JP3135434B2 - 磁気記録再生装置のテープガイド - Google Patents

磁気記録再生装置のテープガイド

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JP3135434B2
JP3135434B2 JP05251497A JP25149793A JP3135434B2 JP 3135434 B2 JP3135434 B2 JP 3135434B2 JP 05251497 A JP05251497 A JP 05251497A JP 25149793 A JP25149793 A JP 25149793A JP 3135434 B2 JP3135434 B2 JP 3135434B2
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浩司 岸本
英明 吉尾
哲郎 今野
功一 鷺坂
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Mitsubishi Chemical Corp
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
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Mitsubishi Chemical Corp
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録再生装置のテー
プガイドに関する。
【0002】
【従来の技術】VTR等の磁気記録再生装置において
は、図3に示すように磁気テープ1はテープカセット1
0から引出され、垂直ポスト,傾斜ポスト等によって走
行平面を捻り案内され固定シリンダーのリードに沿って
所定角度巻付き、回転シリンダーに対向配置された磁気
ヘッドによって記録再生を行っている。このような走行
系においては通常テンションポストと呼ばれるポストが
配置されている。
【0003】以下、従来例について説明する。図4は従
来例のテープガイドの立体図、図5はテープ走行変化時
における従来例のテープガイドの動作を示す平面図であ
る。まず構成を説明する。テンションポスト12は、支
軸(図示せず)まわりに回動可能であり、供給側リール
台(図示せず)まわりに配設されたバンドブレーキ(図
示せず)のアームであるテンションアーム26の先端部
に配置されている。次に動作を説明する。テンションポ
スト12は、設定テンションより高い場合はテンション
ポスト12の巻付けが減少しバンドブレーキが解除する
ことでテンションが設定テンションに戻る。テンション
が低い場合はテンションポスト12の巻付けが増加しバ
ンドブレーキがかかることで設定テンションに戻る。こ
のように走行中にポストの巻付け角が変化するポストで
ある。このようなテンションポスト前後に図4,図5に
示すようにS3ポスト13と呼ばれるポスト前後で走行
面を捻り磁気テープ1を案内する傾斜ポストが配置さ
れ、図5に示すようにテンションポストの変化によって
磁気テープ1の傾斜ポストに対する巻付け角が変化しそ
の結果として走行高さが変化していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成においてはテンションポストの巻付け角の変
化によってテンションポスト前後に配置された傾斜ポス
トはテープのポストに対する入射角または出射角が変化
するためテープ走行において上下方向の高さが変化する
ため走行が不安定になり、テープダメージや性能が劣化
するという問題点があった。
【0005】本発明は上記の問題点を解決するものであ
り、テンションポストの巻付け角が変化しても前後の傾
斜ポストの走行の安定化が可能となる磁気記録再生装置
のテープガイドを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気記録再生装
置は上記課題を解決するために、請求項1記載のテープ
ガイドは磁気テープを所定角度巻回させ、磁気テープの
入側走行平面に対して出側走行平面を捻って案内する傾
斜ポストにおいて、傾斜ポストに傾斜面が複数個形成さ
れている構成となっている。
【0007】請求項2記載のテープガイドは請求項1に
おいてその構成を樹脂一体成形で行っている。用いられ
る樹脂としては、熱可塑性プラスチック、特にポリカー
ボネート、ポリスルフォン、ポリフェニレンサルファイ
ド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテル
イミド、ポリエーテルサルフォン、ポリアミド、ポリア
セタールなどの熱可塑性エンジニアリングプラスチッ
ク、またはエポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、イミド
系樹脂などの熱硬化性プラスチックに、各種炭素材料
(炭素繊維、粉末状炭化物、黒鉛など)、チタン酸カリ
ウムウィスカなどの比較的摺動性の良好なフィラーを複
合化して得られる樹脂複合材料が挙げられる。
【0008】中でも熱可塑性エンジニアリングプラスチ
ック 40〜95vol%、炭素繊維5〜60vol% とから
成る樹脂複合材料が望ましい。
【0009】さらに熱可塑性エンジニアリングプラスチ
ック 40〜92vol%、炭素繊維5〜60vol%、及び
フッ素樹脂、ポリエチレン等の摺動性改良成分3〜20
vol%から成る樹脂複合材料が、テープとの摺動特性が
優れている点で好ましい。
【0010】
【作用】上記した構成により、請求項1記載のテープガ
イドについてはテンションポストの巻き付けが変化して
も、前後のテープガイドポストについてテンションポス
ト側の傾斜面がテンションポストの傾斜面と同一である
ため安定したテープ走行が可能となりかつ、別の傾斜面
でテンションポスト側の傾斜面と異なる方向への案内が
可能となる。
【0011】請求項2記載のテープガイドについては請
求項1記載の構成が樹脂複合材料等によって一体成形が
可能となる。
【0012】
【実施例】(実施例1) 本発明の請求項1の実施例である実施例1について説明
する。図1は本実施例の複数の傾斜面を有するテープガ
イドの立体図、図2はテープ走行変化時における本実施
例のテープガイドの動作を示す平面図である。まず構成
を説明する。図1に示すようにテンションポスト12の
次の傾斜ポストであるS3ポスト2には、テンションポ
スト側の第2の傾斜面であるB傾斜面4はテンションポ
スト12と同一の傾斜方向になっている。また、このS
3ポスト2のテンションポスト側でない部分では次のS
2ポスト14に磁気テープ1を案内する任意の第1の傾
斜面であるA傾斜面3が作られている。
【0013】次に、動作を説明する。実施例1のS3ポ
スト2において、テンションポスト12の巻付けが図2
のように変化した場合、S3ポスト2とS2ポスト14
の関係はテンションポスト12と巻付けが変化してもA
傾斜面3とB傾斜面4の関係は変らないため走行が安定
する。また、テンションポスト12とS3ポスト2のB
傾斜面4とは傾斜方向が同一であるためテンションポス
ト12の巻付けの変化に対してテープ走行はねじれたり
することなく、また上下方向に変動することなく安定に
走行する。また、上記のような傾斜ポスト2は任意の傾
斜面を同時に形成できるため、走行系設計の自由度が大
きくなり、その結果として小型化が可能となる。また、
上記の傾斜ポストの傾斜面は2つのみならずそれ以上で
も走行系が安定であれば問題はない。また、ポストを配
置する場所についても上記に限定されるものではない。
【0014】(実施例2)請求項2記載のテープガイド
について実施例2および実施例3について説明する。
【0015】実施例2はポリカーボネート50vol%、
カーボンファイバー40vol%、摺動性改良剤10vol%
から成る樹脂組成物を用いて、図1に示す一体型テープ
ガイド部品を射出成形により作成した。
【0016】作成したテープガイド部品をVHSテープ
の表面と裏面に摺動させたところ、VHSテープの摩耗
は極く僅かなものであった。また、VHSテープとテー
プガイド部品との摩擦係数は表面でμ=0.30±0.
02、裏面で0.25±0.015であった。長期間の
耐久試験におけるテープガイド部品の摩耗は検出されな
かった。
【0017】作成したテープガイド部品を実際の据置き
タイプのVHSビデオデッキに搭載し画像テストを行っ
たが、機能上の問題はなかった。
【0018】(実施例3)実施例3はポリフェニレンサ
ルファイド55vol%、カーボンファイバー40vol%、
摺動性改良剤5vol%から成る樹脂組成物を用いて、図
1に示す一体型テープガイド部品を射出成形により作成
した。
【0019】作成したテープガイド部品をVHSテープ
の表面と裏面に摺動させたところ、VHSテープの摩耗
は極く僅かなものであった。また、VHSテープとテー
プガイド部品との摩擦係数は表面でμ=0.28±0.
02、裏面で0.23±0.015であった。長期間の
耐久試験におけるテープガイド部品の摩耗は検出されな
かった。
【0020】作成したテープガイド部品を実際の据置き
タイプのVHSビデオデッキに搭載し画像テストを行っ
たが、機能上の問題はなかった。
【0021】このような実施例2、3により樹脂成形さ
れたテープガイドにより構成が簡単になり、部品点数が
削減され、その結果としてコストが削減される。また、
本発明は上記の実施例のみの樹脂に限定されるものでは
ない。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明は、磁気テープを所
定角度巻回させ、磁気テープの入側走行平面に対して出
側走行平面を捻って案内する傾斜ポストにおいて、傾斜
ポストに傾斜面が複数個形成されているため、テンショ
ンポスト等の巻付けが変化するポスト近傍に傾斜ポスト
を配置してもテープ走行は安定になる。また傾斜ポスト
の配置の自由度が大になりその結果として小型化可能に
なる。また請求項2においてその構成を樹脂一体成形で
行うことが可能になり、部品点数及びコストが削減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の複数の傾斜面を有するテー
プガイドの立体図
【図2】テープ走行変化時における実施例のテープガイ
ドの動作を示す平面図
【図3】磁気記録再生装置のテープ走行系を示す平面図
【図4】従来のテープガイドの立体斜視図
【図5】従来のテープ走行変化時におけるテープガイド
の動作を示す平面図
【符号の説明】
1 磁気テープ 2 傾斜ポスト(S3ポスト) 3 A傾斜面 4 B傾斜面 10 テープカセット 11 シリンダー 12 テンションポスト 13 S3ポスト 14 S2ポスト 15 S1ポスト 16 T1ポスト 17 T2ポスト 18 T3ポスト 19 T4ポスト 20 キャプスタン 21 AC,AEヘッド 22 ピンチローラ 23 入側ローディング部材 24 出側ローディング部材 25 カセット内ポスト 26 テンションアーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今野 哲郎 東京都千代田区丸の内二丁目5番2号 三菱油化株式会社内 (72)発明者 鷺坂 功一 東京都千代田区丸の内二丁目5番2号 三菱油化株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−291745(JP,A) 実開 昭62−98034(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/60

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープが巻回され前記磁気テープの
    張力に応じて移動するテンションポストと、前記テンシ
    ョンポストが植立したテンションアームと、前記テンシ
    ョンアームの回動軸である支軸と、磁気テープを所定角
    度巻回させ、前記磁気テープの入側走行平面に対して出
    側走行平面を捻って案内する傾斜ポストとを備え、前記
    傾斜ポストに第1の傾斜面と第2の傾斜面が形成され、
    前記第2の傾斜面は前記テンションポストと同一の傾斜
    方向であり、前記磁気テープは前記テンションポストか
    ら前記第2の傾斜面を経由して前記第1の傾斜面に巻回
    されることを特徴とする磁気記録再生装置のテープガイ
    ド。
  2. 【請求項2】 請求項1においてその構成を樹脂一体成
    形で行ったことを特徴とする磁気記録再生装置のテープ
    ガイド。
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