JP2854109B2 - 水素吸蔵合金電極の製造方法 - Google Patents

水素吸蔵合金電極の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、金属−水素アルカリ蓄電池の負極に用いら
れる水素吸蔵合金電極の製造方法に関する。
従来の技術 近年、ニッケル−カドミウム電池に代わる新型アルカ
リ蓄電池として、ニッケル−カドミウム電池より高エネ
ルギー密度化が可能な金属−水素アルカリ蓄電池が注目
されている。そして、この電池の負極としては水素吸蔵
合金が用いられている。
ところで、上記水素吸蔵合金の製造方法としては、一
般に、水素吸蔵合金材料を溶解,冷却して水素吸蔵合金
鋳塊を作製する工程と、この水素吸蔵合金鋳塊を水中で
粉砕して水素吸蔵合金粉末を作製する工程とを有してい
る。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の製造方法の如く水素吸蔵合
金鋳塊を水中で粉砕すると、水素吸蔵合金の成分が若干
水中に溶出し、水溶液が弱アルカリ性(pH8〜10)とな
る。このようなアルカリ性の溶液中では、水素吸蔵合金
を構成する金属の殆どが水酸化物となる領域であるた
め、水素吸蔵合金の酸化還元電位と等しい電位、又はよ
り貴な電位に保たれている部分が活性点となって、水素
吸蔵合金の表面に水酸化物の皮膜が形成されることにな
る。この結果、初期特性や急速充電特性が低下するとい
う課題を有していた。
本発明はかかる現状に鑑みてなされたものであり、初
期特性や急速充電特性を向上させせることができる水素
吸蔵合金電極の製造方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、水素吸蔵合金鋳
塊を水素発生電位に保持しつつ、水中で粉砕、または粉
砕,保存して水素吸蔵合金粉末を作製するステップを有
することを特徴とする。
尚、水素吸蔵合金鋳塊を水素発生電位に保持する具体
的な方法としては、以下に示す3つの方法がある。
水素吸蔵合金鋳塊を水中粉砕する前に、合金鋳塊に水
素を吸蔵させる。
水素吸蔵合金鋳塊を水中粉砕する前に、合金鋳塊を充
電状態にしておく。
水素吸蔵合金鋳塊を充電状態に保持しつつ、合金鋳塊
を粉砕する。
また、水素吸蔵合金鋳塊を水中で粉砕、または粉砕,
保存するステップを有する水素吸蔵合金電極の製造方法
において、前記水には、予め、前記水素吸蔵合金を構成
する金属、又はこの金属の酸化物,水酸化物が添加され
ていることを特徴とする。
尚、具体的には、水素吸蔵合金としてLaNi5を用いる
場合は、Niを水に添加すれば良い。
また、水素吸蔵合金鋳塊を水中で粉砕、または粉砕,
保存するステップを有する水素吸蔵合金電極の製造方法
において、前記水には、予め、前記水素吸蔵合金を構成
する金属の水酸化物の酸化還元電位より貴な電位で酸
化,還元反応を生じる金属、金属酸化物、或いは金属水
酸化物が添加されていることを特徴とする。
尚、具体的には、水素吸蔵合金としてLaNi5を用いる
場合は、Cu2O等に水に添加すれば良い。
更に、水素吸蔵合金鋳塊を、pHを一定に保つ緩衝溶液
中で粉砕、または粉砕,保存して水素吸蔵合金粉末を作
製するステップを有することを特徴とする。
作用 上記第1発明の製造方法の如く、水素吸蔵合金鋳塊を
水性発生電位に保持しつつ、水中で粉砕すれば、水素吸
蔵合金の主成分であるNiやCoの電位が水酸化物になる領
域に入ることがない。したがって、Ni等が金属状態に保
たれた状態で水素吸蔵合金粉末となる。したがって、合
金表面には、NiやCoの活性点が十分に存在することにな
る。
上記第2発明及び第3発明の如く、水中粉砕或いは水
中保存時に、水素吸蔵合金を構成する金属の水酸化物の
酸化還元電位と同等若しくは貴な電位で酸化,還元反応
を生じる金属、金属酸化物、或いは金属水酸化物を予め
水中に投入しておけば、水素吸蔵合金表面以外に活性点
となる部位が存在することになる。これにより、合金成
分の水酸化物が投入金属等の表面に析出することになる
ので、水素吸蔵合金粉末表面に水酸化物が生成するのを
抑制することが可能となる。したがって、合金表面に
は、活性点が十分に存在することになる。
上記第4発明の如く、水溶液のpHを一定に保つ緩衝溶
液中で水素吸蔵合金鋳塊を粉砕すれば、水素吸蔵合金の
主成分であるNiやCoが水酸化物とならず、金属状態に保
たれた状態で水素吸蔵合金粉末となる。したがって、合
金表面には、活性点が十分に存在することになる。
第1実施例 本発明の第1実施例を、第1図及び第2図に基づい
て、以下に説明する。
〔実施例I〕
第1図は本発明により作製した水素吸蔵合金電極を用
いた円筒型ニッケル−水素アルカリ蓄電池の断面図であ
り、焼結式ニッケルから成る正極1と、水素吸蔵合金を
含む負極2と、これら正負両極1・2間に介挿されたセ
パレータ3とから成る電極群4は渦巻状に巻回されてい
る。この電極群4は負極端子兼用の外装罐6内に配置さ
れており、この外装罐6と上記負極2とは負極用導電タ
ブ5により接続されている。上記外装罐6の上部開口に
はパッキング7を介して封口体8が装着されており、こ
の封口体8の内部にはコイルスプリング9が設けられて
いる。このコイルスプリング9は電池内部の内圧が異常
上昇したときに矢印A方向に押圧されて内部のガスが大
気中に放出されるように構成されている。また、上記封
口体8と前記正極1とは正極用導電タブ10にて接続され
ている。
ここで、上記構造の円筒型ニッケル−水素アルカリ蓄
電池を、以下のようにして作製した。
先ず、市販のLaとNiとを元素比で1:5の割合となるよ
うに秤量した後、高周波溶解炉内で溶解して溶湯を作成
し、更にこの溶湯を冷却することにより、LaNi5で示さ
れる水素吸蔵合金鋳塊を作成した。次に、この水素吸蔵
合金鋳塊に、合金1gに対して10ccだけ水素を吸蔵させ
た。しかる後、上記水素吸蔵合金鋳塊の粒径が50μm以
下となるよう、水中で4時間粉砕を行った。この際、水
素吸蔵合金鋳塊1kgに対して、水が5となるように設
定している。
この後、上記水素吸蔵合金粉末に、結着剤としてのPT
FE(ポリテトラフルオロエチレン)粉末を5wt%加えて
混練し、ペーストを作成する。更に、このペーストをパ
ンチングメタルから成る集電体の両面に圧着して負極2
を作製した。
次いで、上記負極2と、この負極2よりも十分容量が
大きな焼結式ニッケル正極1とを、不織布からなるセパ
レータ3を介して巻回し、電極群4を作製した。しかる
後、この電極群4を外装罐6内に装入し、更に30重量%
のKOH水溶液を上記外装罐6内に注液した後、外装罐6
を密閉することにより円筒型ニッケル−水素蓄電池を作
製した。尚、このようにして作製した電池の理論容量
は、1000mAhである。
このようにして作製した電池を、以下(A1)電池と称
する。
〔実施例II〕
水素吸蔵合金鋳塊の粉砕前の処理として、水素を吸蔵
させという処理ではなく、水素吸蔵合金鋳塊を予備充電
するという処理を施す他は、上記実施例Iと同様にして
電池を作製した。尚、予備充電量は、水素吸蔵合金1gに
対して20mAである。
このようにして作製した電池を、以下(A2)電池と称
する。
〔実施例III〕
水素吸蔵合金鋳塊の粉砕前の処理を施さず、水素吸蔵
合金1gに対して5mAの電流を流しつつ粉砕する他は、上
記実施例Iと同様にして電池を作製した。
このようにして作製した電池を、以下(A3)電池と称
する。
〔比較例〕
水素吸蔵合金鋳塊の粉砕前の処理を施すことなく粉砕
する他は、上記実施例Iと同様にして電池を作製した。
このようにして作製した電池を、以下(X)電池と称
する。
〔実験〕
上記本発明の製造方法による(A1)電池〜(A3)電
池、及び比較例の製造方法による(X)電極の酸素濃度
と初期容量と電池内圧とを測定したので、その結果を下
記第1表に示す。尚、初期容量は、充電電流0.3Cで4時
間充電し、放電電流0.3Cで放電終止電圧1.0Vまで放電す
るというサイクルを5回繰り返した後の容量である。ま
た、電池内圧は、1Cで1.2時間充電した際の圧力であ
る。
・合金酸素濃度について 上記第1表に示すように、本発明の製造方法による
(A1)電池〜(A3)電池では0.32〜0.35%であって非常
に低くなっているのに対して、比較例の製造方法による
(X)電池では1.50%と高くなっていることが認められ
る。
・初期容量について 上記第1表に示すように、(A1)電池〜(A3)電池で
は略1020mAhであって非常に大きくなっているのに対し
て、(X)電池では950mAhと小さくなっていることが認
められる。
・電池内圧について 上記第1表に示すように、(A1)電池〜(A3)電池で
は5.1〜5.3atmであって非常に低くなっているのに対し
て、(X)電池では15.1atmと高くなっていることが認
められる。
このように本発明の(A1)電池〜(A3)電池が、合金
酸素濃度、初期容量及び電池内圧の点で優れているの
は、第2図に示すように、pH8〜10の範囲においては、
水素発生電位(図中Dで示す)ではNiは水酸化物とはな
らず金属Niの状態となっている。したがって、上記の如
く水素吸蔵合金鋳塊を水素発生電位に保ちつつ粉砕すれ
ば、水素吸蔵合金粉末の表面にはNi(OH)が生成する
ことがないという理由によるものと考えられる。
第2実施例 〔実施例I〕 水素吸蔵合金鋳塊の粉砕前にこの鋳塊の処理を施すの
ではなく、粉砕する水内に予めNi(OH)を100g投入す
るような処理を施す他は、前記第1実施例の実施例Iと
同様にして電池を作製した。
このようにして作製した電池を、以下(B1)電池と称
する。
〔実施例II〕
Ni(OH)の代わりに、Cu2Oを100g投入する他は、上
記の実施例Iと同様にして電池を作製した。
このようにして作製した電池を、以下(B2)電池と称
する。
〔比較例〕
比較例としては、上記第1実施例の(X)電池を用い
ている。
〔実験〕 上記本発明の製造方法による(B1)電池,(B2)電
池、及び比較例の製造方法による(Y)電池の酸素濃度
と初期容量と電池内圧とを測定したので、その結果を下
記第2表に示す。尚、実験条件は、上記第1実施例の実
験と同一条件である。
・合金酸素濃度について 上記第2表に示すように、本発明の製造方法による
(B1)電池,(B2)電池では、それぞれ0.77,0.65%で
あって低くなっているのに対して、比較例の製造方法に
よる(X)電池では1.5%と高くなっていることが認め
られる。
・初期容量について 上記第2表に示すように、(B1)電池,(B2)電池で
は、それぞれ990,1007mAhであって大きくなっているの
に対して、(X)電池では950mAhと小さくなっているこ
とが認められる。
・電池内圧について 上記第2表に示すように、(B1)電池,(B2)電池で
は、それぞれ7.7,6.3atmであって低くなっているのに対
して、(X)電池では15.1atmと高くなっていることが
認められる。
このように本発明の(B1)電池,(B2)電池が、合金
酸素濃度、初期容量及び電池内圧の点で優れているの
は、第3図に示すように、pH8〜10の範囲(図中ではpH9
としている)においては、CuCu2OとなるE/VはNi(O
H)の領域となる。したがって、上記の如くCu2O等を
予め粉砕する水中に投入しておけば、生成したNi(OH)
がCu2Oの表面に析出するため、水素吸蔵合金粉末表面
におけるNi(OH)の生成が抑制されるという理由によ
るものと考えられる。
第3実施例 〔実施例I〕 水素吸蔵合金鋳塊の粉砕前にこの鋳塊の処理を施すこ
となく、且つ粉砕溶液として水ではなく緩衝溶液(0.1N
酢酸:0.1mol/酢酸ナトリウム=4:1であってpH=4)
を用いる他は、前記第1実施例の実施例Iと同様にして
電池を作製した。
このようにして作製した電池を、以下(C1)電池と称
する。
〔実施例II〕
緩衝溶液として、0.1N酢酸:0.1mol/酢酸ナトリウム
=1:2(pH=5)を用いる他は、上記の実施例Iと同様
にして電池を作製した。
このようにして作製した電池を、以下(C2)電池と称
する。
〔実施例III〕
緩衝溶液として、0.1N酢酸:0.1mol/酢酸ナトリウム
=1:16(pH=6)を用いる他は、上記の実施例Iと同様
にして電池を作製した。
このようにして作製した電池を、以下(C3)電池と称
する。
〔実施例IV〕
緩衝溶液として、0.03mol/リン酸二水素カリウム:
0.03mol/水酸化ナトリウム=1:2(pH=7)を用いる
他は、上記の実施例Iと同様にして電池を作製した。
このようにして作製した電池を、以下(C4)電池と称
する。
〔実施例IV〕
緩衝溶液として、0.03mol/リン酸二水素カリウム:
0.03mol/水酸化ナトリウム=1:16(pH=8)を用いる
他は、上記の実施例Iと同様にして電池を作製した。
このようにして作製した電池を、以下(C5)電池と称
する。
〔比較例〕
比較例としては、上記第1実施例の(X)電池を用い
ている。
〔実験〕
上記本発明の製造方法による(C1)電池〜(C5)電
池、及び比較例の製造方法による(X)電池の酸素濃度
と初期容量と電池内圧とを測定したので、その結果を下
記第3表に示す。尚、実験条件は、上記第1実施例の実
験と同一条件である。
・合金酸素濃度について 上記第3表に示すように、本発明の製造方法による
(C1)電池〜(C5)電池では、0.35〜0.39%であって非
常に低くなっているのに対して、比較例の製造方法によ
る(X)電池では1.50%と高くなっていることが認めら
れる。
・初期容量について 上記第3表に示すように、(C1)電池〜(C5)電池で
は、1012〜1020mAhであって非常に大きくなっているの
に対して、(X)電池では950mAhと小さくなっているこ
とが認められる。
・電池内圧について 上記第3表に示すように、(C1)電池〜(C5)電池で
は、5.1〜5.5atmであって非常に低くなっているのに対
して、(X)電池では15.1atmと高くなっていることが
認められる。
このように本発明の(C1)電池〜(C5)電池が、合金
酸素濃度、初期容量及び電池内圧の点で優れているの
は、本発明に用いる緩衝溶液はpHを一定に保つことがで
きるので、水素吸蔵合金の主成分であるNiやCoが粉砕時
に水酸化物とならず、金属状態を維持したままで水素吸
蔵合金粉末となるという理由によるものと考えられる。
〔その他の事項〕 上記3つの実施例では水素吸蔵合金鋳塊の粉砕時を例
にとって説明したが、保存時でも同様の効果を有するこ
とを確認している。
上記第2実施例では、水中に投入する金属として、Ni
(OH)やCu2Oを用いたが、これに限定するものではな
く、水素吸蔵合金の種類に応じて各種の金属,金属酸化
物,金属水酸化物を用いることが可能である。
上記第3実施例に用いる緩衝溶液としては上述したも
のに限定するものではなく、例えば、フタル酸水素カリ
ウムと水酸化ナトリウムとの混合溶液(pH4〜6に設定
可能)、クエン酸二水素カリウムと水酸化ナトリウムと
の混合溶液(pH4〜6に設定可能)、クエン酸二水素カ
リウムと四ホウ酸ナトリウムとの混合溶液(pH4〜6に
設定可能)、リン酸二水素カリウムと四ホウ酸ナトリウ
ムとの混合溶液(pH6〜8に設定可能)、リン酸水素二
ナトリウムとクエン酸との混合溶液(pH4〜8に設定可
能)、リン酸二水素カリウムと水酸化ナトリウムとの混
合溶液(pH6〜8に設定可能)等であっても良い。
上記3つの実施例においては円筒型の蓄電池を用いて
いるが、本発明は偏平型の蓄電池にも適応しうることは
勿論である。
発明の効果 以上説明したように本発明によれば、水素吸蔵合金粉
末表面に生成する水酸化物層の生成を抑制することがで
きるので、初期特性や急速充電特性を飛躍的に向上させ
せることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電極を用いた円筒型ニッケル−水素ア
ルカリ蓄電池の断面図、第2図はNi−H2O系(25℃)に
おけるpHとE/Vとの関係を示すグラフ、第3図はNi−H2O
系(25℃)とCu−H2O系(25℃)とにおけるpHとE/Vとの
関係を示すグラフである。 1……正極、2……負極、3……セパレータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水瀧 房吾 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−306541(JP,A) 特開 昭63−141258(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B22F 9/04 H01M 4/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水素吸蔵合金鋳塊を水素発生電位に保持し
    つつ、水中で粉砕、または粉砕,保存して水素吸蔵合金
    粉末を作製するステップを有することを特徴とする水素
    吸蔵合金電極の製造方法。
  2. 【請求項2】水素吸蔵合金鋳塊を水中で粉砕、または粉
    砕,保存するステップを有する水素吸蔵合金電極の製造
    方法において、 前記水には、予め、前記水素吸蔵合金を構成する金属、
    又はこの金属の酸化物,水酸化物が添加されていること
    を特徴とする水素吸蔵合金電極の製造方法。
  3. 【請求項3】水素吸蔵合金鋳塊を水中で粉砕、または粉
    砕,保存するステップを有する水素吸蔵合金電極の製造
    方法において、 前記水には、予め、前記水素吸蔵合金を構成する金属の
    水酸化物の酸化還元電位より貴な電位で酸化,還元反応
    を生じる金属、金属酸化物、或いは金属酸化物が添加さ
    れていることを特徴とする水素吸蔵合金電極の製造方
    法。
  4. 【請求項4】水素吸蔵合金鋳塊を、pHを一定に保つ緩衝
    溶液中で粉砕、または粉砕,保存して水素吸蔵合金粉末
    を作製するステップを有することを特徴とする水素吸蔵
    合金電極の製造方法。
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