JPH0741619U - 監視制御装置のモジュール接続機構 - Google Patents

監視制御装置のモジュール接続機構

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JPH0741619U
JPH0741619U JP7068093U JP7068093U JPH0741619U JP H0741619 U JPH0741619 U JP H0741619U JP 7068093 U JP7068093 U JP 7068093U JP 7068093 U JP7068093 U JP 7068093U JP H0741619 U JPH0741619 U JP H0741619U
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耕作 飛田
昌之 ▲片▼岡
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 I/Oモジュール18をマザーボード15か
ら取り外すとき、最短の検知ピン27が最初にコンタク
ト28’から抜け出る。アドレスバスレシーバ20は、
イネーブル端子Eが“high”となり、アドレス入力を行
なわなくなる。すると、データバスドライバ/レシーバ
22は、アドレスデコーダ21の出力によりイネーブル
端子Eが“high”となってデータの入出力を行なわなく
なる。逆に、I/Oモジュール18をマザーボード15
に差し込むとき、検知ピン27が最後にコンタクト2
8’に挿入される。これにより、アドレスバスレシーバ
20のイネーブル端子Eが“low " となり、内部回路2
3は、アドレス入力およびデータの入出力を行なうよう
になる。 【効果】 システム電源をONしたままでも、内部回路
23に悪影響を及ぼすことなく、モジュールの取り外し
および装着を行うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、監視制御対象となる設備機器に接続される入出力モジュール等のモ ジュールを監視制御装置の一部として着脱可能に実装するものであって、モジュ ールが着脱の検知機能を有する監視制御装置のモジュール接続機構に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
ビルやプラント、高速道路網等の近代化された設備や施設は、多くの設備機器 を有しており、これらの設備機器を相互に協調して作動させることが仕様通りの 動作を円滑に実行する上で必要になっている。したがって、上記の全設備機器は 、動作状況が特定の場所で監視できるとともに、この特定の場所から制御できる ことが望ましく、通常、上記の監視や制御には、監視制御装置が使用されるよう になっている。
【0003】 監視制御装置は、一般に、中央局と施設の各所に配された1つまたは複数の子 局とからなっている。中央局および子局には、設備機器等を監視・制御するため の各種のモジュールが設けられている。このモジュールには、例えば、設備機器 と直接接続されて、設備機器の計測値を受け入れたりするものや、設備機器に制 御信号を与えたりするものがある。また、上記のモジュールには、通信機能を有 して中央局と子局との間で情報の通信を行なうものもある。
【0004】 このような監視制御装置は、施設に応じた機能を備えるため、通常、中央局や 子局のシステム本体に対し、設備機器等に対応したモジュールが装着できるよう に構成される。具体的には、システム本体のマザーボードに各種のモジュールが コネクタを介して着脱自在に接続されるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 ところが、上記の監視制御装置では、あるモジュールが故障してそのモジュー ルを交換する必要が生じた場合や、システム拡張時に新たなモジュールを増設す る場合、システム電源がONしている状態でモジュールをマザーボードから取り 外したり装着したりすると、モジュール内の回路に負担を与えるおそれがある。 具体的には、モジュール側の雄コネクタのピンがマザーボード側の雌コネクタの コンタクトから外れるときまたは接触するとき、コネクタを通じてモジュールに 転送される信号に変動が生じる。したがって、モジュール内の回路におけるデー タ処理に悪影響が及ぶだけでなく、モジュール内の回路そのものがダメージを受 けるおそれもある。
【0006】 このため、従来では、システム電源をOFFしてシステムの動作を停止させて からモジュールの取り外しまたは装着を行なわなければならなかった。また、シ ステム電源をOFFしてシステムを停止させると、モジュールの取り外しまたは 装着が終了して再びシステム電源をONしても、システムを起動するのに時間が かかり、システム稼働率を低下させるという問題もあった。
【0007】 本考案は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、システムを停止させな いでモジュールの取り外しまたは装着を可能にすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の監視制御装置のモジュール接続機構は、上記の課題を解決するために 、監視制御対象の監視制御に関与する機能を個々に有する複数のモジュールとこ れらのモジュールが実装される実装基板とが、モジュール側の雄コネクタが有す る複数のピンと実装基板側の雌コネクタが有する一定長さの複数のコンタクトと が1つずつ対になって接触することにより電気的に接続される監視制御装置のモ ジュール接続機構において、以下の手段を講じていることを特徴としている。
【0009】 すなわち、上記監視制御装置のモジュール接続機構は、上記のピンのうち最も 短い最短ピンがコンタクトに接触しているか否かを検出する接触検知手段と、最 短ピンとコンタクトとが接触しているとき最短ピンより長いピンとこれに接触す るコンタクトとを介して行なわれる上記実装基板と上記モジュール内部との間の 信号の授受を許可する一方、最短ピンとコンタクトとが接触していないとき上記 実装基板と上記モジュール内部との間の信号の授受を禁止する信号制御手段とを 備えている。
【0010】
【作用】
上記の構成では、モジュールが実装基板から取り外されるとき、雄コネクタが 雌コネクタから外れるが、雄コネクタにおいては最短ピンが最初にコンタクトと 非接触状態となる。すると、接触検知手段により、最短ピンがコンタクトと接触 していないことが検知される。その検知の結果に基づいて、信号制御手段により 、実装基板とモジュール内部との間の信号の授受が禁止される。
【0011】 最短ピンがコンタクトと非接触状態となった瞬間は、最短ピンより長い雄コネ クタの他のピンはまだコンタクトに接触している。それゆえ、続いてこれらのピ ンがコンタクトから離れるときは、すでに上記のように信号の授受が行なわれて いない。
【0012】 また、モジュールを実装基板に装着する場合は、雄コネクタが雌コネクタに接 合するが、雄コネクタにおいては最短ピンが最後にコンタクトに接触する。する と、接触検知手段により、最短ピンがコンタクトと接触しているいることが検知 される。その検知の結果に基づいて、信号制御手段により、実装基板と上記モジ ュール内部との間の信号の授受が許可される。
【0013】 この状態では、最短ピンより長い他のピンはコンタクトとすでに接触している ので、これらを介して信号の授受が行なわれるようになる。すなわち、信号の授 受に関与するピンがコンタクトに接触してから、信号の授受が可能になる。
【0014】 このように、上記の構成によれば、システム電源がONしている状態でモジュ ールの取り外しまたは装着を行なっても、最短ピンとコンタクトとの接触状態に より、信号の授受に関与するピンがコンタクトと接触しているときに信号の授受 が行なわれるようになる。それゆえ、信号の授受がモジュールの取り外しまたは 装着により突然寸断されるという事態を回避することができる。したがって、シ ステム電源がONしている状態でモジュールの取り外しまたは装着が行われても 、モジュール内の回路に悪影響が及ぶおそれはない。
【0015】
【実施例】
本考案の一実施例について図1ないし図3に基づいて説明すれば、以下の通り である。
【0016】 本実施例に係る監視制御装置は、図2に示すように中央局1と子局2とからな っている。
【0017】 中央局1は、子局2が図示しない監視制御対象機器の監視および制御を行なう ように、集中的に子局2の動作を制御するようになっている。このため、中央局 1は、子局2に設けられる後述のCPUモジュール6・7と交信可能となるよう に接続されている。
【0018】 子局2は、第1論理ユニット3と、第2論理ユニット4と、I/Oユニット5 とを有している。
【0019】 第1論理ユニット3は、運用系として通常時に作動する論理部であり、CPU モジュール(図中、CPU)6やその他の図示しないメモリモジュール、表示制 御モジュール等の各種のモジュールを備えている。第2論理ユニット4は、待機 系として非常時に第1論理ユニット3の代わりに作動する論理部であり、第1論 理ユニット3と同様、CPUモジュール(図中、CPU)7を中心として各種の モジュールを備えている。第1論理ユニット3および第2論理ユニット4は、中 央局1との通信を行なって、中央局1から与えられた要求に基づいてI/Oユニ ット5に対し監視制御対象機器の監視・制御を実行させるとともに、監視制御対 象機器からのデータを収集して中央局1に送信するようになっている。
【0020】 I/Oユニット5は、CPUモジュール(図中、CPU)8・9、アナログ入 力モジュール(図中、AI)10、アナログ出力モジュール(図中、AO)11 、ディジタル入力モジュール(図中、DI)12、ディジタル出力モジュール( 図中、DO)13等を備えている。
【0021】 CPUモジュール8・9は、それぞれCPUモジュール6・7と通信しうるよ うに接続されるとともに、システムバス14を介して上記の各モジュール10〜 13等に接続されている。このCPUモジュール8・9は、交信可能となるよう に互いに接続されており、各モジュール10〜13等の動作を管理して入出力を 制御するようになっている。
【0022】 CPUモジュール8は、第1論理ユニット3とともに作動する運用系として備 えられる一方、CPUモジュール9は、第2論理ユニット4とともに作動する待 機系として備えられる。このため、CPUモジュール8・9は、それぞれ後述す るスイッチSW1 ・SW2 により作動・非作動が選択されるようになっている。 また、CPUモジュール8がスイッチSW1 により作動が選択されているときは 、CPUモジュール9がCPUモジュール8との交信によりそれを認知して非作 動となる。逆に、CPUモジュール9がスイッチSW2 により作動が選択されて いるときは、CPUモジュール8が非作動となる。
【0023】 アナログ入力モジュール10は、監視制御対象機器としての計器等からの計測 値といったアナログ信号を受け入れるモジュールである。アナログ出力モジュー ル11は、計器等へアナログ信号を出力するモジュールである。ディジタル入力 モジュール12は、監視制御対象機器としてのリレー接点等からの接点入力とい ったディジタル信号を受け入れるモジュールである。ディジタル出力モジュール 13は、リレー接点等へ接点出力といったディジタル信号を与えるモジュールで ある。
【0024】 I/Oユニット5における上記の各モジュール8〜13等は、図3に示すよう に、実装基板としてのマザーボード15に実装されている。CPUモジュール8 ・9には、スイッチSW1 ・SW2 が設けられている。スイッチSW1 ・SW2 は、CPUモジュール8・9の作動・非作動を選択するトグルスイッチである。
【0025】 マザーボード15は、長方形の基板本体において、長手方向に等間隔でソケッ ト16…が取り付けられている。また、基板本体には、図示はしないが、ソケッ ト16…同士を電気的に接続する所望のプリント配線が施されている。各モジュ ール8〜13は、各々が有するプラグ17…がソケット16…に機械的および電 気的に接合されることにより、マザーボード15に実装される。
【0026】 続いて、上記の各モジュール8〜13に共通する基本的な構成について説明す る。なお、ここでは、便宜上、各モジュール8〜13を図1に示すようにI/O モジュール18と称する。
【0027】 I/Oモジュール18は、プラグ17と、検知回路19と、アドレスバスレシ ーバ20と、アドレスデコーダ21と、データバスドライバ/レシーバ22と、 内部回路23とを備えている。
【0028】 雄コネクタとなるプラグ17は、電源ピン24…、GNDピン25…、信号ピ ン26…、検知ピン27等の多数のピンが配列されて設けられており、雌コネク タとなるソケット16と対になって2ピースコネクタを構成している。電源ピン 24は、電源線に接続されるピンであり、最も長く形成されている。GNDピン 25…は、GND線に接続されるピンであり、電源ピン24と同様に最も長く形 成されている。信号ピン25…は、アドレスやデータ等の信号の授受に関与する 信号線に接続されるピンであり、電源ピン24よりやや短く形成されている。検 知ピン27は、信号の授受や電源供給に関与しないピンであり、最も短く形成さ れている。
【0029】 一方、雌コネクタとなるソケット16は、電源ピン24…、GNDピン25… 、信号ピン26…、検知ピン27等が挿入される一定長さの鞘状等の形状をなす コンタクト28…を多数有している。電源ピン24…、GNDピン25…、信号 ピン26…、検知ピン27等と、コンタクト28…(28’)とは、1つずつ対 になって接触することにより、マザーボード15とI/Oモジュール18とを電 気的に接続するようになっている。
【0030】 接触検知手段としての検知回路19は、抵抗29と、電源30とを有している 。抵抗29は、一端がアドレスバスレシーバ20のイネーブル端子Eおよび検知 ピン27に接続されている。また、抵抗29は、他端が一定電圧を出力する電源 30に接続されてプルアップされている。一方、検知ピン27が接触するコンタ クト28’は、マザーボード15を介して接地されている。
【0031】 アドレスバスレシーバ20は、信号ピン26…のうちアドレスの伝達に関与す るものに接続されており、入力されるアドレスの受入れを制御するようになって いる。このアドレスバスレシーバ20は、イネーブル端子Eが“low ”のときア ドレスを受け入れる一方、イネーブル端子Eが“high”のときアドレスを受け入 れないようになっている。すなわち、アドレスバスレシーバ20は、信号制御手 段としての機能を有している。
【0032】 アドレスデコーダ21は、アドレスバスレシーバ20からアドレスが入力され るとき“low " の信号を出力する一方、アドレスバスレシーバ20からアドレス が入力されないとき“high”の信号を出力するようになっている。
【0033】 データバスドライバ/レシーバ22は、内部回路23と信号ピン26…のうち データの伝達に関与するものとに接続されており、内部回路23に対するデータ の入出力を制御するようになっている。このデータバスドライバ/レシーバ22 は、イネーブル端子Eが“low " のときデータの入出力を行なう一方、イネーブ ル端子Eが“high”のときデータの入出力を行なわないようになっている。
【0034】 内部回路23は、アドレスデコーダ21が“low " の信号を出力するとき動作 可能な状態になる一方、アドレスデコーダ21が“high”の信号を出力するとき 動作を停止するようになっている。
【0035】 この内部回路23は、各モジュール8〜13毎に固有の機能を有する回路であ る。例えば、アナログ入力モジュール10では、内部回路23として、図示しな いアナログ信号入力コネクタから入力されたアナログ電流を電圧に変換するI/ V変換部、I/V変換部からの電圧をディジタル信号に変換するA/D変換部、 A/D変換部からのディジタル信号を処理するCPU等を備えている。また、C PUモジュール8・9では、内部回路23に前記のスイッチSW1 ・SW2 が接 続されている。
【0036】 ここで、上記の構成におけるI/Oモジュール18の交換時の動作について説 明する。
【0037】 I/Oモジュール18を交換する際、まず、I/Oモジュール18をマザーボ ード15から取り外すが、このとき、ソケット16内では、検知ピン27が最初 にコンタクト28’から外れる。すると、アドレスバスレシーバ20は、イネー ブル端子Eが“high”となり、アドレス入力を行なわなくなる。これにより、ア ドレスデコーダ21が“high”の信号を出力するため、データバスドライバ/レ シーバ22は、イネーブル端子Eが“high”となり、データの入出力を行なわな くなる。
【0038】 この状態から続いて信号ピン26…がコンタクト28…から外れ、最後に電源 ピン24…およびGNDピン25…がコンタクト28…から外れる。このように 、内部回路23に対するアクセスが遮断された状態でI/Oモジュール18がマ ザーボード15から取り外されるので、内部回路23はI/Oモジュール18の 取り外しによる影響を受けない。また、作動しているCPUモジュール8または CPUモジュール9が、コンタクト28’の電気的状態をモニタしており、I/ Oモジュール18が取り外されると、そのことを認識するようになっている。
【0039】 次に、正常なI/Oモジュール18をマザーボード15に装着するが、このと き、ソケット16内では、電源ピン24…およびGNDピン25…がコンタクト 28…に挿入され、続いて信号ピン26…がコンタクト28…に挿入され、最後 に検知ピン27がコンタクト28’に挿入される。これにより、I/Oモジュー ル18の装着時には、まず、I/Oモジュール18に電源が供給された後、I/ Oモジュール18とマザーボード15との信号線が接続される。
【0040】 そして、検知ピン27がコンタクト28’と接触すると、アドレスバスレシー バ20は、イネーブル端子Eが“low " となり、アドレス入力を行なう。これに より、アドレスデコーダ21が“low " の信号を出力するため、データバスドラ イバ/レシーバ22は、イネーブル端子Eが“low " となり、データの入出力を 行なうようになる。
【0041】 このように、内部回路23に対する信号線が接続されてから内部回路23への アクセスが行なわれるので、内部回路23はI/Oモジュール18の装着による 影響を受けない。
【0042】 続いて、I/Oモジュール18として運用系のCPUモジュール8が交換され る場合の動作について説明する。
【0043】 まず、CPUモジュール8のスイッチSW1 を運用系から待機系に切り替える 。すると、内部回路23内のCPUに割り込みが入り、そのCPUは、CPUモ ジュール8がマザーボード15から取り外されることを認知する。そして、上記 と同様にして内部回路23へのアクセスが遮断されることにより、内部回路23 に負担がかかることなくCPUモジュール8が取り外される。
【0044】 CPUモジュール8をマザーボード15に装着するときは、初期設定が自動的 に行なわれ(自動コンフィグレーション)、同時にCPUモジュール8のスロッ ト番号が検出される。スロット番号は、マザーボード15に設けられた図示しな い検出用のピンにより行なわれる。そして、検出されたスロット番号に適したモ ジュールの有無が専用のラインをドライブすることにより確認されて、CPUモ ジュール8の差し込みが完了する。自動コンフィグレーションおよびスロット番 号による確認は、アナログ入力モジュール10等についても同様に行なわれる。
【0045】 以上述べたように、本実施例では、検知回路19、検知ピン27およびマザー ボード15側の接地回路により、プラグ17のソケット16に対する取り外しお よび装着時に、内部回路23へのアクセスが遮断された状態で各ピン24〜26 とコンタクト28との抜き差しが行なわれる。それゆえ、I/Oモジュール18 のマザーボード15に対する取り外し時または装着時に生じる信号の変動が内部 回路23に及ぶことがなくなり、内部回路23がこのような変動から保護される 。
【0046】 また、電源ピン24およびGNDピン25がI/Oモジュール18の取り外し 時に最後にコンタクト28から抜けることにより、電源供給が最後まで維持され 、電源ピン24およびGNDピン25がI/Oモジュール18の装着時に最初に コンタクト28に差し込まれることにより、電源供給が完了した状態で信号の授 受が開始される。
【0047】
【考案の効果】
本考案の監視制御装置のモジュール接続機構は、以上のように、モジュール側 の雄コネクタが有する複数のピンのうち最も短い最短ピンが、実装基板側の雌コ ネクタにおけるコンタクトに接触しているか否かを検出する接触検知手段と、最 短ピンとコンタクトとが接触しているとき最短ピンより長いピンとこれに接触す るコンタクトとを介して行なわれる上記実装基板と上記モジュール内部との間の 信号の授受を許可する一方、最短ピンとコンタクトとが接触していないとき上記 のように行なわれる信号の授受を禁止する信号制御手段とを備えている構成であ る。
【0048】 これにより、モジュールをマザーボードから取り外すとき、最短ピンが最初に コンタクトから外れ、実装基板とモジュール内部との間の信号の授受が行なわれ なくなった状態で、他のピンがコンタクトから外れる。また、モジュールを実装 基板に装着するとき、他のピンがコンタクトに接触して最短ピンが最後にコンタ クトに接触してから、実装基板とモジュール内部との間の信号の授受が行なわれ るようになる。それゆえ、システム電源がONしている状態でモジュールの取り 外しおよび装着を行なっても、最短ピンとコンタクトの接触状態により、信号の 授受に関与するピンがコンタクトと接触しているときに信号の授受が行なわれる ようになる。このため、信号の授受がモジュールの取り外しおよび装着時に突然 寸断されることにより、モジュール内の回路に悪影響が及ぶことを回避すること ができる。
【0049】 したがって、本考案を採用すれば、システム電源をONしたままでも、モジュ ールの内部回路に負担を与えることなくモジュールの取り外しおよび装着を行う ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る監視制御装置における
I/Oモジュールの構成とコネクタのピンおよびコンタ
クトの配置とを示す説明図である。
【図2】上記の監視制御装置の概略構成を示すブロック
図である。
【図3】図1のI/Oモジュールがマザーボードに実装
された状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
8・9 CPUモジュール(モジュール) 10 アナログ入力モジュール(モジュール) 11 アナログ出力モジュール(モジュール) 12 ディジタル入力モジュール(モジュー
ル) 13 ディジタル出力モジュール(モジュー
ル) 15 マザーボード(実装基板) 16 ソケット(雌コネクタ) 17 プラグ(雄コネクタ) 18 I/Oモジュール(モジュール) 19 検知回路(接触検知手段) 20 アドレスバスレシーバ(信号制御手段) 23 内部回路 24 電源ピン(ピン) 25 GNDピン(ピン) 26 信号ピン(ピン) 27 検知ピン(最短ピン) 28・28’ コンタクト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】監視制御対象の監視制御に関与する機能を
    個々に有する複数のモジュールとこれらのモジュールが
    実装される実装基板とが、モジュール側の雄コネクタが
    有する複数のピンと実装基板側の雌コネクタが有する一
    定長さの複数のコンタクトとが1つずつ対になって接触
    することにより電気的に接続される監視制御装置のモジ
    ュール接続機構において、 上記のピンのうち最も短い最短ピンがコンタクトに接触
    しているか否かを検出する接触検知手段と、 最短ピンとコンタクトとが接触しているとき最短ピンよ
    り長いピンとこれに接触するコンタクトとを介して行な
    われる上記実装基板と上記モジュール内部との間の信号
    の授受を許可する一方、最短ピンとコンタクトとが接触
    していないとき上記実装基板と上記モジュール内部との
    信号の授受を禁止する信号制御手段とを備えていること
    を特徴とする監視制御装置のモジュール接続機構。
JP7068093U 1993-12-28 1993-12-28 監視制御装置のモジュール接続機構 Pending JPH0741619U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000043859A1 (fr) * 1999-01-19 2000-07-27 Nikon Corporation Circuit d'attaque de commutateur et dispositif electronique
JP2010177923A (ja) * 2009-01-28 2010-08-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 監視制御装置
KR20170001784A (ko) * 2015-06-25 2017-01-05 (주) 임베디드 솔루션 커넥터간 접속 상태 감지 장치 및 방법

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