JPS6327982Y2 - - Google Patents

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JPS6327982Y2
JPS6327982Y2 JP16383983U JP16383983U JPS6327982Y2 JP S6327982 Y2 JPS6327982 Y2 JP S6327982Y2 JP 16383983 U JP16383983 U JP 16383983U JP 16383983 U JP16383983 U JP 16383983U JP S6327982 Y2 JPS6327982 Y2 JP S6327982Y2
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JP
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wrench
flange
housing
wrench housing
bolts
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JP16383983U
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  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 本考案はフランジ継手のボルト締め付け用油圧
レンチ装置に関し、詳しくは、対向する2つのフ
ランジの周囲を等間隔で締め付けるボルトおよび
ナツトを、順次自動的に締め付けまたは緩めるこ
とができるようにしたボルト締め付け用油圧レン
チ装置に関する。これは、原子炉などの配管設備
に使用される弁などのフランジ接合およびその解
脱を自動的に行ない、作業者の被曝を回避または
軽減する分野で利用されるものである。
(b) 従来技術 フランジ継手のボルト締め付け用油圧レンチ装
置として、従来、第1図に示すようなものがあ
る。これは、フランジを締め付ける1つのボルト
の頭部1に嵌着しかつラチエツト機構を有するボ
ツクス2が、油圧シリンダ3のピストンロツド3
aの先端で回動自在なアーム4の基部に設けられ
ている。さらに、アーム4の基部と油圧シリンダ
3の端部とがリンク5で接続され、このリンク5
に当て金6が設けられている。ボツクス2にボル
トの頭部1を嵌着しかつ当て金6を図示しない他
のボルトの頭部に嵌着された工具に当接させて油
圧シリンダ3を伸長すると、反力が他のボルトの
頭部で受け止められ、アーム4が矢符7方向に回
動し、これに伴つて回動するボツクス2により、
ボルトが緩められたり締め付けられたりする。油
圧シリンダ3を縮小すると、ボツクス2に設けら
れているラチエツト機構によりボルトが回転され
ることなくアーム4が反対方向に回動し、これが
必要に応じて繰り返されると、ボルトの緩めまた
は締め付けが完了する。なお、緩めと締め付けの
選択は、ラチエツト機構の切り換え操作により可
能となる。
このような油圧レンチでは、フランジを締め付
ける多数のボルトを順次締め付けたり緩めたりす
る際、所望するボルトの頭部に作業者が逐一ボツ
クスを嵌着させかつ当て金を他のボルト頭部に工
具を介して当接させる必要があり、その作業に多
大の手間と時間を要する。このような作業が原子
炉設備の配管に用いられている弁などのフランジ
部で行なわれる場合、作業者の被曝が問題とな
り、その改善が強く要望されている。
(c) 考案の目的 本考案は上述の問題を解決するためになされた
もので、その目的は、原子炉の配管設備における
弁などのフランジ部のボルト締め付けおよび緩め
作業を、作業者が被曝することなく自動的に行な
うことができ、かつ、多数の他の配管と干渉する
ことなく操作し得るコンパクトなフランジ継手の
ボルト締め付け用油圧レンチ装置を提供すること
である。
(d) 考案の構成 本考案のボルト締め付け用油圧レンチ装置の特
徴を、第2図および第3図を参照して説明する
と、以下の通りである。
(i) ボルト11、ナツト12により接合される一
対のフランジ13A,13Bの周囲を外囲する
リングカバー10があり、このリングカバー1
0の一部にその半径方向外方に突出し一部が半
径方向外方に変位可能なレンチハウジング14
が形成されている。
(ii) リングカバー10とレンチハウジング14の
内周部に外歯歯車15が軸承され、リングカバ
ー10とフランジ13A,13Bとの間に外歯
歯車15に固着されたフランジクランパー17
が設けられている。
(iii) レンチハウジング14に、外歯歯車15に噛
み合うピニオン22およびこれを駆動するモー
タ23が装着されている。
(iv) レンチハウジング14の両端部にボルト11
またはナツト12に嵌着する2つのボツクス2
7a,27bを有するボツクス支持体26A,
26Bと、これをレンチハウジング14の両端
部で離反させる離反機構28が装着されてい
る。
(v) ボツクス支持体26A,26Bのいずれか一
方に、2つのボツクス27a,27bと一体的
に構成された油圧レンチ30が内蔵されてい
る。
(e) 実施例 以下に本考案をその実施例を示す図面に基づい
て説明する。
第2図はボルト締め付け用油圧レンチ装置の全
体断面図である。図中、10はリングカバーで、
同一間隔に配置されたボルト11、ナツト12に
より接合される一対のフランジ13A,13Bの
周囲を外囲している。このリングカバー10の一
部には第3図に示すような半径方向外方に突出し
たレンチハウジング14が一体に形成され、第2
図に示す上部レンチハウジング14Aに固着され
た図示しないガイドレールに案内されて半径方向
外方に変位可能な下部レンチハウジング14Bが
設けられている。15はリングカバー10と上部
レンチハウジング14Aの内周部に軸受16A,
16Bを介して支承された外歯歯車で、リングカ
バー10とフランジ13A,13Bとの間に設け
られたフランジクランパー17に固着され、フラ
ンジクランパー17がリングカバー10を回転自
在に支承している。なお、上部レンチハウジング
14A内で軸受16Bを支承している軸受ハウジ
ング18には下部レンチハウジング14Bを上部
レンチハウジング14Aに固定するためのピンな
どの装着クランプ19が付設されている。上述の
フランジクランパー17は、例えば4つ(第3図
参照)設けられ、これにフランジ13Aの外周上
端部を挾持する固定爪20Aと、油圧シリンダ2
1の伸縮によりフランジ13Bの外周下端部を挾
持または解説するための回動爪20Bがそれぞれ
設けられている。22は外歯歯車15に噛み合う
ピニオン、23はそれを駆動するモータで、これ
らは上部レンチハウジング14Aに装着されてい
る。なお、モータ23にはその回転数を検出する
ロータリエンコーダ25が付設され、作動の制御
を容易にしている。26A,26Bはボツクス支
持体で、ボルト11またはナツト12に嵌着する
第3図に示す2つのボツクス27a,27bを有
し、レンチハウジング14の両端部にそれぞれ設
けられている。28はこのボツクス支持体26
A,26Bをレンチハウジング14の両端部にお
いてそれより離反させる離反機構で、例えば、図
示するようにレンチハウジング14に装着された
モータ28a、その出力軸に固着されたベベルギ
ア28b、これに噛み合いレンチハウジング14
に軸承された中空のベベルギア28c、このギア
の中空部で螺合しボツクス支持体26に固着され
たネジ棒28dからなる。そして、ボツクス支持
体26の離反作動を案内するガイドシヤフト28
eがボツクス支持体26に固着され、レンチハウ
ジング14に穿設された孔でガイドされている。
なお、モータ28aは個別に設けることなく1つ
とし、2つの離反機構28を同時に駆動するよう
にしてもよいが、いずれにせよその回転数を検出
するロータリエンコーダ29が付設されている。
30は油圧レンチで、一方のボツクス支持体26
Aに内蔵されていて、2つのボツクス27a,2
7bと一体的に構成され、図示しないがボツクス
27aに介在されているラチエツト機構と共に、
油圧シリンダ31とこれに連結されたアーム32
や必要に応じて設けられた復元用のスプリングな
どからなつている。
このような構成の実施例によれば、次のように
してフランジ継手のボルトを自動的に容易に締め
付けることができる。
まず、フランジクランパー17の油圧シリンダ
21を伸長し、第2図の想像線で示すように回動
爪20Bをピン33を中心に回動させると共に、
下部レンチハウジング14Bを上部レンチハウジ
ング14Aより矢符34方向に引き出しておく。
この状態で、リングカバー10をフランジ13
A,13Bに外囲し、フランジクランパー17の
固定爪20Aをフランジ13Aの外周上端部に当
接させて油圧シリンダ21を縮少すると、回動爪
20Bがフランジ13Bの外周下端部を押圧し
て、フランジ13A,13Bが挾持される。そこ
で、引き出されていた下部レンチハウジング14
Bを図示しないガイドレールに案内させてフラン
ジ側、すなわち、矢符34の反対方向にスライド
させ、下部レンチハウジング14Bのステー35
が上部レンチハウジング14Aの軸受ハウジング
18に一致すると装着クランプ19のピンを挿通
して、下部レンチハウジング14Bを上部レンチ
ハウジング14Aに一体化する。そこで、作業者
が上部レンチハウジング14Aに近接しているボ
ツクス支持体26Aの2つのボツクス27a,2
7bを、ボルト11の頭部11a,11bに嵌着
すると同時に、下部レンチハウジング14Bを離
反機構28を介して上昇させ、供回りを阻止する
ために、ボツクス支持体26Bの2つのボツクス
27a,27bをナツト12に嵌着する。そこ
で、作業者が図示しない作業ボタンを押すと、第
3図に示す油圧シリンダ31のピストンロツド3
1aが伸長し、その反力がボルト11bの頭部で
受け止められてアーム32が回動し、ラチエツト
機構を介して必要回数繰り返されてボルト11a
が締め付けられる。ロードセル36により所定の
締め付けトルクが検出されると、離反機構28の
モータ28aが駆動されて、ベベルギア28b,
28cが回転する。その結果、ベベルギア28c
の中空部に螺合しているネジ棒28dが矢符37
方向に変位し、案内用のガイドシヤフト28eと
共に、ボツクス支持体26Aが上部レンチハウジ
ング14Aより離反する。この離反量はロータリ
エンコーダ29が検出するモータ回転数により検
知され、ボツクス27a,27bがボルト11
a,11bの頭部から外れる。同様に、ボツクス
支持体26Bについても行なわれる。次に、外歯
歯車15と噛み合つているピニオン22がモータ
23により回転されると、ピニオン22がフラン
ジクランパー17に固着されている外歯歯車15
に沿つて公転する。その結果、ピニオン22と一
体のレンチハウジング14がリングカバー10と
共に、フランジ13A,13Bの回りを回動し、
その回動量がモータ23に付設されているロータ
リエンコーダ25を介して検出され、ボツクス支
持体26Aのボツクス27aが次に締め付けるボ
ルトの位置まで1ピツチ移動する。そこで、離反
機構28が作動してボツクス支持体26A,26
Bがレンチハウジング14に接近し、それぞれの
ボツクスがボルトまたはナツトに嵌着され、上述
の作動が行なわれる。これらの作動がボルトの数
だけ繰り返されると、一対のフランジのボルト締
め付け作業が完了する。作業者が装着クランプ1
9のピンを外した後、下部レンチハウジング14
Bを矢符34方向にスライドさせてボツクス支持
体26Bを引き出すと共に、フランジクランパー
17の油圧シリンダ21を伸長してフランジ13
A,13Bの挾持を解き、装置全体を上方に移動
すると、フランジ13A,13Bより外すことが
できる。なお、ボルトの緩め作業は、油圧レンチ
のボツクス27aに内蔵されているラチエツト機
構を切り換えると、同様の手順により行なうこと
ができる。
ところで、自動的な締め付けや緩めを行なうた
めにロータリエンコーダを用いることなく、別
途、タイマーやパルスモータなどを用いて制御し
てもよいことは言うまでもない。また、1つのリ
ングカバーに2以上のレンチハウジングを形成さ
せれば、短時間に締め付けや緩め作業を行なわせ
ることができる。さらに、装置全体を水平に設置
して作動させるだけでなく、一対のフランジが垂
直に対向する場合も同様に使用することができ
る。
(f) 考案の効果 本考案は上述の実施例の詳細な説明から判るよ
うに、油圧レンチを内蔵したボツクス支持体をレ
ンチハウジングに離反自在とし、フランジクラン
パーに対してリングカバーおよびレンチハウジン
グを回動自在としたので、フランジの周囲を等間
隔で締め付けるボルトおよびナツトを順次自動的
に締め付けおよび緩めることができる。したがつ
て、作業手間は従来の油圧レンチに比べて著しく
軽減され、作業時間の短縮など作業能率の向上を
図ることができる。しかも、装置自体がフランジ
の外周に取り付けられその周囲で回動するのみな
ので、フランジの中心部にパイプが一体となつて
いる管継手や弁体の操作ハンドルなどが突出して
いる制御弁においても、それらと干渉することな
く所定の作業を行なうことができる。そして、多
数の配管の存在する場所における作業でも他の配
管などと干渉することなく行なうことができる。
加えて、上述の作業が原子炉の配管設備において
行なわれる場合には、作業者の立ち入り時間が短
くなり、作業者の被曝を回避または軽減できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の油圧レンチの正面図、第2図は
本考案のフランジ継手のボルト締め付け用油圧レ
ンチ装置の全体断面図、第3図は第2図の−
線矢視図である。 10……リングカバー、11,11a,11b
……ボルト、12……ナツト、13A,13B…
…フランジ、14……レンチハウジング、15…
…外歯歯車、17……フランジクランパー、22
……ピニオン、23……モータ、26A,26B
……ボツクス支持体、27a,27b……ボツク
ス、28……離反機構、30……油圧レンチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ボルト、ナツトにより接合される一対のフラン
    ジの周囲を外囲するリングカバーと、 このリングカバーの一部でその半径方向外方に
    突出して形成され、一部が半径方向外方に変位可
    能なレンチハウジングと、 前記リングカバーとレンチハウジングの内周部
    に軸承された外歯歯車と、 前記リングカバーとフランジとの間に設けられ
    ると共にフランジを挾持し、前記外歯歯車が固着
    されたフランジクランパーと、 前記レンチハウジングに装着され、前記外歯歯
    車に噛み合うピニオンおよびこれを駆動するモー
    タと、 前記ボルトまたはナツトに嵌着する2つのボツ
    クスを有し、前記レンチハウジングの両端部にそ
    れぞれ設けられたボツクス支持体と、 前記レンチハウジングの両端部で、ボツクス支
    持体をレンチハウジングより離反させる離反機構
    と、 前記ボツクス支持体のいずれか一方に内蔵さ
    れ、前記2つのボツクスと一体的に構成された油
    圧レンチと、 を具備することを特徴とするフランジ継手のボル
    ト締め付け用油圧レンチ装置。
JP16383983U 1983-10-21 1983-10-21 フランジ継手のボルト締め付け用油圧レンチ装置 Granted JPS6071564U (ja)

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JP16383983U JPS6071564U (ja) 1983-10-21 1983-10-21 フランジ継手のボルト締め付け用油圧レンチ装置

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JP16383983U JPS6071564U (ja) 1983-10-21 1983-10-21 フランジ継手のボルト締め付け用油圧レンチ装置

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JPS6071564U JPS6071564U (ja) 1985-05-20
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JPS6071564U (ja) 1985-05-20

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