JP2847600B2 - 半導体ウェーハの外観検査装置 - Google Patents
半導体ウェーハの外観検査装置Info
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Description
工程及び洗浄工程の途中で半導体ウェーハの表面に発生
したキズ等を発見するために用いられる外観検査装置に
関するものである。
シリコン等の単結晶母材を円板状に切断して形成され、
その表面は鏡面研磨される。そして、集積回路等の半導
体デバイスは、この半導体ウェーハの表面上に形成され
る。このように、半導体ウェーハは、半導体デバイスの
始発材料となるため、その品質には極めて厳しいものが
要求される。この場合、半導体ウェーハの物性のみなら
ず、その表面に発生したキズ等も半導体デバイスの性能
に影響を及ぼすことから、出荷前には半導体ウェーハの
外観を1枚ずつ検査する必要がある。従来、この半導体
ウェーハの外観検査は、以下のような方法によって行わ
れている。すなわち、図4に示すように、検査者が被検
査物である半導体ウェーハ20を真空ピンセット21を
用いて吸引保持し、この半導体ウェーハ20の表面を集
光ランプ22によって斜め上方から照射する。これによ
り、半導体ウェーハ20の表面にキズやゴミが発生して
いる場合には、そのキズ等によって照射光が散乱され、
その部分だけが輝いて見えるので、キズ等の存在を目視
検査することができる。
いては、1台の集光ランプ22を使用して半導体ウェー
ハ20の外観検査がなされている。しかしながら、半導
体ウェーハ20の表面に発生するキズ等の欠陥は、その
切込み方向が一定しておらず、照射方向と直角方向に切
り込まれたキズDがある場合には、照射光が散乱されな
いために、そのキズDを発見することができない。従っ
て、従来の方法において、どの方向から切り込まれたキ
ズも発見するためには、検査の途中で真空ピンセット2
1による吸着箇所Cを変えて半導体ウェーハ20の向き
を約180°変える必要があり、その結果、1枚の半導
体ウェーハ20を検査するのにかなりの時間を要し、検
査者の疲労も大きいという問題点がある。本発明は、従
来技術における上記のような問題点に鑑み、半導体ウェ
ーハの外観検査を短時間で、かつ検査者の疲労も少なく
スムーズに行うことのできる半導体ウェーハの外観検査
装置を提供することを目的とするものである。
バイス加工を施す前の半導体ウェーハに光を照射し、こ
れにより生じる反射光を目視することにより、半導体ウ
ェーハの外観を検査する検査装置であって、半導体ウェ
ーハの検査部位を中心として左右両側に2台の集光ラン
プと、前記半導体ウェーハからの反射光に対抗して配置
された光吸収体とを、前記半導体ウェーハを目視検査す
るクリーンベンチ内に設け、2台の前記集光ランプから
それぞれ照射される光が、前記検査部位で互いに交わる
ように配置され、その交差角度が前記半導体ウェーハに
水平な面および目視検査者に対面した垂直な面において
180度未満であるようにしたものである。
する。図1は本発明に係る半導体ウェーハの外観検査装
置の正面図、図2はその平面図、図3は検査方法を示す
正面図である。
1内の左右両側には、天井6に架設された桟7から吊り下
げることによって2台の集光ランプ4、5が取り付けら
れている。また、前記クリーンベンチ1の作業台2の上
には、前記集光ランプ4、5よりも手前(図2における
検査者14側)で、かつ、集光ランプ4、5の双方から
等距離の位置(以下、検査位置という)Bに、照度計を
その中に収容し、集光ランプ4、5の照射位置を調整す
るための光軸合わせ治具3をセットするようにされてい
る。そして、集光ランプ4、5の照射方向及び照射角度
は、該集光ランプ4、5からの照射光が光軸合わせ治具
3の上面で互いに交わるように設定される。この照射光
の交差は検査する半導体ウェーハ20に水平な面および
目視検査者に対面した垂直な面において180度未満で
ある。すなわち半導体ウェーハ20に垂直な平面内に照
射される2本の光線があるのではなく、2本の光線のな
す平面が半導体ウェーハ20の表面に対して傾いてい
る。また、光軸合わせ治具3の上面における照射光の径
は、被検査物である半導体ウェーハ20の直径に応じて
随時変化させることができるようにされている。尚、図
1中12は、光軸合わせ治具3内に収容された照度計で
あり、検査位置Bの照度を測定するために用いられる。
冷却用のファン(図示せず)が装備されており、検査終
了後に集光ランプ4,5の電源スイッチをオフにする
と、タイマーが作動して該ファンが駆動し、これにより
集光ランプ4,5の熱を冷ますことができるようにされ
ている。また、集光ランプ4,5の基端部には、ファン
を覆う形で該ファンによって生じる風を外部に逃がすた
めのダクト8,9の一端が接続されており、該ダクト
8,9の他端は検査室の床下に導出されている。
天井6に架設された桟7から吊り下げることによって2
台の光吸収体10,11が取り付けられている。ここ
で、光吸収体10,11は箱型に形成されており、その
表面には後方に延びて終端が閉塞された複数の長孔13
が開口されている。そして、この光吸収体10,11
は、それぞれその開口面を半導体ウェーハ20から出さ
れる反射光の方向に対向させてその位置が設定されてい
る。これにより、前記集光ランプ4,5から照射され、
半導体ウェーハ20によって反射された光(図2の矢印
イ,ロ)は、光吸収体10,11の前記長孔13内に吸
収されてしまうので、クリーンベンチ1の内部で散乱す
ることはなく、その結果、クリーンベンチ1内が明るく
なることを防止することができる。従って、検査の際に
は、半導体ウェーハ20の表面のみを照らすことができ
るので、半導体ウェーハ20の表面に発生したキズ等が
見え易くなり、その結果、検査をスムーズに行うことが
できる。
置を用いて半導体ウェーハの外観を検査する方法につい
て説明する。まず、図1に示すように、検査位置Bに光
軸合わせ治具3を配置する。そして、集光ランプ4,5
の照射角度及び照射方向を調整して、該集光ランプ4,
5からの照射光を前記光軸合わせ治具3の上面で互いに
交わらせる。次いで、光軸合わせ治具3内に照度計12
を収容し、検査部位Bの照度を50±5(×104ルッ
クス)以内に設定する。
したら、検査位置Bから光軸合わせ治具3を取り去り、
検査作業に移る。まず、検査者14が容器15(図1)
に収納された検査前の半導体ウェーハ20を真空ピンセ
ット21を用いて吸引保持し、該半導体ウェーハ20を
検査位置Bに持っていく(図2)。そして、この半導体
ウェーハ20を検査位置Bで水平移動させ、集光ランプ
4,5からの照射光を半導体ウェーハ20の全面に走査
させる。これにより、半導体ウェーハ20の表面にキズ
等が発生している場合には、そのキズ等によって照射光
が散乱され、その部分だけが輝いて見えるので、半導体
ウェーハ20の表面に発生しているキズ等を目視するこ
とができる。この場合、本装置においては、左右2台の
集光ランプ4,5を設けているので、図3に示すよう
に、半導体ウェーハ20の表面に切込み方向の異なる2
種類のキズE,Fが発生している場合には、キズEによ
って集光ランプ4からの照射光が散乱され、キズFによ
って集光ランプ5からの照射光が散乱されることにな
る。従って、どちらか一方のキズE,Fのみが発生して
いる場合にも、従来のように検査の途中で真空ピンセッ
ト21による吸着箇所Cを変え、半導体ウェーハ20の
向きを180°変えることなく、そのキズを発見するこ
とができ、その結果、半導体ウェーハ20の外観検査を
短時間でスムーズに行うことができる。以上のようにし
て半導体ウェーハ20の外観を検査したら、不良品は不
良品箱16に、良品は良品箱17(図1)に入れて選別
する。
4,5の電源スイッチをオフにする。すると、タイマー
が作動して集光ランプ4,5のファンが駆動し、集光ラ
ンプ4,5の熱を冷却する。ところで、従来において
は、このように集光ランプのファンを駆動させると、ク
リーンベンチ1内で塵埃等が飛び交い、それが良品の半
導体ウェーハに付着して欠陥品を発生させる虞れがあっ
た。しかしながら、本装置においては、集光ランプ4,
5の基端部にファンを覆う形でダクト8,9の一端を接
続し、該ダクト8,9の他端を検査室の床下に導出して
いるので、ファンが駆動してもクリーンベンチ1内で塵
埃等が飛び交うことはなく、その結果、外観検査によっ
て一旦良品として選別された半導体ウェーハ20が不良
品化することはない。
4,5及び光吸収体10,11が、クリーンベンチ1の
天井6に架設された桟7から吊り下げることによって取
り付けてあるが、必ずしもこのような取付方法に限定さ
れるものではなく、例えば、クリーンベンチ1の横壁に
掛けたり、あるいはクリーンベンチ1の作業台2の上に
立設するようにしてもよい。また、上記実施例において
は、光吸収体10,11として、箱型に形成し、その表
面に後方に延びて終端が閉塞された複数の長孔13を開
口したものが使用されているが、必ずしもこの構造に限
定されるものではなく、例えば平板に単に複数の孔を穿
設したものでもよい。この場合、この光吸収体としての
平板は、半導体ウェーハ20から出される反射光の方向
に対向させて設置される。
心として左右両側に2台の集光ランプを設け、該2台の集
光ランプから照射される光が検査部位で互いに交わるよ
うにしたことにより、半導体ウェーハの表面に発生した
キズ等の切込み方向が一定していなくても、そのキズに
よってどちらか一方の照射光が散乱されるので、従来の
ように検査の途中で半導体ウェーハの向きを変えること
なく、そのキズを発見することができ、その結果、半導
体ウェーハの外観検査を短時間で、かつ検査者の疲労を
少なくスムーズに行うことができるというすぐれた効果
がある。また、被検査物である半導体ウェーハからの反
射光に対向させてクリーンベンチ内に光吸収体を設けた
ことにより、集光ランプから照射され、半導体ウェーハ
によって反射された光は、光吸収体によって吸収されて
しまうので、クリーンベンチ内において光が散乱するこ
とはなく、その結果、クリーンベンチ内が明るくなるこ
とはない。従って、検査の際には、半導体ウェーハの表
面のみを照らすことができるので、半導体ウェーハの表
面に発生したキズ等が見え易くなり、その結果、検査を
スムーズに行うことができるというすぐれた効果があ
る。
正面図である。
平面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 デバイス加工を施す前の半導体ウェーハ
に光を照射し、これにより生じる反射光を目視すること
により、半導体ウェーハの外観を検査する検査装置であ
って、半導体ウェーハの検査部位を中心として左右両側
に2台の集光ランプと、前記半導体ウェーハからの反射
光に対抗して配置された光吸収体とを、前記半導体ウェ
ーハを目視検査するクリーンベンチ内に設け、2台の前
記集光ランプからそれぞれ照射される光が、前記検査部
位で互いに交わるように配置され、その交差角度が前記
半導体ウェーハに水平な面および目視検査者に対面した
垂直な面において180度未満であることを特徴とする
半導体ウェーハの外観検査装置。 - 【請求項2】 集光ランプの基端部に冷却用のファンを
設けると共に、該基端部に該ファンを覆う形でダクトの
一端を接続し、該ダクトからの排気がクリーンベンチ外
になされるように設けたことを特徴とする請求項1記載
の半導体ウェーハの外観検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22317992A JP2847600B2 (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 半導体ウェーハの外観検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22317992A JP2847600B2 (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 半導体ウェーハの外観検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0627029A JPH0627029A (ja) | 1994-02-04 |
JP2847600B2 true JP2847600B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=16794046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22317992A Expired - Lifetime JP2847600B2 (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 半導体ウェーハの外観検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2847600B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101984386B1 (ko) * | 2017-07-13 | 2019-05-30 | 에스케이실트론 주식회사 | 웨이퍼 세정장비의 육안검사장치 |
-
1992
- 1992-07-08 JP JP22317992A patent/JP2847600B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0627029A (ja) | 1994-02-04 |
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