JP2838565B2 - 光アイソレータ - Google Patents

光アイソレータ

Info

Publication number
JP2838565B2
JP2838565B2 JP2033903A JP3390390A JP2838565B2 JP 2838565 B2 JP2838565 B2 JP 2838565B2 JP 2033903 A JP2033903 A JP 2033903A JP 3390390 A JP3390390 A JP 3390390A JP 2838565 B2 JP2838565 B2 JP 2838565B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical isolator
polarizing
polarizer
analyzer
crystal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2033903A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03238417A (ja
Inventor
祐一 戸叶
裕行 大場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOOKIN KK
Original Assignee
TOOKIN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOOKIN KK filed Critical TOOKIN KK
Priority to JP2033903A priority Critical patent/JP2838565B2/ja
Publication of JPH03238417A publication Critical patent/JPH03238417A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2838565B2 publication Critical patent/JP2838565B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polarising Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は,光アイソレータに関し,詳しくは,半導体
レーザの反射戻り光による発信雑音の発生低減のために
用いられる光アイソレータに関するものである。
[従来の技術] 光アイソレータの低価格化や生産作業効率を考える
と,予め偏光結晶板とガーネット厚膜とを貼り合わせて
から適当な大きさに切って光アイソレータにする方法が
望ましい。
この方法を用いるためには,光アイソレータの材料で
ある偏光板とファラデー回転素子の大きさが同じで,且
つ切り出すアイソレータチップが効率良くとれる大きさ
でなければならない。
光アイソレータに用いるファラデー回転素子は,LPE法
によって作製されるガーネット厚膜が多く利用されてい
る。このガーネット厚膜は現在では3インチの大きさの
ものまでが製造されている。通常多く用いられているの
は2インチのガーネット厚膜で,11mm角に12個切り出す
のが一番効率が良い。しかしこれでは,約22%の面積を
無駄にしてしまう。この切り出す11mm角という大きさ
は,偏光結晶板の大きさに依存してのことである。現在
ルチル結晶板は,直径が0.5インチの大きさのものを作
ることが精一杯である。
これがガーネット厚膜と同様な径で製造(育成)でき
れば,切り出さずに張り合わせてから,必要形状に切り
出せばよいことになり,2倍近いコストダウンが実現する
ことになる。
従って,偏光結晶板の大型化は,光アイソレータのコ
スト低減の大きな鍵を握っていると言える。
[発明が解決しようとする課題] そこで,本発明の技術的課題は,このような問題点を
受けて,光アイソレータに使用するルチル偏光結晶板の
代わりに,同じ様な偏光特性を持つ大型結晶板を用いる
ことによって,光アイソレータの各結晶の貼り合わせの
大型化をはかり,結晶の損失を最大限に抑えることにあ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば,特定の方向の偏波の光を透過し,そ
れと直交する偏波の光を分離する偏光子及び検光子の間
に,光の偏波を45度回転させるファラデー回転素子を挟
み込み,接着剤によって,それぞれを接着した構成の光
アイソレータにおいて,ファラデー回転素子としてガー
ネット膜を用い,偏光子及び検光子として,TbVO4,GdV
O4,及びYbVO4から選択された単結晶板を用いることを特
徴とする光アイソレータが得られる。
[実施例] 本発明の実施例について説明する。
実施例1. 第1図は本発明の実施例に係る光アイソレータを示す
断面図である。
第1図において,光アイソレータはファラデー回転素
子4を偏光結晶板からなる偏光子2,及び検光子3とによ
って挟み込むとともに,このファラデー回転素子4の周
囲に光の入射方向に沿う方向に磁場を印加するマグネッ
ト1とによって構成されている。
本発明の実施例1ではTbVO4らなる偏光結晶板を用い
た光アイソレータを作製し,比較対照のために,偏光結
晶板としてルチル結晶板を用いた光アイソレータを作製
した。
偏光結晶板のそれぞれの特性は,次の第1表に示す通
りである。
第1図の偏光子2及び検光子3を構成する各々の偏光
結晶板においては,第2図に示すように,偏光子2は,
偏光子2は結晶端面に対して,平行な光学軸を,検光子
3あるいは特定の結晶端辺に対して45度の角度をもつ光
学軸を有する。
本発明の実施例1に用いた各偏光板の大きさは,ルチ
ルで10.8mm角,TbVO4で15.0mm角である。また,それぞれ
の偏光結晶板には,片面対空気,片面対接着剤の無反射
コートを施した。
本発明の実施例に用いたファラデー回転素子は,(Tb
Bi)3Fe5O12の組成からなるガーネット厚膜で,ファラ
デー回転角=45.2±0.1゜,挿入損失=0.4dB,消光比=3
5dB以上の特性(1.31μm波長帯,測定時の環境温度25
℃において)を持ち,両面に対接着剤用の無反射コート
を施した。大きさは,各偏光結晶板に合わせて,11mm角
と,15mm角に切断して使用した。
それぞれ,偏光子2,検光子3となる偏光結晶板の間に
光学接着剤を介してガーネット厚膜4を挟み,ガーネッ
ト膜4を磁気飽和させて最大アイソレーシションが得ら
れるように偏光子2,検光子3を回転させて固定し,接着
硬化した。
そのあと,それぞれ1.5mm角の大きさに切断し,マグ
ネット1に装着し,接着固定した(第1図参照)。
この時マグネット1は,内形が1.6mm角で外形がφ3.8
mm,厚さが2mmで,内部最大磁界強度(計算値)が1200G
以の仕様である。
このようにして,製作された光アイソレータの特性
は,第2表の通りである。
但し,ここでの数値は1ロット当りの平均値で示して
ある。) 実施例2. 実施例2では,GdVO4からなる偏光結晶板を用いた以外
は実施例1と同様な構造の光アイソレータを実施例1と
同様に作製し,比較対照のために,偏光結晶板としてル
チル結晶板を用いた光アイソレータを作製した。
実施例2に用いた偏光結晶の夫々の特性は第3表に示
す通りである。
それぞれの偏光子2及び検光子3を構成する各々の偏
光結晶板においては,実施例1と同様に,偏光子2は,
結晶端面に対して,平行な光学軸を,検光子3あるいは
特定の結晶端辺に対して45度の角度をもつ光学軸を有す
る(第2図参照)。
本発明の実施例2に用いた各偏光板の大きさは,ルチ
ルで10.8mm角,GdVO4で15.0mm角である。また,夫々の偏
光結晶板には,片面対空気,片面対接着剤の無反射コー
トを施した。
本発明の実施例2に用いたファラデー回転素子は,
(TbBi)3Fe5O12の組成からなるガーネット厚膜で,フ
ァラデー回転角=45.0±0.1deg,挿入損失=0.4dB,消光
比=35dB以上の特性(1.31μm波長帯,測定時の環境温
度25℃において)を持ち,両面に対接着剤用の無反射コ
ートを施した。大きさは,各偏光結晶板に合わせて,11m
m角と,15mm角に切断して使用した。
実施例1と同様にして,それぞれ,偏光子2,検光子3
となる偏光結晶板の間に光学接着剤を介してガーネット
厚膜4を挟み,ガーネット膜4を磁気飽和させて最大ア
イソレーシションが得られるように偏光子2,検光子3を
回転させて固定し,接着硬化した。その後,それぞれを
1.5mm角の大きさに切断し,マグネット1に装着し,接
着固定した(第1図参照)。この時のマグネット1は,
内形が1.6mm角で外形がφ3.8mm,厚さが2mmで,内部最大
磁界強度(計算値)が1200G以上の仕様である。このよ
うにして,製作された光アイソレータの特性は,第4表
の通りである。但し,ここでの数値は1ロット当りの平
均値で示してある。
実施例3. 偏光結晶板としてYbVO4結晶板を用いた以外は,実施
例1と同様にして光アイソレータを作製し,比較対象の
ためにルチル結晶板の夫々を偏光結晶とした光アイソレ
ータを作製した。
偏光結晶の夫々の特性は次の第5表の通りである。
それぞれの偏光子2及び検光子3を構成する各々の偏
光結晶板においては,実施例1と同様に,偏光子2は,
結晶端面に対して,平行な光学軸を,検光子3あるいは
特定の結晶端辺に対して45度の角度をもつ光学軸を有す
る(第2図参照)。
本発明の実施例3に用いた各偏光板の大きさは,ルチ
ルで10.8mm角,YbVO4で15.0mm角である。また,それぞれ
の偏光結晶板には,片面対空気,片面対接着剤の無反射
コートを施した。
本発明の実施例3に用いたファラデー回転素子は,
(TbBi)3Fe5O12の組成からなるガーネット厚膜で,フ
ァラデー回転角=45.0±0.1deg,挿入損失=0.3dB,消光
比=35dB以上の特性(1.31μm波長帯,測定時の環境温
度25℃において)を持ち,両面に対接着剤用の無反射コ
ートを施した。大きさは,各偏光結晶板に合わせて,11m
m角と,15mm角に切断して使用した。実施例1と同様にし
てそれぞれ,偏光子2,検光子3となる偏光結晶板の間に
光学接着剤を介してガーネット厚膜4を挟み,ガーネッ
ト膜4を磁気飽和させて最大アイソレーシションが得ら
れるように偏光子2,検光子3を回転させて固定し,接着
硬化した。そのあと,それぞれを1.5mm角の大きさに切
断し,マグネット1に装着し,接着固定した(第1図参
照)。
この時のマグネット1は,内形が1.6mm角で外形がφ
3.8mm,厚さが2mmで,内部最大磁界強度(計算値)が120
0G以上の仕様である。
このようにして,製作された光アイソレータの特性
は,第6表の通りである。(但し,ここでの数値は1ロ
ット当りの平均値で示してある。) [発明の効果] 以上説明したように,本発明のTbVO4,GdVO4,及びYdVO
4から選択された偏光結晶板を偏光子,及び検光子とし
て用いた光アイソレータは,ルチル偏光結晶板を用いた
光アイソレータと同等の特性を示し,また,その偏光結
晶板の大型化が可能であることから光アイソレータの生
産性の向上及びコスト低減が大きく期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に用いた光アイソレータの構造
図,第2図は本発明の実施例における偏光結晶板(偏光
子,検光子)の偏光軸の角度を示す図である。 図中,1……マグネット,2……偏光子,3……検光子,4……
ファラデー回転素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 27/28 G02B 5/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特定の方向の偏波の光を透過し,それと直
    交する偏波の光を分離する偏光子及び検光子の間に,光
    の偏波を45度回転させるファラデー回転素子を挟み込
    み,接着剤によって,それぞれを接着した構成の光アイ
    ソレータにおいて,ファラデー回転素子としてガーネッ
    ト膜を用い,偏光子及び検光子として,TbVO4,GdVO4,及
    びYbVO4から選択された単結晶板を用いることを特徴と
    する光アイソレータ。
JP2033903A 1990-02-16 1990-02-16 光アイソレータ Expired - Fee Related JP2838565B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2033903A JP2838565B2 (ja) 1990-02-16 1990-02-16 光アイソレータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2033903A JP2838565B2 (ja) 1990-02-16 1990-02-16 光アイソレータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03238417A JPH03238417A (ja) 1991-10-24
JP2838565B2 true JP2838565B2 (ja) 1998-12-16

Family

ID=12399478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2033903A Expired - Fee Related JP2838565B2 (ja) 1990-02-16 1990-02-16 光アイソレータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2838565B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03238417A (ja) 1991-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4272159A (en) Optical circulator
US5446813A (en) Optical isolator
JPH03150524A (ja) 偏光非依存型光アイソレータ
EP1688782B1 (en) Faraday rotator for high output lasers
CN214097865U (zh) 偏振无关光隔离器芯及光纤隔离器、半导体激光器组件
JPH04333818A (ja) 光アイソレータの製造方法
JP4797733B2 (ja) 高出力レーザー用偏波無依存型光アイソレータ
JP2838565B2 (ja) 光アイソレータ
JP4688024B2 (ja) ファラデー回転子の製造方法及び該回転子が組込まれた光アイソレータ
JP3734011B2 (ja) 光アイソレータ用光学部品及びその製造方法並びに光ファイバ接続型光アイソレータ
JPH0477713A (ja) 偏光無依存型光アイソレータの製造方法
JP2006284769A (ja) 光アイソレータ素子およびその製造方法
JPH03204613A (ja) 光アイソレータ
JPH03171029A (ja) 光アイソレータの製造方法
JP2003156623A (ja) 光アイソレータ及び偏光ガラスの加工方法
CN216285818U (zh) 一种光路无胶自由空间隔离器
JPS5828716A (ja) 光アイソレ−タ
JP2000249983A (ja) 光非相反素子の製造方法
JP2763015B2 (ja) 光アイソレータ及びその製造方法
JP3554140B2 (ja) 光アイソレータ用素子及びその製造方法
JPH02188715A (ja) 光アイソレータ
JPH02201314A (ja) 光アイソレータ
JPH0229019U (ja)
CN113835154A (zh) 一种光路无胶自由空间隔离器及其制作方法
JPH0675189A (ja) 光アイソレータ用素子及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees