JPH01167182A - 合成繊維糸条の高速巻取方法 - Google Patents

合成繊維糸条の高速巻取方法

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Publication number
JPH01167182A
JPH01167182A JP32500187A JP32500187A JPH01167182A JP H01167182 A JPH01167182 A JP H01167182A JP 32500187 A JP32500187 A JP 32500187A JP 32500187 A JP32500187 A JP 32500187A JP H01167182 A JPH01167182 A JP H01167182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
traverse
winding
package
speed
Prior art date
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Pending
Application number
JP32500187A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Sugimura
杉村 美喜雄
Takeji Ishigaki
石垣 竹司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Publication of JPH01167182A publication Critical patent/JPH01167182A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Winding Filamentary Materials (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 合成繊維からなる糸条の高速巻取方法において、前記糸
条の伸度が小さく、かつ繊度の太い糸条の巻取に関する
ものである。
〈従来の技術〉 従来、合成vanの巻取方法において、トラバース支点
より、トラバースストロークの両端の糸条受渡し反転点
を結ぶ直線までの垂線の長さを巻取中一定に保つ技術が
、特開昭58.−224971号公報で知られている。
このような従来技術においては、3500m/分以下の
低速度の巻取の場合、綾撮り中心と綾振り機構の糸条案
内ガイドとの距111tA(以降綾振り長さと称す)が
短いと、綾振りによるパッケージの中央部と端部での巻
取張力の変動によりパッケージ端部での糸の折返しが不
安定となり、端面で糸落ちが発生することがあり、実用
されている綾振り長さ(A)は、充分余裕を持って、パ
ッケージ巻幅(B)の4倍以上に取ることが通常になっ
ていた。
特に、繊度の細いPOYにおいては、パッケージの端部
での異常張力により糸質斑が発生することも知られてお
り、該綾振り長さ(A)は、パッケージ巻幅(B)の5
倍以上を必要とじていた。
〈本発明が解決しようとする問題点〉 近年、生産性向上の目的で、合成m維製造プロセスは、
著しく高速化されて3500m/分乃至8000m/分
の領域になってぎている。
高速になればなるほど巻取は難しくなり、従来の技術の
延長では、後工程で使いやすいパッケージが得られない
特に、伸度が20%以下でかつ、繊度が800D乃至3
000Dの糸条は、伸度が小さいことにより、綾振りに
よる糸の弦振動の吸収性が小さいことに加え、繊度が太
いことによる質量慣性で綾振り運動による振動力が大き
く、巻取中においてパッケージの端部で該振動力が大き
いと、前記綾振り機構によってパッケージ表面に綾目を
構成しながら巻かれている糸条が、−旦巻かれた綾目の
軌跡に保持されないで、該振動力により端部から剥離し
てパッケージ中央部へ向かって滑るように糸寄りを起こ
し、正常なパッケージの形成が著しく困難である。パッ
ケージ形成時に、糸条が滑ることは、正常なパッケージ
形成を困難にするのみならず、糸条の滑りが甚しい場合
には、糸のたるみが上流側に及び、上流のロール上で糸
にたるみが発生し、ロールに糸が巻取られ糸切れを誘発
し、巻取を中断させることもしばしば発生する。かがる
現象の発生を防ぐためには、巻取張力を異常に高い値に
しなければならない。
ところが、巻取張力を糸滑りが発生しない値まで上げる
と、巻取られたパッケージは、高張力巻取のため端部が
ふくれ、端部の糸条がボビンの長さよりもはみ出し、梱
包等の後加工でのハンドリングに支障をきたす。又、高
巻取張力で巻取ると糸条による綾め付は力によって、ボ
ビン径が異常に収縮変形し、満管巻取後にボビンホルダ
ーから抜き取れなくなるばかりが、該ボビンの再使用が
できなくなり、非常にコスト高になる。更には、高張力
で巻取るため、糸層ににる巻締め力によって内層の糸質
が変化するという問題があり、該高張力で巻取られたパ
ッケージは、後工程での糸条の解舒性が著しく悪化する
本発明の目的は、前記の従来技術の欠点を解消すること
にある。
本発明は、前記の目的を達成するために従来、高速で糸
条を巻取る方法において、前記糸条の弦振動によるパッ
ケージ形成における障害を避けるには、綾振り支点と綾
振り機構との間が、長い方が良いとされていた綾振りQ
さに注目して、鋭意検討した結果、糸条の弦振動と綾振
り長さAとパッケージ巻幅Bと稜角θ゜の関係において
、本発明で提供する関係が最も良好であることを見い出
した。
〈問題を解決するための手段および作用〉本発明の構成
は、繊度が800デニール以上、伸度が20%以下の合
成繊維糸条を3500m/分以上の高速で巻取機に巻取
る方法において、巻取機に巻取る糸条の綾振り支点(a
)と綾振り機構によって綾振りされる綾振り幅の中心(
b)との距11t(A′rrLTrL)と前記綾振り幅
(BTrLTn)とが1.5<A/B<4の範囲内とな
すとともに、前記巻取機に巻取られる糸条の稜角(θ゜
)が6°乃至13°の範囲内となすごとく綾振り機構の
速度を調整することを特徴とする合成繊維糸条の高速巻
取方法にある。
以下図面を使って詳記する第1図は本発明の巻取装置の
一実施態様を示す正面図、第2図は第1図に示した巻取
装置の側面図である。第3図は巻取装置への糸条巻取時
の糸条動向を示す説明図であり、第4図は糸条を巻取る
際に糸条に掛る力の方向を示す説明図である。第1図お
よび第2図において、給糸ロール1から送り出された糸
条3は、綾振り中心2を通り、綾振り長さA(711m
)の距離を置いて、綾振り機構4の糸条案内ガイド5に
よって、糸巻幅B(mTrL)の綾振運動させられなが
らタッチロール6に案内されて、ボビンホルダー8に挿
着されたボビン9上に稜角θ(°)を形成して巻き取ら
れる。
本発明者らの研究によれば、前記の巻取り機構は、綾振
り長さA(m7FL)、糸巻幅B(mU)の関係を1.
5<A/B<4の範囲とし、稜角θ(9)を6°乃至1
3°の範囲に選定することにより、パッケージ7の端部
7−で糸滑りのない形状の安定したパッケージが形成で
き、品質も良く、後工程での解舒性が非常に良好となる
。11度が800D未満の糸条は、糸条の質量慣性が小
さいので、伸度が20%以下で3500m/分以上の巻
取速度でも、綾振り長さAとパッケージ7の巻幅Bとの
関係がA/B > 4であり、かつ稜角θが6°以上で
も糸条の弦振動の力が小さく、パッケージ7の端部7−
近傍での糸滑りは発生しない。
ところが、繊度が800D以上になると糸条の質量慣性
が太き(なり、巻取速度が3500TrL/分で稜角が
6°以上になると、綾振りによる弦振動影響を受けるよ
うになる。しかし、伸度が20%を越えたものであれば
、該弦振動を糸条が吸収してパッケージ7の端部7−近
傍での糸滑りは発生しない。
伸度が20%以下の場合、糸条自身での弦振動吸収能力
が小さくなるため、綾振り長さAとパッケージ巻幅Bと
の関係がA/Bが4以上になると、弦振動の振幅が大き
くなり、糸条の走糸方向の長さ変動が大きくなり、巻取
張力変動が顕著に表われパッケージ端部7−で瞬間的に
巻取張力が大幅に低下して、たるみの状態になり、端部
7′で糸条3の滑りが発生する。第3図および第4図に
示すように、前記稜角θが大きくなればなるほど綾振り
速さが速くなり、綾振り速度の増大に伴って弦振動3−
が大きくなり、弦振動振幅Sが広くなる。このように、
稜角θは一見小さい方が良いようにみられるが、実際に
は稜角θが6°以下では、パッケージ7の端部7−での
折返し糸条3の糸溜り形成が悪く、巻上ったパッケージ
7の端部7′が軟かく、崩れ易いパッケージ7になり取
扱いが困難となる。従って、稜角θは6°以上が好まし
い。逆に、稜角θが13°以上になると、パッケージ7
の端部7′での折返し糸条3の糸溜り形成が多すぎ、端
部7−が硬くなり、端部7−のみがふくれ上がったパッ
ケージ7になって端部7−の品質が変化し好ましくない
一方、綾振り長さAとパッケージ巻幅Bとの関係A/B
が1.5以下では、第3図および第4図に示すように、
綾振り中心と綾振り折返し端部7′と綾振り案内ガイド
5の軌道によって構成される角度γが小さくなりすぎて
、糸条3の巻取張力Tの綾振り方向の成分ベクトルα、
即ちTXCO6γが大きくなり、綾振り案内ガイドによ
って、綾振りされている糸条が綾振り端部で折返すとき
の方向を逆転する瞬間に、糸条は綾振り案内ガイドの強
制力から一旦解放されるその瞬間に、ベクトルα力がパ
ッケージ7の表面に形成された綾目の折返し部に作用し
て、パッケージ7の表面で、パッケージ中央部へ糸条が
寄せられる現象が発生する。この現象が大きくなると、
糸条巻取張力が低下し、たるみの状態になり巻取りの継
続が困難になる。
〈実施例〉 比較実施例 糸条が800D未満の伸度20%以下の糸条について巻
取りを行った結果は、第1表に示すとおりであり、糸条
の繊度が800D未満の場合、巻取速度3500m/分
以上、稜角θ6゜以上でもA/Bが4以上の場合には正
常な巻取りができた。
第1表 注 PFはパッケージフオームを示す 実施例1 糸条の繊度が800Dの伸度20%以下の糸条について
巻取りを行った結果は、第2表に示すとおりであり、本
発明の条件範囲でしか端部7−が、正常なパッケージ7
が得られなかった。
(以下余白) 実施例2 実施例1における各条件のうち、繊度が840D、12
60D、1680Dの糸条を用い、他の条件はそれぞれ
No、1〜8と同じ条件で巻取った。端部糸滑り、端フ
クレ、端部硬度、解舒性、総合性ともに第2表に示した
結果と同じ結果であった。
〈発明の効果〉 本発明により、800D乃至3000Dの伸度が20%
以下の糸条を、3500m/分以上の高速で安定して巻
取ることができる。巻取ったパッケージは、フオーム、
後工程での解舒性も極めて良好である。使用されるボビ
ンも比較的低い巻取張力で巻くため、巻糸による締め付
は変形も小さく、通常使われる紙性のボビンでも充分再
使用ができ、大幅なボビンコスト低減ができる。又、巻
取速度を3500m/分以上、5000m/分以上乃至
7000m/分まで上げることができるため、飛躍的に
生産性を向上できる。
また、綾振り支点と綾振り機構との距離が短くなり、巻
取機全体が小型となし設備費の削減ならびに、糸かけ作
業を容易となすことができる。
【図面の簡単な説明】
図面はすべて本発明に係るものであり、第1図は巻取装
置の一実施態様を示す正面図。第2図は第1図に示した
巻取装置の側面図である。 第3図は巻取装置への糸条巻取時の糸条動向を示す説明
図であり、第4図は糸条を巻取る際に糸条に掛る力の方
向を示ず説明図である。 1・・・給糸ロール   2・・・綾振り中心3・・・
糸条     3′・・・弦振動4・・・綾振り機構 
  5・・・糸条案内ガイド6・・・タッチロール  
7・・・パッケージ8・・・ボビンホルダー 9・・・
ボビンS・・・弦振動振幅   θ・・・稜角γ・・・
角度      T・・・巻取張力α・・・ベクトル .1 リ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 繊度が800デニール以上、伸度が20%以下の合成繊
    維糸条を3500m/分以上の高速で巻取機に巻取る方
    法において、巻取機に巻取る糸条の綾振り支点(a)と
    綾振り機構によつて綾振りされる綾振り幅の中心(b)
    との距離(Amm)と前記綾振り幅(Bmm)とが1.
    5<A/B<4の範囲内となすとともに、前記巻取機に
    巻取られる糸条の稜角(θ゜)が6°乃至13°の範囲
    内となすごとく綾振り機構の速度を調整することを特徴
    とする合成繊維糸条の高速巻取方法。
JP32500187A 1987-12-21 1987-12-21 合成繊維糸条の高速巻取方法 Pending JPH01167182A (ja)

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ID=18172022

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JP (1) JPH01167182A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03223069A (ja) * 1990-01-25 1991-10-02 Toray Eng Co Ltd 巻取機の駆動制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03223069A (ja) * 1990-01-25 1991-10-02 Toray Eng Co Ltd 巻取機の駆動制御方法

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