JP2840155B2 - 等化方法 - Google Patents

等化方法

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JP2840155B2
JP2840155B2 JP4062887A JP6288792A JP2840155B2 JP 2840155 B2 JP2840155 B2 JP 2840155B2 JP 4062887 A JP4062887 A JP 4062887A JP 6288792 A JP6288792 A JP 6288792A JP 2840155 B2 JP2840155 B2 JP 2840155B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/04Control of transmission; Equalising
    • H04B3/14Control of transmission; Equalising characterised by the equalising network used
    • H04B3/142Control of transmission; Equalising characterised by the equalising network used using echo-equalisers, e.g. transversal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/03Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
    • H04L25/03006Arrangements for removing intersymbol interference
    • H04L25/03012Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain
    • H04L25/03114Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain non-adaptive, i.e. not adjustable, manually adjustable, or adjustable only during the reception of special signals
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  • Power Engineering (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図5乃至図6) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用 実施例 (a) 一実施例の説明(図2乃至図4) (b) 他の実施例の説明 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、モデム等において、入
力信号を等化処理する等化方法に関する。
【0003】近年、電話回線を用いたデータ通信の普及
に伴い、モデム(変復調装置)の高速化、高性能化が進
められている。モデム内の信号処理は、デジタル処理に
より行われているが、演算量の増加、演算量の増加に伴
う演算誤差による性能劣化等が問題となってきた。
【0004】このため、固定等化処理においても、性能
向上が要求される。
【0005】
【従来の技術】図5、図6は従来技術の説明図(その
1)、(その2)である。図5(A)に示すように、モ
デム10は、加入者線を介し局11に接続され、相手局
11を介し加入者線により、相手側モデム10に接続さ
れる。
【0006】ここで、局間は、搬送区間であり、信号の
振幅変動、遅延が発生し、加入者線では、ライン(線
路)変動が生じるため、モデム10では、振幅等化、遅
延等化、線路等化という固定等化処理を行う必要があ
る。
【0007】このため、図5(B)に示すように、モデ
ム10の受信部では、受信信号をバンドパスフィルタ1
2で帯域制限して、A/D(アナログ/デジタル)コン
バータ13でデジタル信号に変換した後、プロセッサ
(処理部)14に入力し、かかる固定等化処理15を行
って信号補正した後、復調処理以下を行っている。
【0008】同様に、図5(C)に示すように、モデム
10の送信部でも、プロセッサ16で、符号化信号をロ
ールオフフィルタ処理17して、帯域制限し、変調処理
18した後、かかる固定等化処理19して、D/A(デ
ジタル/アナログ)コンバータ20でアナログ信号に変
換して、送信している。
【0009】この固定等化部15は、図6(A)に示す
ように、遅延等化器(DEQ)21、振幅等化器(CE
Q)22、線路等化器(LEQ)23を縦列に並べて、
これらを組み合わせることにより、所望の固定等化特性
を実現している。
【0010】この各々の遅延等化器21、振幅等化器2
2、線路等化器23をIIRフィルタで構成でき、II
Rフィルタは、パラメータの変更により、フィルタの特
性(ハイパスフィルタ、ローパスフィルタ、バンドパス
フィルタ、ノッチフィルタ等)の変更が可能であり、1
種類のフィルタで遅延等化器、振幅等化器、線路等化器
として動作でき、例えば、2次IIRフィルタは、図6
(B)の構成をとり、パラメータC=F=0、D=1と
設定すると、線路等化器として動作する。
【0011】このため、従来は、かかるIIRフィルタ
処理のパラメータを変更して、縦列に実行して、設定さ
れた各等化処理を実行していた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、次の問題があった。 フィルタによる各等化処理を個別に行うため、プロセ
ッサの演算量が増加し、実時間処理するには、多数のプ
ロセッサを必要とする。
【0013】演算量の増大により、演算誤差による等
化性能が劣化する。 従って、本発明は、プロセッサの演算量を減少させ、等
化性能劣化を防止することができる等化方法を提供す
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。本発明の請求項1は、設定するパラメータによ
り、フィルタ特性を変化しうるフィルタ処理を実行する
処理部4と、各フィルタ特性に応じたパラメータを格納
したメモリ5とを有し、入力信号に対し、パラメータを
変更して、該フィルタ処理を縦列に実行して、振幅等化
のローパスフィルタ、振幅等化のハイパスフィルタ、線
路等化のフィルタの各フィルタ特性の実行による固定等
化を行う固定等化方法において、前記線路等化のフィル
タとハイパスフィルタとローパスフィルタとの機能を、
該ローパスフィルタのフィルタ処理により実行すること
を特徴とする。
【0015】本発明の請求項2は、設定するパラメータ
により、フィルタ特性を変化しうるフィルタ処理を実行
しうる処理部4と、フィルタ特性に応じたパラメータを
格納したメモリ5とを有し、入力信号に対し、パラメー
タを変更して、該フィルタ処理を実行して等化を行う等
化方法において、N種類のフィルタ処理のオン/オフを
指示する信号を前記メモリに入力し、入力したオン/オ
フ指示信号に対応したパラメータを前記メモリから前記
処理部4に転送し、前記処理部4は、転送されたパラメ
ータに基づいてフィルタ処理を実行することにより、N
種類のフィルタ処理を1つのフィルタ処理により同時に
実行することを特徴とする
【0016】本発明の請求項3は、請求項1又は2にお
いて、前記フィルタ処理が、2次IIRフィルタ処理で
あることを特徴とする。
【0017】
【作用】本発明では、複数のフィルタ処理を縦列で実行
する場合に、複数(N種類)のフィルタ処理を、パラメ
ータを変更するだけで1つのフィルタ処理で実行できる
ものがあることを見出し、複数の縦列フィルタ処理を1
のフィルタ処理により実行して、演算量の減少を図り、
演算誤差による等化性能の低下を防止するものである。
【0018】また、固定等化処理の内、線路等化のフィ
ルタと振幅等化のハイパスフィルタと振幅等化のローパ
スフィルタが、ローパスフィルタのフィルタ処理により
実行できるため、1のローパスフィルタ処理により実行
して、3つの処理を1つの処理として、演算量を大幅に
削減し、等化性能の低下を防止するものである。
【0019】さらに、2次IIRフィルタ処理による
と、簡単なパラメータの変更で実行でき、容易に演算量
を大幅に削減し、等化性能の低下を防止するものであ
る。
【0020】
【実施例】(a) 一実施例の説明 図2は本発明の一実施例構成図、図3は本発明の一実施
例パラメータROM説明図、図4は本発明の一実施例説
明図である。
【0021】図2において、1、2、3は2次IIRフ
ィルタ処理部(プログラム)であり、図6(B)の等価
回路で示したもの、4はプロセッサ(CPU)であり、
処理プログラムを実行するもの、5はパラメータROM
(リード・オンリー・メモリ)であり、図3に示すよう
に、DEQ ON/OFF信号、CEQ ON/OFF
信号、LEQ 1/2信号に応じた各2次IIRフィル
タ処理部1、2、3のパラメータを格納してあるもので
あり、15は固定等化部であり、2次IIRフィルタ処
理部1、2、3で構成されているものである。
【0022】パラメータROM5は、図3に示すよう
に、各DEQ ON/OFF信号、CEQ ON/OF
F信号、LEQ 1/2信号に応じた各2次IIRフィ
ルタ処理部1、2、3のパラメータを格納してあるもの
であり、例えば、DEQ ON/OFF信号が「0」
(オフ)、CEQ ON/OFF信号が「0」(オ
フ)、LEQ 1/2信号が「01」(LEQ1指定)
では、2次IIRフィルタ処理1のみが実行され、LE
Q1(線路等化)のパラメータが出力される。
【0023】尚、LEQ1/2信号は、「00」でLE
Qなし、「10」でLEQ2、「11」でLEQ3を指
定する。次に、この実施例の動作を説明する。
【0024】図4に示すように、振幅等化器(CEQ)
は、ハイパスフィルタ(HPF)とローパスフィルタ
(LPF)とで実現でき、線路等化器(LEQ)は、図
のようなフィルタ特性で実現できる。
【0025】この振幅等化器の周波数特性と、線路等化
器の周波数特性とを合わせると、ローパスフィルタの特
性となり、振幅等化器のローパスフィルタで置き換える
ことができる。
【0026】従って、ハイパスフィルタ、ローパスフィ
ルタ、線路等化のフィルタの3つの2次IIRフィルタ
処理を、1つの2次IIRフィルタ処理のローパスフィ
ルタ処理で実行できる。
【0027】即ち、図2、図3において、振幅等化(C
EQ)がオン(「1」)で、線路等化(LEQ1/2)
がオン(「1」)の時は、3回の2次IIRフィルタ処
理1、2、3のそれぞれに、それぞれの処理のためのパ
ラメータを出力して、3回の2次IIRフィルタ処理を
行う代わりに、パラメータROM5から1つの2次II
Rフィルタ処理1に、ローパスフィルタ(LPF)のパ
ラメータを出力して、1回の2次IIRフィルタ処理1
により、これらの動作を実現する。
【0028】同様に、遅延等化(DEQ)がオン
(「1」)で、振幅等化(CEQ)がオン(「1」)
で、線路等化(LEQ1/2)がオン(「1」)の時
は、4回の2次IIRフィルタ処理のそれぞれに、それ
ぞれの処理のためのパラメータを出力して、4回の2次
IIRフィルタ処理を行う代わりに、パラメータROM
5から1つの2次IIRフィルタ処理1に、ローパスフ
ィルタ(LPF)のパラメータを出力して、2次IIR
フィルタ処理2に、遅延等化のフィルタ処理のパラメー
タを出力して、2回の2次IIRフィルタ処理1、2に
より、これらの動作を実現する。
【0029】このように、各2回のフィルタ処理が削減
できるので、演算量が半分となり、プロセッサ4の負担
を大幅に低減し、演算量が減ることにより、演算誤差が
少なくなるため、固定等化器の性能が向上する。
【0030】又、2次IIRフィルタ処理の段数も、最
大3段で済み、固定等化器として、従来の4段に比し、
1段低減できる。尚、図3のその他の場合は、従来と相
違がない。
【0031】又、遅延等化(DEQ)のオン/オフ、振
幅等化(CEQ)のオン/オフ、線路等化(LEQ1/
2)のオン/オフは、モデムの現地調整時に、アイパタ
ーンが最適となるように設定する。
【0032】(b) 他の実施例の説明 上述の実施例の他に、本発明は、次のような変形が可能
である。 パラメータにより、フィルタ特性を変更できるフィル
タとして、2次IIRフィルタで説明したが、トランス
バーサルフィルタ、他のIIRフィルタ等を用いても良
い。
【0033】固定等化を、遅延等化、振幅等化、線路
等化の例で説明したが、この内の2つ又は他の信号等化
に適用しても良い。以上、本発明を実施例により説明し
たが、本発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であ
り、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果を奏する。 複数のフィルタ特性の内、1のフィルタ特性で等価で
きるものは、1のフィルタ特性のパラメータでフィルタ
処理するので、固定等化処理の演算量を大幅に削減でき
る。
【0035】演算量が減少するので、演算誤差による
等化性能の低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施例構成図である。
【図3】本発明の一実施例パラメータROM説明図であ
る。
【図4】本発明の一実施例説明図である。
【図5】従来技術の説明図(その1)である。
【図6】従来技術の説明図(その2)である。
【符号の説明】
1、2、3 2次IIRフィルタ 4 プロセッサ 5 パラメータROM 10 モデム 11 局 15 固定等化部 21 遅延等化部 22 振幅等化部 23 線路等化部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−161133(JP,A) 特開 平2−101829(JP,A) 特開 平3−284025(JP,A) 特開 平4−40067(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 3/00 - 3/18 H04B 7/005 H03H 15/00 - 21/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】設定するパラメータにより、フィルタ特性
    を変化しうるフィルタ処理を実行する処理部と、各フィ
    ルタ特性に応じたパラメータを格納したメモリとを有
    し、入力信号に対し、パラメータを変更して、該フィル
    タ処理を縦列に実行して、振幅等化のローパスフィル
    タ、振幅等化のハイパスフィルタ、線路等化のフィルタ
    の各フィルタ特性の実行による固定等化を行う固定等化
    方法において、前記線路等化のフィルタとハイパスフィルタとローパス
    フィルタとの機能を、該ローパスフィルタのフィルタ処
    理により 実行することを特徴とする固定等化方法。
  2. 【請求項2】設定するパラメータにより、フィルタ特性
    を変化しうるフィルタ処理を実行しうる処理部と、フィ
    ルタ特性に応じたパラメータを格納したメモリとを有
    し、入力信号に対し、パラメータを変更して、該フィル
    タ処理を実行して等化を行う等化方法において、 N種類のフィルタ処理のオン/オフを指示する信号を前
    記メモリに入力し、入力したオン/オフ指示信号に対応
    したパラメータを前記メモリから前記処理部に転送し、 前記処理部は、転送されたパラメータに基づいてフィル
    タ処理を実行することにより、N種類のフィルタ処理を
    1つのフィルタ処理により同時に実行することを特徴と
    する 等価方法。
  3. 【請求項3】前記フィルタ処理が、2次IIRフィルタ
    処理であることを特徴とする請求項1又は2の等化方
    法。
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