JP2851115B2 - 衣料用ゴム引布 - Google Patents

衣料用ゴム引布

Info

Publication number
JP2851115B2
JP2851115B2 JP6818190A JP6818190A JP2851115B2 JP 2851115 B2 JP2851115 B2 JP 2851115B2 JP 6818190 A JP6818190 A JP 6818190A JP 6818190 A JP6818190 A JP 6818190A JP 2851115 B2 JP2851115 B2 JP 2851115B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
cloth
weight
parts
clothing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6818190A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03269176A (ja
Inventor
昭司 米持
岩男 山下
卓也 尾上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Gomu Kogyo Kk
NITSUKO GOMU KOGYO KK
Original Assignee
Fujikura Gomu Kogyo Kk
NITSUKO GOMU KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Gomu Kogyo Kk, NITSUKO GOMU KOGYO KK filed Critical Fujikura Gomu Kogyo Kk
Priority to JP6818190A priority Critical patent/JP2851115B2/ja
Publication of JPH03269176A publication Critical patent/JPH03269176A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2851115B2 publication Critical patent/JP2851115B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の産業上利用分野) 本発明は衣料用ゴム引布及びその製造方法に関し、さ
らに詳細には良好な再帰反射性を有する衣料用ゴム引布
及びその製造方法に関する。
(従来技術及び問題点) ゴム引布は、第1図に断面を示すように基布に対し、
その片面にゴムを引いた布であり、防水性などに優れ、
保温性もよいことから、例えば道路工事、高速道路の管
理保守業務関係者が着用する衣料材料として使用されて
いる。
このような道路工事、高速道路の管理保守など夜間に
戸外で行なう作業着などの衣料材料として使用する場
合、通行する車の運転者に良好に視認できるようにする
ことが好ましい。このため縫製した作業着の一部など
に、光を反射するワッペンなどを貼着したりしている。
しかしながら、前記光反射体は、単に一部のみに取付
けられているのみであることから、十分な安全対策とは
なっていないのが現状である。
(発明の概要) 本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、車の
運転者に夜間良好に視認でき、夜間の作業、夜間のトレ
ーニングなどに使用するのに最適な衣料用ゴム引布を提
供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による衣料用ゴム引
布は、基布の一方の面にゴム層を形成すると共に、他方
の面にウレタン層、アルミニウム粉末を含むウレタン
層、ガラスビーズを含むウレタン層を順次積層したこと
を特徴とするものである。
また本発明による衣料用ゴム引布の製造方法によれ
ば、一方の面にゴム層を設けた長尺幅広の基布の他方の
面に、ポリウレタン樹脂、アルミニウム粉末が混入され
たポリウレタン樹脂、ガラスビーズが混入されたポリウ
レタン樹脂を順次塗布し、乾燥することを特徴とする。
本発明によれば、前記ゴム引布の表面に光反射層であ
るアルミニウム粉含有層、および再帰反射性粒子である
ガラスビーズを含む再帰反射層を設けたため、車のライ
トに良好に再帰反射するゴム引布とすることができる。
このためこのゴム引布を使用して夜間に着用する衣服を
製造するとき、車のライトあるいは街灯などによって、
良好に光を反射する衣服とすることができる。したがっ
て、意匠上も優れたものになるばかりでなく、夜間作業
などにおける安全性を向上させることができるという利
点がある。
また、本発明のよるゴム引布の製造方法によれば、長
尺幅広の基布を使用し、ナイフコータなどによって連続
的に各層を形成することができるので、極めて効率的に
製造できるという利点がある。
(発明の具体的説明) 第2図は本発明の衣料用ゴム引布の断面図であるが、
この図より明らかなように、本発明によるゴム引布によ
れば、基布1の一方の面にゴム層2が形成されており、
前記ゴム層2の反対側の基布面にウレタン層3、反射層
4、再帰反射層5が順次積層されている。
前記基布1及びゴム層2は、従来この種のゴム引布に
使用される基布あるいはゴムを有効に使用することがで
きる。
前記基布1のもう一方の面(即ちゴム層2の反対面)
に設けられるウレタン層3は、反射層4を貼着する接着
層となると共に、前記ゴム引布の強度を向上させるもの
であり、好ましくはポリウレタン樹脂を20〜40g/m2の割
合で基布1に塗布、硬化せしめられる。20g/m2未満では
剥離強度が十分でない恐れがあり、一方40g/m2を越える
と、ゴム引布の柔軟性が損なわれる恐れを生じるからで
ある。
このウレタン層3上に形成される反射層4は、再帰反
射層5とともに反射効果を増大させ、中間であっても反
射するために設けられたものである。この反射層4は、
ポリウレタン樹脂にアルミニウム粉末を添加したもの
を、好ましくは20〜40g/m2の割合で塗布、硬化せしめた
層である。20g/m2未満では剥離強度が十分でなく、光の
反射性が十分でない恐れがあり、一方40g/m2を越える
と、ゴム引布の柔軟性が損なわれる恐れを生じるからで
ある。
この反射層に混入されるアルミニウム粉末は、粒径が
1〜40μmであるのが好ましい。1μm未満であると、
アルミニウム粉末の銀色の色相が黒ずんで反射効果が落
ちる。一方40μmを越えると、コーティング面に凹凸が
生じ平滑でなくなり、反射効果が落ちる。
また、アルミニウム粉末の量は、樹脂100重量部に対
し、1〜15重量部であるのが好ましい。1重量部未満で
あると、光反射性が十分でない恐れがあり、一方15重量
部を越えると、ウレタン層3及び再帰反射層5との剥離
強度が低下する恐れがある。
上述のような反射層4上に設けられる再帰反射層5
は、ポリウレタン樹脂にガラスビーズを添加したものを
20〜70g/m2塗布、硬化せしめた層であり、この量が20g/
m2未満であると、反射層4との剥離強度が小さくなり、
また光の再帰反射性を十分発揮できない恐れがあり、一
方70g/m2を越えると、柔軟性が損なわれる恐れを生じ
る。
上記ガラスビーズの粒径は、好ましくは20〜60μmで
ある。20μm未満であると、再帰反射性が十分でない恐
れがあり、一方60μmを越えると、風合いが損なわれる
恐れを生じるからである。
上記ガラスビーズは、樹脂100重量部に対し、好まし
くは20〜300重量部混入するのがよい。20重量部未満で
あると、十分な再帰反射性を発揮できない恐れがあり、
一方300重量部を越えると、接着性が損なわれる恐れを
生じるからである。
前述のウレタン層、反射層、再帰反射層に使用される
ポリウレタン樹脂は本発明において基本的に限定される
ものではない。例えば熱可塑性ポリウレタン、反応性の
二液性ポリウレタンなどを使用することができる。
本発明によるゴム引布を製造する方法は、基本的に限
定されるものではない。たとえば、長尺、幅広の基布
に、ウレタン層、反射層、再帰反射層をナイフコータな
どによって順次、連続的に塗装し乾燥する。
このとき前述のウレタン層、反射層、再帰反射層の塗
布量は、前述のごとくであるが、各層の塗布速度は、好
ましくは5〜20m/分であるのが好ましい。5m/分未満で
あると、塗布に時間が係り効率的ではなく、一方20m/分
を越えると、特に再帰反射層に塗布むらを生じる恐れが
ある。
本発明においては、前記再帰反射層のガラスビーズの
粒径を20〜60μmとしてある。このガラスビーズの粒径
が60μmを越えると、前述のようなナイフコータで連続
的に塗布を行なう場合塗布むらが生じるからである。
以下、本発明の実施例について説明する。
実施例 配合1(ウレタン層) 熱可塑性ポリウレタン樹脂 (樹脂分35±1.5%) 100重量部 架橋促進剤 2重量部 架橋剤 2重量部 イソプロピルアルコール 10重量部トリオール 10重量部 計 124重量部 配合2(反射層) 熱可塑性ポリウレタン樹脂 (樹脂分35±1.5%) 100重量部 アルミペースト (粒径5〜10μm) 5重量部 イソプロピルアルコール 15重量部トリオール 15重量部 計 135重量部 配合3(再帰反射層) 熱可塑性ポリウレタン樹脂 (樹脂分35±1.5%) 100重量部 架橋促進剤 2重量部 架橋剤 2重量部 ガラスビーズ (粒径45〜53μm) 100重量部 イソプロピルアルコール 20重量部トリオール 20重量部 計 244重量部 上記配合1、配合2、配合3を刃の厚みが0.5mmのナ
イフコータを使用し、幅1mの基布に塗布速度10m/分の速
度で、それぞれ、20g/m2塗布乾燥、20g/m2塗布乾燥、お
よび50g/m2塗布乾燥して、ゴム引布とした。
このように製造されたゴム引布の表面には塗布むらが
なく、良好な外見を有していた。
上記の用に製造した再帰反射性ゴム引布のウレタン層
と基布との剥離強度は1.0kg/cmであり、良好な剥離強度
を示した。また、この際貴反射ゴム引布の反射性は、20
00cd/m2であり、従来のゴム引布3.0cd/m2(基布 橙
色)に比較して著しく良好な反射性を示している。ま
た、白色ナイロン布は5.1cd/m2、橙色ナイロン布4.5cd/
m2であり、これらの布に比較しても著しく良好な反射性
を示している。
(発明の効果) 本発明によれば、良好な反射性のゴム引布とすること
ができ、夜間着用に使用する衣料用ゴム引布として最適
である。またナイフコータにより長尺幅広の基布に連続
して、各層を塗布乾燥可能であり、効率的に製造できる
という利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のゴム引布の断面図、第2図は本発明のゴ
ム引布の断面図である。 1……基布、2……ゴム層、3……ウレタン層、4……
反射層、5……再帰反射層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾上 卓也 埼玉県戸田市南町11番19号 日興ゴム工 業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭48−41099(JP,A) 特開 昭56−133162(JP,A) 特開 昭61−32753(JP,A) 特開 平3−137274(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06M 11/00 - 17/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基布の一方の面にゴム層を設けると共に、
    他方の面にウレタン層、アルミニウム粉末を含むウレタ
    ン層、ガラスビーズを含むウレタン層を順次設けたこと
    を特徴とする衣料用ゴム引布。
  2. 【請求項2】一方の面にゴム層を設けた長尺幅広の基布
    の他方の面に、ポリウレタン樹脂、アルミニウム粉末が
    混入されたポリウレタン樹脂、ガラスビーズが混入され
    たポリウレタン樹脂を順次塗布し、乾燥することを特徴
    とする衣料用ゴム引布の製造方法。
  3. 【請求項3】前記塗布はナイフコータで行なうことを特
    徴とする特許請求の範囲第2項記載の衣料用ゴム引布の
    製造方法。
JP6818190A 1990-03-20 1990-03-20 衣料用ゴム引布 Expired - Lifetime JP2851115B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6818190A JP2851115B2 (ja) 1990-03-20 1990-03-20 衣料用ゴム引布

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6818190A JP2851115B2 (ja) 1990-03-20 1990-03-20 衣料用ゴム引布

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03269176A JPH03269176A (ja) 1991-11-29
JP2851115B2 true JP2851115B2 (ja) 1999-01-27

Family

ID=13366355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6818190A Expired - Lifetime JP2851115B2 (ja) 1990-03-20 1990-03-20 衣料用ゴム引布

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2851115B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03269176A (ja) 1991-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4103060A (en) Area-retroreflectorization of fabrics
CN100541240C (zh) 逆反射元件及路面标记
US5962121A (en) Retroreflective sheet comprising microspheres, the diameter and refractive index of which being specifically related to the refractive indices of layers directly in contact therewith
JP2001504908A (ja) 湿潤再帰反射性舗装道路マーキング製品
DE69211173T2 (de) Luftdurchlässiger und rückstrahlender Stoff und Verfahren zu dessen Herstellung
JPS6338902A (ja) 再帰反射性シ−ト
JPS634793B2 (ja)
CA1286269C (en) All-weather type pavement marking sheet material
JP3390722B2 (ja) シート状床敷及びその製造法
JP2000303011A (ja) 再帰反射性印刷用インキ組成物およびこれを用いた再帰反射性物品
JP2851115B2 (ja) 衣料用ゴム引布
EP1060415B1 (en) Reflecting material
JPS6132641B2 (ja)
JPS609214Y2 (ja) ベルト
JPH01103436A (ja) 光反射性シート状成形物
CN214188804U (zh) 一种具有弹性高亮反光布
CN212586579U (zh) 幻彩反光布
JPH01271702A (ja) 粘着性再帰反射シート
JPS6233845A (ja) 光反射生地
JP2000075116A (ja) 光再帰性反射材
JP3021441B1 (ja) 再帰反射シ−ト
JPH0235074B2 (ja) Saikihanshanuno
JPS63203400A (ja) 再帰反射性被膜転写シ−トとその製造法
KR800000660B1 (ko) 역반사재료용 피복물질
JPH0966577A (ja) 再帰性反射布帛の製造方法