JP2847034B2 - 電動シャッタの開閉制御装置 - Google Patents
電動シャッタの開閉制御装置Info
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- JP2847034B2 JP2847034B2 JP13637694A JP13637694A JP2847034B2 JP 2847034 B2 JP2847034 B2 JP 2847034B2 JP 13637694 A JP13637694 A JP 13637694A JP 13637694 A JP13637694 A JP 13637694A JP 2847034 B2 JP2847034 B2 JP 2847034B2
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- Stopping Of Electric Motors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅用の電動シャッタ
の開閉制御装置に関するものである。
の開閉制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スラットを連結した巻き取り可能なシャ
ッタと、繰り出しとともに垂下する前記シャッタ部分の
重量に略均衡する回転反力を発生させるコイルばねとを
装着して、略一定のトルクにより回転可能にした巻き取
り軸と、該巻き取り軸を正逆回転させる直流モータとか
らなる電動シャッタは、シャッタの下端が全閉位置に到
達しても直流モータが回転し続けると、該直流モータに
流れる負荷電流が増加する。従って、この負荷電流が所
定の設定値以上になったとき、通電を遮断して直流モー
タを停止することにより、全閉位置でのシャッタの停止
制御を行うようにした電動シャッタの開閉制御装置があ
る。
ッタと、繰り出しとともに垂下する前記シャッタ部分の
重量に略均衡する回転反力を発生させるコイルばねとを
装着して、略一定のトルクにより回転可能にした巻き取
り軸と、該巻き取り軸を正逆回転させる直流モータとか
らなる電動シャッタは、シャッタの下端が全閉位置に到
達しても直流モータが回転し続けると、該直流モータに
流れる負荷電流が増加する。従って、この負荷電流が所
定の設定値以上になったとき、通電を遮断して直流モー
タを停止することにより、全閉位置でのシャッタの停止
制御を行うようにした電動シャッタの開閉制御装置があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、巻き取
り軸から繰り出されるシャッタは、垂れ下がって伸長し
ているから、その下端が全閉位置に到達しても直ちに直
流モータの負荷電流は増加しない。連結されたスラット
間で回動したりシャッタ全体で湾曲したりして、伸長し
た部分が押し込まれた状態になって、前記負荷電流が増
加したとき直流モータが停止する。このとき、巻き取り
軸に装着されたコイルばねは、最大に巻き込まれた状態
であるとともに、シャッタの重量が直接作用していない
状態となっている。
り軸から繰り出されるシャッタは、垂れ下がって伸長し
ているから、その下端が全閉位置に到達しても直ちに直
流モータの負荷電流は増加しない。連結されたスラット
間で回動したりシャッタ全体で湾曲したりして、伸長し
た部分が押し込まれた状態になって、前記負荷電流が増
加したとき直流モータが停止する。このとき、巻き取り
軸に装着されたコイルばねは、最大に巻き込まれた状態
であるとともに、シャッタの重量が直接作用していない
状態となっている。
【0004】従って、直流モータが停止すると、このコ
イルばねの回転反力が瞬間的に作用し、巻き取り軸を勢
いよく逆回転させてシャッタを巻き取り、スラット間で
回動して湾曲した状態のシャッタを伸長させるばかりで
なく、シャッタの下端を全閉位置から引き上げてしまう
場合があり、シャッタが全閉されないという問題点を生
じる。これに対して、停止時直流モータを短絡してブレ
ーキ力を高め逆回転を阻止することもできるが、コイル
ばねの回転反力が作用した状態で停止するため、短絡を
解除することができない。従って、手動開閉が不可能と
なり実用的でないという問題点がある。本発明は上記問
題点を解決するためになされたもので、閉じられたシャ
ッタの下端が全閉位置に確実に停止できる電動シャッタ
の開閉制御装置を提供することを目的とするものであ
る。
イルばねの回転反力が瞬間的に作用し、巻き取り軸を勢
いよく逆回転させてシャッタを巻き取り、スラット間で
回動して湾曲した状態のシャッタを伸長させるばかりで
なく、シャッタの下端を全閉位置から引き上げてしまう
場合があり、シャッタが全閉されないという問題点を生
じる。これに対して、停止時直流モータを短絡してブレ
ーキ力を高め逆回転を阻止することもできるが、コイル
ばねの回転反力が作用した状態で停止するため、短絡を
解除することができない。従って、手動開閉が不可能と
なり実用的でないという問題点がある。本発明は上記問
題点を解決するためになされたもので、閉じられたシャ
ッタの下端が全閉位置に確実に停止できる電動シャッタ
の開閉制御装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の電動シャッタの開閉制御装置は、スラットを連
結した巻き取り可能なシャッタと、繰り出しとともに垂
下する前記シャッタ部分の重量に略均衡する回転反力を
発生させるコイルばねとを装着して、略一定のトルクに
より回転可能にした巻き取り軸と、該巻き取り軸を正逆
回転させる直流モータと、該直流モータの駆動回路を切
替えるとともに、前記直流モータの負荷電流が所定の設
定値を超えた場合、前記駆動回路への通電を遮断して前
記直流モータを停止させるようにした直流モータ制御回
路とを備えた電動シャッタの開閉制御装置において、前
記シャッタの下端が全閉位置に押し込まれ、前記駆動回
路への通電遮断により停止した前記直流モータが、前記
コイルばねの回転反力により逆回転して発電する電力を
消費する抵抗を、前記駆動回路に並列に介装したことを
特徴とする。
本発明の電動シャッタの開閉制御装置は、スラットを連
結した巻き取り可能なシャッタと、繰り出しとともに垂
下する前記シャッタ部分の重量に略均衡する回転反力を
発生させるコイルばねとを装着して、略一定のトルクに
より回転可能にした巻き取り軸と、該巻き取り軸を正逆
回転させる直流モータと、該直流モータの駆動回路を切
替えるとともに、前記直流モータの負荷電流が所定の設
定値を超えた場合、前記駆動回路への通電を遮断して前
記直流モータを停止させるようにした直流モータ制御回
路とを備えた電動シャッタの開閉制御装置において、前
記シャッタの下端が全閉位置に押し込まれ、前記駆動回
路への通電遮断により停止した前記直流モータが、前記
コイルばねの回転反力により逆回転して発電する電力を
消費する抵抗を、前記駆動回路に並列に介装したことを
特徴とする。
【0006】また、上記構成の電動シャッタの開閉制御
装置において、前記直流モータの停止後、所定時間経過
後に前記駆動回路を遮断する遮断遅延手段を設けてもよ
い。
装置において、前記直流モータの停止後、所定時間経過
後に前記駆動回路を遮断する遮断遅延手段を設けてもよ
い。
【0007】
【作用及び発明の効果】上記電動シャッタの開閉制御装
置によれば、シャッタの下端が全閉位置に押し込まれ
て、駆動回路への通電遮断により停止した直流モータ
は、コイルばねの回転反力により逆回転して発電する。
そして、その電流は前記駆動回路に並列に介装した抵抗
に流れる。このため、直流モータの逆回転に対して制動
力が作用し、コイルばねの回転反力の急激な作用が抑制
され、ゆっくりと巻き取り軸が逆回転してシャッタが巻
き取られ、スラット間が伸長して支えられるシャッタの
重量と巻き戻されたコイルばねの回転反力とが釣り合っ
た時点で逆回転が停止するから、シャッタの下端が全閉
位置から引き上げられることがなく、シャッタの下端を
全閉位置に確実に停止できるという効果がある。また、
駆動回路を遮断する遮断遅延手段を設けているから、所
定時間経過後に前記駆動回路が遮断され、手動によりシ
ャッタを開閉操作することができる。
置によれば、シャッタの下端が全閉位置に押し込まれ
て、駆動回路への通電遮断により停止した直流モータ
は、コイルばねの回転反力により逆回転して発電する。
そして、その電流は前記駆動回路に並列に介装した抵抗
に流れる。このため、直流モータの逆回転に対して制動
力が作用し、コイルばねの回転反力の急激な作用が抑制
され、ゆっくりと巻き取り軸が逆回転してシャッタが巻
き取られ、スラット間が伸長して支えられるシャッタの
重量と巻き戻されたコイルばねの回転反力とが釣り合っ
た時点で逆回転が停止するから、シャッタの下端が全閉
位置から引き上げられることがなく、シャッタの下端を
全閉位置に確実に停止できるという効果がある。また、
駆動回路を遮断する遮断遅延手段を設けているから、所
定時間経過後に前記駆動回路が遮断され、手動によりシ
ャッタを開閉操作することができる。
【0008】
【実施例】本発明に係る電動シャッタの開閉制御装置の
一実施例を添付図面を参照して説明する。図1は電動シ
ャッタ装置50の概略正面図である。シャッタ51は細
長いスラット52どうしを順番に連結して長さ方向(巻
き取り方向)で回動したり幾分伸縮可能な構造に形成し
てある。そして、幅方向の枠部材53,53により案内
されて、窓や開放面の前面に垂れ下がり、下端51aが
下側の水平枠部材54に到達して全閉される。シャッタ
51の一端は、前記幅方向の枠部材53,53の上端に
設けられた巻き取りケース55内に差し渡された巻き取
り軸56に固定されている。巻き取り軸56にはコイル
ばね57,57が装着され、シャッタ51の繰り出しと
ともに巻き込まれ、垂れ下がった部分のシャッタ51の
重量と略均衡する回転反力を生じる。これにより、巻き
取り軸56は略一定のトルクにより回転される。この巻
き取り軸55は、直流モータ58により正逆回転され
る。
一実施例を添付図面を参照して説明する。図1は電動シ
ャッタ装置50の概略正面図である。シャッタ51は細
長いスラット52どうしを順番に連結して長さ方向(巻
き取り方向)で回動したり幾分伸縮可能な構造に形成し
てある。そして、幅方向の枠部材53,53により案内
されて、窓や開放面の前面に垂れ下がり、下端51aが
下側の水平枠部材54に到達して全閉される。シャッタ
51の一端は、前記幅方向の枠部材53,53の上端に
設けられた巻き取りケース55内に差し渡された巻き取
り軸56に固定されている。巻き取り軸56にはコイル
ばね57,57が装着され、シャッタ51の繰り出しと
ともに巻き込まれ、垂れ下がった部分のシャッタ51の
重量と略均衡する回転反力を生じる。これにより、巻き
取り軸56は略一定のトルクにより回転される。この巻
き取り軸55は、直流モータ58により正逆回転され
る。
【0009】図2は直流モータ58の制御回路図であ
る。1はマイクロコンピュータ等によって構成され、シ
ャッタ下降スイッチ11またはシャッタ上昇スイッチ1
2の操作に応じて直流モータ58の正逆回転を制御する
制御指令回路である。そして、該制御指令回路1には、
直流電源回路2に介装した電流検知器13により検知さ
れた直流モータ58の負荷電流が入力される。3は該制
御指令回路1の指令により、直流モータ58を正逆回転
させたり、停止させるため直流モータ58の駆動回路4
への通電方向を切替えたり、通電を遮断したりする通電
制御回路であり、トランジスタQ1〜Q6及び抵抗R1
〜R8からなる。
る。1はマイクロコンピュータ等によって構成され、シ
ャッタ下降スイッチ11またはシャッタ上昇スイッチ1
2の操作に応じて直流モータ58の正逆回転を制御する
制御指令回路である。そして、該制御指令回路1には、
直流電源回路2に介装した電流検知器13により検知さ
れた直流モータ58の負荷電流が入力される。3は該制
御指令回路1の指令により、直流モータ58を正逆回転
させたり、停止させるため直流モータ58の駆動回路4
への通電方向を切替えたり、通電を遮断したりする通電
制御回路であり、トランジスタQ1〜Q6及び抵抗R1
〜R8からなる。
【0010】前記駆動回路4は、直流モータ58、ノイ
ズフィルタ14、抵抗R9及び互いに逆向きに接続した
ダイオード15,16をそれぞれ並列に接続したもの
で、前記トランジスタQ3とQ5間及びトランジスタQ
4とQ6間に接続されている。さらに、駆動回路4には
直流モータ58と直列にリレー接点17が介装される。
該リレー接点17を作動させるリレーコイル18は電解
コンデンサ19と並列結線して、前記ダイオード15と
ダイオード16の間とアース間に接続される。
ズフィルタ14、抵抗R9及び互いに逆向きに接続した
ダイオード15,16をそれぞれ並列に接続したもの
で、前記トランジスタQ3とQ5間及びトランジスタQ
4とQ6間に接続されている。さらに、駆動回路4には
直流モータ58と直列にリレー接点17が介装される。
該リレー接点17を作動させるリレーコイル18は電解
コンデンサ19と並列結線して、前記ダイオード15と
ダイオード16の間とアース間に接続される。
【0011】次に上記した構成による本実施例の直流モ
ータ58の制御回路の作動を説明する。先ず、シャッタ
下降スイッチ11が押されると、制御指令回路1の指令
によりトランジスタQ1がオンされ、トランジスタQ3
及びトランジスタQ6がオンされる。そして、ダイオー
ド15を介して電解コンデンサ19に電荷が蓄積される
とともに、リレーコイル18に通電され、リレー接点1
7がオンされて、直流モータ58の駆動回路4が閉成さ
れる。駆動回路4に流れる矢線a方向の電流により直流
モータ58が正回転し、巻取り軸56からシャッタ51
が繰り出され、コイルばね57,57が巻き込まれる。
そして、コイルばね57,57の回転反力と、シャッタ
51の垂れ下がった部分の重量とが略均衡する。
ータ58の制御回路の作動を説明する。先ず、シャッタ
下降スイッチ11が押されると、制御指令回路1の指令
によりトランジスタQ1がオンされ、トランジスタQ3
及びトランジスタQ6がオンされる。そして、ダイオー
ド15を介して電解コンデンサ19に電荷が蓄積される
とともに、リレーコイル18に通電され、リレー接点1
7がオンされて、直流モータ58の駆動回路4が閉成さ
れる。駆動回路4に流れる矢線a方向の電流により直流
モータ58が正回転し、巻取り軸56からシャッタ51
が繰り出され、コイルばね57,57が巻き込まれる。
そして、コイルばね57,57の回転反力と、シャッタ
51の垂れ下がった部分の重量とが略均衡する。
【0012】そして、シャッタ51の下端51aが水平
枠部材54に到達した後も、スラット52どうしの押し
込みによる回動や収縮が生じて、直流モータ58が回転
し続ける。そして、シャッタ51の繰り出しが不能とな
ると、直流モータ58が過負荷の状態となり、負荷電流
が増加する。この負荷電流の増加は、電流検知器13に
より制御指令回路1にフィードバックされる。負荷電流
が所定の設定値以上になると、制御指令回路1はトラン
ジスタQ1をオフする。トランジスタQ1のオフによ
り、トランジスタQ3及びトランジスタQ6がオフにな
って、直流電源回路2が断たれ直流モータ58が停止す
る。直流電源回路2が断たれると、電解コンデンサ19
から電荷が放電されてリレーコイル18に通電されるた
め、リレー接点17が作動し続け、駆動回路4が遮断さ
れることがない。
枠部材54に到達した後も、スラット52どうしの押し
込みによる回動や収縮が生じて、直流モータ58が回転
し続ける。そして、シャッタ51の繰り出しが不能とな
ると、直流モータ58が過負荷の状態となり、負荷電流
が増加する。この負荷電流の増加は、電流検知器13に
より制御指令回路1にフィードバックされる。負荷電流
が所定の設定値以上になると、制御指令回路1はトラン
ジスタQ1をオフする。トランジスタQ1のオフによ
り、トランジスタQ3及びトランジスタQ6がオフにな
って、直流電源回路2が断たれ直流モータ58が停止す
る。直流電源回路2が断たれると、電解コンデンサ19
から電荷が放電されてリレーコイル18に通電されるた
め、リレー接点17が作動し続け、駆動回路4が遮断さ
れることがない。
【0013】直流モータ58が停止したとき、巻き取り
軸56のコイルばね57,57は、最大に巻き込まれた
状態であるとともに、シャッタ51の重量が直接作用し
ていない状態となっている。このため、このコイルばね
57,57の回転反力が瞬間的に作用し、巻き取り軸5
6を勢いよく逆回転させる。巻き取り軸56に連動する
逆回転により直流モータ58は、発電機となって発電
し、この発電電力に基づく電流が駆動回路4に並列に介
装された抵抗R9を流れる。
軸56のコイルばね57,57は、最大に巻き込まれた
状態であるとともに、シャッタ51の重量が直接作用し
ていない状態となっている。このため、このコイルばね
57,57の回転反力が瞬間的に作用し、巻き取り軸5
6を勢いよく逆回転させる。巻き取り軸56に連動する
逆回転により直流モータ58は、発電機となって発電
し、この発電電力に基づく電流が駆動回路4に並列に介
装された抵抗R9を流れる。
【0014】このため、直流モータ58の逆回転に対す
る制動力が作用し、コイルばね57,57の回転反力の
急激な作用が抑制され、ゆっくりと巻き取り軸56が逆
回転してシャッタ51が巻き込まれる。この逆回転によ
り巻き戻されたコイルばね57,57の回転反力と、巻
き込まれてスラット52間が伸長して支えられるシャッ
タ51部分の重量とが釣り合った時点で逆回転が停止す
るから、シャッタ51の下端51aが全閉位置である水
平枠部材54から引き上げられて、水平枠部材54との
間に隙間を生じることがない。
る制動力が作用し、コイルばね57,57の回転反力の
急激な作用が抑制され、ゆっくりと巻き取り軸56が逆
回転してシャッタ51が巻き込まれる。この逆回転によ
り巻き戻されたコイルばね57,57の回転反力と、巻
き込まれてスラット52間が伸長して支えられるシャッ
タ51部分の重量とが釣り合った時点で逆回転が停止す
るから、シャッタ51の下端51aが全閉位置である水
平枠部材54から引き上げられて、水平枠部材54との
間に隙間を生じることがない。
【0015】そして、電解コンデンサ19に蓄積された
電荷が放電が終了すると、リレー接点17がオフになっ
て駆動回路4が遮断されるから、直流モータ58の回転
による制動力が作用しない。また、シャッタ51の垂れ
下がった部分の重量とコイルばね57,57の回転反力
が略均衡しているから、手動でシャッタ51の開閉が可
能となる。尚、抵抗R9の抵抗値を所定の値に設定する
ことにより、上記制動力の調整を行うことができる。ま
た、電解コンデンサ19の容量により、駆動回路4が遮
断されるまでの時間を調整することができる。
電荷が放電が終了すると、リレー接点17がオフになっ
て駆動回路4が遮断されるから、直流モータ58の回転
による制動力が作用しない。また、シャッタ51の垂れ
下がった部分の重量とコイルばね57,57の回転反力
が略均衡しているから、手動でシャッタ51の開閉が可
能となる。尚、抵抗R9の抵抗値を所定の値に設定する
ことにより、上記制動力の調整を行うことができる。ま
た、電解コンデンサ19の容量により、駆動回路4が遮
断されるまでの時間を調整することができる。
【0016】シャッタ上昇スイッチ12が押されると、
制御指令回路1の指令によりトランジスタQ2がオンさ
れ、トランジスタQ4及びトランジスタQ5がオンされ
る。そして、ダイオード15を介して電解コンデンサ1
9に電荷が蓄積されるとともに、リレーコイル18に通
電され、リレー接点17がオンされて、直流モータ58
の駆動回路4が閉成される。駆動回路4に流れる矢線b
方向の電流により直流モータ58が、逆回転し巻取り軸
56にシャッタ51が巻き込まれ、コイルばね57,5
7が巻き戻される。そして、シャッタ51の下端51a
が上昇して全開位置に到達したとき、図示しないストッ
パによりシャッタ51を停める。直流モータ58の負荷
電流の増加により、通電制御回路3が遮断され直流モー
タ58が停止する。このときコイルばね57,57は、
ほとんど巻き戻された状態であるとともに、シャッタ5
1の垂れ下がり部分もほとんどない。
制御指令回路1の指令によりトランジスタQ2がオンさ
れ、トランジスタQ4及びトランジスタQ5がオンされ
る。そして、ダイオード15を介して電解コンデンサ1
9に電荷が蓄積されるとともに、リレーコイル18に通
電され、リレー接点17がオンされて、直流モータ58
の駆動回路4が閉成される。駆動回路4に流れる矢線b
方向の電流により直流モータ58が、逆回転し巻取り軸
56にシャッタ51が巻き込まれ、コイルばね57,5
7が巻き戻される。そして、シャッタ51の下端51a
が上昇して全開位置に到達したとき、図示しないストッ
パによりシャッタ51を停める。直流モータ58の負荷
電流の増加により、通電制御回路3が遮断され直流モー
タ58が停止する。このときコイルばね57,57は、
ほとんど巻き戻された状態であるとともに、シャッタ5
1の垂れ下がり部分もほとんどない。
【0017】上記したように本実施例は、直流モータ5
8の駆動回路4に抵抗R9を並列に介装することによ
り、全閉位置にシャッタ51の下端51aを確実に停止
させることができ、駆動回路4の遮断遅延手段も電解コ
ンデンサ19とリレー接点17及びリレーコイル18に
より構成したので、回路構成が複雑化することもなくコ
スト的にも有利となる利点がある。
8の駆動回路4に抵抗R9を並列に介装することによ
り、全閉位置にシャッタ51の下端51aを確実に停止
させることができ、駆動回路4の遮断遅延手段も電解コ
ンデンサ19とリレー接点17及びリレーコイル18に
より構成したので、回路構成が複雑化することもなくコ
スト的にも有利となる利点がある。
【図1】電動シャッタ装置の概略正面図である。
【図2】直流モータの制御回路図である。
1 制御指令回路 3 通電制御回路 4 駆動回路 13 電流検知器 17 リレー接点 18 リレーコイル 19 電解コンデンサ 50 電動シャッタ装置 51 シャッタ 51a 下端 52 スラット 54 水平枠部材 56 巻き取り軸 57,57 コイルばね 58 直流モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E06B 9/88 E05F 15/10 - 15/16 H02P 3/08
Claims (2)
- 【請求項1】 スラットを連結した巻き取り可能なシャ
ッタと、繰り出しとともに垂下する前記シャッタ部分の
重量に略均衡する回転反力を発生させるコイルばねとを
装着して、略一定のトルクにより回転可能にした巻き取
り軸と、該巻き取り軸を正逆回転させる直流モータと、
該直流モータの駆動回路を切替えるとともに、前記直流
モータの負荷電流が所定の設定値を超えた場合、前記駆
動回路への通電を遮断して前記直流モータを停止させる
ようにした直流モータ制御回路とを備えた電動シャッタ
の開閉制御装置において、 前記シャッタの下端が全閉位置に押し込まれ、前記駆動
回路への通電遮断により停止した前記直流モータが、前
記コイルばねの回転反力により逆回転して発電する電力
を消費する抵抗を、前記駆動回路に並列に介装したこと
を特徴とする電動シャッタの開閉制御装置。 - 【請求項2】 前記直流モータの停止後、所定時間経過
後に前記駆動回路を遮断する遮断遅延手段を設けたこと
を特徴とする請求項1に記載の電動シャッタの開閉制御
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13637694A JP2847034B2 (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 電動シャッタの開閉制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13637694A JP2847034B2 (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 電動シャッタの開閉制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09137683A JPH09137683A (ja) | 1997-05-27 |
JP2847034B2 true JP2847034B2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=15173720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13637694A Expired - Fee Related JP2847034B2 (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 電動シャッタの開閉制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2847034B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4709401B2 (ja) * | 2001-01-31 | 2011-06-22 | 文化シヤッター株式会社 | 開閉装置 |
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