JP2835072B2 - 突極形回転電機の回転子 - Google Patents

突極形回転電機の回転子

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JP2835072B2 JP1115987A JP11598789A JP2835072B2 JP 2835072 B2 JP2835072 B2 JP 2835072B2 JP 1115987 A JP1115987 A JP 1115987A JP 11598789 A JP11598789 A JP 11598789A JP 2835072 B2 JP2835072 B2 JP 2835072B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、一般産業用に使用される同期電動機及び同
期発電機に係り、特に界磁コイルの遠心力により飛出し
を防止するコイルブラケットを装着した突極形回転電機
の回転子の構造に関するものである。
(従来の技術) 第5図は、従来の突極形回転電機の回転子の一例の要
部を示す側面図であり、第7図は第5図のB部拡大図で
あり、第6図は第7図のA−A線断面図である。
第5図および第6図に示すように界磁コイル1を巻回
する磁極2は、継鉄3と一体の構造となっており、界磁
コイル1の下部と磁極2の間には、界磁コイル1を押し
上げて支持する支え板4が複数個設けられ、界磁コイル
1の側面には、界磁コイル1に作用する遠心力Fの分力
Qで界磁コイル1が変形するのを防止するため、複数個
のコイルブラケット5が絶縁物6を介して設けられてい
る。このコイルブラケット5は、下部を磁極2との間に
設けたスプリング7によって押し上げられ、上部を隣接
する磁極2にそれぞれ固定されるポールヘッド8で押し
付けられている。なお、ポールヘッド8は、図示しない
ボルトで磁極2に締付け固定されている。また、支え板
4は、リベット9で上下の部材を固定した構造となって
いる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記した構造では、界磁コイル1の仕
上り状態によって、界磁コイル1の下部で界磁コイル1
を押し上げている支え板4の高さを、加減板10で調整し
なければならない。また、界磁コイル1の変形を防止す
るコイルブラケット5は、上部を隣接する磁極2の上部
にそれぞれ固定されるポールヘッド8で固定しなければ
ならないため、両ポールヘッド8の締付けを相互に調整
しながら行わなければならない。したがって、組立の作
業性が悪く、部品点数も多くなってコストアップになる
欠点があった。
また、通風冷却は、回転子に装着された自己ファン11
または固定部側に設けられた電動ファン(図示しない)
等により、回転子の軸方向に冷却空気を送給することに
より行っている。この通風冷却における回転子の主たる
通風路は、隣接する磁極2の間の空所であり、この通風
路から図示しない固定子の鉄心ラジアルダクトに送給さ
れる。ところが、隣接する磁極2の間の空所はきわめて
小さいため、磁極のファン効果により回転子から固定子
の鉄心ラジアルダクトに流通する冷却空気量は、全冷却
空気のうち限られた少量となってしまう。そこで、これ
を補うために例えばファンの容量を可能の範囲で大きく
する場合は、当然風損が大きくなって回転電機の効率を
低下させる。この他、磁極部の基部に軸方向に沿った穴
12を設け、この穴12に連通し半径方向に伸びる穴(図示
しない)を設け、冷却空気の通風路を形成するものもあ
るが、いずれも満足すべきものがなく、その不満足な通
風冷却効率に対応した設計をせざるを得ない欠点を有し
ていた。
そこで、本発明の目的は、界磁コイルの仕上り状態に
影響されることなく界磁コイルを支えられ、コイルブラ
ケットの締付けも同時に行うことができ、かつ隣接する
磁極間に大きな空所が形成され、冷却空気の通風量を増
大して冷却効果を向上することを可能とした突極形回転
電機の回転子を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、継鉄の外周面に複数の磁極が配設され、こ
の磁極のそれぞれに界磁コイルが巻回され、隣接する界
磁コイル間に遠心力による変形を防止するコイルブラケ
ットを配設した突極形回転電機の回転子において、界磁
コイルの下部に押え板とこの押え板を押し上げるスプリ
グを配設し、これらをコイルブラケットを貫通し継鉄に
ねじ込まれるボルトが貫通するようにしたものである。
(作 用) ボルトを締付けると、コイルブラケットは界磁コイル
の側面を押圧し、押え板はスプリングの圧縮によるばね
力で界磁コイルの下面を押し上げ、確実に界磁コイルの
遠心力による変形を防止することができる。また、押え
板がスプリングを介して押し上げられているので、界磁
コイルの仕上り状態によって加減板を調整するような作
業は不要となり、組立作業が容易となる。さらに、従来
より大きいスペースを磁極間に形成でき、冷却空気をよ
り多く誘導することにより、冷却効果を向上することが
できる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例の要部を示す断面図であり、
第2図は第1図のA−A線断面図であり、第3図は第1
図のB部拡大図であり、第4図は第3図のA−A線断面
図である。
第1図乃至第4図に示すように磁極2は、継鉄3と一
体構造で、その上部にはポールヘッド8が図示しないボ
ルトで締付けられて固定されており、界磁コイル1はこ
の磁極2に巻回されている。界磁コイル1には、絶縁物
6が界磁コイル1の全体に接触するように設けられ、隣
接する界磁コイル1の間にはこの絶縁物6を介してコイ
ルブラケット15が設けられている。また、界磁コイル1
の下部には、スプリング16によって押し上げられ、界磁
コイル1を下方から支える押え板17が設けられている。
上記したコイルブラケット15は、台形状をなし、両側
の傾斜面が隣接する界磁コイル1のそれぞれの側面側の
絶縁物6に接触し、平行する上下面に垂直にボルト18の
貫通する穴15aが設けられている。また押え板17は台形
に類似した形状で、両側の傾斜面が隣接する界磁コイル
1のそれぞれの下面側の絶縁物6に接触し、平行する上
下面に垂直にボルト18の貫通する穴17aが設けられてい
る。スプリング16は、このボルト18に挿入されて押え板
17を押し上げる。
一方、継鉄3には、ボルト18がねじ込まれるねじ穴3a
が設けられている。
以上の構成において、コイルブラケット15をボルト18
で継鉄3に締付けると、コイルブラケット15は、その両
側の傾斜面がそれぞれ絶縁物6を介して界磁コイル1を
押圧し、界磁コイル1の遠心力Fの分力Qによる変形を
確実に防止することが可能となり、押え板17は、下方か
らスプリング16のばね力で、界磁コイル1を絶縁物6を
介して押し上げていくから、界磁コイル1の仕上り状態
に何ら影響されることなく支持することが可能となる。
また、スプリング16と押え板17を界磁コイル1の下部
に設けたことにより、従来の構造では得られなかったス
ペースが形成でき、このスペースが冷却空気を誘導する
通風路となり、第2図に矢印で示すように自己ファン11
による冷却空気をこの通風路を介して流通し、冷却空気
をより多く図示しない固定子の鉄心ラジアルダクトに送
給することができる。
従って、以上の構成による実施例は、コイルブラケッ
トの下部にスプリングで界磁コイルを支える押え板を配
置しているので、確実で強固な界磁コイルの支持がで
き、また、界磁コイルの仕上り状態に影響されることな
く対応できて現物合せによる調整が不要となる。さら
に、冷却空気の通風路が拡大し、冷却効果を向上するこ
とができる。
なお、以上説明した実施例では、コイルブラケット15
と押え板17を、回転子の軸方向に沿って2箇所に設けた
が、この個数は界磁コイル1の大きさによって適宜選択
することができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、組立中に界磁コ
イルの仕上り状態によって現物合せで調整する工程を省
いて作業を容易にすると共に所用時間を短縮し、また、
確実で信頼性のある界磁コイルの支持が可能となり、し
かも、通風スペースを拡大して冷却効果を向上する突極
形回転電機の回転子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の要部を示す断面図、第2図
は第1図のA−A線断面図、第3図は第1図のB部拡大
図、第4図は第3図のA−A線断面図、第5図は従来の
突極形回転電機の回転子の要部を示す側面図、第6図は
第5図のA−A線断面図、第7図は第5図のB部拡大
図、第8図は第7図のA−A線断面図である。 1……界磁コイル 2……磁極 3……継鉄 15……コイルブラケット 16……スプリング 17……押え板 18……ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭56−44552(JP,U) 実開 昭58−49570(JP,U) 実開 昭61−126757(JP,U) 実開 昭53−62604(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 3/30 - 3/52

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】継鉄の外周面に複数の磁極が配設され、こ
    の磁極のそれぞれに界磁コイルが巻回され、隣接する界
    磁コイル間に遠心力による変形を防止するコイルブラケ
    ットを配設した突極形回転電機の回転子において、前記
    界磁コイルの下部に押え板とこの押え板を押し上げるス
    プリングを配設し、これらを前記コイルブラケットを貫
    通し前記継鉄にねじ込まれるボルトが貫通するようにし
    たことを特徴とする突極形回転電機の回転子。
JP1115987A 1989-05-11 1989-05-11 突極形回転電機の回転子 Expired - Fee Related JP2835072B2 (ja)

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KR100703590B1 (ko) * 2006-11-03 2007-04-09 삼양전원주식회사 발전기의 로우터
CN103532325A (zh) * 2013-10-25 2014-01-22 中电电机股份有限公司 凸极同步电机转子励磁线圈极间撑紧结构

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JPS5849570U (ja) * 1981-09-26 1983-04-04 三菱電機株式会社 突極形回転子

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