JP2851652B2 - フランジボルトナットの締緩装置 - Google Patents
フランジボルトナットの締緩装置Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25B—TOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
- B25B29/00—Accessories
- B25B29/02—Bolt tensioners
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
- Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)
- Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
Description
ト締め円形フランジなどを締結するフランジボルトナッ
トの複数個ないし全数同時締緩装置に関する。
どの工具を使用して人手によって一つ一つ行われてい
た。
り、これに対応するナットを締め付ける作業は手間のか
かる単調な力仕事であり、また締め付け力は作業員の勘
にたよっているためその大きさが不均一になってしまう
という問題点があった。
える装置(英国特許第2193459A号明細書及び特開昭55−
6076号公報)を応用して、これをフランジと同様に円周
状に配置したフランジボルト引張装置(Nuclear Engine
ering International Nov.1987 45〜47頁記載)を使用
すれば締め付け力を均一にすることは容易であるが、ボ
ルトを引っ張った状態でナットを回転する作業は作業員
が一本づつ工具を使用して行っており、かつボルトを引
っ張ってナットを締める作業を何回も繰り返すため手間
がかかるという問題点は依然として残っている。
トにギヤの付いたソケットをはめて歯車によりナットを
回転させる機構が考案されたが、全てのナットの回転数
が同一ではないために1つの駆動装置で回転させること
ができず依然手間のかかるという問題点が残っている。
ジ用にはボルトナットの自動回転装置の付いたフランジ
ボルト引張装置(特公昭63−15109号公報)が開発され
ているが、これは各ボルトナットに個別に駆動装置を設
けているだけに高価であり、かつ小型化が困難であるた
め大型フランジだけにしか適用できないという欠点があ
った。
ンジにも適用でき、かつ、1つの駆動装置で全てのボル
トナットを同時に締め付けたり緩めたりできるボルトナ
ットの同時締緩装置を提供しようとするものである。
緩装置は、フランジボルト引張装置内のナットに接する
位置に支持されて摩擦によってナットを回転させるロー
ラーと、少なくとも1つの駆動装置により駆動されて複
数個好ましくは全てのローラーを同時に回転させる駆動
輪とを具えている。即ち、ボルト引張装置を使用してフ
ランジのボルトナットの締め付け及び緩めを行う装置に
おいて、複数個設置されているナットを回転させるため
のローラーと、このローラーの自由回転を保つ支持機構
と、全てのローラーと接触してローラーを回転させる駆
動輪と、駆動輪を回転させる駆動装置とからなるフラン
ジボルトナットの締緩装置である。
ト引張装置等によって好ましくは所望の一定状態に引っ
張られた状態にあるボルトにかみ合っているナットは、
駆動輪で回転されたローラーによって同時に回転する。
締め付けの場合は締め付けが完了したナットは必要回転
トルクが増加するためにナットとローラーの間あるいは
ローラーと駆動輪の間でスリップ現象が発生して当該ナ
ットの締め付けが完了する。これがフランジの複数のナ
ットに順次又は同時に発生して全てのナットの締め付け
が1つの操作すなわち1つの駆動輪の回転で行われる。
また、緩めの場合は全てのナットにボルトの伸び以上の
回転移動を与えれば良いわけであり、同一回転数だけナ
ットを回転させることにより全てのナットの緩めが1つ
の操作で行われる。
応容器の平板フランジのようにボルトナット列の内側の
スペースが使える場合には内側とし、凸状又は配管のフ
ランジのような場合には外側とし、駆動輪は必要に応じ
外周でなく内周によりローラーを駆動する形式とするこ
とにより同等の作用を得ることができる。
モータ、油圧モータ等が用いられる。
発明はこれに限定されない。
実験室などで使用されている小型反応器の円形フランジ
a、bに円周上に等間隔で配置されている多数の締付ボ
ルトcがフランジボルト引張装置kによって引っ張られ
ている状態において、ボルトcに噛み合っているナット
dを締緩するものである。
部材として、フランジボルト引張装置kの内側でナット
dに接する位置に支持軸11と固定部材12で回転自在に支
持されている硬質ゴム製のローラー13と、フランジボル
ト引張装置kの上に載せる固定部材14に固定されている
駆動機15の駆動軸16に結合されている駆動輪17からなる
駆動装置とを有している。
ジaの上にブランジbがありボルトcが突き出た状態
で、別途設置してある汎用ロボット(図示せず)などの
ナット等取付手段でボルトへのナットの取り付けを行っ
た後に、ローラー13を取り付けてあるフランジボルト引
張装置kを前述の汎用ロボット等でフランジbの上に取
り付け、その上から固定部材14に固定されている駆動機
15の駆動軸16に結合されている駆動輪17をもつ駆動装置
を前述の汎用ロボット等で取り付ける。尚、ここで使用
したナットは汎用ロボットでの取扱とローラーとの接触
を考慮して円形ナットを使用している。
kに作動油を供給してボルトを引っ張るとナットdとフ
ランジbの間に隙間ができ、ここで駆動機15で動力を供
給すると駆動輪17が回転してローラー13が回転し、ロー
ラー13の回転によりナットdをナットdとフランジbの
間の隙間がなくなるまで回転させる。隙間がなくなって
ナットdを回転するのに必要なトルクが増加するとナッ
トdとローラー13の間あるいはローラー13と駆動輪17の
間でスリップ現象が発生してそのナットの締め付けは完
了となるが、スリップ現象を利用しているため全てのナ
ットが締め付けられるまで駆動輪は回転を続けることが
でき、実用上駆動輪を一定時間回転することで全てのナ
ットの締め付けができる。全てのナットの回転が終了し
た後にフランジボルト引張装置kの作動油を抜いて1回
目のナットの締め付け即ち両フランジの密接が完了す
る。フランジボルト引張装置を使用する場合において、
ボルトとナットの噛み合っているネジ部で弾性変形のた
めにボルトに加えた引っ張り力がやや緩和されるので更
に2回一連の締め付け作業を繰り返して締め付け作業を
完了した。この作業にかかる時間と人手は、1人のオペ
レータで15分でよい。
業を実施して、六角ナットでも略同様に使用できること
を確認した。
最も好ましいが、通常駆動輪の円周上に等間隔で複数個
配置し適宜繰り返し使用するのがこれに次ぎ、また例え
ば非常に大径のフランジに対する場合等は必要に応じて
少なくとも1個を用意してナット全数を順次締め付け又
は緩めることもできる。2個のローラーを好ましくは対
角配置すれば、偶数である全数個の締め付けは順次1個
づつ締緩する場合の半分の回転で済む。
動機にかかるトルクの増加を検知してナットの回転の完
了を検出して駆動輪を停止することもできる。
の作業にかかる時間と人手は、2人の作業員であっても
少なくとも20分を要する。
/または駆動輪または駆動輪の表面を摩擦係数の高い弾
性材料で構成するのが望ましい。
よれば、フランジボルトナットの締緩作業を自動化する
ことができ、従来人間の作業に頼っていた小型フランジ
のボルトナットの自動締緩が可能となり、作業員の削減
が図れ、且つ作業効率が向上する。また、遠隔操作によ
って従来人間が立ち入れなかった場所でのフランジボル
トナットの締緩が可能となるばかりでなく、自動移載装
置との組合せによって無人化も可能となる。
C矢視相当図)、第2図は本発明の実施例を示す平面図
(第1図のB−B矢視相当図)及び断面図(第1図のA
−A矢視相当図)である。 図面中、 11は支持軸、 12は固定部材、 13はローラー、 14は固定部材、 15は駆動機、 16は駆動軸、 17は駆動輪、 を示す。
Claims (4)
- 【請求項1】ボルト引張装置を使用してフランジのボル
トナットの締め付け及び緩めを行う装置において、複数
個設置されているナットを回転させるためのローラー
と、このローラーの自由回転を保つ支持機構と、全ての
ローラーと接触してローラーを回転させる駆動輪と、駆
動輪を回転させる駆動装置とからなるフランジボルトナ
ットの締緩装置。 - 【請求項2】ローラーの個数が、ナットと同数個である
請求項1に記載の装置。 - 【請求項3】ローラーまたはローラーの表面および/ま
たは駆動輪または駆動輪の表面が、摩擦係数の高い弾性
材料からなる請求項1に記載の装置。 - 【請求項4】駆動装置の制御を遠隔操作できる機能をも
つ請求項1に記載の装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1264691A JP2851652B2 (ja) | 1989-10-11 | 1989-10-11 | フランジボルトナットの締緩装置 |
GB9021603A GB2236824B (en) | 1989-10-11 | 1990-10-04 | Tightening-loosening apparatus for flange bolts and nuts |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1264691A JP2851652B2 (ja) | 1989-10-11 | 1989-10-11 | フランジボルトナットの締緩装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03131434A JPH03131434A (ja) | 1991-06-05 |
JP2851652B2 true JP2851652B2 (ja) | 1999-01-27 |
Family
ID=17406856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1264691A Expired - Lifetime JP2851652B2 (ja) | 1989-10-11 | 1989-10-11 | フランジボルトナットの締緩装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2851652B2 (ja) |
GB (1) | GB2236824B (ja) |
Families Citing this family (9)
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JPH10249654A (ja) * | 1997-03-11 | 1998-09-22 | Kuriharanto:Kk | 多数のボルト・ナットの均一締付方法および装置 |
NL1005891C2 (nl) * | 1997-04-24 | 1998-10-27 | Allseas Group Sa | Werkwijze en inrichting voor het onder water verbinden van leidingstukken en bout daarvoor. |
DE10226961A1 (de) * | 2002-06-17 | 2004-01-08 | As Tech Industrie- Und Spannhydraulik Gmbh | Hydraulische Spannvorrichtung und deren Verwendung |
US8020626B2 (en) | 2008-05-02 | 2011-09-20 | Dale Francis | Torque wrench system having multiple torque stations |
JP5466275B1 (ja) * | 2012-09-25 | 2014-04-09 | 株式会社康和工業 | フランジナット取外機 |
KR102532318B1 (ko) * | 2016-12-30 | 2023-05-12 | 뉴스케일 파워, 엘엘씨 | 볼트 설치 및 텐션 시스템 |
DE102019111185A1 (de) * | 2019-04-30 | 2020-11-05 | Frank Hohmann | Spannvorrichtung für eine Schraubverbindung |
CN112743488B (zh) * | 2020-12-30 | 2022-10-21 | 中核武汉核电运行技术股份有限公司 | 一种核电厂圆形法兰下端面螺母的自动拆装方法及装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB8505825D0 (en) * | 1985-03-06 | 1985-05-15 | Bunyan T W | Multi-stud tensioners |
-
1989
- 1989-10-11 JP JP1264691A patent/JP2851652B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-10-04 GB GB9021603A patent/GB2236824B/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
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GB2236824A (en) | 1991-04-17 |
GB2236824B (en) | 1992-12-09 |
GB9021603D0 (en) | 1990-11-21 |
JPH03131434A (ja) | 1991-06-05 |
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