JP2841901B2 - Pwm信号演算回路 - Google Patents

Pwm信号演算回路

Info

Publication number
JP2841901B2
JP2841901B2 JP3058757A JP5875791A JP2841901B2 JP 2841901 B2 JP2841901 B2 JP 2841901B2 JP 3058757 A JP3058757 A JP 3058757A JP 5875791 A JP5875791 A JP 5875791A JP 2841901 B2 JP2841901 B2 JP 2841901B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
circuit
signal
output
bit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3058757A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04295280A (ja
Inventor
俊之 佐々木
隆司 藍原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP3058757A priority Critical patent/JP2841901B2/ja
Publication of JPH04295280A publication Critical patent/JPH04295280A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2841901B2 publication Critical patent/JP2841901B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力変換装置に用いら
れるPWM信号演算回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディジタルPWM信号演算回路の
一例を図12に示す。同図に示す従来のディジタルPW
M信号演算回路は、8ビット分解能のPWM信号を演算
する回路である。
【0003】同図において、8ビットのアップダウンカ
ウンタ401は、クロックCLKの立ち上がりでアップ
またはダウンのカウントを行い、アップカウントを行う
かダウンカウントを行うかは、U/D信号の状態すなわ
ちJKフリップフロップ(以後、JK−FFと記述す
る)402の出力信号Qによって決定される。
【0004】アップダウンカウンタ401は、アップカ
ウントを行っている場合は最大値データまでアップカウ
ントを行い、最大値データになるとMAX/MIN信号
がHレベルとなり、JK−FF402の出力信号Qが反
転し、ダウンカウントに転ずる。
【0005】そして、最小値データまでダウンカウント
を行い最小値データになると再びMAX/MIN信号が
Hレベルとなり、JK−FF402の出力信号Qが反転
し、再びアップカウントに転ずる。
【0006】したがって、アップダウンカウンタ401
の出力データC0〜C7は三角波を示すデータとなる。
この三角波を示すアップダウンカウンタ401の出力デ
ータC0〜C7と外部から与えられる電圧指令データV
0〜V7とは、ディジタルコンパレータ403によって
比較され、その比較結果がPWM(Pulse Width Modula
tion)信号として出力される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記図12に示すよう
な構成のPWM信号演算回路において、クロック周波数
fCLK(アップダウンカウンタに入力するクロック信
号の周波数に対応)は、キャリア周波数fc (アップダ
ウンカウンタの出力する三角波データの周波数に対応)
とキャリアデータの分解能(アップダウンカウンタの出
力データのビット数に対応)nビットとにより、下記の
式で表わされる。
【0008】fCLK=2n+1 ・fc この式から明らかなように、キャリア周波数を大きくす
るか又はキャリアデータの分解能を大きくするために
は、クロック周波数を上げなければならない。
【0009】しかし、クロック周波数fCLKは、アッ
プダウンカウンタの動作速度並びにそのアップダウンカ
ウンタの切り換え回路の動作遅れによって制限されるの
で、高キャリア周波数・高分解能のキャリアデータを演
算することはできないという問題があった。
【0010】本発明は、キャリア発生回路のクロック周
波数を上げずに高分解能なPWM信号を演算できるPW
M信号演算回路を実現することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1〜図6は、本発明の
原理説明図である。本発明は、電力変換装置の各相にお
ける電圧指令データに対応したPWM信号を演算するP
WM信号演算回路を前提とする。
【0012】まず、図1は請求項1記載の第1の発明の
原理説明図である。この第1の発明は、図1に示すよう
に、mビットの分解能のキャリアデータを発生するキャ
リアデータ発生回路1と、キャリアデータ発生回路1か
ら発生されるmビットの分解能のキャリアデータと前記
各相の電圧指令データの上位mビットデータとを比較す
るディジタルコンパレータ2と、ディジタルコンパレー
タ2の出力信号を基に、複数の位相がずれたパルス信号
を演算し、それらのパルス信号を前記各相の電圧指令デ
ータの下位nビットデータを用いて選択出力することに
より、複数の(m+n)ビットの分解能のPWM信号を
生成出力する高分解能化回路3とを具備することを特徴
とする。
【0013】また、図2は請求項2記載の第2の発明の
原理説明図である。この第2の発明は、図2に示すよう
に、mビットの分解能のキャリアデータを発生するキャ
リアデータ発生回路4と、キャリアデータ発生回路4か
ら発生されるmビットの分解能のキャリアデータと前記
各相の電圧指令データの上位mビットデータとを比較す
るディジタルコンパレータ5と、ディジタルコンパレー
タ5の出力信号を入力し上アーム及び下アームの各スイ
ッチング素子用の制御信号を出力する上下アーム短絡防
止用回路6と、上下アーム短絡防止用回路6から出力さ
れる前記上アームのスイッチング素子用の制御信号を基
に、複数の位相がずれたパルス信号を演算し、それらの
パルス信号を前記各相の電圧指令データの下位nビット
データを用いて選択出力して、複数の(m+n)ビット
の分解能の上アームのスイッチング素子制御用の第1の
PWM信号を生成出力する第1の高分解能化回路7と、
前記上下アーム短絡防止用回路6から出力される前記下
アームのスイッチング素子用の制御信号を基に、複数の
位相がずれたパルス信号を演算し、それらのパルス信号
を前記各相の電圧指令データの下位nビットデータを用
いて選択出力して、複数の(m+n)ビットの分解能の
下アームのスイッチング素子制御用の第2のPWM信号
を生成出力する第2の高分解能化回路8とを具備するこ
とを特徴とする。
【0014】また、上記第1の発明は、キャリアデータ
発生回路1のキャリアデータをmビットの分解能の三角
波データとした場合、高分解能化回路3は、例えば図3
に示すような構成とすることができる。
【0015】すなわち、高分解能化回路3を請求項3記
載のように前記ディジタルコンパレータ2の出力信号を
入力する複数のDフリップフロップが直列接続された直
列入力並列出力のシフトレジスタ10と、前記三角波デ
ータが増加しているときは前記各相の電圧指令データの
下位nビットデータをデータセレクト信号として出力
し、前記三角波データが減少しているときには前記各相
の電圧指令データの下位nビットデータを論理反転して
データセレクト信号として出力するデータセレクト信号
演算回路11と、そのデータセレクト信号演算回路11
から出力される前記データセレクト信号を用いて前記シ
フトレジスタ10の複数のDフリップフロップから任意
の1つのDフリップフロップの出力信号を選択出力して
PWM信号を出力するマルチプレクサ12とから構成す
ることができる。
【0016】また、前記第2の発明は、キャリアデータ
発生回路4の発生するキャリアデータをmビットの分解
能の三角波データとした場合、第1及び第2の高分解能
化回路7,8を、例えば図4に示すような構成とするこ
とができる。
【0017】すなわち、第1及び第2の高分解能化回路
7,8を請求項4記載のようにそれぞれ前記上下アーム
短絡用防止回路6から出力される前記上アームのスイッ
チング素子用の制御信号、前記下アームのスイッチング
素子用の制御信号を入力する複数のDフリップフロップ
が直列接続されたシフトレジスタ13と、前記三角波デ
ータが増加しているときは前記各相の電圧指令データの
下位nビットデータをデータセレクト信号として出力
し、前記三角波データが減少しているときには前記各相
の電圧指令データの下位nビットデータを論理反転して
データセレクト信号として出力するデータセレクト信号
演算回路14と、そのデータセレクト信号演算回路14
から出力される前記データセレクト信号を用いて前記シ
フトレジスタ13の複数のDフリップフロップから任意
の1つのフリップフロップの出力信号を選択出力してP
WM信号を出力するマルチプレクサ15とから構成する
ことができる。
【0018】さらに、前記第1の発明は、キャリアデー
タ発生回路1の出力するキャリアデータをmビットの分
解能の三角波データとした場合、高分解能化回路3を例
えば図5に示すような構成にすることができる。
【0019】すなわち、高分解能化回路3を請求項5記
載のようにクロック同期形のフリップフロップ16aと
そのフリップフロップ16aの出力または他の入力信号
のいずれかを選択するスイッチ16bから成る回路16
が複数段カスケード接続されてなるタイミング回路17
と、前記三角波データが増加しているときは前記各相電
圧指令データの下位nビットデータをデータセレクト信
号として出力し、前記三角波データが減少しているとき
には前記各相電圧指令データの下位nビットデータを論
理反転してデータセレクト信号として出力するデータセ
レクト信号演算回路18とから成り、前記タイミング回
路17内の前記各回路16のフリップフロップ16aは
前段の回路16のフリップフロップ16aに加わるクロ
ックの2倍の周波数のクロックで動作し、前記タイミン
グ回路17の初段の回路16のフリップフロップ16a
には前記ディジタルコンパレータ2の出力信号がデータ
入力され、前記タイミング回路17の各回路16のスイ
ッチ16aは前記データセレクト信号回路18から出力
されるデータセレクト信号に基づいて出力信号の選択を
行うような構成とすることができる。
【0020】また、前記第2の発明もキャリアデータ発
生回路4の出力するキャリアデータをmビットの分解能
の三角波データとした場合、第1及び第2の高分解能化
回路7,8を、例えば図6に示すような構成とすること
ができる。
【0021】すなわち、第1及び第2の高分解能化回路
7,8を請求項6記載のようにクロック周期形のフリッ
プフロップ19aとそのフリップフロップ19aの出力
または他の入力信号のいずれかを選択するスイッチ19
bから成る回路19が複数段カスケード接続されてなる
タイミング回路20と、前記三角波データが増加してい
るときは前記各相電圧指令データの下位nビットデータ
をデータセレクト信号として出力し、前記三角波データ
が減少しているときには前記各相電圧指令データの下位
nビットデータを論理反転してデータセレクト信号とし
て出力するデータセレクト信号回路21とから成り、前
記タイミング回路20内の前記各回路19のフリップフ
ロップ19aは、前段の回路19のフリップフロップ1
9aに加わるクロックの2倍の周波数のクロックで動作
し、前記第1及び第2の高分解能化回路7,8の前記タ
イミング回路20の初段の回路19のフリップフロップ
19aには、それぞれ前記上下アーム短絡防止用回路6
から出力される下アームのスイッチング素子用の制御信
号、上アームのスイッチング素子用の制御信号がデータ
入力され、前記タイミング回路20の各回路19のスイ
ッチ19aは前記データセレクト信号回路21から出力
されるデータセレクト信号に基づいて出力信号の選択を
行うような構成とすることができる。
【0022】
【作用】まず、第1の発明の作用は、次の通りである。
ディジタルコンパレータ2は、キャリアデータ発生回路
1から発生されるmビットの分解能のキャリアデータと
各相の電圧指令データの上位mビットのデータを比較
し、分解能の粗い(mビット)のPWM信号を演算出力
する。
【0023】高分解能化回路3は、上記ディジタルコン
パレータ2から出力される分解能の粗いPWM信号を基
に、複数の位相がずれたパルス信号を演算し、それらの
パルス信号を前記各相の電圧指令データの下位nビット
データを用いて選択出力し、複数の(m+n)ビットの
分解能のPWM信号を生成出力する。この場合、例えば
前記各相の電圧指令データの下位nビットデータに加
え、前記キャリアデータの増加時と減少時とで上記複数
の位相がずれたパルス信号を切り換え選択して出力する
ことにより、前記各相の電圧指令データの下位nビット
データの値に対応した所定のパルス幅の複数の(m+
n)ビットの分解能のPWM信号を演算出力する。
【0024】したがって、mビットの分解能のキャリア
データを用いて(m+n)ビットの高分解能なPWM信
号を演算出力できる。次に、第2の発明の作用は、次の
通りである。
【0025】ディジタルコンパレータ5は、キャリアデ
ータ発生回路4から発生されるmビットの分解能のキャ
リアデータと各相の電圧指令データの上位mビットデー
タとを比較して、分解能の粗い(mビット)のPWM信
号を演算出力する。
【0026】上下アーム短絡防止用回路6は、上記ディ
ジタルコンパレータ5の分解能の粗い(mビット)のP
WM信号から、上アーム及び下アームの各スイッチング
素子用の制御信号を生成し、上アームのスイッチング素
子用の制御信号を第1の高分解能化回路7に、下アーム
のスイッチング素子用の制御信号を第2の高分解能化回
路8に出力する。
【0027】上記第1の高分解能化回路7及び第2の高
分解能化回路8は、上述した第1の発明の高分解能化回
路3と同様にして、(m+n)ビットの高分解能なPW
M信号を演算出力する。
【0028】したがって、mビットの分解能のキャリア
データを用いてアーム変調方式のPWMインバータ用の
(m+n)ビットの高分解能なPWM信号を演算出力で
きる。
【0029】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の実施例
を説明する。図7は、本発明の第1実施例の回路構成図
であり、図8はその第1実施例の動作を説明するタイミ
ングチャートである。
【0030】同図において、2分周回路31は、基準ク
ロックCLK1を2分周してクロックCLK2を生成
し、そのクロックCLK2を8ビットアップダウンカウ
ンタ(以後、単にアップダウンカウンタと記述する)3
2のクロック入力端子CK及び高分解能化回路100内
のDフリップフロップ(以後、D−FFと記述する)1
01のクロック入力端子CKに出力する。
【0031】アップダウンカウンタ32は、上記クロッ
クCLK2の立ち上がりエッジに同期して、アップカウ
ントまたはダウンカウントを行う。このアップカウント
を行うかダウンカウントを行うかは、JK−フリップフ
ロップ33の出力信号QであるU/D信号の状態によっ
て決定される。そして、アップダウンカウンタ32は、
クロックCLK2の入力により8ビットの分解能の三角
波のキャリアデータC2〜C9を生成し、ディジタルコ
ンパレータ34に出力する。そして、カウントアップを
行ってそのカウント値が最大値「FFH 」(Hは16進値
を示す符号)になると、MAX/MIN信号をLレベル
からHレベルに変化させ、その後カウントダウンを行っ
てそのカウント値が「OOH 」になると、MAX/MI
N信号をHレベルからLレベルに変化させ、JK−FF
33のクロック端子CKに加える。
【0032】JK−FF33は、端子Jと端子Kが共に
常にHレベルに固定されており、端子CKのレベルが変
化する毎に出力信号Q(=信号CUD1)を変化させ、
アップダウンカウンタ32のU/D端子に加えると共
に、D−FF101のデータ入力端子Dに加える。した
がって、D−FF101はアップダウンカウンタ32の
現在のカウント状態(アップカウント時にはLレベル、
ダウンカウント時にはHレベル)を記憶する。
【0033】ディジタルコンパレータ34は、上記8ビ
ットの分解能のキャリアデータC2〜C9(この値をP
とする)と外部から与えられる相電圧指令データV0〜
V9の上位8ビットデータV2〜V9(この値をQとす
る)とを比較し、P≧QのときにPU信号をLレベル
に、P<QのときにPU信号をHレベルにして、D−F
F111〜D−FF114が4個カスケード接続された
シフトレジスタ110の初段のD−FF111のデータ
入力端子Dに加える。
【0034】高分解能化回路100は、前記シフトレジ
スタ110、データセレクト信号演算回路120、デー
タセレクタ(マルチプレクサ)130、及びインバータ
141とから成っている。
【0035】シフトレジスタ110の各D−FF111
〜D−FF114は、上記インバータ141を介して入
力される前記基準クロックCLK1の反転クロック(バ
ーCLK1)に同期して動作する。
【0036】データセレクト信号演算回路120は、2
つのエクスクルーシブ・オア(以後EX・ORと記述す
る)121,122とから成っており、各EX−OR1
21,122の一方の入力端子には前記D−FF101
のQ出力である信号CUD1が入力され、また各EX−
OR121,122の他方の入力端子には、それぞれ前
記相電圧指令データV0〜V9の下位ビットデータV
0,V1が入力される。すなわち、データセレクト信号
演算回路120は、相電圧指令データの下位2ビットデ
ータV0,V1とD−FF101の出力するアップダウ
ンカウンタ32の現在のカウント状態を示す信号CUD
とに基づいてセレクト信号SA,SBを生成し、そのセ
レクト信号SA,SBをそれぞれデータ・セレクタ13
0のセレクト信号入力端子A,Bに出力する。
【0037】データ・セレクタ130は、上記セレクト
信号SA,SB以外に入力信号端子S0 ,S1 ,S2
3 にそれぞれ上記クロックCLK1の立ち上がりまた
は立ち下がりに同期して位相が基準クロックCLK1の
半周期分づつシフトしたD−FF111,112,11
3,114のQ出力を入力する(図8参照)。
【0038】次に、上記構成の第1実施例の動作を図8
のタイミングチャートを参照しながら説明する。まず、
アップダウンカウンタ32が「OOH 」に初期設定され
ており、JK−FF33のQ出力である信号CUD1が
Lレベルに設定されているものとする。また、相電圧指
令データV0〜V9の上位8ビットデータV2〜V9の
値は「FFH 」に設定されているものとする。
【0039】この状態で、基準クロックCLK1が入力
されると(図8(a)参照)、2分周回路31から上記基
準クロックCLK1を2分周したクロックCLK2(同
図(b) 参照)が、アップダウンカウンタ32のクロック
端子CKに入力され、アップダウンカウンタ32はクロ
ックCLK2の立ち上がりに同期してカウントアップ
し、キャリアデータC2〜C9(同図(c) 参照)を演算
する。そして、上記キャリアデータC2〜C9がクロッ
クCLK2の立ち上がりで「FFH 」になると、ディジ
タルコンパレータ34の出力信号PUがHレベルからL
レベルに変化する(同図(f) 参照)。また、同時にアッ
プダウンカウンタ32の出力するMAX/MIN信号が
Hレベルとなり、JK−FF33の出力信号CUD1は
LレベルからHレベルに変化する。このことにより、D
−FF101は、次のクロックCLK2の立ち上がりで
その出力信号CUDをLレベルからHレベルに変化させ
る(同図(e) 参照)。
【0040】このように、JK−FF33の出力信号C
UD1がHレベルに変化することによりそのU/D端子
がHレベルとなるので、アップダウンカウンタ32は、
次にクロックCLK2の立ち上がりに同期してダウンカ
ウントを行う。このため、アップダウンカウンタ32の
出力するキャリアデータC2〜C9は、クロックCLK
2の立ち上がりに同期して「FEH 」,「FDH 」,・
・・と順次「1」づつ減少する。
【0041】したがって、ディジタルコンパレータ34
の出力信号PUは、アップダウンカウンタ32の出力す
るキャリアデータC2〜C9が「FFH 」となっている
間だけ、Lレベルとなり、キャリアデータC2〜C9が
「FEH 」に減少すると直ちにHレベルに変化する(同
図(f) 参照)。このため、ディジタルコンパレータ34
の出力信号PUのパルス幅は、クロックCLK2の一周
期に等しい(同図(c),(f) 参照)。
【0042】シフトレジスタ110は、このパルス信号
PUを入力して、クロックCLK1の半周期分だけ順次
位相がシフトした信号S0〜S3を生成する。(同図
(g) 〜同図(j) 参照)。
【0043】ここで、データ・セレクタ130の動作を
説明する。データ・セレクタ130は、シフトレジスタ
110から入力する四相の信号S0〜S3を、上記相電
圧指令データV0〜V9の下位2ビットデータV0,V
1を用いて選択するが、その際、アップダウンカウンタ
32のキャリアデータC2〜C9のアップカウント時
(CUD=Lレベル)とダウンカウント時(CUD=H
レベル)とで選択する信号を切り換える。
【0044】下記の表1にデータ・セレクタ130の選
択動作を示す。
【0045】
【表1】
【0046】すなわち、 V0,V1が0H の場合に
はキャリアデータがアップカウント時にはS0を選択
し、ダウンカウント時にはS3を選択する。
【0047】 V0,V1が1H の場合にはキャリア
データがアップカウント時にはS1を選択し、ダウンカ
ウント時にはS2を選択する。 V0,V1が2H
場合にはキャリアデータがアップカウント時にはS2を
選択し、ダウンカウント時にはS1を選択する。
【0048】 V0,V1が3H の場合にはキャリア
データがアップカウント時にはS3を選択し、ダウンカ
ウント時にはS0を選択する。このように、相電圧指令
データV0〜V9の下位2ビットデータV0,V1の値
に応じて、図8(k),(l),(m),(n) に示す四相の10ビット
分解能のPWM信号を演算することができる。
【0049】ところで、キャリアデータが三角波データ
の場合、キャリアデータの最大値または最小値の時点に
対して対称なPWM信号を演算するためには、アップカ
ウント時には遅れた信号を用い、ダウンカウント時には
進んだ信号を用いなければならない。しかし、シフトレ
ジスタで進んだ信号を作ることはできないので、シフト
レジスタから出力される複数のタイミングの遅れ信号を
上記のように組み合わせることによって、キャリアデー
タの最大値又は最小値の時点から少し遅れた時点に対し
て対称なPWM信号を演算することにより、この問題を
解決している。
【0050】次に、高分解能化回路の第2の構成例を図
9に示し、その動作タイミングチャートを図10に示
す。尚、図9においては、図2に示す信号CUDを出力
するD−FF101を省略している。
【0051】図9に示す高分解能化回路200は、図7
に示す高分解能化回路100で用いられている前記デー
タセレクト信号演算回路120とタイミング回路210
とから成っており、シフトレジスタ110の代わりにタ
イミング回路210を設けた構成となっている。
【0052】このタイミング回路210は、D−FF2
11,213とスイッチ212,214とから成ってお
り、図7に示すディジタルコンパレータ34から出力さ
れる出力信号PUをD−FF211のデータ入力端子D
に入力し、そのD−FF211により出力信号PU1を
得る。このD−FF211は、基準クロックCLK1を
2分周する分周回路31によって分周されたクロックC
LK2の立ち下がりによってD入力をラッチするので、
D−FF211の出力信号PU1はクロックCLK2の
立ち下がりに同期した信号となる。
【0053】この出力信号PU1とディジタルコンパレ
ータ34の出力信号PUは、共にスイッチ212に入力
される。スイッチ212は、データセレクト信号演算回
路120のEX−OR122の出力信号SBによりオン
/オフ制御される。EX−OR122には、前期D−F
F101の出力信号CUDと相電圧指令データV0〜V
9の下位ビットデータV1が入力されるので、スイッチ
212は、アップダウンカウンタ32のカウント動作の
状態(アップカウントまたはダウンカウント)と相電圧
指令データV0〜V9の下位ビットデータV1とによっ
て制御されることになる。
【0054】スイッチ212の出力信号PU2は、D−
FF213のデータ入力端子Dとスイッチ214に出力
される。D−FF213は、基準クロックCLK1の立
ち下がりによってD入力をラッチするので、D−FF2
13の出力信号PU3は基準クロックCLK1の立ち下
がりに同期した信号となる。このD−FF213の出力
信号PU3もスイッチ214に入力される。
【0055】スイッチ214は、スイッチ212の出力
信号PU2とD−FF213の出力信号PU3の2つの
入力信号のいずれか一方を、データセレクト信号演算回
路120のEX−OR121の出力信号SAに基づい
て、10ビットの分解能のPWM信号として選択出力す
る。EX−OR121には、上述したように相電圧指令
データV0〜V9の最下位ビットデータV0とD−FF
101の出力信号CUDとが入力されるので、スイッチ
214は上記最下位ビットデータV0と上記出力信号C
UDとに基づいて、上記信号PU2または信号PU3の
いずれか一方をPWM信号として出力する。
【0056】次に、上記構成の高分解能化回路200を
用いた場合の動作を図10のタイミングチャートを参照
しながら説明する。まず、相電圧指令データV0〜V9
の下位2ビットデータV0,V1とD−FF101の出
力信号CUDに応じた、データセレクト信号演算回路1
20の出力信号SA,SBの状態を下記の表2に示す。
【0057】
【表2】
【0058】すなわち、 下位2ビットデータV0,
V1が3の場合、CUDがLレベルのときにはSA=
1,SB=1となり、スイッチ212はPU1の信号を
選択し、スイッチ214はPU3の信号を選択する。し
たがって、PWM信号は、PUの信号が2つのD−FF
211,213にラッチされた後に出力される信号とな
るので、基本クロックCLK1の半周期をTp とした場
合、PUの信号に対して3Tp だけ位相が遅れた信号が
出力される(図10(e) 参照)。次に、CUDの信号が
HレベルとなるとSA=0,SB=0となり、スイッチ
212はPUの信号を選択し、スイッチ214はPU2
を選択する。したがってPUがそのまま出力される(同
図(e) 参照)。
【0059】 下位2ビットデータV0,V1が2の
場合、CUDがLレベルのときにはSA=0,SB=1
となり、スイッチ212はPU1の信号を選択し、スイ
ッチ214はPU2の信号を選択する。したがって、P
WM信号はPU信号がD−FF211にラッチされた後
に出力される信号となり、PUに対して2Tp だけ位相
が遅れた信号が出力される(同図(f) 参照)。次に、C
UDの信号がHレベルとなるとSA=1,SB=0とな
り、スイッチ212はPUの信号を選択し、スイッチ2
14はPU3を選択する。したがって、PWM信号は、
PU信号がD−FF213に出力された後に出力される
信号となり、PUに対してTp だけ位相が遅れた信号が
出力される(同図(f) 参照)。
【0060】 下位2ビットデータV0、V1が1の
場合、CUDがLレベルのときにはSA=1,SB=0
となり、スイッチ212はPUの信号を選択し、スイッ
チ214はPU3の信号を選択する。したがって、PW
M信号はPU信号がD−FF213にラッチされた後に
出力される信号となるのでPUに対してTp だけ位相が
遅れた信号が出力される(同図(g) 参照)。次に、CU
Dの信号がHレベルとなるとSA=0,SB=1とな
り、スイッチ212はPU1の信号を選択し、スイッチ
214はPU2を選択する。したがって、PWM信号は
PU信号がD−FF211にラッチされた後に出力され
る信号となるのでPUに対して2Tp だけ位相が遅れた
信号が出力される(同図(g) 参照)。
【0061】 下位2ビットデータV0,V1が0の
場合、CUDがLレベルのときにはSA=0,SB=0
となり、スイッチ212はPU信号を選択し、スイッチ
214はPU2の信号を選択する。したがって、PUの
信号がPWM信号としてそのまま出力される(同図(h)
参照)。次に、CUDの信号がHレベルとなるとSA=
1,SB=1となり、スイッチ212はPU1の信号を
選択し、スイッチ214はPU3を選択する。したがっ
て、PWM信号はPU信号がD−FF211にラッチさ
れた後、さらにD−FF213にラッチされて出力され
る信号となるのでPUに対して3Tp だけシフトした信
号が出力される(同図(h) 参照)。
【0062】したがって、図9に示す第2実施例の高分
解能化回路200を用いても、図10に示すように、前
記第1実施例の高分解能化回路100と同様に、相電圧
指令データV0〜V9の下位2ビットデータV0,V1
の値に対応したパルス幅の信号に変換することができ、
四相の10ビットの分解能のPWM信号を演算できる。
【0063】尚、図9に示す高分解能化回路200は、
相電圧指令データの下位2ビットのデータに対応したも
のであるが、上記高分解能化回路200をn個カスケー
ド接続すれば、相電圧指令データの下位2nビットデー
タに対応したさらに多種類のパルス幅のPWM信号を生
成できる。すなわち、より高分解能のPWM信号を演算
できる。
【0064】また、この第2実施例の高分解能化回路2
00は、図7に示す前記高分解能化回路100に対し、
以下のような利点を有する。すなわち、図7のような構
成にすると、相電圧指令データの下位ビットデータが、
nビットの場合、2n 段のシフトレジスタが必要となる
が、図9のような構成にすると、上記のようなタイミン
グ回路210をn段カスケード接続すればよいので比較
的回路構成をより簡単にできる。
【0065】次に、図11は本発明の第2実施例の回路
構成図である。尚、同図において前述した図7と同一の
回路には同一の符号を付与しており、詳しい説明は省略
する。
【0066】本実施例は、アーム変調方式のPWMイン
バータにおける上下アームの各スイッチング素子の制御
用PWM信号SU,SXを演算する回路である。本実施
例においては、図7または図9に示す高分解能化回路1
00、または200と同様な回路構成の2つの高分解能
化回路301,302を設け、前記ディジタルコンパレ
ータ34と上記2つの高分解能化回路301,302間
に上下アームの短絡(上下アームのスイッチング素子間
の短絡現象)防止用に設けられた入力信号を所定時間遅
延させて出力する遅延回路であるオン・ディレイ回路
(ON-DELAY回路)303が挿入された構成となってい
る。
【0067】このON-DELAY回路303は、ディジタルコ
ンパレータ34により演算された8ビット分解能のPW
M信号PUを入力し、PWM信号である上アームのスイ
ッチング素子用の制御信号RUと下アームのスイッチン
グ素子用の制御信号RXを出力する。この制御信号R
U,RXは、それぞれ高分解能化回路301,302に
入力する。そして、高分解能化回路301,302はそ
れぞれ8ビット分解能のPWM信号RU,RXから10ビ
ット分解能のPWM信号である上下アームのスイッチン
グ素子の制御信号SU,SXを演算・出力する。
【0068】尚、本実施例では、三角波のキャリアデー
タを用いてPWM信号を演算するようにしているが、本
発明で用いることが可能なキャリアデータは三角波デー
タに限定されることなく、のこぎり波データ等の他の波
形のキャリアデータであってもよい。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来のPWM信号演算回路の後段に高分解能化回路を設
けるようにしたので、キャリア発生回路のクロック周波
数を上げずに、高分解能なPWM信号を演算出力するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である(その1)。
【図2】本発明の原理説明図である(その2)。
【図3】本発明の原理説明図である(その3)。
【図4】本発明の原理説明図である(その4)。
【図5】本発明の原理説明図である(その5)。
【図6】本発明の原理説明図である(その6)。
【図7】本発明の第1実施例の回路構成図である。
【図8】上記第1実施例の動作を説明するタイミングチ
ャートである。
【図9】高分解能化回路の他の構成例である。
【図10】図9に示す上記高分解能化回路の動作を説明
するタイミングチャートである。
【図11】本発明の第2実施例の回路構成図である。
【図12】従来のディジタルPWM信号演算回路の一例
を示す図である。
【符号の説明】
1,4 キャリアデータ発生回路 2,5 ディジタルコンパレータ 3 高分解能化回路 6 上下アーム短絡防止回路 7 第1の高分解能化回路 8 第2の高分解能化回路 10,13 シフトレジスタ 11,14,21 データセレクト信号演算回路 12,15 マルチプレクサ 16,19 回路 16a,19a フリップフロップ 16b,19b スイッチ 17,20 タイミング回路

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力変換装置の各相における電圧指令
    データに対応したPWM信号を演算するPWM信号演算
    回路において、mビットの分解能のキャリアデータを発
    生するキャリアデータ発生回路(1)と、該キャリアデ
    ータ発生回路(1)から発生されるmビットの分解能の
    キャリアデータと前記各相の電圧指令データの上位mビ
    ットデータとを比較するディジタルコンパレータ(2)
    と、該ディジタルコンパレータ(2)の出力信号を基
    に、複数の位相がずれたパルス信号を演算し、それらの
    パルス信号を前記各相の電圧指令データの下位nビット
    データを用いて選択出力することにより、複数の(m+
    n)ビットの分解能のPWM信号を生成出力する高分解
    能化回路(3)と、を具備することを特徴とするPWM
    信号演算回路。
  2. 【請求項2】 電力変換装置の各相における電圧指令
    データに対応したPWM信号を演算するPWM信号演算
    回路において、mビットの分解能のキャリアデータを発
    生するキャリアデータ発生回路(4)と、該キャリアデ
    ータ発生回路(4)から発生されるmビットの分解能の
    キャリアデータと前記各相の電圧指令データの上位mビ
    ットデータとを比較するディジタルコンパレータ(5)
    と、該ディジタルコンパレータ(5)の出力信号を入力
    し上アーム及び下アームの各スイッチング素子用の制御
    信号を出力する上下アーム短絡防止用回路(6)と、該
    上下アーム短絡防止用回路(6)から出力される前記上
    アームのスイッチング素子用の制御信号を基に、複数の
    位相がずれたパルス信号を演算し、それらのパルス信号
    を前記各相の電圧指令データの下位nビットデータを用
    いて選択出力して、複数の(m+n)ビットの分解能の
    上アームのスイッチング素子制御用の第1のPWM信号
    を生成出力する第1の高分解能化回路(7)と、前記上
    下アーム短絡防止用回路(6)から出力される前記下ア
    ームのスイッチング素子用の制御信号を基に、複数の位
    相がずれたパルス信号を演算し、それらのパルス信号を
    前記各相の電圧指令データの下位nビットデータを用い
    て選択出力して、複数の(m+n)ビットの分解能の下
    アームのスイッチング素子制御用の第2のPWM信号を
    生成出力する第2の高分解能化回路(8)と、を具備す
    ることを特徴とするPWM信号演算回路。
  3. 【請求項3】 前記キャリアデータ発生回路(1)の
    発生するキャリアデータはmビットの分解能の三角波デ
    ータであり、前記高分解能化回路(3)は、前記ディジ
    タルコンパレータ(2)の出力信号を入力する複数のD
    フリップフロップが直列接続された直列入力並列出力の
    シフトレジスタ(10)と、前記三角波データが増加し
    ているときは前記各相の電圧指令データの下位nビット
    データをデータセレクト信号として出力し、前記三角波
    データが減少しているときには前記各相の電圧指令デー
    タの下位nビットデータを論理反転してデータセレクト
    信号として出力するデータセレクト信号演算回路(1
    1)と、該データセレクト信号演算回路(11)からの
    出力される前記データセレクト信号を用いて前記シフト
    レジスタ(10)の複数のDフリップフロップから任意
    の1つのDフリップフロップの出力信号を選択出力して
    PWM信号を出力するマルチプレクサ(12)とから成
    ることを特徴とする請求項1記載のPWM信号演算回
    路。
  4. 【請求項4】 前記キャリアデータ発生回路(4)の
    発生するキャリアデータはmビットの分解能の三角波デ
    ータであり、前記第1及び第2の高分解能化回路
    (7)、(8)は、それぞれ前記上下アーム短絡用防止
    回路(6)から出力される前記上アームのスイッチング
    素子用の制御信号、前記下アームのスイッチング素子用
    の制御信号を入力する複数のDフリップフロップが直列
    接続されたシフトレジスタ(13)と、前記三角波デー
    タが増加しているときは前記各相の電圧指令データの下
    位nビットデータをデータセレクト信号として出力し、
    前記三角波データが減少しているときには前記各相の電
    圧指令データの下位nビットデータを論理反転してデー
    タセレクト信号として出力するデータセレクト信号演算
    回路(14)と、該データセレクト信号演算回路(1
    4)から出力される前記データセレクト信号を用いて前
    記シフトレジスタ(13)の複数のDフリップフロップ
    から任意の1つのDフリップフロップの出力信号を選択
    出力してPWM信号を出力するマルチプレクサ(15)
    とから成ることを特徴とする請求項2記載のPWM信号
    演算回路。
  5. 【請求項5】 前記キャリアデータ発生回路(1)の
    出力するキャリアデータはmビットの分解能の三角波デ
    ータであり、前記高分解能化回路(3)は、クロック同
    期形のフリップフロップ(16a)と、そのフリップフ
    ロップ(16a)の出力または他の入力信号のいずれか
    を選択するスイッチ(16b)から成る回路(16)が
    複数段カスケード接続されてなるタイミング回路(1
    7)と、前記三角波データが増加しているときは前記各
    相電圧指令データの下位nビットデータをデータセレク
    ト信号として出力し、前記三角波データが減少している
    ときには前記各相電圧指令データの下位nビットデータ
    を論理反転してデータセレクト信号として出力するデー
    タセレクト信号演算回路(18)とから成り、前記タイ
    ミング回路(17)内の前記各回路(16)のフリップ
    フロップ(16a)は前段の回路(16)のフリップフ
    ロップ(16a)に加わるクロックの2倍の周波数のク
    ロックで動作し、前記タイミング回路(17)の初段の
    回路(16)のフリップフロップ(16a)には前記デ
    ィジタルコンパレータ(2)の出力信号がデータ入力さ
    れ、前記タイミング回路(17)の各回路(16)のス
    イッチ(16a)は前記データセレクト信号回路(1
    8)から出力されるデータセレクト信号に基づいて出力
    信号の選択を行うことを特徴とする請求項1記載のPW
    M信号演算回路。
  6. 【請求項6】前記キャリアデータは発生回路(1)の出
    力するキャリアデータはmビットの分解能の三角波デー
    タであり、前記第1及び第2の高分解能化回路(7),
    (8)は、クロック周期形のフリップフロップ(19
    a)と、そのフリップフロップ(19a)の出力または
    他の入力信号のいずれかを選択するスイッチ(19b)
    から成る回路(19)が複数段カスケード接続されてな
    るタイミング回路(20)と、前記三角波データが増加
    しているときは前記各相電圧指令データの下位nビット
    データをデータセレクト信号として出力し、前記三角波
    データが減少しているときには前記各相電圧指令データ
    の下位nビットデータを論理反転してデータセレクト信
    号として出力するデータセレクト信号回路(21)とか
    ら成り、前記タイミング回路(20)内の前記各回路
    (19)のフリップフロップ(19a)は前段の回路
    (19)のフリップフロップ(19a)に加わるクロッ
    クの2倍の周波数のクロックで動作し、前記第1及び第
    2の高分解能化回路(7),(8)の前記タイミング回
    路(20)の初段の回路(19)のフリップフロップ
    (19a)には、それぞれ前記上下アーム短絡防止用回
    路(7)から出力される下アームのスイッチング素子用
    の制御信号、上アームのスイッチング素子用の制御信号
    がデータ入力され、前記タイミング回路(20)の各回
    路(19)のスイッチ(19a)は前記データセレクト
    信号回路(21)から出力されるデータセレクト信号に
    基づいて出力信号の選択を行うことを特徴とする請求項
    2記載のPWM信号演算回路。
JP3058757A 1991-03-22 1991-03-22 Pwm信号演算回路 Expired - Fee Related JP2841901B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3058757A JP2841901B2 (ja) 1991-03-22 1991-03-22 Pwm信号演算回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3058757A JP2841901B2 (ja) 1991-03-22 1991-03-22 Pwm信号演算回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04295280A JPH04295280A (ja) 1992-10-20
JP2841901B2 true JP2841901B2 (ja) 1998-12-24

Family

ID=13093411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3058757A Expired - Fee Related JP2841901B2 (ja) 1991-03-22 1991-03-22 Pwm信号演算回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2841901B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6310913B1 (en) 1996-05-20 2001-10-30 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Circuit and method for modulating pulse width
KR100498556B1 (ko) * 2003-03-26 2005-07-01 엘에스산전 주식회사 펄스폭변조 신호 출력 장치의 성능 향상 방법
JP4837354B2 (ja) * 2005-09-30 2011-12-14 ルネサスエレクトロニクス株式会社 Pwm信号生成装置及びpwm信号生成方法並びにモータ制御装置及びモータ制御方法
JP4787712B2 (ja) * 2006-10-02 2011-10-05 日立コンピュータ機器株式会社 Pwm信号生成回路およびそれを備えた電源装置
JP5303361B2 (ja) * 2009-05-27 2013-10-02 ラピスセミコンダクタ株式会社 nビット比較回路
JP5585700B2 (ja) * 2013-07-18 2014-09-10 セイコーエプソン株式会社 駆動回路、および液体噴射装置
US10367480B1 (en) * 2018-03-12 2019-07-30 Honeywell International Inc. Systems and methods for generating high performance pulse width modulation (PWM) signals

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04295280A (ja) 1992-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000278141A (ja) マルチプレクサ
US9971312B1 (en) Pulse to digital converter
JPH0787375B2 (ja) Pwm型d/a変換器
JP2841901B2 (ja) Pwm信号演算回路
TWI532323B (zh) 數位脈波寬度產生器及其產生方法
CN112311400A (zh) 包括最大长度序列生成器的基于压控振荡器的模数转换器
JPH07101847B2 (ja) デジタルフェイズロックドループ装置
JPS58121827A (ja) パルス発生回路
JP3077276B2 (ja) 対称な出力信号を得るための分数周波数分割器
US8248131B2 (en) Timing generating circuit and phase shift circuit
US20090267820A1 (en) Analog/digital, conversion circuit, timing signal generation circuit, and control device
US6310913B1 (en) Circuit and method for modulating pulse width
JP3927478B2 (ja) D/aコンバータ
US7180341B2 (en) Variable division method and variable divider
JP3201961B2 (ja) 時間計数回路、パルス変換回路及びfm復調回路
JP2001021596A (ja) 二値信号の比較装置及びこれを用いたpll回路
JP3218720B2 (ja) 入力信号のエッジ時刻測定回路及びディジタルpll装置
KR100336756B1 (ko) 클럭 분주 회로
JP3849614B2 (ja) 発振器
JP2012227692A (ja) Pwm信号生成装置
JPH06311025A (ja) アップダウンカウンタ回路
JP2733528B2 (ja) 位相ロック・ループ用部分パルス・ハイト型基準周波数発生回路
JP2526668B2 (ja) スペ―スダイバ―シチ制御回路
JP2932813B2 (ja) 出力ラッチ回路
CN115412062A (zh) 一种斜坡信号产生电路

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980922

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees