JP2841478B2 - 浴室におけるエア噴出装置 - Google Patents

浴室におけるエア噴出装置

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JP2841478B2 JP15496089A JP15496089A JP2841478B2 JP 2841478 B2 JP2841478 B2 JP 2841478B2 JP 15496089 A JP15496089 A JP 15496089A JP 15496089 A JP15496089 A JP 15496089A JP 2841478 B2 JP2841478 B2 JP 2841478B2
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久人 原賀
康利 稲富
隆志 小畑
光明 橋田
浩一 内山
謙治 森山
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TOTO KIKI KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は浴室におけるエア噴出装置に関する。
(ロ)従来の技術 従来、浴槽本体と同浴槽本体の外部に設置したコンプ
レッサとの間に、エア圧送流路を介設し、同エア圧送流
路を通して、エアを強制的に浴槽本体内の浴湯に気泡と
して噴出・混入すべく構成した気泡発生浴槽がある。
かかる気泡は超音波を発生して、入浴者の身体を刺激
してマッサージ効果を与えることができる。
そして、かかるマッサージ効果に着目して、各種形態
の気泡発生浴槽が開発されており、その一形態として、
コンプレッサ駆動用モータの能力を可変とすることによ
って、浴槽本体中の浴湯へ混入される気泡量を調整可能
としたものがある。
しかし、かかる気泡発生浴槽は、未だ、以下の解決す
べき課題を有していた。
即ち、上記した気泡によるマッサージ効果によって入
浴者の身体が著しく活性化させることになるが、入浴者
が老人や子供の場合、或いは入浴者の体調が優れない場
合、入浴中に、或いは、入浴後の更衣室で、のぼせる場
合がある。
特に、このようなのぼせが入浴中に生じた場合には、
人命にかかわるおそれもある。
そこで、近年、浴室内において、入浴者の顔面等に向
けて風を送り、のぼせを防止するための装置が提案され
ている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかし、かかるのぼせ防止装置は、未だ、以下の解決
すべき課題を有していた。
即ち、上記のぼせ防止装置に用いる駆動装置は、風量
が一定、若しくは、2又は3段階に切り替えることがで
きるのみであるため、入浴者に合った最適な風量を、入
浴者に供給することができず、のぼせ効果を充分にあげ
ることができなかった。
また、風量が一定であるため風の性質が単純かつ人工
的であり、いわゆるそよ風のような自然な風を作り出す
ことができず、入浴者に清涼感ないし爽快感を与えるこ
とができなかった。
本発明は、上記課題を解決することができる浴室にお
けるエア噴出装置を提供することを目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、浴室に、人体に向けてエアを噴出可能なエ
ア噴出口と連通するエア配管を配設すると共に、前記浴
室に設置した浴槽に設けた噴出ノズルと連通する分岐エ
ア配管を配設し、前記エア配管と分岐エア配管の上流側
に、エア切換手段を介してコンプレッサを接続したこと
を特徴とする浴室におけるエア噴出装置に係るものであ
る。
また、本発明は、前記コンプレッサを駆動するための
コンプレッサ駆動用モータの回転数を無段階に制御する
制御手段を備えたことにも特徴を有する。
(ホ)作用及び効果 入浴者がコンプレッサ駆動用モータの操作スイッチを
ONすると、コンプレッサからのエアを浴室に開口するエ
ア噴出口と浴槽内部に開口した噴出ノズルとに切換えて
送風でき、従って、一つのコンプレッサによって、浴湯
に対する気泡発生と、入浴者の顔面などに向けた送風と
が可能となる。
また、コンプレッサ駆動用モータの回転数を無段階に
変化することができるので、そよ風などのような自然な
風を作り出すことができ、入浴者に清涼感ないし爽快感
を与えることができるし、入浴者への風の量及び強さを
微妙に調整することができ、かつ、風量の変化を滑らか
に行うことができるので、入浴者の性別・年令・体調等
に合わせたきめこまやかなのぼせ防止効果をあげること
ができる。
(ヘ)実施例 以下、添付図に示す実施例に基づいて、本発明を具体
的に説明する。
第1図及び第2図において、Aは本発明に係る気泡発
生浴槽を示しており、同気泡発生浴槽Aは、浴槽本体1
の近傍に配設し、浴槽本体1内はエアを噴出し気泡を発
生させるコンプレッサ2を具備する。
かかる構成において、浴槽本体1の前壁、後壁及び側
壁には、それぞれ二個ずつ、足側噴出ノズル3・背側噴
出ノズル4・腹側噴出ノズル5が取付けられている。
そして、かかる噴出ノズル3・4・5は、それぞれ分
岐エア配管6・7・8と接続しており、分岐エア配管6
・7・8は、集合して主エア配管9と接続しており、さ
らに、同主エア配管9は、コンプレッサ2に接続されて
いる。
また、コンプレッサ2はコンプレッサ駆動用モータ11
によって駆動可能に接続されている。
かかる構成によって、コンプレッサ駆動用モータ11を
駆動すると、コンプレッサ2が作動し、圧搾エアを浴槽
本体1内の浴湯中に噴出でき、気泡を発生し、同気泡を
入浴者の身体の所要部位、例えば、足、背、腹等に当て
ることによって、マッサージ効果をあげることができ
る。
また、第1図及び第2図に示すように、浴槽本体1
に、のぼせ防止装置Bを取付けている。
即ち、本実施例において、かかるのぼせ防止装置B
は、浴槽本体1の上縁1aの一側側部にのぼせ防止用のエ
ア噴出部30を設けており、同エア噴出部30をエア配管31
の一端に接続し、同エア配管31の他端を、電磁三方切換
弁32を介して、主エア配管9の中途に連通連結すること
によって構成している。
なお、エア噴出部30は、第1図では、基部連結筒体30
aと、その上部に連結した可撓性の屈曲管30bと、エア噴
出口30cとから構成されている。
また、第2図に示すように、交流電源13とコンプレッ
サ駆動用モータ11との間に、同モータ11の回転数を無段
階に制御する制御手段として、インバータ12を介設する
と共に、同インバータ12にマイクロプロセシングユニッ
トからなる制御装置14を接続し、同制御装置14には操作
盤15を接続している。
なお、操作盤15は、浴槽本体1内から操作することが
できるリモートコントローラとすることもできる。
次に、上記構成を有する気泡発生浴槽Aの作用、特
に、コンプレッサ駆動用モータ11の制御によるのぼせ用
エア量制御及び気泡噴出量制御について説明する。
入浴者が、まず、操作盤15上に設けたモード切換スイ
ッチを操作して、主エア配管9が、分岐エア配管6・7
・8と接続するようにし、その後、操作盤15上に設け
た、コンプレッサ駆動用モータ11の操作スイッチをONす
ると、周波数変換機能を有するインバータ12の働きによ
り、コンプレッサ駆動用モータ11の回転数を、低速から
高速まで無段階に変化することができる。
従って、コンプレッサ駆動用モータ11の回転数を無段
階に変化することができず、浴槽本体1内の浴湯中へ噴
出される気泡の噴出量を微妙に調整することができ、か
つ、気泡量の変化を滑らかに行うことができるので、入
浴者の性別・年令・体調等に合わせたきめこまやかなマ
ッサージ効果をあげることができる。
特に、コンプレッサ駆動用モータ11の始動時は極低速
で回転を始めて、急激な気泡噴出によって入浴者が感ず
る不快感を防止することができる。
そして、入浴者は、身体が充分に活性化したと感じた
場合は、操作盤15上に設けたモード切換スイッチを操作
して、主エア配管9を、のぼせ防止用のエア噴出部30に
連通連結したエア配管31に接続させる。
その後、操作盤15上に設けた、コンプレッサ駆動用モ
ータ11の操作スイッチをONすると、周波数変換機能を有
するインバータ12の働きにより、コンプレッサ駆動用モ
ータ11の回転数を、低速から高速まで無段階に変化する
ことができる。
従って、コンプレッサ駆動用モータ11の回転数を無段
階にかつ周期的に変化することができ、そよ風等のよう
な自然な風を作り出すことができ、入浴者に清涼感ない
し爽快感を与えることができる。
また、コンプレッサ駆動用モータ11の回転数を無段階
に変化することができるので、入浴者への風の量及び強
さを微妙に調整することができ、かつ、風量の変化を滑
らかに行うことができるので、入浴者の性別・年令・体
調等に合わせたきめこまやかなのぼせ防止効果をあげる
ことができる。
なお、第3図において、本実施例における気泡発生浴
槽Aに適用可能なインバータ12の構成を示しており、、
以下、簡単にその構成を説明する。
図中、13は単相交流100Vの電源でインバータ12内のコ
ンバータ部12aに接続している。そして、ダイオード20
を有するコンバータ部12aは交流電圧を整流する整流回
路を構成している。12bはコンバータ部12aに接続する平
滑回路で、チョークコイル17及びコンデンサー18により
一定の直流電圧を得るようにしている。12cはコンバー
タ部12aの整流回路に接続するスイッチング回路で、6
個のスイッチング素子21を有している。そして、同スイ
ッチング回路12cは、スイッチング回路用のインバータ
制御回路22により制御されたところの周波数によって駆
動モータ11を駆動する。
また、制御装置14は前記インバータ制御回路22に接続
している。
また、本実施例に係る気泡発生浴槽Aにおけるその他
の構成上の特徴について説明すると、以下のごとくな
る。
第1図に示すように、腹側噴出ノズル5は、足側噴出
ノズル3や背側噴出ノズル4に対して、浴槽本体1の周
壁の高い個所に取付けられている。
従って、入浴時に、使用者は腹部から胸部にわたる広
汎な身体範囲に腹側噴出ノズル5からエアを噴出するこ
とができる また、各噴出ノズル3・4・5は、それぞれ自動開閉
弁3a,4a,5aを具備しており、同自動開閉弁3a,4a,5aの駆
動を制御装置15によって制御することによって、周期的
に各噴出ノズル3・4・5からエアを噴出させることも
できる。また、各自動開閉弁3a,4a,5aの開閉量を調節す
ることによって、各噴出ノズル3・4・5から噴出する
エア量を別個独立して調整することもできる。
さらに、第2図に示すように、主エア配管9の中途に
逆流防止配管部9aを形成し、浴槽本体1からコンプレッ
サ2への浴湯の逆流を効果的に防止することができる。
また、第1図に示す屈曲管30bを長尺管かつ手で引き
出し自在とすることによって、エア噴出口30cを顔面近
くまで近づけることもできる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであって、第1図は
本発明に係る気泡発生浴槽の斜視図、第2図は同気泡発
生浴槽の概念的全体構成説明図、第3図はインバータの
概念的回路構成を示すブロック図である。 図中、 A:気泡発生浴槽 B:のぼせ防止装置 1:浴槽本体 2:コンプレッサ 3・4・5:噴出ノズル 11:コンプレッサ駆動用モータ 12:インバータ 13:交流電源 14:制御装置 15:操作盤
フロントページの続き (72)発明者 橋田 光明 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (72)発明者 内山 浩一 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (72)発明者 森山 謙治 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (56)参考文献 特開 平3−18369(JP,A) 特開 平2−128766(JP,A) 実開 平1−180982(JP,U) 実開 昭63−169132(JP,U) 実開 昭63−133227(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61H 23/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴室に、人体に向けてエアを噴出可能なエ
    ア噴出口と連通するエア配管を配設すると共に、前記浴
    室に設置した浴槽に設けた噴出ノズルと連通する分岐エ
    ア配管を配設し、前記エア配管と分岐エア配管の上流側
    に、エア切換手段を介してコンプレッサを接続したこと
    を特徴とする浴室におけるエア噴出装置。
  2. 【請求項2】前記コンプレッサを駆動するためのコンプ
    レッサ駆動用モータの回転数を無段階に制御する制御手
    段を備えたことを特徴とする請求項1記載の浴室におけ
    るエア噴出装置。
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