JP2843414B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2843414B2 JP11556890A JP11556890A JP2843414B2 JP 2843414 B2 JP2843414 B2 JP 2843414B2 JP 11556890 A JP11556890 A JP 11556890A JP 11556890 A JP11556890 A JP 11556890A JP 2843414 B2 JP2843414 B2 JP 2843414B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、特定の遊技価値を与える通過領域と、該
通過領域に向けて玉が落下する入賞空間と、を含む入賞
球装置を備えた弾球遊技機に関するものである。
[従来の技術] 従来、特定の遊技価値を与える通過領域と、該通過領
域に向けて玉が落下する入賞空間と、を含む入賞球装置
を備えた弾球遊技機として、例えば、一対の玉受部材に
よって受入れられた打玉が比較的大きく形成された入賞
空間内を下方に向けて落下し、その入賞空間の下部に設
けられた通過領域としての複数の入賞口のいずれかに誘
導されるように構成された可変入賞球装置を備えた弾球
遊技機が市場に多数提供されていた。このような弾球遊
技機のいずれにおいても、玉受部材によって可変入賞球
装置に受入れられた打玉そのものが入賞空間を落下して
入賞口に入賞するようになっていた。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上記した可変入賞球装置においては、可変
入賞球装置の入賞空間内に導かれた打玉が入賞口に到達
するまでの過程を楽しむように打玉の流下径路にいろい
ろな工夫がなされているが、入賞口へ入賞する玉は、遊
技者によって発射された打玉であって、それ自体に何等
楽しむ工夫がなされたものではなかった。
この発明は、上記した点に鑑みなされたもので、その
目的とするところは、入賞空間を落下する玉自体に工夫
を加えて、通過領域への通過に興趣を覚えることが可能
な入賞玉装置を備えた弾球遊技機を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記した目的を達成するために、この発明に係る弾球
遊技機は、 特定の遊技価値を与える通過領域と、該通過領域に向
けて玉が落下する入賞空間と、を含む入賞球装置を備え
たものにおいて、 前記入賞球装置には、前記通過領域に向けて前記入賞
空間内を落下すると共に遊技者の弾発する打玉とは異な
る封入玉を循環させる封入玉循環機構を付設し、 弾球遊技において所定の条件が成立したときに前記封
入玉循環機構を駆動して封入玉を前記入賞空間に放出す
るようにしたことを特徴とするものである。
[作 用] 弾球遊技において所定の条件が成立したときには、封
入玉循環機構が駆動して通常の打玉とは異なる封入玉が
入賞空間内を特定の遊技価値を与える通過領域へ向けて
落下する。このため、入賞空間を落下する玉自体に遊技
者の注目度が向くと共に通過領域への通過に興趣を覚え
ることが可能となる。
[実施例] 以下、図面を参照して、この発明の実施例について説
明する。
まず、第6図に基づいて、実施例に係る弾球遊技機の
全体の構成について説明する。第6図は、弾球遊技機の
一例としてのパチンコ遊技機の正面図である。図におい
て、パチンコ遊技機1の額縁状に形成された前面枠2の
開口には、扉保持枠3が周設され、該扉保持枠3の一側
にガラス板4a,4b(第2図参照)を収納するガラス扉枠
4及び前面扉板5が開閉自在に枢着される。前記前面枠
2の裏面には、遊技盤10及び図示しない発射レール等を
取り付ける遊技盤保持枠(図示しない)が固着される。
前記前面扉板5には、打球供給皿6が取り付けられてい
る。打球供給皿6は、パチンコ遊技機1裏面に設けられ
る周知の景品玉払出装置から排出された景品玉を貯留
し、且つ貯溜されたパチンコ玉を1個宛発射レールに誘
導するように構成されている。また、打球供給皿6の上
流側下方の空間内に音声発生装置としてのスピーカ7が
収納されている。このスピーカ7は、後述する特定遊技
状態(以下、大当り状態という)になったときや、後述
する始動入賞口13a〜13cや特定入賞口56等に入賞玉が発
生したときに、遊技の雰囲気を盛り上げるための効果音
を発生するためのものである。
前記前面枠2の下部には、パチンコ玉を遊技盤10の遊
技領域12に打ち出す操作ハンドル8と、余剰の景品玉を
貯溜する余剰玉受皿9とが取り付けられている。
前記遊技盤10の表面には、打玉を遊技領域12に導く打
球誘導レール11a、遊技領域12を区画する遊技領域形成
レール11b、図示しない多数の障害釘、各種の入賞球装
置等が設けられている。より詳しく説明すると、遊技盤
10の遊技領域12には、通常の入賞口38,15a,15b、機能の
異なる複数の始動入賞口13a〜13c、チューリップ式入賞
口16a,16b、ランプ付風車17a,17b、風車18a,18b、一対
の可動部材37a,37bを有する入賞球装置としての可変入
賞球装置30、遊技効果ランプ19a,19b、及びアウト口21
等がそれぞれ配設される。
前記遊技領域12に打ち込まれた打玉が前記通常入賞口
38,15a,15b、及びチューリップ式入賞口16a,16bに入賞
すると、景品玉払出装置により所定個数(例えば13個)
の景品玉が払出されるようになっている。これら通常入
賞口のうち入賞口38は、可変入賞球装置30に設けられて
いる。また、前記始動入賞口13a〜13cに打玉が入賞する
と、同様に景品玉払出装置から所定個数の景品玉が払出
されるとともに、始動入賞口13a〜13cに関連して設けら
れた後述する始動入賞玉検出器14a〜14cの検出出力に応
答して前記可変入賞球装置30の玉受部材39a,39bを相対
的に短い時間間隔で開閉動作させるようになている。す
なわち、中央の始動入賞口13aに打玉が入賞することに
よって、玉受部材39a,39bが2回開閉動作を行い、左右
の移動入賞口13b,13cに打玉が入賞することによって、
玉受部材39a,39bが1回開閉動作を行う。そして、この
開閉動作中に玉受部材39a,39bによって導かれた入賞玉
が可変入賞球装置30内に設けられた後述する特定入賞口
56に入賞したときには、いわゆる大当り状態となり、以
下の大当り処理を行う。すなわち、玉受部材39a,39bの
相対的に短い時間間隔の開閉動作を18回行うか、あるい
は18回の開閉動作中に可変入賞球装置30内に受入れられ
た入賞玉が10個検出されるまで開閉動作を行い(以下、
開閉サイクルという)、更に、18回の開閉動作中に可変
入賞球装置30の下部に形成された複数の入賞口のうち再
度特定入賞口56に本実施例の要部を構成する封入玉循環
機構64によって放出される封入玉が入賞すると、上記し
た開閉サイクルを繰返すことができるようになってい
る。ただし、特定入賞口56に封入玉が入賞する毎に、開
閉サイクルを直ちに停止し、次の開閉サイクルに移行す
る。また、この開閉サイクルの繰り返しは、封入玉が特
定入賞口56することを条件として、最高8回に限定され
ている。
また、大当り状態になると、前記遊技効果ランプ19a,
19b及び前記前面枠2の上部に設けられた枠ランプ20a〜
20cが点滅してその旨を遊技者に報知するようになって
いる。なお、入賞球装置としての可変入賞球装置30につ
いては、後に詳細に説明する。
上記に説明した各種の入賞口に入らなかった打玉は、
遊技領域形成レール11bの最下部に設けられたアウト口2
1に取り込まれる。
更に、パチンコ遊技機1の裏面には、周知のように入
賞した入賞玉に基づいて所定個数(例えば、13個)の景
品玉を払出すための機構板が設けられるが、その機構板
の前方であって遊技盤10の裏面には、上記した入賞口あ
るいは入賞球装置に入賞した入賞玉を順序良く流下させ
る入賞玉集合カバー体23(第2図参照)が設けられてい
る。また、機構板の裏面には、パチンコ遊技全体の遊技
動作を電気的に制御する遊技制御基板22が専用の取付金
具(図示しない)によって着脱自在に設けられている。
次に、入賞球装置としての可変入賞球装置30の詳細な
構成について第1図ないし第3図を参照して説明する。
まず、可変入賞球装置30は、前記遊技盤10に取り付け
られる取付基板31を有し、その取付基板31の中央には、
長方形状の窓開口32が形成され、該窓開口32の奥側に入
賞空間33が形成されている。窓開口32の上部には、入賞
規制部34が突設され、該入賞規制部34の前面に上部装飾
板35が固着され、この入賞規制部34の上部であって、上
部装飾板35の後面に前記通常入賞口38が形成されてい
る。また、上部装飾板35の前面には、上記した開閉サイ
クルの繰り返し回数を表示する継続回数表示器36と、1
回の開閉サイクルにおける可変入賞球装置30内への入賞
個数を表示する入賞個数表示器37とが臨むように設けら
れている。
前記窓開口32のやや上部左右には、一対の玉受部材39
a,39bが開閉自在に軸支されている。この玉受部材39a,3
9bは、第2図に示すようにリンク部材40a,40b(ただ
し、40bは図示せず)を介して玉受部材駆動ソレノイド4
1a,41b(ただし、41bは図示せず)に連結され、玉受部
材駆動ソレノイド41a,41bの励磁、非励磁に対応して玉
受部材39a,39bが打玉を受け入れる開成状態と打玉を受
け入れない閉成状態とに交互に変化するようになってい
る。
また、玉受部材39a,39bの回動軸を結ぶ線上であって
前記入賞空間33を上下に分割する上部玉転動板42が横臥
されている。上部玉転動板42は、後方に向って下り傾斜
するように設けられており、玉受部材39a,39bによって
導かれた入賞玉をすべて後方へ転動させるようになって
いる。上部玉転動板42の後端と入賞空間33の後面壁との
間には、中央に向って傾斜している誘導板43a,43bが設
けられ、その誘導板43a,43bの傾斜下端に入賞玉が下方
に向けて落下する落下口44が形成されている。落下口44
には、入賞個数検出器45が臨み、玉受部材39a,39bで受
け入れられた入賞玉を全て検出している。そして、その
検出信号は、前記開閉サイクルにおける入賞玉数の規制
値として計数されて前記入賞個数表示器37に表示され
る。また、大当り時に入賞個数検出器45からの検出信号
がある毎に後述する封入玉循環機構64が駆動されて封入
玉が入賞空間33内に放出されるようになっている。な
お、落下口44から落下した入賞玉は、入賞個数検出器45
を通過した後、始動入賞時においては、後述する下部玉
転動板51に落下し、後述する特定入賞口56を含む複数の
入賞口56、57a,57bのいずれかに誘導されるようになっ
ており、一方、大当り時には、後述する入賞玉導出通路
47を通って前記入賞玉集合カバー体23に導かれるように
なっている。また、落下口44の下方には、落下口44から
落下する入賞玉を確実に下方に向けて落下させるための
落下玉通路46が垂下されている。
落下玉通路46の途中であって上方側には、入賞玉導出
通路47が分岐され、落下玉通路46の途中であって下方側
には、開放玉導入通路50が接続されている。そして、落
下玉通路46と入賞玉導出通路47との分岐部には、第1流
路切換ソレノイド49によって駆動される第1流路切換部
材48が出没自在に配置されている。この第1流路切換部
材48は、通常の遊技状態及び始動入賞時に第2図に示す
ように落下玉通路46から退避して落下口44から落下する
入賞玉P1をそのまま下方に向けて落下させるが、大当り
時に第3図に示すように第1流路切換ソレノイド49が励
磁されて落下玉通路46内に突入し、落下口44から落下す
る入賞玉P2を落下玉通路46から入賞玉導出通路47へ導く
ようにする。
一方、前記開放玉導入通路50は、後述する封入玉循環
機構64からの封入玉を入賞空間33に放出するためのもの
である。
落下玉通路46の下端は、入賞空間33の底面を構成する
下部玉転動板51に到達しており、その下部玉転動板51
は、後方から前方に向って下り傾斜するように構成され
る。しかして、落下玉通路46から落下する入賞玉又は封
入玉は、玉出口55から前方に向って下部玉転動板51上を
流下するが、その玉出口55部分の下部玉転動板51には、
ストッパーソレノイド53で駆動されるストッパー部材52
が設けられている。このストッパー部材52は、玉出口55
から流出しようとする封入玉を停止させて貯留させるも
ので、ストッパーソレノイド53が励磁されたときに下部
玉転動板51の裏側から上面に突入するようになってい
る。なお、図示の玉出口55は、第1図に示すように横方
向に巾広に形成され、これに対応するようにストッパー
部材52も巾広に形成されて複数の入賞玉又は封入玉を横
方向に一列に貯留可能としている。また、ストッパーソ
レノイド53が励磁されるのは、この実施例において第3
図に示すように大当り時の各開閉サイクルにおいてだけ
であり、しかも後に詳述するように開閉サイクルの開始
から所定期間が経過するまでである。
また、下部玉転動板51のほぼ中央には、回転車状に構
成された振分け部材54が設けられており、下部玉転動板
51のほぼ中央を流下する入賞玉又は封入玉の流下状態に
変化を与えるようになっている。具体的には、玉出口55
の中心部から流出する玉は、振分け部材54に当って大部
分が左右に振分けられて落下し、一部が振分け部材54に
当ってもそのまま中心部分を流下する。なお、図示の振
分け部材54は、玉に当って自然に回転するものが示され
ているが、これを電気的に回転駆動されるように構成し
ても良い。
下部玉転動板51の流下端に沿って通過領域としての複
数の入賞口が形成される。つまり、中央には、特定入賞
口56が、その左右両側には、通常入賞口57a,57bが形成
される。これらの入賞口56、57a,57bは、窓開口32の両
側縁から下辺縁に沿って取付基板31の前方に突設される
入賞玉受枠59内に形成されると共に、その入賞玉受枠59
の前面に装着される下部装飾板60によって被覆されてい
る。
また、特定入賞口56には、特定入賞玉検出器58が付設
され、始動入賞時に玉受部材39a,39bによって受入れら
れた入賞玉が特定入賞口56に入って特定入賞玉検出器58
をONさせたときには、大当り状態と判定される。また、
大当り状態時に入賞空間33に放出される封入玉が特定入
賞口56に入って特定入賞玉検出器58をONさせたときに
は、開閉サイクルの繰り返し条件が成立したと判定され
る。
ところで、通過領域としての複数の入賞口56、57a,57
bに入賞した入賞玉又は封入玉は、入賞玉通路61を流下
して遊技盤10の裏面側に到達し、入賞玉集合カバー体23
の誘導通路に導かれるが、その入賞玉集合カバー体23の
上端部に第2流路切換ソレノイド63によって駆動される
第2流路切換部材62が出没するようになっている。この
第2流路切換部材62は、通常の遊技状態及び始動入賞時
に第2図に示すように入賞玉集合カバー体23の誘導通路
から退避して入賞玉通路61から流下する入賞玉P1をその
まま入賞玉集合カバー体23の誘導通路に向けて落下させ
るが、大当り時に第3図に示すように第2流路切換ソレ
ノイド63が励磁されて入賞玉集合カバー体23の誘導通路
内に突入し、入賞玉通路61から流下する封入玉P3を次に
説明する封入玉循環機構64の回収通路65へ導くようにす
る。
次に、上記した可変入賞球装置30に付設される封入玉
循環機構64の構成について主として第1図を参照して説
明する。封入玉循環機構64は、この実施例において可変
入賞球装置30本体とは別体に構成されて遊技盤10の裏面
に装着されている。しかして、封入玉循環機構64は、前
記第2流路切換部材62が駆動されたときに封入玉が流下
し得る回収通路65と、該回収通路65で回収された封入玉
を上方へ揚送する揚送ベルト66と、該揚送ベルト66の上
下端に配置され揚送ベルト66を回転させるプーリ69a,69
bと、一方のプーリ69aに回転駆動力を付与するモータ70
(第2図参照)とから構成される。
前記回収通路65は、封入される封入玉のすべてを貯留
できる程度の長さを有するように形成され、回収通路65
の流下端に形成される玉入口67から揚送ベルト66の回転
径路内に侵入するようになっている。また、前記揚送ベ
ルト66の外周には、前記玉入口67から侵入してきた封入
玉を1個宛掬い上げて揚送する玉載置部68が適宜間隔で
形成されている。しかして、揚送ベルト66で揚送された
封入玉は、揚送ベルト66の頂点を通過した後に前記解放
玉導入通路50に流出されて落下玉通路46に到達し、その
後、入賞空間33に放出されるようになっている。なお、
前記解放玉導入通路50の上流部には、揚送ベルト66によ
って揚送されて解放された封入玉を検出する解放玉検出
器71が設けられている。この解放玉検出器71は、前記入
賞個数検出器45と協働してモータ70の回転を規制するた
めに設けられるものである。具体的には、モータ70は、
大当り状態時の開閉サイクルにおいて、入賞個数検出器
45がONすることにより駆動を開始し、解放玉検出器71が
ONすることにより駆動を停止するようになっている。よ
り具体的な動作は、後に詳述する。
ところで、上記した封入玉循環機構64内に封入される
封入玉は、遊技者の弾発する打玉とは異なるように形成
されるもので、この実施例の場合には、着色された玉と
なっている。もちろん、この場合、弾発される打玉と異
なればよいので、例えば、打玉の径と異なる径を有する
ものや、打玉と異なる形状(例えば、ミラーボール型や
フットボール型等)のものや、打玉と異なる材質のもの
でもよい。また、封入玉の全部を打玉と異なるようにし
てもよいし、あるいは一部だけを異なるようにしてもよ
い。
以上、可変入賞球装置30を含むパチンコ遊技機1につ
いて説明してきたが、このパチンコ遊技機1は、前記遊
技制御基板22に構成される遊技制御回路によって制御さ
れる。ここで、遊技制御基板22に構成される遊技制御回
路について第4図を参照して説明する。第4図は、遊技
制御回路をブロック構成で示した回路図である。図にお
いて、制御回路は、制御中枢としてのマイクロコンピュ
ータ72を含み、このマイクロコンピュータ72には、制御
動作を所定の手順で実行することのできるMPU73と、MPU
73の動作プログラムデータを格納するROM74と、必要な
データの書き込み及び読出しができるRAM75とを含んで
いる。また、マイクロコンピュータ72には、入出力回路
76、サウンドジェネレータ77、パワーオンリセット回路
78、クロック発生回路79、パルス分周回路80、及びアド
レスデコード回路81を含む。入出力回路76には、検出回
路82〜85を介して、始動入賞玉検出器14a〜14c、特定入
賞玉検出器58、入賞個数検出器45、解放玉検出器71がそ
れぞれ接続され、また、ソレノイド駆動回路86を介して
玉受部材駆動ソレノイド41a,41b、第1流路切換ソレノ
イド49、第2流路切換ソレノイド63、及びストッパーソ
レノイド53が接続され、モータ駆動回路87を介してモー
タ70が接続され、7セグメントLED駆動回路88を介して
継続回数表示器36、及び入賞個数表示器37が接続され、
ランプ駆動回路89を介して遊技効果ランプ19a,19b、枠
ランプ20a〜20c、及びランプ付き風車17a,17bのランプ
が接続されている。なお、ランプ駆動回路89には、図示
しないが可変入賞球装置30に設けられるランプも接続さ
れている。また、前記サウンドジェネレータ77には、ア
ンプ90を介してスピーカー7が接続されている。更に、
上記した遊技制御回路には、電源回路91から各種の電圧
が供給されている。
以上、説明した遊技制御回路の具体的な動作の一例を
第5A図及び第5B図に示すフロー図を参照して説明する。
第5A図において、制御回路の電源がONされると、マイ
クロコンピュータ72は、まず、V受付禁止処理をする
(ステップS1)。これは、始動入賞口13a〜13cへの入賞
がないにも拘らず、打玉が特定入賞口56に入賞しても特
定入賞玉検出器58(以下、VSWという)による検出を有
効としないようにして不正な遊技を防止するための処置
である。
遊技が開始されて、まず最初に始動入賞口13a〜13cに
打玉が入賞して始動入賞玉検出器14a〜14cがONされたか
否か、つまり始動入賞があったか否かが判別される(ス
テップS2)。始動入賞がないと判別された場合には、始
動入賞があるまで次に進まない。また、始動入賞があっ
たと判別された場合には、V受付禁止が解除される(ス
テップS3)と共に、玉受部材39a,39bの2回又は1回の
開閉処理を開始させる(ステップS4)。そして、玉受部
材39a,39bの開閉動作中に受け入れられた入賞玉P1がVSW
をONさせたか否か、すなわちV入賞があったか否かが判
別され(ステップS5)、V入賞があった場合には、玉受
部材39a,39bの開閉動作を直ちに停止した後(ステップS
11)、後述するステップS12に進む。また、V入賞がな
い場合には、玉受部材39a,39bの開閉動作が終了したか
否かが判別され(ステップS6)、終了しない場合には、
前記ステップS5に戻り、ステップS5とステップS6の処理
が繰り返される。また、開閉動作が終了したときには、
次のステップS7に進む。
上記のように2回又は1回の開閉動作が終了したと判
別された場合でも、可変入賞球装置30の入賞空間33内で
滞留している入賞玉が特定入賞口56に入賞する可能性も
あるため、以下に示す処理が行われる。すなわち、VSW
の有効時間であるV有効タイマが所定時間(例えば、4
秒)の計測を開始し(ステップS7)、その後、V入賞が
あるか否かが判別され(ステップS8)、V入賞があると
判別された場合には、後述するステップS12に進む。ま
た、この一定時間内には、始動入賞玉検出器14a〜14cの
動作を検出されるように働くので、前記ステップS8でV
入賞がないと判別された場合には、始動入賞があるか否
かが判別され(ステップS9)、有れば前記ステップS4に
戻り、なければ前記V有効タイマが終了したか否かが判
別される(ステップS10)。しかして、タイマが終了し
ていない場合には、前記ステップS8に戻り、ステップS8
〜ステップS10を繰り返し、タイマが終了した場合に
は、前記ステップS1に戻って通常の遊技を継続する。な
お、上記したV有効時間中の全部又は一部の時間につい
て始動の受付け、すなわち前記ステップS9の処理を行わ
ないようにしてもよい。
一方、前記ステップS5及びステップS8においてV入賞
が有ったと判別された場合には、大当り状態に移行する
ことになるが、まず、玉受部材39a,39bの18回の開閉前
の待ち時間であるインターバル時間の経過処理が行われ
る(ステップS12)。この開閉前時間は、少なくとも始
動入賞による開閉によって玉受部材39a,39bによって受
入れられた入賞玉をすべて可変入賞球装置30の外に排出
するに十分な時間(例えば、4秒)が設定される。しか
して、開閉前時間経過処理が行われた後、流路切換用の
ソレノイド49、63、及び貯留用のストッパーソレノイド
53がそれぞれONされ(ステップS13)ると共に、開閉サ
イクルの継続回数を計数する継続回数カウンタの値に
「1」が加算され、さらに入賞個数検出器45からの検出
信号を計数する入賞個数カウンタ、及び解放玉検出器71
からの検出信号を計数する解放個数カウンタがそれぞれ
クリアされる(ステップS14)。そして、その後、玉受
部材39a,39bの大当り時の開閉サイクルである18回開閉
処理が行われる(ステップS15)。
18回開閉処理が開始されると、まず、玉受部材39a,39
bの開閉動作によって受け入れられた入賞玉が入賞個数
検出器45をONしたか否か、すなわち入賞が有るか否かが
判別され(ステップS16)、入賞があれば入賞個数カウ
ンタに「1」が加算され(ステップS17)、その後入賞
個数カウンタの値が「10」であるか否かが判別される
(ステップS18)。入賞個数カウンタの値が「10」であ
る場合には、後述するステップS23に進む。
一方、前記ステップS16において入賞がないと判別さ
れた場合、又は前記ステップS18において入賞個数カウ
ンタの値が「10」でないと判別された場合には、第5B図
に示す処理によって放出される封入玉が特定入賞口56に
入賞したか否か、すなわちV入賞があるか否かが判別さ
れる(ステップS19)。V入賞があった場合であって後
述するステップS20で継続回数カウンタの値が「8」で
あると判別された場合、及びV入賞がない場合には、18
回の開閉処理が終了したか否かが判別される(ステップ
S21)。しかして、18回の開閉処理が終了していないと
判別されたときには、前記ステップS16に戻り、ステッ
プS16〜ステップS21の処理を繰返す。
一方、前記ステップS19において、V入賞が有ったと
判別された場合であって継続回数カウンタの値が「8」
でないと判別された場合(ステップS20)には、直ちに
開閉サイクルを中断すべく18回開閉処理を終了させると
共に貯留用ソレノイド53をOFFとした後(ステップS2
2)、前記ステップS12に戻り、次の開閉サイクル動作を
行う。
また、前記ステップS18において、入賞個数カウンタ
の値が「10」であると判別された場合には、1回の開閉
サイクルにおける規定の入賞玉が発生したとして、開閉
サイクルを直ちに停止すべく18回開閉処理を終了させ
(ステップS23)、その後、後述するステップS24に進
む。
一方、前記ステップS21で、V入賞がなくて18回の開
閉処理が終了したと判別されたとき、又は前記ステップ
S23で10個の入賞玉が発生して18回の開閉処理が強制的
に終了されたときには、未だ貯留用のソレノイド53がOF
Fとされていないので、前記ステップS7〜ステップS10と
類似したステップS24〜ステップS28の処理を行う。すな
わち、この場合は、封入玉循環機構64によって放出され
た封入玉であってストッパー部材52によって貯留されて
いた封入玉が貯留を解除されたときに、通過領域として
の複数の入賞口56、57a,57bのうち特定入賞口56に入賞
し、その後、回収通路65にすべて回収されるのに十分な
時間(例えば、4秒)を確保する必要がある。このた
め、まず、貯留用ソレノイド53をOFFにすると共にVSWの
有効時間の計測を開始し(ステップS24)、その後、封
入玉循環機構64によって放出された封入玉が特定入賞口
56に入賞してVSWをONさせたか否か、つまりV入賞が有
ったか否かが判別され(ステップS25)、V入賞があっ
た場合には、継続回数カウンタの値が「8」であるか否
かが判別される(ステップS26)。そして、継続回数カ
ウンタの値が「8」でない場合には、前記ステップS12
に戻り、次の開閉サイクルに移行する。一方、前記ステ
ップS25においてV入賞がないと判別された場合や、前
記ステップS26において継続回数カウンタの値が「8」
であると判別された場合には、前記ステップS24で計測
開始された有効時間が経過したか否かが判別され(ステ
ップS27)、経過していない場合には、前記ステップS25
に戻り、ステップS25〜ステップS27の処理を繰り返す。
また、V入賞がなく有効時間が経過してしまった場合に
は、大当り状態が終了したので、継続回数カウンタをク
リアすると共に流路切換用のソレノイド49、63をOFFと
した後(ステップS28)、最初のステップS1に戻り、通
常の遊技を継続する。
第5B図は、封入玉循環機構64の作動を示す割込制御フ
ロー図である。これについて説明すると、まず、大当り
中であるか否かが判別され(ステップS29)、大当り中
であると判別された場合には、入賞個数検出器45の検出
数をカウントする入賞個数カウンタの値と解放玉検出器
71の検出数をカウントする解放個数カウンタの値とが同
じであるか否かが判別される(ステップS30)。それら
の値が同じときには、封入玉循環機構64による封入玉の
解放が行われないようにするため、後述するステップS3
8に進みモータ70の駆動を停止する。一方、それらの値
が同じでない場合(構造上、入賞個数カウンタ>解放個
数カウンタ)には、モータ70が回転中か否かが判別され
る(ステップS31)。モータ70が回転中でない場合に
は、モータ70を回転させた後(ステップS32)、後述す
るステップS35に進む。また、モータ70が回転中である
場合には、前の封入玉の放出動作が行われていることを
示しているので、玉1個解放分回転したか否かが判別さ
れる(ステップS33)。この判定は、例えば、モータ70
の回転時間等によって判定される。しかして、玉1個解
放分回転していないときには、後述するステップS35に
進み、玉1個解放分回転したときには、モータ70の駆動
が停止され封入玉の解放が停止される(ステップS3
4)。このように、ステップS31〜ステップS34において
は、入賞個数が開放個数よりも多いときに封入玉を1個
宛間欠的に放出するように封入玉循環機構64が制御され
ることを示している。この場合、ステップS34の処理を
省略して入賞個数カウンタの値と解放個数カウンタの値
とが同じになるまで連続的にモータ70を回転制御するよ
うにしてもよい。
ところで、ステップS35では、モータ70の回転中、停
止中に拘らず、解放玉検出器71による解放玉検出が行わ
れたか否かが判別され、検出信号があったときには、解
放個数カウンタの値に「1」が加算されて(ステップS3
6)割込み処理が終了される。
一方、前記ステップS29で大当り中でないと判別され
たときには、入賞個数カウンタ及び解放個数カウンタの
値をクリアし(ステップS37)、その後、モータ70を停
止して(ステップS38)割込み処理を終了する。
以上、実施例に係るパチンコ遊技機1の構成及び作用
について説明してきたが、この実施例によれば、始動入
賞時において可変入賞球装置30の玉受部材39a,39bに受
入れられた入賞玉は、入賞空間33内を通過領域としての
複数の入賞口56、57a,57bに向けて落下するが、大当り
時になると玉受部材39a,39bによって受入れられた入賞
玉がそのまま入賞空間33を下方に向けて落下するのでは
なく、可変入賞球装置30に付設された封入玉循環機構64
に封入され、且つ通常の打玉と異なる封入玉と交換され
て入賞空間33内を複数の入賞口56、57a,57bに向けて落
下するように構成されているので、入賞空間33を落下す
る玉自体に遊技者の注目度が向くと共に入賞口56、57a,
57bへの入賞に興趣を覚えることが可能となる。
なお、上記実施例では、大当り時だけに封入玉循環機
構64が駆動するようにしたが、始動入賞時だけに駆動す
るようにしてもよいし、あるいは始動入賞時と大当り時
の両方に駆動するようにしてもよい。また、大当り時、
あるいは始動入賞時であっても予め定められた一定の条
件が成立していなければ駆動しないように制御しても良
い。
また、上記実施例(以下、第1実施例という)では、
入賞球装置として一対の玉受部材39a,39bを有する可変
入賞球装置30を例示したが、第7図及び第8図に示す実
施例(以下、第2実施例という)のような可動する玉受
部材を備えていない入賞球装置100であってもよい。こ
れについて説明すると、入賞球装置100は、遊技盤10の
表面に取り付けられる取付基板101を有し、その取付基
板101の上部に入賞規制部102が突設されている。この入
賞規制部102の上部には、入賞口103が形成されている。
また、入賞規制部102の下方には、打玉が侵入し得る間
隔を保持して誘導枠104が突設されている。この誘導枠1
04の上辺に沿って横長な入賞開口105が開設されてお
り、遊技盤10の遊技領域12の左右側方から誘導枠104に
飛入する打玉が入賞するようになっている。入賞開口10
5の後方には、上部玉転動板106が延設され、入賞開口10
5に入賞した打玉を後方に導くようになっている。そし
て、上部玉転動板106を流下してきた打玉は、3つの入
賞玉検出器107、108a,108bのいずれかの入賞玉検出器を
通過した後、その下方に設けられる入賞玉通路109によ
って入賞球装置100の外に導かれるようになっている。
上記した3つの入賞玉検出器107、108a,108bのうち中
央に配置される第1入賞玉検出器107が入賞玉を検出す
ると、後に詳述する封入玉循環機構の一部を構成する打
上げソレノイド120によって封入玉が2回打上げられ、
左右の入賞玉検出器108a,108bが入賞玉を検出すると、
打上げソレノイド120によって封入玉が1回打上げられ
る。
前記上部玉転動板106の下方には、入賞空間110が形成
され、その入賞空間110の後方上部には、解放玉導出口1
11が臨んでいる。この解放玉導出口111は、後述する打
上げ通路121に接続されると共に封入玉循環機構の一部
を構成して封入玉を入賞空間110に放出する出口となっ
ている。また、入賞空間110の中程には、解放玉導出口1
11から放出された封入玉を後方から前方に向って流下さ
せる下部玉転動板112が横臥され、その下部玉転動板112
のほぼ中心に回転車状の振分け部材113が設けられてい
る。したがって、解放玉導出口111から下部玉転動板112
に放出された封入玉は、振分け部材113に衝突してその
流路を変化させられながら下方に向って流下する。下部
玉転動板112の流下端には、通過領域としての複数の入
賞口114、115a,115bが形成されている。このような複数
の入賞口は、前記した第1実施例と同様に特定入賞玉検
出器116が付設された中央の特定入賞口114と左右の通常
入賞口115a,115bとに区分されている。しかして、封入
玉が特定入賞口114に入賞して特定入賞玉検出器116をON
させると、権利発生遊技状態となって、後述する可変入
賞球装置125を所定の態様で開閉駆動するようになる。
また、権利発生遊技状態であるときに特定入賞玉検出器
116がONすると、権利消滅状態となって通常の遊技を行
うことになる。
通過領域としての入賞口114、115a,115bを通過した封
入玉は、集合通路117によって入賞空間110の下端後方に
導かれ、封入玉を1個載置可能な打上げ玉載置部118に
導く。打上げ玉載置部118には、載置された封入玉を検
出する打上げ玉検出器119が設けられ、また、打上げ玉
載置部118の下方には、載置された封入玉を打上げるた
めの打上げソレノイド120が配置されている。打上げソ
レノイド120は、前記入賞玉検出器107、108a,108bの検
出信号に基づいて2回又は1回励磁され、その励磁され
たときに打上げ玉載置部118にある封入玉を打上げ通路1
21に沿って上昇させる。打上げ通路121を上昇した封入
玉は、前記解放玉導出口111から入賞空間110に放出され
て下部玉転動板112を流下し、通過領域としての複数の
入賞口114、115a,115bのいずれかを通過して集合通路11
7を経て再度打上げ玉載置部118に戻るように循環する。
なお、下部玉転動板112の前端縁から下方の入賞空間110
は、装飾板によって遊技者から見えないように被覆され
るが、その装飾板には、次に説明する可変入賞球装置12
5の開閉板128の開放回数を表示する開放回数表示器122
が臨むように設けられている。
ところで、上記した入賞球装置100において権利発生
遊技状態となったときには、入賞球装置100の下方に配
置される可変入賞球装置125が打玉を受け止めるように
作動する。ここで、可変入賞球装置125の構成について
簡単に説明すると、可変入賞球装置125は、遊技盤10の
表面に取り付けられる取付基板126を有し、その取付基
板126のほぼ中央に横長な長方形状の入賞開口127が開設
されている。入賞開口127には、ソレノイド129によって
開閉駆動される開閉板128が設けられ、ソレノイド129が
励磁されたときに開放して遊技領域12を落下する打玉を
受け止めて入賞玉とし、ソレノイド129が非励磁状態の
とき閉じて打玉を受け止めないようにしている。また、
開閉板128によって受け止められて入賞開口127に入賞し
た入賞玉は、入賞個数検出器130によって検出計数さ
れ、その計数値が取付基板126の上部に一列に複数個(1
0個)設けられる入賞個数表示器131に表示される。
また、取付基板126の左右には、始動入賞玉検出器133
a,133bを内蔵する始動入賞口132a,132bが設けられてい
る。この始動入賞口132a,132bは、権利発生遊技状態で
あるときに打玉が入賞することにより前記開閉板128を
所定期間(例えば、10秒経過するまで、あるいは10個の
入賞玉が発生するまで)開放するものである。ただし、
権利発生遊技状態中に打玉が始動入賞口132a,132bに所
定個数(例えば、8個)入賞したときには、権利発生遊
技状態は消滅するように設定されている。したがって、
権利発生遊技状態中においては、打玉が始動入賞口132
a,132bに入賞することを条件として開閉板128が最大8
回開放するようになっている。
以上、第2実施例に係る入賞球装置100について説明
したが、この実施例においても第1入賞玉検出器107及
び第2入賞玉検出器108a,108bのいずれかが入賞玉を検
出したときには、可変入賞球装置100に付設された封入
玉循環機構に封入され、且つ通常の打玉と異なる封入玉
と交換されて入賞空間110内を通過領域としての複数の
入賞口114、115a,115bに向けて落下するように構成され
ているので、入賞空間110を落下する玉自体に遊技者の
注目度が向くと共に入賞口114、115a,115bへの入賞に興
趣を覚えることが可能となる。
以上、2つの実施例について説明してきたが、上記実
施例では、入賞球装置30、100に入賞した入賞玉と1対
1で交換的に封入玉を放出するように構成したが、の交
換比率は、必ずしも1対1でなくてもよい。また、封入
玉が落下する通過領域としても、複数の入賞口でなくて
も1つでもよく、通過領域として対応する景品玉を払出
すものではなく所定の得点を付与するものでもよい。ま
た、封入玉を循環させる機構も上記した実施例と異なる
構成のものでもよく、要は、入賞球装置内を通常の打玉
と異なる封入玉が循環するように構成されたものであれ
ばよい。更に、弾球遊技機として、持ち玉情報が記録さ
れたカードを使用して遊技を行うカード式遊技機であっ
てもよい。
[発明の効果] 以上、説明したところから明らかなように、この発明
に係る弾球遊技機は、弾球遊技において所定の条件が成
立したときに、封入玉循環機構が駆動して通常の打玉と
は異なる封入玉が入賞空間内を特定の遊技価値を与える
通過領域へ向けて落下するように構成されているため、
入賞空間を落下する玉自体に遊技者の注目度が向くと共
に通過領域への通過に興趣を覚えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第1実施例に係る入賞球装置としての封入玉
循環機構を含む可変入賞球装置の正面図、第2図及び第
3図は、封入玉循環機構の作用を示す可変入賞球装置の
縦断面図、第4図は、可変入賞球装置の動作を含む遊技
全体の動作を制御する遊技制御回路のブロック図、第5A
図及び第5B図は、遊技制御回路の具体的な動作を示すフ
ロー図、第6図は、第1実施例に係る可変入賞球装置が
適用される弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機の正面
図、第7図は、第2実施例に係る入賞球装置が配置され
る遊技盤の部分正面図、第8図は、第2実施例に係る入
賞球装置の縦断面図である。 1……パチンコ遊技機(弾球遊技機) 30……可変入賞球装置(入賞球装置) 33……入賞空間 56、57a,57b……入賞口(通過領域) 64……封入玉循環機構 100……入賞球装置 110……入賞空間 114、115a,115b……入賞口(通過領域) 120……打上げソレノイド(封入玉循環機構の一部)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特定の遊技価値を与える通過領域と、該通
    過領域に向けて玉が落下する入賞空間と、を含む入賞球
    装置を備えた弾球遊技機において、 前記入賞球装置には、前記通過領域に向けて前記入賞空
    間内を落下すると共に遊技者の弾発する打玉とは異なる
    封入玉を循環させる封入玉循環機構を付設し、 弾球遊技における所定の条件が成立したときに前記封入
    玉循環機構を駆動して封入玉を前記入賞空間に放出する
    ようにしたことを特徴とする弾球遊技機。
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