JP2845636B2 - 繊維糸条巻取機用トラバースガイド - Google Patents

繊維糸条巻取機用トラバースガイド

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は繊維糸条巻取機用トラバ
ースガイド、さらに詳しくは繊維強化樹脂等における補
強用繊維の束断面が偏平状のものをボビンに巻き取る際
に、繊維束の折り曲った部分を生じさせることなく,綾
状で規則正しく巻き取ることができる優れた繊維糸条巻
取機用トラバースガイドに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、炭素繊維、ガラス繊維、アクリル
系繊維およびポリビニルアルコール系繊維などの高強
度、高弾性率繊維を補強材とする複合材料の分野では、
軽量化の指向および用途多様化の傾向が著しく、それに
伴い,例えば補強繊維にマトリックス樹脂を含浸・硬化
せしめた,いわゆるプリプレグに対しては薄物化の要求
が強くなってきた。このため補強繊維には、従来のいわ
ゆるロープ状に代って、無撚りでしかも偏平状としたも
のが用いられるようになった。
【0003】かかる無撚りで偏平状の補強繊維束(以
下、単にテープ状繊維束という)は、その取扱い上から
一旦ボビンに巻き取り、パッケージとしているが、その
際巻き取り直前でボビンの幅方向にトラバースさせる方
法がとられている。このトラバース方法は、ボビン軸に
対して直角に配置したガイドローラでテープ状繊維束の
偏平面を拘束させてボビン軸に平行にトラバースさせる
のが一般的である。すなわち、図5に示すように、テー
プ状繊維束2は供給ローラ1よりボビン4の回転軸に対
して直角に保たれたガイドローラ30により拘束された
状態でトラバースされつゝ回転するボビン4に巻き取ら
れる(該ボビンの駆動源は図示せず)。このようなガイ
ドローラは通常、自由回転する一対のローラ組合わせで
あり、ガイドローラ間の隙間はテープ状繊維束の厚さま
たはそれ以上にして用いられる。そして走行するテープ
状繊維束2を拘束しつつ,ガイドローラ30をボビン4
の回転軸方向にトラバースさせるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来のテープ状
繊維束の巻き取り例において、テープ状繊維束はガイド
ローラとボビンの回転軸との間で常に90°の角度で捻
られており、またその捻り方向がトラバース端部におい
て逆方向に変るため、図6に示すように、パッケージ5
の端部でテープ状繊維束が折り返されて表裏が交互に現
われ、そこに折れ目が生ずることになる。このような捻
りによる折れ重なり部分は、テープ状繊維束の端部以外
でも生じることがある。かかるテープ状繊維束の折れ目
部分は、プリプレグ加工においてテープ状繊維束を一方
向に引き揃える際の拡がり性を低下させ、そのためテー
プ状繊維束同士の間に隙間が生じ、これが欠点となって
所望の薄物製品が得難いという問題点があった。すなわ
ち、本発明の目的は上記従来技術の問題点を解消し、繊
維強化樹脂等における補強繊維束をボビンに巻き取る際
に、その折れ曲った部分を生じさせることなく、綾状で
規則正しく巻き取ることができるトラバースガイドを提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、 (1)巻き取りボビン軸に対する角度θ1 が実質的に直
角である第1のガイドローラと、巻き取りボビン軸に対
する角度θe が−5゜±10゜である最終ガイドローラ
との間に、隣接ガイドローラ間の角度差が45゜以下で
あるような少なくとも1本の中間ガイドローラを配置し
てなり、かつ、前記各々のガイドローラの軸芯が連結さ
れた一体構造を有する、無撚りで偏平状の補強繊維束を
巻き取るための繊維糸条巻取機用トラバースガイド (2)巻き取りボビン軸に対する角度θa が実質的に直
角である入口部面と、巻き取りボビン軸に対する角度θ
b が−5゜±10゜である出口部面と、その入口部面と
出口部面との間を、(θa −θb )の角度で捻られた湾
曲面とを有し、かつ、該湾曲面に糸条を沿わせる手段を
有する、無撚りで偏平状の補強繊維束を巻き取るための
繊維糸条巻取機用トラバースガイドによって達成するこ
とができる。
【0006】以下、図面を参照しながら本発明を詳細に
説明する。
【0007】すなわち、図1は本発明の実施態様の一例
を示す斜視図、図2は本発明のトラバースガイドの配置
状態を説明するための図、図3(a)〜図3(b)はテ
ープ状繊維束のトラバース状態を説明するための図であ
る。なお、ここで図2において、ボビン中心に左右対称
な場合も本発明の効果は変らないことから、このような
左右対称な場合も本発明に含まれる。
【0008】まず、本発明のトラバースガイド31は、
図1および図2に示すように、巻き取りボビン4の回転
軸(以下、単にボビン軸という)に対する角度θ1 が実
質的に直角である第1のガイドローラ31aと、ボビン
軸に対する角度θeが−5°±10°である最終ガイド
ローラ31eと、両ガイドローラ間には、隣接ガイドロ
ーラ軸間の角度差θが最大45°、好ましくは35°以
下となるように配置された、少なくとも1本以上のガイ
ドローラ31b,31c……31eにより構成されてい
る。
【0009】この場合の各ガイドローラは、棒状体のも
のが一般的であり、寸法等はテープ状繊維束の太さ(即
ち、トータルデニール等)に応じて適宜決定すればよ
い。また材質や表面加工等についても、長時間の運転に
耐え、しかもテープ状繊維束にに対して毛羽等を生じさ
せないような選択が望ましい。さらに、各ガイドローラ
はそれらの軸芯を互に連結した一体構造とすることによ
り、各ガイドローラのボビン軸に対する角度を一定に保
つことができ、運転時の振動も軽減できるので長時間に
わたる操業が可能となる。
【0010】(作用)テープ状繊維束の巻き取りに当
り、テープ状繊維束2はボビン軸に対して直角に配置さ
れた供給ローラ1を経て本発明のトラバースガイド31
に導かれる。
【0011】このトラバースガイド31の入口部,すな
わち第1のガイドローラ31aは、ボビン軸に対する角
度θ1 を実質的に直角とするが、この角度θ1 が直角か
ら大きく外れると、テープ状繊維束2がトラバース時に
ガイドローラ31aの幅方向にずれるため、パッケージ
の端面乱れが生じたり、繊維束がガイドからはずれたり
する。
【0012】また、第2のガイドローラ31b以降のガ
イドローラは、図2に示すように隣接ガイドローラ間の
角度差θを最大45°、好ましくは35°以下として、
テープ状繊維束に対して徐々に捻りを与えるような配置
とする。この際、テープ状繊維束の両耳部は中央部に比
べ捻りの位相差が大きいために、テープ状繊維束の幅方
向に張力分布が生ずることになる。このためこの領域で
テープ状繊維束に対しあまり急激な捻りを与えると、そ
の部分でテープ状繊維束の幅が狭くなったり、あるいは
折れ重なり合う現象が現われる。かかる現象を避けるた
めには、隣接ガイドローラ間の角度差θを45°以下、
好ましくは35°以下とするが、ここで角度差θをあま
り小さくすると、ガイドローラ本数を増やさねばならぬ
等、装置上の負担が増大することになるため、適度な角
度差θの選択が望ましい。
【0013】そして最後には、テープ状繊維束の扁平面
がボビン軸と実質的に平行になるように,最終ガイドロ
ーラを巻き取りボビン軸に対する角度θeを−5°±1
0°(すなわち−15°〜+5°)の範囲内とする。こ
の角度θeが−5°±10°の範囲を外れると、安定し
た巻き取りができなかったり、パッケージの巻き崩れが
生じる等、新たな問題が生じるため好ましくない。
【0014】すなわち、テープ状繊維束をトラバースガ
イドによりトラバースした場合にはトラバースの方向に
よりテープ状繊維束の幅に相違ができる現象を伴うこと
がある。これを図1および図3(a)〜図3(c)によ
り説明する。
【0015】まずトラバースガイドが静止の状態を示す
図3(a)では、テープ状繊維束2の進路は変わらない
のでその幅は常に一定である。一方、図3(b)ではト
ラバースガイド31が右方向へ移動する状態であり、テ
ープ状繊維束2はトラバースガイド31から後方に遅れ
てボビン4に到達する。この後方への遅れは、トラバー
スガイド31の内部にまで及ぶのでテープ状繊維束は図
1で示したガイドローラ群の奥の方、すなわち捻りを緩
和する方向に移動するため、前記トラバースしていない
時に比べて幅が広くなる傾向にある。また、トラバース
ガイド31が左方向へ移動する場合を示す図3(c)で
は、テープ状繊維束2がトラバースガイド31の後方か
ら追従する現象は同様であるが、テープ状繊維束は図1
で示したガイドローラ群の手前、すなわち捻りを強化す
る方向へ移動するため、前記のトラバースしていない時
に比べて幅が狭くなる傾向がある。このようにトラバー
スガイド31内部での追従遅れの現象は、トラバースの
方向によるテープ状繊維束の幅に相違を生じせしめるこ
とになる。
【0016】かかる現象は、テープ状繊維束の幅管理、
特に幅の変動を重要視する場合には問題であり、また巻
き上げられたパッケージは図1のパッケージ5の右端に
相当する部分の巻径が小さく、左端に相当する部分は巻
径が大きいような傾斜を有することになり、このような
パッケージは巻き崩れが生じやすい。かかる諸問題は、
最終ガイドローラ31eの角度θeをマイナスとするこ
とで解決できる。ここで、角度θeがマイナスとは、図
2に示すようにボビン軸に平行な線を基準線としてガイ
ドローラ軸がその基準線より下方を向いている場合をい
う(角度θeがプラスとは、ガイドローラ軸がその基準
線より上方を向く)。
【0017】さらに、図1、図3を参照して説明する
と、例えば最終ガイドローラ31eの角度θeを−5°
に設定してトラバースした場合、トラバースガイド31
が右方向へ移動する状態(図3(b))においては、最
終ガイドローラ31eとボビン4の間のテープ状繊維束
2は最終ガイドローラの角度5°に相当する捻りが強化
される方向となり、前述した追従遅れによる捻り緩和を
相殺する傾向にある。逆に、トラバースガイド31が左
方向へ移動する状態(図3(c))においては、テープ
状繊維束2は最終ガイドローラの角度5°に相当する捻
りを緩和する方向となるため、それまでの捻り強化を相
殺する傾向にある。このように最終ガイドローラ31e
の角度θeをマイナスとすることによりテープ状繊維束
2を捻ってトラバースする時の幅変化が抑制されるた
め、結局、トラバースガイド31が左右方向へのトラバ
ースによるテープ状繊維束の幅変化を小さくすることが
できる。しかし、かかる役目を有する最終ガイドローラ
31eの角度θeは−15°を越えると、捻りの全角度
が過大となり安定した巻き取りができなくなる。一方、
角度θeは最大+5°まで非平行としても本発明の目的
は達成できる。かかるガイドローラ組合わせからなるト
ラバースガイドを用いると、テープ状繊維束の偏平面は
ボビン軸に対して実質的に平行となり、トラバースの端
部のみならず,その他の部分でも折り返されて折れ目が
生ずることはない。
【0018】次に、本発明のトラバースガイドについて
他の実施態様を説明する。図4は本発明のトラバースガ
イドの他の実施態様を示す斜視図である。図示するよう
に、本発明のトラバースガイド32は、ボビン軸に対す
る角度θa が実質的に直角である入口部面32aと、ボ
ビン軸に対する角度θb が−5゜±10゜である出口部
面32と、その入口部面と出口部面との間を、(θa
−θb )の角度で捻られた湾曲面32とする構成とな
している。
【0019】このトラバースガイド32には、板状や箱
型のものがある。箱型の場合には、トラバース時に害箱
の内側二面で拘束されるので他の補助具を付帯させる必
要がないが、板状の場合にはトラバース時にテープ状繊
維束がトラバースガイドからの離脱を防止するため、入
口部に離脱防止具を備えることが望ましい。その離脱防
止には、たとえばスリット型あるいは櫛型のガイド、ま
たは図4で示すような形状のガイドローラ様の離脱防止
具などが好適であるこれによりテープ状繊維束2が湾
曲面に沿うようにすることができる。
【0020】(作用)この例におけるトラバースガイド
32は、テープ状繊維束2を湾曲面に沿わせて捻る形式
のもので、ボビン軸に対して所定の角度に配置された入
口部面32aおよび出口部面32cとが、徐々に捻られ
た湾曲面32bで連続して結ばれた構造体に沿わせてテ
ープ状繊維束2を走行させるものである。このトラバー
スガイドを用いて巻き取れば、テープ状繊維束2に対し
て強制的な捻りが徐々に与えられ、テープ状繊維束2の
偏平面はボビン軸に対して実質的に平行となって、端部
で折り返されて折れ目が生ずることはない。また、この
場合もテープ状繊維束2はトラバースガイドの作動に追
従して巻き取られるため、トラバースの方向によってテ
ープ状繊維束の幅が広くなったり狭くなったりするが、
本発明においては出口部面32cの角度θbを−5°±
10°の範囲とすることで、前述したトラバースの方向
によるテープ状繊維束の幅変化を小さくすることができ
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。本例中、巻き上げたパッケージは次の方法によって
測定した。テープ状繊維束の折れ目 パッケージを解舒した時のターン100回に対して現わ
れた折れ目の数。
【0022】テープ状繊維束の幅 パッケージを解舒しながらトラバースの方向別に1ター
ン毎に4倍の拡大鏡で拡大し0.5mm単位の目盛りつき
物差しで0.1mm単位で測定しn=20の平均で表わし
た(単位;mm)。
【0023】巻き姿 パッケージの両端部に巻き硬度差がなく、巻き崩れを起
こし難い状態のものを良好とし、それ以外のものは不良
とした。
【0024】実施例1、比較例1 図1で示したトラバースガイドを用い、フィラメント数
が12000、単位長重量が0.8g/mの無撚りのテ
ープ状炭素繊維束をボビンに巻き上げた。トラバースガ
イドは、径15mm、長さ30mmで自由回転しかつ各回転
軸の最近接間隔を30mmとしたSUS製ガイドローラ5
本を、図2のごとくに配置し、ボビン軸に対するガイド
ローラの角度は第1ガイドローラθ1 =90°、最終ガ
イドローラθe=−5°とし、各ガイドローラ間の角度
を変更した。上記テープ状炭素繊維束はボビン(外径8
0mm、長さ200mm)にトラバース幅15cm、1m/分
の定速度、綾角10°で巻き上げた。得られたパッケー
ジを解舒してテープ状炭素繊維束が巻かれた状態を評価
した。その結果を表1に示した。
【0025】
【表1】
【0026】実施例2、比較例2 トラバースガイドの各ガイドローラ間最大角度差を35
°とし、最終ガイドローラの角度を変更した以外は実施
例1と同一の条件でテープ状炭素繊維束を巻き取り、得
られたパッケージを解舒してテープ状炭素繊維束が巻か
れた状態を評価した。その結果を表2に示した。
【0027】
【表2】
【0028】比較例3 自由回転する一対のガイドローラ(径20mm)により拘
束してトラバースする図5に示すような従来のトラバー
スガイドを用いたこと以外、実施例1と同一条件でテー
プ状炭素繊維束を巻取り、得られたパッケージを解舒し
てテープ状炭素繊維束の巻き上げ状態を評価した。その
結果、テープ状炭素繊維束は折れ目が131個、繊維束
の幅は4.1〜5.5mmであった。
【0029】実施例3 トラバースガイドの各ガイドローラ間最大角度差を30
°とし、巻取り綾角をトラバース速度により変更した以
外は、実施例1と同一の条件でテープ状炭素繊維束を巻
取った。採用した綾角を5°、10°、15°および2
0°としたところ、テープ状炭素繊維束は綾角5°〜2
0°の範囲では折れ目の全くないものが得られた。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、得られたパッケージは
テープ状繊維束が折り曲った状態で巻かれることがな
く、かつ長さ方向の幅変動が小さく、偏平面が規則正し
く重なり合った綾状で巻き取ることができる。またその
パッケージを解舒したテープ状繊維束の品質、品位は、
巻き取り操作前と全く変らず、従来技術による品質・品
位上および操業上の諸問題が一挙に解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のトラバースガイドの一実施態様を示
す斜視図である。なお、図1中、トラバースガイドを構
成する各々のガイドローラの軸芯を連結する部材の記載
は省略している。
【図2】この発明のトラバースガイドにおけるガイドロ
ーラの配置状態を説明するための図である。
【図3】トラバースガイドによるテープ状繊維束の移動
状態を説明するための図であり、(a)はトラバースガ
イドが静止状態にある図、(b)はトラバースガイドが
ボビンに対し右方向へ移動する状態を示す図、(c)は
トラバースガイドがボビンに対し左方向へ移動する状態
を示す図である。
【図4】この発明のトラバースガイドの他の実施態様を
示す斜視図である。
【図5】従来のトラバースガイドによる巻き取り例を示
す斜視図である。
【図6】この発明および従来のトラバースガイドによる
炭素繊維パッケージの巻き上げ状態を示す概略図であ
り、(a)は本発明のトラバースガイドによる炭素繊維
パッケージの巻き上げ状態を示す図、(b)は従来のト
ラバースガイドによる炭素繊維パッケージの巻き上げ状
態を示す図である。
【符号の説明】
1:供給ローラ 2:テープ状繊維束 30:ガイドローラ 31:トラバースガイド 31a:トラバースガイド(第1ガイドローラ) 31b:トラバースガイド(第2ガイドローラ) 31c:トラバースガイド(第3ガイドローラ) 31e:トラバースガイド(最終ガイドローラ) 32:トラバースガイド 32a:トラバースガイド(入口部) 32b:トラバースガイド(湾曲面) 32c:トラバースガイド(出口部) 4:巻き取りボビン 5:パッケージ 6:離脱防止具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−282057(JP,A) 実開 昭63−113053(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻き取りボビン軸に対する角度θ1 が実質
    的に直角である第1のガイドローラと、巻き取りボビン
    軸に対する角度θe が−5゜±10゜である最終ガイド
    ローラとの間に、隣接ガイドローラ間の角度差が45゜
    以下であるような少なくとも1本の中間ガイドローラを
    配置してなり、かつ、前記各々のガイドローラの軸芯が
    連結された一体構造を有する、無撚りで偏平状の補強繊
    維束を巻き取るための繊維糸条巻取機用トラバースガイ
    ド。
  2. 【請求項2】巻き取りボビン軸に対する角度θa が実質
    的に直角である入口部面と、巻き取りボビン軸に対する
    角度θb が−5゜±10゜である出口部面と、その入口
    部面と出口部面との間を、(θa −θb )の角度で捻ら
    れた湾曲面とを有し、かつ、該湾曲面に糸条を沿わせる
    手段を有する、無撚りで偏平状の補強繊維束を巻き取る
    ための繊維糸条巻取機用トラバースガイド。
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