JP2539321Y2 - 多段式圧造成形機 - Google Patents

多段式圧造成形機

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JP2539321Y2
JP2539321Y2 JP6708193U JP6708193U JP2539321Y2 JP 2539321 Y2 JP2539321 Y2 JP 2539321Y2 JP 6708193 U JP6708193 U JP 6708193U JP 6708193 U JP6708193 U JP 6708193U JP 2539321 Y2 JP2539321 Y2 JP 2539321Y2
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孝之 中野
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株式会社阪村機械製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複数の圧造ステーショ
ンによって素材を粗から精に成形する多段式圧造成形機
に関し、詳しくは所定の圧造ステーションを簡便に圧造
加工以外の他の作業ステーションに変更することによ
り、加工中にブランクに生じるバリや破断傷等の除去作
業を他の圧造工程と連続して行なうことができるように
構成された多段式圧造成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】ボルトやナット、あるいはその他の各種
パーツ類を成形する多段式圧造成形機は、それぞれが相
対向するダイとパンチとを備えた複数の圧造ステーショ
ンにおいて素材を粗から精に段階的に圧造加工するもの
で、通常、この種の成形機では、機台に並設された複数
のダイの各々にキャビティと称する凹部が設けられ、こ
こに素材もしくはブランクをラムの前進力によりパンチ
で押圧することにより、各圧造ステーションに供給され
たブランクが所定の形状に圧造される。そして、圧造さ
れたブランクは機台前面に設けられたブランク移送用チ
ャックに把持されて隣接する下段の圧造ステーションへ
移送され、そこで次の圧造加工が施される。
【0003】このとき、上記チャックは機台の前面に設
けられているので、キャビティ内で圧造され残置された
ブランクをチャックが把持するためには、そのチャック
の位置までブランクをダイから排出する必要があり、こ
の目的のためにブランク排出装置が備えられているのが
一般的である。かかるブランク排出装置は、例えばキャ
ビティの押圧面後方において、ラムに対して進退する方
向にダイを貫通するように設けられた孔部にノックアウ
トピンと称する部材を摺動自在に内装し、このノックア
ウトピンを別に設けられた駆動装置によって、パンチの
進退動作に同期して押進することによりキャビティ内に
残置されたブランクを機台前面に押し出して排出するも
のである。従って、パンチがダイに向進してブランクを
圧造するときは、上記駆動装置がノックアウトピンを孔
部内の所定位置まで後退させてブランクが所定の形状に
圧造されるようにし、一方パンチがダイから後退してチ
ャックがブランクを把持するときは、ノックアウトピン
を押進して圧造されたブランクをキャビティ後方から機
台の前面方向に押し出して排出する。
【0004】ところでこの場合、ノックアウトピンが上
記孔部内を支障なく進退駆動できるように、孔部の内径
はノックアウトピンの外径よりも大きく設定されてお
り、しかもその孔部はキャビティの押圧面に直接開口し
ているので、どうしてもノックアウトピンと孔部の縁と
の境においてキャビティ面に間隙が生じる。その結果、
圧造中においてパンチの押圧力によりその間隙に素材の
一部が入り込み、圧造されたブランクの表面に所謂バリ
が形成されてしまい、それを除去するために圧造加工の
後で二次加工としてバリ取り作業を別途行なわなければ
ならないという不都合が生じる。
【0005】また、圧造されたブランクの表面に残留す
る所謂破断傷の除去も、従来、別途二次加工として切削
もしくは研削作業により行なっているため、同様に生産
効率の向上における大きな支障となっている。
【0006】このような問題に対しては、特公昭60−
33614号公報に開示されているように、所定段の金
型ケース内に圧造された素材を引き込んで把持すると共
にこの素材を回転することのできるチャック機構を機台
に設け、ラムにはパンチに代えて素材をチャック機構に
押し付ける押圧体を設置し、これらチャック機構と押圧
体とによって素材を固定したまま回転し、この回転して
いる素材に機台前面をスライド移動する切削工具を突出
させることによりバリや切断傷等を除去するようにした
ものがある。
【0007】また、特公昭60−33615号公報に開
示されているように、機台側のダイ取付孔内に回転工具
を設けると共に、ラム側にはパンチに代えて素材保持筒
と、素材を上記回転工具に押し付けるための押動筒体と
を設け、これら素材保持筒と押動筒体とをラムの動作に
同期して駆動することにより、圧造工程中に素材面の切
削加工や研削加工を行なうようにしたものがある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前者に
おいては、上記チャック機構および切削工具をラムの進
退に同期して駆動するために、カム軸等の駆動装置をそ
れら各々に対して機台に別途設ける必要があり、機台を
新たな設計とするなど、成形機自体を大幅に改造しなけ
ればならない。
【0009】また、後者においても、ラムの動きに合わ
せて素材を保持したり、回転工具に押し付けたりするた
めの装置を設けるためラムの構造が複雑化する一方、回
転工具が取り付けられたダイ取付孔内において素材を回
転工具に押し付けて旋削加工するので、削り屑がダイ取
付孔内に散乱したまま留まる結果、削り屑が回転軸など
の回転部位に挟まって工具の回転が阻害されたり、工具
面と素材との間に削り屑が挟まって精密な加工ができな
くなる虞が生じる。
【0010】したがって、本考案は、成形機を大幅に改
造することなく、既存の装置を有効に利用して、簡便に
所定段のステーションを圧造加工以外の加工ステーショ
ンに変更したうえで、圧造加工中、円滑にバリ取り作業
や破断傷の除去作業を行なうことのできる多段式圧造成
形機の提供を課題とし、その結果、新たに必要な設備コ
ストを抑制すると共に、従来二次加工として別途行なっ
ていた作業を解消して生産効率の向上を図ることを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、本願の請求項
1に係る考案(以下、第1考案という)は、機台に取り
付けられたダイと、該機台に対して進退するラムに取り
付けられたパンチと、これらダイとパンチとによって成
形されたブランクをダイから排出するノックアウト部材
とを備えた複数の圧造ステーションを有すると共に、上
記ノックアウト部材を上記パンチの進退動作に同期して
駆動するノックアウト駆動機構と、機台の前面において
上段のダイから排出されたブランクを下段のダイへ移送
する複数のチャックとが備えられた多段式圧造成形機に
おいて、上記機台における少なくとも二段目以降の所定
のダイ取付孔内において、回転軸にバリ取り部材が取り
付けられたモータが上記ラムに対して進退する方向に摺
動自在に支承され、チャックが上記所定のダイ取付位置
へブランクを移送したときに上記バリ取り部材が当該ブ
ランクに接触する位置まで上記モータを押進するモータ
進退手段が上記ノックアウト駆動機構に設けられている
ことを特徴とする。
【0012】また、本願の請求項2に係る考案(以下、
第2考案という)は、上記第1考案において、所定のダ
イ取付位置へブランクを移送するチャックにブランクを
当接支持する当接部が設けられていることを特徴とす
る。
【0013】さらに、本願の請求項3に係る考案(以
下、第3考案という)は、機台に取り付けられたダイ
と、該機台に対して進退するラムに取り付けられたパン
チとを備えた複数の圧造ステーションを有すると共に、
機台の前面において上段のダイから下段のダイへブラン
クを移送する複数のチャックが備えられた多段式圧造成
形機において、最終圧造ステーションの下段に、回転軸
に旋削部材が取り付けられたモータが上記チャックの移
動方向に対して垂直方向に摺動自在に支承されると共
に、該モータを機台の前面方向に付勢する弾性体が設け
られて、チャックが最終圧造ステーションの下段へブラ
ンクを移送する途中においては上記旋削部材の旋削面が
当該ブランクに接触し、かつ上記旋削部材の中央部に湾
曲面を有する凹部が設けられて、チャックが最終圧造ス
テーションの下段へブランクを移送したときは上記凹部
が当該ブランクに接触する位置まで上記モータが弾性体
によって付勢されることを特徴とする。
【0014】そして、本願の請求項4に係る考案(以
下、第4考案という)は、上記第3考案において、最終
圧造ステーションの下段へブランクを移送するチャック
にブランクを当接支持する当接部が設けられると共に、
弾性体の付勢力に対抗して上記チャックを支持するガイ
ド部材が備えられていることを特徴とする。
【0015】
【作用】上記第1考案においては、通常の圧造ステーシ
ョンではダイブロックが取り付けられるダイ取付孔内
に、バリ取り部材が回転軸に取り付けられたモータを摺
動自在に支承して設けることによりバリ除去ステーショ
ンとするので、ステーション変更のために機台を改造す
ることなく既存の機台がそのまま使用できる。しかも、
最終段に限らず、任意の所定段を選択して圧造ステーシ
ョンをバリ除去ステーションに変更できるので、圧造工
程の途中にバリ除去ステーションを設けることができ、
バリが発生したまま圧造加工を続けた場合に成形機の部
材およびブランクが損傷することを未然に防止すること
ができる。
【0016】また、圧造されたブランクをダイから排出
するようにノックアウト部材を駆動する目的で既に設け
られているノックアウト駆動機構にモータ進退手段を取
り付けて、これによってモータをパンチの進退動作に同
期して押進するので、別個にカム軸等の駆動装置を新設
することなく、既存の装置を利用してバリ取り部材を機
台前面方向に押し出すことができる。しかも、上記モー
タ進退手段は、他の圧造ステーションにおいてはノック
アウト部材を押進する部材をそのまま援用することがで
きるので、必要コストの抑制に寄与することができる。
【0017】さらに、機台前面に設けられたチャックが
バリ除去ステーションへブランクを移送したときにモー
タが押進されてバリ取り部材が当該ブランクに接触し、
その接触した位置において前段までに発生したバリの除
去作業を行なうので、このバリ除去作業はダイ取付孔の
外の機台前面で行なわれることとなり、その結果、削り
屑等が取付孔に残留することがなく、モータの回転が阻
害されたり、円滑なバリ取り作業に支障をきたすなどの
不都合が解消される。
【0018】一方、ラム側においては、バリ除去ステー
ションに対応するパンチを取り外すだけでよく、パンチ
に代わる部材を新たに設ける必要がないので、成形機の
簡素化と必要コストの低減が可能となる。
【0019】そして、第2考案によれば、バリ除去ステ
ーションへブランクを移送するチャックにブランクを当
接支持する当接部が設けられているので、バリ除去作業
中にブランクがバリ取り部材に押されてチャックから抜
け落ちたり、位置ずれしたりすることなく、バリが確実
に除去されることとなる。なおかつ、チャックは通常に
ブランクを把持しているだけでよいので、ブランクを格
別固定するための保持装置等の新たなチャック機構を設
ける必要がない。
【0020】また、上記第3考案によれば、回転軸に旋
削部材が取り付けられたモータが最終圧造ステーション
の下段において摺動自在に支承され、かつ弾性体によっ
て機台の前面方向に付勢されているので、何らの駆動機
構や動力伝達手段を用いることなく、モータに取り付け
られた旋削部材が機台前面から突出して、移送されてき
たブランクに接触することとなる。その結果、旋削作業
が機台の外で行なわれることとなり、削り屑の発生によ
るモータの回転阻害等の不都合が解消される。この場
合、モータを設ける最終圧造ステーションの下段という
のは、既存のダイ取付孔を援用することが可能なので、
従来の成形機を改造等せずにそのまま使用することがで
きる。
【0021】そして、チャックがモータ取付位置へブラ
ンクを移送する途中においては、弾性体の付勢力によっ
て旋削部材の旋削面が当該ブランクを押しつけるように
接触するので、移送完了前の移送中にブランクが機台の
前面を横移動している間に、ブランクに発生したバリや
破断傷等を除去することができる。
【0022】また、チャックがブランクの移送完了位置
まで移動したときは、旋削部材の中央部に湾曲面を有す
る凹部が設けられているので、その凹部の窪みの距離だ
けモータ並びに旋削部材が弾性体の付勢力によってさら
に前進し、凹部の湾曲面がブランクに接触することとな
る。その結果、移送途中のバリおよび破断傷の旋削によ
って横方向に生じる新たなバリを除去することができ
る。従って、何ら他の駆動装置等を併用することなく、
旋削部材が弾性体の付勢力のみによってひとりでにブラ
ンクに接触しながら進退し、かつ二段階にバリ取り作業
を行なうので完成度の高い旋削加工が施されることとな
る。
【0023】一方、チャックは、機台前面において通常
の移送動作を行なうだけでよく、新たな装置を付加する
必要がない。
【0024】さらに、第4考案においては、モータ取付
位置へブランクを移送するチャックにブランクを当接支
持する当接部が設けられているので、移送途中および移
送完了時に旋削部材がブランクを押しつけてもブランク
がチャックから抜け落ちたり、位置ずれしたりすること
がない。また、弾性体の付勢力に対抗して上記チャック
を支持するガイド部材が備えられているので、旋削加工
が施されるブランクを把持するチャック自体の位置ずれ
を防止すると共に、そのガイド部材の設置位置によっ
て、旋削加工の深さを変えることができる。
【0025】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0026】図1は多段式圧造成形機の機台側要部の平
面一部断面図であり、機台1に設置されたダイブロック
2のダイ取付孔内に3個のダイ3A,3Bおよび3Cが
連続して一定の間隔で配置されていると共に、この機台
1に対して図面上左側から進退するラム(図示せず)の
前面にダイと同数の3個のパンチ4A,4Bおよび4C
が一定の間隔で配置されることによりそれぞれ圧造ステ
ーションを構成する。従って、この実施例に係る圧造成
形機の場合は3つの圧造ステーションが設けられている
ことになり、上記ラムの前後動によって3個のパンチ4
A,4Bおよび4Cとそれぞれ対応するダイ3A,3B
および3Cとの間でブランクが圧造される。
【0027】機台1において最上段のダイ3Aの上段に
は、線材Yを所定の長さに切断してブランクXとし、こ
れを最初の圧造ステーションに供給する切断ステーショ
ン5が設けられている。この切断ステーション5に機台
1の後方から供給された線材Yは、機台1の前方に設置
され、その設置位置によって切断する線材Yの長さを決
定する受け台6に当接した後、図中破線で示すように切
断されることにより最上段の圧造ステーションに供給さ
れるブランクXとされる。
【0028】一方、機台1の前面には、隣接する圧造ス
テーション間を往復移動してブランクを上段のダイから
下段のダイに移送する4個のブランク移送用チャック7
A,7B,7Cおよび7Zが備えられている。これら4
個のチャック7A,7B,7Cおよび7Zは、当該技術
分野において周知の方法により、上記ラムの機台1に対
する進退動作と同期して隣接するダイの間隔に等しい距
離だけ往復移動するように構成されている。従って、図
1に示す圧造成形機の場合、チャック7Aは切断ステー
ション5で供給される未成形の素材をダイ3Aに、チャ
ック7Bはダイ3Aから排出されるブランクをダイ3B
に、チャック7Cはダイ3Bから排出されるブランクを
ダイ3Cに、および最終チャック7Zはダイ3Cから排
出されるブランクを後に説明するバリ除去ステーション
にそれぞれ移送することとなる。
【0029】また、各圧造ステーションには、圧造され
たブランクをダイから排出するノックアウト部材8が備
えられている。このノックアウト部材8は、ダイの背面
に設けられた大径の孔部、およびこの孔部とダイ前面の
キャビティとを連通するようにダイに設けられた小径の
孔部に、一端に鍔部9aを有する断面T字状のノックア
ウトピン9がラムの進退方向に摺動自在に内装され、か
つ上記大径の孔部内においてノックアウトピン9の鍔部
9aと大径の孔部の内壁との間にコイルスプリング10
が内装され、併せて上記大径の孔部の開口部は、スプリ
ング10の付勢力に抗して上記ノックアウトピン9を支
持するKOピン支持体11によって閉じられて構成され
ている。
【0030】従って、上記ノックアウトピン9のピン部
は小径の孔部内を、鍔部9aは大径の孔部内をそれぞれ
一体に前後動し、外部から力が作用しないときはスプリ
ング10の付勢力によって最後部まで後退している。ラ
ムはノックアウトピン9が後退しているときに機台1に
向進することにより、キャビティ内においてブランクX
を押圧して圧造するが、上記小径の孔部はキャビティに
直接開口しているので、ノックアウトピン9の前端部は
ブランクXの圧造形状の一部を決定することとなる。本
実施例においては、図1に示すように、ノックアウトピ
ン9の前端部がキャビティ面と一致しているので、ブラ
ンクXの底面は平らに成形される。
【0031】そしてこのときに、キャビティ面に開口し
た孔部と、その中を前後に摺動するノックアウトピン9
との境に生じる間隙にパンチの押圧力によって素材の一
部が入り込む結果、図2に拡大して示すように、平らに
成形されたブランクXの底面にバリX’が発生する。
【0032】一方、上記KOピン支持体11の中央部に
も該支持体11を貫通する孔部が設けられて、この孔部
にノックアウトピン9をスプリング10の付勢力に抗し
て後方から機台前面方向に押し出すKO押進ロッド12
が摺動自在に支承されている。このKO押進ロッド12
は、次に説明するように、KOハンマ13を有すると共
にラムの進退動作に同期して該KOハンマ13を図1に
おいて左右に駆動する周知のノックアウト駆動機構によ
ってKOピン支持体11の孔部内を摺動する。
【0033】このとき、上記KOハンマ13は、ラムが
機台1に向進してブランクを圧造するときはノックアウ
トピン9およびKO押進ロッド12がスプリング10の
付勢力によって後退することを阻害しないように、該K
O押進ロッド12の後方に退くと共に(図3に示す仮想
線の位置)、ラムが機台1から後退してチャック7A,
7B,7Cおよび7Zが圧造されたブランクを把持する
ときには機台前面方向に駆動して(図3に示す実線の位
置)、KO押進ロッド12を押進することによりノック
アウトピン9をスプリング10の付勢力に抗して前進さ
せ、ダイ3A,3Bおよび3Cに残置したブランクXを
各ダイから排出する。ここに、上記ノックアウト駆動機
構14は、図3に示すように、ラムの一進退動作で一回
転するシャフト15に偏心連結されたアーム16の他端
にカム17を取り付け、上記シャフト15の回転により
該カム17がカム回転軸18を中心に扇動することによ
り、上記KOハンマ13を備えるハンマ体19がその回
転軸20を中心として振り子運動をするように構成され
たもので、上記カム17の位相を変えることによってK
Oハンマ13のKO押進ロッド12に対する動作のタイ
ミングを設定できる。
【0034】そして、図1に示す最下段のダイ3Cの下
段には、本考案の特徴部分を構成するバリ除去ステーシ
ョン21が設けられている。このバリ除去ステーション
21は、最終圧造ステーション(本実施例の場合はダイ
3Cを有する圧造ステーション)の下段のダイ取付孔を
援用したもので、機台1に設置されたときにダイの並列
方向と垂直になるように貫通する孔部が設けられたケー
ス22が上記のダイ取付孔内に装着されている。そし
て、圧造されたブランクの底面を旋削してバリX’を除
去するカッタ23が取り付けられたヘッド24を回転軸
25に嵌装するモータ26が上記ケース22内の孔部に
おいて、前述のノックアウトピン9と同様に、前後方向
に摺動自在に支承されている。
【0035】また、ケース22内の孔部には上記モータ
本体26を機台1の後方に付勢するようにコイルスプリ
ング27が設けられていると共に、該コイルスプリング
27の付勢力に抗してモータ26を支持するモータ支持
体28がケース22の後面に取り付けられている。さら
に、モータ本体26には上記回転軸25の取付面と反対
面において支持軸29が一体に取り付けられて、上記モ
ータ支持体28の中央部に設けられた孔部を貫通してい
る。
【0036】従って、最前端のカッタ23から最後端の
支持軸29までモータ本体26に装着された各部材は一
体となって前後動し、ケース22とモータ支持体28と
からなるユニット内を摺動する。そして、前述のノック
アウト駆動機構14の動作に伴って、該駆動機構14に
取り付けられたモータ押進用ハンマ13Zが、上記コイ
ルスプリング27の付勢力に抗して支持軸29を機台1
の前面方向に押し出すことにより、カッタ23を機台前
面から突出させることとなる。
【0037】ここにおいて、上記モータ押進用ハンマ1
3Zが最も前方に駆動したときに、カッタ23が機台1
の前面から突出して、最終チャック7Zによって移送さ
れたブランクXの底面に接触するように、モータ26に
装着された各部材の長さが設定されると共に、上記ハン
マ13Zが後方に退いて、上記コイルスプリング27の
付勢力によってモータ本体26がモータ支持体28に当
接する位置まで後退したときは、上記カッタ23が機台
1の前面から突出しなくなるように、モータ26の各装
着部材の長さが設定されている。
【0038】そして、図1に示すように、3個の圧造ス
テーションでブランクXを圧造しているときに、最終チ
ャック7Zによって当該バリ除去ステーション21へ移
送されてきたブランクXの底面に生じたバリX’を上記
カッタ23が除去するように上記モータ押進用ハンマ1
3Zが前方向に駆動してカッタ23を前進させる。かか
る設定は、図3に示すように、他の圧造ステーションの
KOハンマ13が後退するとき(図中、仮想線で示す)
はモータ押進用ハンマ13Zが前進し(図中、実線で示
す)、KOハンマ13が前進するとき(図中、実線で示
す)にはモータ押進用ハンマ13Zが後退する(図中、
実線で示す)ように、モータ押進用ハンマ13Zに対す
るカム17Zの位相を他のKOハンマ13に対するカム
17の位相とずらすことにより容易に実行される。
【0039】そうすることにより、図2に示すように、
ノックアウトピン9がブランクXをダイから排出し、排
出されたブランクXをチャックが移送するときは、カッ
タ23は後退して機台1の前面から突出しなくなり(図
中、実線で示す位置)、チャックの移動を阻害すること
がない一方で、ラムが機台に向進して圧造加工を行なっ
ているときには、カッタ23が前進して、機台1の前面
において最終チャック7Zによって運ばれてきたブラン
クXに接触し(図中、仮想線で示す位置)、その底面に
生じたバリX’を除去することとなる。従って、このバ
リ除去作業は必ず機台1の外の前面部において行なわれ
るので、除去した削り屑がケース22内に貯留して該ケ
ース22の孔部に入り込み、モータの回転軸25の回転
阻害を起こしたり、カッタ23の切削面を荒らしたりす
る虞がなくなる。
【0040】このとき、上記最終チャック7Zのツメに
は、ブランクXがカッタ23の前進動によってラム側に
押し付けられたときに位置ずれしたり、チャックから抜
け落ちたりしないようにブランクXをカッタ23の押し
付け方向に支持する当接部7Z’が設けられているの
で、バリX’の確実な除去が担保される。
【0041】そして、再びラムが機台1から後退する
と、この最終チャック7Zは開いてバリが除去されたブ
ランクXを解除して上段の最終圧造ステーションに戻る
と共に、解除されたブランクXは当該成形機から排出さ
れ、ここに一連の圧造成形加工と従来二次加工で別途行
なっていたバリ取り作業とが連続して完了する。
【0042】尚、本実施例ではバリ除去ステーションを
最終圧造ステーションの下段に設けることにより、全て
の圧造成形が終了したブランクに対し、該ブランクが成
形機から排出される直前にバリ取りを施す場合を説明し
たが、前述のごとく、モータ本体26を内装したケース
22とモータ支持体28とからなるユニットを圧造ステ
ーションのダイと取り替えるだけでバリ除去ステーショ
ンに変更できるので、他の中間圧造ステーション、例え
ば図1においてダイ3Bを有する圧造ステーションをバ
リ除去ステーションに変更することも可能である。この
場合は、上段のダイ3Aで生じたバリを取り除いた後、
さらにそのブランクを下段のダイ3Cに移送して次の圧
造加工を施すこととなり、バリが発生したままのブラン
クをに対して圧造加工を続けた場合に成形機部材やブラ
ンク自身が損傷することを未然に防止することができ
る。
【0043】いずれの場合も、ラムにおいては、バリ除
去ステーションに対応するパンチを取り外すだけでよ
く、さらに、バリ除去ステーションがラムの進退動作を
阻害しないような、例えば圧造ステーションの外に設け
られたときはパンチを取り外す必要はない。
【0044】次に、本願の別の実施例について説明す
る。
【0045】図4は、この実施例に係る多段式圧造成形
機の機台側要部の平面一部断面図であり、機台1に設置
されたダイブロック2のダイ取付孔内に3個のダイ3
A,3Bおよび3Cが連続して一定の間隔で配置されて
いると共に、圧造されたブランクXをダイから排出する
ノックアウト部材の機構は前記の実施例と同じである。
【0046】この成形機では、切断ステーション5にお
いて線材Yが切断されると、フィーダ5’が切断された
素材Xを挟んで機台1前面をスライド移動し、最上段の
圧造ステーションに移送する。従って、3個のブランク
移送用チャックが備えられ、チャック7Bはダイ3Aか
ら排出されるブランクをダイ3Bに、チャック7Cはダ
イ3Bから排出されるブランクをダイ3Cに、および最
終チャック7Zはダイ3Cから排出されるブランクを次
に説明する旋削ステーションにそれぞれ移送することと
なる。
【0047】上記最終チャック7ZによってブランクX
が移送される先のダイ取付孔内には、圧造ステーション
と異なる旋削ステーション30が設けられている。
【0048】この旋削ステーション30は、従来の最終
圧造ステーションを援用して変更したもので、機台1に
取り付けられたときにダイの並列方向と垂直になるよう
に貫通する孔部が設けられたケース31がダイ取付孔内
に装着されると共に、モータ32が上記ケース31の孔
部に内装されている。該モータ32はそれぞれ反対面に
回転軸33と支持軸34とを有し、該回転軸33はその
前端部が機台1前面方向に至るように上記孔部を貫いて
おり、その前端部には上記ダイ取付孔とほぼ同じ径を有
する旋削工具35が取り付けられたヘッド36が嵌装さ
れている。この旋削工具35には、後述する理由から、
その旋削面中央部に湾曲面を有する凹部と、旋削面縁に
面取りが施されている(図4および図5参照)。
【0049】一方、上記ケース31の後面には、中央部
に上記支持軸34が貫通して摺動し得る孔部を有するモ
ータ支持体37が装着されると共に、このモータ支持体
37と上記モータ本体32との間に該モータ32を機台
1の前面方向に付勢するようにコイルスプリング38が
内装されている。
【0050】従って、最前端の旋削工具35から最後端
の支持軸34までモータ本体32に装着された各部材は
一体となって前後動し、ダイ取付孔内に装着されたケー
ス31とモータ支持体37とからなる旋削ユニット内を
摺動する。そして、モータ本体32の背後に設けられた
上記コイルスプリング38の付勢力によって、該モータ
32は常に上記ケース31の孔部の前面内壁に当接して
いる。
【0051】このときに、最前端に取り付けられた旋削
工具35の旋削面が機台1の前面から突出するように、
モータ32に装着された各部材の長さ、およびモータ3
2が当接する上記前面内壁の位置が設定されるが、より
正確には、図5に示すように、上記最終チャック7Zが
当該旋削ステーション30へのブランクXの移送を完了
したときに、上記モータ32が最も前進して旋削工具3
5の中央部に設けられた上記凹部がブランクXの底面に
接触するように(図中、仮想線で示す)設定される。そ
して、該凹部は移送されたブランクXの底面に応じた大
きさで湾曲状に設けられる。
【0052】こうすることにより、モータ32に外部か
ら力が作用しないときは、該モータ本体32が常に上記
ケース31の孔部の前面内壁に当接する結果、旋削工具
35の旋削面は移送途中にあるブランクXの底面より上
記凹部の窪みの分だけ僅かに前方向に突出することとな
り(図5において、仮想線で示す状態)、ブランクXが
最終チャック7Zによって旋削ステーション30へ移送
されている途中において、移送途中のブランクXが上記
コイルスプリング38の付勢力に抗して旋削工具35を
押しつけながら移送されることとなる(図5において、
実線で示す状態)。
【0053】従って、圧造ステーションで生じたバリ
X’やブランク面の破断傷等をブランクの移送途中に行
なうことができ、しかも除去された削り屑は機台1の外
に廃棄される。
【0054】このとき、図示するように、旋削工具35
の旋削面縁に面取りが施されていると、ブランクXが突
出している旋削工具35に接触したときに、円滑に該旋
削工具35を押しつけながら乗り上げることができるの
で好ましい。
【0055】そして、最終チャック7Zが旋削ステーシ
ョン30へブランクXを移送し終わり、該ブランクXが
旋削工具35の中央部に設けられた上記凹部の位置まで
くると、コイルスプリング38の付勢力により上記モー
タ32が前進して該凹部がブランクXの底面に接触す
る。その結果、上記の移送中の旋削加工によって新たに
生じることが予想されるブランク底面から横に延びるバ
リX”(図5参照)の除去をさらにここにおいてするこ
とができ、何らノックアウト駆動機構等の装置を併用す
ることなく、コイルスプリング38の付勢力のみによっ
てモータ32が旋削ユニット内を前後に摺動することで
二段階に旋削作業を実施することができる。
【0056】さらに、上記最終チャック7Zのツメに
は、ブランクXが移送途中に位置ずれしたり、チャック
から抜け落ちたりすることなく旋削工具35を充分に押
しつけることを担保するために、コイルスプリング38
の付勢力に対向する方向に当該ブランクXを支持する当
接部7Z’が設けられている。
【0057】また、機台1の旋削ステーション30の前
方において、最終チャック7Zの移送経路に沿ってガイ
ド部材39が設けられている。最終チャック7Zはこの
ガイド部材39と機台1との間を移動するので、ブラン
クXを旋削ステーション30へ移送するときは、把持し
たブランクXを介して伝わるコイルスプリング38の付
勢力に抗してガイド部材39により後方から支持され
る。その結果、最終チャック7Z自体がコイルスプリン
グ38の付勢力によって位置ずれをおこし、ブランクX
の旋削加工が充分に施されなかったりする虞が解消され
る。さらには、このガイド部材39の設置位置を機台1
から遠ざけたり、近ずけたりすることによって、ブラン
クXに対する旋削加工の程度や深さを調整できることと
なる。
【0058】
【考案の効果】以上の記載によって明かなように、本考
案の第1考案によれば、既存の圧造ステーションを他の
作業ステーションに変更するために機台を改造すること
なく従来の機台がそのまま使用できる。しかも、最終段
に限らず、任意の所定段を選択して圧造ステーションを
バリ除去ステーションに変更できるので、圧造工程の途
中にバリ除去ステーションを設けることができ、バリが
発生したまま圧造加工を続けた場合に成形機の部材およ
びブランクが損傷することを未然に防止することができ
る。
【0059】また、別個にカム軸等の駆動装置を新設す
ることなく、既存の装置を利用してバリ取り作業を機台
の外で行なうことができるので、必要設備コストの抑制
に寄与することができると共に、削り屑等がバリ除去ス
テーションに残留することがなく、モータの回転が阻害
されたり、円滑なバリ取り作業に支障をきたすなどの不
都合が解消される。
【0060】一方、ラム側においては、バリ除去ステー
ションに対応するパンチを取り外すだけでよく、パンチ
に代わる部材を新たに設ける必要がないので、成形機の
簡素化と必要コストの低減が可能となる。
【0061】そして、第2考案によれば、バリ除去作業
中にブランクがチャックから抜け落ちたり、位置ずれし
たりすることがないので、当該作業の確実性を担保でき
ることとなる。さらに、ブランクを格別固定するための
保持装置等の新たなチャック機構を設ける必要がない。
【0062】また、第3考案によれば、何らの駆動機構
や動力伝達手段を用いることなく、旋削作業を機台の外
で行なうことができるので、削り屑が旋削ステーション
内に貯留することによる不都合が解消される。さらに、
旋削ステーションは既存のダイ取付孔を援用することが
可能なので、従来の成形機を改造等せずにそのまま使用
することができる。
【0063】そして、チャックがブランクを移送する途
中において、ブランクが機台の前面を横移動している間
に、ブランクに発生したバリや破断傷等を除去すること
ができると共に、チャックがブランクの移送完了位置ま
で移動したときは、移送途中のバリおよび破断傷の旋削
除去によって横方向に生じる新たなバリを除去すること
ができ、何ら他の駆動装置等を併用することなく二段階
のバリ取り作業を行なうこととなるので、簡便に完成度
の高い旋削加工が圧造加工と連続してブランクの排出前
に施されることとなる。
【0064】一方、チャックは、機台前面において通常
の移送動作を行なうだけでよく、新たな装置を付加する
必要がない。
【0065】さらに、第4考案によれば、移送途中およ
び移送完了時にブランクがチャックから抜け落ちたり、
位置ずれしたりすることがない。また、移送用チャック
を支持するガイド部材が備えられているので、旋削加工
が施されるブランクを把持するチャック自体の位置ずれ
を防止すると共に、そのガイド部材の設置位置によっ
て、旋削加工の深さを変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例に係る多段式圧造成形機の機
台側要部の平面一部断面図である。
【図2】 同実施例における要部を示す拡大平面一部断
面図である。
【図3】 同実施例に係る多段式圧造成形機の機台後部
の側面一部断面図である。
【図4】 本考案の別の実施例に係る多段式圧造成形機
の機台側要部の平面一部断面図である。
【図5】 同実施例における要部を示す拡大平面一部断
面図である。
【符号の説明】
1 圧造成形機 7Z ブランク移送用最終チャック 13 KOハンマ 13Z モータ押進用ハンマ 14 ノックアウト駆動機構 17,17Z カム 21 バリ取りステーション 23 カッタ 25,33 回転軸 26,32 モータ 30 旋削ステーション 35 旋削工具
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−52136(JP,A) 実開 昭60−171642(JP,U) 実開 平1−80240(JP,U) 実開 平1−139945(JP,U) 実開 平2−32340(JP,U) 実開 昭55−23218(JP,U) 特公 昭60−33614(JP,B2) 特公 昭60−33615(JP,B2)

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機台に取り付けられたダイと、該機台に
    対して進退するラムに取り付けられたパンチと、これら
    ダイとパンチとによって成形されたブランクをダイから
    排出するノックアウト部材とを備えた複数の圧造ステー
    ションを有すると共に、上記ノックアウト部材を上記パ
    ンチの進退動作に同期して駆動するノックアウト駆動機
    構と、機台の前面において上段のダイから排出されたブ
    ランクを下段のダイへ移送する複数のチャックとが備え
    られた多段式圧造成形機において、上記機台における少
    なくとも二段目以降の所定のダイ取付孔内において、回
    転軸にバリ取り部材が取り付けられたモータが上記ラム
    に対して進退する方向に摺動自在に支承され、チャック
    が上記所定のダイ取付位置へブランクを移送したときに
    上記バリ取り部材が当該ブランクに接触する位置まで上
    記モータを押進するモータ進退手段が上記ノックアウト
    駆動機構に設けられていることを特徴とする多段式圧造
    成形機。
  2. 【請求項2】 所定のダイ取付位置へブランクを移送す
    るチャックにブランクを当接支持する当接部が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載の多段式圧造成
    形機。
  3. 【請求項3】 機台に取り付けられたダイと、該機台に
    対して進退するラムに取り付けられたパンチとを備えた
    複数の圧造ステーションを有すると共に、機台の前面に
    おいて上段のダイから下段のダイへブランクを移送する
    複数のチャックが備えられた多段式圧造成形機におい
    て、最終圧造ステーションの下段に、回転軸に旋削部材
    が取り付けられたモータが上記チャックの移動方向に対
    して垂直方向に摺動自在に支承されると共に、該モータ
    を機台の前面方向に付勢する弾性体が設けられて、チャ
    ックが最終圧造ステーションの下段へブランクを移送す
    る途中においては上記旋削部材の旋削面が当該ブランク
    に接触し、かつ上記旋削部材の中央部に湾曲面を有する
    凹部が設けられて、チャックが最終圧造ステーションの
    下段へブランクを移送したときは上記凹部が当該ブラン
    クに接触する位置まで上記モータが弾性体によって付勢
    されることを特徴とする多段式圧造成形機。
  4. 【請求項4】 最終圧造ステーションの下段へブランク
    を移送するチャックにブランクを当接支持する当接部が
    設けられると共に、弾性体の付勢力に対抗して上記チャ
    ックを支持するガイド部材が備えられていることを特徴
    とする請求項3に記載の多段式圧造成形機。
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