JP2791748B2 - 圧造機 - Google Patents
圧造機Info
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- JP2791748B2 JP2791748B2 JP9064694A JP9064694A JP2791748B2 JP 2791748 B2 JP2791748 B2 JP 2791748B2 JP 9064694 A JP9064694 A JP 9064694A JP 9064694 A JP9064694 A JP 9064694A JP 2791748 B2 JP2791748 B2 JP 2791748B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コッタによるパンチの
位置調節機能を備えた多段式の圧造機に関する。
位置調節機能を備えた多段式の圧造機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の圧造機の構造を図5〜図
8によって説明する。複数のダイスを並設した圧造機本
体の前方には、それらのダイスに接離する方向に往復駆
動されるラム1が設置され、そのラム1の前面にラムプ
レート2が多数のリーマボルト3により固定され、その
ラムプレート2の前面に取付孔6を透設した複数のパン
チホルダ5がボルト7、8により固定されており、各パ
ンチホルダ5の取付孔6内に、各ダイスと対応するパン
チが軸線方向の摺動自由にかつ止めねじ9による固定可
能に嵌装されるようになっている。
8によって説明する。複数のダイスを並設した圧造機本
体の前方には、それらのダイスに接離する方向に往復駆
動されるラム1が設置され、そのラム1の前面にラムプ
レート2が多数のリーマボルト3により固定され、その
ラムプレート2の前面に取付孔6を透設した複数のパン
チホルダ5がボルト7、8により固定されており、各パ
ンチホルダ5の取付孔6内に、各ダイスと対応するパン
チが軸線方向の摺動自由にかつ止めねじ9による固定可
能に嵌装されるようになっている。
【0003】ラム1の前面の各パンチホルダ5の後方に
対応する位置には、底面を傾斜面とした縦方向のカム溝
aがそれぞれ穿設されて、その中に、後面をその底面と
整合する傾斜面とし、前面を鉛直面としたコッタが上下
動自由に嵌装され、そのコッタの前面がパンチの後面に
対応するようになっている。なお、コッタには、後記す
るように2種類のコッタb1、b2が使用されるが、両者
に共通な説明については、便宜上共通の符号bを付して
説明する。
対応する位置には、底面を傾斜面とした縦方向のカム溝
aがそれぞれ穿設されて、その中に、後面をその底面と
整合する傾斜面とし、前面を鉛直面としたコッタが上下
動自由に嵌装され、そのコッタの前面がパンチの後面に
対応するようになっている。なお、コッタには、後記す
るように2種類のコッタb1、b2が使用されるが、両者
に共通な説明については、便宜上共通の符号bを付して
説明する。
【0004】コッタbの上端部の後面に突設された突部
10には縦向きのねじ孔11が切られ、その中に調節ボ
ルト12が螺合されてその下端がラム1の上面に突き当
てられており、パンチの止めねじ9を緩めてコッタbに
設けた調節ねじ12を進退させると、コッタbが前面の
位置を前後に変えつつカム溝a内で上下動して、それに
伴いパンチの軸線方向の位置が調節されるようになって
いる。そして、ワークを搬送しつつ互いに対をなすダイ
スとパンチの各組の間で順次に打圧することによって、
多段の圧造成形が施される。
10には縦向きのねじ孔11が切られ、その中に調節ボ
ルト12が螺合されてその下端がラム1の上面に突き当
てられており、パンチの止めねじ9を緩めてコッタbに
設けた調節ねじ12を進退させると、コッタbが前面の
位置を前後に変えつつカム溝a内で上下動して、それに
伴いパンチの軸線方向の位置が調節されるようになって
いる。そして、ワークを搬送しつつ互いに対をなすダイ
スとパンチの各組の間で順次に打圧することによって、
多段の圧造成形が施される。
【0005】また、このような圧造機では、その最終段
において、最終の圧造成形が完了したのちワークをラム
1の前面に突き出す標準の工程と、トリミング加工をし
てからラム1内に設けたシュータ内に突き出すトリミン
グ工程とが選択的に行われている。
において、最終の圧造成形が完了したのちワークをラム
1の前面に突き出す標準の工程と、トリミング加工をし
てからラム1内に設けたシュータ内に突き出すトリミン
グ工程とが選択的に行われている。
【0006】標準工程の場合は、図6に示すように、最
終段のパンチホルダ5の取付孔6内に、挿通孔16を中
心に形成した標準工程用のパンチ15が、ラムプレート
2に形成した嵌装孔17に嵌まる環形のリテーナ18を
奥側に入れて嵌装されるとともに、ラム1内に設けた案
内管20を通って後方から挿通された突き出しピン21
が、コッタb及びリテーナ18を貫通してパンチ15の
挿通孔16内に挿通されており、最終の圧造が終わると
突き出しピン21が進出して、ワークをラム1の前面に
突き出すようになっている。
終段のパンチホルダ5の取付孔6内に、挿通孔16を中
心に形成した標準工程用のパンチ15が、ラムプレート
2に形成した嵌装孔17に嵌まる環形のリテーナ18を
奥側に入れて嵌装されるとともに、ラム1内に設けた案
内管20を通って後方から挿通された突き出しピン21
が、コッタb及びリテーナ18を貫通してパンチ15の
挿通孔16内に挿通されており、最終の圧造が終わると
突き出しピン21が進出して、ワークをラム1の前面に
突き出すようになっている。
【0007】一方、トリミング工程の場合は、図7に示
すように、パンチホルダ5の取付孔6内の前端側に、取
出孔24を中心に形成したトリミング用のパンチ23が
嵌装されるとともに、その奥側に、円弧形パイプからな
るシュータ25の入口に嵌着されたリテーナ26が嵌め
られ、そのシュータ25の出口が、ラムプレート2の嵌
装孔17に嵌められた下面側に開口する逃がし溝27a
を形成したリテーナ27並びにコッタbを貫通し、カム
溝aの下端側の底面に形成された収容溝28を通って下
方に導出されており、例えば六角ボルトを成形する場合
に、ダイス側に設けた図示しない突き出しピンをワーク
に向けて進出させることによって、円形のボルト頭に六
角形のトリミング加工を行ったのち、そのトリミング加
工後のワークwをパンチ23の取出孔24を通してシュ
ータ25内に突き出すようになっている。
すように、パンチホルダ5の取付孔6内の前端側に、取
出孔24を中心に形成したトリミング用のパンチ23が
嵌装されるとともに、その奥側に、円弧形パイプからな
るシュータ25の入口に嵌着されたリテーナ26が嵌め
られ、そのシュータ25の出口が、ラムプレート2の嵌
装孔17に嵌められた下面側に開口する逃がし溝27a
を形成したリテーナ27並びにコッタbを貫通し、カム
溝aの下端側の底面に形成された収容溝28を通って下
方に導出されており、例えば六角ボルトを成形する場合
に、ダイス側に設けた図示しない突き出しピンをワーク
に向けて進出させることによって、円形のボルト頭に六
角形のトリミング加工を行ったのち、そのトリミング加
工後のワークwをパンチ23の取出孔24を通してシュ
ータ25内に突き出すようになっている。
【0008】ところで、後者の最終段でトリミング加工
を行う場合に用いるコッタは、シュータ25を挿通し、
かつ、パンチ位置の調節に際しての上下動が許容されね
ばならないため、図8(A)に示すように、シュータ2
5が略緊密にかつ相対的な上下動可能に嵌装される幅広
の長孔cを下縁に開放して設けた専用のコッタb1 を用
いる必要がある。
を行う場合に用いるコッタは、シュータ25を挿通し、
かつ、パンチ位置の調節に際しての上下動が許容されね
ばならないため、図8(A)に示すように、シュータ2
5が略緊密にかつ相対的な上下動可能に嵌装される幅広
の長孔cを下縁に開放して設けた専用のコッタb1 を用
いる必要がある。
【0009】一方、前者のラム1側に設けた突き出しピ
ン21でワークをラム1の前面に突き出す標準工程に変
更となった場合は、上記のトリミング加工用のコッタb
1 をそのまま使用すると、幅広の長孔cが形成されてい
ることにより同図の鎖線に示すパンチ15の受圧面積が
小さく、しかも、トリミング加工時に比べてパンチ15
に加わる荷重が大きいから、受圧面積の小さいトリミン
グ用コッタb1 では強度が不足する。したがって、その
ような工程の場合は、前段の他のコッタと同様に、図8
(B)に示すように、突き出しピン21が略緊密にかつ
相対的な上下動可能に嵌装される幅狭の長孔dを形成し
た標準のコッタb2 を用いる必要がある。
ン21でワークをラム1の前面に突き出す標準工程に変
更となった場合は、上記のトリミング加工用のコッタb
1 をそのまま使用すると、幅広の長孔cが形成されてい
ることにより同図の鎖線に示すパンチ15の受圧面積が
小さく、しかも、トリミング加工時に比べてパンチ15
に加わる荷重が大きいから、受圧面積の小さいトリミン
グ用コッタb1 では強度が不足する。したがって、その
ような工程の場合は、前段の他のコッタと同様に、図8
(B)に示すように、突き出しピン21が略緊密にかつ
相対的な上下動可能に嵌装される幅狭の長孔dを形成し
た標準のコッタb2 を用いる必要がある。
【0010】すなわち、従来は、標準コッタb2 の他に
トリミング専用コッタb1 を準備し、工程が変わるのに
対応してコッタを交換するようにしていた。
トリミング専用コッタb1 を準備し、工程が変わるのに
対応してコッタを交換するようにしていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにコッタb
を交換するにはラムプレート2を外す必要があるのであ
って、ラムプレート2を固定したリーマボルト3は、ス
ペースの関係等から、図5に示すようにパンチホルダ5
の裏面に隠れているものがあり、したがってコッタ交換
に際しては、まずすべてのパンチホルダ5をボルト7、
8を緩めてラムプレート2から外し、しかるのちラムプ
レート2をリーマボルト3を緩めてラム1から外し、コ
ッタbを交換したのち、上記と逆に、ラムプレート2の
取り付けと全パンチホルダ5の取り付けを行わねばなら
なかった。すなわち、コッタbの交換に時間が掛かり、
作業能率が悪い欠点があった。
を交換するにはラムプレート2を外す必要があるのであ
って、ラムプレート2を固定したリーマボルト3は、ス
ペースの関係等から、図5に示すようにパンチホルダ5
の裏面に隠れているものがあり、したがってコッタ交換
に際しては、まずすべてのパンチホルダ5をボルト7、
8を緩めてラムプレート2から外し、しかるのちラムプ
レート2をリーマボルト3を緩めてラム1から外し、コ
ッタbを交換したのち、上記と逆に、ラムプレート2の
取り付けと全パンチホルダ5の取り付けを行わねばなら
なかった。すなわち、コッタbの交換に時間が掛かり、
作業能率が悪い欠点があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の圧造機は、上記
の欠点を除去するために完成されたものであって、最終
段のコッタに、パンチ側の突き出しピンが略緊密にかつ
相対的な上下動可能に嵌装される幅狭の第1長孔と、シ
ュータが略緊密にかつ相対的な上下動可能に嵌装される
幅広の第2長孔とを上下に並べて形成するとともに、コ
ッタに設けた調節ねじの先端とラムとの間に介装され
て、第1長孔と第2長孔のいずれか一方がパンチの後面
側に対応するようにコッタを上下2位置の間で選択的に
位置調節する当て金を設けた構成とした。
の欠点を除去するために完成されたものであって、最終
段のコッタに、パンチ側の突き出しピンが略緊密にかつ
相対的な上下動可能に嵌装される幅狭の第1長孔と、シ
ュータが略緊密にかつ相対的な上下動可能に嵌装される
幅広の第2長孔とを上下に並べて形成するとともに、コ
ッタに設けた調節ねじの先端とラムとの間に介装され
て、第1長孔と第2長孔のいずれか一方がパンチの後面
側に対応するようにコッタを上下2位置の間で選択的に
位置調節する当て金を設けた構成とした。
【0013】
【作用】本発明は上記した構成であって、最終段におい
てトリミング加工とそれ以外の加工との切り換えを行う
場合は、コッタを持ち上げてそのコッタに螺合した調節
ねじの先端とラムとの間に当て金を出し入れし、また
は、高さの違う当て金を入れることによりコッタの上下
の位置が変えられ、トリミング以外の加工の際には、突
き出しピンのみが挿通可能な幅狭の第1長孔がパンチの
後方に対応して、高荷重を受けるに足る大きな受圧面積
が得られ、一方、トリミング加工の際には、幅広の第2
長孔がパンチの後方に対応して、シュータの挿通が可能
となる。もちろん、それぞれにおいて、調節ねじを回転
操作することによりパンチの軸線方向の位置が調節され
る。
てトリミング加工とそれ以外の加工との切り換えを行う
場合は、コッタを持ち上げてそのコッタに螺合した調節
ねじの先端とラムとの間に当て金を出し入れし、また
は、高さの違う当て金を入れることによりコッタの上下
の位置が変えられ、トリミング以外の加工の際には、突
き出しピンのみが挿通可能な幅狭の第1長孔がパンチの
後方に対応して、高荷重を受けるに足る大きな受圧面積
が得られ、一方、トリミング加工の際には、幅広の第2
長孔がパンチの後方に対応して、シュータの挿通が可能
となる。もちろん、それぞれにおいて、調節ねじを回転
操作することによりパンチの軸線方向の位置が調節され
る。
【0014】
【発明の効果】このように本発明によれば、最終段にお
いてトリミング工程またはそれ以外の標準工程に切り換
えるのに対応してそれぞれに合ったコッタを装着する場
合に、いちいちすべてのパンチホルダやラムプレートを
外すことなく、当て金を出し入れして単一のコッタの上
下の位置を変えるだけで良いから、段取り替えが迅速に
できて作業能率を大幅に向上させることができる効果が
ある。
いてトリミング工程またはそれ以外の標準工程に切り換
えるのに対応してそれぞれに合ったコッタを装着する場
合に、いちいちすべてのパンチホルダやラムプレートを
外すことなく、当て金を出し入れして単一のコッタの上
下の位置を変えるだけで良いから、段取り替えが迅速に
できて作業能率を大幅に向上させることができる効果が
ある。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4に基づ
いて説明する。本実施例では、最終段におけるコッタの
カム溝31が従来に比べて一定寸法深く形成されている
とともに、最終段のコッタ32には、図4に示すよう
に、前記したラム1側の突き出しピン21が略緊密にか
つ相対的な上下動可能に嵌装される幅狭の第1長孔33
と、シュータ25が略緊密にかつ相対的な上下動可能に
嵌装される下縁側に開放された幅広の第2長孔34と
が、上下に並んで連成されている。
いて説明する。本実施例では、最終段におけるコッタの
カム溝31が従来に比べて一定寸法深く形成されている
とともに、最終段のコッタ32には、図4に示すよう
に、前記したラム1側の突き出しピン21が略緊密にか
つ相対的な上下動可能に嵌装される幅狭の第1長孔33
と、シュータ25が略緊密にかつ相対的な上下動可能に
嵌装される下縁側に開放された幅広の第2長孔34と
が、上下に並んで連成されている。
【0016】また、コッタ32に螺合された調節ねじ1
2の下端とラム1の上面との間に介挿される、高さを異
にする2種類の当て金35、36が備えられている。各
当て金35、36は、ねじ37でラム1の上面に固定で
きるようになっている。その他の構造については、従来
技術の項で説明したと同様である。
2の下端とラム1の上面との間に介挿される、高さを異
にする2種類の当て金35、36が備えられている。各
当て金35、36は、ねじ37でラム1の上面に固定で
きるようになっている。その他の構造については、従来
技術の項で説明したと同様である。
【0017】続いて、本実施例の作動を説明する。最終
段で標準工程を行う場合は、図2に示すように、パンチ
ホルダ5の取付孔6にリテーナ17を介して標準用のパ
ンチ15を嵌装するとともに、コッタ32の調節ねじ1
2の下端に背の低い方の当て金35を入れてねじ37で
固定する。
段で標準工程を行う場合は、図2に示すように、パンチ
ホルダ5の取付孔6にリテーナ17を介して標準用のパ
ンチ15を嵌装するとともに、コッタ32の調節ねじ1
2の下端に背の低い方の当て金35を入れてねじ37で
固定する。
【0018】それによりコッタ32は下方位置に位置し
て、上側の幅狭の第1長孔33がパンチ15の後方に対
応し、突き出しピン21は第1長孔33を通ってパンチ
15の挿通孔16内に挿通される。
て、上側の幅狭の第1長孔33がパンチ15の後方に対
応し、突き出しピン21は第1長孔33を通ってパンチ
15の挿通孔16内に挿通される。
【0019】したがって、調節ねじ12を進退させる
と、突き出しピン21が第1長孔33内で相対的に上下
動しつつコッタ32が上下動して、パンチ15の軸線方
向の位置が調節されるのであり、圧造時におけるコッタ
32は、パンチ15からの高荷重を幅狭の第1長孔33
を形成しただけの受圧面積の大きい部分で受けることが
できて、必要な強度が確保される。
と、突き出しピン21が第1長孔33内で相対的に上下
動しつつコッタ32が上下動して、パンチ15の軸線方
向の位置が調節されるのであり、圧造時におけるコッタ
32は、パンチ15からの高荷重を幅狭の第1長孔33
を形成しただけの受圧面積の大きい部分で受けることが
できて、必要な強度が確保される。
【0020】最終段をトリミング工程に変更する場合
は、コッタ32を一旦上方に持ち上げ、ねじ37を緩め
て背の低い当て金35を外したのち、図3に示すよう
に、それに変えて背の高い方の当て金36をラム1上に
固定し、その上に調節ねじ12を当てる。それによりコ
ッタ32は上方位置に位置する。
は、コッタ32を一旦上方に持ち上げ、ねじ37を緩め
て背の低い当て金35を外したのち、図3に示すよう
に、それに変えて背の高い方の当て金36をラム1上に
固定し、その上に調節ねじ12を当てる。それによりコ
ッタ32は上方位置に位置する。
【0021】その一方で、止めねじ9を緩めて標準用の
パンチ15を最終段のパンチホルダ5から外すととも
に、突き出しピン21を抜き取り、また、ボルト7、8
を緩めてそのパンチホルダ5のみをラムプレート2から
外してリテーナ18を嵌装孔17から抜き取る。
パンチ15を最終段のパンチホルダ5から外すととも
に、突き出しピン21を抜き取り、また、ボルト7、8
を緩めてそのパンチホルダ5のみをラムプレート2から
外してリテーナ18を嵌装孔17から抜き取る。
【0022】そして、ラムプレート2の嵌装孔17内に
逃がし溝27aを設けたリテーナ27を嵌めたのち、最
終段のパンチホルダ5をラムプレート2上に固定する。
上記のようにコッタ32は上方位置に位置して、幅広の
第2長孔34がパンチホルダ5の取付孔6と対応してい
るので、引き続いて、シュータ25を出口側からパンチ
ホルダ5の取付孔6に入れて、リテーナ27の逃がし溝
27a、コッタ32の第2長孔34を通して収容溝28
に挿通し、入口側に嵌着されたリテーナ26を先に嵌め
られたリテーナ27の前面に当てる。
逃がし溝27aを設けたリテーナ27を嵌めたのち、最
終段のパンチホルダ5をラムプレート2上に固定する。
上記のようにコッタ32は上方位置に位置して、幅広の
第2長孔34がパンチホルダ5の取付孔6と対応してい
るので、引き続いて、シュータ25を出口側からパンチ
ホルダ5の取付孔6に入れて、リテーナ27の逃がし溝
27a、コッタ32の第2長孔34を通して収容溝28
に挿通し、入口側に嵌着されたリテーナ26を先に嵌め
られたリテーナ27の前面に当てる。
【0023】続いて、トリミング加工用のパンチ23を
パンチホルダ5の取付孔6内に入れてリテーナ26に当
て、コッタ32の調節ねじ12を進退させると、シュー
タ25が第2長孔34内で相対的に上下動しつつコッタ
32が上下動して、パンチ23の軸線方向の位置が調節
され、止めねじ9で固定することによってトリミング工
程が可能となる。
パンチホルダ5の取付孔6内に入れてリテーナ26に当
て、コッタ32の調節ねじ12を進退させると、シュー
タ25が第2長孔34内で相対的に上下動しつつコッタ
32が上下動して、パンチ23の軸線方向の位置が調節
され、止めねじ9で固定することによってトリミング工
程が可能となる。
【0024】再度標準工程を行う場合は、パンチ23及
びシュータ25をパンチホルダ5の前面側に抜き出し、
また、そのパンチホルダ5を外してリテーナ27を抜き
取り、それらに変えて、突き出しピン21、リテーナ1
8、パンチホルダ5及び標準用のパンチ15を取り付
け、それとともに、背の低い方の当て金35に交換して
コッタ32を下方位置に位置させれば良い。
びシュータ25をパンチホルダ5の前面側に抜き出し、
また、そのパンチホルダ5を外してリテーナ27を抜き
取り、それらに変えて、突き出しピン21、リテーナ1
8、パンチホルダ5及び標準用のパンチ15を取り付
け、それとともに、背の低い方の当て金35に交換して
コッタ32を下方位置に位置させれば良い。
【0025】このように、本実施例によれば、最終段に
おいて標準工程またはトリミング工程に切り換える場合
のコッタの実質的な交換が、当て金35、36を交換し
て単一のコッタ32の上下の位置を変えるだけで簡単に
対応でき、段取り替えの短縮化が図られる。
おいて標準工程またはトリミング工程に切り換える場合
のコッタの実質的な交換が、当て金35、36を交換し
て単一のコッタ32の上下の位置を変えるだけで簡単に
対応でき、段取り替えの短縮化が図られる。
【0026】なお、標準工程用のリテーナ18とトリミ
ング工程用のリテーナ27とを、パンチホルダ5の取付
孔6の前面側に抜き出せる構造とすれば、パンチホルダ
5を取り付けたままで上記の段取り替えを行うことが可
能になる。
ング工程用のリテーナ27とを、パンチホルダ5の取付
孔6の前面側に抜き出せる構造とすれば、パンチホルダ
5を取り付けたままで上記の段取り替えを行うことが可
能になる。
【図1】本発明の一実施例の正面図である。
【図2】その標準工程における断面図である。
【図3】そのトリミング工程における断面図である。
【図4】本実施例のコッタの正面図である。
【図5】従来例の正面図である。
【図6】その標準工程における断面図である。
【図7】そのトリミング工程における断面図である。
【図8】従来のコッタの説明図である。
1:ラム 2:ラムプレート 3:リーマボルト 5:
パンチホルダ 6:取付孔 7、8:ボルト 10:カ
ム溝 12:調節ねじ 15、23:パンチ21:突き
出しピン 25:シュータ 32:コッタ 33:第1
長孔 34:第2長孔 35、36:当て金
パンチホルダ 6:取付孔 7、8:ボルト 10:カ
ム溝 12:調節ねじ 15、23:パンチ21:突き
出しピン 25:シュータ 32:コッタ 33:第1
長孔 34:第2長孔 35、36:当て金
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のダイスを並設した圧造機本体の前
方で前記ダイスに接離する方向に往復駆動されるラムの
前面に、ラムプレートを介して各別のパンチホルダを取
り付け、前記各パンチホルダに設けた取付孔に前記各ダ
イスと対応するパンチを軸線方向の摺動可能に嵌装する
とともに、前記ラムの前面の前記各パンチホルダの後方
位置にそれぞれ穿設されたカム溝内にコッタを嵌装して
前記各パンチの後面と対応させ、前記コッタに螺合され
て先端が前記ラムに突き当てられた調節ねじの回動によ
り前記コッタを上下動させて該コッタの前面が前後に移
動するのに伴い前記パンチの軸線方向の位置調節を行う
ようにし、ワークを互いに対をなす前記ダイスと前記パ
ンチとの間に順次に搬送しつつ多段に圧造成形を施し、
かつ、最終段においては、前記コッタ並びに前記パンチ
を貫通可能に設けた突き出しピンの進出により圧造完了
後のワークを前記ラムの前面に突き出すのと、前記ダイ
ス側に設けた突き出しピンの進出によりワークにトリミ
ング加工を行ったのちワークを前記パンチ内を通して前
記コッタを貫通して設けたシュータ内に突き出すのとを
選択的に行うようにした圧造機において、 最終段の前記コッタに、前記パンチ側の前記突き出しピ
ンが略緊密にかつ相対的な上下動可能に嵌装される幅狭
の第1長孔と、前記シュータが略緊密にかつ相対的な上
下動可能に嵌装される幅広の第2長孔とを上下に並べて
形成するとともに、前記コッタに設けた前記調節ねじの
先端と前記ラムとの間に介装されて、前記第1長孔と前
記第2長孔のいずれか一方が前記パンチの後面側に対応
するように前記コッタを上下2位置の間で選択的に位置
調節する当て金を設けたことを特徴とする圧造機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9064694A JP2791748B2 (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | 圧造機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9064694A JP2791748B2 (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | 圧造機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07275986A JPH07275986A (ja) | 1995-10-24 |
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