JP2851502B2 - プログラマブル・コントローラ - Google Patents

プログラマブル・コントローラ

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JP2851502B2
JP2851502B2 JP34881392A JP34881392A JP2851502B2 JP 2851502 B2 JP2851502 B2 JP 2851502B2 JP 34881392 A JP34881392 A JP 34881392A JP 34881392 A JP34881392 A JP 34881392A JP 2851502 B2 JP2851502 B2 JP 2851502B2
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直樹 岡村
憲治 岡田
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Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、異常検出機能付きプ
ログラマブル・コントローラに関し、さらに詳しくは、
複数の機能ごとに分離したユニットのうち必要な機能ユ
ニットを選択し、結合して利用するビルディングブロッ
ク型のプログラマブル・コントローラに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ビルディングブロック型のプログラマブ
ル・コントローラは、複数の機能ユニット、たとえば電
源ユニット、コントロールユニット、メモリユニット、
オプションユニット、入出力ユニット、通信ユニット等
と、これらの各ユニットを電気的・機械的に接続するこ
とが可能なベースユニットから構成される。利用者は、
用途及び制御種類・規模に応じてこれらの機能ユニット
の中から、必要なものを選択し、ベースユニットに取付
けることにより、全体として所望の機能を実現させるこ
とができる。
【0003】図6の斜視図及び図7の側面図に示すよう
に各機能ユニットとベースユニットの結合をする場合、
通常、コネクタによって電気的に結合され、取付ビスや
ロック機構を持つ固定金具などで機械的に結合される。
このとき、機能ユニットの機械的な結合が不完全であっ
ても電気的には結合されており、プログラマブル・コン
トローラとして正常運転を続ける場合もある。
【0004】機械的結合が不完全な場合だけでなく、長
期的使用に耐えうるほど十分に機械的結合がされていて
も、その後に、振動や衝撃などにより、ゆるみやロック
のはずれが生じ、電気的な結合も離脱され、偶発的な運
転の寸断、または停止等が発生が起こりうる。
【0005】そこで、機械的結合が不完全となり電気的
結合が離脱しても、致命的な異常発生又は誤動作が生じ
ないように、通常プログラマブル・コントローラの内部
プログラムにより完全な動作が行なわれるように、制御
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記したビルディング
ブロック型のプログラマブル・コントローラは、各機能
ユニットとベースユニットととの間に電気的及び機械的
な結合が介在し、しかし、機能ユニットはメーカーの出
荷時に接続・結合されるものではなく利用者が必要に応
じて選択し、設置場所にて接続される。
【0007】したがって、電気的結合が十分であって
も、機械的結合が完全でないため、設置当初は、正常動
作をしていたが、経時変化等により偶発的な電気的結合
の離脱を生じ、プログラマブル・コントローラの内部プ
ログラムによって十分な安全対策を講じており、致命的
異常には到らなくとも、頻繁に、しかも寸断的に動作異
常を生じる可能性がある。
【0008】また、動作異常の頻度が少なく、不規則で
あるため、その発生原因が機能ユニットの不完全な機械
的結合であったということに至るまでに非常に時間がか
かることもあった。
【0009】さらに、機能ユニットの交換又はメンテナ
ンスの時には、機械的結合を切り離すことがあり、機能
ユニットの装着又は復旧させる場合に、機械的結合の不
完全が発生するおそれがある。
【0010】また、複数個のプログラマブル・コントロ
ーラを通信回線を通して接続し、相互間のデータ通信に
より機能しているプログラマブル・コントローラのシス
テムにおいて、通常ある1つのプログラマブル・コント
ローラが親局として機能し、他の複数個のプログラマブ
ル・コントローラの動作を制御している場合に、前記の
ような機械的結合または電気的結合が原因で親局が異常
となり動作が停止してしまった場合、通信回線を通して
接続されたすべての他のプログラマブル・コントローラ
も動作不能となるおそれがある。
【0011】この発明は、以上のような事情を考慮して
なされたものであり、機能ユニットとベースユニット間
の電気的結合はあるものの機械的結合が不完全となった
時に、その結合異常を検知し、外部へ警告し、さらには
プログラマブル・コントローラの動作を停止させて、危
険状態を未然に防止することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数の機能
ユニットとこれらの機能ユニットを電気的および機械的
に接続するベースユニットから構成されるプログラマブ
ル・コントローラにおいて、ベースユニットがその基板
上に露出した金属箔を備え、各機能ユニットが、機能ユ
ニットとベースユニットを結合する固定手段と、機能ユ
ニットとベースユニットのコネクタの結合が終了した後
に閉じる接点スイッチと、機能ユニットとベースユニッ
トが固定手段により固定されたときにベースユニット基
板上の露出した金属箔と電気的に接触するパターン接触
部とから構成され、前記金属箔とパターン接触部とが、
それぞれのユニットのコネクタの位置とは異なる位置で
あって、機能ユニットとベースユニットとが接触する面
のほぼ中央部に設けられ、金属箔とパターン接触部の接
触が開放されている場合に、異常警告表示を行い、接点
スイッチが開放された場合にプログラマブル・コントロ
ーラの動作を停止するプログラマブル・コントローラを
提供するものである。
【0013】
【0014】ここで、機能ユニットに取付けられる固定
手段は、ねじ締めによって固定する取付ビスが好まし
く、機能ユニットの上部及び下部に2個有し、ベースユ
ニットとの結合面に対して突起しており、さらに、前後
に移動しないように固定用リングで固定されていること
が好ましい。
【0015】また、機能ユニットに取付けられる接点ス
イッチは、ベースユニットとの結合面に対して突起して
おり、機能ユニットとベースユニットの電気的結合を行
なうコネクタの結合が完全となった後に、この接点スイ
ッチの接点が閉じるストロークを持つものである。
【0016】また、機能ユニットが持つパターン接触部
は、ベースユニットとの結合面にあってベースユニット
基板上の露出した金属箔と対向する位置にあり、機能ユ
ニットとベースユニットとの電気的及び機械的結合が十
分に保たれているときに、機能ユニットのパターン接触
部とベースユニット基板上の露出した金属箔は接触して
いる。
【0017】また、前記接点スイッチとパターン接触部
の脱着状態はプログラマブル・コントローラの制御を行
っているCPUが常時監視しており、機能ユニットのパ
ターン接触部の接触が閉結状態から開放された場合に
は、CPUはLED又はスピーカにより異常警告を行
い、接点スイッチが閉結状態から開放された場合には、
CPUは機能ユニット自身の動作を停止させる。
【0018】
【作用】機能ユニットをベースユニットに接続する場
合、機能ユニットの接点スイッチとパターン接触部は次
のように機能する。まず機能ユニットに取付けられた固
定手段をベースユニットの所定の位置に合わせて接続し
ていく。当初、接点スイッチは開放状態である。
【0019】接続していく途中の段階で、まずベースユ
ニットと機能ユニットの電気的結合部であるコネクタの
結合が十分となり、接点スイッチがベースユニットの結
合面によって押される。締めつけをさらにしていくこと
により、接点スイッチ所定のストローク分だけ押される
とその接点が閉じられる。このとき機能ユニットのパタ
ーン接触部とベースユニットの露出した金属箔は接触し
ていない。
【0020】さらに、固定手段を締めつけ、パターン接
触部とベースユニットの露出した金属箔とが接触するこ
とにより、機械的及び電気的結合が完全となる。この
後、機能ユニットの動作が開始される。
【0021】次に、パターン接触部の結合がなされ機能
ユニットの動作が実行されているときに、パターン接触
部の結合が開放された場合には、機能ユニット内の制御
CPUがこの開放を検出し、異常警報を表示する。さら
に、振動等で取付ビスがゆるみ、接点スイッチの接点が
解放された場合には、前記制御CPUはこの開放を検知
し、機能ユニットの動作を停止させる。
【0022】以上のように、機能ユニットとベースユニ
ットの機械的及び電気的結合の状況を接点スイッチとパ
ターン接触部の開・閉により検出しているため、外部へ
の異常警告表示、及び機能ユニットの動作停止ができ、
プログラマブル・コントローラ全体が回路破壊や誤動作
等の危険な異常状態になることを未然に防ぐことができ
る。
【0023】
【実施例】以下、図に示す実施例に基づいて、この発明
を説明する。なお、これによってこの発明が限定される
ものではない。図1に、この発明における機能ユニット
及びベースユニットの側面図を示す。
【0024】ここで、1はベースユニットであり、複数
の機能ユニットを接続するためのコネクタが設けられて
おり、通常この例で示すようにI/Oバスコネクタ3と
オプションバスコネクタ5を備えている。また、機能ユ
ニットとの結合が完全であるかどうかを検知するため
に、ベースユニットの基板上に露出パターン4を備えて
いる。また、機能ユニット取付け用のビス穴6を備えて
いる。
【0025】2はプログラマブル・コントローラの各種
機能を行うモジュールである機能ユニットであり、前記
ベースユニット1側のコネクタ3及び5と電気的結合を
行ない電気的信号のインタフェースとなるコネクタ10
と、機能ユニット2をベースユニット1に機械的に接続
するための取付ビス7と、機械的結合が不完全で電気的
結合が離脱するおそれがあることを検知する接点スイッ
チ8をそれぞれ2個ずつベースユニットとの結合面に備
えている。
【0026】ここで取付ビス7は、不完全な機械的結合
をさけるため、図2に示すような固定用リング11によ
って、前後に動かないように固定する。さらに、機能ユ
ニット2は、ベースユニット1の露出パターン4と対向
する位置に、機能ユニットの回路基板の配線の一部であ
るパターン接触部9を備えており、このパターン接触部
9と前記露出パターン4とが接触することによって、機
械的及び電気的結合が完全であることが検出される。
【0027】すなわち、このパターン接触部9と露出パ
ターン4との接触がなくこの部分の電気的結合がない場
合には、機能ユニット2とベースユニット1との機械的
結合が不完全であると判断される。
【0028】図3(a)に、この発明における機能ユニ
ット2とベースユニット1を接続する前の側面図を示
す。同図における状態から、取付ビス7を締めつけてベ
ースユニット1に機能ユニットを固定するが、この状態
では、取付ビス7がベースユニットに形成されたビス穴
に当たり、また、取付ビス7は固定用リング11によっ
て前後に動かないように固定されているためコネクタ間
による電気的結合はない。
【0029】ドライバー等の工具により取付ビス7をね
じ締めすることにより、ユニット間の機械的結合が行な
われる。したがって、ねじ締めをすることによって初め
て機械的結合が行なわれるため、ロック機構を持った固
定金具が振動のはずみではずれるといった偶発的なユニ
ットの離脱が防止できる。
【0030】ねじ締めを行っていく過程において、まず
コネクタによる電気的結合が十分に確保され、次に接点
スイッチ8がベースユニット1の結合面によって押され
スイッチが閉結され、さらに十分なねじ締めを行うこと
によって、ベースユニットの露出パターン4と機能ユニ
ット2のパターン接触部9が接触し、電気的及び機械的
接続が完全に確保される。
【0031】図4に、この発明のパターン接触部9の回
路例を示す。これによれば、両ユニットの露出パターン
4が離れている場合には、LED12が点灯し、ベース
ユニット1と機能ユニット2の機械的結合が十分でない
ことを知らせることができる。また、露出パターン4が
接触している場合には、LED12が消灯し、ユニット
間の機械的結合が十分であることを知らせる。
【0032】したがって、LED12の点灯により、機
能ユニットの電気的結合は十分であるが機械的結合が十
分でなく接続不良になるおそれがあるという警告を表示
をすることが可能である。
【0033】図5に、この発明のプログラマブル・コン
トローラ全体のブロック図の例を示す。同図において、
たとえばオプションユニットの接点スイッチ8における
接点の開閉情報は、プログラマブル・コントローラの制
御を行うCPU13に入力される。
【0034】機能ユニット2の機械的結合が不十分で接
点スイッチ8が開放状態である場合には、CPU13
は、この機能ユニットが接続されているとは認識せず、
その機能ユニットに関する動作は停止する。
【0035】また、接点スイッチ8が閉結されている場
合には、CPU13は、この機能ユニット個有のユニッ
ト登録コードを読出しメモリに記憶することにより、機
能ユニットが接続されていると認識し、その機能ユニッ
トを含んだ動作を実行させる。
【0036】次に、一担、機能ユニットが正常に取付け
られたことが認識され、通常動作を実行中に、その機能
ユニットが偶発的な取付ビスゆるみ等により、機械的に
離脱する方向に移動した場合、接点スイッチ8及びパタ
ーン接触部9は次のように機能する。
【0037】まず、機能ユニットのパターン接触部9の
接触のみが開放された場合は、図4に示したように、各
機能ユニットに設けられたLED12を点灯させて機械
的結合が不完全であることを警告する。ただし、このと
きは、接点スイッチの検知ストロークは開放されておら
ず、電気的結合は十分確保されており、通常動作は継続
する。
【0038】次に、機能ユニットの接点スイッチ8の検
知ストロークを越えて、接点が開放されるほどの機械的
結合が不完全となった場合には、接点スイッチ8の接点
が開放したことをCPU13が検知することによって、
その機能ユニットが異常となるおそれがあると認識さ
れ、通常動作が直ちに停止される。
【0039】以上のように、機能ユニットとベースユニ
ット間の機械的結合の異常を検知することによって、機
能ユニットの接続不良による異常動作を防止し、また、
利用者及びこのプログラマブル・コントローラが制御す
る設備が危険な状態になることを未然に防止することが
できる。
【0040】次に、前記のようなプログラマブル・コン
トローラが通信回線を通して複数個接続され、プログラ
マブル・コントローラ相互間でデータ通信を行って機能
している場合に、中心となって他のプログラマブル・コ
ントローラの動作を制御している親局のプログラマブル
・コントローラが異常となった場合の異常検知機能の実
施例について説明する。
【0041】図8に、各プログラマブル・コントローラ
の通信モジュールユニットの機能ブロック図を示す。同
図に示すように複数のプログラマブル・コントローラは
通信回線40を通して接続される。このうちあらかじめ
定められた1つのプログラマブル・コントローラが親局
26となり、他のプログラマブル・コントローラである
子局(1)〜(n)の動作の制御や各種データの子局へ
の同報通信を行う。
【0042】各局とも、次のような機能ブロックから構
成される。22及び32は、プログラムコントローラ本
体と通信データなどのデジタル信号を入出力するインタ
ーフェース部であり、具体的には、コネクタ及び信号レ
ベル変換素子等で構成される。21及び31は、通信デ
ータ及び通信制御用のデータを保管するためのデータ格
納用メモリであり、通常RAMが用いられる。
【0043】23及び33は、他局に親局として機能し
ているプログラマブル・コントローラが存在するかどう
かを判定する親局存在判定部である。24及び34は、
子局からの応答がない場合に、その子局に通信異常が発
生していると判定する子局異常判定部である。25及び
35は、通信に必要なタイマー値など利用者が設定する
データを保管しておくシステムパラメータ格納メモリで
あり、通常RAMが用いられる。
【0044】20及び30は、通信回線40を通したデ
ータ通信の制御を行う送受信部である。ここで、送受信
部20,30、親局存在判定部23,33、子局異常判
定部24、34は通常CPUにより処理される。
【0045】図9に、親局又は子局に異常が発生しその
後回復するまでのデータ通信動作の例を示す。図10に
は、子局および親局における通信モジュールユニットの
動作フローチャートを示す。
【0046】ここで、プログラマブル・コントローラの
親局・子局間の通信において、親局から子局すべてに対
して定期的な一斉同報送信が行われ、子局は、この親局
からの定期的一斉同報通信を常時監視しており、親局に
異常が発生しこの定期通信がない場合には、ある1つの
子局が親局の代行をし、正常なプログラマブル・コント
ローラ間での通信動作を続行させるものとする。
【0047】この動作の詳細を以下に示す。図9では、
1つの親局と3つの子局から構成されるシステムの例を
示す。まず、フェーズAにおいて、親局26はシステム
パラメータを子局1,子局2,子局3の順に通知する。
また、子局は、システムパラメータを受信時、それぞ
れ、受信したシステムパラメータを自局のシステムパラ
メータ格納メモリ35に格納して親局代行に備え、各子
局はシステムパラメータ受信に対する応答を親局へ返信
する。
【0048】データ転送フェーズBにおいて、親局が定
期的な一斉同報送信によりデータ(210)を送信す
る。各子局は、親局からのこのデータ(210)受信
後、返信(211)を親局へ送り、さらに、親局存在判
定部33を動作させる。
【0049】具体的には、前記返信(211)を送信
後、タイマー(親局存在判定時間)を起動させ、次の親
局からのデータ受信時に停止させる。このタイマーが所
定時間経過しても、親局からのデータが受信されない場
合はタイムアウトし、親局が不在であると判定する。な
お、このタイマーの計時時間は、各子局ごとに異なった
値を設定しておく。たとえば、子局1の計時時間を最小
にし、以後局番ごとに計時時間を増加させると親局不在
時には、子局1がまず親局不在を検知する。
【0050】次に、親局不在を検知した子局1はフェー
ズCの親局代行期間に入り、まず親局に対しパラメータ
(220)を通知する。ここで、このパラメータ(22
0)は親局から受信してシステムパラメータ格納メモリ
35に格納されたシステムパラメータである。この後、
子局1は親局代行を行い、他の子局に対して親局として
の動作を実行する。
【0051】具体的には、子局1において、子局異常判
定部34が本来の親局、またはフェーズDにおけるよう
に障害が起こりデータ送信に対して返信のない他の子局
に対しても定期的にシステムパラメータの通知(23
0,及び231)を行う。
【0052】フェーズDには、子局2に障害が発生し、
子局1から子局2へシステムパラメータ(231)の送
信が行なわれ、このとき子局2が回復し、このパラメー
タ(231)の受信に対する応答(232)を返信する
動作を示している。
【0053】フェーズEにおいては、本来の親局が回復
した場合の動作例を示しているが、親局代行局である子
局1から本来の親局へのシステムパラメータ通知(24
1)に対して、本来の親局が応答(242)を返信する
ことにより、子局1は親局代行機能を終了する。
【0054】次に図10を用いて、通信モジュールユニ
ットの動作フローを説明する。子局においては、まず電
源立ち上げ後、親局からのパラメータが受信されるのを
待つ(ステップ301)。
【0055】次に、このパラメータを受信した場合に
は、これに対する応答を返信し(ステップ302)、親
局からの停止要求が受信されなければ(ステップ30
3)、図9におけるデータ転送フェーズBに入り、デー
タ送受信を行う(ステップ304)。
【0056】ステップ304では、親局からの一斉同報
データを受信時に親局存在判定時間のタイマーを停止
し、親局からの受信データに対する応答を親局へ返信し
た後にこの親局存在判定時間のタイマーを起動させる。
【0057】ステップ306において、前記親局存在判
定時間のタイマーがタイムアウトし親局が不在であるこ
とが検知されると、ステップ307において親局にパラ
メータを送信する。この後、このパラメータ送信に対す
る親局からの応答がなければ(ステップ308)、その
子局は親局代行を開始するフェーズに入る(ステップ3
09)。
【0058】ステップ310において、親局代行局は、
親局又は異常が発生した他の子局に対して定期的にパラ
メータ送信を行い、これに対する親局からの応答があっ
た場合(ステップ311)、親局代行を停止する(ステ
ップ312)。
【0059】また、ステップ305では親局代行中かど
うかを判断し、親局代行中である場合には、前記ステッ
プ304のデータ送受信によって本来の親局が存在する
かどうかを判定し(ステップ313)、本来の親局が存
在する場合には、ステップ312に行き、親局代行の停
止処理を行う。また、親局が存在しない場合には、親局
に対し定期的なパラメータの送信を行う(ステップ31
0)。
【0060】なお、前記ステップ313の親局代行中の
親局存在の判定は、通信上のトラブル等により、本来の
親局と親局代行局の両者が同時に存在する事態が発生し
た時、親局代行局を強制終了させるためのものである。
【0061】次に、親局においては、まず電源立ち上げ
後、利用者がパラメータ設定により通信動作開始に先立
って、リンク動作の開始の指示を行う。ステップ321
において、リンク動作開始の指示が行われると、親局存
在判定部23によって、親局代行局が存在するかどうか
を検出する(ステップ322)。すなわち、所定の時間
内に親局代行局からの送信データを受信したかどうかで
判定し、すでに親局代行局が存在する場合には、次にそ
の親局代行局から親局へのパラメータが送られてくるの
を待つ(ステップ323)。
【0062】また、ステップ322において親局代行局
が存在しないと判定された場合には、ステップ329に
おいて各子局へパラメータを通知しデータ通信フェーズ
に入り、データ送受信を行う(ステップ325)。
【0063】また、ステップ323において、親局代行
局からのパラメータが受信された場合には、そのパラメ
ータ受信に対する応答を返信し(ステップ324)、前
記ステップ325へ入る。
【0064】ステップ325では定期的に子局に対して
一斉同報送信を行うが、一定時間内にそれに対する応答
が子局から返信されない場合には、ステップ326にお
いてその子局に対して定期的にパラメータ送信を行う。
【0065】リンク動作の停止の指示も利用者からのパ
ラメータ設定により行われるが、これは主にシステムパ
ラメータの変更時に行なわれるものである。ステップ3
27において、利用者によってリンク動作の停止の指示
が入力されると、親局は各子局に対して停止要求を送信
する(ステップ328)。これは、この発明では、親局
が不在となっても、親局代行局が動作を継続させるた
め、システムパラメータを変更し、各子局へ通知するた
めには、通信動作を積極的に停止させる必要があるから
である。
【0066】以上のように、複数のプログラマブル・コ
ントローラからなるシステムにおいて、親局が異常とな
り動作が停止しても、定期的通信を行うことにより子局
に親局代行させるようにしているため、正常動作中の子
局間での動作が継続でき、また、親局が異常状態から回
復した場合には通常の動作に復旧することができる。
【0067】なお、このシステムにおいて、プログラマ
ブル・コントローラの機能ユニットの機械的結合が異常
であることを検出した場合、動作を停止する前に通信モ
ジュールユニットから他局へその異常通報を行なわせる
ことも可能である。
【0068】
【発明の効果】この発明によれば、プログラマブル・コ
ントローラを構成する機能ユニットとベースユニットの
機械的及び電気的結合の状況を接点スイッチとパターン
接触部の開・閉により検出しているため、外部への異常
警報表示、及び機能ユニットの動作停止ができ、プログ
ラマブル・コントローラ全体が回路破壊や誤動作等の危
険な異常状態になることを未然に防ぐことができる。
【0069】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明における機能ユニットとベースユニッ
トの側面図である。
【図2】この発明の図1の矢視Aから見た機能ユニット
の断面図である。
【図3】この発明におけるユニット間の結合状態を示し
た図である。
【図4】この発明における機能ユニット内のパターン接
触部の回路例である。
【図5】この発明におけるプログラマブル・コントロー
ラの回路ブロック図である。
【図6】従来のビルディングブロック型プログラマブル
・コントローラの斜視図である。
【図7】従来の機能ユニットとベースユニットの側面図
である。
【図8】この発明における通信モジュールユニットの機
能ブロック図である。
【図9】この発明における親局及び子局のデータ通信動
作例を示した図である。
【図10】この発明における親局及び子局の通信モジュ
ールユニットの動作フローチャートである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−189873(JP,A) 特開 平4−127745(JP,A) 特開 昭60−259034(JP,A) 特開 昭58−127447(JP,A) 実開 昭60−187934(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05B 19/04 - 19/05

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の機能ユニットとこれらの機能ユニ
    ットを電気的および機械的に接続するベースユニットか
    ら構成されるプログラマブル・コントローラにおいて、
    ベースユニットがその基板上に露出した金属箔を備え、
    各機能ユニットが、機能ユニットとベースユニットを結
    合する固定手段と、機能ユニットとベースユニットのコ
    ネクタの結合が終了した後に閉じる接点スイッチと、機
    能ユニットとベースユニットが固定手段により固定され
    たときにベースユニット基板上の露出した金属箔と電気
    的に接触するパターン接触部とから構成され、前記金属
    箔とパターン接触部とが、それぞれのユニットのコネク
    タの位置とは異なる位置であって、機能ユニットとベー
    スユニットとが接触する面のほぼ中央部に設けられ、金
    属箔とパターン接触部の接触が開放されている場合に、
    異常警告表示を行い、接点スイッチが開放された場合に
    プログラマブル・コントローラの動作を停止するプログ
    ラマブル・コントローラ。
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