JPH1075329A - デジタル複写機 - Google Patents

デジタル複写機

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JPH1075329A
JPH1075329A JP9001239A JP123997A JPH1075329A JP H1075329 A JPH1075329 A JP H1075329A JP 9001239 A JP9001239 A JP 9001239A JP 123997 A JP123997 A JP 123997A JP H1075329 A JPH1075329 A JP H1075329A
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test
test output
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JP9001239A
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English (en)
Inventor
Masafumi Yamagami
雅史 山上
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル複写機で拡大連写を実行する場合
に、印刷用紙を無駄に消費することなく迅速に拡大連写
の結果を確認する。 【解決手段】 読取原稿から読取走査された原稿画像デ
ータを、拡大連写のイメージで分割の境界線103とと
もに一枚の印刷用紙102にテスト出力することによ
り、ユーザが拡大連写のイメージや分割位置を一枚のテ
スト出力で正確に確認できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、拡大連写機能を有
するデジタル複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】現在のデジタル複写機は多機能化が進ん
でおり、画像形成に対して応用的な各種動作を実現して
いる。その一つとして拡大連写があり、特開平3−16826
号公報、特開平4-260273号公報、特開平7−38733号公
報、特開平3−75115号公報等に記載されている。
【0003】拡大連写では、一枚の読取原稿から読み取
った一つの原稿画像データを複数に分割して各々拡大
し、この分割及び拡大された複数の分割画像データを複
数の印刷用紙に個々に印刷出力する。この複数の印刷用
紙を張り合わせれば一枚の巨大な複写原稿が完成するの
で、デジタル複写機が取り扱える範囲の印刷用紙から巨
大な複写原稿を生成することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなデジタル
複写機は、読取原稿から読み取った原稿画像データを拡
大連写することにより、巨大な複写原稿となる複数の複
写原稿を通常の印刷用紙で形成することができる。
【0005】しかし、このようなデジタル複写機で拡大
連写を実行すると、実際に複数の複写原稿が出力される
まで原稿画像データの分割位置が判明しないので、ユー
ザが分割したくない位置で原稿画像データが分割される
ことがある。特に、拡大連写では縦横方向に相違する倍
率も設定できるので、このような場合にはユーザが意図
しない位置で原稿画像データが分割されることが多い。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
読取原稿から原稿画像データを読取走査する画像読取装
置と、読取走査された原稿画像データを印刷用紙に印刷
出力する画像印刷装置とを有し、拡大連写の設定データ
が入力操作装置に入力操作されると、その設定データに
対応して前記画像読取装置により読取走査された原稿画
像データをデータ処理手段により分割及び拡大し、この
分割及び拡大された複数の分割画像データを拡大連写手
段が前記画像印刷装置により複数の印刷用紙に個々に印
刷出力するデジタル複写機において、原稿画像データを
拡大連写のイメージで分割の境界線とともに一枚の印刷
用紙に前記画像印刷装置によりテスト出力するテスト出
力手段を設けた。従って、拡大連写する読取原稿の原稿
画像データを画像読取装置が読み取った状態で、テスト
出力手段により画像印刷手段にテスト出力を実行させる
と、拡大連写のイメージの原稿画像データが一枚の印刷
用紙に印刷出力され、さらに、そこに拡大連写の実行時
の分割位置も境界線として印刷出力される。
【0007】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明におけるテスト出力手段は、テスト出力する原稿画
像データの分割画像データの位置に拡大連写の実行時の
用紙サイズを示すサイズ画像データを個々に付加する。
従って、テスト出力手段により画像印刷手段にテスト出
力を実行させると、拡大連写のイメージの原稿画像デー
タが分割位置の境界線とともに一枚の印刷用紙に印刷出
力され、さらに、その分割画像データの各々の位置に実
行時の用紙サイズを示すサイズ画像データも印刷出力さ
れる。
【0008】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
発明における入力操作装置は、複数の分割画像データの
選択指定の入力操作を受け付け、拡大連写手段は、選択
指定された分割画像データのみ印刷出力する。従って、
拡大連写のイメージでテスト出力された原稿画像データ
により、ユーザは必要な分割画像データを選定できるの
で、このユーザが必要な分割画像データの選択指定を入
力操作装置に入力操作すれば、この選択指定された分割
画像データのみ拡大連写手段により印刷出力される。
【0009】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
発明における画像印刷装置は、画像印刷の実行時に複数
サイズの印刷用紙を選択する用紙選択手段を有し、入力
操作装置は、テスト出力に使用される印刷用紙のサイズ
指定の入力操作を受け付け、テスト出力手段は、テスト
出力する原稿画像データを印刷用紙の指定サイズに対応
して変倍する。従って、ユーザがテスト出力に要望する
印刷用紙のサイズ指定を入力操作装置に入力操作すれ
ば、その指定サイズの印刷用紙に原稿画像データがテス
ト出力手段により適正に変倍されてテスト出力される。
【0010】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
発明に加えて、テスト出力する原稿画像データと印刷用
紙の指定サイズとの比率がテスト出力手段の変倍処理の
許容範囲を超過する場合に所定の警告を報知出力する警
告報知手段を設け、入力操作装置は、警告が報知出力さ
れた状態でテスト出力の強制実行の入力操作を受け付
け、前記テスト出力手段は、強制実行が入力操作される
と指定サイズの印刷用紙に原稿画像データの一部を印刷
出力させる。従って、拡大連写する原稿画像データをユ
ーザがテスト出力に要望した印刷用紙までテスト出力手
段が変倍できないと、所定の警告が警告報知手段により
ユーザに報知出力される。この状態でユーザがテスト出
力の強制実行を入力操作装置に入力操作すると、ユーザ
が要望した印刷用紙に原稿画像データの一部がテスト出
力される。
【0011】請求項6記載の発明では、請求項1記載の
発明における画像印刷装置は、画像印刷の実行時に複数
サイズの印刷用紙を選択する用紙選択手段を有し、入力
操作装置は、複数の分割画像データが拡大連写される複
数の印刷用紙の個々のサイズ指定の入力操作を受け付
け、拡大連写手段は、複数の分割画像データを印刷出力
させる複数の印刷用紙をサイズ指定に対応して各々選択
させる。従って、拡大連写のイメージでテスト出力され
た原稿画像データにより、ユーザは複数の分割画像デー
タの各々に適正な用紙サイズを判断できるので、このユ
ーザが複数の分割画像データの印刷出力に使用される複
数の印刷用紙のサイズ指定を入力操作装置に個々に入力
操作すれば、複数の分割画像データは拡大連写手段によ
り各々の指定サイズの印刷用紙に印刷出力される。
【0012】請求項7記載の発明では、請求項1記載の
発明における入力操作装置は、原稿サイズ検知手段によ
り検知された読取原稿のサイズを表示する。従って、拡
大連写のテスト出力の結果を基に読取原稿の位置をずら
すことで分割位置を補正したい場合に、あまり読取原稿
をずらしすぎると違うサイズと検知されたりサイズ不定
と認識されることになり次回のテスト出力時に前回と異
なる倍率となってしまう不都合を生じ得るが、入力操作
装置において読取原稿のサイズが表示されているので、
そのサイズと認識され得る範囲で読取原稿をずらして分
割位置を適正に補正でき、補正作業の操作性が向上す
る。
【0013】請求項8記載の発明では、請求項1記載の
発明における入力操作装置は、読取原稿の読取サイズを
設定入力する読取サイズ設定手段を有している。従っ
て、拡大連写のテスト出力の結果を基に読取原稿の位置
をずらすことで分割位置を補正したい場合に、あまり読
取原稿をずらしすぎると違うサイズと検知されたりサイ
ズ不定と認識されることになり次回のテスト出力時に前
回と異なる倍率となってしまう不都合を生じ得るが、入
力操作装置において読取サイズ設定手段により読取原稿
の読取サイズを設定できるので、分割位置の調整・変更
とともに前回と意図的に倍率を変えたい状態での読取り
や読取原稿のずらし量を大きく採れ、補正作業の操作性
が向上する上に、読取原稿の一部のみの拡大連写を要す
る場合にその部分のみを読取対象とすることもできる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第一の形態を図1
ないし図15に基づいて以下に説明する。まず、本実施
の形態のデジタル複写機1は、図2に示すように、読取
原稿101(図6参照)から原稿画像データを読取走査
する画像読取装置であるスキャナ部2と、原稿画像デー
タを印刷用紙102に印刷出力する画像印刷装置である
プリンタ部3と、を有している。
【0015】このプリンタ部3は、その内部上方に感光
ドラム4が配置されており、この感光ドラム4の周囲
に、トナークリーナ5、帯電チャージャ6、レーザスキ
ャナ7、現像器8,9、等が配置されており、前記感光
ドラム8や定着器10が用紙搬送路11に配置されるこ
とにより電子写真機構12が形成されている。この電子
写真機構12に前記用紙搬送路11で連通する位置に
は、サイズや方向が相違する印刷用紙102を供給する
複数の給紙カセット13や手差トレー14が設けられて
おり、これらの手差トレー14や前記給紙カセット13
から一種類の印刷用紙102が前記電子写真機構12に
選択的に供給される。
【0016】また、前記スキャナ部2は、本体ハウジン
グ15の上面にコンタクトガラス16が設けられてお
り、このコンタクトガラス16の上面に読取原稿101
が載置される。このコンタクトガラス16に対向する位
置に第一の走査ユニット17が移動自在に支持されてお
り、この第一の走査ユニット17と対向する位置に第二
の走査ユニット18が移動自在に支持されており、この
第二の走査ユニット18に結像光学系19を介して対向
する位置にCCD(Charge Coupled Device)20が
固定されている。
【0017】また、前記本体ハウジング15の上面の手
前の位置には、入力操作装置として操作パネル21が設
けられており、この操作パネル21には、図3に示すよ
うに、タッチパネル22とキーボード23とが設けられ
ている。前記タッチパネル22は、EL(Electro Lum
inescence)等のバックライトと、ドットマトリクスのL
CD(Liquid Crystal Display)モジュールと、アナ
ログのスイッチプレートとを有しており、これらが順番
に積層されている。
【0018】ここで、本実施の形態のデジタル複写機1
の制御系のブロック構造を図1に基づいて説明する。前
記スキャナ部2と前記プリンタ部3との各々に、各種制
御を実行するシステム制御ユニット31と、画像データ
を加工処理する画像処理ユニット32との各々が接続さ
れている。前記システム制御ユニット31には、各種コ
マンドを通信するシリアル通信ドライバ33を介してC
PU(Central Processing Unit)34が接続されてお
り、前記画像処理ユニット32には、画像データを通信
するデータバッファ35、画像データの転送をスケジュ
ーリングするFIFO(First In First Out)のライ
ンバッファ36、画像データを蓄積するDRAM(Dyna
mic Random Access Memory)37、が順次接続されて
いる。
【0019】前記CPU34には、DMAC(Direct
Memory Access Controller)が内蔵されており、こ
のDMACが前記DRAM37に接続されている。さら
に、前記CPU34には、前記タッチパネル22の表示
を制御するLCDコントローラ38と前記キーボード2
3等とが接続されており、制御プログラムなどを記憶し
たROM(Read Only Memory)39及びSRAM(Sta
tic RAM)40も接続されている。前記LCDコント
ローラ38には、画像データが展開されるVRAM(Vi
deo RAM)41が接続されており、このVRAM41
に前記LCDコントローラ38を介して前記DRAM3
7が接続されている。
【0020】本実施の形態のデジタル複写機1は、前記
ROM39等に適正なプログラムが格納されており、こ
れに対応して前記CPU34等が各種の処理動作を実行
することにより、モード切換手段、用紙選択手段、デー
タ処理手段、拡大連写手段、テスト出力手段、警告報知
手段等の機能を実現している。
【0021】前記モード切換手段は、前記操作パネル2
1の入力操作に対応して各種の動作モードを切換自在に
設定する。このように切換設定される動作モードとして
は、通常複写モードや拡大連写モードがあり、この拡大
連写モードでは、一枚の読取原稿101の原稿画像デー
タが複数の印刷用紙102に拡大連写される。
【0022】前記用紙選択手段は、前記プリンタ部3に
よる画像印刷の実行時に、複数の前記給紙カセット13
を切り換えて複数サイズの印刷用紙102を選択する。
このような印刷用紙102の選択は、通常複写モードや
拡大連写モード等の各種動作モードの設定下で実行さ
れ、前記操作パネル21による手動操作や前記CPU3
4等による自動操作として実行される。
【0023】前記データ処理手段は、拡大連写モードの
設定下で拡大連写の設定データが前記操作パネル21に
入力操作されると、その設定データに対応して前記スキ
ャナ部2により読取走査された原稿画像データを前記画
像処理ユニット32等により分割及び拡大する。この拡
大連写の設定データは、例えば、原稿画像データの縦横
方向の読取サイズ、データ拡大の縦横方向の倍率、印刷
用紙102のサイズ、等であるが、印刷用紙102のサ
イズは自動選択させることも可能である。
【0024】前記拡大連写手段は、上述のように前記デ
ータ処理手段により分割及び拡大された複数の分割画像
データを、前記プリンタ部3により複数の印刷用紙10
2に個々に印刷出力する。このとき、前記用紙選択手段
は、拡大連写の設定データとして用紙サイズが指定され
ていれば、その指定サイズの印刷用紙102を選択する
が、拡大連写の設定データとして用紙サイズが指定され
ていなければ、読取サイズや拡大倍率に対応して適正な
用紙サイズを自動選択する。
【0025】前記テスト出力手段は、拡大連写モードの
設定下でテスト出力の実行が前記操作パネル21により
入力操作されると、原稿画像データを拡大連写のイメー
ジで分割の境界線103とともに一枚の印刷用紙102
に前記プリンタ部3によりテスト出力する。つまり、読
取原稿101から読取走査された原稿画像データを、拡
大連写の設定データに対応して縦横方向の一方に縮小
し、これに拡大連写の設定データから算出した分割の境
界線103を合成し、これを読取原稿101と同一サイ
ズの印刷用紙102にテスト出力する。
【0026】さらに、前記テスト出力手段は、テスト出
力する原稿画像データの分割画像データの位置に、拡大
連写の実行時の用紙サイズを示すサイズ画像データ10
4と出力順序を示す頁数画像データ105とを個々に付
加する。上述のように拡大連写の用紙サイズは手動や自
動により選択されるので、この用紙サイズが“A3”等
のサイズ画像データ104として、テスト出力される原
稿画像データの分割画像データの位置に付加される。拡
大連写は複数の印刷用紙102に順番に実行されるの
で、この出力順序が頁数画像データ105としてテスト
出力される原稿画像データの分割画像データの位置に付
加される。
【0027】また、前記テスト出力手段は、上述のよう
にデフォルト設定ではテスト出力を読取原稿101と同
一サイズの印刷用紙102に実行するが、テスト出力に
使用される印刷用紙102のサイズ指定が操作パネル2
1に入力操作された場合には、テスト出力する原稿画像
データを印刷用紙102の指定サイズに対応して変倍す
る。
【0028】前記警告報知手段は、上述のようにテスト
出力の印刷用紙102がサイズ指定された状態で、この
指定サイズとテスト出力する原稿画像データとの比率が
前記テスト出力手段の変倍処理の許容範囲を超過する
と、図4に示すように、前記操作パネル21のタッチパ
ネル22に所定の警告をメッセージ表示として報知出力
する。例えば、テスト出力手段の変倍処理の最小値が50
%の場合、原稿画像データがA3横で印刷用紙102の
指定サイズがA4縦ならば、これは変倍処理の許容範囲
を超過することになる。
【0029】しかし、このように警告が報知出力された
状態で前記操作パネル21にテスト出力の強制実行が入
力操作されると、前記テスト出力手段は、指定サイズの
印刷用紙102に原稿画像データの一部を印刷出力させ
る。例えば、上述のように原稿画像データがA3横で印
刷用紙102の指定サイズがA4縦の場合、この印刷用
紙102に原稿画像データの略半分が印刷出力される。
【0030】なお、上述のように原稿画像データが一枚
の印刷用紙102にテスト出力された状態で、前記操作
パネル21の入力操作によりテスト出力編集が選択指定
されると、図5に示すように、前記タッチパネル22に
は拡大連写の分割位置に対応した操作画面が表示され
る。前記拡大連写手段は、前記タッチパネル22の表示
画像の手動操作により分割画像データが選択指定される
と、この選択指定された分割画像データのみ印刷出力す
る。
【0031】また、上述のように前記操作パネル21の
入力操作によりテスト出力編集が選択指定された状態で
は、複数の分割画像データが拡大連写される複数の印刷
用紙102の個々のサイズ指定を入力操作することもで
き、このようなサイズ指定が入力操作された場合、前記
拡大連写手段は、複数の分割画像データを印刷出力させ
る複数の印刷用紙をサイズ指定に対応して各々選択させ
る。
【0032】このような構成において、本実施の形態の
デジタル複写機1により読取原稿101の画像を複写す
る場合は、読取画像がスキャナ部2により読取走査され
て原稿画像データが出力され、この原稿画像データがプ
リンタ部3により印刷用紙102に印刷される。このよ
うな画像複写を実行する場合は、タッチパネル22の手
動操作によりスキャナ部2やプリンタ部3等に各種情報
が設定され、この設定情報に対応してスキャナ部2やプ
リンタ部3が動作する。
【0033】そして、本実施の形態のデジタル複写機1
により拡大連写を実行する場合には、図3に示すよう
に、操作パネル21の入力操作により拡大連写モードを
選択してから、読取画像の縦横方向のサイズ、縦横方向
の倍率、印刷用紙102のサイズ、等の設定データを操
作パネル21に入力操作する。
【0034】この完了後に読取原稿101をスキャナ部
2にセットしてから、タッチパネル22の“拡大連写”
の入力操作により拡大連写の開始を指定すると、スキャ
ナ部2が読取原稿101から原稿画像データを読取走査
し、この原稿画像データが設定データに対応して画像処
理ユニット32等により分割及び拡大される。そして、
この分割及び拡大された複数の分割画像データが、プリ
ンタ部3により複数の印刷用紙102に個々に印刷出力
されるので、この印刷用紙102をユーザが張り合わせ
れば巨大な複写原稿が形成される。例えば、図6に示す
ように、A3横の読取原稿101に対し、読取サイズを
全域、縦倍率を300%、横倍率を400%、印刷用紙
102をA3横とすると、図7に示すように、読取原稿
101の原稿画像データが3×4枚のA3横の印刷用紙
102に拡大連写される。
【0035】このような拡大連写によりユーザが所望す
る結果が得られる場合は良いが、このような拡大連写を
実行するとユーザが要望しない結果となることもある。
例えば、図示例では分割が画像である文字の間隙で実行
されているが、この文字が分割される場合には、倍率や
用紙サイズの変更をユーザが要望することが一般的であ
る。そこで、本実施の形態のデジタル複写機1では、上
述のような拡大連写に先行してテスト出力を実行するこ
とができ、このテスト出力により拡大連写の結果を一枚
の印刷用紙102で迅速に確認することができる。
【0036】より詳細には、ユーザがテスト出力を要望
する場合には、図11に示すように、上述のように拡大
連写の設定データを入力操作した状態で、図3に示すよ
うに、タッチパネル22の“テスト出力”の入力操作に
よりテスト出力の開始を指定する。すると、図11ない
し図13に示すように、原稿画像データが拡大連写のイ
メージに変換され、その分割の境界線103とともに一
枚の印刷用紙102にテスト出力される。例えば、図6
に示すように、A3横の読取原稿101に対し、読取サ
イズを全域、縦倍率を300%、横倍率を400%、印
刷用紙102をA3横とした場合、図8に示すように、
一枚のA3横の印刷用紙102に、縦方向のみ3/4に
縮小された原稿画像データが、3×4の分割の境界線1
03とともに印刷出力される。このため、ユーザは拡大
連写を実行した場合のイメージを、一枚の印刷用紙10
2による迅速なテスト出力により正確に確認することが
できる。
【0037】しかも、このようにテスト出力される原稿
画像データの分割画像データの位置には、拡大連写の実
行時の用紙サイズを示すサイズ画像データ104が個々
に付加されるので、例えば、拡大連写の用紙サイズをユ
ーザが指定せずデジタル複写機1に自動選択させる場合
でも、この拡大連写で自動選択される用紙サイズをユー
ザがテスト出力された原稿画像データにより確認するこ
とができる。
【0038】さらに、テスト出力される原稿画像データ
の分割画像データの位置には、拡大連写の実行時の出力
順序を示す頁数画像データ105も個々に付加されるの
で、拡大連写は複数の印刷用紙102に順番に実行され
るが、この拡大連写された複数の印刷用紙102をテス
ト出力された原稿画像データに従って正確に配列するこ
とができる。
【0039】なお、本実施の形態のデジタル複写機1
は、上述のように原稿画像データを一枚の印刷用紙10
2に印刷出力する場合、よりイメージを明確にするため
に原稿画像データの全体を微妙に縮小させて周囲に余白
を形成し、その輪郭の位置にも境界線103を印刷出力
する。
【0040】また、上述のようにデフォルト設定ではテ
スト出力を読取原稿101と同一サイズの印刷用紙10
2に実行するが、この用紙サイズを所望により指定する
ことも可能である。その場合、図3に示すように、タッ
チパネル22の“テスト出力用紙”を入力操作し、図4
に示すように、テスト出力での用紙サイズの指定画面を
タッチパネル22に表示出力させる。この場合、本実施
の形態のデジタル複写機1では、四個の給紙カセット1
3により“A5縦,A4横,A4縦,A3横”が四つの
用紙サイズとして用意されているので、これが4つの指
定キーとしてタッチパネル22に表示される。この時、
原稿画像データの読取サイズを最小に変倍した画像サイ
ズと用紙サイズとが比較され、原稿画像データの全域を
印刷できない用紙サイズには“×”が表示される。
【0041】これを確認したユーザが、原稿画像データ
の全域を印刷できる用紙サイズを選択指定すると、拡大
連写のイメージの原稿画像データは選択指定された用紙
サイズに対応して変倍されてからテスト出力される。例
えば、前述のように読取原稿101がA3横の場合、用
紙サイズとしてA4横が選択指定されると、このA4横
の印刷用紙102に原稿画像データの全域が縮小されて
印刷される。
【0042】このため、ユーザの要望する用紙サイズで
テスト出力を実行することができ、例えば、複雑な画像
には大きい印刷用紙102を選択し、単純な画像には小
さい印刷用紙102を選択するようなことができる。し
かも、ユーザが原稿画像データの全域を印刷できない用
紙サイズを選択指定すると、図4に示すように、タッチ
パネル22に警告メッセージが表示されるので、ユーザ
の不注意による誤操作が防止される。
【0043】ただし、ユーザが原稿画像データの全域の
印刷を要望せず、故意に全域を印刷できない用紙サイズ
を選択指定する場合もある。この場合、タッチパネル2
2に警告メッセージが表示された状態でユーザがテスト
出力の強制実行を入力操作すると、指定サイズの印刷用
紙102に原稿画像データの一部が印刷出力される。例
えば、A3横の読取原稿101に対してA4縦の印刷用
紙102が選択指定された場合、図9に示すように、こ
の印刷用紙102には原稿画像データの略半分が印刷出
力される。このため、ユーザが原稿画像データの全域を
必要としないような場合には、所望の印刷用紙102で
テスト出力を実行させることができ、印刷用紙102の
無用な消耗を防止することができる。
【0044】上述のように原稿画像データを一枚の印刷
用紙102に迅速にテスト出力し、その分割位置等をユ
ーザが満足した場合、このユーザは拡大連写を実行する
ことになるが、本実施の形態のデジタル複写機1では、
拡大連写する原稿画像データを部分的に選択すること
や、拡大連写される印刷用紙102を個々に指定するこ
とが可能である。
【0045】その場合、図3に示すように、タッチパネ
ル22の“テスト出力編集”を入力操作し、図5に示す
ように、拡大連写の編集画面をタッチパネル22に表示
出力させる。この場合、タッチパネル22には拡大連写
の分割位置に対応した操作画面が表示されるので、この
表示画像の手動操作により分割画像データが選択指定さ
れると、この選択指定された分割画像データのみ印刷出
力される。例えば、3×4に分割された操作画面に対
し、その縦方向で中央の一列を選択指定した場合、図1
0に示すように、この一列に相当する分割画像データの
み4枚の印刷用紙102に拡大連写される。
【0046】このため、ユーザはテスト出力の結果を確
認して必要な部分のみ指定することができ、拡大連写で
印刷用紙102を無駄に消費することを防止できる。な
お、上述のようにタッチパネル22に表示される操作画
像は、拡大連写の分割位置を示すブロックからなり、こ
こに原稿画像データは表示されないので、タッチパネル
22に高度な解像度は要求されない。
【0047】さらに、上述のような拡大連写の編集画面
で複数の分割画像データが拡大連写される複数の印刷用
紙102の個々のサイズ指定を入力操作すれば、このサ
イズ指定された印刷用紙102に対応する分割画像デー
タが印刷出力される。例えば、図10に示すように、デ
フォルト設定では全部の印刷用紙102がA3横となる
場合でも、向かって右端の画像がA3横の印刷用紙10
2の左半分にしか位置しないならば、この部分のみ印刷
用紙102をA4縦に設定すれば、印刷用紙102の無
駄な消費を防止することができ、所望の画像を必要最小
限の印刷用紙102に拡大連写することができる。
【0048】また、上述のようにテスト編集画面により
分割画像データや用紙サイズを指定した状態でテスト出
力を実行することも可能であり、その場合はテスト編集
画面の指定に対応した拡大連写のイメージでテスト出力
が実行される。その場合、テスト出力される原稿画像デ
ータは、その分割画像データの位置に用紙サイズを示す
サイズ画像データ104が付加されるので、ユーザは拡
大連写の実行時の用紙サイズを正確に確認することがで
きる。
【0049】なお、本発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、各種の変形を許容する。例えば、ここでは複
数の分割画像データを一部のみ拡大連写する場合、その
分割イメージを示す操作画像をタッチパネル22に表示
させて印刷する分割画像データを選択指定させることを
例示したが、例えば、上述のようにテスト出力する原稿
画像データの分割画像データの位置に頁数画像データ1
05を付加するならば、この頁数画像データ105の数
値入力により拡大連写する分割画像データを選択指定さ
せることも可能である。
【0050】本発明の実施の第二の形態を図16ないし
図18に基づいて説明する。前記実施の形態で示した部
分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略す
る。まず、前記実施の形態でも備えている機構である
が、スキャナ部2においてはコンタクトガラス16上に
セットされた読取原稿101のサイズを検知する原稿サ
イズ検知センサの組み合わせによる原稿サイズ検知手段
(図示せず)を備えている。この原稿サイズ検知手段に
よるサイズ検知は、ある程度の許容幅を持って同一サイ
ズと認識するもので、例えば、図17(a)中に斜線を
施して示す領域41内に読取原稿101の2辺が位置し
ていればA4サイズとして認識されるように設定されて
いる。他のサイズについても同様である。
【0051】本実施の形態の操作パネル21では、前述
したようなテスト出力時に原稿サイズ検知手段により検
知された読取原稿101の現在のサイズをタッチパネル
22部のLCDを利用して表示させる機能を有してい
る。例えば、図16であれば、A4横サイズの原稿であ
る旨のサイズ表示42がなされている様子を示してい
る。このようなサイズ表示は、任意に設定しない限り、
デフォルトとして原稿サイズ検知手段の読み値がそのま
ま表示される。また、本実施の形態では、拡大連写モー
ドの設定下で、読取原稿101の読取サイズを設定入力
するモードに設定するための「原稿読み取りサイズ」キ
ー43がタッチパネル22部に出現するように設定され
ている。この「原稿読み取りサイズ」キー43を押下す
ることにより、図18に示すようなタッチパネル22の
キー画面に切り換えられことにより読取サイズ設定手段
の機能を発揮させることが可能とされている。原稿読み
取りサイズ設定モードでは、44〜46の3種類の設定
キーが選択自在とされている。設定キー44の選択時に
は原稿サイズ検知手段により検知された原稿サイズがそ
のまま読取サイズとされる。設定キー45の選択時には
読取原稿101に関して縦・横の長さを数値で任意に入
力可能とされ、その値に特定される範囲が読取サイズと
される。設定キー46の選択時には現在の原稿サイズに
対してアップキー46a又はダウンキー46bを押下し
て、現在の原稿サイズより小さい又は大きい定形サイズ
(例えば、A5、A3サイズ等)を選択するとそのサイ
ズが読取サイズとされる。
【0052】このような構成において、前記実施の形態
に準じて拡大連写モードでのテスト出力を行わせた後の
処理について説明する。拡大連写に先行してテスト出力
を実行し、このテスト出力により拡大連写のイメージが
所望通りであればそのまま拡大連写を実行すればよい
が、分割位置等が所望通りでない場合には、何らかの補
正が必要となる。テスト出力に基づき分割位置を補正す
る手法として、コンタクトガラス16上の読取原稿10
1のセット位置をずらす方法がある。しかし、無闇に読
取原稿101の位置をずらし、例えば、図17(b)に
示すようにずらしすぎると原稿サイズ検知手段によって
前回のテスト出力時の読取原稿サイズと異なって認識さ
れたり、サイズ検知不能となってしまい、そのまま再度
拡大連写のテスト出力を実行すると、分割位置はもとよ
り前回とは異なる倍率で出力されてしまい、読取原稿1
01の位置をずらして調整する意味があまりなくなって
しまう。この点、本実施の形態では、テスト出力時には
現在の読取サイズがタッチパネル22部においてサイズ
表示42として表示されているので、ユーザにそのサイ
ズ認識の下に読取原稿101の位置をずらす操作を促す
ことができる。図16に示す表示例であれば、A4縦サ
イズであるので、図17(a)に示すように領域41の
範囲内(即ち、検知される読取原稿101のサイズが変
化しない範囲)で読取原稿101の位置をずらすように
注意してずらし作業を行ってテスト出力を実行させれ
ば、分割位置のみ補正されて倍率の変更を伴わない拡大
連写のテスト出力を再度得ることができる。
【0053】もっとも、原稿サイズ検知手段により検知
される読取サイズが異なることを承知の上で読取原稿1
01の位置を意図的に大きくずらして補正することもあ
る。このような場合には、そのユーザの意図する指示が
必要となるので、「原稿読み取りサイズ」キー43を押
下して図18に示すような原稿読み取りサイズ設定モー
ドとし、所望の設定キー44〜46を操作することによ
り読取サイズを設定すればよい。設定キー44を押下す
れば原稿サイズ検知手段により検知された原稿サイズが
そのまま読取サイズとされる。従って、例えば、図17
(a)に示したような状況下でこの設定キー44を押下
した場合であればA4縦サイズのままで前回と変更ない
が、例えば、図17(b)に示すように大きくずらした
状況下でこの設定キー44を押下した場合であれば、A
3サイズの如く読取サイズが認識・設定されることにな
り、意図的に分割位置及び倍率が変更されることにな
る。また、設定キー45を選択すれば、読取原稿101
に関して縦・横の長さを数値で任意に入力指定すること
ができ、その値で特定される範囲が読取サイズとされ
る。従って、読取原稿101の一部のみを拡大連写しよ
うする場合に有効となり、不要となる読取原稿101全
域を読み取ることがなくなる。さらに、設定キー46中
のアップキー46a又はダウンキー46bを押下すれ
ば、現在の原稿サイズより小さい又は大きい定形サイズ
を読取サイズとさせることができる。例えば、図17
(b)に示すように大きくずらした状況下でダウンキー
46bを押下してA3サイズとした場合であれば、原稿
サイズ検知手段に依存せずに強制的に読取サイズをA3
サイズとして読取原稿101の読み取りを行わせ、分割
位置及び倍率を変更させることができる。何れにして
も、読取原稿101のずらし量を大きく採ることができ
る。
【0054】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、原稿画像
データを拡大連写のイメージで分割の境界線とともに一
枚の印刷用紙に画像印刷装置によりテスト出力するテス
ト出力手段を設けたので、このテスト出力手段により画
像印刷手段にテスト出力を実行させると、拡大連写のイ
メージの原稿画像データが一枚の印刷用紙に印刷出力さ
れ、そこに拡大連写の実行時の分割位置も境界線として
印刷出力されるので、ユーザは拡大連写のイメージや分
割位置を正確に確認することができ、これを一枚の印刷
用紙のテスト出力により実行するので、印刷用紙を無用
に消費することなく迅速に処理することができる。
【0055】請求項2記載の発明によれば、テスト出力
手段は、テスト出力する原稿画像データの分割画像デー
タの位置に拡大連写の実行時の用紙サイズを示すサイズ
画像データを個々に付加することにより、例えば、拡大
連写の用紙サイズが自動選択される場合でも、その用紙
サイズをテスト出力により確認することができる。
【0056】請求項3記載の発明によれば、入力操作装
置は、複数の分割画像データの選択指定の入力操作を受
け付け、拡大連写手段は、選択指定された分割画像デー
タのみ印刷出力することにより、ユーザが必要な分割画
像データを選択指定すれば、この選択指定された分割画
像データのみ拡大連写されるので、印刷用紙の無駄な消
費を防止して必要最小限の印刷用紙に画像を拡大連写す
ることができる。
【0057】請求項4記載の発明によれば、画像印刷装
置は、画像印刷の実行時に複数サイズの印刷用紙を選択
する用紙選択手段を有し、入力操作装置は、テスト出力
に使用される印刷用紙のサイズ指定の入力操作を受け付
け、テスト出力手段は、テスト出力する原稿画像データ
を印刷用紙の指定サイズに対応して変倍することによ
り、ユーザが要望する印刷用紙に適正な倍率でテスト出
力を実行することができる。
【0058】請求項5記載の発明によれば、テスト出力
する原稿画像データと印刷用紙の指定サイズとの比率が
テスト出力手段の変倍処理の許容範囲を超過する場合に
所定の警告を報知出力する警告報知手段を設け、入力操
作装置は、警告が報知出力された状態でテスト出力の強
制実行の入力操作を受け付け、テスト出力手段は、強制
実行が入力操作されると指定サイズの印刷用紙に原稿画
像データの一部を印刷出力させることにより、拡大連写
する原稿画像データをユーザがテスト出力に要望した印
刷用紙までテスト出力手段が変倍できないと所定の警告
がユーザに報知出力されるので、ユーザに印刷用紙の指
定変更を誘導することができ、このユーザがテスト出力
の強制実行を要望すれば、その印刷用紙に原稿画像デー
タの一部がテスト出力されるので、原稿画像データの全
域をテスト出力する必要がない場合には、ユーザが要望
する印刷用紙でテスト出力を実行することができる。
【0059】請求項6記載の発明によれば、画像印刷装
置は、画像印刷の実行時に複数サイズの印刷用紙を選択
する用紙選択手段を有し、入力操作装置は、複数の分割
画像データが拡大連写される複数の印刷用紙の個々のサ
イズ指定の入力操作を受け付け、拡大連写手段は、複数
の分割画像データを印刷出力させる複数の印刷用紙をサ
イズ指定に対応して各々選択させることにより、テスト
出力の結果を確認したユーザが複数の分割画像データの
拡大連写の用紙サイズを選択指定すれば、その分割画像
データは指定サイズの印刷用紙に印刷出力されるので、
拡大連写を必要最小限の印刷用紙で実行して印刷用紙の
無駄な消費を防止することができる。
【0060】請求項7記載の発明によれば、入力操作装
置が原稿サイズ検知手段により検知された読取原稿のサ
イズを表示するようにしたので、拡大連写のテスト出力
の結果を基に読取原稿の位置をずらすことで分割位置を
補正したい場合に、入力操作装置において読取原稿のサ
イズが表示されているため、そのサイズと認識され得る
範囲で読取原稿をずらして分割位置を適正に補正でき、
補正作業の操作性を向上させることができる。
【0061】請求項8記載の発明によれば、入力操作装
置が読取原稿の読取サイズを設定入力する読取サイズ設
定手段を有しているので、拡大連写のテスト出力の結果
を基に読取原稿の位置をずらすことで分割位置を補正し
たい場合に、入力操作装置において読取サイズ設定手段
により読取原稿の読取サイズを設定できるので、分割位
置の調整・変更とともに前回と意図的に倍率を変えたい
状態での読取りや読取原稿のずらし量を大きく採れ、補
正作業の操作性を向上させることができる上に、読取原
稿の一部のみの拡大連写を要する場合にその部分のみを
読取対象とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一の形態のデジタル複写機の
回路構造を示すブロック図である。
【図2】デジタル複写機の内部構造を示す縦断正面図で
ある。
【図3】入力操作装置である操作パネルに拡大連写モー
ドの初期画面が表示された状態を示す平面図である。
【図4】操作パネルにテスト出力の用紙設定画面が表示
された状態を示す平面図である。
【図5】操作パネルに拡大連写の出力編集画面が表示さ
れた状態を示す平面図である。
【図6】読取原稿を示す平面図である。
【図7】複数の印刷用紙に原稿画像データを拡大連写し
た状態を示す平面図である。
【図8】一枚の印刷用紙に原稿画像データをテスト出力
した状態を示す平面図である。
【図9】小さい印刷用紙に原稿画像データの一部をテス
ト出力した状態を示す平面図である。
【図10】少数の印刷用紙に複数の分割画像データの一
部を拡大連写した状態を示す平面図である。
【図11】拡大連写モードの処理動作を示すフローチャ
ートである。
【図12】テスト出力する原稿画像データの倍率計算の
処理動作の前半部を示すフローチャートである。
【図13】テスト出力する原稿画像データの倍率計算の
処理動作の後半部を示すフローチャートである。
【図14】テスト出力の用紙設定の処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【図15】拡大連写の出力編集の処理動作を示すフロー
チャートである。
【図16】本発明の実施の第二の形態を示す操作パネル
の平面図である。
【図17】コンタクトガラス上の原稿セット状態を示す
平面図である。
【図18】原稿読み取りサイズ設定モードの操作パネル
を示す平面図である。
【符号の説明】
2 画像読取装置 3 画像印刷装置 21 入力操作装置 101 読取原稿 102 印刷用紙 103 境界線 104 サイズ画像データ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読取原稿から原稿画像データを読取走査
    する画像読取装置と、読取走査された原稿画像データを
    印刷用紙に印刷出力する画像印刷装置とを有し、拡大連
    写の設定データが入力操作装置に入力操作されると、そ
    の設定データに対応して前記画像読取装置により読取走
    査された原稿画像データをデータ処理手段により分割及
    び拡大し、この分割及び拡大された複数の分割画像デー
    タを拡大連写手段が前記画像印刷装置により複数の印刷
    用紙に個々に印刷出力するデジタル複写機において、原
    稿画像データを拡大連写のイメージで分割の境界線とと
    もに一枚の印刷用紙に前記画像印刷装置によりテスト出
    力するテスト出力手段を設けたことを特徴とするデジタ
    ル複写機。
  2. 【請求項2】 テスト出力手段は、テスト出力する原稿
    画像データの分割画像データの位置に拡大連写の実行時
    の用紙サイズを示すサイズ画像データを個々に付加する
    ことを特徴とする請求項1記載のデジタル複写機。
  3. 【請求項3】 入力操作装置は、複数の分割画像データ
    の選択指定の入力操作を受け付け、拡大連写手段は、選
    択指定された分割画像データのみ印刷出力することを特
    徴とする請求項1記載のデジタル複写機。
  4. 【請求項4】 画像印刷装置は、画像印刷の実行時に複
    数サイズの印刷用紙を選択する用紙選択手段を有し、入
    力操作装置は、テスト出力に使用される印刷用紙のサイ
    ズ指定の入力操作を受け付け、テスト出力手段は、テス
    ト出力する原稿画像データを印刷用紙の指定サイズに対
    応して変倍することを特徴とする請求項1記載のデジタ
    ル複写機。
  5. 【請求項5】 テスト出力する原稿画像データと印刷用
    紙の指定サイズとの比率がテスト出力手段の変倍処理の
    許容範囲を超過する場合に所定の警告を報知出力する警
    告報知手段を設け、入力操作装置は、警告が報知出力さ
    れた状態でテスト出力の強制実行の入力操作を受け付
    け、前記テスト出力手段は、強制実行が入力操作される
    と指定サイズの印刷用紙に原稿画像データの一部を印刷
    出力させることを特徴とする請求項4記載のデジタル複
    写機。
  6. 【請求項6】 画像印刷装置は、画像印刷の実行時に複
    数サイズの印刷用紙を選択する用紙選択手段を有し、入
    力操作装置は、複数の分割画像データが拡大連写される
    複数の印刷用紙の個々のサイズ指定の入力操作を受け付
    け、拡大連写手段は、複数の分割画像データを印刷出力
    させる複数の印刷用紙をサイズ指定に対応して各々選択
    させることを特徴とする請求項1記載のデジタル複写
    機。
  7. 【請求項7】 入力操作装置は、原稿サイズ検知手段に
    より検知された読取原稿のサイズを表示することを特徴
    とする請求項1記載のデジタル複写機。
  8. 【請求項8】 入力操作装置は、読取原稿の読取サイズ
    を設定入力する読取サイズ設定手段を有することを特徴
    とする請求項1記載のデジタル複写機。
JP9001239A 1996-07-04 1997-01-08 デジタル複写機 Pending JPH1075329A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6507411B1 (en) 1998-07-10 2003-01-14 Canon Kabushiki Kaisha Printing control method and apparatus
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