JP2838763B2 - パチンコ遊技機における通電接続構造 - Google Patents

パチンコ遊技機における通電接続構造

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JP2838763B2
JP2838763B2 JP17020494A JP17020494A JP2838763B2 JP 2838763 B2 JP2838763 B2 JP 2838763B2 JP 17020494 A JP17020494 A JP 17020494A JP 17020494 A JP17020494 A JP 17020494A JP 2838763 B2 JP2838763 B2 JP 2838763B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パチンコ遊技機にお
ける通電接続構造に関し、更に詳しくは、パチンコ球遊
技を展開し得る遊技機にあって、機裏側の電気的駆動制
御部と、機前側の球送り用ソレノイドとの通電を図る通
電接続構造に関するものである。
【0002】
【従来技術】パチンコ機やアレンジボール機に代表され
るこの種の遊技機では、外枠に対する前枠の正面右下部
の前後に亘り操作部と打球部を含む打球発射装置が装備
されている一方、ガラス扉の下段に組付けられた前面開
閉板の反開閉支点側の裏面に、上球皿内のパチンコ球を
発射位置へ送込む球送り装置がセットされている。そし
て、打球駆動源と球送り作動源に夫々のソレノイドが使
用された形態のものにおいては、前枠の裏側下部に双方
に係る駆動制御部が設置されて、その回路基盤の各端部
に、電源、各ソレノイド、打球操作部側の通電用スイッ
チ、タッチ感知部(タッチセンサーともいう)、可変抵抗
器が夫々接続される。このもとで所要の通電操作条件に
おいて、各々のソレノイドが個々のパルス出力制御に基
いて適宜タイミングで通電励磁されて、球送り作動と打
球作動とを関連して行ない得るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述したタイ
プの遊技機では、前枠裏側の駆動制御部と開閉部材(セ
ット板)内側の球送り用ソレノイドとの間の通電接続技
術に問題がある。すなわち開閉セット板の開放に伴い球
送り用ソレノイドが前方へ開放変位される構成条件にあ
っては、制御部とソレノイドとを配線で直結し得ないた
めに、一般的には回路基盤に接続した配線を前枠の裏側
下部に沿って前側へ引出す一方、ソレノイドに接続した
配線を開閉セット板の内側に沿って開閉支点部側へ引出
す。そして、少なくとも一方の配線を前枠の隅部(正面
左側下部)に貫設された通し口に挿通し得るもとで、双
方の配線を前面開閉板の開閉支点部、つまり前枠の正面
左隅部付近で互いにコネクタ接続している。
【0004】しかしこのような通電接続技術では、双方
の配線が長さに余裕のあるもとで開閉セット板の開放時
の断線が回避し得るとしても、配線自体の全長に亘る通
電性の良否が目視確認できない。しかも夫々の配線が、
各種の付属部品やパチンコ球の障害物にならないことを
考慮して、前枠の裏側や開閉セット板の内側の各部位
に、多数の止め具を配置して夫々の各部分を止めるよう
にしなければならず、また開閉セット板の組付け時や上
球皿の交換設置時には、開閉支点部側での限られた狭い
部分で、配線同志をコネクタ接続しなければならないた
めに、遊技機の製作上においてコスト高になると共に案
外手間が掛る等の多くの問題があった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を解決するべく
提案されたものであって、前枠の裏側に設置された電気
的な駆動制御部と、前枠に組付けられた開閉部材の内側
における球送り作動用のソレノイドとを、前後の必要最
短位置で接続し得るようにして両者間の通電接続の簡素
化を図ると共に、遊技機自体の製作の合理化並びに取扱
いの簡易化を図り得るようにしたパチンコ遊技機におけ
る通電接続構造を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、所期
の目的を達成するため、本発明に係るパチンコ遊技機に
おける通電接続構造は、外枠に組付けられる前枠の裏側
に電源側に接続される駆動制御部が設置されると共に、
前枠の前側に組付けられた開閉セット板の裏側に球送り
作動用のソレノイドを有する球送り装置が装着されたパ
チンコ遊技機にあって、前枠内部に設けられた合成樹脂
製の遊技補助盤の所要部位に、前記駆動制御部側に接続
されるコンセント形態の第1の通電接続部を前向きに設
ける一方、前記開閉セット板の裏側所要部位に、前記
送り装置のソレノイドと接続されるコンセント形態の
2の通電接続部を後向きに設け、前記第1の通電接続部
では、前面開口した合成樹脂製のケース内に、前記駆動
制御部側に配線接続される複数個の接続片を所定間隔で
配置して、ケース単位で前記遊技補助盤に形成されたセ
ット口に合わせて着脱可能に取着する一方、前記第2の
通電接続部では、合成樹脂製の保護部材に、前記ソレノ
イド側に配線接続される複数の端子ピンを一部突出して
所定間隔で配置して、保護部材単位で前記開閉セット板
裏面に着脱可能に取着し、 前記開閉セット板の開閉にお
いて、前記第1の通電接続部のケースの前面開口部内に
第2の通電接続部の保護部材の後端部を分離可能に嵌合
して、互いの接続片と端子ピンとを分離可能に接続し得
るようにしたことを特徴とする。
【0007】
【作用】外枠に組付けられた前枠の前側に開閉自在に配
設された開閉セット板を閉成することにより、前枠の裏
側に設置された駆動制御部側に接続される第1の通電接
続部と、開閉部材の球送り作動用のソレノイドに接続さ
れる第2の通電接続部とが、互いの通電用の端子同志を
介して当接した通電可能状態となる。また前枠に対して
開閉セット板を開放することにより、第1、第2の通電
接続部における端子同志が分離する。なお第1の通電接
続部は、ケース体単位で遊技補助盤のセット口に合わせ
て着脱可能に取着され、また第2の通電接続部は、保護
部材単位で開閉セット板の裏面に着脱可能に取着され、
その取付位置を微調整することで互いの端子同志の整合
当接が好適になされると共に、メンテナンスの際の取付
交換も容易になし得る。
【0008】
【実施例】次に、本発明に係るパチンコ遊技機における
通電接続構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面
を参照しながら、以下詳細に説明する。なお本実施例で
は、設定内容に応じたパチンコゲームを展開し得る一
方、球貸し媒体用のカードおよび電子的判読制御処理機
器を含む球貸しシステムを利用して、裏側の賞球用の貯
留球を遊技用の貸し球として、上球皿側へ給出可能にし
たタイプのパチンコ機の場合を主として例示する。
【0009】本実施例のパチンコ機は、その基本的構成
の概要として、図1,図2に略示するように、外枠Aの
開口前面側に対して前枠Bが連結支持手段および施錠手
段等を利用して着脱および開閉可能に組付けられてい
る。そしてこの前枠Bの内外各部分に、横開き式のガラ
ス扉Dを組付けた窓枠Cと、ガラス扉Dの下部において
窓枠Cに対して着脱および開閉可能に組付けられた開閉
セット板Eと、このセット板Eの前側にセットされた上
球皿Fおよび裏側にセットされた電動式の球送り装置G
と、下段に位置する下球皿Hおよび打球発射装置Iと、
裏側に位置する機構セット盤J等が夫々装備されている
一方、前枠Bの正面内部に所要の遊技面を構成した遊技
盤Kが着脱交換可能にセットされている。
【0010】前枠Bは、全体が合成樹脂成形されたもの
を例とし、図1,図3,図4に略示するように、基本的に
は枠口の前面内側に窓枠C用の設置凹部2を設けた枠体
1と、この枠体1の正面内部に位置して遊技盤K用のセ
ット面口4および取着部5を成形した収容枠体3と、同
収容枠体3下部に位置して遊技盤Kと整合される遊技補
助盤6とが一体に成形されている。そして枠体1の上縁
から右縁にかけてランプ表示部7等が装備されている一
方、遊技補助盤6の前面左右にスピーカ8と発射レール
9が夫々セットされている。なおその余の構成として、
枠体1下部の支盤部1Aに下球皿H用のセット口10お
よび打球発射装置I用のセット孔11等が成形され、ま
た遊技補助盤6の左側各部分に賞球用の通出口12やフ
ァール球等の戻し路13および戻し口14そしてアウト
球路15等が夫々成形されている。
【0011】また球送り装置Gは、打球発射装置Iの打
球作動とタイミングを合わせて球送り作動を行ない得る
電動制御形態のもので、図5,図6に示すように、開閉
セット板Eの反開閉支点部の内側(裏側)に位置決めセッ
トされている。そしてこの装置Gでは、図7,図8に例
示するように、開閉セット板Eに取着された1つのケー
ス16に、パチンコ球(遊技球)用の送通路17が成形さ
れていると共に、磁着部19を有する電磁ソレノイド1
8と、磁性片21を有する球送り体20とが組付けられ
て、全体がケース単位で構成、取扱い得るようになって
いる。そして球送り作動として、電磁ソレノイド18が
後述の駆動制御部Lからのパルス制御(第1信号)に基い
て設定時間毎に励磁・消磁されるもとで、その磁着部1
9と磁性片21との磁着作用条件に応じて球送り体20
が昇降傾動変化して、上球皿Fから送通路17に通入し
た遊技球の受入れ・送出しを行ない、1球ずつ発射レー
ル9側へ送出し得るようになっている。
【0012】これに対して打球発射装置Iは、後述の駆
動制御部Lでのパルス制御に基いて作動されるロータリ
ーソレノイド駆動形態のもので、基本的な構成として図
9,図10に示すように、グリップ状にユニット化され
て前枠Bの支盤部1Aのセット孔11に装備された操作
部22と、この裏側に支板単位で固定セットされてロー
タリーソレノイド(単にソレノイドともいう)で打球杆3
2を作動させる打球駆動部28とを備えている。そして
操作部22での操作入力条件と駆動制御部Lからのパル
ス制御条件(第2信号)とに基いて、ソレノイド30が通
電励磁されることにより、打球杆32が打球始端から打
球終端の範囲を回動変移して、発射レール9の発射位置
の遊技球を打出し得るようになっている。
【0013】なお前記操作部22では、その内部に組込
まれた操作入力手段として、遊技者用の操作環23およ
びタッチ感知部24と、ソレノイド用のスイッチ25お
よびボリューム調整(励磁力調整)用の可変抵抗器26が
部内に組込まれた6極円筒形の中継コネクタ27に集約
的に接続されたもとで(図9参照)、駆動制御部Lに配線
接続される。一方打球駆動部28では、支板29の前側
に固定されて前記セット孔11内に嵌挿されるソレノイ
ド30の回動軸31後端に打球杆32が連結されてお
り、また支板29裏側には打球杆32の始端位置を微調
整してソレノイド30の励磁トルクのばらつきを修正し
得る偏心回動式の第1ストッパー33と、打球杆32の
終端位置を調整し得るスライド式の第2ストッパー34
とが配置され、中央部に保持台35が取着されている。
【0014】また機構セット盤Jは、前枠Bの収容枠体
3裏側に着脱可能に整合セットされたものを例とし、基
本的な構成として図2に略示するように、アウト球用の
排出路36と、セーフ球用の集合排出路37と、賞球貯
留送出経路38と、上球皿F側に連絡される主賞球路3
9と、下球皿H側へ連絡される副賞球路40と、球抜き
路41等が成形されている一方、ソレノイドやスイッチ
等を含む電動式のセーフ球処理装置42と、賞球排出装
置43と、球抜き装置44そして賞球充満量を検出する
検出機構45等が装備されている。またセット盤Jの一
端(図示右上部)に配置されたターミナル基盤46の電源
回路部に、遊技および表示等に係る第1制御基盤47
と、セーフ球検出および賞球排出等に係る第2制御基盤
48と、後述する駆動制御部L等が夫々接続される。
【0015】そして駆動制御部Lは、前述の両ソレノイ
ド18,30を夫々のパルス信号を含む基本パルスサイ
クルに基いて制御するもので、ケース単位に構成されて
前記打球駆動部28裏側に装備されている。すなわちこ
の制御部Lでは、図9,図11に示すように、前記支板
29裏側の保持台35に着脱可能にセットされる合成樹
脂製のケース51内に所要の回路部を有する回路基盤5
3が内蔵されており、この回路基盤53に配置された図
示5個の接続具54,55,56,57,58を利用して、
図11中右側から順に、前記機構セット盤Jにおける中
継電源部49(図2参照)と、球送り用のソレノイド1
8、打球用のソレノイド30、可変抵抗器26、スイッ
チ25およびタッチ感知部24が夫々接続されて入出力
制御される。そしてソレノイド18は、後述する通電接
続部を介して接続され、一方可変抵抗器用とスイッチお
よびタッチ感知部用の各配線(各系統毎に3本)69は、
その全線の一端が前記中継コネクタ27に嵌込まれた1
つのコネクタ59に集約的に接続されて、前記セット孔
11および支板29の円孔60を介して裏側へ引出され
る。
【0016】なお前記ケース51は、回路基盤53を収
容保持する受け盤52をビス等で組付けており、そして
前記保持台35に成形された係止爪61および下部両側
の軸部62に対して、受け盤52裏側に成形された係止
杆63および下部両側の軸支部64を夫々係合してセッ
トされている(図10,図11参照)。また回路基盤53
には、夫々の回路部の他に、打球飛距離条件とタッチ感
度条件の調整に係る回動式の第1,第2調整具(バリオー
ム)65,67が配設されて、夫々の調整杆66,68を
ケース51外表に臨ませて操作できるようになっている
(図9,図11参照)。ちなみに第1調整具65は、ソレ
ノイド30に対する通電パルスの周期幅(励磁力幅)の調
整に基く打球発射力(球飛び量)の強弱調整用とされ、第
2調整具67は、タッチ感知を前提にした回路基盤53
内のリーク電流の大きさ調整用とされる。
【0017】一方、本実施例のパチンコ機に付設セット
された前記球貸しシステムについては、使用するカード
に記録された有効金額内において、一定額単位に対する
所定数球の貸出し制御をなすもので、概要として図1,
図2に略示するように、外枠Aの正面左外側にカードリ
ーダ70、カード用の挿入口71および表示セット部7
2等を有するカードユニットMが装備される一方、上球
皿F側に球貸し操作部Oが組込まれており、そして前枠
B裏側(図2中右下部)に付設された入出力用の中継制御
部(インターフェースともいう)Nに、カードリーダ70
と球貸し操作部Oおよび前記第2制御基盤48が夫々通
電接続されて、カードリーダ70の球貸し判読制御処理
条件に応じて前記賞球排出装置43が払出し作動制御さ
れるようになっている。ちなみにこれらの適正な通電接
続条件において、打球発射装置Iが作動可能とされる。
【0018】また球貸し操作部Oでは、開閉セット板E
の正面右上部に装備された例にあって、図5,図6,図
7,図8に例示するように、セット板E裏面に取着セッ
トされるケース73内の操作基盤74の各部に、カード
の有効保有金額(残高を含む)を表示する表示具75と、
押しボタン形態の球貸し操作用のスイッチ76およびカ
ード返却操作用のスイッチ77が夫々配置接続されて、
これらの操作表示手段がセット板E前面の操作盤78に
おける透視窓79および両側の口80に夫々臨んでい
る。なお表示具75は、カードの保有金額を「100円
の1桁から10000円の3桁まで」を可変表示し得る
セグメント形態のものとされている。
【0019】このような本実施例の球貸し可能タイプの
パチンコ機にあっては、前枠B裏側の電子制御部と前側
の各種電気的部品との好適な通電接続を図るために、前
記駆動制御部Lおよび球送り用ソレノイド18に亘る第
1種の通電接続部Pと、前記インターフェイスNおよび
球貸し用操作基盤74に亘る第2種の通電接続部Qとを
備え(図12,図14参照)、これらの通電接続部P,Q
が、開閉セット板Eの開閉を考慮して前後方向に分離可
能な直接接続形態に構成されて、必要最短位置で接続で
きるようになっている。以下、夫々の通電接続部の具体
的な実施例を説明する。
【0020】(第1種の通電接続部について)この通電接
続部Pでは、基本的な構成として図5,図6に示すよう
に、前枠Bの遊技補助盤6側に第1接続部81が、また
開閉セット板E側に第2接続部87が、互いに対向状に
配備されている。そして第1接続部81については、メ
ス型コンセント形態に構成されて前記発射レール9の右
端部に設置されている。すなわち図3,図4,図12に示
すように、遊技補助盤6に成形されたセット口86に合
わせて裏側からビス着された合成樹脂製のケース82内
に、導電性の高い2個の接続片84が左右並列に配置さ
れており、そしてこの両接続片84の上端に折曲形成さ
れた適度の弾性変形可能な端子部85が、角筒状の保護
部83内で前方に臨んでいるもとで、両接続片84の下
端に接続された所要長さの2本の配線90が遊技補助盤
6裏側に引出されて、前記回路基盤53の接続具55
(図11中右側2番目)に接続される。
【0021】これに対して前記第2接続部87について
は、オス型コンセント形態に構成されて球送り装置Gの
ケース16の一部に装備されている。すなわち図7,図
8,図12に示すように、ケース16の側部に一体成形
された角筒状の保護部88内に、導電性の高い2個の端
子ピン89が左右並列位置に固定されて後向きに突設さ
れており、この各端子ピン89とソレノイド18のコア
部との間に所要長さの配線90が接続されている。そし
て開閉セット板Eの本来の閉鎖施錠セット状態におい
て、両端子ピン89が各端子部85に当接した状態で
(図13参照)、駆動制御部Lに対してソレノイド18が
通電接続されるようになっている。なお配線90は、開
閉セット板Eとケース16との間に挿通される。
【0022】このような通電接続部Pにおいて、第1接
続部81は前枠Bと一体のものとして、また第2接続部
87は球送り装置Gと一体または開閉セット板E単位の
ものとして夫々取扱い得る。そして双方の接続部81,
87では、互いの保護部83,88の対向部分が嵌合し
て好適に整合されるもとで、両部83,88間に保護さ
れた端子部85と端子ピン89とが、端子部85自体の
前後方向への弾性変形を利用して適正に圧接保持される
(図13参照)。これにより開閉セット板Eが、その開閉
支点部および施錠部の組付け構造により多少のガタ付き
を生ずることがあっても、両接続部81,87が安定し
た通電接続条件に保持されて、端子部85と端子ピン8
7との接触不良を解消し得、また前枠B側に対して上球
皿Fおよび球送り装置Gとを含む開閉セット板E全体が
好適に位置決めセットし得るようになっている。
【0023】(第2種の通電接続部について)この通電接
続部Qでは、前述の通電接続部Pと同様な基本的構成と
して図5,図6に示すように、遊技補助盤6側に第1接
続部91が、また開閉セット板E側に第2接続部97が
互いに対向状に配備されている。そして第1接続部91
については、メス型コンセント形態に構成されて発射レ
ール9の中央上部に装備されている。すなわち図3,図
4,図14に示すように、遊技補助盤6に成形されたセ
ット口96に合わせて裏側からビス着される樹脂製のケ
ース92内に、適度の弾力性を有する多数本の接続片9
4が多数多列状態で配置されており、そして全ての接続
片94前端の端子部95が、角筒状の保護部93内で前
方に臨んでいるもとで、全接続片94後端に接続された
所要長さの全て配線100が、遊技補助盤6裏側に引出
されてインターフェースNに接続される。
【0024】これに対して前記第2接続部97について
は、オス型コンセント形態に構成されて、開閉セット板
E裏面の球貸し用ケース73の一部に装備されている。
すなわち図7,図8,図14に示すように、ケース73側
部の保持枠部73A内に嵌合された軟質弾性樹脂製のホ
ルダ98に、適宜弾性変形可能な多数本の端子片99が
多段多列状態で嵌挿配置されており、この全ての端子片
99の一端に接続された所要長さの配線100が前記操
作基盤74に接続されている。そして開閉セット板Eの
本来の閉鎖施錠セット状態において、全ての端子片99
が端子部95に当接した状態(図15参照)で、インター
フェースNに対して操作基盤74が通電接続されるよう
になっている。
【0025】このような通電接続部Qにおいて、第1接
続部91は前枠Bと一体のものとして、また第2接続部
97はケース73と一体または開閉セット板E単位のも
のとして夫々扱い得る。そして双方の接続部91,97
では、ケース91の保護部93とホルダー98の突座部
98Aが互いに嵌合して好適に位置決め整合されるもと
で、端子部95と端子片99とが双方の弾性変形を利用
して適正に圧接保持される(図15参照)。これにより開
閉セット板Eのガタ付きに何ら影響されずに両接続部9
1,97が、安定した通電接続条件に保持されて端子部
95と端子片99との接触不良を解消し得、また前枠B
側に対して開閉セット板E全体が好適に位置決めセット
し得るようになっている。
【0026】なおこの通電接続部Qでは、球貸し操作部
Oの操作表示手段75,76,77に応じて、双方の接続
部91,97の端子部分95,99および配線100が多
数本(例えば16本)となるため、第1側と第2側の夫々
の配線100について、予め全線の一端を個々のコネク
タ101,102に夫々集約接続すると共に適宜集束化
してもよい(図14参照)。そして第1側の配線100
は、遊技補助盤6および支盤部1Aの裏面に沿って必要
最短長さで引出されてインターフェースNの接続具10
3にコネクタ接続され、一方第2側の配線100は、開
閉セット板Eとケース73との間に沿って必要最短長さ
で引出されて操作基盤74の接続具104にコネクタ接
続される。ちなみに各側の配線100は、必要に応じて
その途上部分を適宜止め具で保持するようにしてもよ
い。
【0027】前記第1接続部81,91と第2接続部8
7,97との接続構造としては、実施例のような端子ピ
ン89と端子部85または端子片99と端子部95の構
成に限定されるものでなく、前後方向に移動することに
より当接・離間する構造のものであれば、例えば一方の
通電用の端子を上下または左右で対をなす一対の挟持片
から構成し、他方の通電用の端子を一対の挟持片に対し
て挿脱し得る構成を採用することもできる。前枠Bに対
して開閉される開閉セット板Eや上球皿F側に、スピー
カや装飾用のランプ等が配置され、これら電気部品を制
御する制御部が前枠Bの裏側に設置される形式のパチン
コ機においても、当該部位に実施例と同様の構成を採用
することが可能である。
【0028】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るパチン
コ遊技機における通電接続構造によれば、前枠の裏側に
設置された駆動制御部と前枠の表側に設置された開閉セ
ット板の球送り作動用のソレノイドとを、開閉セット板
の開放状態にあっては前後方向に分離すると共に閉鎖状
態にあっては圧接保持されるコンセント形態の第1の通
電接続部およびコンセント形態の第2の通電接続部を介
して直接接続させることにより、必要最短位置で確実な
通電接続をなし得る。従って遊技機の製作においては、
開閉セット板の開閉を許容するべく迂回配線をする必要
がなくなることから、組立ての合理化やコスト低減を図
り得、遊技機のメンテナンス等による開閉セット板の開
閉時にあっても、作業性の向上、取扱いの簡易化を図り
得る。また第1の通電接続部は、ケース体単位で遊技補
助盤のセット口に合わせて着脱可能に取着され、また第
2の通電接続部は、保護部材単位で開閉セット板の裏面
に着脱可能に取着するようになっているので、夫々の通
電接続部の取付位置を微調整することで互いの端子同志
の整合当接が好適になされると共に、メンテナンスの際
の取付交換も容易になし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】球貸しシステムを併設したパチンコ機全体を略
示する正面図である。
【図2】球貸しシステムを併設したパチンコ機全体を略
示する背面図である。
【図3】前枠の主要部を主に示す正面図である。
【図4】前枠の主要部を主に示す背面図である。
【図5】前枠に対する開閉セット板および上球皿の開放
状態を示す平断面図である。
【図6】前枠に対する開閉セット板および上球皿の閉鎖
セット状態を示す平断面図である。
【図7】球送り装置および球貸し操作部を主に示す裏面
図である。
【図8】球送り装置および球貸し操作部を主に示す表面
図である。
【図9】打球発射装置および駆動制御部を主に示す平断
面図である。
【図10】打球駆動部を主に示す背面図である。
【図11】駆動制御部を示す背面図である。
【図12】第1種の通電接続部の主体部分を略示する斜
視図である。
【図13】第1種の通電接続部の接続状態を示す側断面
図である。
【図14】第2種の通電接続部の主体部分を略示する斜
視図である。
【図15】第2種の通電接続部の接続状態を示す側断面
図である。
【符号の説明】6 遊技補助盤 18 電磁ソレノイド 81 第1接続部(第1の通電接続部) 82 ケース 84 接続片 86 セット口 87 第2接続部(第2の通電接続部) 88 保護部材 89 端子ピン A 外枠 B 前枠 E 開閉セット板 L 駆動制御部G 球送り装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−269540(JP,A) 特開 平1−153180(JP,A) 実開 昭62−64580(JP,U) 実開 昭63−120684(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A63F 7/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠(A)に組付けられる前枠(B)の裏側に
    電源側に接続される駆動制御部(L)が設置されると共
    に、前枠(B)の前側に組付けられた開閉セット板(E)の裏
    側に球送り作動用のソレノイド(18)を有する球送り装置
    (G)が装着されたパチンコ遊技機にあって、 前枠(B)内部に設けられた合成樹脂製の遊技補助盤(6)の
    所要部位に、前記駆動制御部(L)側に接続されるコンセ
    ント形態の第1の通電接続部(81)を前向きに設ける一
    方、前記開閉セット板(E)の裏側所要部位に、前記球送
    り装置(G)のソレノイド(18)と接続されるコンセント形
    態の第2の通電接続部(87)を後向きに設け、前記第1の通電接続部(81)では、前面開口した合成樹脂
    製のケース(82)内に、前記駆動制御部(L)側に配線接続
    される複数個の接続片(84)を所定間隔で配置して、ケー
    ス(82)単位で前記遊技補助盤(6)に形成されたセット口
    (86)に合わせて着脱可能に取着する一方、前記第2の通
    電接続部(87)では、合成樹脂製の保護部材(88)に、前記
    ソレノイド(18)側に配線接続される複数の端子ピン(89)
    を一部突出して所定間隔で配置して、保護部材(88)単位
    で前記開閉セット板(E)裏面に着脱可能に取着し、 前記開閉セット板(E)の開閉において、前記第1の通電
    接続部(81)のケース(82)の前面開口部内に第2の通電接
    続部(87)の保護部材(88)の後端部を分離可能に嵌合し
    て、互いの接続片(84)と端子ピン(89)とを分離可能に接
    続し得るようにした ことを特徴とするパチンコ遊技機に
    おける通電接続構造。
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