記操作パネル61におけるサンプリングキーの操作に
よって実施されるサンプリングパターン形成動作につい
て詳細に説明する。ここで、上記サンプリングパターン
形成動作とは、上記操作パネル61のサンプリングキー
を操作して上記選択メニューデータをサンプリングする
に際して、サンプリングキーの押圧によって指定された
サンプリングパターンを設定する動作である。
【0197】上記サンプリングパターンの設定は、先ず
サンプリングパターン指定日の日付コードを起点とし
て、そこから一定の関係にある上記基準日の日付コード
を算出する。次に、この基準日の日付コードを元にし
て、サンプリングパターンの構成日の日付コードを順次
算出することによって実施される。以下、上述のサンプ
リングパターンの中から、後・先6年サンプリング(現在
中心)(=形成される二等辺三角形は1つ)と先3年サン
プリング(過去中心)(=形成される二等辺三角形は4つ)
との2つのサンプリングパターンを例に上げて、サンプ
リングパターン形成動作について説明する。
【0198】図39,図40は、後・先6年サンプリング
(現在中心)に係るサンプリングパターン形成処理動作の
フローチャートである。以下、図39,図40に従って
後・先6年サンプリング(現在中心)におけるサンプリン
グパターン形成処理動作について説明する。ステップS
151で、上記操作パネル61の“後・先6年サンプリン
グ"キー59gが押圧されたか否かが判別される。その結
果押圧されていればステップS152に進み、そうでなけ
れば“後・先6年サンプリング"キー59gが押圧される
のを待つ。ステップS152で、“現在/過去"キー59aが
押圧されたか否か、また押圧されていれば何回押圧され
たかが判別される。その結果、1回押圧されていればス
テップS153に進む。また、2回押圧されていれば後・先
6年サンプリング(過去中心)のサンプリングパターン形
成処理動作に移行する。また、それ以外の回数だけ押圧
されていれば1回あるいは2回押圧されるのを待つ。
【0199】ステップS153で、サンプリングパターン
指定日(当日)の日付コードが読み出されてメモリに格納
される。尚、ここで、例えば上記指定日は1991年8
月18日であり、その日付コードは91.08.18であ
るとする。ステップS154で、上記指定日の日付コード
に基づいて基準日の日付コードが算出されて上記メモリ
に格納される。その結果、図41においてで示される
構成日(基準日)が設定される。ここで、上記基準日の日
付コードの算出は次のようにして行われる。 (指定日の日付コード)−12日=91.08.(18−1
2) =91.08.06
【0200】ステップS155で、上記基準日の日付コー
ドに基づいて、過年度(1年前〜5年前)の基準日に相当
する上記対応日および中間対応日(以下、上記対応日と
中間対応日とを併せて単に対応日と言う)の日付コード
が算出されて上記メモリに格納される。その結果、図4
1においてで示される構成日(対応日)が設定される。
ここで、上記対応日の日付コードの算出は次のようにし
て行われる。 (基準日の日付コード)−n(n=1,2,…,5)年 =(91−n).08.06=90.08.06,89.08.
06,88.08.06 87.08.06,86.08.06
【0201】ステップS156で、上記基準日の日付コー
ドに基づいて、基準日と同年における基準日より後の構
成日(以下、後構成日と言う)の日付コードが算出されて
上記メモリに格納される。その結果、図41において
で示される構成日(同年の後構成日)が設定される。ここ
で、上記基準日と同年における後構成日の日付コードの
算出は次のようにして行われる。 (基準日の日付コード)+n(n=1,2,…,5)日 =91.08.(06+n)=91.08.07,91.08.
08,91.08.09 91.08.10,91.08.11 ステップS157で、上記基準日の日付コードに基づい
て、基準日と同年における基準日より前の構成日(以
下、前構成日と言う)の日付コードが算出されて上記メ
モリに格納される。その結果、図41においてで示さ
れる構成日(同年の前構成日)が設定される。ここで、上
記基準日と同年における前構成日の日付コードの算出は
次のようにして行われる。 (基準日の日付コード)−n(n=1,2,…,5)日 =91.08.(06−n)=91.08.05,91.08.
04,91.08.03 91.08.02,91.08.01
【0202】ステップS158で、上記基準日の日付コー
ドに基づいて、基準日の1年前の対応日に対する後構成
日の日付コードが算出されて上記メモリに格納される。
その結果、図41においてで示される構成日(1年前
の後構成日)が設定される。ここで、上記1年前におけ
る後構成日の日付コードの算出は次のようにして行われ
る。 {(基準日の日付コード)−1年}+n(n=1,2,…,4)
日 =(91−1).08.(06+n)=90.08.07,9
0.08.08 90.08.09,90.08.10 ステップS159で、上記基準日の日付コードに基づい
て、基準日の1年前の対応日に対する前構成日の日付コ
ードが算出されて上記メモリに格納される。その結果、
図41においてで示される構成日(1年前の前構成日)
が設定される。ここで、上記1年前における前構成日の
日付コードの算出は次のようにして行われる。 {(基準日の日付コード)−1年}−n(n=1,2,…,4)
日 =(91−1).08.(06−n)=90.08.05,9
0.08.04 90.08.03,90.08.02
【0203】ステップS160で、上記ステップS158と同
様にして、2年前の後構成日の日付コードが算出されて
上記メモリに格納される。その結果、図41において
で示される構成日(2年前の後構成日)が設定される。 {(基準日の日付コード)−2年}+n(n=1,2,3)日 =89.08.07,89.08.08 89.08.09 ステップS161で、上記ステップS159と同様にして、2
年前の前構成日の日付コードが算出されて上記メモリに
格納される。その結果、図41においてで示される構
成日(2年前の前構成日)が設定される。 {(基準日の日付コード)−2年}−n(n=1,2,3)日 =89.08.05,89.08.04 89.08.03
【0204】ステップS162で、3年前の後構成日の日
付コードが算出されて上記メモリに格納される。その結
果、図41においてで示される構成日(3年前の後構
成日)が設定される。 {(基準日の日付コード)−3年}+n(n=1,2)日 =88.08.07,88.08.08 ステップS163で、3年前の前構成日の日付コードが算
出されて上記メモリに格納される。その結果、図41に
おいて10で示される構成日(3年前の前構成日)が設定さ
れる。 {(基準日の日付コード)−3年}−n(n=1,2)日 =88.08.05,88.08.04
【0205】ステップS164で、4年前の後構成日の日
付コードが算出されて上記メモリに格納される。その結
果、図41において11で示される構成日(4年前の後構
成日)が設定される。 {(基準日の日付コード)−4年}+1日=87.08.07 ステップS165で、4年前の前構成日の日付コードが算
出されて上記メモリに格納される。その結果、図41に
おいて12で示される構成日(4年前の前構成日)が設定さ
れる。 {(基準日の日付コード)−4年}−1日=87.08.05 これで、図41から分かるように、後・先6年サンプリ
ングパターンにおけるサンプリングパターンの構成日の
日付コードが総て算出されたことになる。
【0206】以後、上記提案メニュー表示処理動作にお
けるステップS32の後半において、上記サンプリングパ
ターンの構成日の日付コードに基づいて上記選択メニュ
ーデータICカード50の番地を特定する。そして、特
定された番地の領域の1日分選択メニューデータエリア
52におけるメニューコードエリア52cからメニュー
コードが読み出されるのである。
【0207】ステップS166で、第1補助サンプリング
パターン形成の指令が発せられたか否かが判別される。
その結果、上記提案メニュー表示処理動作のステップS
36において追加サンプリング動作が必要であると判定さ
れて、第1補助サンプリングパターン形成の指令が発せ
られればステップS157に進む。一方、発せられなけれ
ばサンプリングパターン形成処理動作を終了する。ステ
ップS167で、第1補助サンプリングパターン形成処理
動作が開始され、サンプリングパターン指定日の日付コ
ードが読み出されて上記メモリに格納される。ここで、
上述のように、指定日の日付コードは91.08.18で
あるとする。ステップS168で、上記指定日の日付コー
ドに基づいて第1補助サンプリングパターンの基準日
(以下、第1補助基準日と言う)の日付コードが算出され
て上記メモリに格納される。その結果、図41において
13で示される構成日(第1補助基準日)が設定される。こ
こで、上記第1補助基準日の日付コードの算出は次のよ
うにして行われる。 (指定日の日付コード)−6日=91.08.(18−6) =91.08.12
【0208】ステップS169で、上記第1補助基準日の
日付コードに基づいて、過年度(1年前〜4年前)の第1
補助基準日に相当する日(以下、第1補助対応日と言う)
の日付コードが算出されて上記メモリに格納される。そ
の結果、図41において14で示される構成日(第1補助
対応日)が設定される。ここで、上記第1補助対応日の
日付コードの算出は次のようにして行われる。 (第1補助基準日の日付コード)−n(n=1,2,…,4)
年 ステップS170で、上記ステップS156と同様にして、第
1補助基準日と同年における後構成日の日付コードが算
出されて上記メモリに格納される。その結果、図41に
おいて15で示される構成日(同年の前構成日)が設定され
る。 (第1補助基準日の日付コード)+n(n=1,2,…,4)
【0209】ステップS171〜ステップS173で、上記ス
テップS158,ステップS160,ステップS162と同様にし
て、第1補助基準日の1〜3年前における後構成日の日
付コードが算出されて上記メモリに格納される。その結
果、図41において16,17,18で示される構成日(1〜3
年前の後構成日)が設定される。こうして、図41に示
すように、第1補助サンプリングパターンが設定される
のである。
【0210】以後、上記提案メニュー表示処理動作にお
けるステップS37の後半において、上記第1補助サンプ
リングパターンの構成日の日付コードに基づいて補助サ
ンプリンパターンの構成日に係るメニューコードが読み
出されるのである。
【0211】ステップS174で、第2補助サンプリング
パターン形成の指令が発せられたか否かが判別される。
その結果、上記提案メニュー表示処理動作のステップS
36において更に追加サンプリング動作が必要であると判
定されて、第2補助サンプリングパターン形成の指令が
発せられていればステップS175に進んで第2補助サン
プリングパターン形成処理動作に入る。この第2補助サ
ンプリングパターン形成処理動作は、基本的には第1補
助サンプリングパターン形成処理動作と同じである。但
し、以下の点において第1補助サンプリングパターン形
成処理動作とは異なる。
【0212】すなわち、第1点は、ステップS176にお
ける第2補助基準日の日付コード算出は、 (指定日の日付コード)−18日 によって算出する点である。つまり、第2補助サンプリ
ングパターンは、上記サンプリングパターンを挟んで上
記第1補助サンプリングパターンの対象位置に設定され
るのである。また、第2点は、ステップS178〜ステッ
プS181において求められる第2補助サンプリングパタ
ーンの構成日の日付コードは、第2補助基準日に対する
前構成日である点である。
【0213】このようにして、図41に示すように第2
補助サンプリングパターンが形成されると、上記提案メ
ニュー表示処理動作におけるステップS37の後半におい
て、上記第2補助サンプリングパターンの構成日の日付
コードに基づいて補助サンプリンパターンの構成日に係
るメニューコードが読み出されるのである。このよう
に、後・先6年サンプリング(現在中心)に係るサンプリ
ングパターンが設定され、さらに、必要に応じて第1補
助サンプリングパターンおよび第2補助サンプリングパ
ターンが設定されてサンプリングパターン形成処理動作
を終了する。
【0214】図42,図43は、上記先3年サンプリン
グ(過去中心)に係るサンプリングパターン形成処理動作
のフローチャートである。上述のように、先3年サンプ
リングパターンにおけるサンプリングパターンは、第1
〜第4の4つのサンプリングパターンを有している。以
下、図42,図43に従って先3年サンプリングパター
ン(過去中心)におけるサンプリングパターン形成処理動
作について説明する。
【0215】ステップS191で、上記操作パネル61に
おける“先3年サンプリング"キー59cが押圧されたか
否かが判別される。その結果押圧されていればステップ
S192に進み、押圧されていなければ“先3年サンプリ
ング"キー59cが押圧されるのを待つ。ステップS192
で、“現在/過去"キー59aが押圧されたか否か、また
押圧されていれば何回押圧されたかが判別される。その
結果、1回押圧されていれば先3年サンプリング(現在
中心)のサンプリングパターン形成処理動作に移行す
る。また、2回押圧されていればステップS193に進
む。また、それ以外の回数だけ押圧されていれば1回あ
るいは2回押圧されるのを待つ。
【0216】ステップS193で、サンプリングパターン
指定日の日付コードが読み出されてメモリに格納され
る。ここで、上記日付コードは“91.08.18"であ
るとする。ステップS194で、上記指定日の日付コード
に基づいて、第1〜第4サンプリングパターンの基準日
(第1〜第4基準日)の日付コードが算出されて上記メモ
リに格納される。その結果、図44においてで示され
る構成日(第1〜第4基準日)が設定される。ここで、各
サンプリングパターンの基準日の日付コードの算出は、 (指定日の日付コード)−{6n(n=1,2,…,4)−3}
日 によって次のように算出される。 第1基準日:(指定日の日付コード)−3日 =91.0
8.(18−3) =91.08.15 第2基準日:(指定日の日付コード)−9日 =91.0
8.09 第3基準日:(指定日の日付コード)−15日=91.0
8.03 第4基準日:(指定日の日付コード)−21日=91.0
7.28
【0217】ステップS195で、上記各基準日の日付コ
ードに基づいて、過年度(1年前〜2年前)の第1〜第4
基準日に相当する第1〜第4対応日の日付コードが算出
されて上記メモリに格納される。その結果、図44にお
いてで示される構成日(第1〜第4対応日)が設定され
る。 ここで、第1〜第4対応日の日付コードの算出は次のよ
うにして行われる。 第1対応日:(第1基準日の日付コード)−m(m=1,
2)年 =(91−m).08.15=90.08.15,89.08.
15 第2対応日:(第2基準日の日付コード)−m(m=1,
2)年 =(91−m).08.09=90.08.09,89.08.
09 第3対応日:(第3基準日の日付コード)−m(m=1,
2)年 =(91−m).08.03=90.08.03,89.08.
03 第4対応日:(第4基準日の日付コード)−m(m=1,
2)年 =(91−m).07.28=90.07.28,89.07.
28
【0218】ステップS196で、上記第1〜第4基準日
の日付コードに基づいて、1年前の第1〜第4対応日に
対する後構成日(第1〜第4後構成日)の日付コードが算
出されて上記メモリに格納される。その結果、図44に
で示される構成日(1年前の第1〜第4後構成日)が設
定される。 第1後構成日:{(第1基準日の日付コード)−1年}+1
日 =(91−1).08.(15+1)=90.08.16 第2後構成日:{(第2基準日の日付コード)−1年}+1
日 =(91−1).08.(09+1)=90.08.10 第3後構成日:{(第3基準日の日付コード)−1年}+1
日 =(91−1).08.(03+1)=90.08.04 第4後構成日:{(第4基準日の日付コード)−1年}+1
日 =(91−1).07.(28+1)=90.07.29
【0219】ステップS197で、上記第1〜第4基準日
の日付コードに基づいて、1年前の第1〜第4対応日に
対する前構成日(第1〜第4前構成日)の日付コードが算
出されて上記メモリに格納される。その結果、図44に
で示される構成日(1年前の第1〜第4前構成日)が設
定される。 第1前構成日:{(第1基準日の日付コード)−1年}−1
日 =(91−1).08.(15−1)=90.08.14 第2前構成日:{(第2基準日の日付コード)−1年}−1
日 =(91−1).08.(09−1)=90.08.08 第3前構成日:{(第3基準日の日付コード)−1年}−1
日 =(91−1).08.(03−1)=90.08.02 第4前構成日:{(第4基準日の日付コード)−1年}−1
日 =(91−1).07.(28−1)=90.07.27
【0220】ステップS198で、2年前における第1〜
第4後構成日の日付コードが算出されて上記メモリに格
納される。その結果、図44にで示される構成日(2
年前の第1〜第4後構成日)が設定される。 第1後構成日:{(第1基準日の日付コード)−2年}+m
(m=1,2)日 =(91−2).08.(15+m)=89.08.16,8
9.08.17 第2後構成日:{(第2基準日の日付コード)−2年}+m
(m=1,2)日 =(91−2).08.(09+m)=89.08.10,8
9.08.11 第3後構成日:{(第3基準日の日付コード)−2年}+m
(m=1,2)日 =(91−2).08.(03+m)=89.08.04,8
9.08.05 第4後構成日:{(第4基準日の日付コード)−2年}+m
(m=1,2)日 =(91−2).07.(28+m)=89.07.29,8
9.07.30
【0221】ステップS199で、2年前における第1〜
第4前構成日の日付コードが算出されて上記メモリに格
納される。その結果、図44にで示される構成日(2
年前の第1〜第4前構成日)が設定される。 第1前構成日:{(第1基準日の日付コード)−2年}−m
(m=1,2)日 =(91−2).08.(15−m)=89.08.14,8
9.08.13 第2前構成日:{(第2基準日の日付コード)−2年}−m
(m=1,2)日 =(91−2).08.(09−m)=89.08.08,8
9.08.07 第3前構成日:{(第3基準日の日付コード)−2年}−m
(m=1,2)日 =(91−2).08.(03−m)=89.08.02,8
9.08.01 第4前構成日:{(第4基準日の日付コード)−2年}−m
(m=1,2)日 =(91−2).07.(28−m)=89.07.27,8
9.07.26 これで、先3年サンプリングパターンにおけるサンプリ
ングパターンの構成日の日付コードが総て算出されたこ
とになる。こうして、図44に示すように、先3年サン
プリングパターンにおけるサンプリングパターンが設定
される。
【0222】以後、上記提案メニュー表示処理動作にお
けるステップS32の後半において、上記サンプリングパ
ターンの構成日の日付コードに基づいてサンプリングパ
ターンの構成日に係るメニューコードが読み出されるの
である。ステップS200で、第1補助サンプリングパタ
ーン形成の指令が発せられたか否かが判別される。その
結果、発せられていればステップS201に進んで第1補
助サンプリングパターン形成処理動作に入る。一方、発
せられていなければサンプリングパターン形成処理動作
を終了する。この第1補助サンプリングパターン形成処
理動作は、基本的には上述のサンプリングパターン形成
処理動作と同じである。但し、以下の点において上述の
サンプリングパターン形成処理動作とは異なる。
【0223】すなわち、第1点は、ステップS202にお
ける第1補助基準日の日付コード算出式は、上記基準日
の日付コード算出式 (指定日の日付コード)−(6n−3)日 におけるnの値を“5"とする点である。また、第2点
は、ステップS203〜ステップS207において第1補助サ
ンプリングパターンの構成日の日付コードを求める際に
おける基準日は、上記第1補助基準日の1つのみである
点である。こうして、図44に示すように、先3年サン
プリング(過去中心)に係る第1補助サンプリングパター
ンが設定される。
【0224】以後、上記提案メニュー表示処理動作にお
けるステップS37の後半において、上記第1補助サンプ
リングパターンの構成日の日付コードに基づいて第1補
助サンプリングパターンの構成日に係るメニューコード
が読み出される。ステップS208で、第2補助サンプリ
ングパターン形成の指令が発せられたか否かが判別され
る。その結果、発せられていればステップS209に進ん
で第2補助サンプリングパターンの形成処理動作に入
る。一方、発せられていなければサンプリングパターン
形成処理動作を終了する。この第2補助サンプリングパ
ターン形成処理動作は、以下の点以外は第1補助サンプ
リングパターン形成処理動作と基本的に同じである。
【0225】すなわち、第1点は、ステップS210にお
ける第2補助基準日の日付コード算出式は、上記基準日
の日付コード算出式 (指定日の日付コード)−(6n−3)日 におけるnの値を“6"とすることである。また、第2
点は、ステップS211〜ステップS215において第2補助
サンプリングパターンの構成日の日付コードを求める際
における基準日は、上記第2補助基準日1つのみである
ことである。
【0226】このようにして、図44に示すように第2
補助サンプリングパターンが形成されると、上記提案メ
ニュー表示処理動作におけるステップS37の後半におい
て、上記第2補助サンプリングパターンの構成日の日付
コードに基づいて補助サンプリンパターンの構成日に係
るメニューコードが読み出されるのである。このよう
に、先3年サンプリング(過去中心)に係るサンプリング
パターンが設定され、さらに、必要に応じて第1補助サ
ンプリングパターンおよび第2補助サンプリングパター
ンが設定されて先3年サンプリング(過去中心)のサンプ
リングパターン形成処理を終了する。
【0227】上述のように、上記後・先6年サンプリン
グ(現在中心)および先3年サンプリング(過去中心)のい
ずれのサンプリングパターンにおいても、サンプリング
パターンあるいは補助サンプリングパターンは相似な二
等辺三角形を構成単位としている。したがって、上記二
等辺三角形のパターンを構成する日の日付コード算出用
のアルゴリズムを用意しておけば、上記用意されたアル
ゴリズムに基づいて総てのサンプリングパターンの構成
日の日付コードを得ることができるのである。
【0228】上述のように、本実施例においては、コン
トロールユニット33上に設けられたメニュー選択キー
および“LOCK/CANCEL"キー60aの操作によって選択/指
定されたメニューの選択メニューデータを選択日付別に
記憶しておくための選択メニューデータICカード50
を用意する。そして、上記コントロールユニット33上
に設けられたサンプリングキーを操作することによっ
て、選択メニューデータICカード50に格納された選
択メニューデータの中から必要な選択メニューデータを
サンプリングする際のサンプリングパターンを指定する
と、この指定されたサンプリングパターンの構成日の日
付に応じた領域に格納された選択メニューデータがサン
プリング/ソートされてコントロールユニット33のカ
ラー液晶ディスプレイ36上に提案メニューとして表示
される。
【0229】その際に、上記各サンプリングパターンの
構成日は、サンプリングパターン指定日の日付コードを
起点として所定のルールによって求められる日付コード
によって構成するようにしている。また、選択メニュー
データICカード50における各選択メニューデータが
格納される領域の番地を日付コードを表す番地に設定し
ている。こうすることによって、上記サンプリングパタ
ーンの各構成日とサンプリングパターン指定日との季節
を同じに設定することができ、表示される提案メニュー
がユーザにとって非常に有効な参考資料たり得るのであ
る。
【0230】したがって、選択可能メニュー数が非常に
多い場合であっても、ユーザは表示される限られた数の
提案メニューを参考にして、予備知識の全くないメニュ
ー名の羅列に戸惑う事なく季節性を考慮に入れて食した
いメニューを選択することができるのである。つまり、
本実施例によれば、所望するメニューの選択性およびキ
ーの操作性を高い水準に保ちつつ、搭載された多くの調
理プログラムの中から非常に容易に食したいメニューを
選択できるのである。
【0231】上記サンプリングパターンは、選択メニュ
ーデータICカード50に格納されている選択メニュー
データ数に応じて複数個用意されている。こうして、選
択メニューデータの蓄積の早期段階であっても提案メニ
ューを表示できるようにしている。
【0232】上記サンプリングパターンを指定する際に
操作する上記サンプリングキーは、選択メニューデータ
ICカード50に格納された選択メニューデータ数に応
じてサンプリングパターン名を表すキーガイダンスを操
作キーに表示することによって設定される。そして、キ
ーガイダンスが表示された選択キーが、そのキーガイダ
ンスに応じたサンプリングキーとして機能するようにし
ている。こうして、上記サンプリングキーの視認性と操
作性とが確保されるのである。
【0233】上記各サンプリングパターンの構成日を求
める際には、先ずサンプリングパターン指定日の日付コ
ードを起点として基準日を設定し、この基準日に基づい
てサンプリングパターンの各構成日を求める。そして、
上記サンプリングキーの一つとして“現在/過去"キー5
9aを設け、この“現在/過去"キー59aを1回押圧する
ことによって上記基準日をサンプリングパターンを形成
する二等辺三角形の底辺の中心日とする一方、2回押圧
することによって基準日を二等辺三角形の頂点日とする
ようにしている。したがって、上記“現在/過去"キー5
9aを操作することによって、1つのサンプリングパタ
ーンから2種類のサンプリングパターンを設定でき、過
去側に重みを付けて選択メニューデータをサンプリング
(過去中心)したり、現在側に重みを付けて選択メニュー
データをサンプリング(現在中心)したりできるのであ
る。
【0234】また、上記サンプリングパターンの他に、
上述のように、補助サンプリングパターンを設定できる
ようになっている。そして、サンプリングパターンの構
成日に基づいてサンプリングされた選択メニューデータ
数が所定値に満たない場合には、補助サンプリングパタ
ーンの構成日に基づいてサンプリングされた選択メニュ
ーデータをも加えて提案メニューを得るようにしてい
る。こうして、常に大略同数の提案メニュー数になるよ
うにして、サンプリングパターンによって食したいメニ
ューの選択の自由度が狭くならないようにするのであ
る。
【0235】上記RAM48に選択済みメニューデータ
時限格納領域64を設けて、最近7日分の選択済みメニ
ューコードを格納する。そして、上記サンプリングパタ
ーンに基づいてサンプリングされた選択メニューデータ
のうち、上記選択済みメニューデータ時限格納領域64
に格納されたメニューコードに係る選択メニューデータ
を削除して上記提案メニューを得るようにしている。し
たがって、最近7日間に選択されたメニューが提案メニ
ューとして表示されて、ユーザがメニュー選択の意欲を
無くすことが防止するされる。
【0236】上記提案メニューのメニュー名称をコント
ロールユニット33の操作パネル61に表示するに際し
て、夫々のメニューの調理プログラム等のメニュー情報
が格納されている上記メニュー情報ICカード49がコ
ントロールユニット33に装着されているか否かの情報
も併せて表示するようにしている。したがって、ユーザ
は、選択したメニューの調理プログラムを上記調理制御
部にロードする際に、現在装着されているメニュー情報
ICカード49に上記選択したメニューの調理プログラ
ムが格納されているか否かをそのメニュー情報ICカー
ド49を引き抜いて確かめる必要がなく、操作性に優れ
ている。
【0237】上記選択メニューデータICカード50に
は、最大6年分の選択メニューデータを格納できる。し
たがって、この豊富な選択メニューデータとそれに応じ
て利用可能な多くのサンプリングパターンとによって、
ユーザが選択する可能性の高いメニューが提案メニュー
として表示される蓋然性が高い。ところが一方、ユーザ
に関しては長期間においてはメニューの嗜好に変化が生
じてくる。そこで、そのような場合には、ユーザの指示
に基づいて選択メニューデータICカード50の選択メ
ニューデータの蓄積量に応じて所定のサンプリングキー
の機能を停止できるようにしている。その結果、サンプ
リングパターンの指定日から遠い過去の選択メニューデ
ータによる嗜好性の高い提案メニューに対するノイズを
除去できるのである。その際に、上記サンプリングキー
の機能停止はリセット可能なので、ユーザの嗜好性の変
化に応じて提案メニュー表示の内容に自由度を持たせる
ことができるのである。
【0238】また、上記実施例において、必要に応じて
追加サンプリング動作回数の限度値を補助サンプリング
パターンの構成日数に応じて変更すれば、追加サンプリ
ング動作によって得られる選択メニューデータ数を大略
同じにすることができる。つまり、ソーティング前のサ
ンプリングデータ数を揃えて各サンプリングパターン間
におけるサンプリング条件を同じにできるのである。
【0239】上記実施例では、選択メニューICカード
50に6年分の選択メニューデータを格納できるように
し、5つの提案メニューを表示するようにし、選択済み
メニューデータ時限格納領域64に7日分のメニューコ
ードを格納し、選択メニューデータICカード50に格
納された選択メニューデータは半年分を一括してリフレ
ッシュするようにしている。しかしながら、この発明は
上述の年数や日数やメニュー数に限定されるものではな
い。
【0240】この発明におけるキーガイダンス表示処理
動作,提案メニュー表示処理動作,選択済みメニューデー
タ時限格納領域のデータ更新処理動作,メニュー選択/確
定処理動作,選択メニューデータリフレッシュ/サンプリ
ング対象限定処理動作,選択メニューデータリフレッシ
ュ処理動作およびサンプリングパターン形成処理動作の
アルゴリズムは、上述のアルゴリズムに限定されるもの
ではない。
【0241】この発明におけるサンプリングパターンの
種類は、上記実施例における種類に限定されるものでは
ない。要は、サンプリングパターン指定日の日付コード
に関連付けられた日付コードを構成要素とするサンプリ
ングパターンであればよいのである。
【0242】上記実施例においては、選択されたメニュ
ーの選択メニューデータを格納するための選択メニュー
データ格納手段をICカード50で構成している。しか
しながら、この発明はこれに限定されるものではなく、
例えばRAMカード等で構成しても何等差し支えない。
【0243】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明に係る電子レンジによれば、メニューを選択する日が
属する季節における発生頻度の高いメニューをディスプ
レイ表示するので、季節はずれのメニューを提案するこ
とがなく、適切なメニュー提示を求めるユーザにとって
は非常に使い勝手のよい電子レンジとなる。
【0244】
【0245】
【0246】
【0247】
【0248】
【0249】
【0250】
【0251】
【0252】
【0253】
【0254】
【0255】
【0256】
【0257】
【0258】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電子レンジにおける外観図である。
【図2】図1におけるコントロールユニットの外観図で
ある。
【図3】コントロールユニットの構成図である。
【図4】コントロールユニットの部分拡大図である。
【図5】コントロールユニットのブロック図である。
【図6】図5に示す選択メニューデータICカードにお
ける各エリアの説明図である。
【図7】図6に続く選択メニューデータICカードにお
ける各エリアの説明図である。
【図8】図3に示すカラー液晶ディスプレイおよび透明
電極スイッチシートから構成される操作パネルの平面図
である。
【図9】操作パネルに表示されるキーガイダンスの内容
を示す図である。
【図10】図9に続く操作パネルに表示されるキーガイ
ダンスの内容を示す図である。
【図11】キーガイダンス表示処理動作のフローチャー
トである。
【図12】加速サンプリング1におけるサンプリングパ
ターンの模式図である。
【図13】加速サンプリング2におけるサンプリングパ
ターンの模式図である。
【図14】先3年サンプリングにおけるサンプリングパ
ターンの模式図である。
【図15】旬メニューサンプリングにおけるサンプリン
グパターンの模式図である。
【図16】図12とは異なる加速サンプリング1におけ
るサンプリングパターンの模式図である。
【図17】図13とは異なる加速サンプリング2におけ
るサンプリングパターンの模式図である。
【図18】後3年サンプリングにおけるサンプリングパ
ターンの模式図である。
【図19】後・先6年サンプリングにおけるサンプリン
グパターンの模式図である。
【図20】提案メニュー表示処理動作のフローチャート
である。
【図21】図20に続く提案メニュー表示処理動作のフ
ローチャートである。
【図22】図21に続く提案メニュー表示処理動作のフ
ローチャートである。
【図23】提案メニューの表示例を示す図である。
【図24】図5に示すRAMの内容を示す模式図であ
る。
【図25】重複データ抹消サブルーチンのフローチャー
トである。
【図26】図21における追加サンプリング動作回数判
定とは異なる他の追加サンプリング動作回数判定のフロ
ーチャートである。
【図27】選択済みメニューデータ時限格納領域におけ
るデータ更新処理動作のフローチャートである。
【図28】図27に続く選択済みメニューデータ時限格
納領域におけるデータ更新処理動作のフローチャートで
ある。
【図29】メニュー選択/確定処理動作のフローチャー
トである。
【図30】図29に続くメニュ選択/確定処理動作のフ
ローチャートである。
【図31】図23とは異なる提案メニューの表示例を示
す図である。
【図32】選択メニューの仕上映像の表示例を示す図で
ある。
【図33】メニュー仕上映像切換表示サブルーチンのフ
ローチャートである。
【図34】選択メニューデータリフレッシュ/サンプリ
ング対象限定処理動作のフローチャートである。
【図35】図34に続く選択メニューデータリフレッシ
ュ/サンプリング対象限定処理動作のフローチャートで
ある。
【図36】サンプリング対象限定時におけるキーガイダ
ンスの表示例を示す図である。
【図37】サンプリングキー状態判定サブルーチンのフ
ローチャートである。
【図38】選択メニューデータリフレッシュ・サブルー
チンのフローチャートである。
【図39】後・先6年サンプリング(現在中心)における
サンプリングパターン形成処理動作のフローチャートで
ある。
【図40】図39に続く後・先6年サンプリング(現在中
心)におけるサンプリングパターン形成処理動作のフロ
ーチャートである。
【図41】図39および図40のフローチャートによっ
て形成される後・先6年サンプリング(現在中心)のサン
プリングパターンの模式図である。
【図42】先3年サンプリング(過去中心)におけるサン
プリング形成処理動作のフローチャートである。
【図43】図42に続く先3年サンプリング(過去中心)
におけるサンプリング形成処理動作のフローチャートで
ある。
【図44】図42および図43のフローチャートによっ
て形成される先3年サンプリング(過去中心)のサンプリ
ングパターンの模式図である。
【図45】一般的な市販電子レンジの外観図である。
【図46】図45におけるコントロールユニットにおけ
るパネル部の拡大図である。
【図47】他の従来例における電子レンジの外観図であ
る。
【図48】図47におけるコントロールユニットの表示
部の拡大図である。
【図49】オペレーションコントロール用メモリの各領
域を示す図である。
【図50】図48に示すコントロールユニットによって
所望するメニュー名を選択する際の手順を示す図であ
る。
【符号の説明】
31…電子レンジ本体、 33…コントロ
ールユニット、35…透明電極スイッチシート、36…
カラー液晶ディスプレイ、 37…ディスプレイ制
御部、39…コントロールユニット制御部、 42…ス
ロット、45…CPU、 46…
ROM、48…RAM、 49…メニュ
ー情報ICカード、50…選択メニューデータICカー
ド、52…1日分選択メニューデータエリア、52a…
日付コードエリア、 52b…カードコードエ
リア、52c…メニューコードエリア、 52d…メニュ
ー名称エリア、53…1週間分選択メニューデータエリ
ア、54…1箇月分選択メニューデータエリア、55…
1年分選択メニューデータエリア、59a〜59g…サン
プリングキー、 61…操作パネル、62…サンプリ
ングデータ格納領域、 63…ソーティングデータ格納
領域、64…選択済みメニューデータ時限格納領域。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予めメモリに格納された各種調理情報に
    基づいて選択されたメニューの調理プログラムに従っ
    て、食材に対する加熱調理を実施する電子レンジにおい
    て、 上記予めメモリに格納された各種調理情報に基づいて、
    所定の手順によって1つのメニューを選択指定するメニ
    ュー選択指定手段と、 上記メニュー選択指定手段によって選択指定されたメニ
    ューに関する少なくともメニュー名称を表す選択メニュ
    ーデータが格納される選択メニューデータ格納手段と、 上記選択メニューデータ格納手段に格納されている上記
    選択メニューデータの中から所定の手順に従って特定の
    日付及びこの日付と季節的に同一性を保てる日付に選択
    された選択メニューデータをサンプリングし、そのサン
    プリングされた選択メニューデータを発生頻度を基準と
    して分類する選択メニューサンプリング手段と、 上記選択メニューサンプリング手段によってサンプリン
    グされた選択メニューデータのうち発生頻度の高い順に
    所定数の選択メニューデータを選出し、この選出された
    選択メニューデータによって表される上記所定数のメニ
    ュー名称を提案メニューとしてディスプレイ表示する提
    案メニュー表示手段を備えたことを特徴とする電子レン
    ジ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子レンジにおいて、 時刻を計測して、計測した時刻に基づいて日付を表す日
    付信号を出力する計時手段を有すると共に、 上記選択メニューデータ格納手段には所定期間の日付に
    対応した番地が付与され、各番地が付与された領域の夫
    々には日付コードエリアおよび選択メニューデータエリ
    アが設けられて、 上記選択メニューデータ格納手段の任意の番地が付与さ
    れた領域における上記日付コードエリアには、その番地
    に対応した日付を表す日付コードが格納される一方、上
    記メニュー選択指定手段によってメニューが選択指定さ
    れた場合には、当該メニューが選択指定された際に上記
    計時手段が出力している日付信号に基づく日付コードに
    よって特定される番地が付与されている上記選択メニュ
    ーデータ格納手段の領域における上記選択メニューデー
    タエリアに、上記選択指定されたメニューに係る上記選
    択メニューデータが格納されるようにすると共に、 上記選択メニューサンプリング手段は、上記サンプリン
    グを実施する日の日付コードと所定の関係を有する複数
    の日付コードによって構成されるサンプリングパターン
    を設定するサンプリングパターン設定部を有して、 上記選択メニューサンプリング手段は、上記サンプリン
    グパターン設定部によって設定されたサンプリングパタ
    ーンを構成する各日付コードによって特定される番地が
    付与されている上記選択メニューデータ格納手段の各領
    域における上記選択メニューデータエリアに格納された
    選択メニューデータをサンプリングするようにしたこと
    を特徴とする電子レンジ。
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