JP2842757B2 - ロータ式トーチだれ除去装置によるスラブのトーチだれ除去方法 - Google Patents

ロータ式トーチだれ除去装置によるスラブのトーチだれ除去方法

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JP2842757B2 JP10413093A JP10413093A JP2842757B2 JP 2842757 B2 JP2842757 B2 JP 2842757B2 JP 10413093 A JP10413093 A JP 10413093A JP 10413093 A JP10413093 A JP 10413093A JP 2842757 B2 JP2842757 B2 JP 2842757B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトーチによって所定の長
さに切断されたスラブの切断面下縁部に付着したトーチ
だれをスラブ搬送経路上に設置したロータ式トーチだれ
除去装置を用いて除去する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造で製造されたスラブは、次工程
で圧延される前に加熱炉にて再加熱されるため、加熱炉
幅に応じた長さに切断する必要がある。この切断方法と
しては、スラブが高温であり、切断部分の厚さが大きい
ためガスを使ったトーチ切断方式が一般に採用されてい
る。
【0003】スラブをトーチカット方式で切断する際に
は、スラブの切断面下縁部にスラグを主成分とするトー
チだれが付着する。このトーチだれは後工程でのスラブ
圧延終了まで剥離することが少なく、しかも製品の寸
法、形状に影響を与え、良質部に疵として残存するため
スラブのトーチだれを除去する必要がある。連続鋳造し
たスラブのトーチだれ除去手段としては、ガストーチ
式、刃物式、チェン式、ブラシ式あるいはハンマを遠心
打撃するロータ式等の種々の方式が提案されている。ガ
ストーチ式は、スラブのトーチだれと火口とを位置合わ
せしてトーチによりだれを除去するものである。刃物式
としては、例えば特開昭58−97473 号公報に、刃物を回
転自在に取り付けたレバーに固定し、レバーの自由端を
傾斜したシリンダで昇降自在に支持したスラブトーチだ
れ除去装置が開示されている。
【0004】また実開昭62−65117 号公報にスラブの形
状に追従し、刃物付きチェンでトーチだれを引っ掻いて
除去するものが、さらには実開昭57−102448号公報に回
転する円筒状のロール円筒面に多数の束状にした線材を
植設してなるブラシロールと、ガス溶断された搬送中の
スラブ下面に該ブラシを押圧する機構とからなるものが
開示されている。
【0005】特開平4−231154号公報に開示されたロー
タ式トーチだれ除去装置は、図7に示すようにスラブ1
の搬送ラインの鉛直方向に昇降可能なロータ軸6と、こ
のロータ軸6のまわりに沿って複数個取り付けられたハ
ンマ7と、ハンマ7を回動可能に支持する支持軸8と軸
受9とから構成されている。ロータ軸6を回転すると支
持軸8に支持されたハンマ7が遠心力によって起立した
状態で回転される。次にロータ軸6を起立したハンマ7
外周部がスラブ1の下面の水平パスラインHよりやや上
方の位置になるように上昇し、ハンマ7の先端でトーチ
だれ11を叩き落として除去するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術のうちガ
ストーチ式では、スラブのトーチだれと火口との位置合
わせに高精度が要求されるのでこれに対応する設備が複
雑となり高価になる。またスラブ幅方向のトーチだれを
一様に除去するのが難しく、母材の深掘れやだれ残りが
起き易いという欠点がある。さらに刃物式は刃こぼれが
生じ易く寿命が短いという欠点があり、チェン式やブラ
シ式は傷み易く信頼性の点ではハンマの遠心力によりト
ーチだれを叩き落とすロータ式にはかなわない。
【0007】ところで、従来は図7に示すようにロータ
式トーチだれ除去装置でスラブ1の先端部に付着したト
ーチだれ11を除去する際には、ロータ軸6をスラブ1の
搬送方向と同方向に回転すると共にロータ軸6をハンマ
7の上端がスラブ1の下面のパスラインレベルHよりも
設定上昇量ΔHだけ上方になるように上昇させてあっ
た。搬送経路上を移動するスラブ1先端部の切断面下縁
部に付着したトーチだれ11はまずハンマ7の先端に接触
することになる。すなわち詳細にはハンマ7の先端は、
、、、で示す番号順にトーチだれ11を叩き落す
ことになる。このためハンマ7の回転エネルギはすべて
トーチだれ11に加えられるので、ロータ軸6の高速回転
により設定上昇量ΔHで当り量を大きくすれば効率よく
トーチだれ11を除去することができた。かくして最終部
のトーチだれ11を叩き落としたタイミングでロータ軸
6を下降し、ハンマ7がパスラインレベルHより下方に
なるように退避させると共にロータ軸6の回転を停止さ
せ、ハンマ7が未付着部のスラブ11下面を叩くのを防止
していた。
【0008】次に図8に示すようにスラブ1の後端部に
付着したトーチだれ11を除去する際には、退避位置にあ
るロータ軸6をスラブ1の搬送方向と逆方向に回転する
と共にロータ軸6を、ハンマ7の上端がスラブ1の下面
のパスラインレベルHよりも設定上昇量ΔHだけ上方に
なるように上昇させていた。このようにスラブ1の後端
部に付着したトーチだれ11を除去する際にも、スラブ1
の先端部の際と同じ設定上昇量ΔHだけ上昇させると、
遠心力により起立したハンマ7の先端が、スラブ1の下
面を当り量の多い状態で叩くことになりハンマ7の回転
エネルギが失われる。このためハンマ7の回転エネルギ
がトーチだれ11に効率よく加えられず後端部に付着した
トーチだれ11の除去率が先端部に比較して著しく低下す
るばかりでなくスラブ1の下面に疵を付けるという問題
点があった。
【0009】本発明は前記の事情をかんがみてなされた
ものであり、スラブの先端部に付着したトーチだれはも
ちろんのこと、スラブ後端部に付着したトーチだれをも
効率よく除去することができるロータ式トーチだれ除去
装置によるスラブのトーチだれ除去方法を提供すること
を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、スラブの
後端部に付着したトーチだれを除去する場合には、ロー
タ軸をスラブの移動方向と逆方向に回転させているた
め、スラブ先端部のトーチだれを除去する場合と同様な
高速回転は必要ないことを知見した。本発明は、この知
見に基づきハンマの回転エネルギをトーチだれに効率よ
く作用させるための条件について種々実験を重ねた結果
により確立されたものであり、その要旨とするところは
下記の通りである。
【0011】請求項1記載の本発明は、昇降自在に支持
されたロータ軸のまわりに設けられた複数個の支持軸に
揺動自在に支持されるハンマを備えたロータ式トーチだ
れ除去装置により搬送経路上を移動するスラブの先端部
および後端部の切断面下縁部に付着したトーチだれを除
去する方法において、前記スラブの先端部に付着してい
るトーチだれを除去する際には前記ロータ軸をスラブの
進行方向と同方向に回転し、遠心力により起立したハン
マ先端が描く円軌跡の最上端が、前記搬送経路上を移動
するスラブ下面の水平パスラインの軌跡を基準にして上
方に設定上昇量だけ高くなるようにロータの位置を調整
してハンマによりスラブ先端部のトーチだれを除去し、
前記スラブの後端部に付着しているトーチだれを除去す
る際には、前記ロータ軸をスラブの進行方向と逆方向に
回転すると共に、ロータ軸の設定回転数およびロータ軸
の設定上昇量の両方もしくはいずれか一方を前記スラブ
先端部のトーチだれを除去する際よりも小さ目に設定し
てハンマによりスラブ後端部のトーチだれを除去するこ
とを特徴とするロータ式トーチだれ除去装置によるスラ
ブのトーチだれ除去方法である。
【0012】請求項2記載の本発明は、搬送経路上を移
動するスラブ下面の高さ位置を検知してロータの上昇量
を設定することを特徴とする請求項1記載のロータ式ト
ーチだれ除去装置によるスラブのトーチだれ除去方法で
ある。請求項3記載の本発明は、ロータの設定回転数
は、搬送経路上を移動するスラブの移動速度に応じ、ス
ラブ先端部でのロータ回転数に対してスラブ後端部での
ロータ軸回転数を30%以下に設定することを特徴とする
請求項1記載のロータ式トーチだれ除去装置によるスラ
ブのトーチだれ除去方法である。
【0013】また請求項4記載の本発明は、ハンマ先端
の描く円軌跡の最上端がスラブ下面の水平パスラインの
軌跡を基準とする上昇量は、スラブ先端部での設定上昇
量に対してスラブ後端部での上昇量を50%以下に設定す
ることを特徴とする請求項1記載のロータ式トーチだれ
除去装置によるスラブのトーチだれ除去方法である。
【0014】
【作用】以下、本発明の構成および作用を図面に基づい
て説明する。切断トーチによりガス切断されたスラブ1
は図2に示すようにテーブルローラ16により搬送される
スラブ1の下面パスラインHの下方に配置してあるロー
タ式トーチだれ除去装置10に到達し、ここでスラブ先端
部切断面の下縁部に付着したトーチだれ11がロータ軸6
のまわりに設けられたハンマ7の打撃により叩き落とさ
れるのは前述の通りである(図6参照)。本発明ではス
ラブ1の搬送経路上におけるロータ式トーチだれ除去装
置10の近傍に上流側から順次光電管式のフォトセンサPH
1、PH2、PH3およびPH4を設置してあり、これら位置
検出器によってロータ軸6の回転および昇降が制御され
る。
【0015】また本発明で使用するロータ式トーチだれ
除去装置10には図1に示すように昇降フレーム2に固定
された軸受3にロータ軸6が回転自在に支持されてい
る。このロータ軸6のまわりには6〜8個の支持軸8が
両端部のフランジ状の軸受4に支持されており、これら
支持軸8には多数のハンマ7が図4に示すように基端部
に設けた円形開口7aを挿通して取り付けてある。な
お、支持軸8はロータ軸6の長手方向に間隔を置いてロ
ータ軸6に固定された中間軸受5により支持するのが好
ましく、これによってハンマ7の先端が遠心力を受けて
も水平を保つことができる。
【0016】ロータ軸6は昇降フレーム2の一端側に設
置されたモータを包含する回転駆動装置12に連結してあ
り、ロータ軸6は回転駆動装置12を用いて正転、逆転自
在でかつ可変速になっている。また昇降フレーム2の下
部両側にはガイト軸13が鉛直に固定してあり、このガイ
ド軸13はガイド筒14にガイドされて昇降可能になってい
る。さらに昇降フレーム2の下部両端部には油圧式の昇
降シリンダ15が配置してあり、昇降シリンダ15を伸縮作
動すると、ガイド筒14にガイド軸13がガイドされつつ昇
降フレーム2がロータ軸6と一体的に鉛直方向に昇降さ
れる。
【0017】次に図5を参照してスラブ1の先端部切断
面の下縁部に付着したトーチだれ11を除去する際の手順
について説明する。なお、図5では複数のテーブルロー
ラ16の間隔は1200mm、そしてロータ軸6の上流側に位置
するフォトセンサPH1、PH2およびPH3からロータ軸6
までの距離はそれぞれ2100mm、600mm および400mm 、ま
たロータ軸6の下流側に位置するフォトセンサPH4とロ
ータ軸6までの距離も400mm であり、テーブルローラ16
の速度は20m/min である。なお、PH3およびPH4はス
ラブ1の下面の高さ位置を検出するものである。
【0018】テーブルローラ16上を搬送されるスラブ1
の先端が最上流側のPH1の位置に達したことをPH1が検
出したら待機位置にあるロータ軸6を回転駆動装置12を
用いて、スラブ1の移動方向と同方向に高速回転を開始
する。次にスラブ1の先端がPH2の位置に達したことを
PH2が検出したら昇降シリンダ15の伸長を開始して昇降
フレーム2と一体的にロータ軸6の上昇を開始する。
【0019】かくして移動するスラブ1の下面をPH3が
検出したら昇降シリンダ15の伸長を停止し、ロータ軸6
の上昇を止めるとロータ軸6のまわりに設けられたハン
マ7の先端が回転遠心力により描く円軌跡の最上端がス
ラブ1下面の水平パスラインHの軌跡を基準にして前述
の従来と同様にして図7に示すように上方に設定上昇量
ΔHだけ高くなっている。
【0020】このためスラブ1の先端部に付着したトー
チだれは図7に示す従来の場合と同じく、高速回転する
ハンマ7の先端は、、、の順序でトーチだれ11
を打撃して叩き落とすことができる。次にPH4がスラブ
1の下面を検出したら昇降シリンダ15の収縮を開始して
ロータ軸6を下降すると共に回転駆動装置12によるロー
タ軸6の回転を停止し、待機位置に戻す。
【0021】次に図6を参照してスラブ1の後端部切断
面の下縁部に付着したトーチだれ11を除去する際の手順
について説明する。テーブルローラ16上を搬送されるス
ラブ1の後端が最上流側のPH1の位置を通過したことを
PH1が検出したら待機位置にあるロータ軸6を回転駆動
装置12を用いてスラブ1の移動方向と逆方向に回転を開
始する。この時のロータ軸6の回転速度は、スラブ1の
先端部に付着したトーチだれ11を除去する場合の高速回
転速度より小さ目に設定して比較的低速回転とする。こ
の場合好ましくはスラブ後端部に対するロータ回転数は
スラブ先端部でのロータ回転数の30%以下とする。
【0022】次にスラブ1の後端がPH2の位置を通過し
たことをPH2が検出したら昇降シリンダ15の伸長を開始
して、昇降フレーム2と一体的にロータ軸6の上昇を開
始するとやがてPH3がスラブ1の下面を検出することに
なるので、この検出タイミングで昇降シリンダ15の上昇
を停止し、ロータ軸6の上昇を止める。この場合、図3
に示すようにロータ軸6のまわりに設けられたハンマ7
の先端が回転遠心力により描く円軌跡の最上端がスラブ
1下面の水平パスラインHの軌跡を基準にする設定上昇
量ΔH’はスラブ1の先端部における設定上昇量ΔHよ
り小さ目に設定する。すなわち先端部上昇量ΔH>後端
部上昇量ΔH’とし、好ましくは 0.5ΔH≧ΔH’とし
てハンマ7の先端がスラブ1の下面を叩く当り量を少な
くすることにより、ハンマ7の回転エネルギがスラブ1
の後端部に付着したトーチだれに効率よく加えられるよ
うにする。
【0023】このためスラブ1の後端部に付着したトー
チだれは、ロータ軸6を相対的に低速回転としてかつハ
ンマ7の当り量を小さ目の条件として効率よく叩き落と
されることになる。引続きPH4がスラブ1の下面を検出
しなくなったらロータ軸6を下降すると共に回転を停止
し、待機位置に戻す。
【0024】なお、前述の例では、ロータ軸6を低速回
転すると共にハンマ7の当り量を小さ目にする場合につ
いて説明したが、場合によってはロータ軸6を低速回転
するか、あるいはハンマ7の当り量を小さくするいずれ
か一方のみによりスラブ1の後端部に付着したトーチだ
れ11を効率よく叩き落とすことも可能である。
【0025】
【実施例】極低炭素鋼用の連続鋳造スラブをトーチによ
りガス切断した後、前述のロータ式トーチだれ除去装置
を用いて、スラブの先端部および後端部の切断面下縁部
に付着したトーチだれを前述の本発明の手順によりロー
タ軸のまわりに設けたハンマにより叩き落とす場合の条
件とその成績を、比較のため従来の場合を併せて表1に
示す。
【0026】スラブ寸法、厚み 220mm×幅 850〜1950m
m、長さ4600〜12200mm であり、スラブ温度 900〜1100
℃、スラブ搬送速度は20m/min である。
【0027】
【表1】
【0028】表1に示すように本発明によれば、従来に
比較してスラブの先端部および後端部に付着したトーチ
だれを効率よく除去することができるのでトーチだれ除
去率を大幅に向上することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ロ
ータ軸のまわりに揺動自在に設けたハンマによりスラブ
の先端部および後端部のガス切断面の下線部に付着した
トーチだれをハンマの回転エネルギを効率よく利用して
叩き落とすことができると共に、スラブ後端部のハンマ
の当り量過多による疵発生を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いるロータ式トーチだれ除去装置を
示す正面図である。
【図2】本発明の全体配置を示す概略側面図である。
【図3】本発明によるスラブ後端部のトーチだれ除去状
況を示す側面図である。
【図4】ハンマの形状を示す正面図である。
【図5】本発明によるスラブ先端部のトーチだれ状況を
示す説明図である。
【図6】本発明によるスラブ後端部のトーチだれ状況を
示す説明図である。
【図7】従来および本発明に係るスラブ先端部のトーチ
だれ除去状況を示す側面図である。
【図8】従来のスラブ後端部のトーチだれ除去状況を示
す側面図である。
【符号の説明】
1 スラブ 2 昇降フレーム 3 軸受 4 軸受 5 中間軸受 6 ロータ軸 7 ハンマ 8 支持軸 9 軸受 10 ロータ式トーチだれ除去装置 11 トーチだれ 12 回転駆動装置 13 ガイド軸 14 ガイド筒 15 昇降シリンダ 16 テーブルローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−270044(JP,A) 特開 平4−231154(JP,A) 特開 平4−270046(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 7/10 B22D 11/126

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降自在に支持されたロータ軸のまわり
    に設けられた複数個の支持軸に揺動自在に支持されるハ
    ンマを備えたロータ式トーチだれ除去装置により搬送経
    路上を移動するスラブの先端部および後端部の切断面下
    縁部に付着したトーチだれを除去する方法において、前
    記スラブの先端部に付着しているトーチだれを除去する
    際には前記ロータ軸をスラブの進行方向と同方向に回転
    し、遠心力により起立したハンマ先端が描く円軌跡の最
    上端が、前記搬送経路上を移動するスラブ下面の水平パ
    スラインの軌跡を基準にして上方に設定上昇量だけ高く
    なるようにロータの位置を調整してハンマによりスラブ
    先端部のトーチだれを除去し、前記スラブの後端部に付
    着しているトーチだれを除去する際には、前記ロータ軸
    をスラブの進行方向と逆方向に回転すると共に、ロータ
    軸の設定回転数およびロータ軸の設定上昇量の両方もし
    くはいずれか一方を前記スラブ先端部のトーチだれを除
    去する際よりも小さ目に設定してハンマによりスラブ後
    端部のトーチだれを除去することを特徴とするロータ式
    トーチだれ除去装置によるスラブのトーチだれ除去方
    法。
  2. 【請求項2】 搬送経路上を移動するスラブ下面の高さ
    位置を検知してロータ軸の上昇量を設定することを特徴
    とする請求項1記載のロータ式トーチだれ除去装置によ
    るスラブのトーチだれ除去方法。
  3. 【請求項3】 ロータ軸の設定回転数は、搬送経路上を
    移動するスラブの移動速度に応じ、スラブ先端部でのロ
    ータ軸回転数に対してスラブ後端部でのロータ軸回転数
    を30%以下に設定することを特徴とする請求項1記載の
    ロータ式トーチだれ除去装置によるスラブのトーチだれ
    除去方法。
  4. 【請求項4】 ハンマ先端の描く円軌跡の最上端がスラ
    ブ下面の水平パスラインの軌跡を基準とする上昇量は、
    スラブ先端部での設定上昇量に対してスラブ後端部での
    上昇量を50%以下に設定することを特徴とする請求項1
    記載のロータ式トーチだれ除去装置によるスラブのトー
    チだれ除去方法
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