JP2848979B2 - ニトラトアルカンカルボン酸誘導体、該誘導体の製造方法及び該誘導体を含有する心臓及び循環系疾患を予防する医薬 - Google Patents
ニトラトアルカンカルボン酸誘導体、該誘導体の製造方法及び該誘導体を含有する心臓及び循環系疾患を予防する医薬Info
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- C07C323/58—Thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides substituted by halogen, oxygen or nitrogen atoms, or by sulfur atoms not being part of thio groups containing thio groups and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton having the sulfur atoms of the thio groups bound to acyclic carbon atoms of the carbon skeleton the carbon skeleton being further substituted by nitrogen atoms, not being part of nitro or nitroso groups with amino groups bound to the carbon skeleton
- C07C323/59—Thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides substituted by halogen, oxygen or nitrogen atoms, or by sulfur atoms not being part of thio groups containing thio groups and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton having the sulfur atoms of the thio groups bound to acyclic carbon atoms of the carbon skeleton the carbon skeleton being further substituted by nitrogen atoms, not being part of nitro or nitroso groups with amino groups bound to the carbon skeleton with acylated amino groups bound to the carbon skeleton
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ニトラトアルカンカル
ボン酸誘導体、該誘導体の製造方法、該誘導体の用途及
び該誘導体を含有する医薬に関する。
ボン酸誘導体、該誘導体の製造方法、該誘導体の用途及
び該誘導体を含有する医薬に関する。
【0002】
【従来の技術】有機ニトレート(硝酸エステル)は心臓
疾患の治療に効果を発揮する。
疾患の治療に効果を発揮する。
【0003】該物質は、前後の負担を低下して心臓の負
担を軽減することにより及び冠状血管を拡張して心臓へ
の酸素供給を改良することにより効果を発揮する。
担を軽減することにより及び冠状血管を拡張して心臓へ
の酸素供給を改良することにより効果を発揮する。
【0004】確かに従来治療に使用される有機ニトレー
ト、例えばニトログリセリン(GTN)、イソソルビド
−5−モノニトレート又はイソソルビドジニトレートを
器官に比較的短時間で高率及び連続的に供給すると作用
の明らかな弱化、即ちニトレート耐性を呈することが近
年確認された。多くの実験で、スルフィドリル基の存在
がニトレート耐性の発生を阻止し、かつすでに開始した
耐性を弱化することができると指摘された。
ト、例えばニトログリセリン(GTN)、イソソルビド
−5−モノニトレート又はイソソルビドジニトレートを
器官に比較的短時間で高率及び連続的に供給すると作用
の明らかな弱化、即ちニトレート耐性を呈することが近
年確認された。多くの実験で、スルフィドリル基の存在
がニトレート耐性の発生を阻止し、かつすでに開始した
耐性を弱化することができると指摘された。
【0005】耐性発生のメカニズムは、今日では次のよ
うに解される:現在の知識水準によれば、有機ニトロ化
合物の薬理作用は、システインの存在に依存している。
該システインと、有機ニトレートは共通の前駆物質を形
成し、該前駆物質の分解から特にNO基が遊離され、N
O基は目的酵素、すなわち平滑筋細胞の可溶性グアニラ
トシクラーゼを活性化する。更にcGMPの形成により
引き起こされた継続反応がその後弛緩ないし血管の拡張
を促す。
うに解される:現在の知識水準によれば、有機ニトロ化
合物の薬理作用は、システインの存在に依存している。
該システインと、有機ニトレートは共通の前駆物質を形
成し、該前駆物質の分解から特にNO基が遊離され、N
O基は目的酵素、すなわち平滑筋細胞の可溶性グアニラ
トシクラーゼを活性化する。更にcGMPの形成により
引き起こされた継続反応がその後弛緩ないし血管の拡張
を促す。
【0006】反応性の、かつ寿命の短い、今日までなお
仮説的な中間生成物としては、硝酸のチオエステル又は
チオニトレートが問題になることがある。結局、分子内
転位及び引き続くなお解明されていない継続反応によ
り、一酸化窒素ないしニトリットイオンを遊離するニト
ロソチオールの形成が絶対的に必要とされる。それに対
して、GSHレダクターゼを用いた酵素依存の分解は、
専らニトリットイオンの形成を促すので、薬理作用に関
して意義を有しない。従って、酵素によらない分解は既
に述べたように、システインを必要とし、それにより用
量に依存して消耗(SH−基−プールの消耗)が可能で
あるので、持続的にはグアニルシクラーゼの本来の活性
剤として十分なNOがもはや形成されずかつ臨床上効果
の弱化を生ずる。
仮説的な中間生成物としては、硝酸のチオエステル又は
チオニトレートが問題になることがある。結局、分子内
転位及び引き続くなお解明されていない継続反応によ
り、一酸化窒素ないしニトリットイオンを遊離するニト
ロソチオールの形成が絶対的に必要とされる。それに対
して、GSHレダクターゼを用いた酵素依存の分解は、
専らニトリットイオンの形成を促すので、薬理作用に関
して意義を有しない。従って、酵素によらない分解は既
に述べたように、システインを必要とし、それにより用
量に依存して消耗(SH−基−プールの消耗)が可能で
あるので、持続的にはグアニルシクラーゼの本来の活性
剤として十分なNOがもはや形成されずかつ臨床上効果
の弱化を生ずる。
【0007】欧州特許出願第89116700.9号明
細書には、ニトラト脂肪酸(ニトラトアルカンカルボン
酸)及び硫黄含有アミノ酸もしくはペプチドから構成さ
れた、特別に構成された化合物が記載されている。スル
フィドリル基の存在はニトレート耐性又はすでに開始さ
れた耐性を阻止し又は弱化するべきである。
細書には、ニトラト脂肪酸(ニトラトアルカンカルボン
酸)及び硫黄含有アミノ酸もしくはペプチドから構成さ
れた、特別に構成された化合物が記載されている。スル
フィドリル基の存在はニトレート耐性又はすでに開始さ
れた耐性を阻止し又は弱化するべきである。
【0008】特に硫黄含有アミノ酸、例えばシステイン
もしくはメチオニンを、メチル、エチル又はプロピルエ
ステルの形で含有する化合物が挙げられる。最後に、シ
ステインのSH基は2個から8個の炭素原子を有する低
級アルカンカルボン酸でエステル化することができる。
もしくはメチオニンを、メチル、エチル又はプロピルエ
ステルの形で含有する化合物が挙げられる。最後に、シ
ステインのSH基は2個から8個の炭素原子を有する低
級アルカンカルボン酸でエステル化することができる。
【0009】これら化合物は、ニトレート耐性の阻止ま
たはすでに開始した耐性の阻止又は弱化に関してすでに
貴重な薬理作用を有するにもかかわらず、欠点と結びつ
いている。該化合物は低い融点を有し、低い水溶性を有
しかつ純粋析出が困難である。
たはすでに開始した耐性の阻止又は弱化に関してすでに
貴重な薬理作用を有するにもかかわらず、欠点と結びつ
いている。該化合物は低い融点を有し、低い水溶性を有
しかつ純粋析出が困難である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、前記の欠点を回避する新規の有機化合物を製造し、
当業者に提供することであった。
は、前記の欠点を回避する新規の有機化合物を製造し、
当業者に提供することであった。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題は、本発明に基
づく化合物が、一般式(I):
づく化合物が、一般式(I):
【0012】
【化4】
【0013】〔式中、Rは、ヒドロキシ基、低級アルコ
キシ基、低級アルケンオキシ基、ジ−低級アルキル−ア
ミノ−低級アルコキシ基、アシルアミノ−低級アルコキ
シ基、アシルオキシ−低級アルコキシ基、アリールオキ
シ基、アリール低級アルキルオキシ基、置換されたアリ
ールオキシ基又は置換されたアリール低級アルコキシ基
を表し、その場合、置換基はメチル基、ハロゲン原子、
又はメトキシ基であり、又はアミノ基、低級アルキルア
ミノ基、ジ−低級アルキルアミノ基、アリール低級アル
キルアミノ基、ヒドロキシ低級アルキルアミノ基又はペ
プチド結合を介するアミノ酸基を表し、R1は水素原
子、1個から6個の炭素原子を有するアルキル基、置換
された低級アルキル基を表し、その場合、置換基はハロ
ゲン原子、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、アリール
オキシ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、アシルア
ミノ基、アシルオキシ基、アリールアミノ基、メルカプ
ト基、低級アルキルチオ基、アリールチオ基であり、R
2は、R1と同様に水素原子又は低級アルキル基を表し、
R3は、水素原子又は低級アルキル基を表し、R4は、水
素原子、低級アルキル基、フェニル基、メトキシフェニ
ル基、フェニル低級アルキル基、メトキシ−フェニル−
低級アルキル基、ヒドロキシフェニル−低級アルキル
基、ヒドロキシ低級アルキル基、アルコキシ低級アルキ
ル基、アミノ−低級アルキル基、アシルアミノ低級アル
キル基、メルカプト−低級アルキル基又は低級アルキル
チオ−低級アルキル基を表し、R5は、低級アルキルチ
オールのS−アシル化合物、特にそのアミノ酸チオエス
テル、N−アシルアミノ酸チオエステル、ペプチドチオ
エステル又はN−アシルペプチドチオエステルを表し、
これらは2個から5個のペプチド結合したアミノ酸基を
有し、RとR4は、エステル又はアミドを形成して互い
に結合されていてもよく、R3とR4は、互いに結合し
て、2個から4個の炭素原子を有するアルキレン橋、2
個から3個の炭素原子及び硫黄原子を有するアルキレン
橋、二重結合又はアルキレン橋を前記のように含有す
る、3個から4個の炭素原子を有するアルキレン橋を形
成し、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキル
基又はジ−低級アルキル基により置換されていてもよ
く、m、n及びoは0から10までの数を表す〕で示さ
れるニトラトアルカンカルボン酸誘導体並びにその生理
的に認容される塩であることにより解決される。
キシ基、低級アルケンオキシ基、ジ−低級アルキル−ア
ミノ−低級アルコキシ基、アシルアミノ−低級アルコキ
シ基、アシルオキシ−低級アルコキシ基、アリールオキ
シ基、アリール低級アルキルオキシ基、置換されたアリ
ールオキシ基又は置換されたアリール低級アルコキシ基
を表し、その場合、置換基はメチル基、ハロゲン原子、
又はメトキシ基であり、又はアミノ基、低級アルキルア
ミノ基、ジ−低級アルキルアミノ基、アリール低級アル
キルアミノ基、ヒドロキシ低級アルキルアミノ基又はペ
プチド結合を介するアミノ酸基を表し、R1は水素原
子、1個から6個の炭素原子を有するアルキル基、置換
された低級アルキル基を表し、その場合、置換基はハロ
ゲン原子、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、アリール
オキシ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、アシルア
ミノ基、アシルオキシ基、アリールアミノ基、メルカプ
ト基、低級アルキルチオ基、アリールチオ基であり、R
2は、R1と同様に水素原子又は低級アルキル基を表し、
R3は、水素原子又は低級アルキル基を表し、R4は、水
素原子、低級アルキル基、フェニル基、メトキシフェニ
ル基、フェニル低級アルキル基、メトキシ−フェニル−
低級アルキル基、ヒドロキシフェニル−低級アルキル
基、ヒドロキシ低級アルキル基、アルコキシ低級アルキ
ル基、アミノ−低級アルキル基、アシルアミノ低級アル
キル基、メルカプト−低級アルキル基又は低級アルキル
チオ−低級アルキル基を表し、R5は、低級アルキルチ
オールのS−アシル化合物、特にそのアミノ酸チオエス
テル、N−アシルアミノ酸チオエステル、ペプチドチオ
エステル又はN−アシルペプチドチオエステルを表し、
これらは2個から5個のペプチド結合したアミノ酸基を
有し、RとR4は、エステル又はアミドを形成して互い
に結合されていてもよく、R3とR4は、互いに結合し
て、2個から4個の炭素原子を有するアルキレン橋、2
個から3個の炭素原子及び硫黄原子を有するアルキレン
橋、二重結合又はアルキレン橋を前記のように含有す
る、3個から4個の炭素原子を有するアルキレン橋を形
成し、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキル
基又はジ−低級アルキル基により置換されていてもよ
く、m、n及びoは0から10までの数を表す〕で示さ
れるニトラトアルカンカルボン酸誘導体並びにその生理
的に認容される塩であることにより解決される。
【0014】本発明の1実施態様によれば、ニトラト脂
肪酸部分は2個から6個の炭素原子の鎖長を有する:こ
れらは直鎖状、枝分かれ鎖状、ラセミ又は光学異性体で
あってもよい。
肪酸部分は2個から6個の炭素原子の鎖長を有する:こ
れらは直鎖状、枝分かれ鎖状、ラセミ又は光学異性体で
あってもよい。
【0015】有利には、本発明による一般式(I)で示
される、硫黄含有アミノ系列からなるニトラトアルカン
カルボン酸誘導体は、アミノ酸のシステイン、メチオニ
ン又はホモシステインを含有する。
される、硫黄含有アミノ系列からなるニトラトアルカン
カルボン酸誘導体は、アミノ酸のシステイン、メチオニ
ン又はホモシステインを含有する。
【0016】本発明の他の構成によれば、該アミノ酸は
立体化学的にL型で存在する。
立体化学的にL型で存在する。
【0017】該硫黄含有アミノ酸は、C−末端位でエス
テル化されていてもよい。
テル化されていてもよい。
【0018】本発明による有利な実施態様によれば、該
アミノ酸のシステインおよび/又はメチオニンはメチ
ル、エチル又はプロピルエステルとして存在する。
アミノ酸のシステインおよび/又はメチオニンはメチ
ル、エチル又はプロピルエステルとして存在する。
【0019】特に、N−ニトラトピバロイル−S−(N
−アセチルグリシル)−L−システインエチルエステ
ル、N−ニトラトピバロイル−S−(N−アセチルアラ
ニル)−L−システインエチルエステル及びN−ニトラ
トピバロイル−S−(N−アセチルロイシル)−L−シ
ステインエチルエステルが本発明の範囲内では有利であ
る。
−アセチルグリシル)−L−システインエチルエステ
ル、N−ニトラトピバロイル−S−(N−アセチルアラ
ニル)−L−システインエチルエステル及びN−ニトラ
トピバロイル−S−(N−アセチルロイシル)−L−シ
ステインエチルエステルが本発明の範囲内では有利であ
る。
【0020】本発明による一般式(I)で示される化合
物は、自体公知の方法で、一般式(II):
物は、自体公知の方法で、一般式(II):
【0021】
【化5】
【0022】〔式中、Rは、ヒドロキシ基、低級アルコ
キシ基、低級アルケンオキシ基、ジ−低級アルキル−ア
ミノ−低級アルコキシ基、アシルアミノ−低級アルコキ
シ基、アシルオキシ−低級アルコキシ基、アリールオキ
シ基、アリール低級アルキルオキシ基、置換されたアリ
ールオキシ基又は置換されたアリール低級アルコキシ基
を表し、その場合、置換基はメチル、ハロゲン原子又は
メトキシであり、又はアミノ基、低級アルキルアミノ
基、ジ−低級アルキルアミノ基、アリール低級アルキル
アミノ基、ヒドロキシ低級アルキルアミノ基又はペプチ
ド結合を介するアミノ酸基を表し、R1は水素原子、1
個から6個の炭素原子を有するアルキル基、置換された
低級アルキル基を表し、その場合、置換基はハロゲン原
子、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、アリールオキシ
基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、アシルアミノ
基、アシルオキシ基、アリールアミノ基、メルカプト
基、低級アルキルチオ基、アリールチオ基であり、R2
はR1と同様に水素原子又は低級アルキル基を表し、R3
は水素原子又は低級アルキル基を表し、R4は水素原
子、低級アルキル基、フェニル基、メトキシフェニル
基、フェニル低級アルキル基、メトキシ−フェニル−低
級アルキル基、ヒドロキシフェニル−低級アルキル基、
ヒドロキシ低級アルキル基、アルコキシ低級アルキル
基、アミノ−低級アルキル基、アシルアミノ低級アルキ
ル基、メルカプト−低級アルキル基又は低級アルキルチ
オ−低級アルキル基を表し、RとR4はエステル又はア
ミドを形成して互いに結合されていてもよく、R3とR4
は互いに結合して、2個から4個の炭素原子を有するア
ルキレン橋、2個から3個の炭素原子及び硫黄原子を有
するアルキレン橋、二重結合又はアルキレン橋を前記の
ように含有する、3個から4個の炭素原子を有するアル
キレン橋を形成し、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、
低級アルキル基又はジ−低級アルキル基により置換され
ていてもよく、R6は低級アルキルチオールを表す〕で
示される化合物を、アミノ酸、N−アシルアミノ酸、2
個から5個のペプチド結合したアミノ酸基を有するペプ
チド又はN−アシルペプチドと自体公知のチオエステル
形成反応させることにより製造することができる。
キシ基、低級アルケンオキシ基、ジ−低級アルキル−ア
ミノ−低級アルコキシ基、アシルアミノ−低級アルコキ
シ基、アシルオキシ−低級アルコキシ基、アリールオキ
シ基、アリール低級アルキルオキシ基、置換されたアリ
ールオキシ基又は置換されたアリール低級アルコキシ基
を表し、その場合、置換基はメチル、ハロゲン原子又は
メトキシであり、又はアミノ基、低級アルキルアミノ
基、ジ−低級アルキルアミノ基、アリール低級アルキル
アミノ基、ヒドロキシ低級アルキルアミノ基又はペプチ
ド結合を介するアミノ酸基を表し、R1は水素原子、1
個から6個の炭素原子を有するアルキル基、置換された
低級アルキル基を表し、その場合、置換基はハロゲン原
子、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、アリールオキシ
基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、アシルアミノ
基、アシルオキシ基、アリールアミノ基、メルカプト
基、低級アルキルチオ基、アリールチオ基であり、R2
はR1と同様に水素原子又は低級アルキル基を表し、R3
は水素原子又は低級アルキル基を表し、R4は水素原
子、低級アルキル基、フェニル基、メトキシフェニル
基、フェニル低級アルキル基、メトキシ−フェニル−低
級アルキル基、ヒドロキシフェニル−低級アルキル基、
ヒドロキシ低級アルキル基、アルコキシ低級アルキル
基、アミノ−低級アルキル基、アシルアミノ低級アルキ
ル基、メルカプト−低級アルキル基又は低級アルキルチ
オ−低級アルキル基を表し、RとR4はエステル又はア
ミドを形成して互いに結合されていてもよく、R3とR4
は互いに結合して、2個から4個の炭素原子を有するア
ルキレン橋、2個から3個の炭素原子及び硫黄原子を有
するアルキレン橋、二重結合又はアルキレン橋を前記の
ように含有する、3個から4個の炭素原子を有するアル
キレン橋を形成し、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、
低級アルキル基又はジ−低級アルキル基により置換され
ていてもよく、R6は低級アルキルチオールを表す〕で
示される化合物を、アミノ酸、N−アシルアミノ酸、2
個から5個のペプチド結合したアミノ酸基を有するペプ
チド又はN−アシルペプチドと自体公知のチオエステル
形成反応させることにより製造することができる。
【0023】一般式(II)で示される化合物の製造
は、例えば欧州特許出願第89116700.9号明細
書に記載の方法により実施することができる。
は、例えば欧州特許出願第89116700.9号明細
書に記載の方法により実施することができる。
【0024】その後、一般式(A):
【0025】
【化6】
【0026】(式中、R1,R2及びmは前記のものを表
す)で示されるニトラト脂肪酸をその遊離酸、反応性酸
ハロゲン原子化物、酸アジ化物、エステル及び酸無水物
の形で使用し及びアミノ酸及び/又はペプチドを含有す
る、一般式(B):
す)で示されるニトラト脂肪酸をその遊離酸、反応性酸
ハロゲン原子化物、酸アジ化物、エステル及び酸無水物
の形で使用し及びアミノ酸及び/又はペプチドを含有す
る、一般式(B):
【0027】
【化7】
【0028】(式中、R、R3、R4、R6、n及びoは
前記のものを表す)で示される化合物と反応させ、一般
式(II)で示される化合物を形成することができる。
前記のものを表す)で示される化合物と反応させ、一般
式(II)で示される化合物を形成することができる。
【0029】一般式(I)で示される化合物を薬理的に
認容される塩に変換するためには、該化合物を有利には
有機溶剤又は水性有機溶剤中で、当量の、場合により無
機又は有機酸と反応させる。該酸としては、塩酸、臭化
水素酸、硝酸、燐酸、硫酸、蟻酸、酢酸、プロピオン
酸、蓚酸、フマル酸、マレイン酸、琥珀酸、アジピン
酸、安息香酸、サリチル酸、O−アセトキシ安息香酸、
桂皮酸、ナフテン酸、マンデル酸、クエン酸、リンゴ
酸、酒石酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、メタンス
ルホン酸又はp−トルオールスルホン酸が該当する。
認容される塩に変換するためには、該化合物を有利には
有機溶剤又は水性有機溶剤中で、当量の、場合により無
機又は有機酸と反応させる。該酸としては、塩酸、臭化
水素酸、硝酸、燐酸、硫酸、蟻酸、酢酸、プロピオン
酸、蓚酸、フマル酸、マレイン酸、琥珀酸、アジピン
酸、安息香酸、サリチル酸、O−アセトキシ安息香酸、
桂皮酸、ナフテン酸、マンデル酸、クエン酸、リンゴ
酸、酒石酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、メタンス
ルホン酸又はp−トルオールスルホン酸が該当する。
【0030】一般式(I)で示される本発明に基づく新
規化合物及び該化合物の塩は、液体又は固体の形で腸管
内又は腸管外投与することができる。
規化合物及び該化合物の塩は、液体又は固体の形で腸管
内又は腸管外投与することができる。
【0031】注射媒体としては、有利には注射溶液とし
て通常の添加物、例えば安定化剤、溶解補助剤又は緩衝
剤を含有する水を使用する。この種の添加物は、例えば
酒石酸塩及びクエン酸塩緩衝剤、エタノール、錯体形成
剤(例えばエチレンジアミンテトラ酢酸及びその毒性の
ない塩)、粘度を調整する高分子ポリマー(例えば液状
ポリエチレンオキシド)である。固体の坦持物質は例え
ば澱粉、ラクトース、マンニット、メチルセルロース、
タルク、高分散シリカゲル酸、高分子脂肪酸(例えばス
テアリン酸)、ゼラチン、寒天、燐酸カルシウム、ステ
アリン酸マグネシウム、動物性及び植物性脂肪並びに固
体の高分子ポリマー(例えばポリエチレングリコール)
である。経口投与のために適当な調剤は、所望の場合は
味覚物質及び人工甘味料を有することができる。
て通常の添加物、例えば安定化剤、溶解補助剤又は緩衝
剤を含有する水を使用する。この種の添加物は、例えば
酒石酸塩及びクエン酸塩緩衝剤、エタノール、錯体形成
剤(例えばエチレンジアミンテトラ酢酸及びその毒性の
ない塩)、粘度を調整する高分子ポリマー(例えば液状
ポリエチレンオキシド)である。固体の坦持物質は例え
ば澱粉、ラクトース、マンニット、メチルセルロース、
タルク、高分散シリカゲル酸、高分子脂肪酸(例えばス
テアリン酸)、ゼラチン、寒天、燐酸カルシウム、ステ
アリン酸マグネシウム、動物性及び植物性脂肪並びに固
体の高分子ポリマー(例えばポリエチレングリコール)
である。経口投与のために適当な調剤は、所望の場合は
味覚物質及び人工甘味料を有することができる。
【0032】本発明の他の構成によれば、医薬は本発明
による化合物及び/又は該化合物の混合物を含有する。
による化合物及び/又は該化合物の混合物を含有する。
【0033】該医薬は循環系疾患の治療のために、例え
ば冠状血管拡張薬として、高血圧、心不全の治療薬とし
て、脳及び腎臓の血管も含めた末梢血管の拡張のために
使用することができる。
ば冠状血管拡張薬として、高血圧、心不全の治療薬とし
て、脳及び腎臓の血管も含めた末梢血管の拡張のために
使用することができる。
【0034】予め算定した量で、本発明による化合物を
1種以上含有する製薬的調剤を遅延製剤形で、又は規則
的間隔をおいて1日に複数回(1日2ないし3回)投与
することができる。通常1日に投与される作用物質の量
は、体重75kgに対して1日当り20〜300mgで
ある。注射の形では、本発明による化合物を1日当り1
〜8回もしくは長時間注入により投与することができ
る。通常は1日当り5〜200mgの量で十分である。
1種以上含有する製薬的調剤を遅延製剤形で、又は規則
的間隔をおいて1日に複数回(1日2ないし3回)投与
することができる。通常1日に投与される作用物質の量
は、体重75kgに対して1日当り20〜300mgで
ある。注射の形では、本発明による化合物を1日当り1
〜8回もしくは長時間注入により投与することができ
る。通常は1日当り5〜200mgの量で十分である。
【0035】典型的な錠剤は以下の組成を有する: 1) N−ニトラトピバロイル−S−(N−アセチルグリシル)−L−システ インエチルエステル 25mg 2) 澱粉,U.S.P. 57mg 3) ラクトース,U.S.P. 73mg 4) タルク,U.S.P. 9mg 5) ステアリン酸 6mg 物質1,2及び3をふるいにかけ、粒状化し、4及び5と均質に混合し、引続 き錠剤にする。
【0036】
【実施例】本発明を実施例により説明するが、本発明は
該例に限定されない。
該例に限定されない。
【0037】例1 N−ニトラトピバロイル−S−(N−アセチルグリシ
ル)−L−システインエチルエステルの製造 N−アセチルグリシン48g(0.41モル)を室温で
撹拌下で塩化メチレン(CH2Cl2)300ml中に懸
濁させ、10℃に冷却した。撹拌下でCH2Cl2300
ml中のN−ニトラトピバロイル−L−システインエチ
ルエステル109.8g(0.373モル)溶液を弱い
発熱反応で加えた。反応混合物を撹拌して5℃に冷却
し、CH2Cl2200ml中のジシクロヘキシルカルボ
ジイミド(DCC)84.6g(0.41モル)溶液
を、温度が5℃〜10℃の範囲内になるように撹拌下で
緩慢に滴加した。室温に加熱後、4日間室温で撹拌し
た。DCC−尿素を吸引濾過し、それぞれCH2Cl21
00mlで2度洗浄した。
ル)−L−システインエチルエステルの製造 N−アセチルグリシン48g(0.41モル)を室温で
撹拌下で塩化メチレン(CH2Cl2)300ml中に懸
濁させ、10℃に冷却した。撹拌下でCH2Cl2300
ml中のN−ニトラトピバロイル−L−システインエチ
ルエステル109.8g(0.373モル)溶液を弱い
発熱反応で加えた。反応混合物を撹拌して5℃に冷却
し、CH2Cl2200ml中のジシクロヘキシルカルボ
ジイミド(DCC)84.6g(0.41モル)溶液
を、温度が5℃〜10℃の範囲内になるように撹拌下で
緩慢に滴加した。室温に加熱後、4日間室温で撹拌し
た。DCC−尿素を吸引濾過し、それぞれCH2Cl21
00mlで2度洗浄した。
【0038】合したCH2Cl2相を、9%のNaHCO
3溶液200ml、1N−HCl300ml及び蒸留水
300mlでそれぞれ1度、連続して洗浄した。引続き
塩化メチレン相を水不含の硫酸ナトリウム上で乾燥し、
回転蒸発器(Rotavapor(R),Buechi)で一定重量まで濃
縮した。
3溶液200ml、1N−HCl300ml及び蒸留水
300mlでそれぞれ1度、連続して洗浄した。引続き
塩化メチレン相を水不含の硫酸ナトリウム上で乾燥し、
回転蒸発器(Rotavapor(R),Buechi)で一定重量まで濃
縮した。
【0039】収量は、淡黄色の油状物としてのN−ニト
ラトピバロイル−S−(N−アセチルグリシル)−L−
システインエチルエステル162.9g(理論値14
6.74g)であった。
ラトピバロイル−S−(N−アセチルグリシル)−L−
システインエチルエステル162.9g(理論値14
6.74g)であった。
【0040】N−ニトラトピバロイル−S−(N−アセ
チルグリシル)−L−システインエチルエステル16
2.9gを室温で酢酸エチル470ml中に溶かした。
室温で15分間撹拌後、未溶の白い沈殿物を瀘別した。
澄んだ淡黄色の瀘液にn−ヘキサン390mlを室温撹
拌下で緩慢に混合した。
チルグリシル)−L−システインエチルエステル16
2.9gを室温で酢酸エチル470ml中に溶かした。
室温で15分間撹拌後、未溶の白い沈殿物を瀘別した。
澄んだ淡黄色の瀘液にn−ヘキサン390mlを室温撹
拌下で緩慢に混合した。
【0041】該瀘液に接種結晶を添加し、室温で夜通し
撹拌した。沈殿した結晶を吸引濾過し、酢酸エチル20
ml及びn−ヘキサン80mlからなる混合物100m
lでそれぞれ2度、室温で洗浄した。
撹拌した。沈殿した結晶を吸引濾過し、酢酸エチル20
ml及びn−ヘキサン80mlからなる混合物100m
lでそれぞれ2度、室温で洗浄した。
【0042】結晶を真空乾燥棚内で、室温、真空2mm
Hgで一定重量まで乾燥させた。
Hgで一定重量まで乾燥させた。
【0043】N−ニトラトピバロイル−S−(N−アセ
チルグリシル)−L−システインエチルエステル収量は
85.4g(理論値146.74g)であった。
チルグリシル)−L−システインエチルエステル収量は
85.4g(理論値146.74g)であった。
【0044】沸点:71.8℃例2 N−ニトラトピバロイル−S−(N−アセチルアラニ
ル)−L−システインエチルエステルの製造 N−アセチルアラニン53.8g(0.41モル)を室
温撹拌下で、塩化メチレン(CH2Cl2)300ml中
で懸濁させ、かつ10℃に冷却した。撹拌下で、CH2
Cl2300ml中のN−ニトラトピバロイル−L−シ
ステインエチルエステル109.8g(0.373モ
ル)溶液を、弱い発熱反応で加えた。反応混合物を撹拌
下で5℃に冷却し、CH2Cl2200ml中のジシクロ
ヘキシルカルボジイミド(DCC)84.6g(0.4
1モル)溶液を、温度が5℃〜10℃の範囲内になるよ
うに撹拌下で緩慢に滴加した。室温に加熱した後、4日
間室温で撹拌した。DCC−尿素を吸引濾過し、CH2
Cl2100mlでそれぞれ2度洗浄した。
ル)−L−システインエチルエステルの製造 N−アセチルアラニン53.8g(0.41モル)を室
温撹拌下で、塩化メチレン(CH2Cl2)300ml中
で懸濁させ、かつ10℃に冷却した。撹拌下で、CH2
Cl2300ml中のN−ニトラトピバロイル−L−シ
ステインエチルエステル109.8g(0.373モ
ル)溶液を、弱い発熱反応で加えた。反応混合物を撹拌
下で5℃に冷却し、CH2Cl2200ml中のジシクロ
ヘキシルカルボジイミド(DCC)84.6g(0.4
1モル)溶液を、温度が5℃〜10℃の範囲内になるよ
うに撹拌下で緩慢に滴加した。室温に加熱した後、4日
間室温で撹拌した。DCC−尿素を吸引濾過し、CH2
Cl2100mlでそれぞれ2度洗浄した。
【0045】合した塩化メチレン相を、9%のNaHC
O3溶液200ml、1N−HCl300ml及び蒸留
水300mlでそれぞれ1度、連続して洗浄した。引続
き塩化メチレン相を水不含の硫酸ナトリウム上で乾燥
し、回転蒸発器(Rotavapor(R),Buechi)で一定重量ま
で濃縮した。
O3溶液200ml、1N−HCl300ml及び蒸留
水300mlでそれぞれ1度、連続して洗浄した。引続
き塩化メチレン相を水不含の硫酸ナトリウム上で乾燥
し、回転蒸発器(Rotavapor(R),Buechi)で一定重量ま
で濃縮した。
【0046】収量は、淡黄色の油状物としてのN−ニト
ラトピバロイル−S−(N−アセチルアラニル)−L−
システインエチルエステル160.5g(理論値15
1.84g)であった。
ラトピバロイル−S−(N−アセチルアラニル)−L−
システインエチルエステル160.5g(理論値15
1.84g)であった。
【0047】N−ニトラトピバロイル−S−(N−アセ
チルアラニル)−L−システインエチルエステル16
0.5gを、酢酸エチル345ml中に室温で溶かし
た。15分間撹拌後、室温で未溶の白色の沈殿物を瀘別
した。澄んだ淡黄色の濾過液にn−ヘキサン345ml
を室温撹拌下で緩慢に混合した。
チルアラニル)−L−システインエチルエステル16
0.5gを、酢酸エチル345ml中に室温で溶かし
た。15分間撹拌後、室温で未溶の白色の沈殿物を瀘別
した。澄んだ淡黄色の濾過液にn−ヘキサン345ml
を室温撹拌下で緩慢に混合した。
【0048】該溶液に接種結晶を添加し、室温で夜通し
撹拌した。沈殿した結晶を吸引濾過し、酢酸エチル20
ml及びn−ヘキサン80mlからなる混合物100m
lでそれぞれ2度室温で洗浄した。
撹拌した。沈殿した結晶を吸引濾過し、酢酸エチル20
ml及びn−ヘキサン80mlからなる混合物100m
lでそれぞれ2度室温で洗浄した。
【0049】結晶を真空乾燥棚で室温、真空2mmHg
で、一定重量まで乾燥した。
で、一定重量まで乾燥した。
【0050】収量は、N−ニトラトピバロイル−S−
(N−アセチルアラニル)−L−システインエチルエス
テル78.2g(理論値151.84g)であった。
(N−アセチルアラニル)−L−システインエチルエス
テル78.2g(理論値151.84g)であった。
【0051】 沸点:76.6℃例3 N−ニトラトピバロイル−S−(N−アセチルロイシ
ル)−L−システインエチルエステルの製造 ニトラトピバリン酸システインエチルエステル0.02
モル(≒6g)をジクロルメタン100ml中に溶かし
た。10℃でかつ窒素を供給しながら、N−アセチル−
ロイシン0.03モル(≒5.19g)及びジメチルア
ミノピリジン(DMAP)0.1gを緩慢に添加した。
引続きジクロルメタン80ml中に溶かした、ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド(DCC)0.03モル(≒
6.15g)を滴加した。該液を室温で夜通し撹拌し
た。
ル)−L−システインエチルエステルの製造 ニトラトピバリン酸システインエチルエステル0.02
モル(≒6g)をジクロルメタン100ml中に溶かし
た。10℃でかつ窒素を供給しながら、N−アセチル−
ロイシン0.03モル(≒5.19g)及びジメチルア
ミノピリジン(DMAP)0.1gを緩慢に添加した。
引続きジクロルメタン80ml中に溶かした、ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド(DCC)0.03モル(≒
6.15g)を滴加した。該液を室温で夜通し撹拌し
た。
【0052】後処理:バッチを吸引濾過した。溶液を当
量の0.1N−HCl溶液、NaHCO3飽和溶液及び
H2O(蒸留)で連続して抽出した。引続き溶剤を回転
蒸発器(Rotavapor(R),Buechi)で濃縮した。油状の残
滓10gが残留した。
量の0.1N−HCl溶液、NaHCO3飽和溶液及び
H2O(蒸留)で連続して抽出した。引続き溶剤を回転
蒸発器(Rotavapor(R),Buechi)で濃縮した。油状の残
滓10gが残留した。
【0053】再結晶化:油状物10gを弱く加熱して、
エタノール45ml及びH2O(蒸留)40ml中に溶
かした。該物質を冷却棚内で夜通し晶出させた。結晶を
吸引濾過し、真空乾燥棚内で乾燥させた。
エタノール45ml及びH2O(蒸留)40ml中に溶
かした。該物質を冷却棚内で夜通し晶出させた。結晶を
吸引濾過し、真空乾燥棚内で乾燥させた。
【0054】質量分析により構造を確認した。
【0055】融点: 91.4℃ HPLC分析: 98.7% 収率: 5g=0.012モル=57.4
%d.Th.
%d.Th.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07K 5/06 A61K 37/02 ABS (72)発明者 エドガー フリッチ ドイツ連邦共和国 シュヴァルムタール −リュッテルフォルスト リュッテルフ ォルスト 113 ブルンネンホーフ (72)発明者 ラルフ カンツラー ドイツ連邦共和国 レフェルクゼン 1 モンタヌスシュトラーセ 8 (72)発明者 マルチン フェーリッシュ ドイツ連邦共和国 デュッセルドルフ 1 ハイゲルヴェーク 33 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 235/12 A61K 31/195 A61K 31/215 A61K 38/00 C07C 327/34 C07K 5/06 CA(STN)
Claims (9)
- 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 〔式中、 Rは、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルケン
オキシ基、ジ−低級アルキル−アミノ−低級アルコキシ
基、アシルアミノ−低級アルコキシ基、アシルオキシ−
低級アルコキシ基、アリールオキシ基、アリール低級ア
ルキルオキシ基、置換されたアリールオキシ基又は置換
されたアリール低級アルコキシ基を表し、その場合、置
換基はメチル基、ハロゲン原子、又はメトキシ基であ
り、又はアミノ基、低級アルキルアミノ基、ジ−低級ア
ルキルアミノ基、アリール低級アルキルアミノ基、ヒド
ロキシ低級アルキルアミノ基又はペプチド結合を介する
アミノ酸基を表し、 R1は水素原子、1個から6個の炭素原子を有するアル
キル基、置換された低級アルキル基を表し、その場合、
置換基はハロゲン原子、ヒドロキシ基、低級アルコキシ
基、アリールオキシ基、アミノ基、低級アルキルアミノ
基、アシルアミノ基、アシルオキシ基、アリールアミノ
基、メルカプト基、低級アルキルチオ基、アリールチオ
基であり、 R2は、R1と同様に水素原子又は低級アルキル基を表
し、 R3は、水素原子又は低級アルキル基を表し、 R4は、水素原子、低級アルキル基、フェニル基、メト
キシフェニル基、フェニル低級アルキル基、メトキシ−
フェニル−低級アルキル基、ヒドロキシフェニル−低級
アルキル基、ヒドロキシ低級アルキル基、アルコキシ低
級アルキル基、アミノ−低級アルキル基、アシルアミノ
低級アルキル基、メルカプト−低級アルキル基又は低級
アルキルチオ−低級アルキル基を表し、 R5は、低級アルキルチオールのS−アシル化合物、特
にそのアミノ酸チオエステル、N−アシルアミノ酸チオ
エステル、ペプチドチオエステル又はN−アシルペプチ
ドチオエステルを表し、これらは2個から5個のペプチ
ド結合したアミノ酸基を有し、 RとR4は、エステル又はアミドを形成して互いに結合
されていてもよく、 R3とR4は、互いに結合して、2個から4個の炭素原子
を有するアルキレン橋、2個から3個の炭素原子及び硫
黄原子を有するアルキレン橋、二重結合又はアルキレン
橋を前記のように含有する、3個から4個の炭素原子を
有するアルキレン橋を形成し、ヒドロキシ基、低級アル
コキシ基、低級アルキル基又はジ−低級アルキル基によ
り置換されていてもよく、 m、n及びoは0から10までの数を表す〕で示される
化合物並びに該化合物の生理的に認容される塩。 - 【請求項2】 化合物のニトラト脂肪酸成分が2個から
6個の炭素原子の鎖長を有し、直鎖状、枝分かれ鎖状、
ラセミ又は光学異性体である請求項1記載の化合物。 - 【請求項3】 硫黄含有のアミノ酸が、有利にはシステ
イン、メチオニン又はホモシステインである請求項1又
は2記載の化合物。 - 【請求項4】 アミノ酸が立体化学的にL型である請求
項1から3までのいずれか1項記載の化合物。 - 【請求項5】 硫黄含有のアミノ酸がC−末端位でエス
テル化されている請求項1から4までのいずれか1項記
載の化合物。 - 【請求項6】 アミノ酸のシステイン及び/又はメチオ
ニンがメチル、エチル又はプロピルエステルとして存在
する請求項1から5までのいずれか1項記載の化合物。 - 【請求項7】 化合物が a) N−ニトラトピバロイル−S−(N−アセチルグ
リシル)−L−システインエチルエステル、 b) N−ニトラトピバロイル−S−(N−アセチルア
ラニル)−L−システインエチルエステル、 c) N−ニトラトピバロイル−S−(N−アセチルロ
イシル)−L−システインエチルエステルである請求項
1から6までのいずれか1項記載の化合物。 - 【請求項8】 一般式(I): 【化2】 〔式中、 Rは、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルケン
オキシ基、ジ−低級アルキル−アミノ−低級アルコキシ
基、アシルアミノ−低級アルコキシ基、アシルオキシ−
低級アルコキシ基、アリールオキシ基、アリール低級ア
ルキルオキシ基、置換されたアリールオキシ基又は置換
されたアリール低級アルコキシ基を表し、その場合、置
換基はメチル基、ハロゲン原子、又はメトキシ基であ
り、又はアミノ基、低級アルキルアミノ基、ジ−低級ア
ルキルアミノ基、アリール低級アルキルアミノ基、ヒド
ロキシ低級アルキルアミノ基又はペプチド結合を介する
アミノ酸基を表し、 R1は水素原子、1個から6個の炭素原子を有するアル
キル基、置換された低級アルキル基を表し、その場合、
置換基はハロゲン原子、ヒドロキシ基、低級アルコキシ
基、アリールオキシ基、アミノ基、低級アルキルアミノ
基、アシルアミノ基、アシルオキシ基、アリールアミノ
基、メルカプト基、低級アルキルチオ基、アリールチオ
基であり、 R2は、R1と同様に水素原子又は低級アルキル基を表
し、 R3は、水素原子又は低級アルキル基を表し、 R4は、水素原子、低級アルキル基、フェニル基、メト
キシフェニル基、フェニル低級アルキル基、メトキシ−
フェニル−低級アルキル基、ヒドロキシフェニル−低級
アルキル基、ヒドロキシ低級アルキル基、アルコキシ低
級アルキル基、アミノ−低級アルキル基、アシルアミノ
低級アルキル基、メルカプト−低級アルキル基又は低級
アルキルチオ−低級アルキル基を表し、 R5は、低級アルキルチオールのS−アシル化合物、特
にそのアミノ酸チオエステル、N−アシルアミノ酸チオ
エステル、ペプチドチオエステル又はN−アシルペプチ
ドチオエステルを表し、これらは2個から5個のペプチ
ド結合したアミノ酸基を有し、 RとR4は、エステル又はアミドを形成して互いに結合
されていてもよく、 R3とR4は、互いに結合して、2個から4個の炭素原子
を有するアルキレン橋、2個から3個の炭素原子及び硫
黄原子を有するアルキレン橋、二重結合又はアルキレン
橋を前記のように含有する、3個から4個の炭素原子を
有するアルキレン橋を形成し、ヒドロキシ基、低級アル
コキシ基、低級アルキル基又はジ−低級アルキル基によ
り置換されていてもよく、 m、n及びoは0から10までの数を表す〕で示される
ニトラトアルカンカルボン酸誘導体並びにその生理学的
に認容される塩を製造する方法において、一般式(I
I): 【化3】 〔式中、 Rは、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルケン
オキシ基、ジ−低級アルキル−アミノ−低級アルコキシ
基、アシルアミノ−低級アルコキシ基、アシルオキシ−
低級アルコキシ基、アリールオキシ基、アリール低級ア
ルキルオキシ基、置換されたアリールオキシ基又は置換
されたアリール低級アルコキシ基を表し、その場合、置
換基はメチル、ハロゲン原子又はメトキシであり、又は
アミノ基、低級アルキルアミノ基、ジ−低級アルキルア
ミノ基、アリール低級アルキルアミノ基、ヒドロキシ低
級アルキルアミノ基又はペプチド結合を介するアミノ酸
基を表し、 R1は水素原子、1個から6個の炭素原子を有するアル
キル基、置換された低級アルキル基を表し、その場合、
置換基はハロゲン原子、ヒドロキシ基、低級アルコキシ
基、アリールオキシ基、アミノ基、低級アルキルアミノ
基、アシルアミノ基、アシルオキシ基、アリールアミノ
基、メルカプト基、低級アルキルチオ基、アリールチオ
基であり、 R2はR1と同様に水素原子又は低級アルキル基を表し、 R3は水素原子又は低級アルキル基を表し、 R4は水素原子、低級アルキル基、フェニル基、メトキ
シフェニル基、フェニル低級アルキル基、メトキシ−フ
ェニル−低級アルキル基、ヒドロキシフェニル−低級ア
ルキル基、ヒドロキシ低級アルキル基、アルコキシ低級
アルキル基、アミノ−低級アルキル基、アシルアミノ低
級アルキル基、メルカプト−低級アルキル基又は低級ア
ルキルチオ−低級アルキル基を表し、 RとR4はエステル又はアミドを形成して互いに結合さ
れていてもよく、 R3とR4は互いに結合して、2個から4個の炭素原子を
有するアルキレン橋、2個から3個の炭素原子及び硫黄
原子を有するアルキレン橋、二重結合又はアルキレン橋
を前記のように含有する、3個から4個の炭素原子を有
するアルキレン橋を形成し、ヒドロキシ基、低級アルコ
キシ基、低級アルキル基又はジ−低級アルキル基により
置換されていてもよく、 R6は低級アルキルチオールを表す〕で示される化合物
を通常の方法で、アミノ酸及び/又はN−アシルアミノ
酸、ペプチド結合した2個から5個のアミノ酸基を有す
るペプチド及び/又はN−アシルペプチドとチオエステ
ル形成反応させ、引続き所望の場合は得られた化合物を
生理的に認容される塩に変換することを特徴とする、ニ
トラトアルカンカルボン酸誘導体の製造方法。 - 【請求項9】 請求項1から8までのいずれか1項記載
の化合物1種以上並びに常用の坦持物質及び補助物質を
含有する、心臓及び循環系疾患を予防する医薬。
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