JP2853828B2 - 圧造機のキックアウト装置 - Google Patents

圧造機のキックアウト装置

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JP2853828B2
JP2853828B2 JP23925695A JP23925695A JP2853828B2 JP 2853828 B2 JP2853828 B2 JP 2853828B2 JP 23925695 A JP23925695 A JP 23925695A JP 23925695 A JP23925695 A JP 23925695A JP 2853828 B2 JP2853828 B2 JP 2853828B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は六角ボルトなどのよ
うにトリミングパンチで頭部の外周部を削り取る必要の
あるワークを製造する圧造機に関する。
【0002】
【従来の技術】圧造機により、六角ボルトなどのように
トリミングパンチでワークの頭部の外周を削り取る場合
には、削り屑がトリミングパンチによりダイスに押し付
けられている間にキックアウトピンを10mm程度突き
出してワークを前進させることにより削り屑を分離し、
ついで、キックアウトピンをダイスの前面まで突き出し
てワークをダイスの中から完全に排出することにより、
そのダイスにワークが残った状態で次のワークが供給さ
れて二重打ちが生じ、パンチやダイスが破損するのを防
止するようになっている。
【0003】しかしながら、従来の圧造機においては、
削り屑をワークから分離するためのキックアウトピンの
最初の突き出し運動とワークをダイスから排出するため
の二度目の突き出し運動とを1個のレバーによって行っ
ていたため、ワークの長さに応じてワークをダイスから
排出するためのキックアウトピンの二度目の突き出し運
動の量を調節すると削り屑をワークから分離するための
一度目の突き出し運動の量が変化するため、キックアウ
トピンの二度目の突き出し運動の量を調節するたびに一
度目の突き出し運動の量を調節する必要があって、段取
り替え作業が繁雑であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、キックアウトピンの二度目の突き出し運動
の量を調節しても一度目の突き出し運動の量を変更しな
くてもよいようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】本発明は
上記課題を解決するための手段として、キックアウトピ
ンの途中に鍔を設け、キックアウトピンの鍔の後ろ側に
キックアウトピンに摺動自由に嵌合して鍔に当接する筒
体を設け、キックアウトピンを押すキックアウトレバー
と筒体を押すトリミングレバーとを別々のカムで駆動す
るようにしたから、キックアウトピンの一度目の突き出
し運動による削り屑のワークからの分離とキックアウト
ピンの二度目の突き出し運動によるワークのダイスから
の排出とが独立して行われる。
【0006】そのため、キックアウトピンの二度目の突
き出し運動の量を調節しても一度目の突き出し運動の量
を変更しなくてもよく、段取り替えを能率よく行うこと
ができる効果がある。
【0007】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて説明する。
【0008】図1は、トリミング運動とキックアウト運
動の駆動装置を示し、図中1はキックアウトピンであっ
て、本体フレーム2に前後方向の摺動自由に嵌合されて
いる。
【0009】まず、キックアウト運動の駆動装置につい
て説明すると、5は軸6により本体フレーム2に支持さ
れたキックアウトレバーであって、2個のカムホロア
7、7で軸3により本体フレーム2に支持されたキック
アウトカム4を挟持することによりそのキックアウトカ
ム4の回転により図に実線で示す前進位置と鎖線で示す
後退位置の間を確動的に揺動するようになっており、そ
の上下方向にねじ棒8が回転のみを自由に支持され、そ
のねじ棒8に螺合したスライダ9がねじ棒8の回転によ
りキックアウトレバー5の前面に沿って上下にスライド
するようになっていて、そのスライダ9にはローラー1
0が軸支されている。
【0010】11は軸12によって本体フレーム2に支
持された中間レバーであって、背面に前記ローラー10
が転動する平面13が形成されているとともに、前面に
は本体フレーム2に取り付けられたエアーシリンダ17
から突出したピストンロッド18に当接する突起16
と、雌ねじ19に突出量調節自由に螺入されてナット1
5により固定される押しボルト14とが設けられ、ピス
トンロッド18の弾出力によりキックアウトレバー5の
ローラー10に平面13が押し付けられ、押しボルト1
4の頭部がキックアウトピン1の後端に当接するように
なっている。
【0011】つぎに、トリミング運動の駆動機構につい
て説明すると、本体フレーム2に軸21により支持され
たトリミングカム20に、軸24により本体フレーム2
に支持された第1レバー22の下端に軸支されたカムホ
ロア23が当接しており、同じく軸24に支持された第
2レバー25の前面に突設された突起28に、本体フレ
ーム2に取り付けられたエアーシリンダ26のピストン
ロッド27が当接してその弾出力により第2レバー25
が時計方向に付勢され、その下端に螺入した押しボルト
29と第1レバー22の背面に形成した突起31との当
接により第1レバー22と第2レバー25の相対角度が
定まり、ナット30により押しボルト29が固定されて
第1レバー22と第2レバー25によりトリミングレバ
ー44が構成されている。
【0012】トリミングレバー44の上端には、図2に
示すように、キックアウトピン1を通す溝33が削設さ
れた押圧部32が形成されている。
【0013】図3はキックアウトピン1が本体フレーム
2の後端から突出する部分の拡大断面図であり、キック
アウトピン1の途中に鍔34が形成され、その後ろ側に
メタル35を介して雄ねじ筒36が摺動自由に嵌合され
てその雄ねじ筒36の外周に雌ねじ筒37が螺合され、
両ねじ筒36、37により筒体38が構成されており、
雌ねじ筒37の後端には前記トリミングレバー44の押
圧部32が突き当たっている。
【0014】雌ねじ筒37の前面には本体フレーム2と
の間にコイルばね39が直に装着され、また、スリーブ
41を介してコイルばね40が装着されて筒体38が後
方に付勢され、雌ねじ筒37の鍔43が本体フレーム2
の段部42に押し付けられている。
【0015】キックアウトピン1は図示しないばねによ
って後退方向へ付勢されて鍔34が雄ねじ筒36に押し
付けられている。
【0016】筒体38は、雌ねじ筒37が図示しないピ
ンにより本体フレーム2に対して回転しないようになっ
ており、雄ねじ筒36を正逆方向に回転することによ
り、筒体38とキックアウトピン1の鍔34との当接位
置が前後に移動するようになっている。
【0017】上記キックアウト装置の作動を説明する。
【0018】まず、図4に示すように、ラム46に装着
された中空のトリミングパンチ45でワークaの頭部b
を六角に削り取って削り屑cをダイス47の前面に押し
付けると同時に、図1に示すように、トリミングカム2
0の回転によりトリミングレバー44が前傾してその上
端の押圧部32で筒体38を押し、図5に示すように、
筒体38が鍔34を押すことによりキックアウトピン1
が少し前進してワークaが押され、削り屑cが頭部bか
ら引きちぎられる。
【0019】このとき、キックアウトピン1の前進量は
カム20によるトリミングレバー44の動作量によって
決まり、固定ストロークとなる。
【0020】続いて、図6に示すように、ラム46とと
もにトリミングパンチ45が後退すると、図1に示すよ
うに、キックアウトカム4の回転によりキックアウトレ
バー5が前傾してローラー10で中間レバー11を押
し、その上端部に羅着した押しボルト14でキックアウ
トピン1を大きく押し出し、図6に示すように、頭部b
がトリミングされたワークaがトリミングパンチ45内
を通って蹴り出され、削り屑cはトリミングパンチ45
とダイス47の間から落下する。
【0021】このとき、キックアウトピン1の前進量
は、キックアウトレバー5のねじ棒8の回転によるスラ
イダ9の上下動によって調節され、スライダ9が、図1
に実線で示すように、上方にあるときはローラー10が
中間レバー11を大きく前傾させてキックアウトピン1
は大きく押し出され、同図に鎖線で示すように、スライ
ダ9が下方にあるときは中間レバー11の前傾量が小さ
く、キックアウトピン1の押し出し量も小さくなるので
あって、ワークaの首下長さによって適宜に調節され
る。
【0022】このように、ワークaの蹴り出しのための
キックアウトピン1の移動量の調節を行う際にトリミン
グのためのキックアウトピン1の移動量が変化しないか
ら、蹴り出し量の調節を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの態様のキックアウトピンの駆動
機構の断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】キックアウトピンのトリミング運動を示す拡大
断面図である。
【図4】トリミングパンチでワークの頭部を削り取った
状態の断面図である。
【図5】削り屑をワークから切り離した状態の断面図で
ある。
【図6】ワークを蹴り出した状態の断面図である。
【符号の説明】
1:キックアウトピン 4:キックアウトカム 5:キックアウトレバー 8:ねじ棒 9:スライダ 10:ローラー 11:中間レバー 20:トリミングカム 34:鍔 38:筒体 44:トリミングレバー 45:トリミングパンチ 47:ダイス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21J 13/00 B21J 13/14 B21K 1/48 B21K 27/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイスにワークをその頭部を突出させて
    装填し、中空のトリミングパンチで前記ワークの前記頭
    部の外周部を削り取ってその削り屑を前記ダイスに押し
    付けた状態で該ダイス内のキックアウトピンを少し突き
    出すことにより前記ワークを前記削り屑から分離した
    後、前記キックアウトピンを大きく突き出して前記ワー
    クを前記ダイス内から排出するようにした圧造機のキッ
    クアウト装置において、前記キックアウトピンの途中に
    鍔を設け、該キックアウトピンの該鍔の後ろ側に該キッ
    クアウトピンに摺動自由に嵌合して該鍔に当接する筒体
    を設け、該キックアウトピンを押すキックアウトレバー
    と該筒体を押すトリミングレバーとを別々のカムで駆動
    するようにしたことを特徴とする圧造機のキックアウト
    装置。
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