JP2852094B2 - 熱可塑性のエラストマー性ブロックポリマー - Google Patents
熱可塑性のエラストマー性ブロックポリマーInfo
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Description
ー、その製造方法およびその利用に関する。さらに詳し
くは本発明は半結晶性末端ブロックとエラストマー性中
間ブロックを有する熱可塑性のエラストマー性トリブロ
ックコポリマーおよび星型またはラジアルブロックコポ
リマーに関する (従来の技術) 熱可塑性のエラストマー性ブロックコポリマーは既知
の化合物であり熱可塑性とエラストマー性の両面の性能
が独立に組み合わされた点から、多くの用途例えばはき
物や接着剤に好都合に使用されている。
には、スチレン−ブタジエン−スチレンおよびスチレン
−イソプレン−スチレンのトリプロックコポリマーなら
びにそれらの水素化物があり、これらのブロックコポリ
マーは2種類のポリマーブロックの不相溶性に基づく2
相系を特徴とするものである。これらの熱可塑性エラス
トマーの機械的性能特性は、前記不相溶性の程度を増大
すると大きく向上するが、後者は同時にメルトフローが
高い結果となり前記ポリマーの加工性にとっては不都合
となる。
において異なるポリマーブロックが多少相溶するように
するブロックコポリマーが見られるが、この場合冷却す
るとその末端ブロックが結晶領域を形成できるものであ
る。この種類おブロックコポリマーの代表例はすべて共
役ジエンのトリブロックコポリマー、例えばブタジエン
−イソプレン−ブタジエントリブロックコポリマーであ
って、ここで末端ブロックは1,4−結合含有率が高く
(90%)エラストマー性中間ブロックは3,4−結合含
有率が約12%のものである。このようなポリマーは有機
リチウム開始剤を用いた溶液重合法により都合よく製造
することができる。この方法はまた上述のスチレン−ブ
タジエン−スチレンブロックコポリマーの製造にも適用
できる。全共役ジエン系ブロックコポリマーを完全に水
素化すると結晶性ポリエチレン型の末端ブロックとエラ
ストマー性中間ブロックを有するブロックコポリマーに
なる。これらの完全に水素化したものの性能は対応する
未水素化ブロックコポリマーのそれより通常優れてはい
るが、末端ブロックに得ることができる結晶度はポリエ
チレンのそれと比較するとかなり低いものであった。こ
れらの半結晶性末端ブロック含有ポリマーの性能特性は
これらポリマーの全体の分子量を大きくすることにより
いくらか改良できるが、この分子量が増加するとこれら
製造物の加工性に悪影響を与えた。“Advances in Elas
tomers and Rubber Elasticity",Plenum Press,NY 198
6,197−220頁に、H.L.HscehとH.C. Yehは、水素化ブタ
ジエンホモポリマーならびに水素化ポリブタジエンブロ
ックを含有するブロックポリマー例えば水素化ブダジエ
ン−イソプレン−ブダジエンブロックコポリマーであっ
て、ここで水素化ポリブダジエンが線状ポリエチレンと
実質上同じ構造を有するものを記載している。これらの
ポリマーでは、ポリエチレン型ポリマーブロックが存在
するためにかなりの改善はみられたが、この改善は前記
ポリマーの加工性を犠牲にしてのみ得られたことは明ら
かであり、つまりこれらのポリマーは分子量が高い特徴
を有するが、それのみならずまたとくに分子量分布が非
常に広い(すなわちw/n=7.2〜9.1)ものである。
これが大きな欠点と考えられており、したがってこれら
のポリマーは加工のさいに高温および/または高剪断応
力を必要とするものである。これは経済的観点から望ま
しくないのみならずさらにまたポリマー崩壊が許容でき
る程度ではない結果とさえなる。
製造にさらに改善の要求があることは考え得ることであ
る。
ストマー性ポリマーは、前述の悪い加工性の欠点がなく
かつ高性能特性を有するものが望ましい。
に、さきに述べた通りのポリエチレン型結晶性末端ブロ
ックを有しかつ同時に加工特性の良好である、すなわち
要求加工条件が厳しさの点で低くてよい、新規な熱可塑
性のエラストマー性ブロックコポリマーが製造できるこ
とを、選択したオレフィン性不飽和を有するブロックコ
ポリマーを製造し次にそれを実質上完全に水素化するこ
とにより、見出した。
式(B″E)nX(II)を有する熱可塑性のエラストマー
性ブロックコポリマーを提供するものである(式中、B,
B′およびB″はそれぞれ実質上線状の、実質上純粋の
ポリエチレンブロックであり、示差走査熱量測定表によ
る融点110℃を有し;DおよびEは実質上線状のエラス
トマー性ブロックホモポリマーもしくはコポリマーであ
って実質上オレフィン性不飽和を含まない;B,BD,BDB′,
B″およびB″Eの分子量分布(w/n)は2であ
り;Xは末端カップリング剤にもとづく基およびnは整数
で2である)。
つまり分岐のないポリマー骨格を有するポリマーブロッ
クを示し、ただしこのポリマー骨格は極少量の低分子量
側鎖基例えばCH3−,C2H5−,C3H5−,C3H7−,C6H5−およ
びC7H7−を有することができる。
り得られるブロックポリマーに由来すると考えることが
できるが、その結果として、末端ブロックBおよびB′
は分子量および/または立体配置について同一でも異な
ってもよい。一般式IIのブロックコポリマーはn=2の
場合線状のトリブロックポリマーであり、n>2の場合
星型もしくはラジアルブロックコポリマーであり、ここ
で与えられたコポリマーに対し異なるジブロックB″E
の数平均分子量(n)は等しくなる。
B′およびB″のnは5,000〜250,000の範囲に、ポリ
マーブロックDのnは25,000〜750,000の範囲に、ブ
ロックEのnは10,000〜400,000の範囲にあり;なら
びに末端ブロックは対応するブロクコポリマーの10〜90
モル(m)%からなることを特徴とするものである。好
ましくは、ブロックB,B′およびB″のnは10,000〜1
00,000の範囲に、ブロックDのそれは40,000〜500,000
の範囲に、ブロックEのnは20,000〜250,000の範囲
にあり、一方末端ブロックは対応するブロックコポリマ
ーの20〜80モル(m)%からなることを特徴とするもの
である。
性ブロックコポリマーの製造に関する。該製造法は一般
式BoDoB′o(III)または一般式(B″oEo)nX(IV)
(ここで式中、Bo,B′oおよびB″oはそれぞれ赤外分
光の測定により1,2−結合含有率<5モル%である実質
上線状のポリ−1,3−ブタジエンブロックからなり、Do
およびEoは実質上線状のエラストマー性ホモポリマーも
しくはコポリマーブロックであり、;ブロックBo,BoDo,
BoDoB′o,B″oおよびB″oEoの(w/n)は2で
あり、ならびにXとnは上記と同じ意味を示す)である
エラストマー性ブロックコポリマーの製造とひきつづく
その実質上完全な水素化を包含する。
造するためには、ポリ−1,3−ブダジエン末端ブロック
の1,2−結合含有率が<5モル%の特定値を越えないこ
と、およびさらには水素化の程度ができるだけ高くすな
わち始めに含まれていたオレフィン性不飽和の少なくと
も96%が変換されなければならないことが第1の必要条
件として考えられる。
ラストマー性ポリマーブロックで水素化後そのエラスト
マー特性が保持されるならば、重要なものではない。こ
れらの必要条件を満たすブロックには分子辺り4〜8個
の炭素原子を有する共役ジエンに基づくポリ共役ジエン
ホモポリマーおよびコポリマーブロックがある。該コポ
リマーブロックは、2種以上の共役ジエンのコポリマー
ならびに1種以上のそのようなジエンと芳香族ビニルも
しくは他の適当なモノマーの少量とのコポリマーでよい
が、ただしポリマーブロックに含まれるそれらの存在が
そのエラストマー特性に、水素化の前のあるいは後にお
いて、許容できない影響を及ぼさない限りにおいてであ
る。好ましくは、ブロックDoおよびEoは1,2−結合含有
率が30〜70モル%の範囲にあるエラストマー性ポリブタ
ジエンブロックであるかまたは3,4−結合含有率が20モ
ル%未満であるポリイソプレンブロックである。該ブロ
ックDoおよびEoが共役ジエンの混合物に基づく場合に
は、それらは好ましくはブロックジエン−イソプレンコ
ポリマーブロックであり、ただしここでブタジエン部分
の1,2−結合含有率は30〜70モル%の範囲にありおよび
/またはイソプレン部分の3,4−結合含有率は20モル%
未満のものである。
物であって本発明の別の様相を形成するものである。好
ましくはブロックDoおよびEoは分子当り4〜8個の炭素
原子を有する共役ジエンに基づくポリ共役ジエンホモポ
リマーまたはコポリマーブロックである。とくに好まし
くは共役ジエンホモおよびコポリマーブロックDoおよび
Eoは、30〜70モル%の範囲の1,2−結合含有率を有する
ポリブタジエンブロック、20モル%未満の3,4−結合含
有率を有するポリイソプレンブロック、およびブタジエ
ン部分の1,2−結合含有率が30〜70モル%の範囲にあり
および/またはイソプレン部分の3,4−結合含有率が20
モル%未満であるブタジエン−イソプレンコポリマーブ
ロックからなる群から選択されるものである。
えば米国特許第4,080,492号または欧州特許出願第02345
12号に記載されたような開始剤/共触媒系を用いるアニ
オン溶液重合法により得ることができる。
水素化はオルフィン性不飽和炭化水素ポリマーを水素化
する方法の既知操作により容易に達成することができる
が、例えばシリカ上のニッケル,ラネーニッケル,亜ク
ロム酸銅,硫化モリブデン,酸化白金,ニッケル2−エ
チルヘキサノエート/トリエチルアルミニウム,有機チ
タン/アルカリ金属ヒドロカルビル化合物,コバルト2
−エチルヘキサノエート/トリエチルアルミニウムおよ
びジイミドのような触媒の存在下の接触水素化がその例
である。水素化条件は臨界的ではなく、広い範囲で変化
しうるものであり、とりわけ使用する触媒系の特異性な
らびに水素化するポリマーの種類により決められるもの
である。水素化を行う温度は通常30〜200℃の範囲であ
り、また一方水素圧は通常大気圧から100バールの範囲
である。水素化は不活性溶媒もしくは混合溶媒、好まし
くは炭化水素溶媒例えばn−ヘキサン,シクロヘキサ
ン,トルエンおよびキシレン中で行なうのが便利であ
る。
は≧120℃であるのが好ましい。
度が低いことを特徴とするものであって、使用温度の高
いことが必要とされる用途での使用が好適である。本ポ
リマーが好都合に利用されうる他の用途にははき物,接
着剤,シーラント,塗料,電線ケーブル,ならびにポリ
マーブレンド例えばポリオレフィン例えばポリエチレン
もしくはポリプロピレンとのブレンドがある。
めの資料を次に提供する。
プレンブロックコポリマーであって、これらは、バリウ
ム−アムミニウム−リチウム触媒の存在下、以下に述べ
る操作にしたがって、溶媒としてシクロヘキサンを用
い、モノマーとして1,3−ブタジエンとイソプレンを用
い、および適切な場合にはジエチルアジペートをカップ
リング剤として用い調製した;実施例I〜IIIおよびIX
〜XIIはブタジエン−イソプレン(B−I)ジブロック
とジエチルアジペートとのカップリング経由であり、実
施例IV〜VIIIのポリマー−(B−I−B)トリブロック
コポリマー−は全逐次重合法により調製した。
VIIIに使用したポリマーと同じ種類であるが有機リチウ
ム開始剤系を用いて調製した。
入器およびサンプリング管を備えた10のステンレスス
チール反応器を窒素パージし、乾燥シクロヘキサン7
と、1,3−ブダジエン100gを仕込んだ。温度を65℃に上
げ、強力撹拌下、バリウムエトキシド,トリエチルアル
ミニウムおよびn−ブチルリチウムを1:2.2:2.5のモル
比で所定量(表1参照)加えた。次に、ブタジエンの残
量を表1に示す添加速度で反応器に加えた。ブタジエン
の変換が実質上完了した後イソプレン100gを反応器に仕
込み、つづいてイソプレンの残量を表に示す速度で徐々
に加えた、イソプレンの変換が実質上完了した後次にブ
タジエン100gを反応器に仕込みひきつづいてブタジエン
の残量を表1に示す速度で徐々に加えた。合計重合時間
は表に示す。重合はメタノール4mlの添加により停止し
た。
ゼーション用にサンプルを反応器から取り出した:ポリ
マーはメタノール沈殿を経由して分離し次に10ミリバー
ルおよび50℃で乾燥した。ポリマーキャラクタリゼーシ
ョンデータもまた表1に示した。
ミリモルを反応器に加え、次に1時間後メタノール4ml
を添加したこと以外、B−I−Bトリブロックコポリマ
ーの調製と同じ操作を反復した。
は表1に示した。
チルリチウム開始剤系に変えたこと以外B−I−Bトリ
ブロックコポリマーの調製に使用した同じ操作を反復し
た。
は表1に示した。
透過クロマトグラフィ−(GPC)により測定しカップル
したジブロック体を質量百分率で示した。さらにGPCに
より、ポリマーは線状トリブロックポリマー、3−星型
と4−星型ブロックコポリマーならびにジブロック体の
混合物からなることを確めた。
リイソプレンブロックノの3,4−結合含有率は赤外分光
法と13C−NMRによりまた測定した。
(重量平均分子量)およびw/n(分子量分布)はGP
Cにより測定した。
ルマー(Perkin Elmer)DSC−7を用いる示差走査熱量
測定法により加熱速度20℃/分で測定した。
って測定した。
を2オートクレーブにポンプで仕込む。次にオートク
レーブを水素で約10バールに加圧し70℃に加熱した。こ
の温度で水素化触媒を付属シリンダから加え直ちに次に
水素で圧力を38バールに調節した。
エチルアルミニウムを含有する溶液17.1mlとシクロヘキ
サン1当たり77.6ミリモルの無水ニッケル−2−エチ
ル−ヘキサノエートを含有する溶液24.9mlとを窒素雰囲
気で40℃15分間反応させて得たものである。水素化度は
オゾン滴定により測定した。オレフィン性不飽和の98%
以上が反応した後オートクレーブを除圧しポリマーセメ
ントを取り出す間に空気と接触させ触媒を失活させた。
ポリマーセメントはクエン酸1%水溶液約65mlを用いて
約70℃で2回抽出し、つづいて水約65mlで2回抽出し
た。最後にポリマーをスチールストリッピングにより分
離した。
性を示しさらにこれらのポリマーに基づく試料のいくつ
かの性能特性もまた表に示した。
例I〜XIIに述べたとおりの操作を反復した。
また表2に示した。
Claims (12)
- 【請求項1】一般式BDB′(1)または一般式 (B″E)nX(II)(ただし式中、B,B′およびB″は
それぞれ5モル%未満の1,2−結合含有率を有するポリ
(1,3−ブタジエン)ブロック中に当初存在したオレフ
ィン性不飽和の少なくとも96%を水素化することにより
得られる線状ポリエチレンブロックであり、該ポリエチ
レンブロックは示差走査熱量測定法による融点≧110℃
を有し;DおよびEは1分子当たり4〜8個の炭素原子を
有する1つ以上の共役ジエンに由来する線状エラストマ
ー性ホモ又はコポリマーブロックであって、該エラスト
マー性ブロックに当初存在したオレフィン性不飽和の少
なくとも96%を水素化することにより得られるエラスト
マー性ホモ又はコポリマーブロックであり;B,BD,BDB′,
B″及びB″Eの分子量分布(w/n)は≦2であり;
Xは末端カップリング剤に由来する残基およびnは整数
で≧2である)を有する熱可塑性のエラストマー性ブロ
ックコポリマー。 - 【請求項2】ポリマーブロックB,B′およびB″は5,000
〜250,000の範囲の数平均分子量(n)を有し;ポリ
マーブロックDのnは25,000〜750,000の範囲にあ
り;ポリマーブロックEのnは10,000〜400,000の範
囲にあり;および末端ブロックはその対応するブロック
コポリマーの10〜90モル(m)%からなることを特徴と
する請求項1に記載のブロックコポリマー。 - 【請求項3】ポリマーブロックB,B′およびB″のn
は10,000〜100,000の範囲にあり;ブロックDのnは4
0,000〜500,000の範囲にあり;ブロックEのnは20,0
00〜250,000の範囲にあり;および末端ブロックはその
対応するブロックコポリマーの20〜80モル(m)%から
なることを特徴とする請求項2に記載のブロックコポリ
マー。 - 【請求項4】ブロックB,B′,B″は融点≧120℃を有する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載
のブロックコポリマー。 - 【請求項5】一般式BoDoB′o(III)または一般式
(B″oEo)nX(IV)(ただし式中、ブロックBo,B′o
およびB″oはそれぞれ1,2−結合含有率<5モル%を
有する線状ポリブタジエンブロックからなり;DoおよびE
oは1分子当たり4〜8個の炭素原子を有する1つ以上
の共役ジエンに由来する線状のエラストマー性ホモもし
くはコポリマーブロックであり;Bo,BoDo,BoDoB′o,B″
oおよびB″oEoのw/nは≦2であり;およびXと
nは請求項1と同じ意味を示す)を有するエラストマー
性ブロックコポリマーの製造と、ひきつづく当初存在し
たオレフィン性不飽和の少なくも96%の水素化を含むこ
とを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の
熱可塑性のエラストマー性ブロックコポリマーの製造方
法。 - 【請求項6】ブロックDoおよびEoは、1,2−結合含有率
が30〜70モル%の範囲にあるポリブタジエンブロック、
20モル%未満の3,4−結合含有率を有するポリイソプレ
ンブロック、およびブタジエン部分の1,2−結合含有率
が30〜70モル%の範囲にありおよび/またはイソプレン
部分の3,4−結合含有率が20モル%未満であるブタジエ
ン−イソプレンコポリマーブロックからなる群から選択
されることを特徴とする請求項5に記載の方法。 - 【請求項7】30〜200℃の温度範囲および大気圧〜100バ
ールの圧力範囲において水素化を行なうことを特徴とす
る請求項5又は6に記載の方法。 - 【請求項8】不活性溶媒中で水素化を行なうことを特徴
とする請求項5から7のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項9】水素化がニッケルオクトエート/トリエチ
ルアルミニウム系に基づく水素化プロセスであることを
特徴とする請求項5から8のいずれか1項に記載の方
法。 - 【請求項10】エラストマー性ブロックコポリマーをバ
リウムエトキシド、トリエチルアルミニウム及びn−ブ
チルリチウムを含有する触媒系の存在下で重合すること
を含む請求項5〜9のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項11】一般式BoDoB′o(III)または一般式
(B″oEo)nX(IV)(式中、Bo,B′oおよびB″oは
それぞれ赤外分光法の測定により1,2−結合含有率<5
モル%である線状のポリ−1,3−ブタジエンブロックか
らなり、DoおよびEoは1分子当たり4〜8個の炭素原子
を有する1つ以上の共役ジエンに由来する線状のエラス
トマー性ホモもしくはコポリマーブロックであり;ブロ
ックBo,BoDo,BoDoB′o,B″oおよびB″oEoのw/n
は≦2であり、ならびにXは末端カップリング剤に由来
する残基およびnは整数で≧2である)を有するエラス
トマー性プロックコポリマー。 - 【請求項12】ブロックDoおよびEoは、1,2−結合含有
率が30〜70モル%の範囲にあるポリブタジエンブロッ
ク、20モル%未満の3,4−結合含有率を有するポリイソ
プレンブロック、およびブタジエン部分の1,2−結合含
有率が30〜70モル%の範囲にありおよび/またはイソプ
レン部分の3,4−結合含有率が20モル%未満であるブタ
ジエン−イソプレンコポリマーブロックからなる群から
選択されることを特徴とする請求項11に記載のブロック
コポリマー。
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