JP2845434B2 - 文書編集装置 - Google Patents

文書編集装置

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JP2845434B2
JP2845434B2 JP62226195A JP22619587A JP2845434B2 JP 2845434 B2 JP2845434 B2 JP 2845434B2 JP 62226195 A JP62226195 A JP 62226195A JP 22619587 A JP22619587 A JP 22619587A JP 2845434 B2 JP2845434 B2 JP 2845434B2
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隆夫 加藤
芳宏 国分
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば、入力されたかな文字列等の未変換
の文字列を漢字に変換する機能を備えた文書編集装置に
関する。 [従来の技術] 従来より日本語の文書編集装置では、文書を入力する
作業者の負担を軽減するために、例えば、名詞+助詞の
ような文節単位のかな漢字変換(以下、単に文節変換と
いう)を行うものがある。この文節変換では、例えば、
名詞+助詞である「人は」を入力する際に、「ひと」入
力→変換→「人」確定→「は」入力→「は」確定のよう
に、単語単位で変換確定を行う必要はなく、「ひとは」
入力→変換→「人は」確定のように1回の変換操作で入
力することができる。これは、文書編集装置が入力され
た文字列を、自動的に名詞、助詞等の単語に分割して変
換するためである。 又、上記のような文書編集装置では、よりスムーズな
かな漢字変換を行うために、変換の学習を行っている。
即ち、「人」、「一」のように読みはいずれも「ひと」
である同音異語の間で、使用頻度の学習を行い、変換時
に使用頻度の高い単語ほど出易いようにするのである。 [発明が解決しようとする問題点] しかし、上記のような文書編集装置では、単語の読み
としては違うが、入力される文字列は同じになる文節間
では学習するのが困難であった。例えば、「ひとは」と
入力された文字列は、「ひと」+「は」あるいは「ひ」
+「とは」に分割され、「人は」あるいは「日とは」等
に変換されるが、これらの文節の間では学習は行われ
ず、予め定められた手順に従い、「人は」あるいは「日
とは」に常に変換されるのである。 例えば、最長一致法と呼ばれるアルゴリズムを用いた
場合には、「ひとは」と入力された文字列を変換する
と、常に「人は」に変換される。「日とは」に変換する
ためには、作業者が単語の区切り位置を変換毎に指示す
る必要があるのである。 上記のような文書編集装置では、収録される単語(辞
書)数を多くすることが望まれているが、反面、単語数
が多くなればそれだけ使用頻度の低い単語もたくさん含
まれてくることになるため、最長一致法を用いた変換で
は誤った変換が行われる可能性が高くなるという問題が
生じる。 そこで、例えば、特開昭61−110259号公報に記載のカ
ナ漢字変換制御方式の様な変換方式を適用した文書編集
装置が用いられていた。このカナ漢字変換制御方式は、
使用頻度の低い漢字を除いて最初の変換候補を検索し、
それらが選択されなかったときには、使用頻度の低い漢
字も加えて再度変換候補を検索するというものである。 しかし、単に使用頻度の高低によって最初の変換候補
を取捨選択し、検索を行っていたのでは、次の様な問題
点が生じる。それは、所望の漢字が極端に使用頻度の低
い漢字である様な場合には、所望の漢字が数回使用され
た位では、使用頻度の閾値を越えず、最初の変換候補と
して検索対象に挙げられないということである。一連の
文書を作成する場合には、特定の漢字を頻繁に使用する
ことが多い。そのような場合に、文書内で頻繁に使用さ
れる漢字が、使用頻度の低い漢字として設定されている
と、使用頻度の高い漢字が一通り表示された後で所望の
漢字が挙げられるため、無駄な時間を費やしてしまう。 そこで、本発明は上記問題点を解決するためになされ
たものであり、特に、直前の変換結果を学習し、最長一
致法を用いた変換をより迅速かつ正しく行うことを目的
とする。 [問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため、特許請求の範囲第1項に記
載の文書編集装置は、第1図に例示するように、未変換
の文字列を入力するための入力手段M1と、変換文字列M2
および該変換文字列M2の変換情報M3を記憶する書き換え
可能な辞書部M4と、作業者によって変換要求がなされた
ときに、前記辞書部M4から、前記入力手段M1によって入
力された未変換文字列に対応する変換文字列M2の内、前
記変換情報M3に基づいて候補文字列としての変換文字列
M2を抽出する抽出手段M5と、作業者によって選択要求が
なされたときに、前記抽出手段M5によって抽出された候
補文字列を選択する選択要求M6と、前記入力手段M1によ
って入力された未変換文字列を表示装置に表示すると共
に、前記抽出手段M5によって候補文字列が抽出されると
当該候補文字列を前記表示装置に表示し、さらに、前記
選択手段M6によって選択された候補文字列については、
確定文字列として前記表示装置へ表示する表示制御手段
M8と、を備えた文書編集装置であって、前記辞書部M4
は、使用頻度が低い変換文字列M2については、抽出放棄
情報が付与された変換情報M3を記憶しており、前記抽出
手段M5は、作業者によって変換要求がなされる度に1つ
の候補文字列を抽出するものであり、前記辞書部M4内
に、未変換文字列に対応する変換文字列M2であって前記
抽出放棄情報を有さない変換文字列M2がある場合には、
その変換文字列M2を候補文字列として抽出し、その様な
変換文字列M2がない場合には、前記未変換文字列の区切
り位置を末尾から一字先頭側にずらし、未変換文字を短
くして前記抽出作業を繰り返す第一次抽出を実行し、前
記第一次抽出を実行した結果、前記選択手段M6によって
何れの候補文字列も選択されなかった場合には、未変換
文字列の区切り位置を末尾に戻し、前記辞書部M4内に、
未変換文字列に対応する変換文字列M2であって前記抽出
放棄情報を有する変換文字列M2がある場合には、その変
換文字列M2を候補文字列として抽出し、その様な変換文
字列M2がない場合には、前記未変換文字列の区切り位置
を末尾から一字先頭側にずらし、未変換文字列を短くし
て前記抽出作業を繰り返す第二次抽出を実行すると共
に、さらに、前記選択手段M6にて候補文字列が選択され
たときに、当該選択された候補文字列の変換情報M3に抽
出放棄情報が付与されている場合には、当該候補文字列
の変換情報M3から抽出放棄情報を削除し、一方、前記抽
出手段M5により抽出され、かつ前記選択手段M6で選択さ
れなかった候補文字列の変換情報M3に抽出放棄情報を付
与する学習手段M7を備え、しかも、前記表示制御手段M8
は、前記抽出手段M5によって候補文字列が抽出される度
に、前記表示装置に表示する候補文字列を更新すること
を特徴とする。 [作用及び発明の効果] 特許請求の範囲第1項に記載の文書編集装置において
は、入力手段M1から未変換文字列が入力されると、抽出
手段M5は、当該入力された未変換文字列に対応する変換
文字列M2であって抽出放棄情報を有さないものを辞書部
M4から候補文字列として抽出する。なお、抽出手段M5
は、作業者によって変換要求がなされる度に、1つの候
補文字列を抽出する。そして、辞書部M4内にこの条件を
満たす変換文字列M2が存在しない場合には、未変換文字
列の区切り位置を末尾から一字先頭側にずらし、未変換
文字列を短くして同様の抽出を試みる。そして、未変換
文字列の区切り位置を一字先頭側にずらす作業と抽出を
試みる作業とを繰り返す(第一次抽出)。そして、抽出
手段M5が候補文字列を抽出する度に、表示制御手段M8
は、当該候補文字列を表示装置に表示する。 そして、第一次抽出を実行した結果、選択手段M6によ
って何れの候補文字列も選択されなかった場合には、抽
出手段M5は、未変換文字列の区切り位置を末尾に戻し、
辞書部M4から未変換文字列に対応する変換文字列M2であ
って抽出放棄情報を有するものを候補文字列として抽出
する。辞書部M4内にこの条件を満たす変換文字列M2が存
在しない場合には、未変換文字列の区切り位置を末尾か
ら一字先頭側にずらし、未変換文字列を短くして同様の
抽出を試みる。そして、未変換文字列の区切り位置を一
字先頭側にずらす作業と抽出を試みる作業とを繰り返す
(第二次抽出)。なお、第二次抽出においても同様に、
抽出手段M5は、作業者によって変換要求がなされる度に
1つの候補文字列を抽出し、表示制御手段M8は、当該抽
出された候補文字列を表示装置に表示する。 また、学習手段M7は、選択手段M6にて候補文字列が選
択されたときに、選択された候補文字列としての変換文
字列M2の変換情報M3に抽出放棄情報が付与されている場
合には、変換情報M3から抽出放棄情報を削除する。一
方、抽出手段M5により抽出され、かつ選択手段M6で選択
されなかった候補文字列の変換情報M3に抽出放棄情報を
付与する。 例えば、「人」に抽出放棄情報が付与されている場合
に、「ひとは」と入力されると、前述した従来の最長一
致法では「人は」を抽出するが、本発明では、「人」に
抽出放棄情報が付与されているため、抽出手段M5は
「人」を無視して、「日とは」を抽出する。しかし、作
業者が「日とは」に満足せず、選択しないときには、抽
出手段M5は抽出放棄情報の付与された「人は」を候補文
字列として抽出する。そして、「人は」が選択される
と、「人」は付与されていた抽出放棄情報を削除し、
「日」に抽出放棄情報を付与する。そして、次回、「ひ
とは」と入力されると、抽出手段M5は「人は」を抽出す
る。 本願発明の文書編集装置においては、一度選択された
変換文字列は、次回には、いち早く変換候補として挙げ
られることとなる。このため、文書編集中に同じ変換文
字列を何度も使用する場合には、変換効率が非常に向上
する。また、この作用・効果は、使用頻度が極端に低い
変換文字例についても同様に得られるので、初期状態に
おいて抽出される順位が最下位であっても、一度選択さ
れれば、次回にはいち早く変換候補として挙げられる。
即ち、本願発明によれば、入力文字列が同じであって区
切りの異なる変換文字列間において、候補として挙げる
優先度を学習することができるという効果が得られる。
従って、収録する単語数を多くしても変換効率が低下せ
ず、文書編集作業を行う作業者の負担を軽減することが
できる。 また、本願発明の文書編集装置においては、候補文字
列を1つ抽出する毎に、次の候補文字列を抽出するか否
かを作業者に選択させ、作業者によって変換要求がなさ
れると、次の候補文字列を抽出する。そして、作業者に
よって選択要求がなされると、それ以降の候補文字列の
抽出及び表示は行わない。このため、例えば抽出される
可能性がある候補文字列が10通りあったとしても、2番
目に抽出された候補文字列が選択された場合には、残り
8つの候補文字列は抽出も表示もされず、また、抽出放
棄情報の付与もされない。従って、無用な候補文字列に
対して抽出や表示等の処理を行う必要がないので、文書
編集装置の負担を軽減することができる。 この様に、本願発明の文書編集装置においては、作業
者の負担を軽減することができると共に、文書編集装置
自体の負担も軽減することができるので、変換効率を非
常に向上させることができる。 [実施例] 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第
2図は本発明の適用された日本語ワードプロセッサの斜
視図、第3図はその構成を示すブロック図である。 本実施例の日本語ワードプロセッサ10は、文字や編集
指示等を入力するキーボード20、文字や図形を表示する
表示装置(液晶ディスプレイ)30や、文字や図形を印字
するプリンタ40及びこれらに接続され文書の入力・変換
・編集・印刷を制御する機能を備えた電子制御装置50等
から構成されている。 キーボード20には、文字を入力する文字キー60、入力
されたかな文字列を漢字に変換する変換キー70、変換時
の変換文字列の選択等、各種動作の実行を行う改行実行
キー80、文書中の文字入力位置等を変えるカーソルキー
90等が設けられており、使用者はこれらのキーを操作す
ることによって、文書の入力、変換、編集、印刷等の指
示を前記電子制御装置50に与える。 電子制御装置50は、周知のCPU100、ROM110、RAM120等
を中心に算術論理演算回路として構成され、上記したキ
ーボード20等の外部装置の入出力信号をCPU100の処理可
能な信号に変換する入出力ポート130等を備えている。 前記ROM110には、後述する変換処理のプログラムが格
納される領域、この変換処理で使用される変換文字列が
格納される領域110a、該変換文字列の品詞や抽出放棄情
報等の変換情報が格納される領域110b等が設けられる。 又、前記RAM120には、変換処理に用いられた変換文字
列及び該変換文字列の変換情報が格納される学習領域12
0a、作成された文書が格納される領域120b、入力された
文字列が一時格納される領域等が設けられる。 本実施例のROM110に記憶されている変換文字列は、十
数万語程度とされており、そのうち、使用頻度の低い変
換文字列の変換情報の一部には抽出放棄情報が予め付与
されている。この抽出放棄情報は、変換処理時に、対応
する変換文字列を変換候補として抽出しないようにする
ためのもので、各変換文字列に関してそれぞれ数バイト
(byte)で構成される変換情報のうちの所定の1ビット
(bit)がこのために割り当てられている。そして、当
該ビットの内容が“1"のとき抽出放棄情報が付与されて
いることを意味する。 一方、RAM120の学習領域120aは、数万語程度の変換文
字列およびその変換情報を記憶可能な構成とされてお
り、変換処理時に抽出あるいは選択された最近の変換文
字列およびその変換情報が先頭位置に来るように、古い
データが順次シフトされる態様で記憶されるようになっ
ている。 そして、後述する変換処理においてCPU100は、ROM110
に記憶されたプログラムに基づき、先にRAM120の学習領
域120aを検索してからROM110の領域110a,110bの検索を
行うものであり、また、学習領域120aに記憶された変換
文字列と同じ変換文字列についてはROM110における抽出
を行わないようになっている。 尚、RAM120は、図示しない内部電源によってバックア
ップされているため、日本語ワードプロセッサ10の電源
をオフにした場合であっても、その記憶内容は保持され
る。 本実施例のかな漢字変換処理を説明する。 本実施例のかな漢字変換はいわゆる最長一致法を用い
ている。この最長一致法とは、入力された文字列と対応
する変換文字列について辞書中を検索し、対応する変換
文字列が無いときには、入力文字列の区切り位置を末尾
から一字づつ先頭側にずらし、検索する文字列を短くし
ながら対応する変換文字列を検索していく方法である。
本実施例では、上記変換文字列を検索する際に、抽出放
棄情報の付与された変換文字列は検索対象としない点が
従来と異なる。 第4図及び第5図の流れ図を用いて、電子制御装置50
のROM110に記憶されているかな漢字変換処理について詳
述する。 本かな漢字変換処理が開始されると、先ずステップS2
00(以下単にS200と記す、以下のステップについても同
じ)及びS210にて、変換キー70が入力されるまでキーボ
ード20から文字が入力され、RAM120の所定番地に格納さ
れる。 変換キー70が入力されると、S220でかな漢字変換のた
めの初期設定を行う。即ち、検索文字列の文字数カウン
タLに前記入力文字列の文字数を設定し、抽出放棄情報
の付与された変換文字列を検索対象としない基本のアル
ゴリズムで変換文字列が発見できなかったことを示すフ
ラグNUをリセットし、変換文字列が発見されたことを示
すフラグFFをリセットする。 続いて、S230にて、変換の候補を作成する。この変換
候補作成ルーチンの変換文字列検索範囲は、上記フラグ
NUによって変更され、NU=0であれば、抽出放棄情報の
付与された変換文字列は検索対象とせず、NU=1であれ
ば、抽出放棄情報の付与された変換文字列を検索対象と
するのである。又、この変換候補作成ルーチンでは、検
索文字列の長さを短くしながら該当する変換文字列を検
索する。尚、この変換候補作成ルーチンの詳細について
は後述する。 S240では、上記変換候補作成ルーチンで発見された変
換候補を液晶ディスプレイ30に表示する。 続く、S250では、入力文字列を上記発見された変換候
補に変換するか否かを指示する。 ここで、変換キー70を再び入力して次の変換候補を表
示するように指示すると、S260で前記検索文字列の長さ
Lを調べて、まだ変換できるか否か判定し、L>0の場
合はS290に移行して、S240にて表示された変換候補を記
憶した後に、上記変換候補作成ルーチン(S230)に戻
る。一方、L=0となって、これ以上変換できないとき
には、S265でNU=1か否かを判定する。このS265に至る
前の検索において、抽出放棄情報の付与された変換文字
列を検索対象としていなかったのであれば、NU=0とな
っているのでS265の判定はNOとなり、S270及びS280で検
索対象に抽出放棄情報の付与された変換文字列を加える
ようにフラグNUをセットするとともに、カウンタLを再
度セットし直し、S290でS250にて選択されなかった変換
文字列を記憶した後に、S295でフラグFFをリセットし、
上記変換候補作成ルーチン(S230)に戻る。又、S265に
至る前の検索において、抽出放棄情報の付与された変換
文字列をも検索対象としていたのであれば、NU=1とな
っているのでS265の判定がYESとなる。L=0かつNU=
1ということは、全ての変換文字列について検索を行っ
たものの、該当する変換文字列が抽出されなかったこと
を意味するので、S500でブザーを鳴らす等のエラー処理
を行ってからS200に戻る。 一方、S250で、改行実行キー80を入力し、入力文字列
を上記発見された変換候補に確定するよう指示を行う
と、S300でS290にて前記RAM120の所定番地に格納された
選択されなかった変換文字列をその変換情報として抽出
放棄情報を付与してRAM120内の学習領域120aに記憶す
る。そして、S305にて、前記確定された変換文字列をそ
の抽出放棄情報をリセットしてから、すなわち、前記所
定の1ビットの内容を“0"にしてから学習領域120aに記
憶し、S130にて上記選択確定された変換文字列をRAM120
内の文書領域120cに格納し、再度S200以降の処理を繰り
返すのである。 続いて、前述の変換候補作成ルーチン(S230)の詳細
について第5図を用いて説明する。 本ルーチンが開始されると、先ず、S400にて検索条件
が設定される。ここでは、変換文字列の検索をより効率
よく行うために、検索の範囲等が設定される。例えば、
「ひと」という検索文字列によって検索する際には、読
みの先頭文字が「ひ」である変換文字列についてのみ検
索が実行されるよう、ROM中の変換文字列領域110a内の
領域を指定するのみである。又、同音異語が多数ある場
合には、優先順位の順に検索されるようにする。 続くS410では、検索が終了したか否かを判定する。こ
の判定は、文字数カウンタL、変換文字列が発見された
ことを示すフラグFFを用いて行う。即ち、FF=1であれ
ば、変換候補が発見されたのであるから本ルーチンを終
了し、一方、L=0であれば、変換文字列を発見できな
かったのであるから本ルーチンを終了するのである。 続くS415では、RAM120の学習領域120a、及びS400で設
定された検索条件に基く、ROM中の変換文字列領域110a
内に、検索文字列と一致する読みの変換文字列がないか
を検索する。 そして、S420で該当する変換文字列が発見されたか否
かを判定し、変換文字列が発見されなかった場合には、
S430にて文字列の分割位置を1つ先頭側にずらし、即
ち、検索文字列を1字短くしてS400に戻る。 一方、変換文字列が発見された場合には、S440以降の
処理によって、この発見された変換文字列が適切なもの
であるか否かを判定する。 即ち、S440では、前記基本のアルゴリズムで変換文字
列が発見できなかったことを示すフラグNUがリセットさ
れているか否かを判定する。 そして、NU=0であれば、S450にて、上記発見された
変換文字列に抽出放棄情報が付与されているか否かを判
定する。抽出放棄情報が付与されている場合には、その
変換文字列を検索対象から除くべく直ちにS400に戻り、
抽出放棄情報が付与されていない場合には、S460にてRA
Mの文書領域120cに格納される直前の単語との接続が文
法的に正しいか否かを判定する。この判定は、ROMの変
換情報記憶領域110b及びRAMの学習領域120aに格納され
ている変換文字列の品詞等を用いて行う。 一方、S440にて、NU=1であれば、S470にて、上記発
見された変換文字列に抽出放棄情報が付与されているか
否かを判定する。ここでは、前記S450とは逆に、抽出放
棄情報が付与されていない場合には、その変換文字列を
検索対象から除くべく直ちにS400に戻り、抽出放棄情報
が付与されている場合には、S460にてRAMの文書領域120
cに格納される直前の単語との接続が文法的に正しいか
否かを判定する。 S460にて、文法接続が悪いと判断されると、変換文字
列が発見できなかったとしてS400に戻り、同じ読みの次
の変換文字列を検索するようにする。一方、文法接続に
問題がなければ、S480にてこの発見された変換文字列を
RAM120内の所定領域に格納し、S490にて変換文字列発見
のフラグFFをセットして、S400に戻る。 以上の如く、本実施例では、第4図及び第5図に示さ
れるアルゴリズムによって、入力されるかな文字を漢字
に変換する。例えば、変換文字列「人」に抽出放棄情報
が付与されていないものとして、「ひとは」と入力する
と、先ず「人は」に変換する。次いで、作業者がさらに
変換キーを押し、入力文字列の区切りを変更して「日と
は」で確定すると、変換文字列「人」には抽出放棄情報
が付与される。再び、作業者が「ひとは」と入力する
と、従来の最長一致法では「人は」に変換するが、本実
施例では、「人」に抽出放棄情報が付与されているため
に、「人」を無視して、「日とは」に変換する。しか
し、作業者が「日とは」に満足せず、再度選択キーを押
すと、抽出放棄情報の付与された「人は」に変換する。 即ち、本実施例では、上記のような構成を採ることに
よって、使用頻度の低い変換文字列をいわば無視したか
たちで一通りの変換処理を行い、それで変換ができなか
ったときに使用頻度の低いものについての検索を行うも
のである。従って、従来難しかった入力文字列は同じだ
が区切りの異なる変換文字列間の学習を行うことができ
るようになり、そのため、より効率的な日本語の入力が
可能となった。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の構成の一例を示す構成図、第2図は本
発明の一実施例による日本語ワードプロセッサの斜視
図、第3図はその構成図、第4図及び第5図はそのかな
漢字変換を処理するフローチャートである。 M1……入力手段、M2……変換文字列、M3……変換情報、
M4……辞書部、M5……抽出手段、M6……選択手段、M7…
…学習手段、M8……表示制御手段、20……キーボード、
50……電子制御装置、60……文字キー、70……変換キ
ー、80……改行実行キー
フロントページの続き (72)発明者 国分 芳宏 東京都新宿区下宮比町15番地 飯田橋ハ イタウン827 株式会社言語工学研究所 内 (56)参考文献 特開 昭54−91139(JP,A) 特開 昭61−110259(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.未変換の文字列を入力するための入力手段と、 変換文字列および該変換文字列の変換情報を記憶する書
    き換え可能な辞書部と、 作業者によって変換要求がなされたときに、前記辞書部
    から、前記入力手段によって入力された未変換文字列に
    対応する変換文字列の内、前記変換情報に基づいて候補
    文字列としての変換文字列を抽出する抽出手段と、 作業者によって選択要求がなされたときに、前記抽出手
    段によって抽出された候補文字列を選択する選択手段
    と、 前記入力手段によって入力された未変換文字列を表示装
    置に表示すると共に、前記抽出手段によって候補文字列
    が抽出されると当該候補文字列を前記表示装置に表示
    し、さらに、前記選択手段によって選択された候補文字
    列については、確定文字列として前記表示装置へ表示す
    る表示制御手段と、 を備えた文書編集装置であって、 前記辞書部は、使用頻度が低い変換文字列については、
    抽出放棄情報が付与された変換情報を記憶しており、 前記抽出手段は、 作業者によって変換要求がなされる度に1つの候補文字
    列を抽出するものであり、 前記辞書部内に、未変換文字列に対応する変換文字列で
    あって前記抽出放棄情報を有さない変換文字列がある場
    合には、その変換文字列を候補文字列として抽出し、そ
    の様な変換文字列がない場合には、前記未変換文字列の
    区切り位置を末尾から一字先頭側にずらし、未変換文字
    列を短くして前記抽出作業を繰り返す第一次抽出を実行
    し、 前記第一次抽出を実行した結果、前記選択手段によって
    何れの候補文字列も選択されなかった場合には、未変換
    文字列の区切り位置を末尾に戻し、前記辞書部内に、未
    変換文字列に対応する変換文字列であって前記抽出放棄
    情報を有する変換文字列がある場合には、その変換文字
    列を候補文字列として抽出し、その様な変換文字列がな
    い場合には、前記未変換文字列の区切り位置を末尾から
    一字先頭側にずらし、未変換文字列を短くして前記抽出
    作業を繰り返す第二次抽出を実行すると共に、 さらに、前記選択手段にて候補文字列が選択されたとき
    に、当該選択された候補文字列の変換情報に抽出放棄情
    報が付与されている場合には、当該候補文字列の変換情
    報から抽出放棄情報を削除し、一方、前記抽出手段によ
    り抽出され、かつ前記選択手段で選択されなかった候補
    文字列の変換情報に抽出放棄情報を付与する学習手段を
    備え、 しかも、前記表示制御手段は、前記抽出手段によって候
    補文字列が抽出される度に、前記表示装置に表示する候
    補文字列を更新することを特徴とする文書編集装置。
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