JP2842021B2 - レーザダイオード駆動回路 - Google Patents

レーザダイオード駆動回路

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JP2842021B2
JP2842021B2 JP5137192A JP5137192A JP2842021B2 JP 2842021 B2 JP2842021 B2 JP 2842021B2 JP 5137192 A JP5137192 A JP 5137192A JP 5137192 A JP5137192 A JP 5137192A JP 2842021 B2 JP2842021 B2 JP 2842021B2
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resistor
laser diode
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transistor
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幹司 朱家
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザダイオード駆動
回路に関し、特に、レーザダイオードの使用による光通
信の送信部に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザダイオードは、劣化すると一定の
パワーを出力するための駆動電流が増加するという特性
をもっておりこの特性を補うためにAPC回路(自動パ
ワー制御回路)によって駆動電流を自動制御して一定の
パワーを得るという方式が一般的に用いられている。従
って、APC回路によって駆動している電流をモニタす
ることによってレーザダイオードの劣化を判断してい
る。
【0003】ところで、レーザダイオードの等価回路は
LC回路で構成され、これにプリント基板のパタンによ
るコイル成分や容量成分が付加されると、駆動電流にリ
ンギングを生じその結果、光出力波形にもリンギングを
生じてしまう。このために、レーザダイオードに並列に
抵抗を入れたり、直列に抵抗を入れたりして、回路の特
性を変えることにより、リンギングの発生を防いでい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の理由でレーザダ
イオードに並列に抵抗を入れた場合にはAPC回路によ
って駆動される電流は、レーザダイオードと抵抗の両方
に流れる電流ということになり、モニタされる電流量も
レーザダイオードと抵抗の双方のモニタとなり、レーザ
ダイオード自身のみの駆動電流をモニタできないという
課題があった。
【0005】本発明は従来の上記実情に鑑みてなされた
ものであり、従って本発明の目的は、従来の技術に内在
する上記課題を解決することを可能とした新規なレーザ
ダイオード駆動回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明に係るレーザダイオード駆動回路は、レーザ
ダイオードと並列に接続した抵抗に流れる電流と同量の
電流を発生する第1のカレントミラー回路と、この第1
のカレントミラー回路が発生した電流分をAPC回路が
駆動する電流から減算する第2のカレントミラー回路と
を備えて構成される。
【0007】
【実施例】次に本発明をその好ましい一実施例について
図面を参照して具体的に説明する。
【0008】図1は本発明の一実施例を示す回路構成図
である。
【0009】図1を参照するに、レーザダイオード3
は、APC回路4にて駆動されるが、このときレーザダ
イオード3及びその周辺のパタン等に生ずるコイル成分
やコンデンサ成分によって光出力波形に生ずるリンギン
グを防ぐために、抵抗R1に適切な抵抗値を与え、抵抗
R1にI2 という電流を流している。
【0010】2個のPNPトランジスタTr1、Tr2
及び抵抗R1と同じ値の抵抗R2と抵抗R1とで構成さ
れるカレントミラー回路1は、電流I2 と同じ電流
2 ′をトランジスタTr2側に流す。2個のNPNト
ランジスタTr3、Tr4及び同一抵抗値の抵抗R3、
R4にて構成されるカレントミラー回路2は、電流
2 ′と同じ電流I5 をトランジスタTr3側に流す。
【0011】以上より
【数1】I1 +I2 =I3 , I2 =I2 ′=I5 つまり
【数2】 I4 =I3 −I5 =(I1 +I2 )−I2 =I1 となり、APC回路4で駆動する電流はレーザダイオー
ド3に流れる電流のみとなる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レーザダイオードと並列に接続した抵抗に流れる電流を
カレントミラー回路を使って再生し、更にもう一つのカ
レントミラー回路で再生した電流を減算することによ
り、APC回路が駆動する電流はレーザダイオードに流
れる電流と等しくなり、従って、モニタされる電流もレ
ーザダイオードを駆動する電流と等しくなって、正確に
レーザダイオードの劣化を判定することができるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路構成図である。
【符号の説明】
1…カレントミラー回路 2…カレントミラー回路 3…レーザダイオード 4…APC回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザダイオードと、該レーザダイオー
    ドの光出力パワーを一定に保つAPC回路と、前記レー
    ザダイオードに並列に接続されたリンギング防止用第1
    の抵抗を有するレーザダイオード駆動回路であって、前
    記第1の抵抗と該第1の抵抗をエミッタ抵抗とすると共
    にコレクタが前記レーザダイオードのカソードに接続さ
    れた第1のトランジスタと前記第1の抵抗の抵抗値と同
    じ抵抗値の第2の抵抗と該第2の抵抗をエミッタ抵抗と
    する第2のトランジスタとにより構成され前記第1の
    抗に流れる電流を前記第2の抵抗に再生する第1のカレ
    ントミラー回路と、前記第1のトランジスタのコレクタ
    に自己のコレクタが接続された第3のトランジスタと該
    第3のトランジスタのエミッタに接続された第3の抵抗
    と前記第1のカレントミラー回路の第2のトランジスタ
    のコレクタに自己のコレクタが接続された第4のトラン
    ジスタと該第4のトランジスタのエミッタに接続され前
    記第3の抵抗の抵抗値と同じ抵抗値の第4の抵抗とによ
    り構成され前記第1のカレントミラー回路によって再生
    された電流により前記第1の抵抗に流れる電流を前記A
    PC回路に流れないように差し引く第2のカレントミラ
    ー回路とを備えることを特徴としたレーザダイオード駆
    動回路。
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JP2962263B2 (ja) * 1997-02-13 1999-10-12 日本電気株式会社 半導体レーザ駆動回路
DE10323669A1 (de) 2003-05-14 2004-12-02 Atmel Germany Gmbh Treiberschaltung zum Betreiben eines elektronischen Bauteils

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