JP2931827B2 - 遊戯機用の紙幣取扱い装置 - Google Patents

遊戯機用の紙幣取扱い装置

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JP2931827B2 JP1173570A JP17357089A JP2931827B2 JP 2931827 B2 JP2931827 B2 JP 2931827B2 JP 1173570 A JP1173570 A JP 1173570A JP 17357089 A JP17357089 A JP 17357089A JP 2931827 B2 JP2931827 B2 JP 2931827B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はパチンコ店のように複数の遊戯機から構成
された遊戯機列に設けられた紙幣投入口からの紙幣を取
り扱う遊戯機用の紙幣取扱装置に関する。
[従来の技術] パチンコ店等の遊戯場においては、遊戯機(例えば、
パチンコ機、パチスロ機等)を多数列状に並べて配置し
ている。そして、一般的には、2つのパチンコ機列を背
中合わせに配置し、2列のパチンコ機等への玉供給機能
の効率化およびパチンコ機間に設置された玉貸機または
メダル貸機に投入された硬貨の回収のための通路の共用
によるスペースの効率化等を図っている。
そして、通常の場合、パチンコ機列内のパチンコ機間
には、幅が狭く縦長の玉貸機が設置されている。すなわ
ち、第13図に示すようにパチンコ機10が複数整列配置さ
れ、これらパチンコ機10間に玉貸機12が設置される。
一方、五千円札や一万円札等の紙幣を利用する場合に
は、パチンコ機10列の端部等に設けられた大型の玉貸機
兼両替機14において五千円札や一万円札の両替を行って
いる。
ここで、従来の玉貸機12は硬貨専用のものが多かった
が、紙幣、特に千円札も利用したいという要求があり、
千円札により利用できる玉貸機12も増えてきている。
そして、パチンコ機10間に設けられた玉貸機12におい
て千円札を利用できるようにすると、この千円札を玉貸
機12内部等に保持しなければならない。しかし、多数設
けられた玉貸機12にそれぞれ千円札をためていたので
は、その回収作業が面倒であり、また玉貸機12内部等に
千円札をためるスペースを設けなければならず、スペー
ス効率が悪化するという問題点がる。
そこで、複数設けられた玉貸機12からの千円札を搬送
し、パチンコ機10列の端部に設けられた金庫等内に回収
する紙幣回収装置も提案されている。すなわち、第14図
には実開昭60−119480号公報に記載された紙幣回収装置
が示されており、パチンコ機(図示せず)間に設けられ
た玉貸機12より投入された紙幣は搬送装置20によって一
端に設けられた金庫22に搬送される。ここで、この搬送
装置20は内側ローラ24及び内側ベルト26とこれに接触し
て駆動される外側ローラ28及び外側ベルト30からなって
いる。そして、外側ベルト30の長さは玉貸機12の設置間
隔に対応されている。このため、玉貸機12から投入され
た千円札は1つの外側ベルト30と隣の外側ベルト30の間
隙から進入し、内側ベルト26と外側ベルト30に挟持され
た状態で随伴されて金庫22へ搬送される。
[発明が解決しようとする課題] しかし、従来例の装置においては、各玉貸機12で投入
された千円札は金庫22に単に収集保存されるだけであ
り、所定の頻度で金庫22内の紙幣を人が回収しなければ
ならないという問題点があった。また、一万円札、五千
円札等の両替機においては、千円札の補充が必要なた
め、人がここまで運んで補充しなければならないという
問題点もあった。
この発明は上述のような問題点を解消することを課題
としてなされたものであり、複数の紙幣投入口から投入
された紙幣を両替機においても使用可能な遊戯機用紙幣
取扱装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る遊戯機用の紙幣取扱い装置は、複数の
遊戯機から構成される遊戯機列に複数設けられた紙幣投
入口から投入された紙幣を取扱う遊戯機用の紙幣取扱い
装置において、上記複数の紙幣投入口から横立姿勢で投
入された紙幣を遊戯機列の端部に設けられた両替機に搬
送する搬送手段と、前記両替機に設けられ、搬送手段に
よって搬送されてきた紙幣を投入されたと同様の横立姿
勢で積層して蓄積する紙幣払出し保持部と、蓄積されて
いる紙幣を指定された枚数だけ計数しながら排出する両
替手段と、を有することを特徴とする。
また、複数の遊戯機から構成される遊戯機列に複数設
けられた紙幣投入口から投入された紙幣を取扱う遊戯機
用の紙幣取扱い装置において、前記紙幣投入口は玉貸機
の上方に設けられ、上記複数の紙幣投入口から投入され
た紙幣を遊戯機列の端部に設けられた両替機に搬送する
ために遊戯機列及び玉貸機列の上部パネルの背部に設け
られた搬送手段と、前記両替機に設けられ、搬送手段に
よって搬送されてきた紙幣を積層して蓄積する紙幣払出
し保持部と、蓄積されている紙幣を指定された枚数だけ
計数しながら排出する両替手段と、を有することを特徴
とする。
[作用] 紙幣投入口から投入された紙幣は、搬送手段によって
両替手段に搬送される。そして、この両替手段は搬送さ
れてきた紙幣を積層蓄積するとともに、ここから計数し
て排出することができる。そこで、一万円札や五千円札
等の両替を搬送してきた紙幣を利用して行うことができ
る。
[実施例] 以下、この発明の一実施例に係る遊戯機用の紙幣取扱
装置について図面に基づいて説明する。
第1図は実施例の紙幣投入部及び搬送部を示す平面断
面図であり、紙幣投入口110は玉貸機の上部に設けられ
ている。この例では、遊戯機列の上方に形成される上部
パネルに設けられている。
紙幣投入部について 紙幣投入口110から投入された紙幣(ここでは千円
札)はローラ(図示せず)等により紙幣識別器112に引
き込まれる。この紙幣識別器112は投入された紙幣が本
当の千円札であるかを磁気的な検出手段等によって識別
するものである。そして、良紙幣であるとの確認ができ
た場合には、これを図における左方に排出する。なお、
ここにおける紙幣の移動は紙幣識別器112に内蔵される
ローラ(図示せず)によって行われる。
仮保持部120について 紙幣識別器112から排出された紙幣はこの紙幣を仮に
貯蔵しておく仮保持部120に送られ、ここにおいてある
程度の時間蓄積保持される。そこで、この仮保持部120
の構成について以下に説明する。
まず、紙幣はローラ部120の回転によって走行するベ
ルト126により、図における左方へ移動される。そし
て、このローラ部122はほぼ同様の構成を有する一対の
ローラ部122a,122bから構成されている。そこで、ロー
ラ部122bについて、第1図におけるA−A断面を示す第
2図に基づいて説明する。
紙幣移動のための機構について 第2図に示すように、ローラ部122は上下一対のプー
リ124とこれらプーリ124にそれぞれ巻回された一対のベ
ルト126を有しており、プーリ124が駆動用プーリ128及
び軸130によって回転され、ベルト126が移動される。な
お、駆動用プーリ128にはモータ132の動力を伝えるため
のベルト134が巻回されており、モータ132の駆動によっ
てベルト132が移動される。また、この例においては、
モータ132が図における左方にあるため、左方のローラ
部122bに駆動用プーリ128を設け、これを駆動し、右方
のローラ部122aは従動ローラとなっている。
従って、ローラ部122a,122bが回転することにより、
紙幣と接触する側(第1図における上方側)のベルト12
6が左方に移動し、紙幣を左方に移動する。
また、右方のローラ部122aの上方には紙幣の通過終了
を検出するフォトセンサ138が設けられており、このフ
ォトセンサ138の検出結果に応じてモータ132の駆動を制
御できるようになっている。従って、仮保持部120に進
入してきた紙幣を所定の位置に至るまで、左方に移動さ
せ、停止することができる。なお、紙幣の左方の停止点
には板状の紙幣阻止坂136が設けられており、紙幣は紙
幣阻止板136の右方の所定位置に停止される。
ガイド部材150およびその移動について 一方、上述の仮保持部120内における紙幣の移動は、
ベルト126だけでなくガイド部150によって紙幣をベルト
126へ押し付けることによって達成される。そこで、こ
のガイド部150の構成について第1図のB−B断面を示
す第3図を参照して説明する。
第3図に示すように、ガイド部150は一対の板状体150
a,150bからなっており、紙幣の上下端縁部をそれぞれ対
向するベルト126との協働によって保持する。
ガイド部150はそれぞれ水平方向において回動可能に
軸支されている。そして、ガイド部150の近傍にはガイ
ド部回動機構160が設けられている。このガイド部回動
機構160は駆動プーリ162によって回転されるものであ
り、駆動プーリ162には軸164が固定され、この軸164の
上下端部に付勢部材166が取り付けられている。
この付勢部材166は軸164の回転に伴い回転し、ガイド
部150の端部に接触し、これを回動させるようになって
いる。すなわち、付勢部材166は軸164より放射方向に伸
びており、軸164を回転すると付勢部材166が円運動す
る。そして、付勢部材166の先端部166aはガイド部150の
紙幣との接触部の反対側の端部に接触するようにその位
置、大きさ等が設定されている。そして、この付勢部材
166の円運動に応じてガイド部150がその紙幣側端部が紙
幣側に向けて回転する。そして、この例においては、ガ
イド部150の厚さ、軸支位置及び付勢部材166のガイド部
150と接触する側の端部の位置を適当に定めて、第3図
において矢印で示すように付勢部材166を回転した時に
ガイド部150がちょうど90度回動した後、元に復帰する
ようになっている。なお、ガイド部150は付勢部材166に
よって回転されるのと反対の方向にバネ等により常時付
勢されており、これによって復帰力が得られる。
そして、ガイド部150がこのように回動すると、紙幣
はその上下端が変形しガイド部150は紙幣は右側に移動
することとなる。このため、ガイド部150が回動から復
帰し、元の位置に戻ったときには、紙幣は第3図におけ
る一点鎖線で示したガイド部150の右方に位置されるこ
ととなる。従って、仮保持部120はここに送られてくる
紙幣を順次ガイド部150の左方に導き、その後ガイド部1
50の右方の空間に移動して保持することができる。
なお、回動機構160の軸164の上端部には円板168が取
り付けられ、フォトセンサ170によってその回転を検出
することができるようになっている。このため、回動機
構160の駆動を所望のものに制御することができる。
排出機構180について 次に、この仮保持部120は上述のようにして紙幣をあ
る程度保持することができるが、その枚数はそれほど多
くない。そこで、適当な機会にこの保持した紙幣を排出
しなければならない。このために、この発明の装置にお
いては、排出機構180を有している。
この排出機構180について第1図のC−C断面である
第4図を参照して説明する。
排出機構180は押し板182を第4図における右方に移動
させることによって紙幣を仮保持部120の外部に排出す
る。そこで、仮保持部120の背部には、紙幣および押し
板182が通過できる開口(図示せず)が形成されてい
る。
そして、この押し板182には、水平方向に伸びる移動
力伝達板184が取り付けられており、この移動力伝達板1
84に設けられた長穴186内をピン188移動することにより
押し板182を往復移動させる。
ここで、ピン188は軸190に固定された放射方向に伸び
る連結材184に取り付けられており、軸190を回転するこ
とにより軸190を中心とする円運動を行う。そこで、ピ
ン188は第1図における一点鎖線で示す円上を移動し、
このピン188の移動に伴って移動伝達板184が移動する。
一方、押し板182は、その側板190によって保持されてお
り、この側板190が移動機構192によって第1図における
上下方向の移動のみに規制されるようになっている。す
なわち、移動機構192は、一対のリンク腕194を有してお
り、このリンク腕194は一端が回動可能に軸支され、他
端がスライド可能に長穴保持されているため、第5図に
おける左右方向の移動のみが行え、その他の方向の移動
は規制される。
このように排出機構180によって第3図においてガイ
ド部150の右方に保持された紙幣を仮保持部120の外部
(第1図における上方側)に排出することができる。
搬送機構200について そして、この仮保持部120の外部(第1図における上
方)には、搬送機構200が設けられている。この搬送機
構200は移動可能な搬送ベルト210とこれに固定された搬
送箱220からなっている。この搬送箱220は仮保持部120
から排出される紙幣を受けとるためのものであり、ベル
ト210の間欠的な移動により、仮保持部120から排出され
る紙幣を受け取る位置に自動的に停止できるようになっ
ている。
ここで、この搬送機構200について、これを仮保持部1
20側から見た第6図に基づいて説明する。搬送箱220は
ベルト210に固定される外箱222と紙幣を実際に内部に保
持する内箱224を有している。そして、この搬送箱220は
内箱224の前面側四隅に紙幣を内部に保持するための保
持板226を有している。また、内箱224の内部には紙幣を
その前面側に押圧し、保持板226との間で紙幣を挟持す
るための押え板230が設けられている。
そして、この押え板230には上下方向に伸びる一対の
棒232が固定されており、この棒232は内箱224の天板224
aに形成された長穴224b内を移動可能となっている。そ
して、この棒232は押え板230の面に沿って左右方向移動
可能とされており、この棒232の両端部にはそれぞれ引
っ張りバネ240が引っ掛けられている。そこで、棒232に
はバネ240の付勢力により常に内側に付勢され、2つの
棒232の間隔が狭くなろうとする。
そして、棒232が挿入されている良穴224bは前面側に
向けて2つの長穴間の距離が小さくなるようなテーパ状
に配置されている。そこで、棒232間の距離が小さくな
る方向に付勢すると、棒232は押え板230を前面側に向け
て付勢することとなる。
なお、押え板230はその中心部に棒234が取り付けら
れ、この棒234は内箱224の天板224aに設けられた良穴22
4c内に保持されている。そして、この長穴224cは押え板
230と直交する方向に形成されているため、押え板230の
移動を第1図における上下方向のみに限定する。
搬送装置200は以上のような構成を有しているため、
仮保持部120より紙幣を排出された場合に、押え板230が
排出機構180の押さえ板182の力によって第1図における
上方に移動する。そして、紙幣はその四隅が変形して保
持板226を乗り越え、搬送箱200の内箱224内に入る。そ
して、排出機構180の押え板182が仮保持部120内に復帰
した場合には、紙幣が押え板230と保持板226によって挟
持されることとなる。
そして、搬送装置200は、ベルト210の移動により複数
の仮保持部120に対応する位置に順次移動するができ
る。そこで、搬送装置200は複数の仮保持部120からの紙
幣の供給を受け、保持箱220内に仮保持部120に仮に保持
された紙幣を回収することができる。なお、仮保持部12
0から搬送装置200への転送のタイミングは仮保持部120
において仮に保持している紙幣の枚数をカウントしてお
き、紙幣の枚数が所定数(例えば5枚)に至った場合に
ベルト210を操作して搬送装置200の搬送箱220の仮保持
部120に対応する個所に停止させ上述した紙幣の転送作
業を行うとよい。
また、搬送装置200の外箱222の外側の4隅に設けられ
たローラ240は搬送箱220の滑らかにし、搬送装置200の
重力に起因するベルト210の下方への負荷を軽減するた
めのものである。
駆動機構等について 第7図は、仮保持部120におけるローラ部122、ガイド
部回動機構160、排出機構180の駆動部の構成を示すもの
である。モータ132は上述のように、ベルト134を駆動し
ローラ部122を回転させるためのものである。また、モ
ータ194はガイド部回動機構160、排出機構180の両方を
駆動するためのものである。このため、このモータ194
には、正転逆転によって一方のみが回転するプーリ196
a,196bが接続されており、プーリ196aによってガイド部
回動機構160を駆動し、プーリ196bによって排出機構180
を駆動する。なお、上述のような動作は、第1図におけ
る右端部に設けられたコントローラ198によって制御さ
れる。
両替機300について 以上のようにして、搬送装置200の搬送箱220に収容さ
れた紙幣は両替機300に送られる。そして、この両替機3
00内部において両替用の紙幣として利用される。そこ
で、この両替機300について、その構成を示す第8図に
基づいて説明する。
搬送箱220は、ベルト210の移動に伴い、両替機300の
上部に至る。そして、ここにおいて内部に収容している
紙幣を排出する。
すなわち、搬送箱220は両替機300内の所定位置に停止
する。そして、この停止した搬送箱220に対応する位置
には4本の押し棒310が設けられている。そこで、この
押し棒310を第8図における右方回に移動させることに
より、搬送箱220内に収容されている紙幣を外部へ排出
することができる。
なお、搬送箱220の内部に収容されている押え板230に
は第6図に示すようにこの押し棒310に対応した個所に
4つの切欠きが形成されている。そこで、押し棒310を
搬送箱220の内部を貫通させると切欠き部分に存在する
紙幣は押し棒310によって押され、紙幣が搬送箱220の外
部に排出されることとなる。
そして、この押し棒310に対向する位置には輪送部320
が設けられており、この輸送部320によって紙幣を図に
おける下方に輪送する。
この輪送部320はローラ322及びベルト324からなる第
1の搬送機構326とローラ328及びベルト330からなる第
2の搬送機構332を有している。第1の搬送機構326は、
その基体334がバネ336によって押し棒310側に付勢され
た状態で移動可能となっている。なお、長穴338は第1
の搬送機構326の移動方向を押し棒310の移動方向と同一
の方向とするためのものであり、両替機300のフレーム
(図示せず)の一部等に設けられている。
一方、第2の搬送機構332は第1の搬送機構326に対向
して設けられ、図における上下方向にベルト330を移動
するものであるが、紙幣の両端部を押さえられるように
中間部が開放状態となっている。従って、押し棒310に
よって紙幣が図における右方に押出されてくると、紙幣
は第1の搬送機構326に押し付けられることになる。そ
こで、紙幣及び押し棒310は第2の搬送機構332の中間部
分を通過し第1の搬送機構326を右方に押圧する。する
と、第1の搬送機構は326は上述のように左右方向に移
動可能であるため、バネ336の付勢力に抗して右方向に
移動する。
そして、押し棒310が図における左方に復帰した場合
には、第1の搬送機構はバネ326の付勢力によって図に
おける左方に復帰し、紙幣は第1の搬送機構326と第2
の搬送機構332によって挟持されることとなる。この状
態において、輪送部320が紙幣を下方に向けて搬送すれ
ば、紙幣は輪送部320の下方に排出される。
輪送部320の下方には紙幣を積層状態で蓄積する紙幣
払出し保持部350が設けられている。この紙幣払出し保
持部350はケース352とその内部に往復移動可能に設けら
れた3つの移動部材を有している。
第1の移動部材360は、第9図に示すように紙幣の左
右端部を保持するために4つの保持板360aを有してい
る。そして、輪送部320から排出された紙幣は第1の移
動部材360の保持板360a間に保持されることとなる。
第2の移動部材370は、その両端部に一対の押え板370
aを有している。また、この第2の移動部材370は、右下
方向けてバネ等の付勢部材(図示せず)によって付勢さ
れている。
第3の移動部材380は、上述の第1、第2の移動部材3
60,370の保持板360a、押さえ板370aの中間にあたる開口
部に対応した突出部380aを有している。
そして、第1の移動部材360は図における一点鎖線の
位置において紙幣を受けとり、これを保有した状態で図
における右下方に移動して、図における実線に示す端部
までくる。このとき第2の移動部材370はもともと右下
端部にあり、そして、第3の移動部材380は第1の移動
部材360と一緒に移動する。
このようにして3つの移動部材360,370,380が右下に
達すると、第1の移動部材360に保持されている紙幣
は、第3の移動部材380の突起部380aによってケース352
の右下端部に押え付けられる。この状態で第1の移動部
材360及び第2の移動部材370を図における左上方に移動
すると、紙幣は第3の移動部材380によって押え付けら
れた状態で第1及び第2の移動部材360,370が移動する
ため、紙幣は第1の移動部材360、第2の移動部材370と
位置が入れ代わり、これらの右側に紙幣が位置すること
になる。そして、この状態において第1、第3移動部材
360,380を左上方に移動すれば、紙幣のみが第2の移動
部材370に押さえ付けられた状態で右下方に残留するこ
ととなる。
なお、ケース352の内部には、底板354が設けられてお
り、紙幣はこの底板354の上面を移動する。
一方、払出し保持部350の右下端壁の下部には、払出
し用ローラ390,392に対応する位置に払出し用ローラ39
0,392が紙幣に接触できるように穴部が形成されてい
る。そして、右下端壁の下部には、開口352aが設けられ
ている。この開口352aは紙幣の横幅と同様の幅を持ち、
ここを通り紙幣が排出できるようになっている。また、
開口352aの下側には底板354がケース352の外部まで伸び
ており、紙幣の排出をガイドできるようになっている。
従って、第2の移動部材370によって紙幣を押し付け
た状態で、ローラ392を下方に向けて回動させれば、こ
こに保持されている紙幣は一枚ずつ開口352aを介し排出
されることとなる。このため、ローラ392の回動を制御
することによって、所定枚数の紙幣を排出することがで
きる。なお、ローラ392は従動駆動されるものであり、
紙幣の下方へのを移動をガイドしている。
そして、このようにして排出された紙幣は輪送機構40
0によって、保持ケース410に一旦収容される。
ここで、この輪送機構400は一対のベルト402,404によ
って構成されており、これらの駆動によって紙幣が保持
ケース410に導入される。なお、ベルト402の駆動はロー
ラ406によって行われる。
一方、保持ケース410はこれを覆うように形成された
ゲート412が設けられており、このゲート410は保持ケー
ス410に紙幣を収容する場合に、上方、すなわち実線の
位置に回動し、この保持ケース410から紙幣を排出する
際に一点鎖線の位置に回動する。そこで、ゲート412が
実線の位置にある場合に、輪送機構400によって輪送さ
れてくる紙幣を保持ケース410内に導入することができ
る。
一方、ゲート412の右上部にはローラ406に巻回された
ベルト416によって移動されるローラ414が設けられてお
り、このローラ414はその下端部がゲート412より下方に
突出している。そして、保持ケース410の右側には、保
持ケース410に保持されている紙幣を繰り出すための輪
送機構420が設けられている。そこで、ゲート412が図に
おいて一点鎖線で示す下方の位置にあるとき、保持ケー
ス410内の紙幣は、ローラ414の駆動によって右方へ移動
され、輪送機構420に導入される。そして、輪送機構420
の駆動によって払出し部430に紙幣を移送することがで
きる。
ここで、上述の払出しローラ390及び保持ケース410ま
での紙幣の払出し輸送は、所定の指令によって所定の枚
数だけ紙幣を払い出すように制御される。
従って、両替機300において投入された両替対象とな
る紙幣の種類に応じて、すなわち一万円札の場合には千
円札を10枚、五千円札の場合には5枚の千円札を払い出
し部430に払い出す。
なお、紙幣計数センサ440は払出し保持部350から払い
出される紙幣の枚数をカウントするものであり、この紙
幣計数センサ440のカウント値が指令値と異なる場合に
は、ストッパ442を回動して(ストッパ442を図における
右端を中心に左端を下方に向けて回動する)、紙幣を払
出し部430に輸送されるのを中止することができる。
このようにして、この実施例の装置によれば、パチン
コ機間に配設された玉貸機12等において投入された千円
札を両替機300における両替用の紙幣として利用するこ
とができる。
全体構成について この発明に係る遊戯機用の紙幣取扱い装置を遊戯機列
に設けた場合の概略構成について第11図、第12図に基づ
いて説明する。この例においては、紙幣投入口110は玉
貸機12の上部の上部パネル20に設けられている。そし
て、この上部パネル20内に仮保持部200が設けられ、そ
の背部に搬送箱220等が配置される。
一方、両替機300は、遊戯機列の一端(または両端)
に設けられ、この内部に輪送部320、払出し保持箱350、
輪送機構400、420、払出し部430等が設けられている。
そこで、上部パネル部20内を通り、紙幣投入口110か
ら投入された紙幣を両替機300に輪送することができ
る。
また、第11図の右方からみた第12図に示すように、両
替機300の正面には、両替可能を示すランプ30、両替不
可能を示すランプ32、両替用の高額紙幣(一万円札また
は五千円札)の投入口42および投入された紙幣の金種を
表示する表示部42等が設けられいる。
そこで、使用者は、紙幣を投入口40より投入し、高額
紙幣の両替を行うことができる。なお、この両替機300
において、両替のみでなく、玉貸機能を備え、高額紙幣
の投入に対する千円札の釣銭等を払出し口430から払い
出してもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明に係る遊戯機用の紙幣
取扱い装置によれば、遊戯機列に配置された複数の紙幣
投入口から投入された紙幣を両替機における払い出し用
の紙幣として利用することができ、回収の手間が省ける
だけでなく、両替機における紙幣補充の手間も省くこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る遊戯機用の紙幣取扱
い装置の遊戯機側装置の構成を示す平断面図、 第2図は第1図におけるA−A断面図、 第3図は第1図におけるB−B断面図、 第4図は第1図におけるC−C断面図、 第5図は第1図におけるD−D断面図、 第6図は同実施例における搬送装置200の構成を示す正
面図、 第7図は同実施例における駆動機構構成を示す正面図、 第8図は同実施例における両替機300の構成を示す概略
構成図、 第9図は同実施例における第1の移動部材360の概略構
成を示す斜視図、 第10図は同実施例における第2の移動部材370の概略構
成を示す斜視図、 第11図は実施例の装置を遊戯機列に適用した状態を示す
概略構成図、 第12図は両替機300の外形を示す概略正面図、 第13図は遊戯機の配置を説明するための概略構成図、 第14図は従来例の構成を説明するための構成図である。 110……紙幣投入口 120……仮保持部 150……ガイド部 180……排出機構 200……搬送装置 300……両替機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G07D 1/00 - 9/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の遊戯機から構成される遊戯機列に複
    数設けられた紙幣投入口から投入された紙幣を取扱う遊
    戯機用の紙幣取扱い装置において、 上記複数の紙幣投入口から横立姿勢で投入された紙幣を
    遊戯機列の端部に設けられた両替機に搬送する搬送手段
    と、 前記両替機に設けられ、搬送手段によって搬送されてき
    た紙幣を投入されたと同様の横立姿勢で積層して蓄積す
    る紙幣払出し保持部と、 蓄積されている紙幣を指定された枚数だけ計数しながら
    排出する両替手段と、 を有することを特徴とする列設遊戯機用の紙幣取扱い装
    置。
  2. 【請求項2】複数の遊戯機から構成される遊戯機列に複
    数設けられた紙幣投入口から投入された紙幣を取扱う遊
    戯機用の紙幣取扱い装置において、 前記紙幣投入口は玉貸機の上方に設けられ、 上記複数の紙幣投入口から投入された紙幣を遊戯機列の
    端部に設けられた両替機に搬送するために遊戯機列及び
    玉貸機列の上部パネルの背部に設けられた搬送手段と、 前記両替機に設けられ、搬送手段によって搬送されてき
    た紙幣を積層して蓄積する紙幣払出し保持部と、 蓄積されている紙幣を指定された枚数だけ計数しながら
    排出する両替手段と、 を有することを特徴とする列設遊戯機用の紙幣取扱い装
    置。
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