JP2854383B2 - 部分開封機能を有する蓋体 - Google Patents

部分開封機能を有する蓋体

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JP2854383B2
JP2854383B2 JP2130834A JP13083490A JP2854383B2 JP 2854383 B2 JP2854383 B2 JP 2854383B2 JP 2130834 A JP2130834 A JP 2130834A JP 13083490 A JP13083490 A JP 13083490A JP 2854383 B2 JP2854383 B2 JP 2854383B2
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康司 大塚
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、有底容器の開口部をシールする蓋体、特
に、内容物を注出するための部分開封部を備え、部分開
封機能を有する蓋体に関する。
〔従来の技術〕
有底容器の開口部をシールする蓋体であって、内容物
を注出するための部分開封部を備える蓋体に関し、特
に、密封牲と生産性を改善させた従来例として、特公昭
62−12099号公報に提案のものがある。
この従来の蓋体を使用した模式図が第7図および第8
図に示されている。これによれば、蓋体120は、孔Pを
開けられたストリップ125の両側から被覆層123,127を貼
着して形成され(必要に応じてアルミ層121が設けられ
る)、第7図に示されているように孔を閉塞するととも
に孔のシールを完全ならしめている。そのうち、下方の
被覆層127の部分は、第7図に示されるように容器140の
開口部の上部端面にヒートシールされ、容器140内の内
容物を密封するようになっている。
そして、容器内の内容物を注出するには、第8図に示
されるように、ピールタブ部Tを引き上げることによっ
て、孔Pの部分を封止していた被覆層127の部分を引き
ちぎり、孔Pの部分を部分開封して行い、この開封され
た孔Pから内容物が適宜注出されるようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の蓋体の形態では、開
封された孔Pの注ぎ口の最外部を、容器の開口部の内周
縁に限りなく近付けることが困難である。
そのため、内容物が完全に注出されないで、容器内に
残ってしまうという問題が生じる。
本発明は、上述の事情に鑑み創案されたもので、その
目的とする処は、上記問題点を解消し、開封が容易であ
るとともに、内容物が残ること無く完全に注出されるよ
うな部分開封機能を有する蓋体を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
このような課題を解決するために、請求項1に係る発
明は、容器内の内容物を注出するための部分開封部
(P)を備え、容器(70)の開口部をシールする蓋体
(1)において、前記蓋体(1)は、第1基板(10)と
該第1基板(10)の上に接合される第2基板(40)とを
有する積層体であり、前記第1基板(10)には、部分開
封部(P)の外形形状に沿うと共に前記容器(70)の開
口部の内周縁に至る帯状貫通口(E)を形成し、該帯状
貫通口(E)内に帯体(55)を埋設し、当該帯体(55)
の材料(55a)を、前記第1基板(10)のベース材料(1
3)とは機械的物性が異なる材料とした部分開封機能を
有する蓋材とし、請求項2に係る発明は、請求項1記載
の帯体(55)は、部分開封部(P)を切り取るための部
分開封部外形形状に沿った帯状貫通口(E)を予め設
け、当該帯状貫通口(E)内に前記帯体材料(55a)を
第1基板(10)と第2基板(40)との接合面側から充填
封止させて形成した請求項1記載の部分開封機能を有す
る蓋材とし、請求項3に係る発明は、請求項1記載の帯
体(55)は、第1基板(10)と第2基板(40)との間に
帯体材料を介在させてこれらを接合すると同時に、帯状
貫通口(E)内に接合面側から帯体材料(55a)を充填
封止させて形成した請求項1記載の部分開封機能を有す
る蓋材とした。
〔作用〕 本発明の蓋体は、部分開封部を切り取るために略部分
開封部外形形状に沿った帯状貫通口を形成し、この帯状
貫通口に帯体を埋設し、当該帯体の材料を、第1基板の
ベース材料とは機械的物性が異なる材料としたので、開
封性は極めて優れ、しかも部分開封口の最外部を、容器
口部の内周縁とすることができる。
〔実施例〕
以下、本発明に係る部分開封機能を有する蓋体1の一
実施例を第1図乃至第6図を参照して説明する。
第1図は有底容器70の開口部に本発明の蓋体1を被着
させた正面図、第2図はその平面図である。第3図は第
2図のIII−III断面矢視図であり、第4図は第3図の蓋
体を形成する状態を示す断面図である。
蓋体1の構成は、第2図に示されるように、部分開封
部P(幅L1)と、この部分開封部Pの外形形状を包囲す
る帯体55(第3図参照)を含む部分S(幅L1〜L2)と、
これらの残部としての蓋体本体Bとに大別される。この
うち、部分開封部Pと蓋体本体Bとは、通常、同一の材
料質構成からなり、一方、帯体55を含む部分Sは、部分
開封部Pとは異なる機械的物性を有する材料から構成さ
れる。
蓋体1の構成についてさらに詳細に説明すると、蓋体
1は、第3図および第4図に示されるように第1基板10
と第2基板40とを有する積層体である。なお、本実施例
の蓋体1は、ヒートシールされる対象容器をポリエステ
ル系の容器と想定して、以下のような材料構成としてい
る。
第1基板10は、本実施例の場合、さらに第一層11、第
二層13、第三層15の3層積層体を基本構造とし、さらに
部分開封部P(幅L1)を包囲するように帯体55(幅L1〜
L2)が設けられている。
これら3層積層体に用いる材質は、例えば、第一層11
が押出タイプのポリエチレンテレフタレート(以下、単
にEC−PETと称す)、第二層13が二軸延伸タイプのポリ
エチレンテレフタレート(以下、単にO−PETと称
す)、第三層15がEC−PETとされる。
一方、帯体55の材料55aは、本実施例の場合、EC−PET
が用いられる。EC−PETとしては、40℃以上のガラス転
移点を有する非結晶性または低結晶性の共重合ポリエチ
レンテレフタレートがシール性の点で好ましい。共重合
ポリエチレンテレフタレートは、テレフタル酸を一部イ
ソフタル酸に置換したものや、エチレングリコールを一
部シクロヘキサンジメタノールに置換したものである。
また、帯体55の材料55aは、通常、第1基板10と第2
基板40との間に接着層50として介在し、基板10,40を接
着する役目を担っている。
このように接着層50によって接合される第2基板40
は、本実施例の場合、さらに第一層41、第二層43、第三
層45の3層積層体からなり、これらの材質は、例えば、
第一層41がO−PET、第二層43がアルミ箔、第三層45が
O−PETとされる。第一層41をO−PETとするのは、接着
層50を介して第1基板10との接着性を考慮したものであ
り、第二層43をアルミ箔としたのは、バリア性を考慮し
たものであり、また第三層45をO−PETとしたのは、例
えば蓋体の印刷等の便宜のためである。この積層体は、
ドライラミネート等の種々の公知の方法で形成される。
なお、第二層43、第三層45は必ず必要なものではない。
次いで、本発明の蓋体1の製造方法について説明す
る。
(1)第1基板10の成形(帯体形成前) 第二層13を構成するO−PETフィルム単体の両面に、
それぞれ、EC−PETを押出しコーティングすることによ
り、第一層11および第三層15が、それぞれ、コーティン
グされる。次いで、部分開封部を切り取るための部分開
封部外形形状に沿った帯状貫通口Eを打ち抜くことによ
って第4図に示される第1基板10の状態に至る。
(2)第2基板40の成形 例えばドライラミネートにより所定の3層積層体(第
一層41、第二層43、第三層45)を形成する(第4図に示
される第2基板40)。
(3)第1基板10と第2基板40との接合、および帯体の
形成 第4図に示される第1基板10の第三層15と第2基板40
の第一層41との間に、溶融したEC−PETを押し出しつ
つ、第1基板10と第2基板40とを接合させる。この際、
溶融したEC−PETの一部は、帯状貫通口Eを充填封止
し、これにより帯体55が形成される。
以上の工程により、本発明の蓋体1が形成され、この
蓋体1は第1図に示されるように、容器70の開口部にヒ
ートシールされる。そして、容器内の内容物を注出する
には、部分開封部Pのタブ(第2図)を把持したまま、
引き上げることによって、部分開封部Pを開封して行う
(第5図、第6図)。
この開封に際し、部分開封部P内の第二層13の材料の
機械的強度の強いO−PETがガイドとなり、幅L1の長さ
を保ちながらの部分開封が確実に行える。さらに、必要
に応じて、部分開封部Pにノッチを入れることによっ
て、開封がさらに容易になる。
以上、本発明の蓋体は、シールされる対象容器をポリ
エステル系の容器としたため、上記の材料構成を採用し
たが、対象容器の材料変更に応じて蓋体1材料を適宜選
定する必要がある。この場合も帯体55の材料を、前記第
1基板10のベース材料、特にO−PETとは機械的物性が
異なる材料とする必要性があることは勿論のことであ
る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、第1基板の上に第2基板部を接合し
第1基板に部分開封部外形形状に沿った帯状貫通口を形
成し該帯状貫通口に帯体を埋設し当該帯体の材料を第1
基板のベース材料とは機械的物性が異なる材料としたの
で、第1基板のベース材料をガイドとして部分開封部を
帯体に沿って容易に開封することができる。また、帯状
貫通口は容器の開口部の内周縁に至るように形成されて
いるので、部分開封部を開封することによる蓋上の部分
開封口を容器口部の内周縁にまで至らせることができ、
従って、内容物は容器内に残ることなく完全に注出され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は容器の開口部に本発明の蓋体1を被着させた正
面図、第2図はその平面図、第3図は第2図のIII−III
断面矢視図、第4図は第3図の蓋体を形成する状態を示
す断面図、第5図は部分開封部を開封した状態を示す正
面図、第6図は第3図の状態から部分開封した後の断面
図、第7図および第8図は、それぞれ従来の蓋体を使用
した模式図である。 1……蓋体 10……第1基板 40……第2基板 55……帯体 P……部分開封部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沼倉 旭 東京都新宿区市谷加賀町1丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−204453(JP,A) 特開 昭57−114462(JP,A) 特開 昭62−39466(JP,A) 特開 昭64−23943(JP,A) 実開 昭63−177277(JP,U) 実開 平2−11068(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 35/00 - 55/16 B65D 17/00 - 17/52 B65D 77/30 - 77/38 B65D 81/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器内の内容物を注出するための部分開封
    部を備え、容器の開口部をシールする蓋体において、前
    記蓋体は、第1基板と該第1基板の上に接合される第2
    基板とを有する積層体であり、前記第1基板には、部分
    開封部の外形形状に沿うと共に前記容器の開口部の内周
    縁に至る帯状貫通口を形成し、該帯状貫通口内に帯体を
    埋設し、当該帯体の材料を、前記第1基板のベース材料
    とは機械的物性が異なる材料としたことを特徴とする部
    分開封機能を有する蓋材。
  2. 【請求項2】請求項1記載の帯体は、部分開封部を切り
    取るための部分開封部外形形状に沿った帯状貫通口を予
    め設け、当該帯状貫通口内に前記帯体材料を第1基板と
    第2基板との接合面側から充填封止させて形成したこと
    を特徴とする請求項1記載の部分開封機能を有する蓋
    材。
  3. 【請求項3】請求項1記載の帯体は、第1基板と第2基
    板との間に帯体材料を介在させてこれらを接合すると同
    時に、帯状貫通口内に接合面側から帯体材料を充填封止
    させて形成したことを特徴とする請求項1記載の部分開
    封機能を有する蓋材。
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