JP2852817B2 - 加熱炉 - Google Patents

加熱炉

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JP2852817B2
JP2852817B2 JP3547591A JP3547591A JP2852817B2 JP 2852817 B2 JP2852817 B2 JP 2852817B2 JP 3547591 A JP3547591 A JP 3547591A JP 3547591 A JP3547591 A JP 3547591A JP 2852817 B2 JP2852817 B2 JP 2852817B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】鍛造用ビレット等の加熱に使用さ
れる加熱炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】温間鍛造用の回転式加熱炉としては、炉
床を間歇的に回転させてワークを装入口から取出口の方
向に送りつつ加熱するようにしたものが知られている。
このような構成とすると、ワークの炉内滞在時間の管理
が容易で、しかも炉全体をコンパクトにできるという利
点がある。例えば、図6および図7はその1例をあらわ
し、この加熱炉1′は、水平面内で回転する環状の回転
炉床5′を備え、装入口12′から回転炉床5′の上に
ワークが装入されると、ワークを載せた回転炉床5′が
ほぼ1回転し、この間にワークが所定温度(550〜6
00℃程度)まで加熱される。加熱されたワークは取出
口24′から炉外に取り出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の回転式加熱
炉は、炉殻4′の外側壁に炉床面と同一高さにワークの
装入口12′と取出口24′が設けられており、ワーク
の炉内滞留量を多くするためにはこれら装入口と取出口
を互いに接近させておく必要があった。このため、加熱
前のワークを装入口12′まで送る搬送装置40と加熱
後のワークを取出口24′から取り出して次工程に送る
搬送装置41とが互いに干渉しやすく、これらの配置に
制約があった。このような構成のほかに、装入口を回転
炉床の外周部に設け、取出口を回転炉床の中央部に設け
て、加熱を終えたワークを該中央部の取出口から自由落
下させて排出するものもある(特公昭53−28125
号公報、実開平2−4193号公報等参照)が、このよ
うな構成では、ワークが乱雑に排出されるため、後続工
程を円滑に進行させる上で問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のような構成とした。すなわち、本発明
にかかる加熱炉は、側壁部にワーク装入口が形成された
炉殻の内部に、水平面内で所定方向に回転する環状の回
転炉床を設けた加熱炉において、該回転炉床の中央部に
形成した穴の部分に昇降可能な中央炉床を設けるととも
に、前記回転炉床上のワークを前記中央炉床に移載する
移載手段を設け、かつ、前記中央炉床の昇降範囲内の前
記回転炉床とは異なるレベルに該中央炉床上のワークを
側方へ取り出すための取出口を設けたことを特徴として
いる。
【0005】
【作用】装入口から装入されたワークが炉床とともに回
転しつつ加熱される。加熱後のワークは回転炉床の芯部
に設けた中央炉床上に移された後、該中央炉床が下降し
てその位置でワークが取り出される。装入口と取出口を
異なる高さで、かつ距離を離して設けることができるの
で、これらの配置における自由度が増加する。また、ワ
ークを中央炉床に載せて所定レベルまで昇降させた後側
方へ取り出すので、ワークの姿勢が乱雑とならず、後続
工程を円滑に進行させることができる。
【0006】
【実施例】図1は本発明の1実施例の展開してあらわし
た側部断面図、図2は図1におけるA−A断面図、図3
は同じくB−B面図である。この加熱炉1は、天井壁
2と側壁3とからなる上部が閉塞した円筒状の炉殻4を
備え、その内部に円環状の回転炉床5と昇降式の中央炉
床6が設けられている。炉殻の天井壁2は中心部2aは
低く外周部2bは高くなっており、回転炉床3の上方に
ドーナツ状の加熱用空間7が形成されている。なお、こ
の加熱用空間7は中央炉床6の上方の炉芯空間8と通じ
ている。天井壁外周部2bに適当数(図示例では4)の
バーナ10,…とダクト11が取り付けられ、また側壁
3の適所にはワークの装入口12が設けられている。こ
れらの位置関係は、図1に示す如く、装入口12の反対
側にバーナ10,…を若干片寄せて設け、装入口12と
同じ側にダクト11を設けておくのがよい。
【0007】中央部に穴がある円環状の回転炉床5は、
レール14によって水平面内で回転自在に支持されてお
り、適当な駆動手段を用いて一定方向(C方向)に所定
タイミングで間歇的に送られるようになっている。図示
例では、駆動手段として油圧シリンダの組合せによる機
構(図示を省略)が採用されている。この加熱炉1は図
5に示すような丸棒状のビレットを加熱するためのもの
であり、回転炉床5の床面部を構成する炉床板は、図4
に示す如くビレットを保持するに適したV形溝15を有
する炉床板片16,…を必要個数(図示例では16個)
だけ組み合わせてなり、上面にワーク保持溝(V形溝)
15,…が放射状に等間隔で形成されている。
【0008】中央炉床6は、昇降可能に設けたベース1
8に、該ベースに対して所定角度の範囲で旋回可能に取
り付けられている。図中の19はベース18を昇降させ
るための油圧シリンダ、20はベース18に対して中央
炉床6を旋回させるエアシリンダである。中央炉床6の
床面部を構成する床板にも、断面V形のワーク保持溝2
1が形成されている。中央炉床6およびベース18は、
所定の昇降範囲を昇降するように構成され、その昇降域
はケース23によって覆われており、該ケースの側面部
にワーク取出口24と非常用払出口25が設けられてい
る。これらワーク取出口24と非常用払出口25は、前
記回転炉床5のレベルと異なるレベルに設けられてお
り、その外側部にーク案内台27、28が設置されて
いる。
【0009】さらに、この加熱炉1は、回転炉床から中
央炉床の上にビレット(以下ワークと呼ぶ)を移し替え
る移載手段としての移載プッシャ30と、中央炉床上か
ら炉外にワークを取り出す取出手段としての取出プッシ
ャ31と、非常時に中央炉床上から炉外にワークを取り
出すための非常用プッシャ32とを備えている。各プッ
シャはいずれも油圧シリンダのロッドの先端にワーク端
面に当接するヘッドを取り付けたもので、移載プッシャ
30は装入口12から回転炉床5の回転方向に所定角度
の位置に設けられ、取出プッシャ31および非常用プッ
シャ32はワーク取出口24と非常用払出口25にそれ
ぞれ対応させて設けられている。
【0010】図中の34は一対のチエン35,35に側
面視V形の搬送ラグ36,…を一定間隔ごとに取り付け
た装入コンベヤ、37は前記各プッシャ30,31,3
2と同様な構成の装入プッシャである。また、38は加
熱後のワークを次工程に送るためのコンベヤである。
【0011】装入コンベヤ34の始端部34aに供給さ
れたワークWは、該装入コンベヤで装入口12の前面部
に位置する終端部34bまで運ばれる。続いて、装入プ
ッシャ37が伸長作動し、終端部34b上のワークWが
装入位置で待機しているワーク保持溝15に押し込ま
れる。なお、装入プッシャ37と同期して開閉するシャ
ッタ39を装入口12に設け、ワーク装入時以外は装入
口12が閉ざされているようにしておくのが望ましい。
ワークの装入が完了すると、回転炉床5がワーク保持溝
のピッチ分づつ間歇的に回転する。回転炉床5が装入位
置から移載プッシャ30が設けられている移載位置
まで回転するのに要する時間は、ワークのサイズや目的
温度等によって若干異なるが、10分前後である。ワー
クWが移載位置間で移動すると、移載プッシャ30が
伸長作動し、回転炉床のワーク保持溝15に保持されて
いたワークWが回転炉床と同レベルの上げ位置にある
中央炉床6のワーク保持溝21に移し替えられる。次い
で、中央炉床6が下げ位置まで下降し、さらに、取出
位置まで旋回して、これに引き続き取出プッシャ32
が伸長作動し、ワーク保持溝21のワークWが案内台2
7を通ってコンベヤ38の上に押し出される。また、次
工程やコンベヤ38にトラブルが発生した場合には、中
央炉床6が下降すると、非常用プッシャ32が伸長作動
し、ワークWが非常用払出口25から炉外に取り出され
る。
【0012】この実施例は、中央炉床が回転炉床に対し
昇降するように設けられ、回転炉床よりも下側の取出口
に設けられた取出プッシャ32の伸長作動によってワー
クを円滑に炉外に取り出すように構成されているが、他
の適当な方法で中央炉床からワークを炉外に取り出すよ
うにしてもよい。
【0013】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明にかかる
加熱炉は、回転炉床の芯部形成した穴の部分に中央炉
床が設けられており、加熱後のワークは回転炉床から一
旦中央炉床に移し替えられ、回転炉床と異なるレベルで
該中央炉床から側方の炉外に取り出されるようになって
いるので、ワークの装入口と取出口を異なる高さで、
いに干渉しないように設けることができ、ワーク搬送用
のコンベヤ等を比較的自由に配置できるようになった。
また、本発明では、加熱を終えたワークを自由落下させ
て取り出すものではなく、昇降式の中央炉床に載せて所
定位置まで昇降させた後側方へ取り出すので、ワークを
整然とコンベア等で搬出することができるようになり、
後続工程を円滑に行うことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例である加熱炉の展開してあら
わした側部断面図である。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【図3】図1におけるB−B断面図である。
【図4】炉床板片の斜視図である。
【図5】ビレットの斜視図である。
【図6】従来の加熱炉の平面断面図である。
【図7】図4に示す加熱炉の側部断面図である。
【符号の説明】
1 加熱炉 4 炉殻 5 回転炉床 6 中央炉床 12 装入口 24 取出口 25 非常用取出口 30 移載プッシャ(移載手段) 31 取出プッシャ(取出手段) 32 非常用プッシャ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側壁部にワーク装入口が形成された炉殻
    の内部に、水平面内で所定方向に回転する環状の回転炉
    床を設けた加熱炉において、該回転炉床の中央部に形成
    した穴の部分に昇降可能な中央炉床を設けるとともに、
    前記回転炉床上のワークを前記中央炉床に移載する移載
    手段を設け、かつ、前記中央炉床の昇降範囲内の前記回
    転炉床とは異なるレベルに該中央炉床上のワークを側方
    へ取り出すための取出口を設けたことを特徴とする加熱
    炉。
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