JP2879262B2 - 垂直搬送システム - Google Patents
垂直搬送システムInfo
- Publication number
- JP2879262B2 JP2879262B2 JP41794990A JP41794990A JP2879262B2 JP 2879262 B2 JP2879262 B2 JP 2879262B2 JP 41794990 A JP41794990 A JP 41794990A JP 41794990 A JP41794990 A JP 41794990A JP 2879262 B2 JP2879262 B2 JP 2879262B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- passage
- elevator
- trailer
- floor
- truck
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Types And Forms Of Lifts (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は垂直搬送システムに関す
るものである。
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば建設現場おいて、仕上げ資材を高
層階に持ち上げるためにリフトを使用している。このリ
フトに資材を搭載するには人力またはフォークリフトを
使用している。
層階に持ち上げるためにリフトを使用している。このリ
フトに資材を搭載するには人力またはフォークリフトを
使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】前記した従来の技術
においては、次のような問題点がある。 <イ>荷捌き場所になる一階などでは、狭い空間に多数
の台車やフォークリフトが集まり作業員は危険な状態で
作業をしなければならない。 <ロ>荷捌き場所が狭い場合には、手前のリフトへの搭
載が終了しないと、その台車が障害となって奥のリフト
へ台車を進めることができない。 <ハ>荷を下ろす各階ではリフトが上がってきても作業
員が待機していない場合には荷を下ろすことができず、
リフトもそのまま待機していることになりきわめて不経
済である。
においては、次のような問題点がある。 <イ>荷捌き場所になる一階などでは、狭い空間に多数
の台車やフォークリフトが集まり作業員は危険な状態で
作業をしなければならない。 <ロ>荷捌き場所が狭い場合には、手前のリフトへの搭
載が終了しないと、その台車が障害となって奥のリフト
へ台車を進めることができない。 <ハ>荷を下ろす各階ではリフトが上がってきても作業
員が待機していない場合には荷を下ろすことができず、
リフトもそのまま待機していることになりきわめて不経
済である。
【0004】
【本発明の目的】本発明はこのような問題を改善するた
めになされたもので荷捌きの場所が狭い場合でも、多数
の台車が集積してしまうことなく、順次整然と荷捌き作
業を行うことのできる垂直搬送システムを提供すること
を目的とする。さらに本発明は、手前のリフトの荷捌き
が終了していなくとも、それよりも奥のリフトに荷物を
供給することのできる垂直搬送システムを提供すること
を目的とする。
めになされたもので荷捌きの場所が狭い場合でも、多数
の台車が集積してしまうことなく、順次整然と荷捌き作
業を行うことのできる垂直搬送システムを提供すること
を目的とする。さらに本発明は、手前のリフトの荷捌き
が終了していなくとも、それよりも奥のリフトに荷物を
供給することのできる垂直搬送システムを提供すること
を目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明は、台車が移動
する通路の片側には垂直搬送エレベータを設置してお
き、このエレベータと対面する位置には台車を取り込む
装置を設置しておき、台車をいったん取り込み装置によ
って通路の外側に取り込んでおき、通路を横断できる時
期になったら取り込み装置によって台車を通路の反対側
に位置する垂直エレベータに搭載して行う、垂直搬送シ
ステムである
する通路の片側には垂直搬送エレベータを設置してお
き、このエレベータと対面する位置には台車を取り込む
装置を設置しておき、台車をいったん取り込み装置によ
って通路の外側に取り込んでおき、通路を横断できる時
期になったら取り込み装置によって台車を通路の反対側
に位置する垂直エレベータに搭載して行う、垂直搬送シ
ステムである
【0006】
【本発明の構成】以下図面を参照しながら本発明につい
て説明する。 <イ>通路台車1の通過する通路2は、レールを敷設し
た構造、あるいはコンクリートを平滑に打設した構造、
その他従来公知の構造の通路2である。この通路2の上
を、下に車輪を設けた台車1が移動する。この台車1は
少数台、通常は1台だけを用意し、通路2面を往復走行
する。この台車1の上にはさらにトレーラ3を搭載する
が、このトレーラ3は複数台用意してあり、順次台車1
によって所定のエレベータ4前まで運搬される。このト
レーラ3は、下面に方向変更が自在な車輪を有してお
り、このトレーラ3に運搬対象とする資材を搭載するも
のである。そして通路2の片側には垂直搬送エレベータ
4を複数機並べて設置してあり、各エレベータ4と対面
する位置には台車1を取り込み、かつエレベータ4側へ
持ち出す取り込み装置5を設置してある。 <ロ>垂直搬送エレベータ4これは垂直に資材を持ち上
げるためのエレベータ4である。このエレベータ4の床
面が、各階の床面と一致した場合にセンサが作用して正
確に高さを一致させて停止する。このエレベータ4の床
面には複数箇所に通路2側へ向けた溝を形成する。この
溝が後述する取り込み装置5の腕51の出入りの際の挿
入部となる。さらにエレベータ4の床面には通路2方向
へ移動自在のピン41を突設し、このピン41によって
トレーラ3をエレベータの床面から上層階の床面上に押
し出したり、あるいはトレーラ3を高層階の床面からエ
レベータ4の床面に取り込む作業を行う。このピン41
の往復動は床面内に収納したジャッキによって行う。 <ハ>取り込み装置5 垂直搬送エレベータ4の、通路2を挟んで反対側の床面
には取り込み装置5を設ける。この装置は通常のフォー
クリフトと同様の構成であるが、走行する台車1を有さ
ず、天井部の走行レールに懸架して移動する構造を採用
する。取り込み装置5からは、搬送エレベータ4に向か
って複数本の腕51を突設する。この腕51が上下動
し、本体が通路2横断方向に移動することによって、台
車1上のトレーラ3を、通路2の側方に移動させること
ができる。上記したような通路と同じレベルで水平に取
り込む装置だけではなく、通路の上方に取り込むことも
可能である。要するに通路の外側へトレーラ3を取り込
んで通路を開放させることができれば良い。
て説明する。 <イ>通路台車1の通過する通路2は、レールを敷設し
た構造、あるいはコンクリートを平滑に打設した構造、
その他従来公知の構造の通路2である。この通路2の上
を、下に車輪を設けた台車1が移動する。この台車1は
少数台、通常は1台だけを用意し、通路2面を往復走行
する。この台車1の上にはさらにトレーラ3を搭載する
が、このトレーラ3は複数台用意してあり、順次台車1
によって所定のエレベータ4前まで運搬される。このト
レーラ3は、下面に方向変更が自在な車輪を有してお
り、このトレーラ3に運搬対象とする資材を搭載するも
のである。そして通路2の片側には垂直搬送エレベータ
4を複数機並べて設置してあり、各エレベータ4と対面
する位置には台車1を取り込み、かつエレベータ4側へ
持ち出す取り込み装置5を設置してある。 <ロ>垂直搬送エレベータ4これは垂直に資材を持ち上
げるためのエレベータ4である。このエレベータ4の床
面が、各階の床面と一致した場合にセンサが作用して正
確に高さを一致させて停止する。このエレベータ4の床
面には複数箇所に通路2側へ向けた溝を形成する。この
溝が後述する取り込み装置5の腕51の出入りの際の挿
入部となる。さらにエレベータ4の床面には通路2方向
へ移動自在のピン41を突設し、このピン41によって
トレーラ3をエレベータの床面から上層階の床面上に押
し出したり、あるいはトレーラ3を高層階の床面からエ
レベータ4の床面に取り込む作業を行う。このピン41
の往復動は床面内に収納したジャッキによって行う。 <ハ>取り込み装置5 垂直搬送エレベータ4の、通路2を挟んで反対側の床面
には取り込み装置5を設ける。この装置は通常のフォー
クリフトと同様の構成であるが、走行する台車1を有さ
ず、天井部の走行レールに懸架して移動する構造を採用
する。取り込み装置5からは、搬送エレベータ4に向か
って複数本の腕51を突設する。この腕51が上下動
し、本体が通路2横断方向に移動することによって、台
車1上のトレーラ3を、通路2の側方に移動させること
ができる。上記したような通路と同じレベルで水平に取
り込む装置だけではなく、通路の上方に取り込むことも
可能である。要するに通路の外側へトレーラ3を取り込
んで通路を開放させることができれば良い。
【0007】
【作用】<イ>供給の条件 分かりやすい例として台車1を1台だけ使用し、その台
車1が往復して複数台のトレーラ3を、複数機のエレベ
ータ4に供給する場合について説明する。資材はこのト
レーラ3に搭載されて、その資材を必要とする所定の階
層へ供給されるものである。 <ロ>台車1の走行 トレーラ3を搭載した台車1は指定のエレベータ4の前
で停止する。すると、この台車1上のトレーラ3に対し
て取り込み装置5の腕51が接近し、トレーラ3の下面
に腕51を差し入れて多少持ち上げる。そして装置を後
退させることによってトレーラ3を通路2からいったん
エレベータ4と反対側の取り込み装置5側に取り込んで
収納しておく。この場合に腕51を上昇させれば通路2
上方への取り込み、仮収納となる。 <ハ>台車1の往復 トレーラ下ろした台車1はふたたび荷積み場へ戻り、載
荷済みのトレーラ3を搭載する。このように1台の台車
1によって複数のエレベータ4前に順次トレーラ3を運
搬する。台車1の往復中は通路2を開放しておく必要が
あるから、トレーラ3は、各取り込み装置5に預けた状
態で通路2外へ待機させてある。 <ニ>トレーラ3の搭載 通路2を横断できる時期になったら、取り込み装置5を
エレベータ4側に移動させ、その腕51の上に搭載して
いたトレーラ3をエレベータ4の床面上に運搬して腕5
1の下降によって載置する。 <ホ>資材の供給 エレベータ4は、所定の階層において停止し、往復する
ピン41の移動によってトレーラ3を所定の階層の床面
に押し出す。その後は人力や動力車によってその階層で
の水平移動を行う。 <ヘ>トレーラ3の返却 トレーラ3から資材を下ろしたらトレーラ3は不要とな
る。そうしたら、ふたたびエレベータ4に搭載する。こ
のときエレベータ4の往復ピン41によって、トレーラ
3をエレベータ4の床面上にスムーズに取り込むことが
できる。返却トレーラ3は、積み込み、荷捌きの障害に
なるから、荷捌き階とは別の階層において処理すること
がのぞましい。
車1が往復して複数台のトレーラ3を、複数機のエレベ
ータ4に供給する場合について説明する。資材はこのト
レーラ3に搭載されて、その資材を必要とする所定の階
層へ供給されるものである。 <ロ>台車1の走行 トレーラ3を搭載した台車1は指定のエレベータ4の前
で停止する。すると、この台車1上のトレーラ3に対し
て取り込み装置5の腕51が接近し、トレーラ3の下面
に腕51を差し入れて多少持ち上げる。そして装置を後
退させることによってトレーラ3を通路2からいったん
エレベータ4と反対側の取り込み装置5側に取り込んで
収納しておく。この場合に腕51を上昇させれば通路2
上方への取り込み、仮収納となる。 <ハ>台車1の往復 トレーラ下ろした台車1はふたたび荷積み場へ戻り、載
荷済みのトレーラ3を搭載する。このように1台の台車
1によって複数のエレベータ4前に順次トレーラ3を運
搬する。台車1の往復中は通路2を開放しておく必要が
あるから、トレーラ3は、各取り込み装置5に預けた状
態で通路2外へ待機させてある。 <ニ>トレーラ3の搭載 通路2を横断できる時期になったら、取り込み装置5を
エレベータ4側に移動させ、その腕51の上に搭載して
いたトレーラ3をエレベータ4の床面上に運搬して腕5
1の下降によって載置する。 <ホ>資材の供給 エレベータ4は、所定の階層において停止し、往復する
ピン41の移動によってトレーラ3を所定の階層の床面
に押し出す。その後は人力や動力車によってその階層で
の水平移動を行う。 <ヘ>トレーラ3の返却 トレーラ3から資材を下ろしたらトレーラ3は不要とな
る。そうしたら、ふたたびエレベータ4に搭載する。こ
のときエレベータ4の往復ピン41によって、トレーラ
3をエレベータ4の床面上にスムーズに取り込むことが
できる。返却トレーラ3は、積み込み、荷捌きの障害に
なるから、荷捌き階とは別の階層において処理すること
がのぞましい。
【0008】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。 <イ>1台、あるいは少数台の台車1をひんぱんに往復
させても、荷捌き作業が重複することがない。そのため
に効率の良い運搬作業を行うことができる。 <ロ>1本の通路2に複数のエレベータ4を設置して
も、手前のエレベータ4の状況と関係なく次々と奥のエ
レベータ4に資材を供給できる。したがって待ち時間が
なく能率の良い作業を行うことができる。 <ハ>荷下ろしをする階においてはリフトの到着と同時
にトレーラ3ごと荷が下ろされ、リフトはただちに荷捌
き階へ返却される。したがって、荷下ろしする階に作業
員がいなくともリフトが長時間待機していることがな
く、リフトの運用を有効に活用することができる。
のような効果を得ることができる。 <イ>1台、あるいは少数台の台車1をひんぱんに往復
させても、荷捌き作業が重複することがない。そのため
に効率の良い運搬作業を行うことができる。 <ロ>1本の通路2に複数のエレベータ4を設置して
も、手前のエレベータ4の状況と関係なく次々と奥のエ
レベータ4に資材を供給できる。したがって待ち時間が
なく能率の良い作業を行うことができる。 <ハ>荷下ろしをする階においてはリフトの到着と同時
にトレーラ3ごと荷が下ろされ、リフトはただちに荷捌
き階へ返却される。したがって、荷下ろしする階に作業
員がいなくともリフトが長時間待機していることがな
く、リフトの運用を有効に活用することができる。
【図1】本発明の装置の斜視図
【図2】その平面図
【図3】その側面図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66B 9/187 B66B 17/16
Claims (1)
- 【請求項1】台車が移動する通路の片側には垂直搬送エ
レベータを設置しておき、このエレベータと対面する位
置には台車を取り込む装置を設置しておき、台車をいっ
たん取り込み装置によって通路の外側に取り込んでお
き、通路を横断できる時期になったら取り込み装置によ
って台車を通路の反対側に位置する垂直エレベータに搭
載して行う、垂直搬送システム 。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41794990A JP2879262B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 垂直搬送システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41794990A JP2879262B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 垂直搬送システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04217581A JPH04217581A (ja) | 1992-08-07 |
JP2879262B2 true JP2879262B2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=18525941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP41794990A Expired - Lifetime JP2879262B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 垂直搬送システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2879262B2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-20 JP JP41794990A patent/JP2879262B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04217581A (ja) | 1992-08-07 |
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