JP2847650B2 - 車載機器の制御方法 - Google Patents

車載機器の制御方法

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JP2847650B2
JP2847650B2 JP1032842A JP3284289A JP2847650B2 JP 2847650 B2 JP2847650 B2 JP 2847650B2 JP 1032842 A JP1032842 A JP 1032842A JP 3284289 A JP3284289 A JP 3284289A JP 2847650 B2 JP2847650 B2 JP 2847650B2
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弘 小山
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、燃料噴射装置等の車載機器の制御方法に関
する。
[従来の技術] 一般にディーゼルエンジンの電子式燃料噴射系におい
ては、燃料噴射ポンプ内に燃料噴射量を調節するための
アクチュエータが設けられおり、燃料噴射ポンプとは別
体に設けられたマイクロコンピュータ利用の制御ユニッ
トにおいて、燃料噴射ポンプを所要の特性で運転させる
のに必要な制御信号を演算し、その演算の結果得られる
制御信号を所定の接続ケーブルを介してアクチュエータ
に印加し、それによりアクチュエータを駆動制御し燃料
噴射量を調節している。
この場合、制御信号のレベルと燃料噴射量Qとの関係
は、燃料噴射ポンプの特性によって定まるものである
が、機種毎にあるいは同じ機種でも各個毎に燃料噴射ポ
ンプの特性にばらつきがあるため、燃料噴射ポンプと制
御ユニットとを組み合わせた後に、制御定数等を抵抗器
などの調整素子で調整しなくてはならない。
従来では、特開昭60−23355号公報に示すように、調
整素子(抵抗器)を制御ユニットに外付けし、制御ユニ
ットが一回の命令サイクル毎にこの調整素子のデータを
読み取って、そのデータに基づいて所定の制御を行って
いる。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上述の抵抗器によって与えられるデータ
は、組み合わせる機器を交換しない限り変化するもので
はない。したがって、命令サイクル毎にいちいち抵抗器
のデータを読み取るのは、命令の処理上効率が悪い上、
ソフトウエアの負担が大きい。
[課題を解決するための手段] 本発明の制御方法は、車載機器を制御する制御ユニッ
トに、上記車載機器の特性のばらつきを調整する調整素
子を接続し、制御ユニットは、毎回の起動時にのみこの
調整素子のデータを読み取ってそのデータをメモリに格
納し、以降はこのメモリに格納されたデータに基づいて
上記車載機器を制御することを特徴としている。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明す
る。
第1図は本発明の方法を実施する装置のブロック図で
ある。この図において、1は燃料噴射制御を行う制御ユ
ニットでありマイクロコンピュータを含んでいる。この
場合のマイクロコンピュータは、通常のCPU1A、ROM1Bの
他に、外部データ記憶用のE2PROM(EEPROM、書き込み可
能読み出し専用メモリ)1Cを備えている。このメモリ1C
は電源を切っても記憶内容を保持できるものである。
制御ユニット1には、今、燃料噴射量Qの制御定数デ
ータを与えるQ調抵抗(調整素子)2が接続されてい
る。このQ調抵抗2は、幾種類か用意された中から、今
回組み合わせる燃料噴射ポンプの特性に合わせて選定さ
れたものである。また、制御ユニット1には、アジャス
ティングスイッチ(ADJ)3のON、OFF信号が取り込まれ
る。その他にも入力信号が各種あるが、ここでは省略し
てある。
制御ユニット1は、入力信号に基づいてROM1B内の演
算式を用いて燃料噴射量Qを演算し、その演算の結果、
制御信号をD/A変換器4を介して駆動回路5に供給し、
それにより燃料噴射ポンプのアクチュエータ6を駆動制
御する。
この場合、ROM1Bには基本的な演算式しか格納されて
いない。したがって、実際の演算に際しては適性な制御
定数を与えて、固有の演算式を完成させる必要がある。
そこで、装置の組み立て段階においては、制御ユニット
1に上述のように制御定数データを与えるためのQ調抵
抗2を接続する。
そして、制御ユニット1により、第2図のフローチャ
ートに示す手順で命令を実行していく。
すなわち、エンジンが始動して命令が実行されると、
まずステップ201においてQ調抵抗が正常かどうかを判
断する。正常の場合はQ調抵抗のデータを読み取り、そ
のデータをRAMに書き込む。
以降、RAMに書き込んだデータを読み取りながら通常
の走行時の制御を行う。この方法の場合、エンジン始動
時に一回だけ外付けのQ調抵抗のデータを読み取るだけ
であり、以降はRAMに書き込んだデータを利用するだけ
であるから、命令処理上、効率がよい。
また、燃料噴射ポンプ、燃料噴射ノズル等の車載機器
が故障したり、継時的に劣化したような場合には、それ
らの車載機器を交換することになる。この場合、交換後
の車載機器の特性のばらつきに応じて制御定数を変える
必要があるが、この制御方法では、エンジンを始動する
毎にQ調抵抗2のデータを読み取っているので、車載機
器の交換後の最初の始動時にQ調抵抗2のデータが読み
取られて制御定数の調整が自動的に行われる。したがっ
て、交換時に特別な操作を殊更行う必要がなく、交換後
の車載機器をの制御を何等支障継続することができる。
また、最初の判断ステップ201で、Q調抵抗が外れる
などして異常が検出されるた場合は、Q調エラー表示を
行い(ステップ204)、そしてこの場合は予めROMに格納
してある非常用のバックアップデータをRAMに書き込ん
で(ステップ205)、以降ステップ203の制御つまりRAM
内のQ調データに基づいて通常の走行時の制御を行う。
この場合のバックアップデータとしては、適性値ではな
いが、予め平均的な標準値が与られており、暫定的な制
御には支障がないようになつている。したがって運転者
はエラー表示が出たら、修理してQ調抵抗を正常化させ
ればよい。
なお、上記実施例においては、本発明の方法を燃料噴
射制御系に適用した場合を説明したが、本発明は、外付
けの調整素子によって制御定数等を調整する他の制御系
にも適用できる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の制御方法は、毎回の起
動時にのみ調整素子のデータを読み取ってそのデータを
メモリに格納した後は、このメモリからデータを読み出
して所定の命令を実行するから、命令サイクル毎に調整
素子のデータをいちいち読み取るという面倒な手順を踏
まず、命令の処理効率が向上し、ソフトウエアの負担が
軽減する。また、車載機器の故障等により当該車載機器
を他の車載機器に交換した場合においても、特別な操作
を殊更行うことなく、車載機器の制御を何等支障なく継
続することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を説明するために示す装置
ブロック図、第2図は同装置において実行される制御フ
ローチャートである。 1……制御ユニット、1C……E2PROM(メモリ)、2……
Q調抵抗(調整素子)、……アクチュエータ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車載機器を制御する制御ユニットに、上記
    車載機器の特性のばらつきを調整する調整素子を接続
    し、制御ユニットは、毎回の起動時にのみこの調整素子
    のデータを読み取ってそのデータをメモリに格納し、以
    降はこのメモリに格納されたデータに基づいて上記車載
    機器を制御することを特徴とする車載機器の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60139047U (ja) * 1984-02-27 1985-09-13 日本電子機器株式会社 内燃機関におけるアイドル回転数制御装置の目標回転数調整装置

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