JP5071119B2 - 連続鋳造鋳片のバリ除去方法 - Google Patents
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Description
(1)回転昇降する筒状のローターの外周側面から突出するように設置された多数のハンマーにより、ローラーテーブル上を移動する連続鋳造鋳片の、前記ローラーテーブルに対向するバリ生成面側の切断端部から前記鋳片の中心方向に突出するバリを打撃して、当該バリを除去する回転ハンマー方式のバリ除去方法であって、前記ローラーテーブル上を搬送中の前記鋳片の鋳造方向側端部の位置を検出し、当該鋳造方向側端部が前記ローターの回転軸であるローター軸を通過した位置まで前記鋳片を移動させたのち、前記鋳片を一時的に鋳造方向と逆の方向に移動させること、および前記ローターに設置されたハンマーのうち前記鋳片に最も近接した最近接ハンマーが鋳造方向に移動するように前記ローターを回転させることを行って、前記鋳片の鋳造方向の端部に形成されたバリである鋳造方向側バリと前記最近接ハンマーとを対向衝突させて、当該鋳造方向側バリを除去することを特徴とする連続鋳造鋳片のバリ除去方法。
本発明に係るバリ除去方法の基本は、これまでも行われているバリ除去方法と同様に、回転昇降するローターの外周側面から突出するように設置された多数のハンマーにより、ローターの回転軸に平行なローラーテーブル上を移動する鋳片の、ローラーテーブルに対向する面(バリ生成面)側の切断端部から内側に反るように(鋳片の中心方向に突出するように)生成されたバリを除去するものである。
ローラーテーブル上を鋳造方向に移動中の鋳片の位置を検出し、鋳造方向側バリが、ハンマーの回転中心軸であるローター軸よりも鋳造方向側にあるときに、鋳造方向と逆の方向に鋳片を移動させることと、鋳片に最も近接したハンマーが鋳造方向に移動するようにローターを回転させることとを行い、さらに、ローターを鋳片に近接させる。このようにすることで、鋳造方向側バリとハンマーとが対向衝突するようになり、鋳造方向側バリが効率的に除去される。
図2は、比較説明のための、従来のバリ除去方法を示す概念図であって、(a)は鋳片の鋳造方向側端部のバリ(鋳造方向側バリ)を除去するとき、(b)は鋳片の鋳造方向と逆方向側端部のバリ(逆方向側バリ)を除去するときの状態を示している。
図3は、本発明に係るバリ除去方法を実施するための構成を概念的に示す図である。
図4は本発明に係るバリ除去方法を示す概念図であって、鋳造方向と逆の方向に移動する鋳片のバリ除去するためにローターが上昇している状態を示している。
図5も本発明に係る鋳片の各先端部のバリ除去方法を示す概念図である。
図6は本発明に係るバリ除去方法の動作の前半を示すフローチャートである。
図7は本発明に係るバリ除去方法の動作の後半を示すフローチャートである。
表1には鋳片のバリ取り装置において本発明に係るバリ除去方法を適用した結果を示す。
炭素が0.01質量%未満の低炭素鋼の鋳片に対し、回転式ハンマーを備えたバリ取り装置において、鋳片を鋳造方向と逆の方向に搬送することなく、また下面検知を実施することなくバリ除去を行った。その結果、鋳片先端側のバリ除去率は88%であった。
炭素が0.01質量%未満の低炭素鋼の鋳片に対し、回転式ハンマーを備えたバリ取り装置において、鋳片を鋳造方向と逆の方向に搬送しながらバリ除去を行った。その結果、鋳片先端側のバリ除去率を比較例1の場合に比べて4%向上させることができた。
炭素が0.01質量%未満の低炭素鋼の鋳片に対し、回転式ハンマーを備えたバリ取り装置において、下面検知装置を用いて鋳片を鋳造方向と逆の方向に搬送しながらバリ除去を行った。その結果、鋳片先端部のバリ除去率を、比較例1の場合に比べて10%向上させることができた。
炭素が0.01質量%未満の低炭素鋼の鋳片に対し、回転式ハンマーを備えたバリ取り装置において、下面検知は実施したが鋳片を鋳造方向と逆の方向に搬送することなくバリ除去を行った。その結果、鋳片先端側のバリ除去率は比較例1の場合に比べて3%しか向上しなかった。
炭素が0.01質量%以上0.21質量%未満の鋳片に対し、回転式ハンマーを備えたバリ取り装置において、下面検知は実施したが鋳片を鋳造方向と逆の方向に搬送することなくバリ除去を行った。その結果、鋳片先端側のバリ除去率は85%であった。
(比較例4)
炭素が0.21質量%以上1.01質量%未満の鋳片に対し、回転式ハンマーを備えたバリ取り装置において、下面検知は実施したが鋳片を鋳造方向と逆の方向に搬送することなくバリ除去を行った。その結果、鋳片先端側のバリ除去率は80%であった。
炭素が0.01質量%以上0.21質量%未満の鋳片に対し、回転式ハンマーを備えたバリ取り装置において、下面検知装置を用いて鋳片を鋳造方向と逆の方向に搬送しながらバリ除去を行った。その結果、鋳片先端部のバリ除去率を、比較例3の場合に比べて10%向上させることができた。
炭素が0.21質量%以上1.01質量%未満の鋳片に対し、回転式ハンマーを備えたバリ取り装置において、下面検知装置を用いて鋳片を鋳造方向と逆の方向に搬送しながらバリ除去を行った。その結果、鋳片先端部のバリ除去率を、比較例4の場合に比べて12%向上させることができた。
2 バリ
2a 鋳造方向側端部のバリ(鋳造方向側バリ)
2b 逆方向側端部のバリ(逆方向側バリ)
3 ローター
4 ハンマー
5 ローラーテーブル
6 鋳片下面検知装置
7 鋳片端部検知センサー7
8 ローター再起動位置検出センサー8
9 ローラー反転位置検出センサー9
10 ローター起動位置検出センサー10
11 停止位置検出センサー11
Claims (4)
- 回転昇降する筒状のローターの外周側面から突出するように設置された多数のハンマーにより、ローラーテーブル上を移動する連続鋳造鋳片の、前記ローラーテーブルに対向するバリ生成面側の切断端部から前記鋳片の中心方向に突出するバリを打撃して、当該バリを除去する回転ハンマー方式のバリ除去方法であって、
前記ローラーテーブル上を搬送中の前記鋳片の鋳造方向側端部の位置を検出し、当該鋳造方向側端部が前記ローターの回転軸であるローター軸を通過した位置まで前記鋳片を移動させたのち、前記鋳片を一時的に鋳造方向と逆の方向に移動させること、および前記ローターに設置されたハンマーのうち前記鋳片に最も近接した最近接ハンマーが鋳造方向に移動するように前記ローターを回転させることを行って、前記鋳片の鋳造方向の端部に形成されたバリである鋳造方向側バリと前記最近接ハンマーとを対向衝突させて、当該鋳造方向側バリを除去することを特徴とする連続鋳造鋳片のバリ除去方法。 - 前記ローラーテーブル上を鋳造方向に移動中の前記鋳片の位置を検出し、
前記鋳造方向側バリが前記ローターの回転中心軸であるローター軸よりも鋳造方向側にあるときに、前記鋳片を鋳造方向と逆の方向に移動させるとともに前記最近接ハンマーを鋳造方向に移動させること、および前記ローターを前記鋳片に近接させることを行い、
前記鋳造方向側バリと前記最近接ハンマーとを対向衝突させる、請求項1記載の連続鋳造鋳片のバリ除去方法。 - 前記鋳造方向側バリの除去が終了し、前記鋳片の鋳造方向側端部が前記ローター軸よりも鋳造方向と逆の方向にあるときに、
前記鋳片を鋳造方向に移動させること、および前記ローターの回転方向を逆転させることを行い、
前記鋳片の鋳造方向と逆の方向側の端部に形成された逆方向側バリと前記最近接ハンマーとを対向衝突させて、前記逆方向側バリを除去する、請求項2記載の連続鋳造鋳片のバリ除去方法。 - 機械式および光学式の少なくとも一方の方式の位置計測手段を用いて、前記バリ生成面の前記ローターの昇降軸方向における位置を計測し、その結果に基づいて前記ローターの前記鋳片への近接の程度を決定する、請求項1から3のいずれかに記載の連続鋳造鋳片のバリ除去方法。
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