JP2854175B2 - 数値制御情報作成方法 - Google Patents

数値制御情報作成方法

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JP2854175B2
JP2854175B2 JP27317391A JP27317391A JP2854175B2 JP 2854175 B2 JP2854175 B2 JP 2854175B2 JP 27317391 A JP27317391 A JP 27317391A JP 27317391 A JP27317391 A JP 27317391A JP 2854175 B2 JP2854175 B2 JP 2854175B2
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裕登 水上
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミゾ形状を加工するた
めの数値制御情報の作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】数値制御プログラム等の数値制御情報を
自動的に作成する数値制御情報作成方法が種々実用化さ
れている。この数値制御情報作成方法によれば、設計図
面に記載されている部品の形状に従って、対応する操作
盤上の形状キーを押すだけで加工形状を入力することが
でき、また、その時々のデータ設定に参考となる情報が
グラフィックディスプレイ画面に図形表示され、日常語
による問いかけがあるので、表示情報と問いかけに応じ
て寸法等各種データを入力することができる。そして、
数値制御情報作成に必要な全データが入力されれば、即
座に素材形状や部形状が描かれ、数値制御データの自動
計算が開始されて工具軌跡が図形表示され、数値制御情
報が作成される。また、最近では、素材材質、素材形
状、加工形状を入力すれば、加工領域、切削方向、切削
工具、切削条件等の加工方法が自動的に決定されて数値
制御情報が作成される数値制御情報作成方法も用いられ
ている。
【0003】従来の数値制御情報作成方法でミゾ加工方
法を決定する手順を図6のフローチャートを用いて説明
する。まず、オペレータは例えば図3に示すような素材
形状e1e2ew1ew2e5e6及び加工形状e1e
2e3e4e5e6を入力する(ステップS101)。
次に、入力された加工形状からミゾ形状e4を抽出する
(ステップS102)。そして、抽出したミゾ形状e4
が段付きミゾ形状であるか否かを判定する(ステップS
103)。ここで、段付きミゾ形状とは、ミゾ形状e4
の2つの端点P0、P1の深さ方向(この例の場合はX
軸方向の座標値)が異なる形状をいう。従って、この例
のミゾ形状e4は段付きミゾ形状であるので、ミゾ形状
e4を分割ミゾ部Aと分割ミゾ部Bに分割する処理を行
なう(ステップS104)。
【0004】即ち、図4に示すようにミゾ形状e4の2
つの端点のうちミゾ底に近い点P0から深さ方向に垂直
な線分Lを引き、ミゾ形状e4と交差する点P2を求め
る。そして、ミゾ形状e4が線分Lによって分割された
部分e41e42e43を分割ミゾ部Aとし、ミゾ形状
e4の要素のうち分割ミゾ部Aに含まれない部分e44
を分割ミゾ部Bとする。そして、分割ミゾ部Bを旋削荒
加工の範囲とし(ステップS105)、分割ミゾ部Aを
ミゾ荒加工の範囲とする(ステップS106)。次に、
ミゾ形状e4を入力する際に指定された▽記号で表わさ
れた面粗度を判定する(ステップS107)。そして、
面粗度が▽▽以上と指定されたならば荒加工及び仕上げ
加工を行なうものとしてミゾ形状e4の要素のすべてを
ミゾ仕上げ加工の範囲とし(ステップS108)、面粗
度が▽と指定されたならば分割ミゾ部Bを仕上げ代を残
さない旋削荒加工の範囲とし、全ての処理を終了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の数値制御情報作
成方法では、分割ミゾ部Aをミゾ荒加工の範囲とし、分
割ミゾ部Bを旋削荒加工の範囲とするので、面粗度を▽
と指定した場合は仕上げ加工は行なわれず、荒加工のみ
により加工は終了する。従って、P2を境にして旋削加
工を施した部分とミゾ加工を施した部分とで仕上り面に
微妙な違いが生じ、部品として不都合であった。これを
回避するにはオペレータはデータ入力前にミゾ加工方法
を検討して入力方法を工夫したり、作成された数値制御
情報を修正したりしなければならないため、加工に関す
る知識や修正のための労力が必要であり、加工方法を熟
知していない初心者には使い難いという欠点があった。
本発明は上述のような事情から成されたものであり、本
発明の目的は、オペレータによるデータ入力前のミゾ加
工方法についての検討や作成された数値制御情報の修正
を不要とし、ミゾの形状、面粗度及び隣接する部品形状
の特色に応じて加工方法を自動決定して数値制御情報を
作成する数値制御情報作成方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は入力された素材
形状と加工形状からミゾ形状を抽出し、2つの端点の深
さ方向の座標値が一致しない段付きミゾ形状を加工する
ための数値制御情報作成方法に関するものであり、本発
明の上記目的は、2つの端点の深さ方向の座標値が一致
しないミゾ形状に対し、前記端点のうち深さ方向の座標
値がミゾ底に近い点から深さ方向に垂直な線分を引い
ゾ底を含む第1のミゾ部とミゾ底を含まない第2のミ
ゾ部とにミゾ形状を分割し、前記第2のミゾ部を仕上げ
代を加味した旋削荒加工の範囲とし、ミゾ形状の面粗度
の指定が仕上げ加工を必要とするものであるならば、前
記第1のミゾ部を仕上げ代を加味したミゾ荒加工の範囲
とすると共に前記第1及び第2のミゾ部をミゾ仕上げ加
工の範囲とし、ミゾ形状の面粗度の指定が仕上げ加工を
必要としないものであるならば、前記第1のミゾ部及び
第2のミゾ部をミゾ荒加工の範囲とするようにしたこと
を特徴とすることによって達成される。
【0007】
【作用】本発明にあっては、ミゾ形状全体を最終的にミ
ゾ荒加工又はミゾ仕上げ加工するようにしているので、
加工面の仕上り程度に差が生じることを防止することが
できる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の数値制御情報作成方法を実現
する数値制御情報作成装置の一例を示すブロック図であ
る。操作盤6から入力される素材形状や加工形状等の情
報IF及び装置の制御を行なうためのプログラムPGが
素材形状/加工形状記憶部3及び制御部2に格納され
る。ディスプレイ装置5には処理手順等の情報IPが表
示される。決定された加工方法の情報IMが一時記憶部
4に一時的に格納され、作成された数値制御情報INが
数値制御情報格納部7に格納される。そして、全体の制
御がプロセッサ1にて行なわれる。尚、それぞれは相互
に情報の交換を行なうことができる。
【0009】本発明の数値制御情報作成方法でミゾ加工
方法を決定する手順を図2のフローチャートを用いて説
明する。まず、オペレータはディスプレイ装置5で入力
内容を確認しながら操作盤6から例えば図3に示すよう
な素材形状e1e2ew1ew2e5e6及び加工形状
e1e2e3e4e5e6を入力し(ステップS1)、
素材形状/加工形状記憶メモリ3に格納する。プロセッ
サ1は、入力された加工形状からミゾ形状e4を抽出し
(ステップS2)、抽出したミゾ形状e4が段付きミゾ
形状であるか否かを判定する(ステップS3)。この例
のミゾ形状e4は段付きミゾ形状であるので、プロセッ
サ1は、ミゾ形状e4の2つの端点のうちミゾ底に近い
点P0から深さ方向に垂直な線分Lを引き、ミゾ形状e
4と交差する点P2を求めてミゾ形状e4を分割ミゾ部
Aと分割ミゾ部Bに分割する(ステップS4)。
【0010】そして、プロセッサ1は、分割ミゾ部Bを
ミゾ形状e4の面粗度に関わらず、仕上げ代を加味した
旋削荒加工を行なう範囲とする(ステップS5)。従っ
て、この旋削荒加工の領域は図5に示す領域となる。
【0011】次に、プロセッサ1は、ミゾ形状e4を入
力する際に指定された▽記号で表わされた面粗度を判定
する(ステップS6)。そして、プロセッサ1は、面粗
度が▽と指定されたならば仕上げ代を残さないミゾ荒加
工の範囲をミゾ形状e4のすべての範囲(分割ミゾ部A
と分割ミゾ部Bを合わせた範囲)とし(ステップS
7)、面粗度が▽▽以上と指定されたならば分割ミゾ部
Aのみを仕上げ代を加味したミゾ荒加工の範囲とし、ミ
ゾ仕上げ加工の範囲をミゾ形状e4のすべての範囲(分
割ミゾ部Aと分割ミゾ部Bを合わせた範囲)とし(ステ
ップS8)、全ての処理を終了する。以上により、指定
された面粗度が仕上げ加工を要するものである場合で
も、仕上げ加工を要しないものである場合でも、点P2
で仕上り面が分割されることを回避することができる。
プロセッサ1は、以上のように決定した工程種類や加工
範囲の情報を一時記憶部4に格納し、この工程種類や加
工範囲の情報と、オペレータにより入力され、あるいは
自動決定した加工条件や工具種類とに基づいてミゾ形状
に対する数値制御情報を作成して数値制御情報格納部7
に格納する。そして、オペレータは、この数値制御情報
格納部7に格納された数値制御情報により所望のミゾ形
状の加工を行なう。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明の数値制御情報作成
方法によれば、オペレータによるデータ入力前にミゾ加
工方法についての検討や作成された数値制御情報の修正
が不要となり、ミゾ加工方法を熟知していない初心者で
も容易にミゾ形状を加工するための数値制御情報を作成
することができるので、精度の高い部品を短時間で製作
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の数値制御情報作成方法を実現する数値
制御情報作成装置の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明方法を説明するためのフローチャートで
ある。
【図3】素材形状及び加工形状の一例を示す図である。
【図4】段付きミゾ形状の分割の一例を示す図である。
【図5】本発明方法による旋削荒加工領域の決定例を示
す図である。
【図6】従来の数値制御情報作成方法を説明するための
フローチャートである。
【符号の説明】
1 プロセッサ 2 制御部 3 素材形状/加工形状記憶部 4 一時記憶部 5 ディスプレイ装置 6 操作盤 7 数値制御情報格納部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された素材形状と加工形状からミゾ
    形状を抽出し、2つの端点の深さ方向の座標値が一致し
    ない段付きミゾ形状を加工するための数値制御情報作成
    方法において、2つの端点の深さ方向の座標値が一致し
    ないミゾ形状に対し、前記端点のうち深さ方向の座標値
    がミゾ底に近い点から深さ方向に垂直な線分を引いてミ
    ゾ底を含む第1のミゾ部とミゾ底を含まない第2のミゾ
    とにミゾ形状を分割し、前記第2のミゾ部を仕上げ代
    を加味した旋削荒加工の範囲とし、ミゾ形状の面粗度の
    指定が仕上げ加工を必要とするものであるならば、前記
    第1のミゾ部を仕上げ代を加味したミゾ荒加工の範囲と
    すると共に前記第1及び第2のミゾ部をミゾ仕上げ加工
    の範囲とし、ミゾ形状の面粗度の指定が仕上げ加工を必
    要としないものであるならば、前記第1のミゾ部及び第
    2のミゾ部をミゾ荒加工の範囲とするようにしたことを
    特徴とする数値制御情報作成方法。
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