JP2844876B2 - イオンクロマトグラフィー - Google Patents
イオンクロマトグラフィーInfo
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- JP2844876B2 JP2844876B2 JP2200579A JP20057990A JP2844876B2 JP 2844876 B2 JP2844876 B2 JP 2844876B2 JP 2200579 A JP2200579 A JP 2200579A JP 20057990 A JP20057990 A JP 20057990A JP 2844876 B2 JP2844876 B2 JP 2844876B2
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N30/00—Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
- G01N30/96—Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation using ion-exchange
- G01N2030/965—Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation using ion-exchange suppressor columns
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- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、超純水に含まれている不純物のように極め
て低濃度(例えば数ppt)のイオン種を分析するイオン
クロマトグラフィーに関する。
て低濃度(例えば数ppt)のイオン種を分析するイオン
クロマトグラフィーに関する。
<従来の技術> 近年、発電や半導体工業など様々な分野で、いわゆる
超純水が使用されるようになっている。これに伴ない超
純水に含まれている不純物の測定も極めて重要になって
きている。
超純水が使用されるようになっている。これに伴ない超
純水に含まれている不純物の測定も極めて重要になって
きている。
第4図はこのような超純水中の不純物を測定する従来
装置の構成説明図である。この図において、槽1a内の溶
離液は、ポンプ2の駆動によって、流路切換弁3の第6
接続口3f→第1接続口3a→分離カラム6→検出器7→廃
液槽1bの流路で流れる。また、流路切換弁3の第4接続
口3dから例えばシリンジ等で試料が注入されると、該試
料は濃縮カラム3gに到達して濃縮される。この状態で、
流路切換弁3がオンにされてその内部流路が切換えられ
ると、濃縮カラム3g内の濃縮試料は、溶離液で搬送され
て分離カラム6に至り、ここで、該試料中のイオン種が
クロマトグラフィックに分離される。この分離カラム6
の溶出液は、検出器7に導かれて導電率が検出されての
ち廃液槽1bに廃棄される。
装置の構成説明図である。この図において、槽1a内の溶
離液は、ポンプ2の駆動によって、流路切換弁3の第6
接続口3f→第1接続口3a→分離カラム6→検出器7→廃
液槽1bの流路で流れる。また、流路切換弁3の第4接続
口3dから例えばシリンジ等で試料が注入されると、該試
料は濃縮カラム3gに到達して濃縮される。この状態で、
流路切換弁3がオンにされてその内部流路が切換えられ
ると、濃縮カラム3g内の濃縮試料は、溶離液で搬送され
て分離カラム6に至り、ここで、該試料中のイオン種が
クロマトグラフィックに分離される。この分離カラム6
の溶出液は、検出器7に導かれて導電率が検出されての
ち廃液槽1bに廃棄される。
第5図はこのような従来例を用いて試料を分析したク
ロマトグラムであり、試料中の水に起因する負のピーク
(所謂ウォータディップ)に被測定イオンである塩素イ
オン(Cl-)が重なって該塩素イオンの測定が著しく困
難であることを示している。
ロマトグラムであり、試料中の水に起因する負のピーク
(所謂ウォータディップ)に被測定イオンである塩素イ
オン(Cl-)が重なって該塩素イオンの測定が著しく困
難であることを示している。
このように上記従来例においては、検出器7の感度を
いかに高くしてもウォータディップに近接するなどの被
測定イオンを正確に測定することが困難であるという欠
点があった。
いかに高くしてもウォータディップに近接するなどの被
測定イオンを正確に測定することが困難であるという欠
点があった。
<発明が解決しようとする問題点> 本発明は、かかる状況に鑑みてなされたものであり、
その目的は、ウォータディップが分離カラムに入るのを
極力回避して試料中の被測定イオンを正確に分離し、分
析するイオンクロマトグラフィーを提供することにあ
る。
その目的は、ウォータディップが分離カラムに入るのを
極力回避して試料中の被測定イオンを正確に分離し、分
析するイオンクロマトグラフィーを提供することにあ
る。
<問題点を解決するための手段> このような目的を達成るために、本発明は、 水を含んだ被測定液を濃縮カラムで濃縮した後、溶離
液によって分離カラムに導いて被測定液中のイオンを分
離し、イオン種を測定するイオンクロマトグラフィーに
おいて、 前記濃縮カラムから前記溶離液によって導かれた前記
被測定液より水を分離するプレカラムと、 このプレカラムによって分離した水を前記分離カラム
よりバイパスして流した後、流路を切替え、水を除去し
た前記被測定液を前記分離カラムに送出する第2切替弁
と、 を設けたことを特徴としている。
液によって分離カラムに導いて被測定液中のイオンを分
離し、イオン種を測定するイオンクロマトグラフィーに
おいて、 前記濃縮カラムから前記溶離液によって導かれた前記
被測定液より水を分離するプレカラムと、 このプレカラムによって分離した水を前記分離カラム
よりバイパスして流した後、流路を切替え、水を除去し
た前記被測定液を前記分離カラムに送出する第2切替弁
と、 を設けたことを特徴としている。
<実施例> 以下、本発明について図を用いて簡単に説明する。第
1図は本発明実施例の構成説明図であり、図中、1aは溶
離液(例えば4.0mMNa2CO3/4.0mMNaHCO3でなる溶離液)
を貯留する槽、1bは廃液槽、2は送液ポンプ、3は第1
〜第6の接続口3a〜3fと濃縮カラム3gを有し内部流路が
実線接続状態と破線接続状態に交互に切換えられる切換
弁、4は内部に例えば陰イオン交換樹脂を充填してなる
プレカラム、5は第1〜第6の接続口5a〜5fとキャピラ
リー5gを有し内部流路が実線接続状態と破線接続状態に
交互に切換えられる切換弁、6は内部に例えば陰イオン
交換樹脂を充填してなる分離カラム、7は例えば導電率
計でなる検出器である。尚,プレカラム4、分離カラム
6、第1,第2の流路切換弁3,5、および検出器(例えば
導電率検出器)9は、図示しない恒温槽10内に収納され
て一定温度(例えば45℃)に保たれると共に、検出器7
の出力信号が図示しない表示装置(例えば記録計)に導
かれるようになっている。
1図は本発明実施例の構成説明図であり、図中、1aは溶
離液(例えば4.0mMNa2CO3/4.0mMNaHCO3でなる溶離液)
を貯留する槽、1bは廃液槽、2は送液ポンプ、3は第1
〜第6の接続口3a〜3fと濃縮カラム3gを有し内部流路が
実線接続状態と破線接続状態に交互に切換えられる切換
弁、4は内部に例えば陰イオン交換樹脂を充填してなる
プレカラム、5は第1〜第6の接続口5a〜5fとキャピラ
リー5gを有し内部流路が実線接続状態と破線接続状態に
交互に切換えられる切換弁、6は内部に例えば陰イオン
交換樹脂を充填してなる分離カラム、7は例えば導電率
計でなる検出器である。尚,プレカラム4、分離カラム
6、第1,第2の流路切換弁3,5、および検出器(例えば
導電率検出器)9は、図示しない恒温槽10内に収納され
て一定温度(例えば45℃)に保たれると共に、検出器7
の出力信号が図示しない表示装置(例えば記録計)に導
かれるようになっている。
このような構成からなる本発明の実施例において、槽
1a内の溶離液は、ポンプ2の駆動によって、流路切換弁
3の第6接続口3f→第1接続口3a→プレカラム4→流路
切換弁5の第6接続口5f→第1接続口5a→分離カラム6
→検出器7→廃液槽1bの流路で流れる。また、流路切換
弁3の第4接続口3dから例えばシリンジ等で試料が注入
されると、該試料は濃縮カラム3gに到達して濃縮され
る。この状態で、流路切換弁3がオンにされてその内部
流路が切換えられると、濃縮カラム3g内の濃縮試料は、
溶離液で搬送されてプレカラム4に至り、ここで、第2
図(イ)に示すように分離される。その後、流路切換弁
5を一定期間(即ち、第2図(イ)のBC間)だけオンに
すると、プレカラム4で上記ウォータディップと不完全
ながら分離された測定イオン成分は、溶離液でキャピラ
リー5gに搬送されてのち、分離カラム6に搬送され第2
図(ロ)に示すように分離される。
1a内の溶離液は、ポンプ2の駆動によって、流路切換弁
3の第6接続口3f→第1接続口3a→プレカラム4→流路
切換弁5の第6接続口5f→第1接続口5a→分離カラム6
→検出器7→廃液槽1bの流路で流れる。また、流路切換
弁3の第4接続口3dから例えばシリンジ等で試料が注入
されると、該試料は濃縮カラム3gに到達して濃縮され
る。この状態で、流路切換弁3がオンにされてその内部
流路が切換えられると、濃縮カラム3g内の濃縮試料は、
溶離液で搬送されてプレカラム4に至り、ここで、第2
図(イ)に示すように分離される。その後、流路切換弁
5を一定期間(即ち、第2図(イ)のBC間)だけオンに
すると、プレカラム4で上記ウォータディップと不完全
ながら分離された測定イオン成分は、溶離液でキャピラ
リー5gに搬送されてのち、分離カラム6に搬送され第2
図(ロ)に示すように分離される。
また、第1図のキャピラリー5gは最初溶離液で満たさ
れているため、この溶離液が分離カラム6に最初に導入
され所謂ベースラインの変動は生じない。一方、試料に
含まれている水の大部分は流路切換弁5の切換動作によ
ってカットされ分離カラム6には入らない。従って、ウ
ォータディップf-は非常に小さくなって、試料中の極低
濃度のイオン種も正確に測定できるようになる。
れているため、この溶離液が分離カラム6に最初に導入
され所謂ベースラインの変動は生じない。一方、試料に
含まれている水の大部分は流路切換弁5の切換動作によ
ってカットされ分離カラム6には入らない。従って、ウ
ォータディップf-は非常に小さくなって、試料中の極低
濃度のイオン種も正確に測定できるようになる。
尚、本発明は上述の実施例に限定されること無く種々
の変形が可能であり、例えば、流路切換弁においてプレ
カラム4によって測定イオンと分離された水の部分を第
5接続口5eから排液し、第2接続口5bから溶離液を他の
ポンプを使用して送液するようにしても良い。また、陽
イオンの測定においても全く同様にしてウォータディッ
プの影響を小さくすることができる。
の変形が可能であり、例えば、流路切換弁においてプレ
カラム4によって測定イオンと分離された水の部分を第
5接続口5eから排液し、第2接続口5bから溶離液を他の
ポンプを使用して送液するようにしても良い。また、陽
イオンの測定においても全く同様にしてウォータディッ
プの影響を小さくすることができる。
<発明の効果> 以上詳細に説明したように、本発明のイオンクロマト
グラフィーは、濃縮カラムにより濃縮された被測定液中
の水成分をプレカラムによって分離した後、水成分を分
離した被測定液のみを分離カラムに導いてイオン分離し
たものである。
グラフィーは、濃縮カラムにより濃縮された被測定液中
の水成分をプレカラムによって分離した後、水成分を分
離した被測定液のみを分離カラムに導いてイオン分離し
たものである。
このため、水成分によるウォータディプの影響を受け
ず、例えばウォータディプのピークと重なる塩素イオン
(Cl-)でも正確に測定することができる利点がある。
ず、例えばウォータディプのピークと重なる塩素イオン
(Cl-)でも正確に測定することができる利点がある。
第1図は本発明実施例の構成説明図、第2図,第3図,
及び第5図はクロマトグラム、第4図は従来例の構成説
明図である。 1a,1b……槽、2……送液ポンプ、 3,5……流路切換弁、3g……濃縮カラム、 5g……キャピラリー、4……プレカラム、 6……分離カラム、7……検出器
及び第5図はクロマトグラム、第4図は従来例の構成説
明図である。 1a,1b……槽、2……送液ポンプ、 3,5……流路切換弁、3g……濃縮カラム、 5g……キャピラリー、4……プレカラム、 6……分離カラム、7……検出器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 30/14 G01N 30/46 G01N 30/88 G01N 30/02
Claims (1)
- 【請求項1】水を含んだ被測定液を濃縮カラムで濃縮し
た後、溶離液によって分離カラムに導いて被測定液中の
イオンを分離し、イオン種を測定するイオンクロマトグ
ラフィーにおいて、 前記濃縮カラムから前記溶離液によって導かれた前記被
測定液より水を分離するプレカラムと、 このプレカラムによって分離した水を前記分離カラムよ
りバイパスして流した後、流路を切替え、水を除去した
前記被測定液を前記分離カラムに送出する第2切替弁
と、 を設けたことを特徴としたイオンクロマトグラフィー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2200579A JP2844876B2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | イオンクロマトグラフィー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2200579A JP2844876B2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | イオンクロマトグラフィー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0484757A JPH0484757A (ja) | 1992-03-18 |
JP2844876B2 true JP2844876B2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=16426686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2200579A Expired - Fee Related JP2844876B2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | イオンクロマトグラフィー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2844876B2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-27 JP JP2200579A patent/JP2844876B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0484757A (ja) | 1992-03-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |