JP2852666B2 - 遊戯機用の紙幣搬送装置 - Google Patents

遊戯機用の紙幣搬送装置

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はパチンコ店のように複数の遊戯機から構成
された遊戯機列に設けられた紙幣投入口からの紙幣を搬
送する遊戯機用の紙幣搬送装置に関する。
[従来の技術] パチンコ店等の遊戯場においては、遊戯機(例えば、
パチンコ機、パチスロ機等)を多数列状に並べて配置し
ている。そして、一般的には、2つのパチンコ機列を背
中合わせに配置し、2列のパチンコ機等への玉供給機能
の効率化およびパチンコ機間に設置された玉貸機または
メダル貸機に投入された硬貨の回収のための通路の共用
によるスペースの効率化等を図っている。
そして、通常の場合、パチンコ機列内のパチンコ機間
には、幅が狭く縦長の玉貸機が設置されている。すなわ
ち、第9図に示すようにパチンコ機10が複数整列配置さ
れ、これらパチンコ機10間に玉貸機12が設置される。
一方、五千円札や一万円札等の紙幣を利用する場合に
は、パチンコ機10列の端部等に設けられた大型の玉貸機
兼両替機14において五千円札や一万円札の両替を行って
いる。
ここで、従来の玉貸機12は硬貨専用のものが多かった
が、紙幣、特に千円札も利用したいという要求があり、
千円札より利用できる玉貸機12も増えてきている。
そして、パチンコ機10間に設けられた玉貸機12におい
て千円札を利用できるようにすると、この千円札を玉貸
機12内部等に保持しなければならない。しかし、多数設
けられた玉貸機12にそれぞれ千円札をためていたので
は、その回収作業が面倒であり、また玉貸機12内部等に
千円札をためるスペースを設けなければならず、スペー
ス効率が悪化するという問題点がある。
そこで、複数設けられた玉貸機12からの千円札を搬送
し、パチンコ機10列の端部に設けられた金庫等内に回収
する紙幣回収装置も提案されている。すなわち、第10図
には実開昭60−119480号公報に記載された紙幣回収装置
が示されており、パンチンコ機(図示せず)間に設けら
れた玉貸機12より投入された紙幣は搬送装置20によって
一端に設けられた金庫22に搬送される。ここで、この搬
送装置20は内側ローラ24及び内側ベルト26とこれに接触
して駆動される外側ローラ28及び外側ベルト30からなっ
ている。そして、外側ベルト30の長さは玉貸機12の設置
間隔に対応されている。このため、玉貸機12から投入さ
れた千円札は1つの外側ベルト30と隣りの外側ベルト30
の間隙から進入し、内側ベルト26と外側ベルト30に挟持
された状態で随伴されて金庫22へ搬送される。
[発明が解決しようとする課題] 従来の列設遊戯機用の紙幣取扱い装置は、例えば上述
のような構成を有しており、複数の玉貸機12から投入さ
れた千円札を1つの金庫22に収集することができる。し
かしながら、従来の装置においては、外側ベルト30が複
数に分解され、搬送中の千円札は複数の外側ベルト30間
で受け渡される。そして、複数の外側ベルト30は内側ベ
ルト26への押し付け強さ等がそれぞれ相違する場合があ
り、これにより複数の外側ベルト30の間で移動速度があ
相違したりして外側ベルト30間の千円札の受け渡しがう
まくいかず、ここに紙幣のつまりを生じる場合がある等
の問題点があった。
また、この外側ベルトは30間にはそれぞれ千円札が挿
入されてくるため、新たに挿入された千円札と上流側か
ら搬送されてきた千円札が合流する際に干渉し、これに
紙幣のつまり発生の原因となる等の問題点があった。
更に、上記従来例によると、投入された紙幣がどのよ
うな状態(例えば1枚だけ挟まれているか、2枚以上重
なっているか等)で搬送されてくるかがわからず、回収
後における計数作業が難しいという問題点もあった。
この発明は上述のような問題点を解消することを課題
としてなされたものであり、複数の紙幣投入口から投入
された紙幣を常に一定の状態で保持して確実に搬送でき
る遊戯機用の紙幣搬送装置を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] この発明に係る遊戯機用の紙幣搬送装置は、複数の紙
幣投入口に対応してそれぞれ設けられ、紙幣投入口から
投入された紙幣を保留する仮保持部と、この仮保持部の
背部に設けられ、遊戯機列に沿って移動する搬送ベルト
と、この搬送ベルトに取り付けられ、各仮保持部の背部
において停止可能に移動する搬送箱と、各仮保持部にそ
れぞれ設けられ、仮保持部内に保留されている紙幣を搬
送箱内に押出し移送する排出機構とを有し、各紙幣投入
口から投入された紙幣を搬送箱内に保留した状態で搬送
することを特徴とする。
[作用] 遊戯機列に複数設けられた紙幣投入口から投入された
紙幣は、仮保持部に保留される。そして、この仮保持部
の背部には搬送ベルトに取り付けられた搬送箱が移動自
在に設けられており、この搬送箱が各仮保持部の背面に
随時停止される。そして、この搬送箱が停止した状態
で、排出装置が動作し、仮保持部内の紙幣を搬送箱に移
送するため、搬送箱は、仮保持部に保持されたている紙
幣を受取り、これを内部に収容した状態で搬送すること
ができる。従って、搬送中に紙幣同士が干渉してつまり
生じたりするのを効果的に防止することができる。
[実施例] 以下、この発明の一実施例に係る遊戯機用の紙幣搬送
装置について図面に基づいて説明する。
第1図は実施例の構成を示す平面断面図であり、紙幣
投入口110は玉貸機の上部に設けられている。すなわ
ち、この例では、紙幣投入口110は遊戯機列の上方に形
成される上部パネル114に設けられている。
紙幣投入部について 紙幣投入口110から投入された紙幣(ここでは千円
札)はローラ(図示せず)等により紙幣識別器112に引
き込まれる。この紙幣識別器112は投入された紙幣が本
当の千円札であるかを磁気的な検出手段等によって識別
するものである。そして、良紙幣であるとの確認ができ
た場合には、これを図における左方に排出する。なお、
ここにおける紙幣の移動は紙幣識別器112に内蔵される
ローラ(図示せず)によって行われる。
仮保持部120について 紙幣識別器112から排出された紙幣はこの紙幣を仮に
貯蔵しておく仮保持部120に送られ、ここにおいてある
程度の時間蓄積保持される。そこで、この仮保持部120
の構成について以下に説明する。
まず、紙幣はローラ部122の回転により走行するベル
ト126により、図における左方へ移動される。ここで、
このローラ部122はほぼ同様の構成を有する一対のロー
ラ部122a,122から構成されている。そこで、ローラ部12
2について、第1図におけるA−A断面を示す第2図に
基づいて説明する。
紙幣移動のための機構について 第2図に示すように、ローラ部122は上下一対のプー
リ124とこれらプーリ124にそれぞれ巻回された一対のベ
ルト126を有しており、プーリ124が駆動用プーリ128及
び軸130によって回転され、ベルト126が移動される。な
お、駆動用プーリ128にはモータ132の動力を伝えるため
のベルト134が巻回されており、モータ132の駆動によっ
てベルト132が移動される。また、この例においては、
モータ132が図における左方にあるため、左方のローラ
部122bに駆動用プーリ128を設け、これを駆動し、右方
のローラ部122aは従動ローラとなっている。
従って、ローラ部122a,122bが回転することにより、
紙幣と接触する側(第1図における情報側)のベルト12
6が左方に移動し、紙幣を左方に移動する。
また、右方のローラ部122aの近傍には紙幣の通過終了
を検出するフォトセンサ138が設けられており、このフ
ォトセンサ138の検出結果に応じてモータ132の駆動を制
御できるようになっている。従って、仮保持部120に進
入してきた紙幣を所定の位置に至るまで、左方に移動さ
せ、停止することができる。なお、紙幣の左方の停止点
には、板状の紙幣阻止板136が設けられており、紙幣は
紙幣阻止板136の右方の所定位置に停止される。
ガイド部150およびその移動について 一方、上述の仮保持部120内における紙幣の移動は、
ベルト126だけでなくガイド部150によって紙幣をベルト
126へ押し付けることによって達成される。そこで、こ
のガイド部150の構成について第1図のB−B断面を示
す第3図を参照して説明する。
第3図に示すように、ガイド部150は上下一対の板状
体150a,150bからなっており、紙幣の上下端縁部をそれ
ぞれ対向するベルト126との協働によって保持する。
ガイド部150はそれぞれ水平方向において回動可能に
軸支されている。そして、ガイド部150の近傍にはガイ
ド部回動機構160が設けられている。このガイド部回動
機構160は駆動プーリ162によって回転されるものであ
り、駆動プーリ162には軸164が固定され、この軸164の
上下端部に付勢部材166が取り付けられている。
この付勢部材166は軸164の回転に伴い回転し、ガイド
部150の端部に接触し、これを回動させるようになって
いる。すなわち、付勢部材166は軸164より放射方向に伸
びており、軸164を回転すると付勢部材166が円運動す
る。そして、付勢部材166の先端部166aはガイド部150の
紙幣との接触部の反対側の端部に接触するようにその位
置、大きさ等が設定されている。そして、この付勢部材
166の円運動に応じてガイド部150がその紙幣側端部が紙
幣側に向けて回転する。
そして、この例においては、ガイド部150の厚さ、軸
支位置及び付勢部材166のガイド部150と接触する側の端
部の位置を適当に定めて、第3図において矢印で示すよ
うに付勢部材166を回転した時にガイド部150がちょうど
90度回動した後、元に復帰するようになっている。な
お、ガイド部150は付勢部材166によって回転されるのと
反対の方向にバネ等により常時付勢されており、これに
よって復帰力が得られる。
そして、ガイド部150がこのように回動すると、紙幣
はその上下端が変形しガイド部150は紙幣を右側に移動
することとなる。このため、ガイド部150が回動から復
帰し、元の位置に戻ったときには、紙幣は第3図におけ
る一点鎖線で示したガイド部150の右方に位置されるこ
ととなる。従って、仮保持部120はここに送られてくる
紙幣を順次ガイド部150の左方に導き、その後ガイド部1
50の右方の空間に移動してここに積層状態で保持するこ
とができる。
なお、回動機構160の軸164の上端部には円板168が取
り付けられ、フォトセンサ170によってその回転を検出
することができるようになっている。このため、回動機
構160の駆動を所望のものに制御することができる。
また、この実施例においては、回動機構160の軸164の
1回転により紙幣が1枚移動される。このため、フォト
センサ170の出力により、その回転数をカウントすれ
ば、1回転を紙幣1枚としてカウントすることができ
る。そこで、このカウント値を利用して、紙幣の投入
量、すなわち売上げの管理等を行うことができる。そこ
で、売上げの管理における紙幣投入量の認識の確実性を
増すことができる。
上述した従来の紙幣搬送装置においては、紙幣投入口
より投入された紙幣は順次ベルト巻き込まれ、複数枚重
なった状態で搬送される。このため、紙幣の枚数をカウ
ントすることは難しい。また、従来例において、紙幣の
枚数をカウントするために、紙幣が重ならないように紙
幣のベルトへの流入を制御したり、重なった紙幣を分離
することなども考えられる。しかし、このような動作を
行うためには、特別な装置を必要とし機構が複雑になる
とともに、その制御も難しくなってしまう。この実施例
によれば、これらの問題がなく、紙幣のカウントを確実
に行うことができる。
排出機構180について 仮保持部120は上述のようにして紙幣をある程度保持
することができるが、その枚数はそれほど多くない。そ
こで、適当な機会にこの保持した紙幣を排出しなければ
ならない。このために、この発明の装置においては、排
出機構180を有している。
そこで、この排出機構180についての第1図のC−C
断面である第4図を参照して説明する。
排出機構180は押し板182を第4図における右方に移動
させることによって紙幣を仮保持部120の外部に排出す
る。そこで、仮保持部120の背部には、紙幣および押し
板182が通過できる開口(図示せず)が形成されてい
る。
そして、この押し板182には、水平方向に伸びる移動
力伝達板184が取り付けられており、この移動力伝達板1
84に設けられた長穴186内をピン188移動することにより
押し板182を往復移動させる。
ここで、ピン188は軸190に固定された放射方向に伸び
る連結材192に取り付けられており、軸190を回転するこ
とにより軸190を中心とする円運動を行う。そこで、ピ
ン188は第1図における一点鎖線で示す円上を移動し、
このピン188の移動に伴って移動伝達板184が移動する。
一方、押し板182は、移動機構194によって保持されて
おり、この移動機構194によって第1図における上下方
向の移動のみに規制されるようになっている。すなわ
ち、移動機構194は、一対のリンク腕196を有しており、
このリンク腕196は一端が回動可能に軸支され、他端が
スライド可能に長穴保持されているため、第5図におけ
る左右方向の移動のみが行え、その他の方向の移動は規
制される。
このように排出機構180によって第3図においてガイ
ド部150の右方に保持された紙幣を仮保持部120の外部
(第1図における上方側)に排出することができる。
搬送機構200について そして、この仮保持部120の外部(第1図における上
方)には、搬送機構200が設けられている。この搬送機
構200は移動可能な搬送ベルト210とこれに固定された搬
送箱220からなっている。この搬送箱220は仮保持部120
から排出される紙幣を受けとるためのものであり、ベル
ト210の間欠的な移動により、仮保持部120から排出され
る紙幣を受け取る位置に自動的に停止できるようになっ
ている。
ここで、搬送箱220を固定した搬送ベルト210は、第10
図における内側ベルト24と同様のエンドレスに回動する
ものでも、往復移動するものでもよい。また、搬送ベル
ト210は水平面内を走行させても、垂直面内を走行させ
てもよい。
更に、搬送箱220は必要に応じて複数個搬送ベルト210
に取付けるとよい。
次に、搬送機構200について、これを仮保持部120側か
ら見た第6図に基づいて説明する。搬送箱220はベルト2
10に固定される外箱222と紙幣を実際に内部に保持する
内箱224を有している。そして、この搬送箱220は内箱22
4の前面画四隅に紙幣を内部に保持するための保持板226
を有している。また、内箱224の内部には紙幣をその前
面側に押圧し、保持板226との間で紙幣を挟持するため
の押え板230が設けられている。
そして、この押え板230には上下方向に伸びる一対の
棒232が固定されており、この棒232は内箱224の天板224
aに形成された長穴224b内を移動可能になっている。そ
して、この棒232は押え板230の面に沿って左右方向移動
可能とされており、この棒232の上下端部にはそれぞれ
引っ張りバネ240が引っ掛けられている。そこで、棒232
にはバネ240の付勢力により常に内側に付勢され、2つ
の棒232の間隔が狭くなろうとする。なお、内箱224の底
板も天板224aと同様の構成を有している。
そして、棒232が挿入されている長穴224bは前面側に
向けて2つの長穴間の距離が小さくなるようなテーパ上
に配置されている。そこで、棒232間の距離が小さくな
る方向に付勢すると、棒232は押え板230を前面側に向け
て付勢することとなる。
なお、押え板230はその中心部に棒234が取り付けら
れ、この棒234は内箱224の天板224aに設けられた長穴22
4c内に保持されている。そして、この長穴224cは押え板
230と直交する方向に形成されているため、押え板230の
移動を第1図における上下方向のみに限定する。
搬送装置200は以上のような構成を有しているため、
仮保持部120より紙幣を排出された場合に、押え板230が
排出機構180の押さえ板182の力によって第1図における
上方に移動する。そして、紙幣はその四隅が変形して保
持板226を乗り越え、搬送箱200の内箱224内に入る。そ
して、排出機構180の押え板182が仮保持部120内に復帰
した場合には、紙幣が押え板230と保持板226によって挟
持されることとなる。
そして、搬送装置200は、ベルト210の移動による複数
の仮保持部120に対応する位置に順次移動することがで
きる。そこで、搬送装置200は複数の仮保持部120からの
紙幣の供給を受け、保持箱220内に仮保持部120に仮に保
持された紙幣を回収することができる。
このように、この実施例によれば、搬送箱220内に紙
幣を保持した状態で搬送する。このため、内部点検等の
際に従業員等が遊戯機を開けた際(通常パチンコ機等の
遊戯機は、通常その左右いずれかの側が回動可能に軸支
されており、他側を手前に開くことによって内部を点検
できるようになっている)、従来例のようにベルトに挟
まれて搬送されている紙幣がそのまま見ることは少な
い。そこで、搬送途中の紙幣に対する盗難等の危険を減
少することができる。
また、上述のように、この実施例によれば、投入され
た紙幣の枚数をフォトセンサ170の出力によってカウン
トできるが、紙幣識別器112における検出結果を利用し
てカウントしてもよく、両者を併用すれば、紙幣枚数に
ついてダブルカウントを行え、枚数カウントの確実性を
上昇することができる。さらに、搬送装置200によって
搬送されてきた紙幣をもう一度カウントして紙幣の枚数
をチェックすれば、紙幣に関する管理の確実性をさらに
上昇することができる。この時、実施例の装置において
は、紙幣が搬送箱220内に一定の姿勢で保持されている
ため、紙幣を受けとった側における枚数のカウントも従
来例に比べ確実容易に行うことができる。
なお、仮保持部120から搬送装置200への転送のタイミ
ングは仮保持部120において仮に保持している紙幣の枚
数を上述のようにフォトセンサ170によってカンウント
しておき、紙幣の枚数が所定数(例えば5枚)に至った
場合にベルト210を操作して搬送装置200の搬送箱220の
仮保持部120に対応する個所に停止させ上述した紙幣の
転送作業を行うとよい。
また、搬送装置200の外箱222の外側の4隅に設けられ
たローラ240は搬送箱220の走行を滑らかにし、搬送装置
200の重力に起因するベルト210の下方への負荷を軽減す
るためのものである。
駆動機構等について 第7図は、仮保持部120におけるローラ部122、ガイド
部回動機構160、排出機構180の駆動部の構成を示すもの
である。モータ132は上述のように、ベルト134を駆動し
ローラ部122を回転させるためのものである。また、モ
ータ194はガイド部回動機構160、排出機構180の両方を
駆動するためのものである。このため、このモータ250
には、正転逆転によって一方のみが回転するプーリ252
a,252bが接続されており、プーリ252aによってガイド部
回動機構160を駆動し、プーリ252bによって排出機構180
を駆動する。なお、上述のような動作は、第1図におけ
る右端部に設けられたコントローラ254によって制御さ
れる。
全体構成について この発明に係る遊戯機用の紙幣搬送装置を遊戯機列に
設けた場合の概略構成について第8図に基づいて説明す
る。この例においては、紙幣投入口110は玉貸機12の上
部の上部パネル114に設けられている。そして、この上
部パネル114内に仮保持部120が設けられ、その背部に搬
送箱220等からなる搬送装置200が配置される。
そして、この搬送装置200は収容した紙幣を両替装置
に300に供給する。すなわち、両替機300は、遊戯機列の
一端(または両端)に設けられ、この内部に輸送部32
0、払出し保持箱350、輸送機構400、420、払出し部430
等が設けられている。
そこで、上部パネル部20内を通り、紙幣投入口110か
ら投入された紙幣を両替機300に輸送することができ
る。
そして、この両替機300において、搬送した紙幣を両
替用の紙幣として利用することができる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明に係る遊戯機用の紙幣
搬送装置によれば、遊戯機列に配置された複数の紙幣投
入口から投入された紙幣を一旦仮保持部に収容した後、
搬送箱内に保持した状態で、搬送することができる。こ
のため、搬送中において、複数のベルト間における紙幣
の受け渡しや投入された紙幣の合流がなく、紙幣の搬送
を安全確実に行うことができる。
また、紙幣は搬送箱内において、一定の状態で保持さ
れ、搬送されてくる。このため、その後における計数作
業が楽になるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る遊戯機用の紙幣搬送
装置の遊戯機側装置の構成を示す平断面図、 第2図は第1図におけるA−A断面図、 第3図は第1図におけるB−B断面図、 第4図は第1図におけるC−C断面図、 第5図は第1図におけるD−D断面図、 第6図は同実施例における搬送装置200の構成を示す正
面図、 第7図は同実施例における駆動機構構成を示す正面図、 第8図は実施例の装置を遊戯機列に適用した状態を示す
概略構成図、 第9図は遊戯機の配置を説明するための概略構成図、 第10図は従来例の構成を説明するための構成図である。 110……紙幣投入口 120……仮保持部 150……ガイド部 180……排出機構 200……搬送装置 210……搬送ベルト 220……搬送箱

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】列設された複数の遊戯機から構成される遊
    戯機列の前面に複数設けられた紙幣投入口から投入され
    た紙幣を搬送する遊戯機用の紙幣搬送装置において、 上記複数の紙幣投入口に対応してそれぞれ設けられ、紙
    幣投入口から投入された紙幣を保留する仮保持部と、 この仮保持部の背部に設けられ、遊戯機列に沿って移動
    する搬送ベルトと、 この搬送ベルトに取り付けられ、各仮保持部の背部にお
    いて停止可能に移動する搬送箱と、 各仮保持部にそれぞれ設けられ、仮保持部内に保留され
    ている紙幣を搬送箱内に押出し移送する排出機構と、 を有し、 各紙幣投入口から投入された紙幣を搬送箱内に保留した
    状態で搬送することを特徴とする遊戯機用の紙幣搬送装
    置。
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