JP2847934B2 - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真感光体に関するものであり、特に導
電性支持体、下引き層、電荷発生層及び電荷輸送層から
なる機能分離型電子写真感光体に関する。
〔従来の技術〕
従来、電子写真方式を用いた複写機、レーザープリン
ター、LEDプリンター等に用いられる電子写真感光体に
おいて、電荷発生材料として、有機化合物を用いた場
合、帯電性が低い、繰り返し安定性に欠ける等の問題が
あった。
また、特に最近、レーザープリンター用感光体等で、
干渉縞の発生を防止するために、種々の手段で導電性支
持体表面を粗面化する方法がとられているが、この場
合、粗面化した支持体表面に電荷発生層を塗布する際、
はじき、ぶつ等の塗布欠陥が発生したり、支持体からの
局所的な電荷の注入により、画像上に黒ポチ、白抜け等
が発生するなどの問題があった。
これらの問題を解決する手段として、導電性支持体と
電荷発生層との間に下引き層を設けることが、一般に知
られている。
この下引き層を形成するための材料としては、ポリ酢
酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラー
ル、ポリビニルメチルエーテル、ポリアミド、熱可塑性
ポリエステル、フェノキシ樹脂、ガゼイン、ゼラチン、
ニトロセルロース等の熱可塑性樹脂、ポリイミド、ポリ
エチレンイミン、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、フェノ
ール樹脂、ポリウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂が知られ
ている。
しかしながら、これらの樹脂を用いて下引き層を形成
した場合、帯電性や、塗布、画質欠陥制御性の向上のた
めに下引き層を厚くすると、感度の低下、繰り返し使用
時の残留電位の増大などを引き起こす。一方、これらの
特性を改善すべく、下引き層を薄くした場合には、帯電
性や塗布、画像欠陥を十分に抑制できなくなる。
また、下引き層を厚くしたときの問題を回避するため
に、樹脂中に有機または無機の導電性粒子を分散させる
方法も試みられているが、期待される性能は得られてい
ない。
これに対し、特開昭61−94057号公報に示されるよう
に、有機金属化合物を主成分とした下引き層を用いる
と、感度の低下、残留電位の増加を引き起こすことな
く、塗布欠陥や画質欠陥を抑制できることが知られてい
る。しかしながら、このような有機金属化合物のみを主
成分とした場合、塗布、乾燥後の膜にクラックが入り易
く、膜厚を約0.3μm以上にすることが難しい。一方、
前記のように干渉縞防止対策として粗面化した導電性支
持体上に感光体を作成する場合には、下引き層は支持体
表面の凹凸を十分隠蔽できるだけの膜厚にする必要があ
るが、上記の有機金属化合物を主成分とした下引き層
は、それに対処することができない。
また、特開平2−59767号公報には、有機チタン化合
物とシランカップリング剤、及びポリビニルアセタール
樹脂からなる下引き層が開始されており、実施例におい
て1〜3μmの膜厚が得られている。しかしながら、本
発明者等の検討によれば、ここに示されているポリビニ
ルアセタール樹脂の配合量では、特に低温低湿下で感度
の低下、残留電位の増加等が著しいことが判明した。
〔発明が解決しようとする課題〕
したがって、本発明は、従来の技術における上記のよ
うな問題点を解決することを目的としてなされたもので
ある。
即ち、本発明の目的は、導電性支持体、下引き層、電
荷発生層、電荷輸送層からなる機能分離型電子写真感光
体において、帯電性が高く、繰り返し安定性に優れ、か
つ、表面が粗面化された導電性支持体を用いても、塗布
欠陥、画像欠陥等のない電子写真感光体を提供すること
にある。また、本発明の他の目的は、高温高湿から低温
低湿に至るまで安定した帯電性と、低い残留電位を示す
電子写真感光体を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、導電性支持体、下引き層、電荷発生層及び
電荷輸送層からなる機能分離型電子写真感光体におい
て、下引き層が有機金属化合物とシランカップリング剤
及びそれらと相溶する有機樹脂化合物を主成分として含
有し、該有機樹脂化合物が、有機金属化合物とシランカ
ップリング剤の合計量に対して5〜25重量%含有される
ことを特徴とする。
以下、本発明について詳細に説明する。第1図は、本
発明の電子写真感光体の断面を示す模式図であって、1
は導電性支持体、2は電荷発生層、3は電荷輸送層、4
は下引き層を示す。
本発明において、導電性支持体としては、アルミニウ
ム、銅、ステンレス鋼等の金属製ドラム及びシート、プ
ラスチックフィルム及び紙等にアルミニウム等の金属箔
をラミネートしたもの、または、アルミニウムや金属を
蒸着したもの、さらに、金属或いは樹脂性ドラム上に導
電性粒子を分散させた樹脂層を塗布したもの等があげら
れる。また、必要に応じて、上記金属製ドラムの表面に
は、干渉縞防止用の粗面化処理が施されていてもよい。
下引き層は、有機金属化合物、シランカップリング剤
及び有機樹脂化合物からなる。
有機金属化合物としては、金属の原子価により次のよ
うなものが用いられる。
IV価の金属を有する化合物としては、ジルコニウム化
合物として、ジルコニウムテトラアセチルアセトネー
ト、ジルコニウムジブトキシビスアセチルアセトネー
ト、ジルコニウムトリブトキシアセチルアセトネート、
ジルコニウムテトラキスエチルアセトアセテート、ジル
コニウムブトキシトリスエチルアセトアセテート、ジル
コニウムブトキシビスエチルアセトアセテート、ジルコ
ニウムトリブトキシモノエチルアセトアセテート、ジル
コニウムテトラキスエチルラクテート、ジルコニウムジ
ブトキシビスエチルラクテート、ビスアセチルアセトネ
ートビスエチルアセトアセテートジルコニウム、モノア
セチルアセトネートトリスエチルアセトアセテートジル
コニウム、ビスアセチルアセトネートビスエチルラクテ
ートジルコニウム等のジルコニウムキレート化合物、ジ
ルコニウムn−ブチレート、ジルコニウムn−プロピレ
ート等のジルコニウムアルコキシド等があげられる。
チタニウム化合物としては、一般式(I)で表わされ
るチタンオルソエステル (式中、R1、R2、R3及びR4は、互いに独立したものであ
って、それぞれメチル基、エチル基、n−プロピル基、
イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、クレジ
ル基、ステアリル基、ヘキシル基、ノニル基、セチル基
を示す、 下記一般式(II)で示されるポリオルソチタン酸エス
テル (式中、R1、R2、R3及びR4は、それぞれ前記一般式
(I)で示されるものと同じ意味を有する) 下記一般式(III)で表わされるチタンキレート化合
物 Ti(L)nX1-n (III) (式中、Lはキレート基、Xはエステル基、nは1〜4
を示す。また、配位子種としては、オクチレングリコー
ル、アセチルアセトン等のβ−ジケトン、乳酸、リンゴ
酸、酒石酸、サリチル酸等のヒドロキシカルボン酸、ア
セト酢酸エステル等のケトエステル、及びジアセトンア
ルコール等のケトアルコール等があげられる。
III価の金属を有する化合物としては、アルミニウム
イソプロピレート、モノsec−ブトキシアルミニウムジ
イソプロピレート、アルミニウムsec−ブチレート、ア
ルミニウムエチレート等のアルミニウムアルコレート、
アルミニウムエチルアセトアセテートジイソプロピレー
ト、アルミニウムトリス(エチルアセトアセテート)、
アルミニウムトリス(アセチルアセトネート)、アルミ
ニウムビスエチルアセトアセテートモノアセチルアセト
ネート等のアルミニウムキレート化合物;インジウムメ
チレート、インジウムエチレート、インジウムイソプロ
ピレート、インジウルn−ブチレート等のインジウムア
ルコレート;アンチモンメチレート、アンチモンエチレ
ート、アンチモンイソプロピレート、アンチモンn−ブ
チレート等のアンチモンアルコレート;ボロンメチレー
ト、ボロンエチレート、ボロンイソプロピレート、ボロ
ンn−ブチレート等のボロンアルコレート等があげられ
る。
II価の金属を有する化合物としては、マンガン(II)
ビス−(アセチルアセトネート)、亜鉛(II)ビス−
(アセチルアセトネート)、錫(II)ビス−(アセチル
アセトネート)等があげられる。
シランカップリング剤としては、例えば、ビニルトリ
クロルシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリ
ス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロ
ピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−
γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−(ア
ミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシ
ラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、γ−メ
ルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエト
キシシラン、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメ
トキシシラン、トリメチルモノメトキシシラン、ジフェ
ニルジメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、
モノフェニルトリメトキシシラン、γ−(2−アミノエ
チル)アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−(2−
アミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン等
があげられる。
また、有機樹脂化合物としては、ポリウレタン樹脂、
ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルホマール樹脂、
ポリ酢酸ビニル樹脂等が用いられる。
本発明において、下引き層は、上記の有機金属化合
物、シランカップリング剤、有機樹脂化合物をそれぞれ
少なくとも1種含むが、各々2種以上混合して用いるこ
とができる。有機金属化合物に対するシランカップリン
グ剤の量は、5〜95重量%の範囲で任意に設定すること
ができる。
本発明において、有機金属化合物とシランカップリン
グ剤の合計量に対する有機樹脂化合物の量は、5〜25重
量%の範囲で設定することが必要である。何故ならば、
有機樹脂化合物を有機金属化合物とシランカップリング
剤の合計量に対して、5重量%よりも少なくした場合に
は、下引き層にはクラックが入り易くなり、一方、25重
量%よりも多くした場合には、塗布液がゲル化し易くな
り、また、電子写真感光体の電子写真特性の劣化、特に
低温、低湿下において感度の低下、残留電位の増大を引
き起こすからである。
下引き層の膜厚は、0.1〜10μmの範囲で任意に設定
されるが、特に0.5〜1μmの範囲が好ましい。
下引き層の形成は、上記の材料を混合した後、溶媒で
希釈して、スプレー塗布、浸漬塗布等により、導電性支
持体上に塗布し、その後、100〜200℃の温度範囲で乾燥
することにより行われる。
このようにして得られた下引き層は、その上に塗布さ
れる塗布液の溶剤の侵されることがなく、また、導電性
支持体表面の凹凸を隠蔽し、塗布欠陥、画質欠陥を引き
起こすことがない。また、電気特性上は、帯電性を向上
させ、感度の低下や繰り返し使用時の残留電位の増加な
ども引き起こすことがなく、高温高湿から低温低湿に至
るまで安定した帯電性と低い残留電位を示す。
本発明の電子写真感光体における電荷発生層として
は、電荷発生材料を結着樹脂中に分散し、スプレー塗布
法、浸漬塗布法等により塗布した後、乾燥させたもの
や、電荷発生材料を真空蒸着法などにより直接成膜させ
たもの等が用いられる。
電荷発生材料としては、例えばクロロダイアンブルー
等のアゾ染料、アントアントロン、ピレンキノン等のキ
ノン顔料、キノシアニン顔料ペリレン顔料、ペリノン顔
料、インジゴ顔料、ビスベンゾイミダゾール顔料、銅フ
タロシアニン、バナジルフタロシアニン、チタニルフタ
ロシアニン等のフタロシアニン顔料、アズレニウム塩、
スクエアリウム顔料、キナクリドン顔料等を用いること
ができる。
結着樹脂としては、ポリビニルブチラール、ポリアリ
レート(ビスフェノールAとフタル酸の重縮合体)、ポ
リカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、フェノキシ樹
脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニ
ル、アクリル樹脂、ポリアクリルアミド、ポリアミド樹
脂、ポリビニルピリジン、セルロース系樹脂、ウレタン
樹脂、エポキシ樹脂、カゼイン、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン等の絶縁性樹脂があげられ
る。
電荷発生層の膜厚は、0.01〜5μmの範囲で任意に設
定されるが、好ましくは、0.1〜0.5μmの範囲である。
電荷輸送層は、結着樹脂を溶剤に溶解し、ごれに電荷
輸送材料を加えた溶液を、スプレー塗布法、浸漬塗布法
等により塗布した後、乾燥させることにより形成され
る。電荷輸送材料としては、例えば、アントラセン、ピ
レン、フェナントレン等の多環芳香族化合物、または、
インドール、カルバゾール、イミダゾール等の含窒素複
素環を有する化合物、ピラゾリン化合物、ヒドラゾン化
合物、トリフェニルメタン化合物、トリフェニルアミン
化合物、エナミン化合物、スチルベン化合物等が用いら
れる。また、結着樹脂としては、成膜性のある樹脂なら
ば如何なるものであってもよく、例えば、ポリエステ
ル、ポリサルホン、ポリカーボネート、ポリメチルメタ
クリレート等が用いられる。
電荷輸送層の膜厚は、5〜30μmの範囲で任意に設定
されるが、好ましくは15〜25μmの範囲である。
〔実施例〕
以下に、本発明を実施例によってさらに詳細に説明す
る。
実施例1 アセチルアセトンジルコニウム 20重量部 ブトキシド(オルガチックスZC540、松本交商社製) γ−アミノプロピルトリエトキシシラン 2重量部 ポリビニルブチラール樹脂 1.5重量部 (エスレックBM−S、積水化学(株)製) n−ブチルアルコール 70重量部 上記成分からなる溶液を、40mmφ×318mmのサイズの
アルミニウムパイプ上に浸漬塗布した後、150℃で10分
間乾燥させて、膜厚0.9μmの下引き層を形成した。
X型無金属フタロシアニン 5重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 5重量部 (VMCH、ユニオンカーバイド社製) 酢酸n−ブチル 200重量部 次に、上記の成分を1mmφのガラスビーズを用いたサ
ンドミルで2時間分散して得られた分散液を、上記の下
引き層上に浸漬塗布し、100℃で10分間乾燥させて、膜
厚0.2μmの電荷発生層を形成した。
次に、上記成分からなる溶液を上記電荷発生層上に浸
漬塗布した後、135℃で1時間乾燥させて、膜厚20μm
の電荷輸送層を形成し、電子写真感光体を作成した。
このようにして得られた電子写真感光体は、レーザー
プリンター(XP−11、富士ゼロックス(株)製)を改造
した評価装置内で、電気特性及び画質特性の評価を行な
った。電気特性の評価は、通常常湿(20℃、40%RH)及
び低温低湿(10℃、15%RH)において、上記装置内の現
像位置での電位を測定することにより行なった。ここ
で、帯電後レーザー光照射しない場合の電位をVH、12er
g/cm2の光を照射した場合の電位をVRとする。また、こ
の評価位置において、実際にプリントを出力させて、画
像上の欠陥の評価も行なった。それ等の結果を第1表に
示す。
実施例2 ジルコニウムn−ブトキシド 20重量部 (オルガチックスZA60、松本交商社製) γ−アミノプロピルトリエトキシシラン 2重量部 ポリビニルブチラール樹脂 1.5重量部 (エスレックBM−S、積水化学(株)製) n−ブチルアルコール 70重量部 下引き層の成分を、上記の組成に変更した以外は、実
施例1と同様にして電子写真感光体を作成し、同様に評
価を行なった。
実施例3 実施例2の下引き層の成形のうち、ポリビニルブチラ
ール樹脂をポリビニルホルマール樹脂(デンカホルマー
ル#20)に変更した以外は、実施例2と同様にして電子
写真感光体を作成し、同様に評価を行なった。
実施例4 チタンアセチルアセトネート 10重量部 (オルガチックスTC100、松本交商社製) γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキ
シシラン 1重量部 ポリビニルブチラール樹脂 1.5重量部 (エスレックBM−1、積水化学(株)製) イソプロピルアルコール 70重量部 下引き層の成分を、上記の組成に変更した以外は、実
施例1と同様にして電子写真感光体を作成し、同様に評
価を行なった。
実施例5 錫アセチルアセトネート 5重量部 γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキ
シシラン 1重量部 ポリビニルブチラール樹脂 1.5重量部 (エスレックBM−S、積水化学(株)製) n−ブチルアルコール 70重量部 下引き層の成分を、上記の組成に変更した以外は、実
施例1と同様にして電子写真感光体を作成し、同様に評
価を行なった。
実施例6 アルミニウムトリスアセチル 5重量部 アセトネート(アルミキレートA、川研ファインケミカ
ル社製) γ−アミノプロピルトリエトキシシラン 1重量部 ポリビニルブチラール樹脂 1.5重量部 (エスレックBM−S、積水化学(株)製) n−ブチルアルコール 80重量部 下引き層の成分を、上記の組成に変更した以外は、実
施例1と同様にして電子写真感光体を作成し、同様に評
価を行なった。
比較例1 実施例1と同様のアルミニウムパイプ上に下引き層を
設けなかった以外は、実施例1と同様にして電子写真感
光体を作成した。同様にして評価を行なったところ、電
荷発生層の塗布時に、はじき、ぶつ等が見られた。
比較例2 共重合ナイロン(アミランCM8000、東レ(株)製) 10重量部 エタノール 80重量部 下引き層の成分を、上記の組成に変更した以外は、実
施例1と同様にして電子写真感光体を作成し、同様に評
価を行なった。
比較例3 実施例1において、下引き層塗布液にポリビニルブチ
ラール樹脂を加えずに、下引き層を形成したところ、0.
3μm以上の膜厚において、クラックが発生し、良好な
皮膜が得られなかった。
比較例4 ジルコニウムn−ブトキシド 20重量部 (オルガチックスZA60、松本交商社製) γ−アミノプロピルエトキシシラン 2重量部 ポリビニルブチラール樹脂 0.5重量部 (エスレックBM−S、積水化学(株)製) n−ブチルアルコール 70重量部 下引き層の成分を、上記の組成に代えて下引き層を形
成したところ、0.5μm以上の膜厚において、クラック
が発生し、良好な膜が得られなかった。
比較例5 実施例1において、下引き層塗布液の組成を、下記の
組成に代えた以外は、実施例1と同様にして電子写真を
作成し、同様に評価を行なった。
アセチルアセトンジルコニウム 10重量部 ブトキシド(オルガチックスZC540、松本交商社製) γ−アミノプロピルトリエトキシシラン 1重量部 ポリビニルブチラール樹脂 3.5重量部 (エスレックBM−S、積水化学(株)製) n−ブチルアルコール 70重量部 比較例6 チタンアセチルアセトネート 10重量部 (オルガチックスTC100、松本交商社製) γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキ
シシラン 1重量部 ポリビニルブチラール樹脂 10重量部 (エスレックBM−1、積水化学(株)製) イソプロピルアルコール 70重量部 上記の組成で下引き層塗布液を調液したところ、調液
直後に液がゲル化し、下引き層を形成できなかった。
〔発明の効果〕 本発明は、上記の構成の下引き層を形成下から、形成
される電子写真感光体は、帯電性が高く、繰り返し安定
性に優れ、かつ、表面が粗面化された導電性支持体を用
いた場合においても、塗布欠陥、画像欠陥等のない画像
を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の電子写真感光体の模式的断面図であ
る。 1……導電性支持体、2……電荷発生層、3……電荷輸
送層、4……下引き層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−59767(JP,A) 特開 昭62−275274(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 5/00 - 5/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性支持体、下引き層、電荷発生層及び
    電荷輸送層からなる機能分離型電子写真感光体におい
    て、下引き層が有機金属化合物とシランカップリング剤
    及びそれらと相溶する有機樹脂化合物を主成分として含
    有し、該有機樹脂化合物が、有機金属化合物とシランカ
    ップリング剤の合計量に対して5〜25重量%含有される
    ことを特徴とする電子写真感光体。
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