JP2000207422A - 概念シソ―ラスを用いた文書の検索及び格付けシステム並びに方法 - Google Patents

概念シソ―ラスを用いた文書の検索及び格付けシステム並びに方法

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JP2000207422A
JP2000207422A JP3966A JP2000003966A JP2000207422A JP 2000207422 A JP2000207422 A JP 2000207422A JP 3966 A JP3966 A JP 3966A JP 2000003966 A JP2000003966 A JP 2000003966A JP 2000207422 A JP2000207422 A JP 2000207422A
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Tsuyoshi Hirao
剛 平尾
Hirokatsu Araki
寛克 荒木
Tadashi Takahashi
忠志 高橋
Hitoshi Matsumoto
均 松本
Takeshi Kumazawa
剛 熊沢
Takaaki Nagae
隆明 永江
Masaru Wakitani
勝 脇谷
Naoki Doi
直樹 土居
Nobuhito Fukui
伸仁 福居
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、検索及び検索結果の格付けをカス
タム化可能なデータベース検索システム及び方法の提供
を目的とする。 【解決手段】 本発明では、ユーザが検索用語を選択
し、選択された用語間に階層関係を定義する。これらの
用語は、概念と関連付けられたリンク型の検索用語の組
を含む木構造形式で表示される。ユーザは新しい用語又
は用語間の関係を組み込むため木構造を修正する。検索
質問は、検索用語として使用される概念用語と対応して
木構造の下位階層にあるキーワードを用いて概念用語を
指定することによって定義される。ユーザは、検索結果
の格付けを制御し検索処理を正確にするため検索用語に
相互作用的に重みを付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザに関心のあ
る文書を獲得するため、大量の文書を検索するシステム
及び方法に係わり、特に、検索用語のグループと概念語
との間の階層的な関係を定義するユーザの作成したシソ
ーラスに基づいて文書を検索する動的な方法に関する。
【0002】また、本発明は、ユーザの最も関心の高い
用語により大きい重みを付与し、検索結果のユーザに対
する関連性をより良く反映した順序で検索結果を表示さ
せるため、検索用語に動的に重み付けする方法に関す
る。
【0003】
【従来の技術】研究を行う際に大規模な文書のデータベ
ースの検索を使用する機会が増加すると共に、ユーザ
は、所望の情報を含む文書を見つけるため利用可能な大
量の文書を検索する効率的で正確な方法が必要になる。
また、検索結果を調べ、ユーザの要求に最も適切な結果
を判定する方法が重要である。効率的かつ正確な検索方
法は、特に、何百万件もの文書にアクセスするインター
ネットを介してアクセスされる文書を検索する場合に重
要である。
【0004】このような場合に、ユーザは、典型的に、
インターネットにアクセスし、関心のある情報を見つけ
るためにウェブ検索エンジン(例えば、Yahoo, AltaVis
a, Excite, Infoseek など)を使用する。ウェブ検索エ
ンジン、或いは、従来型の他の検索方法を使用するテキ
スト検索は、典型的に、以下のステップを含む。
【0005】(1)ステップ1:ユーザが所望の情報を
獲得するために適当であると思うキーワードを入力す
る。
【0006】(2)ステップ2:ウェブ探索エンジン
は、キーワードに基づいて文書の集合を検索し、検索用
語を含む文書のリストを表示する。
【0007】(3)ステップ3:獲得された文書は、探
索エンジンによって実現される重み付け機構若しくは手
段に基づいて、予想されるユーザへの関連性によって分
類される。最も関連性のある文書はリストの先頭に表示
される。
【0008】(4)ステップ4:検索結果の文書件数が
多すぎて効率的に調べることができない場合、ユーザ
は、再考されたキーワードの組を用いてもう一度検索を
実行する。
【0009】(5)ステップ5:検索結果が取扱可能な
件数に収まり、一覧表示された文書がユーザの質問に十
分に適切であると見える場合、ユーザは文書を拾い読み
し始める。
【0010】上記の従来の検索方法は有効な結果を生成
することができるが、重大な欠点がある。従来の検索方
法の基本的な問題点は、ユーザが文書を検索するために
使用される各キーワードを考え、入力しなければならな
いことである。そのため、ユーザは、検索の分野と、ユ
ーザの要求を充たす文書であることを示すために被検索
文書内で十分な頻繁で出現する説明的な用語とに関して
ある程度の習熟を要する。このため、次に、ユーザは、
所望の情報が典型的に見つけられる技術的環境及びビジ
ネス環境の知識が要求される。キーワードの個数が増加
すると共に、検索の範囲が狭くなり、精度が高くなると
考えられるので、探索をするときに、多数のコンテンツ
固有の用語を入力することが望ましい。しかし、上記の
通り、できるだけ多数のキーワードを入力するために
は、典型的に、検索用語が使用されるコンテンツ、並び
に、検索用語の類義語である多数の用語、及び、検索用
語に関連した多数の用語についての予備知識が必要にな
る。また、ユーザは、検索を行う毎に検索用語のリスト
を入力する必要がある。
【0011】一部の検索エンジンは、概念ベース検索を
行う能力を有する。概念ベース検索の場合、ユーザは、
関心のある1個の検索用語を指定し、次に、検索エンジ
ンがその検索用語と、その検索用語に予め関連付けられ
ている他のキーワードとを使用して検索を実行する。多
数の検索エンジンは、「格付け」機能を備えている。
「格付け」機能とは、各キーワードに重みを割り当て、
文書に対する全体的な重みを決定するため、文書内で各
キーワードの重みを合成するアルゴリズムを使用する処
理である。この全体的な重みは、検索結果を順番に並べ
るときに、ユーザが関連性の高い文書を決定する際の補
助として使用される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】概念検索及び格付け機
能は便利であるが、ユーザによる変更ができないように
設計されていることが欠点である。ユーザは、典型的
に、特定の概念検索が定式化され、実行される仕組みが
わからないので、その仕組みに影響を与え得ないし、或
いは、自分に対し提示された検索結果がどのようにして
格付けされたかがわからない。その理由は、検索エンジ
ンが典型的に、検索と検索結果の格付けとを行う独自の
方法を採用し、ユーザがその動作を変更若しくは制御す
ることを許さないからである。検索エンジンは、検索概
念と関連した検索用語との間で予め定義された関係の組
を使用する。したがって、ユーザは、見つかった文書の
件数、並びに、見つかった文書の内容及び格付けに関し
て、その検索結果に満足できない場合がある。また、ユ
ーザは、中間検索結果に基づいて、先行の探索から得ら
れた情報をよりよく反映させ、かつ、後続の検索をさら
に正確にするため、重み付け条件を変更したいと思う場
合がある。
【0013】例えば、ユーザは、「コンピュータ」とい
う概念を使用する検索が、用語「DVD」を含む記事を
探索して見つけ出すかどうかを知る方法が無い。これ
は、特に、新しいキーワードが頻出する分野において用
語若しくは概念を探すときに、重大な制限である。勿
論、ユーザは、簡単に概念検索を使用し、最大の関心の
ある特定の用語を入力することができる。しかし、その
ために、ユーザは、特に、多数回の検索を行わなければ
ならない場合に、余分な作業をする必要があり、概念ベ
ース検索を使用する利点が失われる。このような状況で
は、ユーザは、検索用語、又は、検索用語のグループを
より簡単に選択でき、かつ、検索及び格付け機構を制御
できることが望ましい。
【0014】したがって、本発明は、ユーザがユーザ定
義概念に基づいて検索を行なうためカスタム化すること
ができ、ユーザが変更可能な処理に基づいて検索結果を
格付けするユーザにとって関心のある情報用のデータベ
ースを検索するシステム及び方法の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によるユーザの関心がある情報に関する大量
の文書を検索するシステム及び方法は、ユーザが検索に
使用される用語を選択し、選択された用語の間に階層的
な関係を定義する。これらの用語は、概念若しくは標題
と関連付けられた連結した検索用語の組を含む木構造の
形式で表示される。ユーザは、新しい用語又は用語間の
関係を組み込むため、必要に応じて木構造を修正するこ
とができる。検索質問は、木構造の下位階層にあり検索
用語として使用される概念用語と対応したキーワードを
用いて、概念用語を指定することによって定義される。
また、ユーザは、検索結果の格付けを制御し検索処理を
正確にするため、必要に応じて、検索に使用される用語
に相互作用的に重みを付けることができる。
【0016】請求項1に係る発明は、ユーザに関心のあ
るデータを獲得するためデータベースを検索するシステ
ムであって、ユーザからの検索用キーワード及びキーワ
ード毎の相対的な重みの入力を受けるように構成された
入力装置と、主キーワードが副キーワードの組に関連付
けられている上記入力されたキーワード間の階層関係を
表現するデータ構造を形成する手段と、上記主キーワー
ドを検索用語として指定する手段と、上記指定された主
キーワードと関連付けられた上記副キーワードの組を含
むデータ用のデータベースを検索する手段と、各キーワ
ードに割り当てられた上記重みの関数として、上記副キ
ーワードの組を含むデータを順序付けし、表示させる手
段とを有するシステムである。
【0017】請求項7に係る発明は、ユーザに関心のあ
るデータを獲得するためデータベースを検索する方法で
あって、キーワード検索用語の組を準備する段階と、ユ
ーザからの入力に応じて主キーワード検索用語を副キー
ワード検索用語と関連付ける段階と、ユーザからの入力
に応じて各キーワード検索用語に相対的な重みを割り当
てる段階と、上記主キーワード検索用語を概念検索用語
として指定する段階と、上記副キーワード検索用語を含
む上記データベース内のデータを識別するため、上記指
定された主キーワード検索用語と関連付けられた上記副
キーワード検索用語を用いて上記データベースの検索を
実行する段階と、上記識別されたデータを、上記各キー
ワード検索用語に割り当てられた重みの関数として順序
付けする段階と、上記順序付けられたデータをユーザに
対し表示させる段階とを有する方法である。
【0018】請求項12に係る発明は、端末に入力され
た情報に応じてユーザに関心のあるデータを獲得するた
めデータベースを検索するサーバーのプログラムを記録
したコンピュータが読み取り可能な記録媒体であって、
上記プログラムは、キーワード検索用語の組を準備させ
るコードと、上記端末に入力された情報に応じて主キー
ワード検索用語を副キーワード検索用語と関連付けさせ
るコードと、上記端末に入力された情報に応じて各キー
ワード検索用語に相対的な重みを割り当てさせるコード
と、上記主キーワード検索用語を概念検索用語として指
定させるコードと、上記副キーワード検索用語を含む上
記データベース内のデータを識別するため、上記指定さ
れた主キーワード検索用語と関連付けられた上記副キー
ワード検索用語を用いて上記データベースの検索を実行
させるコードと、上記識別されたデータを、上記端末で
表示できるように上記各キーワード検索用語に割り当て
られた重みの関数として順序付けさせるコードとを有す
る、記録媒体である。
【0019】請求項13に係る発明は、ユーザに関心の
あるデータを獲得するためサーバーにデータベースを検
索させる端末のプログラムを記録したコンピュータが読
み取り可能な記録媒体であって、上記プログラムは、ユ
ーザからの入力を、主キーワード検索用語を副キーワー
ド検索用語と関連付ける情報として処理させるコード
と、ユーザからの入力を、各キーワード検索用語に相対
的な重みを割り当てる情報として処理させるコードと、
上記サーバーによって概念検索用語として指定された上
記主キーワード検索用語と関連付けられた上記副キーワ
ード検索用語を用いて上記データベースから検索され、
上記各キーワード検索用語に割り当てられた重みの関数
として順序付けられたデータをユーザに対し表示できる
形式に変換させるコードとを有する、記録媒体である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるキーワードベ
ースの検索処理を用いて大量の文書を効率的に検索する
システム及び方法の実施例を説明する。本発明の方法
は、ユーザが作成した修正可能なシソーラスがデータ木
の形で表現されることに基づいている。この木構造は、
共通概念と関連付けられた用語の組の形式で設けられた
関心のある検索用語を収容する。文書の組を検索する際
に、ユーザは、概念と関連した個々の用語の代わりに、
検索のための概念用語を指定する。検索エンジンは、次
に、検索用の概念と関連したすべての検索用語を使用す
る。検索の結果はユーザに与えられ、ユーザは、ある種
の用語に重みを付け、又は、ある種の用語に与えられて
いる重みを変更し、これによって、検索結果を順序付け
する相互作用的な格付け方法が実現される。この能力
は、後続の検索を効率的に制御し、検索結果を調べるた
めに使用され得る。
【0021】図1には、本発明の方法に従って、概念シ
ソーラスを使用し、文書データベース201に格納され
た文書を相互作用的に検索し、格付けするシステム20
0の主要な機能的コンポーネントの構成図が示されてい
る。同図に示されたシステムは、ユーザが自分の希望に
合うように構成できるシソーラス、すなわち、カスタム
化可能なシソーラスを作成及び編集するため使用され
る。このカスタム化可能なシソーラスは、共通概念と関
連したキーワード検索用語によって構成される。このシ
ステム200は、ユーザにとって関心のある文書データ
ベース内の要素を決定するため、キーワード検索用語に
選択的に重み付けし、文書データベース201の検索を
行うときに使用される。システム200は、ユーザが本
発明を実現するためのキーワード及びキーワード重み係
数を入力し、入力されたキーワードを構造化及び表示す
べく使用される木構造を修正できるようにユーザ入力装
置208を具備する。プロセッサ212は、ソフトウェ
アプログラムに格納された命令を実行し、本発明の方法
の一部分を形成する機能を実現するため使用されるハー
ドウェアを制御するため使用される。それぞれのプログ
ラムを実行するプロセッサ212の結果、例えば、概念
シソーラスを表現する木構造、又は、文書データベース
の格付けされた検索結果は、ユーザに提示するためディ
スプレイ214に表示される。
【0022】プロセッサ212へのユーザ入力は、シソ
ーラス220に格納された用語から形成された本発明に
よる概念シソーラスを作成、変更及び表示するためシソ
ーラス・マネージャ222によって使用される。シソー
ラス・マネージャ222は、シソーラス220のデータ
要素と、システム200の他の要素との間のインタフェ
ースプログラムとして作用する。すなわち、シソーラス
220のデータ構造は、公開される必要がなく、システ
ム200の他のプログラム又は機能要素と適合する必要
がない。そのため、シソーラス220は、データベー
ス、データリスト、或いは、他の適当なフォーマットで
構築される。シソーラス222は、シソーラス220の
データ構造と、システム200の他の要素との間の共通
インタフェースを提供する。典型的に、これは、マネー
ジャ222がシソーラス220に含まれるデータ(キー
ワード)にアクセスすることができ、システム200の
他の機能要素によって共通にアクセスできるフォーマッ
ト(例えば、データ木構造)でこれらのデータ(キーワ
ード)を表現する。
【0023】ユーザは、キーワード検索用語の一覧を作
成し、上位レベルの概念用語を指定し、概念用語と検索
用語との間の関係を定義するため、キーワード及び制御
命令をプロセッサ212に入力する。キーワード検索用
語はシソーラス220に格納される。シソーラス・マネ
ージャ22は、シソーラス220にアクセスし、検索用
語、並びに、検索用語と1個以上の概念用語との関係を
グラフィカルに描写するデータ木構造を表示するためユ
ーザと相互作用する。ノード(節点)であると考えられ
る概念は、ブランチ(枝)1個以上の副概念と関連付け
られ、各副概念は多数の検索用語(すなわち、「木」の
終端ノード)と関連付けられる。
【0024】データベース201の検索を行うとき、ユ
ーザは検索パラメータを定義するため特定の概念を指定
する。プロセッサ212は、データベース201に関す
る検索の方式を制御する検索プログラム202を実行す
る。検索プログラム202は、シソーラス220の内容
へのアクセスを許可するシソーラス・マネージャ222
と相互作用するという制限の下で、広い範囲の専有若し
くは非専有的データベース検索方法を実施する。これに
より、シソーラス・マネージャ222の能力にはある種
の要求が課され、シソーラス・マネージャ222は、検
索プログラム202との間で制御命令及びデータを交換
できなければならない。検索プログラム202は、概念
シソーラスを表現するデータ木構造を走査し、検索を実
行するため使用されるキーワード検索用語を識別するた
め、シソーラス・マネージャ222と相互作用する。こ
の探索結果はディスプレイ214に表示される。
【0025】しかし、典型的に、検索結果は、ユーザに
結果の相対的な関連性を与えるためにさらに処理され
る。この更なる処理は、予想されるユーザの関心の順序
に検索結果を格付けするため、シソーラス・マネージャ
222と相互作用する文書格付けプログラム204によ
って実行される。検索プログラム202と同様に、専有
的若しくは非専有的な性質を有し、シソーラスマネージ
ャ222は、文書格付けプログラム204によって要求
されるような制御命令及び/又はデータを交換し得るよ
うに設計される。シソーラス・マネージャ222は、格
付けプログラム204がシソーラス220にアクセス
し、検索用語及び検索用語に割り当てられた重みを識別
し、ユーザに対する検索結果毎の相対値を評価するため
その情報を使用することを可能にさせる。予想される関
心のレベルは、通常、文書に含まれるキーワードとキー
ワードの出現回数とに基づいて、文書の全体的な重みを
推定することによって決められる。全体的な重みが大き
くなると、その文書に対するユーザの関心が高くなると
考えられる。
【0026】図2には、図1に示されたシソーラス・マ
ネージャ222とシソーラス220の主要なコンポーネ
ントが示されている。同図に示されるように、シソーラ
ス・マネージャ222は、このモジュールの機能を実現
する二つの主要なプログラム又はサブルーチンにより構
成され、これらの機能は、シソーラス・ジェネレータ及
びエディタ230と、キーワード格付けプログラム23
2である。これらの機能を実現するため使用されるソフ
トウェア及びハードウェアは、シソーラス・インタフェ
ース234を介してシソーラス220の内容にアクセス
する。シソーラス・インタフェース234は、シソーラ
ス220とシソーラス・マネージャ222の他の要素と
の間で制御命令及びデータを交換するインタフェースを
提供する。これにより、シソーラス220は、多様な構
造若しくはフォーマットによって実現できるようにな
る。
【0027】シソーラス・ジェネレータ及びエディタ2
30は、ユーザにより入力され、若しくは、他の形式
(たとえば、プログラムに読み込まれたリスト、階層構
造に配置されたキーワードのリストを収容するファイ
ル、インターネットからダウンロードされたデータな
ど)で与えられたシソーラス220からのキーワードを
受容し、キーワードの構造化された表現を生成するため
そのデータを使用する。この構造化された表現はデータ
木の形式を有し、そのデータ木のルート節点は、検索を
開始するため使用される概念を表現し、データ木の終端
節点若しくは「葉」は、ルート節点によって記述された
カテゴリー内に含まれるキーワードを表現する。シソー
ラス・ジェネレータ及びエディタ230は、ソフトウェ
ア、又は、概念シソーラスのデータ木をディスプレイ2
14に表示し、ユーザがキーワードを追加若しくは削除
するためにデータ木を変更することを許可し、ユーザが
望み通りのキーワードの階層構造を(典型的に、一部の
節点を概念として指定することにより)概念及びその下
層のキーワードの形式に配置することができるソフトウ
ェアとハードウェアの組合せを含む。
【0028】キーワード格付けプログラム232は、ユ
ーザが所望の数字の組、又は、キーワードの重要性を表
わす他の相対的な尺度を指定することによってデータ木
のキーワードに選択的に重み付けすることを可能にす
る。この格付け操作は、文書データベース201の検索
の前及び/又は後に実施される。これにより、データベ
ース201を検索するため概念シソーラスを使用した検
索プログラム202により得られた結果に対し文書格付
けプログラム204が与えた相対的な重要度を調整する
動的かつ相互作用的な手段が得られる。
【0029】上記の通り、シソーラス・ジェネレータ及
びエディタ203は、ユーザが概念シソーラスの視覚的
表現を操作することを可能にさせる。この能力は、以下
の関数の形式で実現される。
【0030】 (1)シソーラスの内容をデータ木として表示 (2)新しいキーワードをシソーラスに追加 (3)ある種のキーワードを概念として指定 (4)シソーラスから語又は概念を削除 概念シソーラスは、よく知られたデータ構造を使用して
実現されるデータ木の形で表わすことができる。シソー
ラスは、キーワードのリンク型リスト又はそれ以外の階
層表現の形式で表示してもよい。データ木が使用される
場合、このデータ木は、概念とキーワードの間の階層的
関係を表現するため枝を有する。概念(又は副概念)
は、枝の終端節点を除く各節点に置かれる。終端節点
(一般的には、木の葉と称される)はキーワードであ
る。
【0031】図3は、「コンピュータ」という主概念
と、「ハードウェア」及び「インターネット」という副
概念に対する典型的な木構造を示す図である。同図に
は、ディスプレイ214に表示されるような木構造が示
されている。この木構造は、例えば、以下に示すように
階層形式で表示してもよい。 概念シソーラスは、シソーラス・ジェネレータ及びエデ
ィタ205に含まれるビジュアル・シソーラス・エディ
タによって編集される。ビジュアル・シソーラス・エデ
ィタは、2種類の主要な機能を実現し、それらの機能の
結果を表示させることができる。第1の機能は、シソー
ラスの構造を表現するデータ木の図を視覚化するシソー
ラス・ビューイング・エリアに対応する。第2の機能
は、シソーラス構造を操作するため使用されるコマンド
を発行するコントロール・エリアに対応する。例えば、
ユーザがシソーラス・ビューイング・エリアに表示され
たキーワードを操作できるようにするため、幾つかのメ
ニュー項目、又は、ユーザ・インタフェース・オブジェ
クト(例えば、押しボタン)が設けられる。
【0032】概念シソーラスが開かれたとき、概念シソ
ーラスは空白であるか、若しくは、幾つかの汎用概念用
語、例えば、 コンピュータ 自動車 金融 を表示する。表示された概念の中から1個の概念をマウ
スボタンでクリックすることにより、木構造内でクリッ
クされた概念の下側に付加的な概念若しくはキーワード
が表示される。以下の例は、「通信」、「グラフィック
ス」、「ハードウェア」及び「ソフトウェア」のような
副概念を含む概念「コンピュータ」に対し表示された木
構造を表現している。 同様に、木構造内の他の項目をマウスクリックすること
により、別の付加的な概念が指定された概念の下(木構
造の枝のさらに下方)に表示される。 次に、項目「パーソナルコンピュータ」を指定すること
により、この項目と関連した別のキーワード概念の組が
開かれる。 シソーラスの階層のレベル数は、データ木構造内の用語
の個数と、ユーザによって編成された用語の階層化手法
とに依存する。本例の場合、項目「記憶装置」を指定す
ることにより、「コンピュータ」、「ハードウェア」、
「パーソナルコンピュータ」に対する「記憶装置」の概
念を記述するキーワードのリストが生成される。 ここまでに説明した概念シソーラス用のデータ木構造
は、ユーザによるデータエントリーの結果として得られ
るが、例えば、予め編成され、記憶媒体に与えられたシ
ソーラス若しくはインターネットサイトからダウンロー
ドされたシソーラスのような別のソースによって提供さ
れる場合もある。いずれの場合でも、シソーラス用デー
タ木構造は、シソーラスに予め入力されたキーワードと
概念の関係を表現する。この時点で、文書データベース
の検索を開始する前に、ユーザは、新しいキーワードを
追加し、既存のキーワード若しくは概念を削除し、既存
の語を変更することによりキーワードを修正し、用語間
の別の関係、すなわち、概念として指定されたキーワー
ドの変更を反映させるため木構造を変更することを望む
場合がある。シソーラス・エディタ230は、例えば、
以下に示すように、上記の動作を実現するため使用され
得るシソーラス・コントロール・エリアをディスプレイ
214上に表示させる。 <シソーラス・コントロール・エリアの表示例> | 追加 | 削除 | 変更 | 追加ボタンを作動させることにより、新しいキーワード
を入力するための新しいコマンドボックスがユーザに提
示される。このコマンドボックスに入力されたキーワー
ドは最も重複する概念に追加される。以下に、新しい用
語「DVD−ROM」を概念枝「コンピュータ」−「ハ
ードウェア」−「パーソナルコンピュータ」−「記憶装
置」に追加した後のデータ木が示されている。 <データ木構造の例> コンピュータ ハードウェア パーソナルコンピュータ 記憶装置 ハードドライブ フロッピードライブ DVD−ROM 同様に、シソーラス・ビューイング・エリア内のキーワ
ードを選択し、コントロール・エリア内の「削除」ボタ
ンを作動させることにより、概念枝からキーワードを削
除する削除コマンドが使用され得る。以下に、キーワー
ド「フロッピーディスク」が選択された場合の表示例を
示す。この時点で削除命令が実行されると、キーワード
「フロッピーディスク」は、概念「コンピュータ」−
「ハードウェア」−「パーソナルコンピュータ」−「記
憶装置」から削除される。 <データ木構造の例> コンピュータ ハードウェア パーソナルコンピュータ 記憶装置 ハードドライブ フロッピードライブ シソーラス・ビューイング・エリア内でキーワードを選
択し、コントロール・エリア内で「変更」ボタンを作動
させることにより、概念と関連したキーワードを変更す
るため変更コマンドが使用され得る。選択されたキーワ
ードは、変更されたキーワードによって置換し、若しく
は、新しいキーワードを木構造内の同じ場所に配置する
ように編集され得る。通常の「カット(切り取り)」及
び「ペースト(貼り付け)」コマンドは、キーワードエ
ントリーを木構造内の別の場所に移動させるため、追加
コマンド若しくは変更コマンドと共に使用することがで
きる。
【0033】概念シソーラスは、サーバー・コンピュー
タ若しくはクライアント・コンピュータのいずれの側の
記憶媒体に収容してもよい。数台のコンピュータがネッ
トワーク若しくはインターネットに接続されている場
合、シソーラスをサーバー側に配置することによって、
多数のユーザが同一データにアクセスできるようにな
り、より効率的なシステムアーキテクチャが実現され
る。このような状況(或いは、このような状況が有効な
状況)において、シソーラスは二つの部分に分割する方
が有利である。一方の部分は、各ユーザのデスク上のク
ライアント装置に収容され、他方の部分は、サーバー側
又はインターネット上に設けられる。このような場合
に、サーバー側若しくはインターネット上に設けられた
シソーラスの部分は、一般的にアクセス可能なキーワー
ド及び概念の組を含む。図2に汎用シソーラス221と
して示されているように、ユーザの組が共通して関心の
ある「汎用」キーワードが存在する。この標準化された
シソーラスは、ユーザが修正若しくはカスタム化するこ
とはできず、供給元或いはネットワーク管理者だけが、
シソーラスを更新するために、修正若しくはカスタム化
することが可能である。
【0034】これに対して、クライアント装置毎に設け
られ、或いは、必要であるならば、汎用シソーラスと同
じ場所に設けられるシソーラスの「非標準的」部分は、
図2にカスタムシソーラス223として示されているよ
うに、ユーザが自分の検索方法論或いは主題の興味を反
映させるため個別にカスタム化することができる部分で
ある。カスタムシソーラスは、各ユーザが特に関心のあ
る用語を追加し、文書データベースの検索をガイドする
ためにその用語を使用できるようにさせる。一般的に、
サーバーは、記憶容量が比較的大きいので、クライアン
ト・コンピュータよりも多量のシソーラスエントリーを
記憶することができる。しかし、クライアント・コンピ
ュータは、より頻繁に変更され得るユーザ・カスタム化
シソーラスを格納することができる。この配置は、クラ
イアント・システム毎にカスタム化されたシソーラスが
過剰な記憶容量を利用することを防止し、サーバー側に
設けられた共通シソーラスが変更される頻度を低減させ
る。
【0035】概念シソーラスが、検索用語を収容し、ユ
ーザに感心のある概念とその概念の下位にあるキーワー
ドとの関係を反映させるため編成若しくは修正された
後、観念シソーラスは、文書データベース201を検索
するため、検索プログラム202と共に使用される。検
索プログラム202は、データベース201にアクセス
し、ユーザ変更可能な概念シソーラスによって与えられ
たキーワードを使用して関心のある概念と関係した文書
を検索する。検索プログラムは、木構造内で、選択され
た概念と対応した各キーワードを検索し、データベース
201から、それらのキーワードを含む文書のリストを
表示する。かくして、ユーザがある概念を指定すると
き、検索プログラムは、シソーラス木内でその概念の下
位にあるキーワードを検索する。検索される文書空間
(図1では文書データベース201として示されてい
る)には、インターネット上のウェブサイト、局在的な
ハードディスクドライブ、企業イントラネットのサーバ
ー側ディスク空間などが考えられる。
【0036】したがって、データベースの検索を開始す
る際に、ユーザは、(1)検索されるべき文書の組と、
(2)概念用語とを指定するよう要求される。ディスプ
レイ214には、典型的に、検索されるべき文書のリス
トを入力することができるフィールドを含むウィンドウ
が表示される。これは、オペレーティングシステムから
アクセス可能なデータベース又はファイルのリストでも
よい。ユーザは、次に、検索されるべきデータを目立た
せること、或いは、他の方法で指定することができる。
検索概念を指定するため、シソーラスの視覚的表現(例
えば、「シソーラス照合」ボタン若しくはコマンド)が
利用される。これにより、シソーラス内容の木構造が表
示される。木構造内の各用語は、制御ボタン若しくは制
御ボタンと関連したシンボルを有し、用語を選択し、或
いは、選択解除するため使用される。ユーザは、次に、
検索のため使用される一つ以上の概念を選択する。
【0037】検索プログラム205が関連している可能
性のある文書を見つけた後、ユーザの関心が高いと考え
られる順番にそれらの文書を格付けすることが有効であ
る。これは、典型的に、文書格付けプログラム204に
よって実行される。文書格付けプログラム204は、検
索プログラム及びシソーラスと相互作用し、シソーラス
キーワードの出現頻度及び相対的な重みに基づいて検索
結果の一部である各文書の相対的な格付けを決定する。
上記の通り、格付けアルゴリズムの動作はシソーラスの
構造とは無関係であるため、多数の格付けアルゴリズム
を使用することが可能である。
【0038】しかし、上記の通り、通常の格付けプログ
ラムの動作は、ユーザには公開されず、ユーザが望む相
対的なキーワード又は概念の重みを表現していない場合
がある。かくして、従来の格付けの結果は、実際にユー
ザの関心が高い文書を反映しないことがある。数十〜数
百件の文書を生ずる検索の場合に、ユーザは各文書を走
査するために非常に大量の時間を必要とする。そのた
め、ユーザは自分の時間を効率的に利用できない。
【0039】したがって、本発明によれば、キーワード
格付けモジュール232が本発明による方法並びにシス
テムの実施例の一部として含まれる。キーワードの重要
性の指標を各キーワードに関連付けることにより、ユー
ザは、各キーワードに重みを割り当て、検索結果に対し
予想される相対的な関心度の格付けを得ることができ
る。さらに、ユーザが割り当てられた重みを変更できる
ようにすることによって、検索結果及び文書格付けは、
ユーザの関心がより高いキーワードの重み付きの組合せ
を含む文書をより正確に反映するように改良され得る。
これにより、文書の最終的な格付け順序が検索結果に対
するユーザの予想される関心度をより良く示すように、
文書格付けプログラムの結果を制御する動的かつ個別的
なカスタム化可能な方法が得られる。
【0040】
【実施例】例えば、各キーワードが、そのキーワードの
相対的な重要度を表わす数値的な「重み」と関連付けら
れている場合に、検索の結果として得られた文書は、重
みの組合せに従って格付けすることができる。検索によ
って以下のような指定されたキーワードを含む文書が生
成された場合を考える。これらの結果は、例えば、
(1)選択された検索概念に対応した文書の格付け順
序、並びに、(2)各文書、若しくは、選択された文書
で見つかったキーワードのリストのような形でディスプ
レイ214のウィンドウに表示される。キーワードの後
ろの括弧内に示された重みは、デフォルト値であるか、
或いは、前の検索中にユーザが割り当てた値である。本
例の場合に、重みの合計は、格付け規準として使用され
るが、相対的な重みを組み合わせる他の方法を使用して
もよい。例えば、重み及び出現頻度に基づく項の合計、
異なるキーワード間の相関項によって修正された重みに
基づく項の合計などが使用される。
【0041】 <格付け結果の表示例> 文書番号 キーワード(重み) 重みの合計 #1 Microsoft(5), Windous(5), Multimedia(4) 14 #2 Fujitsu(3), Microsoft(5), Windows(5) 13 #3 Microsoft(5), Sun(3), Java(3) 11 #4 Fujitsu(3), IBM(3), Laptop(3) 09 ユーザがFujitsu の製品に関心がある場合、そのユーザ
は文書#1に最も関心がある旨を示すことがある。この
検索後に、ユーザは、"Microsoft" などよりもむしろ"F
ujitsu" を参照するより多くの文書の閲覧を望む。その
場合に、ユーザは、"Microsoft" 文書に割り当たられた
重みよりも大きい最終的な重みを生ずるため、文書#4
内のキーワードにより大きい重みを割り当てることがで
きる。例えば、文書#4に出現するキーワードの重み
が"Microsoft" や"Windows" に対する重みよりも大きく
なるように変更された場合、改訂された格付けは、次の
ように表される。
【0042】 <改訂された格付け結果の表示例> 文書番号 キーワード(重み) 重みの合計 #4 Fujitsu(5), IBM(5), Laptop(5) 15 #2 Fujitsu(5), Microsoft(4), Windows(4) 13 #1 Microsoft(4), Windous(4), Multimedia(4) 12 #3 Microsoft(4), Sun(3), Java(3) 10 割り当てられた重みを反復的に変更し、要求に応じて、
文書の全体的な重みを決定する方法を変更し、検索を実
行することによって、ユーザは、最も関心の高いキーワ
ード若しくはキーワードの組合せを含む文書を獲得し、
格付けするため検索結果を改良することができる。本発
明のキーワード格付け機能は、概念シソーラスと組み合
わされて、ユーザが関心のある概念及び下位のキーワー
ドに基づいて検索を定義し、シソーラス内容及び/又は
構造と、キーワードに割り当てられた相対的な重みとを
変更することによって検索の精度を高めることができる
ようにする。これにより、ユーザが検索処理を制御し、
検索結果を表示できるように動的な形で個別にカスタム
化することができる効率的でユーザに使い易い文書デー
タベースの検索方法が得られる。
【0043】システム200の多数の要素間でデータを
交換する際に生ずる潜在的な問題を最小限に抑えるた
め、検索プログラム202と、格付けプログラム204
と、シソーラス・マネージャ222は、汎用シソーラス
を利用することができる標準的な形式又は構造にアクセ
スする能力を有する1ユニットとして提供することが望
ましい。このような状況で、カスタム化されたシソーラ
スはシソーラス・マネージャ222と関連したファイル
構造に格納される。データベースを検索するため使用さ
れる検索アルゴリズム、並びに、探索結果を順番に並べ
るために使用された格付けアルゴリズムは、多数の選択
肢の中からユーザによって選択されたものであり、或い
は、検索質問、過去の結果、最も関心のある文書を示す
ユーザからの入力などに基づいて最適なアルゴリズムを
判定する本発明のシステム内に含まれたルーチンによっ
て決定される。また、キーワード検索用語を表現するデ
ータ木又は他のデータ構造を走査するアルゴリズムは、
検索プログラムのための検索用語を識別する最も効率的
な手段を実現するために変更される。
【0044】上記の説明で利用された用語及び表現は、
説明のために用いられたものであり、本発明を制限する
ものではない。また、これらの用語及び表現は、明細書
及び図面に開示された事項の等価物、若しくは、それら
の一部分を除外することを意図していない。したがっ
て、本発明の範囲を逸脱することなく、種々の変形をな
し得ることが認められるべきである。
【0045】
【発明の効果】上記の説明の通り、本発明によるユーザ
にとって関心のある情報用データベースの検索システム
及び方法は、ユーザがユーザ定義概念に基づいて検索を
行なうためカスタム化することができ、ユーザが変更可
能な処理に基づいて検索結果を格付けすることができ
る。
【0046】本発明によれば、キーワードの重要性の指
標を各キーワードに関連付けることができるので、ユー
ザは、各キーワードに重みを割り当て、検索結果に対し
予想される相対的な関心度の格付けを得ることができ
る。さらに、ユーザが割り当てられた重みを変更できる
ので、検索結果及び文書格付けは、ユーザの関心がより
高いキーワードの重み付きの組合せを含む文書をより正
確に反映するように改良され得る。これにより、文書の
最終的な格付け順序が検索結果に対するユーザの予想さ
れる関心度をより良く示すように、文書格付けプログラ
ムの結果を制御する動的かつ個別的なカスタム化可能な
方法が得られる。
【0047】また、本発明のキーワード格付け機能は、
概念シソーラスと組み合わされて、ユーザが関心のある
概念及び下位のキーワードに基づいて検索を定義し、シ
ソーラス内容及び/又は構造と、キーワードに割り当て
られた相対的な重みとを変更することによって検索の精
度を高めることができる。ユーザは、検索処理を制御
し、検索結果を表示できるように動的な形で文書データ
ベースの検索方法を個別にカスタム化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法に従って、概念シソーラスを使用
して文書データベースに格納された文書を相互作用的に
検索、格付けするシステムの主要な機能的コンポーネン
トを示すブロック図である。
【図2】図1に示されたシステムのシソーラス・マネー
ジャ及びシソーラス要素の主要なコンポーネントを示す
ブロック図である。
【図3】「コンピュータ」という主概念と、「ハードウ
ェア」及び「インターネット」という副概念に対する典
型的な木構造の説明図である。
【符号の説明】
200 文書の検索及び格付けシステム 201 文書データベース 202 検索プログラム 204 文書格付けプログラム 208 ユーザ入力装置 212 プロセッサ 214 ディスプレイ 220 シソーラス 221 汎用シソーラス 222 シソーラス・マネージャ 223 カスタムシソーラス 230 シソーラス・ジェネレータ及びエディタ 232 キーワード格付けプログラム 234 シソーラス・インタフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒木 寛克 アメリカ合衆国,カリフォルニア 95014, クパティーノ,グレン・プレイス 21327 番 1号 (72)発明者 高橋 忠志 アメリカ合衆国,カリフォルニア 94086, サニーヴェイル,プリムローズ・アヴェニ ュ 955番 (72)発明者 松本 均 アメリカ合衆国,カリフォルニア 95032, ロス・ガトス,フォレスト・ヒル・ドライ ヴ 141番 (72)発明者 熊沢 剛 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 永江 隆明 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 脇谷 勝 東京都稲城市大字大丸1405番地 株式会社 富士通パソコンシステムズ内 (72)発明者 土居 直樹 東京都稲城市大字大丸1405番地 株式会社 富士通パソコンシステムズ内 (72)発明者 福居 伸仁 東京都稲城市大字大丸1405番地 株式会社 富士通パソコンシステムズ内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザに関心のあるデータを獲得するた
    めデータベースを検索するシステムであって、 ユーザからの検索用キーワード及びキーワード毎の相対
    的な重みの入力を受けるように構成された入力装置と、 主キーワードが副キーワードの組に関連付けられている
    上記入力されたキーワード間の階層関係を表現するデー
    タ構造を形成する手段と、 上記主キーワードを検索用語として指定する手段と、 上記指定された主キーワードと関連付けられた上記副キ
    ーワードの組を含むデータ用のデータベースを検索する
    手段と、 各キーワードに割り当てられた上記重みの関数として、
    上記副キーワードの組を含むデータを順序付けし、表示
    させる手段とを有するシステム。
  2. 【請求項2】 上記データ構造を形成する手段は、ユー
    ザがキーワードを追加、削除及び修正し、上記入力され
    たキーワード間の階層関係を変更することによってデー
    タ構造を変更できるように構成された手段を有する、請
    求項1記載のシステム。
  3. 【請求項3】 上記データ構造をデータ木として表示さ
    せる手段を更に有する請求項1又は2記載のシステム。
  4. 【請求項4】 ユーザが上記キーワードに割り当てられ
    た上記相対的な重みを変更できるように構成された手段
    を更に有する、請求項1乃至3のうちいずれか一項記載
    のシステム。
  5. 【請求項5】 上記入力されたキーワードが格納され、
    上記データベースを検索する手段によって上記データベ
    ースを検索する間にアクセスされる記憶媒体を更に有す
    る請求項1乃至4のうちいずれか一項記載のシステム。
  6. 【請求項6】 予め入力されたキーワードの組を収容す
    る第1の記憶媒体と、 ユーザによって入力されたキーワードを格納する第2の
    記憶媒体とを更に有し、 上記データ構造を形成する手段は、上記予め入力された
    キーワードと、上記ユーザによって入力されたキーワー
    ドとの間で階層関係を表現する機能を具備している、請
    求項1乃至4のうちいずれか一項記載のシステム。
  7. 【請求項7】 ユーザに関心のあるデータを獲得するた
    めデータベースを検索する方法であって、 キーワード検索用語の組を準備する段階と、 ユーザからの入力に応じて主キーワード検索用語を副キ
    ーワード検索用語と関連付ける段階と、 ユーザからの入力に応じて各キーワード検索用語に相対
    的な重みを割り当てる段階と、 上記主キーワード検索用語を概念検索用語として指定す
    る段階と、 上記副キーワード検索用語を含む上記データベース内の
    データを識別するため、上記指定された主キーワード検
    索用語と関連付けられた上記副キーワード検索用語を用
    いて上記データベースの検索を実行する段階と、 上記識別されたデータを、上記各キーワード検索用語に
    割り当てられた重みの関数として順序付けする段階と、 上記順序付けられたデータをユーザに対し表示させる段
    階とを有する方法。
  8. 【請求項8】 ユーザからの入力に応じて、上記キーワ
    ードに割り当てられた重みを変更する段階と、 上記識別されたデータを、上記変更された重みの関数と
    して順序付けし直す段階とを更に有する請求項7記載の
    方法。
  9. 【請求項9】 上記主キーワード検索用語と上記副キー
    ワード検索用語との間の関係を表現するデータ構造をユ
    ーザに対し表示させる段階を更に有する請求項7又は8
    記載の方法。
  10. 【請求項10】 上記データ構造はデータ木の形式であ
    る請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 上記キーワード検索用語の組を準備す
    る段階は、 予め記憶媒体に入力されている第1のキーワード検索用
    語の組を準備する段階と、 ユーザにより入力されたキーワードに応じて第2のキー
    ワード検索用語の組を準備する段階とを有する、請求項
    7乃至10のうちいずれか一項記載の方法。
  12. 【請求項12】 端末に入力された情報に応じてユーザ
    に関心のあるデータを獲得するためデータベースを検索
    するサーバーのプログラムを記録したコンピュータが読
    み取り可能な記録媒体であって、上記プログラムは、 キーワード検索用語の組を準備させるコードと、 上記端末に入力された情報に応じて主キーワード検索用
    語を副キーワード検索用語と関連付けさせるコードと、 上記端末に入力された情報に応じて各キーワード検索用
    語に相対的な重みを割り当てさせるコードと、 上記主キーワード検索用語を概念検索用語として指定さ
    せるコードと、 上記副キーワード検索用語を含む上記データベース内の
    データを識別するため、上記指定された主キーワード検
    索用語と関連付けられた上記副キーワード検索用語を用
    いて上記データベースの検索を実行させるコードと、 上記識別されたデータを、上記端末で表示できるように
    上記各キーワード検索用語に割り当てられた重みの関数
    として順序付けさせるコードとを有する、記録媒体。
  13. 【請求項13】 ユーザに関心のあるデータを獲得する
    ためサーバーにデータベースを検索させる端末のプログ
    ラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体
    であって、上記プログラムは、 ユーザからの入力を、主キーワード検索用語を副キーワ
    ード検索用語と関連付ける情報として処理させるコード
    と、 ユーザからの入力を、各キーワード検索用語に相対的な
    重みを割り当てる情報として処理させるコードと、 上記サーバーによって概念検索用語として指定された上
    記主キーワード検索用語と関連付けられた上記副キーワ
    ード検索用語を用いて上記データベースから検索され、
    上記各キーワード検索用語に割り当てられた重みの関数
    として順序付けられたデータをユーザに対し表示できる
    形式に変換させるコードとを有する、記録媒体。
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