JP2837140B2 - 包装体の切り裂き試験機 - Google Patents
包装体の切り裂き試験機Info
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Description
剤、顆粒、あるいは食品の調味料等を密封している樹脂
製の包装体(包装シート、包装袋等)に施されているミ
シン目や、切り溝に沿って、それら包装体の部分を切り
裂こうとするとき、その包装体を切り裂くときの力(切
り裂き荷重)を有効に測定することができる包装体の切
り裂き試験機に関するものである。
は食品、調味料等の内容物を包装するための包装手段と
してポリエチレン、ビニール等からなる樹脂フィルムあ
るいはシートを素材として形成している樹脂製の包装体
の使用が周知であり、これら樹脂製の包装体により包装
されている内容物の保存性を高めるため、一般的には熱
シール手段等により密閉包装されている。
れている被包装物の消費あるいは小分け等に際しては、
その樹脂製包装体の一部を切り裂いて分離させることに
なるが、この切り裂きに要する切り裂き力は、その包装
用袋の強度(フィルム素材の厚さ)の違い等によって、
まちまちであって、時には切り裂きが困難である場合も
ある。
により構成されている包装体にあっては、ミシン目ある
いは切り溝を設けて、密封包装されている被包装物の消
費や小分けを容易ならしめることが知られているが、こ
のようなミシン目あるいは切り溝を設けた包装体にあっ
ては、そのミシン目、切り溝における切断強度(以下こ
れを切り裂き荷重と称す)の確認が必要となる。
ミシン目又は切り溝に沿った切り裂き荷重を調べるため
の従来手段としては、測定作業者が包装体の両端部を両
手で把持し、次いでその両手を互いに反対方向へ動かし
て包装体をその包装体に施されているミシン目又は切り
溝に沿って切り裂き、このときの感触で包装体の切り裂
き荷重(切断応力)を推定しているものであった。
うな手動力での切り裂き作業で包装体の切り裂き荷重を
推定する従来手段では切り裂きを行なう包装体の掴みか
た、あるいは包装体の掴み位置、さらには破断すべき力
の入れ具合等により上記切り裂き荷重の推定値が変化
し、さらには測定作業者の個人差によってその推定値は
大幅に変化し、このため所定の包装体の切り裂き荷重を
正確に計測することが不可能であった。
ので、ミシン目、あるいは切り溝を施してなる包装体
を、そのミシン目あるいは切り溝に沿って切り裂くとき
の切り裂き荷重を機械的動作によって測定することがで
きる包装体の切り裂き試験機の提供を目的とするもので
ある。
両側端部を一対のクランプ機構によって把持し、次いで
それらクランプ機構を互いに反対側へ動作して包装体の
切り裂きを行ない、この切り裂き動作時に作用する一対
のクランプ機構の荷重を荷重センサにより測定すること
を目的としている。
めに、本発明の請求項1では、ミシン目又は切り溝を施
してなる包装体の、上記ミシン目又は切り溝を境とする
両側の上記ミシン目又は切り溝と交叉する側の双方辺縁
部をそれぞれ把持する一対のクランプ機構と、一方のク
ランプ機構を上記ミシン目又は切り溝方向と直交する軸
芯である水平支軸を介して支持する支軸と、他方のクラ
ンプ機構を上記ミシン目又は切り溝方向と直交する軸心
である水平支軸を介して軸支する可動センサ軸と、該可
動センサ軸を上記支軸と離間する方向へ移動して、上記
双方のクランプ機構によりクランプされている包装体
を、上記ミシン目又は切り溝の末端よりそのミシン目又
は切り溝に沿って切り裂くための作動機構と、該作動機
構に作用するミシン目又は切り溝の切り裂き荷重を検知
する荷重センサと、該荷重センサからの検出力で包装体
の切り裂き荷重を表示する表示器とを備え、さらに上記
双方のクランプ機構による包装体のクランプ位置は、そ
れらクランプ機構の双方軸支点を結ぶ軸芯よりも偏心位
置である包装体の切り裂き試験機であることを特徴とし
ている。
態に基いて詳細に説明する。
し、この包装体1には、各錠剤毎を切り裂くためのミシ
ン目2が施されている。本発明は、その包装体1をミシ
ン目2に沿って切り裂くときの切り裂き荷重を測定する
ための切り裂き試験機に特長を有し、その切り裂き試験
機の全体構造を図2、及び図3で示す。
タンド台であって、このスタンド台3上には、垂直方向
に延びるスタンド支柱4が取付けられている。5はその
スタンド支柱4によってその上下方向に沿って移動可能
に支持されている可動枠であって、この可動枠5には、
垂下方向に延びている可動センサ軸6を有している荷重
センサ7を保持している。
いる支持板9によって垂直に起立保持されている支軸で
あって、この支軸8の軸芯と、上記の可動センサ軸6の
軸芯とは同一軸線上に一致するように位置されている。
なお10は上記荷重センサ7からの出力で荷重値が表示
される荷重表示器、11は操作パネルを示す。
端には、第1のクランプ機構12A及び第2のクランプ
機構12Bのそれぞれが、水平支軸13A及び13Bに
よって軸支されている。一対のクランプ機構12A及び
クランプ機構12Bは図2の正面図において左右に近接
配置される略同形構造のものである。
び第2のクランプ機構12A,12Bの構成について説
明する。先ず第1のクランプ機構12Aについて説明す
ると、14Aは、水平の挟持面15Aを有する側面略コ
字状に形成されている第1のクランプ枠であり、この第
1のクランプ枠14Aの内部には、その挟持面15Aに
対面する挟持片16Aが配置されている。この挟持片1
6Aには、一端が上記第1のクランプ枠14Aに固定さ
れているロッドスプリング17の先端が係合されてい
て、このロッドスプリング17の弾性により、挟持片1
6Aは、挟持面15Aから離れるように付勢されてい
る。
得る第1のカムであって、この第1のカム18Aは、第
1のクランプ枠14Aに支持されているカム軸19にカ
ムピン20を介して固定されている。このカム軸19に
は該カム軸19を介して第1のカム18Aを回動せしめ
るための第1のカムハンドル21Aが固定されている。
22は第1のクランプ枠14Aに形成されていて、この
第1のクランプ枠14Aを上記の水平支軸13Aを介し
て可動センサ軸6に連結せしめるための連結部を示す。
あるが、この第1のクランプ機構12Aに対して水平方
向に対設される第2のクランプ機構12Bも、第1のク
ランプ機構12Aと対称に形成されている。つまり14
Bは水平挟持面15Aを有する側面略コ字状に形成され
ている第2のクランプ枠であり、この第2のクランプ枠
14Bの内部には、その挟持面15Bに対面する挟持片
16Aが配置されている。この挟持片16Aには、一端
が上記第1のクランプ枠14Aに固定されているロッド
スプリング17の先端が係合されていて、このロッドス
プリング17の弾性により、挟持片16Aは、挟持面1
5Bから離れるように付勢されている。18Bは上記挟
持片16Bの上面で当接し得る第2のカムであって、こ
の第2のカム18Bは、第2のクランプ枠14Bに支持
されているカム軸19にカムピン20を介して固定され
ている。このカム軸19には該カム軸19を介して第2
のカム18Bを回動せしめるための第2のカムハンドル
21Bが固定されている。23は第2のクランプ枠14
Bに形成されていて、この第2のクランプ枠14Bを上
記の水平支軸13Bを介して支軸8に連結せしめるため
の連結部を示す。以上が第2のクランプ機構12Bの構
成であるが、該第2のクランプ機構12Bは、水平支軸
13Bを介して支柱8の上端に連結し、また前記の第1
のクランプ機構12Aは、水平支軸13Aを介して可動
センサ軸6の下端に連結する。さらに第1のクランプ機
構12Aと可動センサ軸6下端との連結部にクランプ位
置決め管24Aを、ばね25の弾圧力により嵌合し、第
1及び第2のクランプ機構12A,12Bが水平支軸1
3A,13Bを軸として揺動しないようにそれらクラン
プ機構の位置決めを行なう(図4参照)。
2のクランプ機構12Bの第1のカムハンドル21A及
び第2のカムハンドル21Bを操作して、双方挟持片1
6A,16Bの押下力を開放し、双方挟持片16A,1
6Bを第1、第2のクランプ枠14A,14Bの挟持面
15A,15Bより隔間させ、それらの挟持面15A
と、挟持片16A及び16Bとの間に、破断すべき包装
体1の両側辺縁を挿入し(図4参照)、しかる後第1の
カムハンドル21A及び第2のカムハンドル21Bを操
作して第1のカム18A及び第2のカム18Bで挟持片
16A,16Bを押し下げて、その挟持片16A及び1
6Bと挟持面15A及び15Bとの間に包装体1の両側
辺縁を挟持する(図8参照)。
は、ばね25の弾圧力に抗して押し上げた後、そのクラ
ンプ位置決め管24Aを回動して、そのクランプ位置決
め管24Aをピン26に係合させて、クランプ位置決め
管24Aの押し上げ状態を維持させ、また上記のクラン
プ位置決め管24Bは、ばね25の弾圧力に抗して押し
下げた後、そのクランプ位置決め管24Bを回動して、
そのクランプ位置決め管24Bをピン26に係合させ
て、クランプ位置決め管24Bの押し下げ状態を維持さ
せて、第1、第2双方のクランプ機構12A,12Bを
水平支軸13A,13Bを支点として回動可能状態とす
る。
々に上昇させると第1のクランプ機構12Aは上昇し
て、該第1のクランプ機構12Aと第2のクランプ機構
12Bとの間が開き、このため第1のクランプ機構12
Aに挟持されている包装体1の一側辺縁と第2のクラン
プ機構12Bに挟持されている包装体1の他側辺縁とが
互いに反対方向に引かれる動作でその包装体1はミシン
目2に沿って切り裂かれ(図9参照)、この切り裂き荷
重が荷重センサ7により検出され、その検出値は荷重表
示器10により表示される。
機構12Aを上昇すれば、最終的に包装体1をミシン目
に沿って破断させることができる。
沿って切り裂くべき包装体の両側辺縁を、一対のクラン
プ機構により挟持し、さらにそれらクランプ機構を互い
に反対方向へ機械的に変位させることができる可動セン
サ軸の機械的動作で上記包装体をミシン目に沿って切り
裂き、しかもその可動センサ軸に作用する切り裂き荷重
を検出してその切り裂き荷重を機械的かつ電気的に測定
し得る構造であるから、この測定値を基にして老若男女
である人間誰しもが、簡単に開封(切り裂く)すること
のできる包装体の切り裂き荷重値を精度よく定量化(数
値化)することができる。
ではなく、機械的動作で切り裂きを行なうものであるか
ら、測定者による個人的測定値のバラツキを生じること
がなく、信頼性に優れた測定及びその管理が可能とな
る。
機構にクランプさせる操作は単なるレバー操作で行なえ
るものであって熟練等を一切必要とせず、このため包装
体の切り裂き試験を通常の知識を有するものであれば、
容易かつ確実に行なうことができる。
大図。
た正面図。
す側面図。
き動作時の説明図。
に切り裂きを進めた状態の動作説明図。
ンプ機構 12B…第2クランプ機構 13A…水平支軸 13B…水平支軸 14A…第1のク
ランプ枠 14B…第2のクランプ枠 15A…挟持面 15B…挟持面 16A…挟持片 16B…挟持片 17…ロッドスプ
リング 18A…第1のカム 18B…第2のカ
ム 19…カム軸 20…カムピン 21A…第1のカムハンドル 21B…第2のカ
ムハンドル 22…連結部 23…連結部 24A…クランプ位置決め管 24B…クランプ
位置決め管 25…ばね 26…ピン
Claims (1)
- 【請求項1】 ミシン目又は切り溝を施してなる包装体
の、上記ミシン目又は切り溝を境とする両側の上記ミシ
ン目又は切り溝と交叉する側の双方辺縁部をそれぞれ把
持する一対のクランプ機構と、一方のクランプ機構を上
記ミシン目又は切り溝方向と直交する軸芯である水平支
軸を介して支持する支軸と、他方のクランプ機構を上記
ミシン目又は切り溝方向と直交する軸心である水平支軸
を介して軸支する可動センサ軸と、該可動センサ軸を上
記支軸と離間する方向へ移動して、上記双方のクランプ
機構によりクランプされている包装体を、上記ミシン目
又は切り溝の末端よりそのミシン目又は切り溝に沿って
切り裂くための作動機構と、該作動機構に作用するミシ
ン目又は切り溝の切り裂き荷重を検知する荷重センサ
と、該荷重センサからの検出力で包装体の切り裂き荷重
を表示する表示器とを備え、さらに上記双方のクランプ
機構による包装体のクランプ位置は、それらクランプ機
構の双方軸支点を結ぶ軸芯よりも偏心位置であることを
特徴とする包装体の切り裂き試験機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28509096A JP2837140B2 (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | 包装体の切り裂き試験機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28509096A JP2837140B2 (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | 包装体の切り裂き試験機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10132730A JPH10132730A (ja) | 1998-05-22 |
JP2837140B2 true JP2837140B2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=17687012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28509096A Expired - Fee Related JP2837140B2 (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | 包装体の切り裂き試験機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2837140B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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---|---|---|---|---|
DE102009012261B4 (de) * | 2009-03-07 | 2014-01-02 | Cmb Automation Co. Kg | Vorrichtung zur Durchführung und Bewertung von Reißproben verschiedener Werkstoffe und Materialien |
DE102012100618B4 (de) * | 2012-01-25 | 2014-07-24 | Takeda Gmbh | Vorrichtung und Verfahren zum Bestimmen einer beim Abziehen einer Verschlussfolie von einer Verpackungswand einer Verpackung auftretenden Kraft |
DE102012108365A1 (de) * | 2012-09-07 | 2014-04-03 | hawo Gerätebau GmbH & Co Maschinenbau KG | Siegelnahtfestigkeitsprüfvorrichtung |
CN109238956B (zh) * | 2017-07-10 | 2024-01-30 | 郑州大学 | 薄壁柔性材料面内撕裂试验方法 |
-
1996
- 1996-10-28 JP JP28509096A patent/JP2837140B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10132730A (ja) | 1998-05-22 |
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