JP2851758B2 - 建設用資材の揚重方法 - Google Patents

建設用資材の揚重方法

Info

Publication number
JP2851758B2
JP2851758B2 JP35403592A JP35403592A JP2851758B2 JP 2851758 B2 JP2851758 B2 JP 2851758B2 JP 35403592 A JP35403592 A JP 35403592A JP 35403592 A JP35403592 A JP 35403592A JP 2851758 B2 JP2851758 B2 JP 2851758B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
lifting
hoist crane
temporary stage
hoistway
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP35403592A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06185216A (ja
Inventor
裕一 荻須
憲一 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Kk
Original Assignee
Fujita Kk
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Kk filed Critical Fujita Kk
Priority to JP35403592A priority Critical patent/JP2851758B2/ja
Publication of JPH06185216A publication Critical patent/JPH06185216A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2851758B2 publication Critical patent/JP2851758B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物を構築するのに必
要な建設用資材を、施工中建物の各階の床上に搬入する
場合における建設用資材の揚重方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物等の構築の際に使用される
建設資材の揚重は、建物の屋外に揚重リフトを設置し、
資材搬送車から人力によって揚重リフトに積み換えて所
定の階に揚重し、さらに資材を建物周縁から建物内へと
取り込んでいる。また別の方法としては、建物内に各階
の床を貫通して昇降路を設け、その最上階に荷上げ装置
を設置しておく。そして昇降路の最下階の荷捌き場に資
材を搬入し、荷上げ装置により資材を揚重し、所要の階
で昇降路の傍から吊荷を床上に引き込んで荷降ろしして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術のように
建物の屋上に揚重リフトを設置して資材を取り込む方法
では、各荷捌き工程で人力によって資材を移動するため
多くの労力を要し、かつ荷上げの効率が悪い。また、前
記従来技術のうち建物内に昇降路を設けて荷揚げ装置で
資材を揚重する場合は、昇降路内を吊荷が昇降し、所要
の階で昇降路内の資材を床上に引き込んで取り込むよう
にしているので作業員は常に落下の危険性があり、安全
性に問題がある。本発明は、前記従来技術の有する問題
点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところ
は、建物を構築するのに必要な建設用資材を施工中建物
の各階床上に搬入する場合に、簡単な構成で廉価な揚重
手段で、建設用資材の形状や寸法に制約されず、しかも
高能率で安全性の高い建設用資材の揚重方法を提供する
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、建物を構築す
るのに必要な建設用資材を、施工中建物の各階床上に搬
入する場合における建設用資材の揚重方法において、前
記目的を達成したものである。そのため、建物内に各階
の床を貫通して昇降路を設け、その最上階の天井面に走
行レールとその走行レールを走行するホイストクレーン
とを設置し、各階の床から昇降路内に向かって仮設ステ
ージを張り出すとともに、その仮設ステージの一部を切
欠いて取込み部を設けておく。そして、ホイストクレー
ンにより建設用資材を荷捌き場から吊荷し、荷を降ろす
べき所定階の床レベルよりやや上まで吊り上げてから、
ホイストクレーンを走行レールに沿って移動させること
によりホイストクレーンの吊上げワイヤーを取込み部内
に引き込み、その状態で所定階に荷降ろしするようにし
た。また仮設ステージの取込み部の周縁に立上り壁を設
け、吊上げワイヤーに吊っている資材を立上り壁上に置
くようにした。
【0005】
【作用】上記の建設用資材の揚重方法によれば、建物内
の各階の床を貫通して昇降路を設け、床に荷取りをする
仮設ステージを張り出し同ステージに取込み部を設け
て、最上階の天井面に走行レールを設置してそれにホイ
ストクレーンを走行可能に保持させている。そして昇降
路の下方の荷捌き場に搬送された資材を吊上げワイヤー
を介してホイストクレーンが吊り上げ、そのホイストク
レーンを走行レールに沿って水平移動させれば、吊上げ
ワイヤーは吊荷以上の各階の取込み部内に入り込み、吊
荷は所定階の仮設ステージ上に移動し、その位置で吊荷
を容易に降ろすことができる。また、仮設ステージの取
込み部の周縁部に立上り壁を設け、その立上り壁上に吊
荷の資材を降ろすようにすれば、立上り壁が枕木の代わ
りになり、ハンドリフト、フォークリフト等の支持爪を
資材の下に差し込めば、容易に資材を取込むことができ
る。
【0006】
【実施例】本発明の建設用資材の揚重方法を図示により
説明する。図1乃至図3は本発明の建設用資材の揚重方
法を四階建の建物に適用した場合で、図1は建設用資材
の揚重方法の実施様態を示す斜視図、図2は本発明の揚
重手段の概要を示す縦断面図、図3は同平面図である。
建物内部の2階から4階に亘る各階本体床1に開口部を
設けて昇降路2を形成し、昇降路2の屋上階の天井3に
沿って走行レール4を設置する。走行レール4は昇降路
2の周縁部から昇降路2の中央に向かう方向に配置さ
れ、走行レール4にホイストクレーン5が走行可能に保
持される。昇降路2に面した各階本体床1の開口部周縁
のうち、走行レール4が設置される位置に対応する周縁
から仮設ステージ7が張り出される。また各階の仮設ス
テージ7には、仮設ステージ7の外端から内側にかけて
切欠くことにより取込み部8が形成され、その取込み部
8にホイストクレーン5の吊上げワイヤー6が出入りで
きるようになっている。また、図4の斜視図に示すよう
に、仮設ステージ7に設けた取込み部8の周縁に沿って
立上げ壁10を設けて、資材13の荷下ろし時の枕木と
して利用できるようにした。
【0007】而して、前記揚重手段を使用して、一階の
荷捌場11に停車したトラック12から建設用資材13
をホイストクレーン5により吊上げワイヤー6を介して
吊上げ、昇降路2内を通して施工階の本体床1のレベル
よりやや上まで吊り上げてから、ホイストクレーン5a
を走行レール4に沿って移動することにより吊上げワイ
ヤー6aを仮設ステージ7側に横移動させる。この場
合、施工階より上階の仮設ステージ7に設けた取込み部
8に吊上げワイヤー6aが入り込み、上階の仮設ステー
ジ7の外端が吊上げワイヤー6aの障害とならず、仮設
ステージ7の上に建設用資材13を横取りした状態で荷
下ろしすることができる。資材13aを仮設ステージ7
上に降ろす場合、取込み部8の周縁の立上げ壁10上に
降ろすようにすれば、その後に、ハンドリフト14等で
資材13を持ち上げ移動するのに便利である。
【0008】本実施例では、建物内部に設けた揚重手段
による建設用資材の揚重方法について説明したが、建物
外部に本発明の建設用資材の揚重方法を適用することも
可能である。その場合、建物の屋上階下面から外部に向
かって走行レール4を架設し、同走行レール4に走行可
能にホイストクレーン5を保持する。また各階の本体床
の先端部に外部に張り出して荷捌用の仮設ステージ7を
架設する。仮設ステージ7にはその外端から内側にかけ
て、ホイストクレーン5の走行方向に吊上げワイヤー6
が入り込めるように切欠いた取込部8を設けて揚重手段
を構成する。なお外部に面した仮設ステージ7の先端部
に、取込み部8を除き落下防止用の安全手摺を設ける。
そして前記揚重手段で、地上に停車したトラックから建
設用資材をホイストクレーン5の吊上げワイヤー6で吊
上げ、外壁に沿って施工階の本体床のレベルよりやや上
まで吊り上げてから、ホイストクレーン5を仮設ステー
ジ7側に横移動させる。この場合、施工階より上階の仮
設ステージ7に設けた取込み部8に吊上げワイヤー6が
入り込み、上階の仮設ステージ7の外端が吊上げワイヤ
ー6の障害とならず、仮設ステージ7上に建設用資材を
横取りした状態で荷降ろしすることができる。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、揚重手段は建物内部を
貫通して設けた昇降路の天井に走行レールとホイストク
レーンを装備し、昇降路に面した各階床の開口端から仮
設ステージを張り出し、その仮設ステージにホイストク
レーンの吊上げワイヤーが入り込む取込み部を設けた簡
単な構成であるので、装置費や設置解体費用が廉価であ
り、設置解体に日数が掛からない。また、建設用資材を
荷捌場から施工階床上に一連の機械操作だけで揚重でき
るので、揚重リフトを使用する場合のように建設用資材
の形状や寸法に制約されず、積み込みや荷下ろしや横移
動等の作業がなく能率的である。さらに、仮設ステージ
に走行ホイストクレーンの吊上げワイヤーが入り込む取
込み部を設けて上階の仮設ステージが吊りワイヤーの障
害となるのを防止したので、仮設ステージ上に建設用資
材を横取りした状態で荷降ろしすることができ、人力に
より建設用資材を吊荷の状態で施工階床上に引き込むよ
うにしてに取り込み荷降ろしする必要がなく、吊荷した
ワイヤーの揺れ戻りで人が引きづられて建物外部や昇降
路に転落する等の危険が解消し安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建設用資材の揚重方法の実施様態を示
す斜視図である。
【図2】本発明の建設用資材の揚重手段の概要を示す縦
断面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】仮設ステージに設けた切欠部の概要を示す斜視
図である。
【符号の説明】
2 昇降路 4 走行レール 5 ホイストクレーン 6 吊上げワイヤー 7 仮設ステージ 8 取込み部 10 立上げ壁

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物内に各階の床を貫通して昇降路を設
    け、その最上階の天井面に走行レールとその走行レール
    を走行するホイストクレーンとを設置し、各階の床から
    昇降路内に向かって仮設ステージを張り出すとともに、
    その仮設ステージの一部を切欠いた取込み部を設けてお
    き、ホイストクレーンにより建設用資材を荷捌き場から
    吊荷し、荷を降ろすべき所定階の床レベルよりやや上ま
    で吊り上げてから、ホイストクレーンを走行レールに沿
    って移動させることによりホイストクレーンの吊上げワ
    イヤーを取込み部内に引き込み、その状態で所定階に荷
    降ろしすることを特徴とする建設用資材の揚重方法。
  2. 【請求項2】 仮設ステージの取込み部の周縁に立上り
    壁を設け、吊上げワイヤーに吊っている資材を立上り壁
    上に置くようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    建設用資材の揚重方法。
JP35403592A 1992-12-15 1992-12-15 建設用資材の揚重方法 Expired - Fee Related JP2851758B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35403592A JP2851758B2 (ja) 1992-12-15 1992-12-15 建設用資材の揚重方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35403592A JP2851758B2 (ja) 1992-12-15 1992-12-15 建設用資材の揚重方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06185216A JPH06185216A (ja) 1994-07-05
JP2851758B2 true JP2851758B2 (ja) 1999-01-27

Family

ID=18434880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35403592A Expired - Fee Related JP2851758B2 (ja) 1992-12-15 1992-12-15 建設用資材の揚重方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2851758B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI567276B (zh) * 2015-11-13 2017-01-21 余敏守 電梯井安全搬運台車方法
JP7251733B2 (ja) * 2019-06-13 2023-04-04 大成建設株式会社 荷受ステージおよび揚重システム
CN113044745A (zh) * 2021-03-11 2021-06-29 沈旭峰 一种可根据楼层高度进行调节的新型智能化建筑工程送料设备

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06185216A (ja) 1994-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0821100A (ja) 揚重装置及び、該装置を用いた構築資材の運搬方法
JP2851758B2 (ja) 建設用資材の揚重方法
JP2601389B2 (ja) コンテナ荷役用吊具におけるガイドフリッパーの制御方式
JPH07229310A (ja) スライド式荷受構台を用いた資機材揚重装置
JPH02274970A (ja) 建築資材搬入方法及び荷受用可動台
JPH0437168Y2 (ja)
JP2000204764A (ja) 搬入吊り具
JPH079156B2 (ja) セグメント搬送装置
JPH10167668A (ja) 垂直・水平搬送装置およびその運転方法
JP2512196B2 (ja) 建設資材吊上げ装置及び吊上げ方法
JP3094713B2 (ja) キャブ付き出し入れ装置
JPS6210365Y2 (ja)
JP4265831B2 (ja) エレベーターの昇降路据付装置
JPH10297841A (ja) エレベータの巻上機搬入方法
JP2592368Y2 (ja) エレベータ式駐車装置
JPH0714306Y2 (ja) 建築工事用自動揚重リフト
JPH0412080Y2 (ja)
JPS5843831A (ja) 貨物車の荷役装置
JP2001348182A (ja) 天井クレーン装置及び立坑基地
JP2859811B2 (ja) 設備機器運搬方法及び運搬用カゴ付エレベータ
JPS62148770A (ja) カ−テンウオ−ルの吊上工法
JPH0542543B2 (ja)
JPH02147338U (ja)
JPH06298490A (ja) 橋形クレーン
JP2879262B2 (ja) 垂直搬送システム

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees