JP2843002B2 - 油圧ショベルのブーム上げ優先油圧回路 - Google Patents
油圧ショベルのブーム上げ優先油圧回路Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は油圧ショベルの油圧回路
に関するものであり、特に、ブーム上げとバケット閉じ
の複合操作を行うときにブーム用方向制御弁への供給油
量を多くするブーム上げ優先油圧回路に関するものであ
る。
に関するものであり、特に、ブーム上げとバケット閉じ
の複合操作を行うときにブーム用方向制御弁への供給油
量を多くするブーム上げ優先油圧回路に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の油圧ショベルの油圧回路を図２に
示す。第１の油圧ポンプ１にブーム用方向制御弁２とバ
ケット用方向制御弁３をパラレル接続し、第２の油圧ポ
ンプ４にアーム用方向制御弁５を接続してある。
示す。第１の油圧ポンプ１にブーム用方向制御弁２とバ
ケット用方向制御弁３をパラレル接続し、第２の油圧ポ
ンプ４にアーム用方向制御弁５を接続してある。
【０００３】ブーム用のリモートコントロール弁の操作
によってブーム用方向制御弁２のスプールが切り替わ
り、第１の油圧ポンプ１の吐出油がブーム用油圧シリン
ダ６ａ，６ｂへ供給される。また、バケット用のリモー
トコントロール弁の操作によってバケット用方向制御弁
３のスプールが切り替わり、第１の油圧ポンプ１の吐出
油が供給油路７を通ってバケット用油圧シリンダ８へ供
給される。更に、アーム用のリモートコントロール弁の
操作によってアーム用方向制御弁５のスプールが切り替
わり、第２の油圧ポンプ４の吐出油がアーム用油圧シリ
ンダ９へ供給される。
によってブーム用方向制御弁２のスプールが切り替わ
り、第１の油圧ポンプ１の吐出油がブーム用油圧シリン
ダ６ａ，６ｂへ供給される。また、バケット用のリモー
トコントロール弁の操作によってバケット用方向制御弁
３のスプールが切り替わり、第１の油圧ポンプ１の吐出
油が供給油路７を通ってバケット用油圧シリンダ８へ供
給される。更に、アーム用のリモートコントロール弁の
操作によってアーム用方向制御弁５のスプールが切り替
わり、第２の油圧ポンプ４の吐出油がアーム用油圧シリ
ンダ９へ供給される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】油圧ポンプにブーム用
方向制御弁とバケット用方向制御弁をパラレル接続した
油圧ショベルに於いては、ダンプカーへの土砂積み込み
時等にブーム上げとバケット閉じの複合操作を行った場
合は、バケット側への供給油量が多いためにブーム上げ
速度が遅くなり、操作性が良好ではなかった。
方向制御弁とバケット用方向制御弁をパラレル接続した
油圧ショベルに於いては、ダンプカーへの土砂積み込み
時等にブーム上げとバケット閉じの複合操作を行った場
合は、バケット側への供給油量が多いためにブーム上げ
速度が遅くなり、操作性が良好ではなかった。
【０００５】そこで、油圧ショベルのブーム上げとバケ
ット閉じの複合操作を行った場合に、ブーム用方向制御
弁への供給油量を多くしてブーム上げ速度を速くし、複
合操作時の操作性を向上させるために解決すべき技術的
課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決す
ることを目的とする。
ット閉じの複合操作を行った場合に、ブーム用方向制御
弁への供給油量を多くしてブーム上げ速度を速くし、複
合操作時の操作性を向上させるために解決すべき技術的
課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決す
ることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、油圧ポンプにブーム
用方向制御弁とバケット用方向制御弁をパラレル接続
し、且つ、該バケット用方向制御弁への供給油路上に絞
り位置と開放位置とを有する切替弁を介装した油圧ショ
ベルに於いて、ブーム用方向制御弁のブーム上げパイロ
ット油路に圧力スイッチを設けるとともに、バケット用
方向制御弁のバケット閉じパイロット油路に圧力スイッ
チを設け、夫々の圧力スイッチをアンド回路の入力端子
に接続し、アンド回路の出力信号にて前記切替弁を絞り
位置に操作するようにした油圧ショベルのブーム上げ優
先油圧回路を提供するものである。
するために提案されたものであり、油圧ポンプにブーム
用方向制御弁とバケット用方向制御弁をパラレル接続
し、且つ、該バケット用方向制御弁への供給油路上に絞
り位置と開放位置とを有する切替弁を介装した油圧ショ
ベルに於いて、ブーム用方向制御弁のブーム上げパイロ
ット油路に圧力スイッチを設けるとともに、バケット用
方向制御弁のバケット閉じパイロット油路に圧力スイッ
チを設け、夫々の圧力スイッチをアンド回路の入力端子
に接続し、アンド回路の出力信号にて前記切替弁を絞り
位置に操作するようにした油圧ショベルのブーム上げ優
先油圧回路を提供するものである。
【０００７】
【作用】ブーム用のリモートコントロール弁を上げ側へ
操作すれば、ブーム上げパイロット油路にパイロット２
次圧が供給され、ブーム用方向制御弁のスプールが切り
替わってブームが上昇する。このとき、ブーム上げパイ
ロット油路に設けられた圧力スイッチが前記パイロット
２次圧を感知してオンとなる。また、バケット用のリモ
ートコントロール弁を閉じ側へ操作すれば、バケット閉
じパイロット油路にパイロット２次圧が供給され、バケ
ット用方向制御弁のスプールが切り替わってバケットが
閉じる。このとき、バケット閉じパイロット油路に設け
られた圧力スイッチが前記パイロット２次圧を感知して
オンとなる。
操作すれば、ブーム上げパイロット油路にパイロット２
次圧が供給され、ブーム用方向制御弁のスプールが切り
替わってブームが上昇する。このとき、ブーム上げパイ
ロット油路に設けられた圧力スイッチが前記パイロット
２次圧を感知してオンとなる。また、バケット用のリモ
ートコントロール弁を閉じ側へ操作すれば、バケット閉
じパイロット油路にパイロット２次圧が供給され、バケ
ット用方向制御弁のスプールが切り替わってバケットが
閉じる。このとき、バケット閉じパイロット油路に設け
られた圧力スイッチが前記パイロット２次圧を感知して
オンとなる。
【０００８】ブーム上げとバケット閉じの複合操作を行
った場合には、前記双方の圧力スイッチがオンとなって
アンド回路の出力端子から信号が出力され、この出力信
号により切替弁が操作されて絞り位置に切り替わる。従
って、油圧ポンプからバケット用方向制御弁へ供給され
る油量が減少し、ブーム用方向制御弁を介してブーム用
油圧シリンダへ供給される油量が増加してブーム上げ速
度が速くなる。
った場合には、前記双方の圧力スイッチがオンとなって
アンド回路の出力端子から信号が出力され、この出力信
号により切替弁が操作されて絞り位置に切り替わる。従
って、油圧ポンプからバケット用方向制御弁へ供給され
る油量が減少し、ブーム用方向制御弁を介してブーム用
油圧シリンダへ供給される油量が増加してブーム上げ速
度が速くなる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って詳述
する。図１は請求項１に記載した油圧ショベルのブーム
上げ優先油圧回路を示したものであり、第１の油圧ポン
プ１１にブーム用方向制御弁１２とバケット用方向制御
弁１３をパラレル接続し、第２の油圧ポンプ１４にアー
ム用方向制御弁１５を接続してある。
する。図１は請求項１に記載した油圧ショベルのブーム
上げ優先油圧回路を示したものであり、第１の油圧ポン
プ１１にブーム用方向制御弁１２とバケット用方向制御
弁１３をパラレル接続し、第２の油圧ポンプ１４にアー
ム用方向制御弁１５を接続してある。
【００１０】ブーム用のリモートコントロール弁（図示
せず）の操作によってブーム用方向制御弁１２のスプー
ルが切り替わり、第１の油圧ポンプ１１の吐出油がブー
ム用油圧シリンダ１６ａ，１６ｂへ供給される。また、
バケット用のリモートコントロール弁（図示せず）の操
作によってバケット用方向制御弁１３のスプールが切り
替わり、第１の油圧ポンプ１１の吐出油が供給油路１７
に介装した切替弁２４を通ってバケット用油圧シリンダ
１８へ供給される。更に、アーム用のリモートコントロ
ール弁（図示せず）の操作によってアーム用方向制御弁
１５のスプールが切り替わり、第２の油圧ポンプ１４の
吐出油がアーム用油圧シリンダ１９へ供給される。
せず）の操作によってブーム用方向制御弁１２のスプー
ルが切り替わり、第１の油圧ポンプ１１の吐出油がブー
ム用油圧シリンダ１６ａ，１６ｂへ供給される。また、
バケット用のリモートコントロール弁（図示せず）の操
作によってバケット用方向制御弁１３のスプールが切り
替わり、第１の油圧ポンプ１１の吐出油が供給油路１７
に介装した切替弁２４を通ってバケット用油圧シリンダ
１８へ供給される。更に、アーム用のリモートコントロ
ール弁（図示せず）の操作によってアーム用方向制御弁
１５のスプールが切り替わり、第２の油圧ポンプ１４の
吐出油がアーム用油圧シリンダ１９へ供給される。
【００１１】ここで、ブーム用のリモートコントロール
弁を上げ側へ操作すれば、ブーム上げパイロット油路２
１にパイロット２次圧が供給され、ブーム用方向制御弁
１２のスプールが図中左方向へ移動してブーム上げ位置
に切り替わる。従って、第１の油圧ポンプ１１からブー
ム用方向制御弁１２を経て油路２２へ作動油が供給さ
れ、ブーム用油圧シリンダ１６ａ，１６ｂが伸長してブ
ームが上昇する。
弁を上げ側へ操作すれば、ブーム上げパイロット油路２
１にパイロット２次圧が供給され、ブーム用方向制御弁
１２のスプールが図中左方向へ移動してブーム上げ位置
に切り替わる。従って、第１の油圧ポンプ１１からブー
ム用方向制御弁１２を経て油路２２へ作動油が供給さ
れ、ブーム用油圧シリンダ１６ａ，１６ｂが伸長してブ
ームが上昇する。
【００１２】一方、バケット用のリモートコントロール
弁を閉じ側へ操作すれば、バケット閉じパイロット油路
２３にパイロット２次圧が供給され、バケット用方向制
御弁１３のスプールが図中右方向へ移動してバケット閉
じ位置に切り替わる。従って、第１の油圧ポンプ１１か
ら供給油路１７を通過した作動油が切替弁２４及びバケ
ット用方向制御弁１３を経てバケット用油圧シリンダ１
８へ供給され、該バケット用油圧シリンダ１８が伸長し
てバケットが閉じる。
弁を閉じ側へ操作すれば、バケット閉じパイロット油路
２３にパイロット２次圧が供給され、バケット用方向制
御弁１３のスプールが図中右方向へ移動してバケット閉
じ位置に切り替わる。従って、第１の油圧ポンプ１１か
ら供給油路１７を通過した作動油が切替弁２４及びバケ
ット用方向制御弁１３を経てバケット用油圧シリンダ１
８へ供給され、該バケット用油圧シリンダ１８が伸長し
てバケットが閉じる。
【００１３】前記バケット用方向制御弁１３への供給油
路１７上に介装された切替弁２４は絞り位置と開放位置
とを有し、該切替弁２４のパイロットポート２４ａはソ
レノイド弁２６を介して、パイロット油路２７によりパ
イロットポンプ２５に接続されている。
路１７上に介装された切替弁２４は絞り位置と開放位置
とを有し、該切替弁２４のパイロットポート２４ａはソ
レノイド弁２６を介して、パイロット油路２７によりパ
イロットポンプ２５に接続されている。
【００１４】該ソレノイド弁２６をオンにしたときは、
スプールが開放位置に切り替わってパイロット油路２７
へパイロット油が供給され、前記切替弁２４のパイロッ
トポート２４ａにパイロット圧が掛って切替弁２４が絞
り位置に切り替わる。一方、該ソレノイド弁２６をオフ
にしたときは、スプールが閉止位置に切り替わってパイ
ロット油が遮断され、パイロット油路２７のパイロット
油がタンクに戻って切替弁２４が開放位置に復帰する。
スプールが開放位置に切り替わってパイロット油路２７
へパイロット油が供給され、前記切替弁２４のパイロッ
トポート２４ａにパイロット圧が掛って切替弁２４が絞
り位置に切り替わる。一方、該ソレノイド弁２６をオフ
にしたときは、スプールが閉止位置に切り替わってパイ
ロット油が遮断され、パイロット油路２７のパイロット
油がタンクに戻って切替弁２４が開放位置に復帰する。
【００１５】ここで、前記ブーム上げパイロット油路２
１にブーム上げのパイロット２次圧を感知する圧力スイ
ッチ２８を設け、該圧力スイッチ２８をアンド回路２９
の一方の入力端子へ接続する。また、前記バケット閉じ
パイロット油路２３にバケット閉じのパイロット２次圧
を感知する圧力スイッチ３０を設け、該圧力スイッチ３
０をアンド回路２９の他方の入力端子へ接続する。更
に、アンド回路２９の出力端子を前記ソレノイド弁２６
のソレノイドへ接続する。
１にブーム上げのパイロット２次圧を感知する圧力スイ
ッチ２８を設け、該圧力スイッチ２８をアンド回路２９
の一方の入力端子へ接続する。また、前記バケット閉じ
パイロット油路２３にバケット閉じのパイロット２次圧
を感知する圧力スイッチ３０を設け、該圧力スイッチ３
０をアンド回路２９の他方の入力端子へ接続する。更
に、アンド回路２９の出力端子を前記ソレノイド弁２６
のソレノイドへ接続する。
【００１６】而して、ブーム上げとバケット閉じの複合
操作を行った場合は、ブーム上げパイロット油路２１へ
パイロット２次圧が供給されてブーム用方向制御弁１２
のスプールが上げ位置に切り替わり、ブーム用油圧シリ
ンダ１６ａ，１６ｂが伸長してブームが上昇するととも
に、バケット閉じパイロット油路２３へパイロット２次
圧が供給されてバケット用方向制御弁１３のスプールが
バケット閉じ位置に切り替わり、バケット用油圧シリン
ダ１８が伸長してバケットが閉じる。
操作を行った場合は、ブーム上げパイロット油路２１へ
パイロット２次圧が供給されてブーム用方向制御弁１２
のスプールが上げ位置に切り替わり、ブーム用油圧シリ
ンダ１６ａ，１６ｂが伸長してブームが上昇するととも
に、バケット閉じパイロット油路２３へパイロット２次
圧が供給されてバケット用方向制御弁１３のスプールが
バケット閉じ位置に切り替わり、バケット用油圧シリン
ダ１８が伸長してバケットが閉じる。
【００１７】このとき、ブーム上げのパイロット２次圧
を感知して圧力スイッチ２８がオンとなり、且つ、バケ
ット閉じのパイロット２次圧を感知して圧力スイッチ３
０がオンとなる。双方の圧力スイッチ２８及び３０がオ
ンになることによってアンド回路２９の出力端子から信
号が出力され、この出力信号によってソレノイド弁２６
がオンとなる。
を感知して圧力スイッチ２８がオンとなり、且つ、バケ
ット閉じのパイロット２次圧を感知して圧力スイッチ３
０がオンとなる。双方の圧力スイッチ２８及び３０がオ
ンになることによってアンド回路２９の出力端子から信
号が出力され、この出力信号によってソレノイド弁２６
がオンとなる。
【００１８】前述したように、ソレノイド弁２６がオン
となったときには前記切替弁２４が絞り位置に切り替わ
り、バケット用方向制御弁１３への供給油量が減少す
る。従って、第１の油圧ポンプ１１からブーム用方向制
御弁１２を介してブーム用油圧シリンダ１６ａ，１６ｂ
へ供給される油量が増加し、ブーム用油圧シリンダ１６
ａ，１６ｂの伸長速度が速くなる。
となったときには前記切替弁２４が絞り位置に切り替わ
り、バケット用方向制御弁１３への供給油量が減少す
る。従って、第１の油圧ポンプ１１からブーム用方向制
御弁１２を介してブーム用油圧シリンダ１６ａ，１６ｂ
へ供給される油量が増加し、ブーム用油圧シリンダ１６
ａ，１６ｂの伸長速度が速くなる。
【００１９】斯くして、ブーム上げと旋回の複合操作を
行った場合に、ブーム上げ速度が速くなって操作性が向
上する。尚、前記切替弁２４はアンド回路２９の出力信
号にて絞り位置に切り替わるので、ブーム上げ操作のみ
やバケット閉じ操作のみでは切替弁２４が切り替わるこ
とはなく、他の複合操作や単独操作に悪い影響を与える
ことがない。
行った場合に、ブーム上げ速度が速くなって操作性が向
上する。尚、前記切替弁２４はアンド回路２９の出力信
号にて絞り位置に切り替わるので、ブーム上げ操作のみ
やバケット閉じ操作のみでは切替弁２４が切り替わるこ
とはなく、他の複合操作や単独操作に悪い影響を与える
ことがない。
【００２０】また、本実施例ではパイロット操作形の切
替弁２４を使用しているが、これに代えてソレノイド操
作形の切替弁（図示せず）を使用してもよい。そして、
該ソレノイド操作形切替弁のソレノイドへアンド回路２
９の出力端子を接続すれば、ブーム上げとバケット閉じ
の複合操作時にはアンド回路２９の出力信号にて該切替
弁が直接操作され、該切替弁が絞り位置に切り替わって
バケット用方向制御弁１３への供給油量が減少する。而
して、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の
改変を為すことができ、そして、本発明が該改変された
ものに及ぶことは当然である。
替弁２４を使用しているが、これに代えてソレノイド操
作形の切替弁（図示せず）を使用してもよい。そして、
該ソレノイド操作形切替弁のソレノイドへアンド回路２
９の出力端子を接続すれば、ブーム上げとバケット閉じ
の複合操作時にはアンド回路２９の出力信号にて該切替
弁が直接操作され、該切替弁が絞り位置に切り替わって
バケット用方向制御弁１３への供給油量が減少する。而
して、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の
改変を為すことができ、そして、本発明が該改変された
ものに及ぶことは当然である。
【００２１】
【発明の効果】本発明は上記一実施例に詳述したよう
に、本発明に於いては、ブーム上げとバケット閉じの複
合操作を行った場合は、ブーム上げパイロット油路の圧
力スイッチとバケット閉じパイロット油路の圧力スイッ
チの双方がオンになることにより、アンド回路の出力信
号にて切替弁を絞り位置に操作する。従って、バケット
用方向制御弁へ供給される油量が減少し、ブーム用方向
制御弁を介してブーム用油圧シリンダへ供給される油量
が増加してブーム上げ速度が速くなる。
に、本発明に於いては、ブーム上げとバケット閉じの複
合操作を行った場合は、ブーム上げパイロット油路の圧
力スイッチとバケット閉じパイロット油路の圧力スイッ
チの双方がオンになることにより、アンド回路の出力信
号にて切替弁を絞り位置に操作する。従って、バケット
用方向制御弁へ供給される油量が減少し、ブーム用方向
制御弁を介してブーム用油圧シリンダへ供給される油量
が増加してブーム上げ速度が速くなる。
【００２２】斯くして、本発明に於いては、ブーム上げ
とバケット閉じの複合操作時のブーム上げ速度が上昇
し、操作性が著しく向上する。
とバケット閉じの複合操作時のブーム上げ速度が上昇
し、操作性が著しく向上する。
【図１】本発明の一実施例を示し、油圧ショベルのブー
ム上げ優先油圧回路図。
ム上げ優先油圧回路図。
【図２】従来型の油圧ショベルの油圧回路図。
１１ 第１の油圧ポンプ １２ ブーム用方向制御弁 １３ バケット用方向制御弁 １７ 供給油路 ２１ ブーム上げパイロット油路 ２３ バケット閉じパイロット油路 ２４ 切替弁 ２６ ソレノイド弁 ２８ 圧力スイッチ ２９ アンド回路 ３０ 圧力スイッチ
Claims (1)
- 【請求項１】 油圧ポンプにブーム用方向制御弁とバケ
ット用方向制御弁をパラレル接続し、且つ、該バケット
用方向制御弁への供給油路上に絞り位置と開放位置とを
有する切替弁を介装した油圧ショベルに於いて、ブーム
用方向制御弁のブーム上げパイロット油路に圧力スイッ
チを設けるとともに、バケット用方向制御弁のバケット
閉じパイロット油路に圧力スイッチを設け、夫々の圧力
スイッチをアンド回路の入力端子に接続し、アンド回路
の出力信号にて前記切替弁を絞り位置に操作するように
したことを特徴とする油圧ショベルのブーム上げ優先油
圧回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10632895A JP2843002B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 油圧ショベルのブーム上げ優先油圧回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10632895A JP2843002B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 油圧ショベルのブーム上げ優先油圧回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08302752A JPH08302752A (ja) | 1996-11-19 |
| JP2843002B2 true JP2843002B2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=14430847
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10632895A Expired - Fee Related JP2843002B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 油圧ショベルのブーム上げ優先油圧回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2843002B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009019974A1 (ja) * | 2007-08-09 | 2009-02-12 | Komatsu Ltd. | 作業車両及び作業車両の作動油量制御方法 |
| WO2009116249A1 (ja) * | 2008-03-21 | 2009-09-24 | 株式会社小松製作所 | 作業車両、作業車両の制御装置、及び作業車両の作動油量制御方法 |
| WO2009116248A1 (ja) * | 2008-03-21 | 2009-09-24 | 株式会社小松製作所 | 作業車両、作業車両の制御装置、及び作業車両の制御方法 |
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| JP2003232303A (ja) * | 2002-02-12 | 2003-08-22 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | 流体圧回路 |
| JP2009058096A (ja) * | 2007-09-03 | 2009-03-19 | Caterpillar Japan Ltd | 流体制御回路 |
| JP4969541B2 (ja) * | 2008-09-12 | 2012-07-04 | 住友建機株式会社 | 作業機械の油圧制御装置 |
| JP5272211B2 (ja) * | 2009-07-07 | 2013-08-28 | 住友建機株式会社 | 建設機械の油圧回路 |
| JP5980602B2 (ja) * | 2012-07-12 | 2016-08-31 | 株式会社竹内製作所 | 油圧作動装置 |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP10632895A patent/JP2843002B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN101821457B (zh) * | 2007-08-09 | 2012-08-29 | 株式会社小松制作所 | 作业车辆以及作业车辆的液压油油量控制方法 |
| JP5048068B2 (ja) * | 2007-08-09 | 2012-10-17 | 株式会社小松製作所 | 作業車両及び作業車両の作動油量制御方法 |
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| WO2009116249A1 (ja) * | 2008-03-21 | 2009-09-24 | 株式会社小松製作所 | 作業車両、作業車両の制御装置、及び作業車両の作動油量制御方法 |
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