JPH10322947A - 突極形回転子 - Google Patents

突極形回転子

Info

Publication number
JPH10322947A
JPH10322947A JP12215297A JP12215297A JPH10322947A JP H10322947 A JPH10322947 A JP H10322947A JP 12215297 A JP12215297 A JP 12215297A JP 12215297 A JP12215297 A JP 12215297A JP H10322947 A JPH10322947 A JP H10322947A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
rotor
shape
salient
pole type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12215297A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromoto Shimaya
宏基 嶋屋
Toshiro Atsuji
敏朗 厚地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nishishiba Electric Co Ltd
Original Assignee
Nishishiba Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nishishiba Electric Co Ltd filed Critical Nishishiba Electric Co Ltd
Priority to JP12215297A priority Critical patent/JPH10322947A/ja
Publication of JPH10322947A publication Critical patent/JPH10322947A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイルブラケットを無くし、通風冷却を良好
にして、小形化を達成した回転電機の突極形回転子を提
供する。 【解決手段】 回転軸(1) の外周に配設された横断面が
T字状の突極塊状の回転子鉄心(3) と、前記回転子鉄心
(3) に嵌装された回転子コイル(4) を備えた突極形回転
子において、コイル直線部(4a)を支承するヘッド延出部
(3a)のコイル支持面(11)は、鉄心胴部(3b)に対して鋭角
(13)にし、回転子コイル(4) は前記コイル支持面形状に
合致するように鞍形にして、コイル直線部(4a)の遠心力
の水平成分が働かないようにする。そして、コイル支持
面形状は鋭角(13)の起点から外側に向かって下がる円弧
状にしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイルブラケット
を不要とし、冷却を良好とした回転電機の突極形回転子
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転電機の突極形回転子を図8、
図9を参照して説明する。図8は回転子側面図、図9は
軸方向から見た回転子の要部拡大図である。
【0003】図8、図9において、(1) は回転軸、(2)
は通風ファン、(3) は横断面がT字状で塊状の回転子鉄
心、(4) は回転子コイル、(5) はコイルブラケット、
(6) は上部絶縁、(7) は下部絶縁、(8) はコイルブラケ
ット絶縁、(9) はボルト、(10)は座金である。
【0004】上記のごとき構成の従来の突極形回転子
は、回転軸(1) に配設された通風ファン(2) により冷却
風を機内に吸引している。回転子コイル(4) の冷却は主
にコイルエンド部と、突極間に設けられた通風路に冷却
空気が流れることによって行われる。突極間には回転子
コイル(4) が遠心力の分力で通風路に飛び出さないよう
に、コイルブラケット(5) が必要数(図8では軸方向に
3箇所)取り付けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のごとき構成の突
極形回転子は、コイルブラケットが突極間の通風路に取
り付けられており、通風抵抗となって突極間に流入する
冷却風量が十分得られないという問題があった。また、
この問題を解決するために鉄心部に図示しない通風口を
設け、コイルブラケット間の空間と連通させるものが考
えられているが、スペース的要因から通風口の大きさが
制限され、十分な冷却風量を得るに至っておらず、冷却
風量の不足により、鉄心の中央付近の回転子コイルにホ
ットポイントが存在し、回転子コイルの温度が局部的に
高くなるという問題があり、前記温度を基準として設計
するために回転子が大きくなっていた。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は突極間のコイルブラケットを不
要とし、効率良く冷却風を導くことで回転子コイルの温
度上昇の抑制とコイル温度の均一化により小形化が可能
で、且つ部品点数が削減可能な突極形回転子を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では次ぎのようにする。
【0008】請求項1では、コイル直線部を支承するヘ
ッド延出部のコイル支持面は、鉄心胴部に対して鋭角に
し、回転子コイルは前記コイル支持面形状に合致するよ
うに鞍形にする。
【0009】請求項2では、コイル支持面形状は鋭角の
起点から外側に向かって下がる円弧状にし、他は請求項
1のようにする。
【0010】請求項3では、コイルエンド部の中央を水
平にし、他は請求項1または2のようにする。
【0011】請求項4では、コイルエンドは山形、円弧
形、水平部等を有する形状にし、鉄心端面に設けたコイ
ルエンド支持部材で支持し、他は請求項1ないし3のよ
うにする。
【0012】請求項5では、回転子コイルは導体幅の違
うコイルを交互に重ね、コイル外周部を凹凸にし、他は
請求項1ないし4のようにする。
【0013】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)以下、第1の発明(請求項1対応)の
実施の形態について、図1ないし図4を参照して説明す
る。なお、全体の側面図は図8のコイルブラケットを無
くしたものであるから、これも参照されたい。図1は軸
方向から見た回転子の要部拡大図、図2は回転子鉄心の
斜視図、図3は回転子コイルの斜視図、図4は従来形と
本発明のものとの遠心力比較図である。図1ないし図4
において(1) は回転軸、(3) は横断面がT字状の突極塊
状の回転子鉄心、(4) は平打ち巻きの回転子コイル、
(5) はコイルブラケット、(6) は上部絶縁、(7) は下部
絶縁、(11)はコイル支持面であってヘッド延出部(3a)の
下面であり、鉄心胴部(3b)に対して鋭角(13)にし、コイ
ル直線部(4a)が前記コイル支持面(11)形状に合致するよ
うにプレス整形により、鞍形に製造する。コイルエンド
(4b)は山形にし、鉄心端面に設けたコイルエンド支持部
材(3c)の支持面(11a) で支持させる。
【0014】図4に示す(F) はコイル直線部(4a)にかか
る遠心力、(F1)は遠心力の垂直分力、(F2)は遠心力の水
平分力である。運転時にコイル直線部(4a)にかかる遠心
力(F) は、遠心力の垂直分力(F1)、遠心力の水平分力(F
2)に分解でき、水平分力(F2)がコイル直線部(4a)を飛び
出させる力となる。このときの水平分力(F2)を支持する
ために図4の左半分に示したように、従来の回転子には
コイルブラケット(5)が設けられていた。
【0015】しかし、図4の右半分に示したように、上
記の実施の形態1のように、コイル支持面(11)を鉄心胴
部(3b)に対して鋭角(13)にしたので、遠心力の水平分力
(F2)が小さくなり、遠心力(F) をコイル支持面内にて受
け止めることができ、従来必要であったコイルブラケッ
ト(5) が省略可能になり、突極間に十分に冷却風を導く
ことで、回転子コイル(4) の温度上昇が抑制され、軸方
向のコイル温度を均一化でき、突極形回転子を小形化で
きる。
【0016】(実施の形態2)次に、第2の発明(請求
項2対応)の実施の形態について、図5を参照して説明
する。図5においては、コイル支持面(11)形状を鋭角の
起点から外側に向かって下がる円弧状にし、コイルエン
ド支持面(11a) を両側に下がる円弧形にし、他は請求項
1と同様にする。
【0017】このようにしても実施の形態1と同様な作
用効果が得られる。
【0018】(実施の形態3)次に、第3の発明(請求
項3対応)の実施の形態について、図6を参照して説明
する。図6においては、コイルエンド支持面(11a) を水
平にし、他は請求項1または2と同様にする。
【0019】このようにしても実施の形態1と同様な作
用効果が得られる。
【0020】(実施の形態4)次に、第4の発明(請求
項4対応)の実施の形態について、図1、図5、図6を
参照して説明する。各図においてコイルエンドは山形、
円弧形、水平部等を入れ替え、コイルエンド支持面(11)
をそれに合わせる。
【0021】このようにしても実施の形態1と同様な作
用効果が得られる。
【0022】(実施の形態5)次に、第5の発明(請求
項5対応)の実施の形態について、図7を参照して説明
する。図7においては、回転子コイル(4) は導体幅の違
うコイルを交互に重ね、コイル外周部を凹凸(12)にし、
他は請求項1ないし4のようにする。
【0023】このようにすると回転子コイル(4) の外周
面が凹凸(12)で冷却面積を大にし、突極形回転子の小形
化を促進する。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コイルブラケットを不要とし、効率良く突極間に冷却風
を導くことで、回転子コイルの温度上昇の抑制とコイル
温度の均一化により小形化が可能で、且つ部品点数が削
減可能な突極形回転子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示す軸方向から見た回
転子要部拡大図。
【図2】図1の回転子鉄心を示す斜視図。
【図3】図1の回転子コイルを示す斜視図。
【図4】従来形と本発明との遠心力比較図。
【図5】本発明の実施の形態2を示す軸方向から見た回
転子要部拡大図。
【図6】本発明の実施の形態3を示す軸方向から見た回
転子要部拡大図。
【図7】本発明の実施の形態5を示す軸方向から見た回
転子要部拡大図。
【図8】従来の突極形回転子を示す側面図。
【図9】図8の軸方向から見た回転子要部拡大図。
【符号の説明】
1…回転軸 2…通風ファン 3…回転子鉄心 3a…ヘッド延出部 3b…鉄心胴部 3c…コイルエンド支持部材 4…回転子コイル 4a…コイル直線部 4b…コイルエンド 5…コイルブラケット 6…上部絶縁 7…下部絶縁 8…コイルブラケット絶縁 9…ボルト 10…座金 11…コイル支持面 11a …コイルエンド支持面 12…凹凸 13…鋭角

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸の外周に配設された横断面がT字
    状の突極塊状の回転子鉄心と、前記回転子鉄心に嵌装さ
    れた回転子コイルを備えた突極形回転子において、コイ
    ル直線部を支承するヘッド延出部のコイル支持面は、鉄
    心胴部に対して鋭角にし、回転子コイルは前記コイル支
    持面形状に合致するように鞍形にしたことを特徴とする
    突極形回転子。
  2. 【請求項2】 コイル支持面形状は鋭角の起点から外側
    に向かって下がる円弧状にしたことを特徴とする請求項
    1に記載の突極形回転子。
  3. 【請求項3】 コイルエンド部の中央を水平にしたこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の突極形回転子。
  4. 【請求項4】 コイルエンドは山形、円弧形、水平部等
    を有する形状にし、鉄心端面に設けたコイルエンド支持
    部材で支持したことを特徴とする請求項1ないし3に記
    載の突極形回転子。
  5. 【請求項5】 回転子コイルは導体幅の違うコイルを交
    互に重ね、コイル外周部を凹凸にしたことを特徴とする
    請求項1ないし4に記載の突極形回転子。
JP12215297A 1997-05-13 1997-05-13 突極形回転子 Pending JPH10322947A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12215297A JPH10322947A (ja) 1997-05-13 1997-05-13 突極形回転子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12215297A JPH10322947A (ja) 1997-05-13 1997-05-13 突極形回転子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10322947A true JPH10322947A (ja) 1998-12-04

Family

ID=14828899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12215297A Pending JPH10322947A (ja) 1997-05-13 1997-05-13 突極形回転子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10322947A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104348269A (zh) * 2013-07-24 2015-02-11 通用电气公司 用于修平电机中的凸极转子的系统和方法
US9026380B2 (en) 2009-12-21 2015-05-05 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation Air gap measuring apparatus
CN111799910A (zh) * 2020-06-11 2020-10-20 上海马拉松·革新电气有限公司 一种凸极式发电机的转子散热结构的设置方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9026380B2 (en) 2009-12-21 2015-05-05 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation Air gap measuring apparatus
CN104348269A (zh) * 2013-07-24 2015-02-11 通用电气公司 用于修平电机中的凸极转子的系统和方法
CN111799910A (zh) * 2020-06-11 2020-10-20 上海马拉松·革新电气有限公司 一种凸极式发电机的转子散热结构的设置方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5484688B2 (ja) 電機子ラミネーション
EP1050949A1 (en) Motor
JPS6329501B2 (ja)
JPS59159638A (ja) 車両用交流発電機
JP3490307B2 (ja) 永久磁石型モータ
WO2015001670A1 (ja) 電動送風機および電気掃除機
JPH10322947A (ja) 突極形回転子
CN108092426A (zh) 定子冲片及定子铁心
JPH08266013A (ja) 電動機
JP3753093B2 (ja) 車両用回転電機
JPH07288944A (ja) 誘導電動機の通風音防止構造
JP2000166156A (ja) 回転電機及び回転電機に使用する磁性楔の製造方法
JPH1169736A (ja) 突極形回転子の製造方法
JP2006280087A (ja) 回転電機
JPS6241553Y2 (ja)
JP2001339883A (ja) 突極形回転電機の回転子
JP2835072B2 (ja) 突極形回転電機の回転子
JPH0690547A (ja) 突極形回転電機の通風冷却装置
JP2000253603A (ja) 誘導電動機の固定子鉄芯
JPH0946937A (ja) 電動機の固定子
JP2685308B2 (ja) 車両用自己通風冷却形回転電機
JPS6041806Y2 (ja) 液冷回転電機
JPS6134849Y2 (ja)
JPH09327161A (ja) 突極型同期発電機の構造
JPH03143239A (ja) 突極形回転電機