JP2834777B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2834777B2
JP2834777B2 JP17875189A JP17875189A JP2834777B2 JP 2834777 B2 JP2834777 B2 JP 2834777B2 JP 17875189 A JP17875189 A JP 17875189A JP 17875189 A JP17875189 A JP 17875189A JP 2834777 B2 JP2834777 B2 JP 2834777B2
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詔八 鵜川
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
この発明は、入賞領域に打玉を受け入れることができ
る第1の状態と打玉を受け入れることができない第2の
状態とに変化可能な玉受部材を具備した可変入賞球装置
を備えた弾球遊技機に関するものである。
【従来の技術】
従来、入賞領域に打玉を受け入れることができる第1
の状態と打玉を受け入れることができない第2の状態と
に変化可能な玉受部材を具備した可変入賞球装置を備え
た弾球遊技機として、玉受部材をソレノイドによって駆
動する形式のものが市場に提供されていた。このような
弾球遊技機においては、特に打玉を受け入れることがで
きる第1の状態が比較的長い場合には、その第1の状態
中常にソレノイドに電力を供給し続けなければならず、
このためソレノイドの発熱量が大きくなり、ソレノイド
の近傍に配置される部品(一般的に合成樹脂で形成され
る)に悪影響を与えたり、あるいは消費電力が大きくな
って不経済であるという問題があった。そこで、発熱量
が少なく、且つ経済的であるという理由で玉受部材を駆
動する駆動源をソレノイドに代えて駆動モータで行うこ
とが考えられる。
【発明が解決しようとする課題】
ところが、駆動モータによって玉受部材を駆動する場
合には、第1の状態から第2の状態に移行する際に玉受
部材と該玉受部材の上部に配置される入賞規制枠との間
で玉噛み現象が生ずる場合があり、このような場合、駆
動モータと玉受部材とがリンク機構を介して直接的に連
結されていると、電気的駆動源である駆動モータや玉受
部材に無理な力が加わり、これがために極めて短期間の
使用であっても駆動モータや玉受部材が破損したり、あ
るいは玉受部材の動作がスムーズに行われないという問
題があった。 この発明は、上記した問題点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、打玉を受け入れることができ
る玉受部材が玉噛み状態を起こしても、玉受部材や該玉
受部材を駆動する駆動モータに無理な力が加わらないよ
うな可変入賞球装置を備えた弾球遊技機を提供すること
にある。
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、この発明に係る弾球
遊技機は、 入賞領域に打玉を受け入れることができる第1の状態
と打玉を受け入れることができない第2の状態とに変化
可能な玉受部材を具備した可変入賞球装置を備えた弾球
遊技機において、 前記玉受部材を第2の状態から第1の状態へ変化せし
める駆動モータと、 前記玉受部材を第1の状態から第2の状態へ変化せし
める付勢部材と、 前記玉受部材の状態を検出する状態検出手段と、 該状態検出手段による前記玉受部材の状態検出に基づ
いて前記駆動モータの駆動を制御して玉受部材を所定期
間前記第1の状態に保持するモータ駆動制御手段と、 を備えて構成されるものである。
【作用】
玉受部材の変化は、駆動モータと付勢部材とによって
なされ、駆動モータは、玉受部材の第2の状態から第1
の状態への移行に対して作用するだけであり、第1の状
態から第2の状態への移行に対しては、付勢部材の作用
によってのみ行われるので、その移行途中で玉噛み状態
が起こっても、それによる負荷は、付勢部材によるもの
だけであり、駆動モータや玉受部材に無理な力が加わる
ことがない。
【実施例】
以下、図面を参照して、この発明の実施例について説
明する。まず、第5図及び第6図を参照して、この実施
例が適用される弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊技
機について説明する。第5図は、パチンコ遊技機の正面
図であり、第6図は、パチンコ遊技機の背面概略図であ
る。 図において、パチンコ遊技機1の額縁状の前面枠2に
は、扉保持枠3が周設され、該扉保持枠3には、ガラス
板を有するガラス扉枠4及び前面扉板5が一側を軸支さ
れて開閉自在に取り付けられている。ガラス扉枠4の後
方であって、前記前面枠2の裏面に固定される遊技盤保
持枠19(第6図参照)には、遊技盤10が遊技盤固定具20
a〜20cによって着脱自在に設けられている。また、前面
扉板5の表面には、排出された景品玉を貯留し、かつ打
玉の発射位置に一個宛供給する打球供給皿6が固定され
ている。打球供給皿6の上流側の内部空間には、遊技に
関連する効果音を発生するスピーカー7が内蔵されてい
る。 前記前面枠2の下方部には、打球発射機構の一部を構
成する操作ハンドル8や、前記打球供給皿6に貯留しき
れなかった景品玉を貯留するための余剰玉受皿9が設け
られている。このうち、前記操作ハンドル8に対応する
ように前記前面枠2の裏面には、第6図に示すように打
球発射装置32が取り付けられている。打球発射装置32
は、取付基板に集約して設けられ、駆動源としての打球
モータ33と、該打球モータ33の回転により往復回動して
打玉を弾発する打球杆34と、該打球杆34の往復回動に連
動して上下動し、図示しない打球供給装置の玉送り部材
を動作させる玉送り摺動杆35とから構成されている。 前記遊技盤10の表面には、発射された打玉を誘導し、
且つ誘導された打玉が落下するための遊技領域12を区画
する誘導レール11がほぼ円状に植立されている。遊技領
域12のほぼ中央には、この実施例の要部を構成する可変
入賞球装置40が設けられている。この可変入賞球装置40
は、その中央に複数の回転ドラム48a〜48cを有する可変
表示装置47が設けられている。また、可変入賞球装置40
は、入賞領域に打玉を受け入れることができる第1の状
態と打玉を受け入れることができない第2の状態とに変
化可能な玉受部材58a,58bを有している。 しかして、玉受部材58a,58bは、後に詳述するように
遊技盤10の表面に対して横方向に摺動し、外側に摺動し
たとき遊技領域12を落下する打玉を受け止めて入賞領域
に誘導する。入賞領域には、複数の入賞口が形成され、
その中央に特定入賞口52が、左右に通常入賞口53a,53b
がそれぞれ形成されている。そして、可変入賞球装置40
の玉受部材58a,58bは、前記可変表示装置47の回転ドラ
ム48a〜48cの識別表示情報の組合せが所定の表示態様と
なったときに、特定遊技状態となり。所定期間(例え
ば、20秒経過するまで、あるいは10個の入賞玉が発生す
るまで)開放(第1の状態)するように設定され、その
開放している間遊技領域12を落下する打玉を受止めるよ
うになっている。そして、受け止められた打玉が特定入
賞口52に入賞すると、繰返し条件の成立が判定され、再
度上記した開放状態を繰り返し、特定入賞口52に入賞玉
が発生する毎に最高10回繰り返すことができるようにな
っている。なお、上記した特定遊技状態の判定手段及び
繰返し条件の成立を判定する判定手段が後述する駆動モ
ータ72の回転の開始を検出する検出手段として機能し、
その判定手段の出力があったときに駆動モータ72が回転
を開始して玉受部材58a,58bを第2の状態から第1の状
態に移行させる。 また、遊技領域12の下方には、前記回転ドラム48a〜4
8cの回転を許容する始動入賞口13a〜13cが設けられてい
る。このうち中央の始動入賞口13bに打玉が入賞する
と、回転ドラム48a〜48cの回転が2回行われ、左右の始
動入賞口13a,13cに打玉が入賞すると、回転ドラム48a〜
48cの回転が1回行われる。もちろん、この場合、すべ
ての始動入賞により1回だけ回転させるようにしてもよ
い。なお、可変入賞球装置40については、後に詳述す
る。 更に、遊技領域12には、前記可変入賞球装置40の左右
側方及び下部側方に通常の入賞口14a,14b、15a,15bが設
けられている。また、遊技領域12には、落下する打玉の
流下速度や方向を変化せしめる風車や多数の障害釘が設
けられるとともに、前記した特定遊技状態になったとき
に点灯又は点滅して遊技者にその旨を報知する遊技効果
ランプ17a,17bが設けられている。この遊技効果ランプ1
7a,17bと同じ効果を奏するものとして前記前面枠2の上
部に設けられる枠ランプ18a,18bがある。なお、これら
のランプ類は、特定遊技状態となったときだけでなく、
前記回転ドラム48a〜48cが回転しているときにも異なる
態様で点灯、あるいは点滅して遊技の雰囲気を盛り上げ
るようになっている。更に、遊技領域12の最下方には、
上記したいずれの入賞領域にも入賞しなかった打玉が遊
技盤10の後方に導かれるアウトロ16が設けられている。 次に、第6図を参照してパチンコ遊技機1の背面の構
造について説明する。前記遊技盤10の裏面には、前記各
入賞口に入賞した入賞玉を左右に振分けながら下方に誘
導する誘導経路が形成された入賞玉集合カバー体21が固
定されている。この入賞玉集合カバー体21のほぼ中央に
は、前記可変表示装置47のドラムモータ50を有するドラ
ム機構49が後方に突出するように開口が開設され、更
に、その上方には、可変入賞球装置40の玉受部材58a,58
bを開閉駆動するための駆動モータ72が固定されてい
る。なお、可変入賞球装置40の裏側には、前記玉受部材
58a,58bに入賞した入賞玉を計数するための入賞玉検出
スイッチ23も設けられている。また、入賞玉集合カバー
体21の下方には、前記始動入賞口13a〜13cに対応する始
動入賞玉検出器24a〜24cが始動入賞口13a〜13cと一体的
に設けられている。更に、入賞玉集合カバー体21の裏面
上部には、遊技盤10に設けられる前記したスイッチやラ
ンプ及び駆動源等から延びる配線を中継する中継端子板
22が取り付けられている。 また、前記遊技盤10の裏面全体を覆うように機構板25
が開閉自在に設けられるが、この機械板25は、周知のよ
うに入賞玉を1個づつ処理して、それに対応する所定個
数の景品玉を前記打球供給皿6、あるいは余剰玉受皿9
に排出させるための各種の機構が設けられるものであ
る。すなわち、機構板25の前面側には、第6図において
一点鎖線で示すように入賞玉を一ケ所に集合させる入賞
玉集合樋26が形成され、該入賞玉集合樋26の出口には、
入賞玉を1個宛処理する入賞玉処理器27が設けられてい
る。 一方、機構板25の後面側には、第6図において一点鎖
線で示す景品玉タンク28、景品玉整列樋29、及び景品玉
払出装置30、該景品玉払出装置30で払い出された景品玉
を前記打球供給皿6や前記余剰玉受皿9に誘導する景品
玉排出通路(図示しない)等が形成されている。更に、
機構板25の裏面には、前記可変入賞球装置40及び可変表
示装置47等の動作を制御するコントロール基板31が設け
られている。 なお、前記前面枠2の裏面下部には、前記したように
打球発射装置32が固定されている。また、この打球発射
装置32の一側には、前記した図示しない景品玉排出通路
と余剰玉受皿9とを接続する接続樋36も固定されてい
る。 次に、第1図ないし第4B図を参照して、この実施例の
要部を構成する可変入賞球装置40の構成について説明す
る。まず、第2図及び第3図を参照して可変入賞球装置
40の全体の構成について説明する。図において、可変入
賞球装置40は、前記遊技盤10に取付けられる取付基板41
を有しており、その取付基板41の上部に入賞規制枠42が
突設されている。この入賞規制枠42の上面には、通常の
入賞口43が形成されるとともに、その前面に前記入賞玉
検出器23によって検出された入賞玉数を表示する入賞個
数表示器44(7セグメントLED)と前記始動入賞口13a〜
13cに入賞した打玉に基づく前記回転ドラム48a〜48cの
回転許容回数を最高4つ記憶して表示する始動記憶表示
器45が臨むように配置されている。 取付基板41の中央には、横方向に長い長方形状の開口
46が開設され、該開口46に臨むように可変表示装置47が
設けられている。可変表示装置47は、ドラムモータ50に
よって駆動される複数(3つ)の回転ドラム48a〜48cを
収納し、且つその回転ドラム48a〜48cの外周に描かれた
識別情報の組合せを検出するための検出手段及び回転ド
ラム48a〜48cの回転を停止させる停止機構を含むドラム
機構49を有している。なお、ドラム機構49は、前記入賞
玉集合カバー体21にビス等で螺着されるものである。ま
た、可変表示装置47を可変入賞球装置40に含むように設
けたので、特定遊技状態中における玉受部材58a,58bの
動作と、その特定遊技状態を惹起した識別情報の組合せ
を常に確認しながら遊技を行うことができる。 また、取付基板41には、前記開口46の両側方及び下方
を囲む入賞玉受枠51が突設されている。そして、入賞玉
受枠51で囲まれる領域が入賞領域を構成するものであ
る。しかして、入賞玉受枠51の下方には、複数の入賞口
が形成され、その中央に特定入賞口52が左右に通常入賞
口53a,53bがそれぞれ形成されている。特定入賞口52に
は、特定入賞玉検出器54が一体的に設けられ、該特定入
賞玉検出器54がONすることを条件として玉受部材58a,58
bの所定の態様での第1の状態(20秒経過するまで、あ
るいは10個の入賞玉が発生するまでの開放)を所定回数
繰返すことができるようになっている。なお、特定入賞
口52及び通常入賞口53a,53bの上部には、玉落下板55が
横臥されており、その玉落下板55に形成された横長の誘
導開口56を介して玉受部材58a,58bから落下する入賞玉
がそれぞれの入賞口52、53a,53bに誘導される。すなわ
ち、玉受部材58a,58bによって誘導された入賞玉の一部
は、直接特性入賞口52、あるいは通常入賞口53a,53bに
落下するのではなく、一旦玉落下板55に衝突して跳ね上
がったりした後に誘導開口56からいずれかの入賞口52、
53a,53bに入賞するようになっている。これにより、入
賞玉の落下軌跡に変化を与えて遊技の興趣を盛り上げて
いる。 また、取付基板41には、前記入賞規制枠42と入賞玉受
枠51との間に一対の玉受部材58a,58bが摺動自在に設け
られている。この玉受部材58a,58bは、取付基板41に穿
設された横方向のガイド長穴57a,57bに沿って摺動する
もので、内側に摺動した状態では、玉受部材58a,58bの
先端部分が入賞規制枠42と入賞玉受枠51との間を閉塞し
て前記入賞領域に打玉を受入れない第2の状態となって
おり、外側に摺動した状態(第2図及び第3図に示す状
態)では、遊技領域12を落下する打玉P2を玉受部材58a,
58bで受け止めて入賞領域に導くことができる第1の状
態となっている。 ここで、玉受部材58a,58bの摺動動作を生ぜしめる機
構について第1図ないし第4B図を参照して説明すると、
玉受部材58a,58bの裏面には、前記ガイド長穴57a,57bを
貫通するガイドピン59a,59bと作動ピン60a,60bが突設さ
れ、該ガイドピン59a,59b及び作動ピン60a,60bの後部に
前記ガイド長穴57a,57bを挟持する挟持板61a,61bがビス
で固着されている。すなわち、玉受部材58a,58bと挟持
板61a,61bとでガイド長穴57a,57bを挟持することにより
玉受部材58a,58bをガイド長穴57a,57bに沿って摺動可動
としている。ところで、内側に突設される前記作動ピン
60a,60bは、挟持板61a,61bを貫通したさらに後方に突出
しており、その作動ピン60a,60bが回動リンク部材63a,6
3bの下端に形成された係合長穴64a,64bに挿入係合され
ている。 回動リンク部材63a,63bは、ほぼ「L」字状に形成さ
れるとともに、その曲折部が前記取付基板41の後面上部
に突設された支軸62a,62bに回動自在に軸支されてい
る。しかして、回動リンク部材63a,63bの長辺の下端に
は、前記作動ピン60a,60bが遊嵌される係合長穴64a,64b
が形成され、その短辺(第1図に示すように相互に内側
に曲折されている)には、後方に向って延びる係合ピン
65a,65bが突設されている。 また、回動リンク部材63a,63bの長辺のほぼ中央に
は、鍵型のスプリング係止部66a,66bが形成され、該ス
プリング係止部66a,66bに相互に引き付け合う付勢部材
としてのスプリング67が掛け渡されている。そして、こ
のスプリング67は、第4A図に示すように回動リンク部材
63a,63bの下端を内側に向けて付勢しているので、常に
玉受部材58a,58bが第2の状態となるように付勢してい
る。また、このとき、係合ピン65a,65bは、上昇した位
置となっている。なお、付勢部材としてスプリング67に
代えて、例えば回動リンク部材63a,63bの短辺と反対側
にウエイトを設け、そのウエイトの付勢力により玉受部
材58a,58bを第2の状態に付勢するようにしてもよい。
また、スプリング67の取付位置は、回動リンク部材63a,
63bでなくてもよく、例えば、前記挟持板61a,61b同士を
引き付け合うように掛け渡してもよい。 一方、前記入賞玉集合カバー体21の裏面には、ガイド
溝68a,68bが形成され、該ガイド溝68a,68bに沿って上下
摺動自在に摺動リンク板69が設けられている。この摺動
リンク板69は、その中程左右に係合長穴70a,70bが穿設
され、その係合長穴70a,70bに前記回動リンク部材63a,6
3bの係合ピン65a,65bが遊嵌係合されるようになってい
る。これにより、摺動リンク板69が最も上昇した位置に
あるときには、第4A図に示すように玉受部材58a,58bが
第2の状態にあるときであり。摺動リンク板69が最も下
降した位置にあるときには、第4B図に示すように玉受部
材58a,58bが第1の状態にあるときである。また、係合
長穴70a,70bの間であって摺動リンク板69の後面には、
摺動リンク板69に対して直角に当接突片71が突設されて
いる。この当接突片71には、後述する作動ピン75が係脱
するようになっている。 前記入賞玉集合カバー体21の裏面に取付けられるモー
タ取付板79(第6図参照)には、駆動モータ72が固着さ
れ、そのモータ取付板79の前方に突出するモータ出力軸
73に円形の回転カム74が固着されている。回転カム74の
外周寄りの一点には、作動ピン75が突設され、その作動
ピン75が前記当接突片71と係脱するようになっている。 この係脱する関係について第4A図及び第4B図を参照し
て詳細に説明すると、まず、前記回転カム74と当接突片
71との位置関係は、少なくとも当接突片71がモータ出力
軸73の一側(回転により作動ピン75が当接突片71に対し
て上から係合する側)に位置し、しかも当接突片71の長
さがモータ出力側73と作動ピン75との間隔に相当する長
さに設定されている。このような位置関係にすることに
より回転カム74の回転(第4A図において時計方向)によ
り作動ピン75と当接突片71とが係合して摺動リンク板69
をスプリング67の付勢力に抗して下方に移動させ、これ
により玉受部材58a,58bを第2の状態から第1の状態に
移行させる。 そして、作動ピン75が最も下方の位置となったときに
摺動リンク板69も最も下降した位置となり、また、玉受
部材58a,58bも最も開放した状態となる。そのような状
態から駆動モータ72がさらに回転すると、作動ピン75と
当接突片71との係合状態が解除される。この係合状態が
解除されると、付勢部材としてのスプリング67の付勢力
により回動リンク部材63a,63bの下端が互いに引き寄せ
られて玉受部材58a,58bを急激に第1の状態から第2の
状態に移行させるとともに、係合ピン65a,65bの上昇に
従動して摺動リンク板69も上昇させる。 なお、図示の実施例では、摺動リンク板69が最も上昇
した位置であるときにも当接突片71がモータ出力軸73よ
りも僅かに下方に位置しているが、これは、作動ピン75
が当接突片71に上方向から係合するようにしたため、そ
の係合がスムーズに行われるようにするためであり、且
つ駆動モータ72に余分な負荷をかけないためである。も
ちろん、当接突片71がモータ出力軸73よりもやや上方に
来るようにしてもよい。また、玉受部材58a,58bが第1
の状態から第2の状態に復帰するときに、従来のように
ソレノイドと連結したまま緩やかに復帰するものに比較
してスプリング67の付勢力により急激に復帰するように
構成されるので、この実施例のように所定個数の入賞玉
が発生したときに玉受部材を閉じる形式の可変入賞球装
置にあっては、玉受部材が移動する際に発生する入賞玉
数を少なくすることができるので、1回の開閉動作にお
ける入賞玉数を正確に区切ることができる。 ところで、この実施例においては、玉受部材58a,58b
が第1の状態となったことを検出するために、前記回転
カム74の外周には、遮光板76が設けられ、該遮光板76に
よって作動する停止位置検出器77が設けられている。停
止位置検出器77は、投受光方式の検出器であって受光素
子78を有している。前記遮光板76は、前記作動ピン75の
位置と反対側から後方に約90度の範囲で扇形状に形成さ
れている。 しかして、通常の状態では、第4A図に示すように遮光
板76の先端部分が受光素子78を遮蔽して停止位置検出器
77をOFFとしている。この状態では、摺動リンク板69が
最も上昇した位置となって作動ピン75と当接突片71とが
ほぼ接する位置状態となっている。このような状態で駆
動モータ72の回転開始の出力が入力されると、作動ピン
75と当接突片71とが直ちに係合して摺動リンク板69を下
方に摺動させ、玉受部材58a,58bを第2の状態から第1
の状態に移行させる。そして、第4B図に示すように回転
カム74が約90度回転した位置で遮光板76の後端が受光素
子78の遮蔽を解除すると停止位置検出器77がOFFからON
に変化し、その変化を検出することにより直ちに駆動モ
ータ72の駆動が停止される。 この駆動モータ72の駆動が停止されたときには、作動
ピン75と当接突片71との係合状態がそのまま維持されて
おり、且つ摺動リンク板69が最も下降した位置であるた
め、玉受部材58a,58bが第1の状態となっている。そし
て、玉受部材58a,58bが第1の状態となってから所定時
間(20秒)が経過するか、あるいは所定個数(10個)の
入賞玉が発生した場合には、再度駆動モータ72に駆動開
始信号が送られ、回転を開始する。駆動モータ72が回転
を開始すると作動ピン75と当接突片71との係合状態が解
除されて、前記したようにスプリング67の付勢力により
玉受部材58a,58bが急激に第1の状態から第2の状態に
移行する。また、上記係合状態が解除された後にも駆動
モータ72は、回転を継続し、再度遮光板76の先端部が受
光素子78を遮蔽して停止位置検出器77をONからOFFに変
化させたときに、その回転を停止させるようになってい
る。つまり、第4A図に示す状態に戻ったときに回転を停
止させるようになっている。 上記したように、この実施例においては、玉受部材58
a,58bを比較的長い間第1の状態に保持するが、その間
駆動モータ72の駆動を停止すべく電力を供給しないの
で、駆動モータ72が発熱することがないため、駆動モー
タ72の近傍に配置される部品に悪影響を及ぼすことがな
く、また、消費電力を節約することができ経済的であ
る。 なお、上記した停止位置検出器77は、玉受部材58a,58
bの第1の状態を検出するばかりでなく、結果的に第2
の状態をも検出するように構成したが、いずれか一方の
状態を検出するようにしてもよい。例えば、第4A図に示
す第2の状態だけを検出する検出器を設けても、回転開
始から所定時間通電することにより第1の状態を検出す
ることは極めて容易であり、逆に第4B図に示す第1の状
態だけを検出する検出器を設けても、回転開始から所定
時間通電することにより第2の状態を検出することも極
めて容易である。もちろん、これらの制御は、前記コン
トロール基板31に設けられるマイクロコンピュータによ
って行わせれば良い。また、駆動モータ72をステッピン
グモータで構成することにより、その制御をより容易と
することもできる。 以上、実施例に係る可変入賞球装置40の構成について
説明してきたが、この実施例によれば、玉受部材58a,58
bの開閉動作のうち、第2の状態から第1の状態への変
化を駆動モータ72で行い、第1の状態から第2の状態へ
の変化を付勢部材としてのスプリング67で行うように構
成したので、玉受部材58a,58bが第1の状態から第2の
状態へ移行する際に、第1図に示すように入賞領域へ侵
入しようとした打玉P1が玉受部材58a,58bと入賞規制枠4
2との間で挟持され、玉噛み状態が生じても、その玉噛
み状態が発生した時点では、回転カム74の作動ピン75と
摺動リンク板69の当接突片71との係合関係が解除されて
いるので、玉噛みによる負荷が駆動モータ72に伝達され
ないし、また、玉受部材58a,58bにもスプリング67の付
勢力が伝達されるだけである。つまり、駆動モータ72や
玉受部材58a,58bに無理な力が加わらないので、短期間
で破損することがなく、また長期間安定して使用するこ
とができる。 なお、上記した実施例では、玉受部材58a,58bが横方
向に摺動するものを示したが、回動軸を中心にして回動
する形式のものや、前後方向に開閉する形式の玉受部材
であってもよい。また、可変入賞球装置40の構成も複数
の入賞口を有するものではなく、1つの入賞領域だけを
有するものでもよく、更に可変表示装置47を別体に設け
たものでもよい。
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、この発明
に係る弾球遊技機は、玉受部材の第2の状態から第1の
状態への移行を駆動モータで行わせ、第1の状態から第
2の状態への移行を付勢部材の付勢力により行わせるよ
うにしたので、第1の状態から第2の状態へ移行する際
に玉噛み状態が生じても、無理な力が駆動モータや玉受
部材にかかることがなく、それらが短期間のうちに破損
することがないばかりでなく、長期間に亘って安定的に
使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、玉受部材と入賞規制枠との間で玉噛み状態が
生じた状態を示す可変入賞球装置の背面部分図、第2図
は、可変入賞球装置の斜視図、第3図は、可変入賞球装
置の正面図、第4A図は、玉受部材が第2の状態となって
いる状態を示す可変入賞球装置の背面部分図、第4B図
は、玉受部材が第1の状態となっている状態を示す可変
入賞球装置の背面部分図、第5図は、弾球遊技機の一例
としてのパチンコ遊技機の正面図、第6図は、パチンコ
遊技機の背面概略図である。 1……パチンコ遊技機(弾球遊技機) 31……コントロール基板(モータ駆動制御手段を含む) 40……可変入賞球装置 47……可変表示装置 58a、58b……玉受部材 67……スプリング(付勢部材) 72……駆動モータ 77……停止位置検出器(状態検出手段の一部)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入賞領域に打玉を受け入れることができる
    第1の状態と打玉を受け入れることができない第2の状
    態とに変化可能な玉受部材を具備した可変入賞球装置を
    備えた弾球遊技機において、 前記玉受部材を第2の状態から第1の状態へ変化せしめ
    る駆動モータと、 前記玉受部材を第1の状態から第2の状態へ変化せしめ
    る付勢部材と、 前記玉受部材の状態を検出する状態検出手段と、 該状態検出手段による前記玉受部材の状態検出に基づい
    て前記駆動モータの駆動を制御して玉受部材を所定期間
    前記第1の状態に保持するモータ駆動制御手段と、 を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
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