JP2840307B2 - 複写装置 - Google Patents

複写装置

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JP2840307B2
JP2840307B2 JP1200479A JP20047989A JP2840307B2 JP 2840307 B2 JP2840307 B2 JP 2840307B2 JP 1200479 A JP1200479 A JP 1200479A JP 20047989 A JP20047989 A JP 20047989A JP 2840307 B2 JP2840307 B2 JP 2840307B2
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    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/4038Image mosaicing, e.g. composing plane images from plane sub-images
    • HELECTRICITY
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/387Composing, repositioning or otherwise geometrically modifying originals
    • H04N1/3872Repositioning or masking
    • H04N1/3873Repositioning or masking defined only by a limited number of coordinate points or parameters, e.g. corners, centre; for trimming
    • H04N1/3875Repositioning or masking defined only by a limited number of coordinate points or parameters, e.g. corners, centre; for trimming combined with enlarging or reducing

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、原稿画像を複数領域に分割し、各領域の画
像を拡大してそれぞれ異なる記録材上に再生する機能を
有した複写装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の複写装置においては使用できる用紙サイズに限
界がある為、拡大複写を行なう場合に原稿の一部しか出
力として得られないことがあった。
そこで、上記の点を改良すべく、原稿画像の拡大再生
映像を複数の用紙に自動的に分割して出力する機能が提
案されている。以下の説明ではこの機能を「拡大連者」
と呼び、第13図を用いてより詳しくその考え方を説明す
る。
第13−1図に示したのが原稿であり、その主走査方向
の長さがDX、副走査方向の長さがDYとする。以下、添字
Xは主走査方向を、Yは副走査方向を示すものとする。
第13−3図が最終複写出力であり、そのサイズはCX,CY
である。これは原稿を各々MX,MYなる倍率で拡大した結
果である。この最終出力は例えば第13−2図に示すよう
にPX,PYなるサイズの用紙4枚で構成され、各用紙を図
示するようにAXもしくはAYなる長さだけ重複して貼り合
わせた結果として第13−3図の最終複写出力が得られ
る。ここにAXはAX=2PX−DX・MX,AY=2PY−DY・MYで求
められる。
この用紙枚数を更に一般的に表現して、用紙を主走査
方向にNX枚、副走査方向にNY枚使用するとした場合、NX
はDX・MX/PXより大きい最小の整数、同じくNYはDY・MY/
PYより大きい最小の整数となり、この時AX=(NX・PX−
DX・MX)/(NX−1),AY=(NY・PY−DY・MY)/(NY
−1)となる。但しNXもしくはNYが1の時、AXもしくは
YAは0である。
以上が先に挙げた「拡大連写」なる機能の考え方であ
り、実際の運用例としては倍率MX,MYを操作者に設定さ
せ、原稿サイズと用紙サイズから前述の用紙数NX,NY及
び重複巾AX,AY等を自動的に求めて動作がなされる。
〔発明が解決しようとしている問題点〕
しかしながら、上記従来例では設定された倍率や出力
サイズを忠実に実現しようとした場合に予想外の多くの
枚数の用紙に分割されることがあった。
すなわち、DX,MXが(NX−1)・PXよりほんの少しだ
け大きい、或いはDY・MYが(NY−1)・PYよりほんの少
しだけ大きいようなケースである。
こういう場合、出力枚数としてNX×NYを選択する為、
重複量が大きく、またトータル出力枚数も大くなり非常
に不経済であった。
また、上記のように「拡大連写」なる機能を、操作者
による倍率設定に従って実行する構成では、不慣れな操
作者にとっては最終的に再生される画像のサイズを容易
に認識することはできず、操作者の意図に合った再生画
像を得ることができないこともあった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、原稿画像
を複数領域に分割し、各領域の画像を拡大してそれぞれ
異なる記録材上に再生する機能を有した複写装置におい
て、記録材を無駄に消費することなしに、上記機能を良
好に実行することを目的とし、原稿画像を隣合った領域
が重複するように複数領域に分割し、各領域の画像を拡
大してそれぞれ異なる記録材上に再生する機能を有した
複写装置において、原稿画像のサイズ及び複写倍率を入
力する入力手段と、前記入力手段により入力された原稿
画像のサイズ及び複写倍率に従って、原稿画像の分割数
及び隣合った領域の重複量を設定する設定手段と、前記
設定手段により設定された隣合った領域の重複量が不適
正な場合、その重複量を小とすべく前記入力手段により
入力された複写倍率を補正する補正手段と、前記設定手
段により設定された隣合った領域の重複量が適正な場合
には、分割した各領域の画像を前記入力手段により入力
された複写倍率に従って拡大し、一方、前記設定手段に
より設定された隣合った領域の重複量が不適正な場合に
は、分割した各領域の画像を前記補正手段により補正さ
れた複写倍率に従って拡大する拡大手段とを有する複写
装置を提供するものであり、また、原稿画像を隣合った
領域が重複するように複数領域に分割し、各領域の画像
を拡大してそれぞれ異なる記録材上に再生する機能を有
した複写装置において、原稿画像のサイズ及び複写倍率
を入力する入力手段と、前記入力手段により入力された
原稿画像のサイズ及び複写倍率に従って、原稿画像の分
割数及び隣合った領域の重複量を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された隣合った領域の重複量が
不適正な場合、その重複量を小とすべく原稿画像の再生
対象領域を補正する補正手段と、前記設定手段により設
定された隣合った領域の重複量が適正な場合には、原稿
画像全域を複数領域に分割し、一方、前記設定手段によ
り設定された隣合った領域の重複量が不適正な場合に
は、前記補正手段により補正された再生対象領域内の原
稿画像を複数領域に分割する分割手段とを有すること複
写装置を提供するものであり、また、原稿画像を複数領
域に分割し、各領域の画像を拡大してそれぞれ異なる記
録材上に再生する機能を有した複写装置において、原稿
画像のサイズ及び再生画像のサイズを入力する入力手段
と、前記入力手段により入力された原稿画像のサイズ及
び再生画像のサイズに従って縦方向及び横方向の夫々に
関して複写倍率を独立に求める演算手段と、前記演算手
段により独立に求められた縦方向と横方向に関する複写
倍率のうち小さい値の複写倍率を縦方向と横方向に関す
る複写倍率として設定する設定手段と、分割された各領
域の画像を前記設定手段により設定された縦方向と横方
向に関する複写倍率に従って拡大し、拡大した各画像を
異なる記録材上に複写する複写手段とを有する複写装置
を提供するものであり、原稿画像を複数領域に分割し、
各領域の画像を拡大してそれぞれ異なる記録材上に再生
する機能を有した複写装置において、原稿画像のサイズ
を入力する入力手段と、記録材のサイズ及び記録材の枚
数を選択する選択手段と、前記入力手段により入力され
た原稿画像のサイズ、並びに、前記選択手段により選択
された記録材のサイズ及び記録材の構成枚数パターンに
従って複写倍率を設定する設定手段と、前記選択手段に
より選択された記録材の構成枚数パターンに応じて原稿
画像を複数領域に分割し、各領域の画像を前記設定手段
により設定された複写倍率に従って拡大し、拡大した各
画像を前記選択手段により選択されたサイズの記録材上
に複写する複写手段とを有する複写装置を提供するもの
である。
〔実施例〕
以下、本発明を好ましい実施例に基づいて説明する。
第1図に本発明を適用したデジタル複写装置のシステ
ムブロツク図を示す。
CCD読取部301にはCCD、CCDのクロツクドライバ、CCD
からの信号増幅器、それをアナログデジタル変換するA/
Dコンバータ等が内蔵されている。CCD読取部301からは
6ビツト(64階調)のデジタル信号に変換された画像デ
ータが出力され、シエーデイング補正部302に入力され
る。
シエーデイング補正部302では、光源及びレンズ等の
シエーデイング量の検出及びその補正を行なった後、画
像信号はシフトメモリ部303に一時的に蓄えられる。シ
フトメモリ部303にはシフトメモリが2ライン分あり、
Nライン目の画像データを第1メモリに書き込んでいる
時には第2メモリからN−1ライン目の画像データを読
み出す。シフトメモリ部303にはこの他、シフトメモリ
に画像データを書き込む為のラインアドレスカウンタ、
画像データを読み出す為のリードアドレスカウンタとこ
の2つのカウンタからのアドレス信号を切換える為のア
ドレスセレクタ回路がある。
また、変倍/移動処理部304では画像信号をシフトメ
モリ部303に書き込むクロツクやシフトメモリ部303から
読み出すクロツク及び読み出すタイミングを変えること
で、主走査方向の変倍や移動を行なう。
シフトメモリ部303から出力された画像信号は濃度処
理部305に入力され、オペレータの所望の濃度に変換さ
れてトリミング処理部306に出力される。トリミング処
理部306では主走査ライン画像データの任意の区間を強
制的に“0"に加工し、画像のトリミング編集を可能なら
しめている。また、濃度処理部305から出力された信号
は原稿位置検知部307にも入力される。ここでは濃度信
号を2値化した信号を用いて原稿台ガラス3上の原稿の
位置座標を検知する。これにより原稿サイズが判定され
る。
CPU部308はCPU,ROM,RAM,タイマ回路,I/Oインターフエ
ースで構成される周知のマイクロコンピユータからな
る。CPU部308は操作部310を制御し、オペレータからの
設定に応じてリーダRの制御を行なうとともにシリアル
通信によりプリンタPを制御する。311はDCサーボモー
タドライバであり、CPUは副走査倍率に応じた速度デー
タをプリセツトする。312は蛍光灯ドライバーでは蛍光
灯2のON/OFFや点灯等の光量制御を行なう。313,314は
光学系の位置をCPU308が知るための位置センサである。
プリンタPとはコネクタJR1によりプリンタPのコネ
クタJP1を介して接続される。リーダR、プリンタP間
では、画像データ通信やシリアル通信に必要な制御信号
がやりとりされる。プリンタPからは水平同期信号BDが
JR1を介してとりこまれ、クロツクジエネレータ309に入
力される。クロツクジエネレータ309では水平同期信号B
Dに同期してCCD信号の伝送クロツクやシフトメモリのリ
ード/ライトクロツク等が生成される。また、プリンタ
PからプリンタPに装着されている用紙サイズを示す信
号もコネクタJP1,JR1を介してリーダRに出力される。
プリンタPには複数の異なるサイズの用紙が装着可能で
ある。
副走査方向の画像移動は、プリンタPにおける用紙の
給紙タイミングとリーダRにおける光学系の走査開始タ
イミングを相対的に変化させて実現される。
第2図に複写装置の操作部310の例を示し、以下に説
明する。
キー101は複写枚数の設定等に用いるテンキー群、キ
ー102は枚数のクリアや動作の中止を要求するクリア/
ストツプキー、キー103は複写モードを標準状態に復帰
させるリセツトキー、キー104は複写動作を開始するス
タートキー、キー106,107は複写濃度を調節するキーで
表示105にその結果が表示される。
キー108は給紙段を選択するキー、キー110は複写倍率
を等倍にするキー、キー109は拡大倍率選択キー、キー1
11は縮小倍率選択キー、キー112は拡大連写モードを選
択、解除するキーで、選択された時表示113が点灯す
る。
表示119はドツトマトリクスによる液晶表示部、キー1
15,116,117,118は表示119の表示内容を選択や変更する
時に使用するコントロールキー、キー114はキー115〜11
8での選択内容を確定させたり、表示119の表示画面を更
新するために用いるOKキーである。
第3図にシフト・メモリ部303に係る回路図を示す。
尚、前述の様にシフト・メモリ部303には2ライン分の
シフトメモリが設けられるが、その制御は共通なので、
第3図には一方のシフトメモリに関してのみ、その制御
構成を示す。ライトアドレスカウンタ904はシフトメモ
リ907にデータを書き込む時のアドレスカウンタで、リ
ードアドレスカウンタ905はシフトメモリ907からデータ
を読み出す時のアドレスカウンタである。アドレスセレ
クタ906はCPU308からの指令をI/Oポート901を介して受
けてライトアドレスカウンタ904のアドレス信号とリー
ドアドレスカウンタ905のアドレス信号のいずれかを選
択しシフトメモリ907をアドレシングするためのもので
ある。
I/Oレジスタ902,903はライトアドレスカウンタ904、
リードアドレスカウンタ905にそれぞれプリセツト値をC
PU308が与えるためのレジスタである。これら2つのプ
リセツト値を相対的に変化させて主走査方向の移動を実
現する。
ライトアドレスカウンタ904、リードアドレスカウン
タ905は共にダウンカウンタでそれぞれにカウント動作
の開始を指令するWST信号及びRST信号が入力され、また
シフトメモリ907への書き込みクロツクWCLKとシフトメ
モリからの読み出しクロツクRCLKが入力される。例えば
1/2縮小の時は書き込みクロツクWCLKを転送クロツクCLK
に対して1/2にし、2倍拡大の時はRCLKをCLKに対して1/
2にする。
306は第1図示のトリミング処理部306であり、STカウ
ンタ912、ENカウンタ913で決まる枠内を出力画像とし枠
外をマスクする。
910はシフトメモリ907から出力され濃度処理部908を
経た画像データを出力制御しVIDEOとして出力するアン
ドゲートである。
これらカウンタへの各信号はCPU308がオペレータの指
定したモードにより出力する。
STカウンタ912及びENカウンタ913は各々決められた領
域のみに画像を出力するためのスタートビツトカウンタ
及びエンドビツトカウンタで、これらにはI/Oを介してC
PU308がゲートの為のカウントデータをプリセツトす
る。
フリツプフロツプ914はSTカウンタ912のカウントアツ
プでセツトされ、ENカウンタ913のカウントアツプでリ
セツトされる。
以上のようにして原稿画像の任意の部分のトリミング
出力、主走査、副走査各々独立に実行できる変倍及び移
動、これらの機能を組み合わせることで第12図に示した
拡大連写が可能となる。
第4図に拡大連写の処理手順の概念図を示す。
4−1はPX,PYなるサイズの用紙がNX枚,NY枚で構成さ
れた最終出力の様子、4−2はDX,DYなるサイズの原稿
をトリミングしている様子を示す。
4−2に示すように、原稿台ガラスOG上の位置(DX0,
DY0)、(DX1,DY1)に載置されたDX,DYなるサイズの原
稿は、最終出力枚数と同じく主走査にNX、副走査にNYコ
の領域に分割される。1つの領域はTX,TYなるサイズで
あり、となり合う領域は主走査にSX、副走査にSYだけ重
複している。倍率がMX,MYなので、用紙における重複量A
X,AYと原稿における重複量SX,SYの関係はSX=AX/MX,SY
=AY/MYであり、また用紙サイズPX,PYとトリミングサイ
ズTX,TYの関係はTX=PX/MX,TY=PY/MYである。
このような領域を例えば(1,1),(2,1),…,(N
X,1),(1,2),…,(NX,2),…,(1,NY),…,
(NX,NY)の順に原稿をトリミングしては用紙上に拡大
複写してゆくことで最終出力4−1が得られる。
第5図に示す様に、原稿のサイズをDX,DY、倍率をMX,
MYとした場合、出力サイズはCX=DX・MX、CY=DY・MYと
なる。そのような出力をPX,PYなるサイズの用紙で構成
しようとした時に、例えば(C)に示すように2×2枚
ではCX,CYに若干斜線部分が足りないようなケースが生
じる。
このような場合、CX,CYを満足するためには、(A)
や(B)に示すように、縦・横に3枚ずつの用紙で構成
してやれば良いが、用紙間の重複巾がAX,AYのように用
紙サイズの約半分にも達する程大きく、大変不経済であ
る。このような場合に(D)に示すように、PX,PYなる
サイズの用紙を2×2枚用いてBX,BYなる量だけ重複さ
せて得られるC′X,C′Yなるサイズを最終出力として
与えた方が操作者にとってより親切である。
また、この時の複写倍率はM′X=C′X/DX,M′Y=
C′Y/DYである。ここにBX,BYは用紙を貼り合わせたり
する為に、あらかじめ決められている適当な量である。
第6−1図〜第6−3図に、第5図(D)の処理を実
現するCPU部308の制御手順を示し、以下説明する。
まず、RAM上のエリアM,P,Dに各々主走査倍率MX、用紙
の主走査長PX、原稿の主走査長DXをセツトして(60
1)、判定処理を行なう(602)。
第6−2図に判定処理の詳細手順を示し説明する。
まず、(601)でセツトされた倍率Mと原稿長Dから
出力長Cを求め(620)、出力長Cと用紙長Pから必要
枚数Nを、N=[C/P]+1として求める(621)。ここ
で[C/P]はC/Pよりも小さい最大の整数である。
次に求めた枚数Nと用紙長P、出力長Cより、重複量
AをA=(N×P−C)/(N−1)として求める(62
2)。この重複量Aをあらかじめ決められた規範Amaxと
比較して(623)、Amaxより大きい時に、前述第5図
(A),(B)で説明したような如くの無駄な枚数出力
のおそれがあると判定し、あらかじめ決められた重複量
AsをRAM上のエリアA′にセツトし(624)、また最適枚
数としてN−1をRAM上のエリアN′にセツトする(62
5)。そして最適倍率M′をこれらN′,A′及び前述の
用紙長P、原稿長DからM′=(N′×P−(N′−
1)×A′)/Dとして求め(626)、その後、無駄コピ
ーのおそれのあるケースとしてRAM上のエリアSTにステ
ータスとして“1"をセツトして(627)終了する。(62
3)にてAがAmaxより小さい時はステータスSTに“0"を
セツトしておく(628)。
ここで第6−1図603に戻り、以上の判定結果である
枚数N、最適枚数N′、重複巾A、最適重複巾A′、最
適倍率M′、及びステータスSTを各々RAM上のエリアNX,
NX′、AX,AX′,MX′,STXにセツトする(603)。ここで
Xは主走査を意味する添字である。以上(601)〜(60
3)の手順を副走査についても行ない、RAM上のエリアN
Y,NY′,AY,AY′,MY′,STYに判定結果をセツトする(60
4,605,606)。
次にRAM上のステータスSTX,STYを判断し(607)、STX
とSTYが共に0のときは操作者の設定した倍率MX,MYが妥
当なものであると判定され、倍率MX,MY、重複巾AX,AY、
枚数NX,NYに基づいて、第4図で説明したトリミング領
域サイズTX,TYとトリミング領域重複量SX,SYを求め(60
9),(610)以下の複写動作に入る。
第4図(4−2)で説明した順序で複写動作を実行す
るために、RAM上のカウンタi,jに初期値1をセツトする
(610,611)。カウンタiは主走査方向のトリミング順
序を示し、カウンタjは副走査方向のそれを示す。この
i,jを用いるとトリミング領域はTX0=DX0+(TX−ST)
×(i−1)、TX1=TX0+TX、TY0=DY0+(TY−ST)×
(j−1)、TY1=TY0+TYの様に算出される(612)。
このTX0,TX1,TY0,TY1は第4図(4−2)に示すよう
に、トリミング領域の主走査開始点、終了点、副走査開
始点、終了点である。
この様にして算出された領域を複写した後(613)、
まず主走査カウンタiをインクリメントし(614)、主
走査分割個数NXを超えたかどうかチエツクし(615)、
超えない時は(612)へ戻る。超えた時は副走査カウン
タjを1インクリメントし(616)、副走査分割個数NY
を超えたか否かをチエツクし(617)、超えない時は(6
11)へ戻り、主走査カウンタiを1に初期化し、(61
2)以下を実行する。(617)で副走査カウンタjがNYを
超えたら、複写動作を終了する。
(607)においてSTXもしくはSTYの少なくとも一方が
0でない時は、設定倍率が必ずしも最適でないと判断し
(608)、データの修正処理を行なった後(608)、(60
9)以下の処理を行なう。第6−3図に修正処理の手順
を示す。
修正処理ではまず、操作者に対し表示119にて以下の
旨の警告表示を行なう(630)。例えばSTXが“1"、つま
り不適正と判断された場合ならば、「設定された倍率MX
で複写するとNX枚の出力で重複量がAXになります。倍率
をMX′にした場合は(NX−1)枚の出力で重複量がAX′
になります。最初の設定通りで続行しましか、もしくは
MX′に修正しますか」と表示する。
ここで、操作者が続行を希望した場合は、データの修
正を行なわないが、修正を望んだ場合は(631)、STX=
1の時は(632)、最適倍率MX′、最適重複巾AX′、最
適枚数NX′をMX,AX,NXにセツトし直す(633)。STY=1
の時も(634)、同様にMY′,AY′,NY′をMY,AY,NYにセ
ツトし直す(635)。当初設定された変倍モードがタテ
ヨコ独立変倍でないならば、つまり主走査倍率と副走査
倍率が等しいならば(636)、以上の手順で再設定され
た倍率MX,MYが等しいか否かチエツクし(637)、もしMY
>MXならばMXをMYとして(638)、再度必要枚数NYと重
複量AYを演算する(639,640)。また、もしMX>MYなら
ばMYをMXとして(641)、再度NX,AXを求める(642,64
3)。
以上の手順で修正処理を終えた後、修正されたデータ
に基づいて(609)から(617)の演算と複写動作を行な
う。
尚、(630)の警告表示及び(631)の操作者の選択を
行なわず、自動的にデータ修正を行なってもよい。
また、第6図〜第3図で述べた重複量Aの比較を行な
うAmaxは所定の長さとする以外に、用紙長Pの所定の割
合としてもよい。さらに、最適重複巾Asも含め、AsやAm
axを操作者があらかじめ設定しておくことも可能であ
る。
以上のように操作者の設定した倍率に基づいて算出し
た重複量を判定することで、ほぼ操作者が満足できる大
きさの拡大連写出力を、しかも経済的に実行可能であ
る。
最後に具体的な数値例と表示例を挙げる。
例えば、原稿サイズの主走査長が225mm、副走査長が3
20mmの時、A3の用紙(297mm×420mm)に400%で拡大し
ようとした時、出力サイズは900mm×1280mmになり、こ
のサイズをA3用紙で構成しようとするとタテ・ヨコに4
枚ずつを使用し、用紙の重複量は96mmと133mmにもな
る。ところが、もし出力サイズが原稿サイズの長さ比で
ほぼ4倍で良いならば、倍率を387%におさえれば出力
サイズ871mm×1238mmとなり、A3用紙をタテ・ヨコに3
枚ずつ使用して構成できる。またこの時の重複量は10mm
と11mmになり無駄もない。
この場合の表示例を第10図(A)に示す。
もし設定通り続行する時はこのままの状態でスタート
キーを押し、もし修正を希望するならコントロールキー
115,116で最適データを選択してからスタートキーを押
す。
以上説明した実施例は、変倍率を適当に補正するもの
であるが、オペレータが正確な変倍率を必要としている
場合はかえって不都合である。以下、この不都合を除去
する第2の実施例を説明する。
第7図(A),(B),(C)は第5図のそれと同じ
図であり、原稿サイズDX,DYに設定倍率MX,MYを乗じた出
力サイズCX,CYは、サイズPX,PYの用紙を縦横2枚ずつ用
いると斜線の部分が不足するので(A),(B)に示す
ごとく、用紙長のほぼ1/2に達する位の重複量AX,AYを費
やして縦横3枚ずつ用いる必要があることを示してい
る。
こういった場合に第2の実施例では(E)に示すよう
に原稿サイズDX,DYの中でDX′とDY′に相当する領域を
対象に拡大複写することで、(D)に示すようにPX,PY
なるサイズの用紙を縦横2枚ずつ用いて構成できるよう
な出力サイズCX′=DX′・MX、CY′=DY′・MYなる拡大
複写を得るものである。
この場合、操作者の設定した倍率は忠実に守られ、尚
かつ原稿上で通常は情報を有していない周囲部をカツト
することで情報の欠落もなく実用的である。
さらに後述するように、周囲部の情報が必要な場合も
操作者の判断を持つことで意図に反する複写を避けるこ
ともできる。
第2の実施例の基本的な制御手順は、第1の実施例と
同じ、第6−1図示の手順にて実現されるが、そのうち
判定処理(601,605)と修正処理(608)が異なるので、
これらのフローを第8−1図と第8−2図に示し説明す
る。
第8−1図に示す判定処理フローの中で、第6−2図
と異なるのは(806)の箇所であり、第1の実施例が第
6−2図(626)において倍率を補正するのに対し、第
2の実施例では倍率を変えず原稿中の読取領域を補正し
ている。
第8−2図に示す修正処理フローではまず最初に、こ
の補正された読取領域をRAM上のエリアDX′,DY′にセツ
トする(810,811)。DX′,DY′は用紙サイズPX,PY、倍
率MX,MY、補正後の枚数NX′,NY′及び補正後の重複量A
X′,AY′を用いて の様に算出される。その後、表示部にて以下の旨の警告
表示を行なう(812)。例えば、STX,STYともに0でなけ
れば「設定されたモードで複写するとNX・NY枚出力され
ますが、原稿の周囲を(DX−DX′)/2,(DY−DY′)/2
だけ消去すると(NX−1)・(NY−1)枚の出力で済み
ます。最初の設定通り複写動作を続行しますか、もしく
はモードを修正して周囲を消去しますか?」もし操作者
が続行を希望すれば修正処理を終える(813)。修正を
希望すれば(813)、STXが0でなければ(814)、出力
枚数つまり分割個数NX及び出力紙の重複量AXに補正後の
データNX′,AX′をセツトし(815)、複写対象となる原
稿領域の開始座標DX0を消去する周囲領域の巾 だけ補正しておく(816)。副走査についても同じよう
にSTYが0でない時に(817)、NY,AY,DY0を補正する(8
19)。
以上のようにデータを修正した後、第6−1図(61
0)以降の手順に従って複写動作を行なえば、設定され
た倍率に忠実でかつ情報欠落がなく、かつ必要最小限の
枚数の出力が得られる経済的な拡大連写複写が可能であ
る。
以上の様子を模式的に示したのが第9図である。
最後に具体的な数値例と表示例を挙げる。前述と同じ
く225mm×320mmの原稿を400%でA3用紙に出力する時、
原稿の全面を欠落なく複写するならば、タテ・ヨコに4
枚ずつ必要で、かつ重複量は96mmと133mmになるが、も
し原稿の周囲を主走査方向について3.5mm、副走査方向
については5mm消去するならば原稿の1Pの実読取領域は2
18mm×310mmとなり、これを400%拡大すると必要な出力
サイズは872mm×1240mmになる。これはA3用紙をタテ・
ヨコに3枚ずつ使用すれば構成でき、かつ重複量も9.5m
mと10mmとなり経済的である。
この時表示は、例えば第10図(B)のようになり、設
定通り複写する場合はこの状態でスタートキーを押し、
もし周囲を消去して良いならばコントロールキー115,11
6で消去するモードを選択してからスタートキーを押
す。
前述の第1,第2実施例がオペレータが複写倍率を設定
するにに対し、出力サイズを設定する第3の実施例を以
下説明する。
第11図(A)〜(E)に第3の実施例における表示例
を示し説明する。
電源投入時やリセツトキー103を押下時、表示119は
(A)のようになり、複写倍率、用紙サイズ、複写枚数
の基本的な複写モードを表示する。
前述の拡大連写キー112を押すと表示119は(B)のよ
うになり、「用紙優先」なるモードと「倍率優先」なる
モードの2つが選択可能となる。この時前述のコントロ
ールキー117もしくは118を押す度に、上記2つのモード
が交互に選択され、例えば(B)のように選択されたモ
ードの一部の表示が反転する。
(B)の画面で「用紙優先」モードが選択された状態
でOKキー114が押下されると表示は(C)のようにな
り、装着されている用紙サイズと拡大連写複写出力の構
成枚数のパターンが表示される。この時コントロールキ
ー115もしくは116もしくは給紙選択キー108で用紙サイ
ズを選択でき、コントロールキー117もしくは118で構成
枚数パターンが選択できる。(C)の表示例は用紙サイ
ズとしてA4RつまりA4タテ送りを選択しており、出力構
成パターンとしてタテに2枚、ヨコに2枚の計4枚のパ
ターンを選択したことを示している。
この例ではパターンとして2×2以外に、4×2の8
枚、3×3の9枚、4×4の16枚が用意されている。こ
のように出力サイズを構成枚数として選択することで、
操作者はより感覚的にモード設定が可能となり、操作性
の向上が望める。(C)の画面で用紙サイズとしてA4つ
まりA4ヨコ送りを選択すると(D)の画面に変わり、出
力パターンの絵の向きが変わり、視覚的にも分かりやす
くなっている。
一方、画面(B)において「倍率優先」モードが選択
されると、表示は(E)のようになる。(E)において
はコントロールキー117,118で「タテ・ヨコ同率変倍」
と「タテ・ヨコ独立変倍」が選択でき、さらに「タテ・
ヨコ独立変倍」の「タテ」倍率と「ヨコ」倍率のいずれ
を設定するのかを選択できる。またコントロールキー11
5,116で選択した変倍モードにおける倍率データを変更
できる。倍率優先モードが先の第1、第2の実施例にあ
たる。
用紙優先モード時の複写動作に入る前の前処理につい
て第12図に示し、以下に説明する。用紙優先モード時は
操作者が選択した用紙サイズPX,PYと構成枚数NX,NY及び
あらかじめ決められている最小限必要な重複量Asから出
力サイズCX,CYを求める(701)。次にCXとCYの大小関係
と原稿サイズDXとDYの大小関係をくらべて出力サイズと
原稿の向きの一致を調べる(702,703,704)。
向きが一致しない場合は、選択されている用紙サイズ
PX,PYとサイズは同じ向きの異なる用紙があるか否かを
調べる(716)。(716)においてPX′,PY′は選択され
ていない側の給紙段のサイズを示している。もしそのよ
うなサイズがあれば自動的に給紙段を切換え、サイズを
セツトし直して(717),(701)へ戻り最初からやり直
す。もしそのようなサイズがなければ「原稿の向きが違
います」と警告し(718)、もし原稿が載置し直された
場合は原稿サイズのタテ・ヨコを変更する(719,72
0)。原稿が載置し直されたことはキー入力によって検
出しても良いし、詳細は省略するが原稿位置検知機能
(第1図307)によって自動検知しても良い。
以上のようにして決まる出力サイズCX,CYと原稿サイ
ズDX,DYから変倍率MX,MYを求める(705)。タテ・ヨコ
の倍率が等しいモードの場合は、MX,MYの小さい方をMX,
MYとし(706,707,708)、さらにそのMX,MYが仕様上の最
大倍率Mmaxを超えている時は(709)、MX,MYにMmaxをセ
ツトする(710)。
以上のようにして求まる倍率MX,MY及びすでに決まっ
ている用紙サイズPX,PY、構成枚数NX,NY、原稿サイズD
X,DYから重複量AX,AYを求める(711)。
次に(712)〜(715)のステツプで無駄な枚数を費や
されていないかチエツクするのであるが、その判定条件
の説明を先に行なう。
今Dなるサイズの原稿のMなる倍率に複写をPなるサ
イズの用紙N枚で構成したとすると、用紙の重複量Aは である。もしこの時N枚ではなく(N−1)枚が最小構
成であるとするならばDM(N−1)Pであるから、こ
れにより となる。すなわち ならば最小構成とはいえず、少なくとも1枚は少なくで
きるのである。
以上の事より、主副両走査方向に対し、重複量が となる迄、枚数NX,NYを1ずつ減らしながら重複量AXとA
Yをくり返し演算する(712〜715)。
次に最終的な出力サイズCX,CYを求める(721)。これ
を用いて選択されなかった側の給紙段の用紙サイズP
X′,PY′を使った場合の構成枚数NX′,NY′を求める(7
22)。(722)において[a/b]はa/bより小さい最大の
整数を示す。また(722)の式はCX=PX′・NX′−As(N
X′−1)より求まるNX・NYNX′・NY′の時(723)は
前処理を終了し、以下第6−1図(609)以下のフロー
に従い複写動作に入り、NX・NY>NX′・NY′の時は(72
3)、用紙サイズと枚数を入れ換えて(724)再び前処理
を(701)から行なう。
以上の手順で操作者の選択した用紙サイズと構成枚数
によりおおまかな出力サイズを把握したうえで、操作者
の勘違いによる用紙の向きや原稿の向きを補正し、さら
に選択された用紙サイズや構成枚数より最適なパラメー
タを自動的に検出し、補正することができ、操作性をさ
らに高めることができる。
さらに第4の実施例として拡大連写に必要な全てのパ
ラメータを表示して任意に変更可能とすることにより全
くミスのない、また操作者の満足のいく複写出力を与え
ることができる。
その表示例を第10図(C)に示す。
,は原稿サイズ、,は第2の実施例で説明し
た周囲の消去巾、,は複写倍率、は用紙サイズ、
,は構成枚数、は合計枚数、,は重複量、
,は最終出力サイズである。
コントロールキー117,118でを除くこれらパラメー
タの中から変更したいパラメータを選択し、コントロー
ルキー115,116で選択したパラメータを選択すると、関
連する他のパラメータも変化するので、ひと目で複写状
態が分かる。
例えば,を“0"にすると,が各々“4"とな
り、が“16"、が“96"、が“133"、が“900"、
が“1280"となる。
以上述べてきたように、原稿画像を複数領域に分割
し、各領域を異なる記録材に複写することで、記録材よ
り大きなサイズの複写を行なう際に、記録材の重複量に
応じて自動的に補正することで、無駄のない最適な複写
出力の提供を可能とした。また補正を必要とする時に一
旦停止して補正されたパラメータを表示し、操作者の判
断を仰ぐことで意図に反した出力の危険性も排除した。
また原稿から複写出力に至る一連のパラメータを表示
し、変更可能としたことで、操作者が作業の全体を把握
できるようになり、さらに操作性が向上した。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によると、原稿画像を隣
合った領域が重複するように複数領域に分割し、各領域
の画像を拡大してそれぞれ異なる記録材上に再生する機
能を有した複写装置において、入力された原稿画像のサ
イズ及び複写倍率に従って、原稿画像の分割数及び隣合
った領域の重複量を設定するとともに、設定された隣合
った領域の重複量が不適正な場合、その重複量を小とす
べく入力された複写倍率を補正する構成とし、設定され
た隣合った領域の重複量が適正な場合には、分割した各
領域の画像を入力された複写倍率に従って拡大し、一
方、設定された隣合った領域の重複が不適正な場合に
は、分割した各領域の画像を補正された複写倍率に従っ
て拡大するので、入力された原稿サイズ及び複写倍率を
そのまま使用して動作すると、隣合った領域の重複量が
不適正であり、記録材を無駄に消費してしまう場合に
は、複写倍率を補正し、その重複量を小とするので、記
録材を無駄に消費することなしに、上記機能を良好に実
行することが可能となり、また、入力された原稿画像の
サイズ及び複写倍率に従って、原稿画像の分割数及び隣
合った領域の重複量を設定するとともに、設定された隣
合った領域の重複量が不適正な場合、その重複量を小と
すべく原稿画像の再生対象領域を補正する構成とし、設
定された隣合った領域の重複量が適正な場合には、原稿
画像全域を複数領域に分割し、一方、設定された隣合っ
た領域の重複量が不適正な場合には、補正された再生対
象領域内の原稿画像を複数領域に分割するので、入力さ
れた原稿サイズ及び複写倍率をそのまま使用して動作す
ると、隣合った領域の重複量が不適正であり、記録材を
無駄に消費してしまう場合には、原稿画像の再生対象領
域を補正し、その重複量を小とするので、記録材を無駄
に消費することなしに、上記機能を良好に実行すること
が可能となる。
また、原稿画像を複数領域に分割し、各領域の画像を
拡大してそれぞれ異なる記録材上に再生する機能を有し
た複写装置において、入力された原稿画像のサイズ及び
再生画像のサイズに従って縦方向及び横方向の夫々に関
して複写倍率を独立に求めるとともに、独立に求められ
た縦方向と横方向に関する複写倍率のうち小さい値の複
写倍率を縦方向と横方向に関する複写倍率として設定
し、分割された各領域の画像を設定された縦方向と横方
向に関する複写倍率に従って拡大し、拡大した各画像を
異なる記録材上に複写するので、操作者による複写倍率
の指示を要することなしに、原稿画像サイズと所望の再
生画像サイズを入力することにより、画像の欠落がな
く、且つ、画像に歪を生じることのない複写倍率が設定
されるので、上記機能の実行のための操作性を高めるこ
とが可能となり、また、入力された原稿画像のサイズ、
並びに、選択された記録材のサイズ及び記録材の構成枚
数パターンに従って複写倍率を設定し、選択された記録
材の構成枚数パターンに応じて原稿画像を複数領域に分
割し、各領域の画像を設定された複写倍率に従って拡大
し、拡大した各画像を選択されたサイズの記録材上に複
写するので、操作者による複写倍率の指示を要すること
なしに、記録材のサイズ及び記録材の構成枚数パターン
を選択することにより、最適な複写倍率が設定されるの
で、上記機能の実行のための操作性を高めることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した複写装置のシステムブロツク
図、 第2図は操作部の図、 第3図はシフトメモリに係わる図、 第4図は拡大連写複写手順を説明する図、 第5図は第1の実施例の概念図、 第6−1図、第6−2図、第6−3図は第1の実施例の
制御フローチヤート図、 第7図は第2の実施例の概念図、 第8−1図及び第8−2図は第2の実施例の制御フロー
チヤート図、 第9図は第2の実施例の複写手順の説明図、 第10図及び第11図は表示例を示す図、 第12図は第3の実施例の制御フローチヤート図、 第13−1図〜第13−3図は拡大連写を説明する図であ
り、 301はCCD読取部、304は変更/移動処理部、306はトリミ
ング部、308はCPU部である。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像を隣合った領域が重複するように
    複数領域に分割し、各領域の画像を拡大してそれぞれ異
    なる記録材上に再生する機能を有した複写装置におい
    て、 原稿画像のサイズ及び複写倍率を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された原稿画像のサイズ及び複
    写倍率に従って、原稿画像の分割数及び隣合った領域の
    重複量を設定する設定手段と、 前記設定手段により設定された隣合った領域の重複量が
    不適正な場合、その重複量を小とすべく前記入力手段に
    より入力された複写倍率を補正する補正手段と、 前記設定手段により設定された隣合った領域の重複量が
    適正な場合には、分割した各領域の画像を前記入力手段
    により入力された複写倍率に従って拡大し、一方、前記
    設定手段により設定された隣合った領域の重複量が不適
    正な場合には、分割した各領域の画像を前記補正手段に
    より補正された複写倍率に従って拡大する拡大手段とを
    有することを特徴とする複写装置。
  2. 【請求項2】原稿画像を隣合った領域が重複するように
    複数領域に分割し、各領域の画像を拡大してそれぞれ異
    なる記録材上に再生する機能を有した複写装置におい
    て、 原稿画像のサイズ及び複写倍率を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された原稿画像のサイズ及び複
    写倍率に従って、原稿画像の分割数及び隣合った領域の
    重複量を設定する設定手段と、 前記設定手段により設定された隣合った領域の重複量が
    不適正な場合、その重複量を小とすべく原稿画像の再生
    対象領域を補正する補正手段と、 前記設定手段により設定された隣合った領域の重複量が
    適正な場合には、原稿画像全域を複数領域に分割し、一
    方、前記設定手段により設定された隣合った領域の重複
    量が不適正な場合には、前記補正手段により補正された
    再生対象領域内の原稿画像を複数領域に分割する分割手
    段とを有することを特徴とする複写装置。
  3. 【請求項3】原稿画像を複数領域に分割し、各領域の画
    像を拡大してそれぞれ異なる記録材上に再生する機能を
    有した複写装置において、 原稿画像のサイズ及び再生画像のサイズを入力する入力
    手段と、 前記入力手段により入力された原稿画像のサイズ及び再
    生画像のサイズに従って縦方向及び横方向の夫々に関し
    て複写倍率を独立に求める演算手段と、 前記演算手段により独立に求められた縦方向と横方向に
    関する複写倍率のうち小さい値の複写倍率を縦方向と横
    方向に関する複写倍率として設定する設定手段と、 分割された各領域の画像を前記設定手段により設定され
    た縦方向と横方向に関する複写倍率に従って拡大し、拡
    大した各画像を異なる記録材上に複写する複写手段とを
    有することを特徴とする複写装置。
  4. 【請求項4】原稿画像を複数領域に分割し、各領域の画
    像を拡大してそれぞれ異なる記録材上に再生する機能を
    有した複写装置において、 原稿画像のサイズを入力する入力手段と、 記録材のサイズ及び記録材の枚数を選択する選択手段
    と、 前記入力手段により入力された原稿画像のサイズ、並び
    に、前記選択手段により選択された記録材のサイズ及び
    記録材の構成枚数パターンに従って複写倍率を設定する
    設定手段と、 前記選択手段により選択された記録材の構成枚数パター
    ンに応じて原稿画像を複写領域に分割し、各領域の画像
    を前記設定手段により設定された複写倍率に従って拡大
    し、拡大した各画像を前記選択手段により選択されたサ
    イズの記録材上に複写する複写手段とを有することを特
    徴とする複写装置。
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