JP2842962B2 - テープガイド機構 - Google Patents

テープガイド機構

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JP2842962B2
JP2842962B2 JP4048346A JP4834692A JP2842962B2 JP 2842962 B2 JP2842962 B2 JP 2842962B2 JP 4048346 A JP4048346 A JP 4048346A JP 4834692 A JP4834692 A JP 4834692A JP 2842962 B2 JP2842962 B2 JP 2842962B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTR,カムコーダ
ー,DAT,オーディオカセットコーダー等において、
磁気ヘッドに対して記録テープを所定角度で移動させる
テープガイド機構に関し、特にガイドローラーを最適位
置に位置決めでき、且つ小型なテープガイド機構に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図2はVTR(又はDAT)のテープガ
イド機構の動作説明用平面図、図3は図2のA−A線に
おける従来のテープガイド機構の1例を示す縦断面図、
図4は記録テープとシリンダーの角度位置関係を示す図
である。
【0003】図2において、8は記録テープ、9はシリ
ンダ、10はガイドポスト11を有するテープガイド機
構である。テープガイド機構10は例えば記録テープ8
の再生時に記録テープ8を所定位置まで引き出し、シリ
ンダ9に巻き付けるとともに、シリンダー9に対し最適
な角度にガイドする。
【0004】従来のテープガイド機構10は、図3に示
すようにガイドローラ2Aを枢支したテープガイド部
2,該テープガイド部2の下部に設けられた調整ネジ部
9及び該調整ネジ部9の下部に設けられた支持軸部4か
らガイドローラ部1を構成し、テープガイドベース5に
形成された受ネジ部6に調整ネジ部3を螺合すると共
に、調整ネジ部9の下部に形成された軸受穴部7に支持
軸部4を挿入してロックネジ12で取り付けてなる。
【0005】このようにガイドローラ部1はテープガイ
ドベース5に取り付けられるが、装置組立後に位置の微
調整、即ち、記録テープ8がシリンダ9に対し最適角度
で移動するようガイドローラ2Aを最適位置に微調整す
る必要がある。この微調整は、テープガイド部2を回転
して調整ネジ部3を回転し、受ネジ部6との螺合量を調
整してガイドローラ2Aを上下動させることにより行
う。
【0006】この場合、ロックネジ12の締め付け力が
弱いと、移動するテープとの摩擦により使用中にガイド
ローラ2Aの位置がずれる。一方、ロックネジ12の締
め付け力が強いと組立時の調整が困難になる。このため
軸受穴部7に支持軸部4をロックネジ12で一定の強さ
(空転トルク0.3〜0.6kg/cm )に調整して取り付
けていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来例
にあっては、ロックネジ12を必要とするため、それだ
け構造が複雑で大型化,重量化し、ポータブル型装置を
製造する上でのネックになっているばかりでなく、高価
であるという課題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のテープガイド機
構は、上記の課題を解決するために、図1に示すよう
に、ガイドローラ部1を、テープガイド部2、調整ネジ
部3及び支持軸部4から構成し、テープガイドベース5
に形成された受ネジ部6及び軸受穴部7にそれぞれ前記
調整ネジ部3及び支持軸部4を螺合、取り付け、前記軸
受穴部7の直径を前記支持軸部4の直径よりも1〜20
μm 小さく成形すると共に、前記軸受穴部7を形成して
いるテープガイドベース5を、曲げ弾性率が10万〜5
0万kg/cm 2 ,曲げ強度が1000〜10000kg/cm
2 の樹脂複合体で構成してなる。
【0009】
【作用】軸受け穴部7の直径を支持軸部4の直径よりも
1〜20μm 小さくすることにより、軸受穴部7と支持
軸部4間に抵抗が生じ、従来ロックネジ12で支持軸部
4に与えていた圧力に等しくなり、ロックネジ12が不
要になり、その結果、構造が簡単で小型化,軽量化さ
れ、安価に製造可能となる。
【0010】さらに、軸受穴部7を形成しているテープ
ガイドベース5を、曲げ弾性率が10万〜50万kg/cm
2 ,曲げ強度が1000〜10000kg/cm 2 の樹脂複
合体で構成することにより、構成軸受穴部7と支持軸部
4間の抵抗を適正とし、テープガイド機構に必要な空転
トルクを得ることができる。
【0011】軸受穴部7を形成しているテープガイドベ
ース5の曲げ弾性率が10万〜50万kg/cm2 ,曲げ強
度が1000〜10000kg/cm2 であるためには、軸
受け穴部7を構成する樹脂複合体が、無機繊維、無機ウ
ィスカー、金属繊維、金属ウィスカー、有機繊維を30
〜80wt%含むポリアセタール、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、
ポリカーボネート、ポリアミドイミド、ポリエーテルイ
ミド、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、ポリフェ
ニレンスルファイト、ポリエーテルエーテルケトンより
構成されることが更に好ましい。なお、上記の樹脂複合
体には、必要に応じて酸化防止剤、流動性改良剤、無機
充填材等の添加材を加えてもよい。以下、実施例を挙げ
て本発明を説明するが、言うまでもなく本発明はこれら
の実施例のみに限定されるものではない。
【0012】
【実施例】図1は本発明のテープガイド機構の1実施例
の構成を示す縦断面図である。本実施例は、ガイドロー
ラー2Aを枢支したテープガイド部2、該テープガイド
部2の下部に設けられた調整ネジ部3及び該調整ネジ部
3の下部に設けられた支持軸部4からガイドローラ部1
を構成する。
【0013】テープガイドベース5に形成された受けネ
ジ部6に調整ネジ部3を螺合し、受ネジ部6の下部に形
成された軸受穴部7に支持軸部4を嵌入する。そして、
テープガイドベース5はポリカーボネート50部と直径
8μm ,長さ3mmのガラス繊維50部に添加材(カーボ
ンブラック、フッソ樹脂)1.5部を配合した曲げ弾性
率14万kg/cm2 ,曲げ強度2200kg/cm2 の樹脂複
合体で構成し、軸受穴部7の直径を支持軸部4の直径よ
りも10〜15μm 小さく構成した。
【0014】上記のようにすることにより、テープガイ
ドベース5を構成する素材の弾性力により軸受穴部7と
支持軸部4の間が抵抗を生じ、ロックネジ12を用いな
くても支持軸部4に必要な空転トルクの0.4〜0.6
kg/cmを与えることができた。
【0015】また、別の実施例としてポリカーボネート
59部と炭素繊維35部に添加剤8.5部を配合して、
曲げ弾性率17万kg/cm2 ,曲げ強度2200kg/cm2
とした樹脂複合体を用いてテープガイドベース5を構成
し、軸受穴部7の直径を支持軸部4の直径よりも5〜1
0μm 小さく形成したところ、空転トルク0.35〜
0.55kg/cmが得られた。
【0016】さらに別の実施例として、PPS70部と
炭素繊維30部に添加剤5部を配合して曲げ弾性率15
万kg/cm2 ,曲げ強度1700kg/cm2 とした樹脂複合
体を用いて、軸受穴部7の直径を支持軸部4の直径より
も7〜12μm 小さく形成したところ、空転トルク0.
4〜0.55kg/cmが得られた。
【0017】一方、ポリカーボネート80部とガラス繊
維20部を配合して、曲げ弾性率6万kg/cm2 ,曲げ強
度1800kg/cm2 である樹脂複合体を用い、軸受穴部
7の直径を10〜20μm 小さく形成したところ、0.
1kg/cmの空転トルクしか得られなかった。また、曲げ
弾性率2万kg/cm2 ,曲げ強度700kg/cm2 のポリア
セタール樹脂を用い、軸受穴部7の直径を20〜30μ
m 小さく形成したところ、0.04kg/cmの空転トルク
しか得られなかった。
【0018】これら実施例において用いることのできる
グラスファイバ、カーボンファイバ等の強化剤の直径は
5〜15μm ,一般的には10〜13μm であればよ
い。
【0019】また、添加剤は必要に応じて加えればよ
い。添加剤粉末としては、カーボンブラック,ポリエチ
レン,チタン酸カリウム、炭酸カルシウム,クレイ,タ
ルク,マイカ等を用いることができる。添加剤を用いる
時は少なくとも1種を、添加剤粉末全体で0.5〜50
%,好ましくは1.0〜45%,更に好ましくは1.5
〜35%を混入する。粒径は0.1〜50μm ,好まし
くは0.3〜15μm である。
【0020】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、ガイドロ
ーラ部1を、テープガイド部2、調整ネジ部3及び支持
軸部4から構成し、テープガイドベース5に形成された
受ネジ部6及び軸受穴部7にそれぞれ前記調整ネジ部3
及び支持軸部4を螺合、取り付け、前記軸受穴部7の直
径を前記支持軸部4の直径よりも1〜20μm 小さく成
形すると共に、前記軸受穴部7を形成しているテープガ
イドベース5が曲げ弾性率が10万〜50万kg/cm 2
曲げ強度が1000〜10000kg/cm 2 の樹脂複合体
で構成してなるため、ロックネジを必要とすることな
く、支持軸部4に必要な空転トルクを与えることがで
き、もって、それだけ構造を小型化,軽量化でき、安価
に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明テープガイド機構の1実施例の構成を示
す縦断面図である。
【図2】VTRのテープガイド機構の動作説明用平面図
である。
【図3】図2のA−A線における従来のテープガイド機
構の1例を示す縦断面図である。
【図4】記録テープとシリンダの角度位置関係を示す図
である。
【符号の説明】
1 ガイドローラ部 2 テープガイド部 2A ガイドローラ 3 調整ネジ部 4 支持軸部 5 テープガイドベース 6 受ネジ部 7 軸受穴部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 15/60 B65H 23/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイドローラ部(1)を、テープガイド
    部(2)、調整ネジ部(3)及び支持軸部(4)から構
    成し、テープガイドベース(5)に形成された受ネジ部
    (6)及び軸受穴部(7)にそれぞれ前記調整ネジ部
    (3)及び支持軸部(4)を螺合、取り付け、前記軸受
    穴部(7)の直径を前記支持軸部(4)の直径よりも1
    〜20μm 小さく成形すると共に、前記軸受穴部(7)
    を形成しているテープガイドベース(5)を、曲げ弾性
    率が10万〜50万kg/cm2 ,曲げ強度が1000〜1
    0000kg/cm2 の樹脂複合体で構成してなるテープガ
    イド機構。
  2. 【請求項2】 樹脂複合体が、無機繊維、無機ウィスカ
    ー、金属ウィスカー、有機繊維の少なくとも1種を30
    〜80wt%含むポリアセタール、ポリブチレンテレフ
    タレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、
    ポリカーボネート、ポリアミドイミド、ポリエーテルイ
    ミド、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、ポリフェ
    ニレンスルファイト、ポリエーテルエーテルケトンの少
    なくとも1種より構成されることを特徴とする請求項1
    記載のテープガイド機構。
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