JP2000104607A - エンジン用電子ガバナ - Google Patents

エンジン用電子ガバナ

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JP2000104607A
JP2000104607A JP10270656A JP27065698A JP2000104607A JP 2000104607 A JP2000104607 A JP 2000104607A JP 10270656 A JP10270656 A JP 10270656A JP 27065698 A JP27065698 A JP 27065698A JP 2000104607 A JP2000104607 A JP 2000104607A
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actual
signal
engine
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JP10270656A
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Yasuo Fujii
保生 藤井
Yasushi Matsuda
康 松田
Hajime Yama
一 山
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転数センサ、ラック位置センサの故障によ
りエンジンの運転できなくなる問題を解決する。 【解決手段】 コントロールラック1を駆動する実電流
に対応する実電流信号Ieと電流制御信号S2とを入力
として実電流値と電流制御信号S2との偏差を許容範囲
内に維持するように制御する補正電流制御信号S3を出
力する電流偏差演算手段11と、その電流偏差演算手段
11以前の信号の伝達を遮断する切換スイッチ16と、
検出手段6,7が異常であるときに指令値を生成する異
常時指令値生成手段13とを有し、異常時には、切換ス
イッチ16により信号を遮断するとともに、異常時指令
値生成部13からの指令値を前記電流偏差演算部手段1
1)に与えるようにした。このように構成することによ
り、アクチュエータ4が正常であればエンジンは運転で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジン用電子ガバ
ナに関し、さらに詳しくは電子ガバナの各種センサの故
障に対してもエンジンを運転することができるエンジン
用電子ガバナに関する。
【0002】
【従来技術】従来から、実際のエンジン回転数と燃料ラ
ック位置を検出し、与えられた回転数指令値と実測回転
数の差を無くすように、記憶装置に記憶されているマッ
プに基づいて、ラック位置制御用アクチュエータを動か
す電子ガバナが知られている。
【0003】このような電子ガバナでは、電源バッテリ
の電圧が低下したり、アクチュエータの温度が高くなり
コイル抵抗が大きくなると、アクチュエータを流れる電
流が小さくなり、アクチュエータの駆動が十分に行われ
なくなる問題がある。この問題に対する解決として、例
えば、特開平2−112644号公報には、アクチュエ
ータに対する制御信号量を算出する演算手段を設け、そ
の演算手段で算出された制御信号量を、電源バッテリの
電圧変動に対応する補正係数マップf(V)と温度変動
に対応する補正係数マップf(T)に基づいて補正する
電子ガバナが開示されている。
【0004】この電子ガバナであれば、バッテリ電圧を
変化させたときの補正係数マップf(V)、アクチュエ
ータ温度を変化させた時の補正係数マップf(T)を実
験などによって予め求めておくことにより、電源バッテ
リ電圧の変動、温度の変動に対して補正を行うことがで
きる。
【0005】また、特開平2−112649号公報に
は、アクセル位置センサの故障によるエンジン駆動がで
きない問題を解決するために、回転数指令値を検出する
ためのアクセル位置検出手段の異常を検出する異常検出
手段を設け、この異常検出手段によってアクセル位置検
出手段の異常が検出された場合には、アクセルのアイド
ル位置を検出するアイドル検出手段の出力信号に応じて
予め定められている大小2種類の回転数のいずれかを選
択し、この選択された回転数を仮の設定回転数として制
御を行う発明が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電子ガバナでは、下記のような課題がある。 (イ)上記特開平2−112644号に開示された電子
ガバナであると、電圧変動に対応する補正係数マップf
(V)、温度変動に対応する補正係数f(T)を予め作
成する手間、コストがかかる。特に、温度変動に伴うア
クチュエータの補正は十分に解明されておらず、多種多
様なエンジンの運転条件、周囲環境を考えると、各エン
ジンにおいて温度変動を十分に補正できる補正係数マッ
プf(T)を安価に作成することは容易なことではな
い。さらに、上記温度変動や電圧変動が比較的ゆるやか
に変動した場合には、各補正係数マップを使用した上記
従来技術で対応できるが、温度の変動、バッテリ電圧の
変動が速い場合には、補正係数マップによる方法では十
分な応答性が確保できないおそれがある。 (ロ)上記特開平2−112649号に開示された電子
ガバナであると、アクセル位置センサの故障に対しては
対処できるが、電子ガバナの回転数センサ又はラック位
置センサが故障すると、マップ制御による運転が一切で
きなくなる問題がある。
【0007】
【発明の目的】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
であり、本発明の目的は、上記課題を解決できる、エン
ジン用電子ガバナを提供することにある。具体的な目的
の一例を示すと、以下の通りである。 (a)上記従来技術のような補正係数マップの作成を不要
にする。 (b)応答性を速くし、温度変動、電圧変動が速い場合に
も対応を可能にする。 (c)回転数センサ、ラック位置センサの故障によりエン
ジンの運転できなくなる問題を解決する。 なお、上記に記載した以外の発明の課題及びその解決手
段は、後述する明細書内の記載において詳しく説明す
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のエンジン用電子
ガバナを、例えば、本発明の基本構成を示す図1に基づ
いて説明すると、次のように構成したものである。第1
発明は、ラック1により燃料の噴射量が調整される燃料
噴射ポンプ2を有したエンジン3に採用され、ラック1
を駆動するアクチュエータ4と、指令回転数信号Naを
出力する回転数指令手段5と、エンジン3の実回転数を
検出しその実回転数に対応した実回転数信号Neを出力
する回転数検出手段6と、前記ラック1の実際の位置を
検出してその位置に対応した実位置検出信号Deを出力
するラック位置検出手段7と、アクチュエータ4を流れ
る電流値を検出して、その電流値に対応した実電流信号
Ieを出力する電流検出手段8と、前記実回転数信号N
eと指令回転数信号Naとを入力として実回転数と指令
回転数との偏差を許容範囲内に維持するように制御する
ラック位置制御信号S1を出力する回転数偏差演算手段
9と、前記実位置検出信号Deとラック位置制御信号S
1とを入力としてラック1の実位置と目標位置との偏差
を許容範囲内に維持するように、アクチュエータ4を駆
動するための電流制御信号S2を出力する位置偏差演算
手段10と、前記実電流信号Ieと電流制御信号S2と
を入力として実電流値と電流制御信号S2との偏差を許
容範囲内に維持するように制御する補正電流制御信号S
3を出力する電流偏差演算手段11と、回転数検出手段
6とラック位置検出手段7の少なくとも一方が異常であ
るときに指令値を生成する異常時指令値生成手段13
と、前記位置偏差演算手段10と電流偏差演算手段11
の間に設けられた切換スイッチ16とを有し、正常運転
時には、前記切換スイッチ16を短絡状態とし、前記補
正電流制御信号に基づいてアクチュエータ4を駆動して
エンジン3の実回転数を指令回転数になるように制御
し、異常時には、切換スイッチ16により前記位置偏差
演算手段10と電流偏差演算手段11の間の信号を遮断
するとともに、異常時指令値生成手段13からの指令値
を前記電流偏差演算手段11に与えるようにしたことを
特徴とする。
【0009】第2発明は、前記異常時指令値生成手段1
3が、作業者が操作する回転数指令手段5の操作位置に
対応して指令値を設定することを特徴とする。第3発明
は、前記異常時指令値生成手段13の指令が、電流偏差
演算手段11におけるPWMのパルス幅をオープン制御
することにより行われることを特徴とする。なお、第2
発明において、作業者の操作値を直接使用する場合に
は、対応を遅らせる回路手段、例えばフィルターを異常
時指令値生成手段13内に設け、急激な操作値の変動を
抑制することが好ましい。
【0010】
【作用及び効果】第1発明であれば、正常運転時には、
回転数偏差演算手段、位置偏差演算手段によって得られ
た電流制御信号は電流偏差演算手段によって、アクチュ
エータを流れる実際の電流値と比較され、その偏差を許
容範囲内に維持するように制御される。この制御動作
は、その電流の偏差が起こる原因、例えば前記した電源
バッテリの電圧の低下やアクチュエータの温度上昇など
に問わず、原因の結果として生じる偏差を許容範囲内に
維持するように動作するので、従来技術のように電圧変
動,温度変動の影響を解析して、電圧変動に起因する補
正係数マップ、温度変動に起因する補正係数マップをそ
れぞれ設ける必要がない。さらに、最終的なアクチュエ
ータの制御対象である電流そのものをフィードバック制
御しているので、補正係数マップf(T),f(V)に
より補正された値を全体としてフィードバック制御する
従来技術に比べて、応答性を速くすることができる。
【0011】また、異常時、即ち、回転数検出手段とラ
ック位置検出手段の少なくとも一方が異常であるときで
も、切換スイッチにより前記位置偏差演算手段と電流偏
差演算手段の間の信号を遮断するとともに、異常時指令
値生成手段からの指令値を電流偏差演算手段に与えるよ
うにしたので、アクチュエータが正常であれば、回転数
検出手段、ラック位置検出手段などの電子ガバナに必須
の検出手段が故障時でも、少なくともエンジンを運転さ
せることができ、検出手段の故障により一切、エンジン
が運転できなくなるという問題を解決することができ
る。第2発明であれば、前記異常時指令値生成手段が、
作業者が操作する回転数指令手段の操作位置に対応して
指令値を設定するので、作業者の希望する回転数に対応
した運転状態を指定することができ、異常時におけるエ
ンジンの操作性を良くすることができる。第3発明であ
れば、前記異常時指令値生成手段の指令が、電流偏差演
算手段におけるPWMのパルス幅をオープン制御するこ
とにより行われるので、電流偏差演算手段においてフィ
ードバック制御を行う必要がなく、たとえ電流検出手段
が異常であってもアクチュエータが正常であれば、エン
ジンを起動し、運転することが可能になる。
【0012】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づ
き説明する。図2は本発明のエンジン用電子ガバナをデ
ィーゼルエンジンに適用した場合のブロック図である。
図2に示すように、このディーゼルエンジン3は、エン
ジン本体3aと、エンジン本体3aに付設された燃料噴
射ポンプ2とを備えている。電子ガバナは、燃料噴射ポ
ンプ2のコントロールラック1を駆動するアクチュエー
タ4と、コントロールラック位置を検出するラック位置
検出部7と、エンジンの実回転数を検出する回転数検出
部6と、アクチュエータ4を流れる実電流値を検出する
電流検出部8と、制御部14と、作業者の指示によりエ
ンジン3の運転する回転数を指令する回転数指令部5
と、回転数検出部6,ラック位置検出部7,電流検出部
8の少なくとも一つの異常を検出する異常検出部15と
を有している。
【0013】回転数指令部5は、例えば、調速レバー、
アクセルなどの位置を位置センサ(図示せず)で検出し
て、その操作位置に応じた指令回転数信号Naを出力す
るようにしてある。制御部14には、前記ラック位置検
出部7から出力される実位置検出信号Deと、回転数検
出部6から出力される実回転数信号Neと、電流検出部
8から出力される実電流信号Ieと、回転数指令部5か
らの指令回転数信号Naが入力され、制御部14から
は、アクチュエータ4へ補正電流制御信号S3が出力さ
れる。制御部14は、回転数偏差演算部9と、位置偏差
演算部10と、電流偏差演算部11と、位置偏差演算部
10と電流偏差演算部11の間に設けられた切換スイッ
チ16と、回転数検出部6とラック位置検出部7の少な
くとも一方が異常であるときに指令値を生成する異常時
指令値生成部13とを有し、必要により、電流偏差演算
部11に与える目標フィードファード値を算出する算出
部12を設けるようにしてある。図2では、上記した構
成要素全てが設けられた実施形態が示してある。
【0014】なお、異常時指令値生成部13は、調速レ
バーなどの位置を検出して、その位置に応じて電流指令
値を電流偏差演算部11の重畳回路23に供給する。回
転数偏差演算部9は、指令回転数信号Naと実回転数信
号Neが重畳される重畳回路18と、回転数PI補償回
路19とを有し、指令回転数信号Naと実回転数信号N
eとの偏差ΔNを重畳回路18により算出し、回転数P
I補償回路19によって制御の応答、安定性を保持しつ
つ、ラック位置制御信号S1を得るものである。位置偏
差演算部10は、前記ラック位置制御信号S1と実位置
検出信号Deが重畳される重畳回路20と、位置PI補
償回路21,位置D(微分)補償回路22とを有し、ラッ
ク位置制御信号S1と実位置検出信号Deとの偏差ΔD
を重畳回路20により算出し、位置PI補償回路21,
位置D補償回路22により、実ラック位置を補償する電
流制御信号S2を得るものである。この電流制御信号S
2は、アクチュエータ4を駆動するための制御信号とな
る。
【0015】電流偏差演算部11は、実電流信号Ieと
電流制御信号S2とが重畳される重畳回路23と、電流
PI補償回路24と、電圧を電流に変換する電流変換部
25と、電流を電圧に変換する電圧変換部26とを有
し、実電流信号Ieと電流制御信号S2との偏差ΔIを
重畳回路23により算出し、電流PI補償回路24によ
って制御の応答、安定性を保持しつつ、補正電流制御信
号S3を得るものである。なお、得られた偏差に対応し
て電流値を変える処理はPWMのパルス幅を変えること
により行われている。
【0016】切換スイッチ16は、異常検出部15の異
常であるという信号Fにより位置偏差演算部10と電流
偏差演算部11間の信号の流れを遮断する。なお、異常
検出部15は、運転状態において各検出部6,7,8の
出力信号が運転状態から考えて妥当な値であるか否かを
判別して、妥当な値でないと判別した時に異常信号Fを
切換スイッチ15に出力するような、ソフトウエア手段
で構成することも可能である。
【0017】上記構成の電子ガバナの動作について説明
する。 (通常運転時の制御)回転数指令部5から与えられた指
令回転数信号Naにより、回転数偏差演算部9、位置偏
差演算部10、電流偏差演算部11を経て、それぞれ、
実回転数信号Ne、実位置検出信号De、実電流信号I
eの偏差が取られ、その偏差をゼロに近づくように制御
される。そして、最終的な補正電流制御信号S3を電圧
から電流に変換して、アクチュエータ4に流れる電流値
を変化させることによりコントロールラック1の位置を
変化させ、エンジンの実回転数を指令回転値に近づくよ
うに制御する。この構成であれば、電流偏差演算部11
において、アクチュエータ4を流れる電流になんらかの
外乱が生じた場合でも、回転数制御ループ及び位置制御
ループより内側に存在する電流制御フィードバックルー
プ内において、速やかにその外乱の影響を打ち消すこと
ができ、電子ガバナ全体の応答性、信頼性を良くするこ
とができる。
【0018】また、位置偏差演算部11から出力される
電流制御信号S2と実際にアクチュエータを流れている
実電流との差が大きい状態が長く続いた場合は、異常が
生じた可能性が高いので、制御部14での異常の検出が
行いやすい利点がある。なお、本発明の他の実施形態と
して、実際にアクチュエータを流れている実電流と、電
流制御信号S2との差に基づいて、電子ガバナの異常の
検出または異常箇所を推定する手段を設け、その異常の
発生を警告ランプの点灯等により作業者に知らせる構成
が考えられる。
【0019】また、図1中、一点鎖線で示すように、目
標フィードファード値を与える算出部12を設けた場合
は、電流偏差演算部11に対して、より速く目標に近づ
ける値を与えることができ、演算時間を短縮することが
できる。
【0020】(異常時の制御)異常検出部15の異常信
号Fが切換スイッチ16に出力されると、切換スイッチ
16はオフ状態になり、位置偏差演算部10と電流偏差
演算部11間を信号の伝達を遮断する。そして、異常時
指令値生成部13は、回転数指令部5の指令回転数信号
Naに基づいて、その指令回転数信号Naに対応した大
きさの電流指令値を重畳回路23に供給する。そして電
流偏差演算部11は、与えられた電流指令値に基づいて
アクチュエータ4を駆動する。なお、必要に応じて、負
荷も設定する場合は、作業者が自ら判断して負荷値を与
えることができるように構成することも可能である。
【0021】また、別の構成では、図2おいて破線27
で示すように、電流偏差演算部11内の電流変換部25
のパルス幅を指令値に基づいて直接変えることができる
ように構成することもできる。この場合には、電流検出
部8、重畳回路23、及び電流PI補償回路24が機能
しなくても、エンジンの運転動作が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンジン用電子ガバナの基本構成の一
例を示すブロック図である。
【図2】本発明のエンジン用電子ガバナの実施形態を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1…コントロールラック、2…燃料噴射ポンプ、3…エ
ンジン、4…アクチュエータ、5…回転数指令部、6…
回転数検出部、7…位置検出部、8…電流検出部、9…
回転数偏差演算部、10…位置偏差演算部、11…電流
偏差演算部、12…算出部、13…異常時指令値生成手
段、16…切換スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山 一 大阪府堺市石津北町64 株式会社クボタ堺 製造所内 Fターム(参考) 3G060 AB01 AC08 BA02 CA01 CB04 CB05 CC04 DA00 DA06 EA00 FA06 GA01 GA03 GA18 3G301 HA02 JA03 JB01 KA11 LB11 LB14 LC03 MA15 NA03 NA04 NA08 NA09 ND17 NE03 NE08 PB04B PE01A PE03B PG02Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラック(1)により燃料の噴射量が調整さ
    れる燃料噴射ポンプ(2)を有したエンジン(3)に採用さ
    れ、 ラック(1)を駆動するアクチュエータ(4)と、 指令回転数信号を出力する回転数指令手段(5)と、 エンジン(3)の実回転数を検出しその実回転数に対応し
    た実回転数信号を出力する回転数検出手段(6)と、 前記ラック(1)の実際の位置を検出してその位置に対応
    した実位置検出信号を出力するラック位置検出手段(7)
    と、 アクチュエータ(4)を流れる電流値を検出して、その電
    流値に対応した実電流信号を出力する電流検出手段(8)
    と、 前記実回転数信号と指令回転数信号とを入力として実回
    転数と指令回転数との偏差を許容範囲内に維持するよう
    に制御するラック位置制御信号を出力する回転数偏差演
    算手段(9)と、 前記実位置検出信号とラック位置制御信号とを入力とし
    てラック(1)の実位置と目標位置との偏差を許容範囲内
    に維持するように、アクチュエータ(4)を駆動するため
    の電流制御信号を出力する位置偏差演算手段(10)と、 前記実電流信号と電流制御信号とを入力として実電流値
    と電流制御信号との偏差を許容範囲内に維持するように
    制御する補正電流制御信号を出力する電流偏差演算手段
    (11)と、 回転数検出手段(6)とラック位置検出手段(7)の少なく
    とも一方が異常であるときに指令値を生成する異常時指
    令値生成手段(13)と、 前記位置偏差演算手段(10)と電流偏差演算手段(11)
    の間に設けられた切換スイッチ(16)とを有し、 正常運転時には、前記切換スイッチ(16)を短絡状態と
    し、前記補正電流制御信号に基づいてアクチュエータ
    (4)を駆動してエンジン(3)の実回転数を指令回転数に
    なるように制御し、 異常時には、切換スイッチ(16)により前記位置偏差演
    算手段(10)と電流偏差演算手段(11)の間の信号を遮
    断するとともに、異常時指令値生成手段(13)からの指
    令値を前記電流偏差演算手段(11)に与えるようにした
    ことを特徴とする、エンジン用電子ガバナ。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載のエンジン用電子ガ
    バナにおいて、前記異常時指令値生成手段(13)が、作
    業者が操作する回転数指令手段(5)の操作位置に対応し
    て指令値を設定することを特徴とする、エンジン用電子
    ガバナ。
  3. 【請求項3】 前記請求項1に記載のエンジン用電子ガ
    バナにおいて、前記異常時指令値生成手段(13)の指令
    が、電流偏差演算手段(11)におけるPWMのパルス幅
    をオープン制御することにより行われることを特徴とす
    る、エンジン用電子ガバナ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009079541A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Kubota Corp エンジンの電子ガバナ
JP2014185606A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Kubota Corp ディーゼルエンジン

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