JP2838258B2 - 加締脚付き装飾釦頭 - Google Patents

加締脚付き装飾釦頭

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JP2838258B2 JP23096794A JP23096794A JP2838258B2 JP 2838258 B2 JP2838258 B2 JP 2838258B2 JP 23096794 A JP23096794 A JP 23096794A JP 23096794 A JP23096794 A JP 23096794A JP 2838258 B2 JP2838258 B2 JP 2838258B2
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達見 今井
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Morito Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファッション性を良好
にするために衣服、バッグ等に取り付けられる装飾釦の
内、加締脚で固定するようにした加締脚付き装飾釦頭の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明が対象とする加締脚付き装飾釦頭
の従来の構成は、表面に方向性のある模様、図柄等の装
飾面を有し、裏面に脚取付凹部を形成した合成樹脂製の
釦頭主体と、加締用筒脚を凸設した基板の縁を座板の周
縁で巻き込み固定した金属製の取付体とを、該取付体の
座板を前記釦頭主体の脚取付凹部に嵌合接着して固定す
るようになっている。
【0003】また加締脚付き装飾釦頭を対象物に加締固
定する場合の装飾面の方向性を確保するために、釦頭主
体の裏面の一部に突起とか印を設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の加締脚付き
装飾釦頭は、取付体の座板を釦頭主体の脚取付凹部に固
定する場合、脚取付凹部に二液混合タイプの接着剤を塗
布した後、取付体の座板を脚取付凹部に嵌合して接着固
定するのであるが、嵌合時に封じ込まれる空気によっ
て、十分な接着強度が確保できず、その後の取扱い、加
締加工時に釦頭主体が取付体から分離するところの不良
品が発生するだけでなく、装飾面の方向性の確保だけの
ために、わさわざ成形型に加工を加えたり、成形品の装
飾面の方向性を確認しながら印を付さなければならない
等の、品質上及び製作加工上に解決すべき課題があっ
た。
【0005】本発明は、取付体の座板と釦頭主体の接着
強度を確保するとともに、該接着強度の確保のための構
成部分が、装飾釦取付時の装飾面の方向性を確保するこ
とができる加締脚付き装飾釦頭を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の加締脚付き装飾
釦頭は、上記課題を解決し、目的を達成するために為さ
れたものであって、表面に方向性のある模様、図柄等が
形成された装飾面1を有し、裏面に脚取付凹部2を形成
した合成樹脂製の釦頭主体3と、加締用筒脚4を突設し
た基板5の縁を座板6の周縁で巻き込み固定した金属製
の取付体7とを、該取付体7の座板6を前記釦頭主体3
の脚取付凹部2に嵌合接着することにより固定した加締
付き装飾釦頭において、装飾面1の方向性を決める位置
となる脚取付凹部2の内壁面に、脚取付凹部2の底面に
至る逃気通路8を形成した構成となっている。
【0007】
【作用】上記の加締脚付き装飾釦頭に設けた逃気通路8
は、取付体7の座板6を釦頭主体3の脚取付凹部2に嵌
合接着固定する場合に封じ込まれる空気の逃げ道となっ
て空気の封じ込めを回避するとともに、対象物に加締固
定する場合の装飾面の方向性を確保するためのものとし
て作用する。
【0008】また請求項2に記載のように、逃気通路8
を複数とし、その内の一つの開口形状を他のものと異な
る形状とした場合には、対象物に加締固定する場合の装
飾面の方向性を確保した上で、封じ込まれる空気の逃げ
が複数位置からスムーズ且つ確実に行なわれて接着強度
を確保することができる。
【0009】さらに請求項3に記載のように、脚取付凹
部2の底面に接着剤拡散用溝9を刻設した場合は、該溝
9が接着剤の広がりを良好として確実且つ強固な接着固
定を確保することができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の実施例1に係る加締脚付き装
飾釦頭の分解裏面図、図2は完成品の断面図、図3は実
施例2に係る加締脚付き装飾釦頭の釦頭主体の裏面図、
図4は実施例3に係る加締脚付き装飾釦頭の釦頭主体の
裏面図である。
【0011】(実施例1) 図1及び図2に示すよう
に、表面に方向性のある模様、図柄、記号等が形成され
た装飾面1を有し、裏面には脚取付凹部2を形成すると
ともに、該脚取付凹部2の内壁面であって装飾面1の方
向性を決める位置となる一か所に、脚取付凹部2の底面
に至る逃気通路8を形成した熱可塑性合成樹脂、例え
ば、ナイロン、ABS 樹脂、ポリプロピレン製の釦頭主体
3と、加締用筒脚4を絞り加工又はロウ付加工により形
成した基板5の縁を座板6の周縁で巻き込み固定した金
属製の取付体7とから成り、該取付体7の座板6を前記
釦頭主体1の脚取付凹部2へ、エポキシ樹脂製の接着剤
を用いて嵌合接着により固定した加締脚付き装飾釦頭の
構成である。
【0012】(実施例2) 図3に示すように、釦頭主
体3を、その裏面に形成した脚取付凹部2の逃気通路8
を四等分間隔とし、その内の一つの開口形状は平面半円
形状で他は平面三角形状に形成して、平面半円形状の逃
気通路8を装飾面1の方向性を決める基準に利用するよ
うにした構成であり、他の構成は実施例1と同一構成で
あるから図示及び説明を省略する。
【0013】(実施例3) 図4に示すように、釦頭主
体3を、その裏面に形成した脚取付凹部2の底面に接着
剤拡散用溝9を刻設した構成であって、他は実施例1又
は実施例2と同一構成であるので図示及び説明を省略す
る。
【0014】前記接着剤拡散用溝9は逃気通路8に関係
なく、格子形、放射形、渦巻き形等に形成してもよい
が、逃気通路8に連通するように形成して、空気の逃げ
をスムーズとすることが好ましい。
【0015】上記各実施例における釦頭主体3は、通常
の射出成形手段により形成され、釦頭主体3と取付体7
との接着固定も通常の手段、例えば、手作業又は流れ作
業により自動連続固定装置によって行われる。
【0016】
【発明の効果】以上に説明した本発明の加締脚付き装飾
釦頭は、表面に方向性のある模様、図柄等が形成された
装飾面1の方向性を決める位置となる脚取付凹部2の内
壁面に、脚取付凹部2の底面に至る逃気通路8が、取付
体7の座板6を釦頭主体3の脚取付凹部2に嵌合接着固
定する場合に封じ込まれる空気の逃げ道となって、空気
の封じ込めが回避され、接着強度が確保できる。
【0017】このため、接着面に空気の介在によって生
じていた接着強度の低下による不都合、即ち、加締加工
時に釦頭主体が取付体から分離するところの不良品の発
生を防止することができる。
【0018】また逃気通路8は、加締脚付き装飾釦頭を
対象物に加締固定する場合の装飾面1の方向性を確保す
る位置決めとして利用できるから、装飾面1の方向性を
確保するために、わさわざ成形型に加工を加えたり、成
形品の装飾面の方向性を確認しながら印を付す等の不体
裁且つ煩雑な手段を採用する必要がない。
【0019】従って本発明によれば、取付体の座板と釦
頭主体の接着強度の確保と、装飾釦取付時の装飾面の方
向性が確保でき、品質上及び製作加工上において優れた
加締脚付き装飾釦頭を提供することができる。
【0020】なお請求項2に記載のように、逃気通路8
を複数とし、その内の一つの開口形状を他のものと異な
る形状とした場合には、対象物に加締固定する場合の装
飾面の方向性を確保した上で、封じ込まれる空気の逃げ
が複数位置からスムーズ且つ確実に行われて接着強度を
確保することができる。
【0021】さらに請求項3に記載のように、脚取付凹
部2の底面に接着剤拡散用溝9を刻設した場合は、該溝
9が接着剤の広がりを良好として確実且つ強固な接着固
定を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る加締脚付き装飾釦頭の
分解裏面図である。
【図2】本発明の実施例1に係る加締脚付き装飾釦頭の
断面図である。
【図3】本発明の実施例2に係る加締脚付き装飾釦頭の
釦頭主体の裏面図である。
【図4】本発明の実施例3に係る加締脚付き装飾釦頭の
釦頭主体の裏面図である。
【符号の説明】
1 装飾面 2 脚取付凹部 3 釦頭主体 4 加締用筒脚 5 基板 6 座板 7 取付体 8 逃気通路 9 接着剤拡散用溝
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A44B 1/04 A44B 1/06 A44B 1/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に方向性のある模様、図柄等が形成
    された装飾面1を有し、裏面に脚取付凹部2を形成した
    合成樹脂製の釦頭主体3と、加締用筒脚4を突設した基
    板5の縁を座板6の周縁で巻き込み固定した金属製の取
    付体7とを、該取付体7の座板6を前記釦頭主体3の脚
    取付凹部2に嵌合接着して固定した加締付き装飾釦頭に
    おいて、装飾面1の方向性を決める位置となる脚取付凹
    部2の内壁面に、脚取付凹部2の底面に至る逃気通路8
    を形成したことを特徴とする加締脚付き装飾釦頭。
  2. 【請求項2】 逃気通路8は複数とし、その内の一つの
    開口形状を他のものと異なる形状とした請求項1記載の
    加締脚付き装飾釦頭。
  3. 【請求項3】 脚取付凹部2の底面に接着剤拡散用溝9
    を刻設した請求項1又は2記載の加締脚付き装飾釦頭。
JP23096794A 1994-09-27 1994-09-27 加締脚付き装飾釦頭 Expired - Lifetime JP2838258B2 (ja)

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JPH0889313A JPH0889313A (ja) 1996-04-09
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IT1291405B1 (it) * 1997-02-03 1999-01-11 Cobra Srl Bottone con dispositivo perfezionato per l'applicazione orientata in modo automatico su capi di abbigliamento
WO2012004870A1 (ja) * 2010-07-07 2012-01-12 Ykk株式会社 装飾部品及びその形成方法
JP2013052669A (ja) * 2010-12-28 2013-03-21 Daicel Corp 複合成形体の製造方法

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